JPH0365192B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0365192B2 JPH0365192B2 JP62215040A JP21504087A JPH0365192B2 JP H0365192 B2 JPH0365192 B2 JP H0365192B2 JP 62215040 A JP62215040 A JP 62215040A JP 21504087 A JP21504087 A JP 21504087A JP H0365192 B2 JPH0365192 B2 JP H0365192B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- living body
- heating
- ultrasonic
- temperature
- effect
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 12
- 238000002604 ultrasonography Methods 0.000 claims description 12
- 206010020843 Hyperthermia Diseases 0.000 claims description 9
- 230000036031 hyperthermia Effects 0.000 claims description 9
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- 230000001225 therapeutic effect Effects 0.000 description 7
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Landscapes
- Electrotherapy Devices (AREA)
- Radiation-Therapy Devices (AREA)
- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Description
この発明は、癌などの患部を加温して治療す
る、いわゆるハイパーサーミアを行う装置に関す
る。
る、いわゆるハイパーサーミアを行う装置に関す
る。
従来より、生体に対してマイクロ波などの加温
エネルギーを入射して加温し、癌組織などを治療
するハイパーサーミア装置が知られている。この
場合、癌組織などに対して治療効果のある温度は
43℃程度とされており、患部以外の正常組織は高
温になると損傷を受けるため、治療すべき患部の
みをこの温度に保つ必要がある。そのため、従来
より、患部のみを加温するようエネルギーの集中
を図るような種々の工夫が図られている。
エネルギーを入射して加温し、癌組織などを治療
するハイパーサーミア装置が知られている。この
場合、癌組織などに対して治療効果のある温度は
43℃程度とされており、患部以外の正常組織は高
温になると損傷を受けるため、治療すべき患部の
みをこの温度に保つ必要がある。そのため、従来
より、患部のみを加温するようエネルギーの集中
を図るような種々の工夫が図られている。
しかしながら、患部のみを局所的に加温するこ
とは極めて難しく、患部が体表面から深い位置に
ある場合には皮膚表面が高い温度になつて損傷を
受けたり、あるいは体内でのエネルギーの複雑な
反射などによつて思わぬ箇所にエネルギーが集中
して特定部位が高温となる（この高温の部位はホ
ツトスポツトと呼ばれる）ことなどがしばしば生
じる問題があつた。 さらに、生体組織が加温されると、その組織の
血流量が増大し、加温を抑制する作用がみられ
る。そのため、患部を43℃前後に保つことはこの
点からも困難なことである。 この発明は、より低い温度で治療効果を高める
ことができるよう工夫することにより、血流によ
る温度維持の困難や正常組織の損傷等の問題を避
けるようにしたハイパーサーミア装置を提供する
ことを目的とする。
とは極めて難しく、患部が体表面から深い位置に
ある場合には皮膚表面が高い温度になつて損傷を
受けたり、あるいは体内でのエネルギーの複雑な
反射などによつて思わぬ箇所にエネルギーが集中
して特定部位が高温となる（この高温の部位はホ
ツトスポツトと呼ばれる）ことなどがしばしば生
じる問題があつた。 さらに、生体組織が加温されると、その組織の
血流量が増大し、加温を抑制する作用がみられ
る。そのため、患部を43℃前後に保つことはこの
点からも困難なことである。 この発明は、より低い温度で治療効果を高める
ことができるよう工夫することにより、血流によ
る温度維持の困難や正常組織の損傷等の問題を避
けるようにしたハイパーサーミア装置を提供する
ことを目的とする。
この発明によるハイパーサーミア装置は、生体
を加温する手段と、前記生体に加温効果のない低
出力の超音波を照射する手段と、前記超音波照射
手段と生体との間の湿度を制御する手段とを備え
たことを特徴とする。
を加温する手段と、前記生体に加温効果のない低
出力の超音波を照射する手段と、前記超音波照射
手段と生体との間の湿度を制御する手段とを備え
たことを特徴とする。
癌組織などを加温するとき、同時に、エネルギ
ーが小さくそれ自体は加温効果のない超音波をこ
れに対して照射すると、低い温度であつても、高
い温度にした場合と同様に、細胞レベルにおいて
癌組織の致死効果がみられる。 この発明は、この超音波増感作用を利用して、
より低い温度でハイパーサーミアを行うものであ
る。 このように低い温度でも、高い温度と同じ治療
効果を得ることができることから、血流による温
度上昇抑制作用に影響されることが少なくなる。
また、生体に入射する加温エネルギー自体も小さ
くてよくなるため、皮膚表面の損傷や、ホツトス
ポツトなどによる正常組織の損傷を防ぐことがで
きる。 超音波の空気中での減衰は、空気中の湿度に依
存する。よつて、湿度制御手段は超音波照射手段
と生体との間の超音波伝播媒体である空間（空
気）の湿度をコントロールし、生体に入射する超
音波パワーを一定に保つたり、適宜コントロール
することにより、超音波増感作用による治療効果
を増大させる。
ーが小さくそれ自体は加温効果のない超音波をこ
れに対して照射すると、低い温度であつても、高
い温度にした場合と同様に、細胞レベルにおいて
癌組織の致死効果がみられる。 この発明は、この超音波増感作用を利用して、
より低い温度でハイパーサーミアを行うものであ
る。 このように低い温度でも、高い温度と同じ治療
効果を得ることができることから、血流による温
度上昇抑制作用に影響されることが少なくなる。
また、生体に入射する加温エネルギー自体も小さ
くてよくなるため、皮膚表面の損傷や、ホツトス
ポツトなどによる正常組織の損傷を防ぐことがで
きる。 超音波の空気中での減衰は、空気中の湿度に依
存する。よつて、湿度制御手段は超音波照射手段
と生体との間の超音波伝播媒体である空間（空
気）の湿度をコントロールし、生体に入射する超
音波パワーを一定に保つたり、適宜コントロール
することにより、超音波増感作用による治療効果
を増大させる。
第１図に示すこの発明の一実施例では、治療を
受ける対象である生体１に対して加温アプリケー
タ２がセツトされており、加温制御装置３がこの
アプリケータ２に接続されている。この加温制御
装置３からアプリケータ２に高周波電力が供給さ
れ、加温アプリケータ２より電磁波エネルギーの
放射が行われて、これが生体１に入射されると、
生体１が加温される。 他方、この生体１には超音波照射器４が向けら
れている。この超音波照射器４は超音波振動子と
音響レンズなどからなり、超音波制御装置５から
駆動信号が与えられることにより、超音波を生体
１に向けて照射する。この超音波は比較的低い周
波数、例えば20〜100KHz程度で、出力も小さく、
この超音波自体では加温効果は得られないような
ものとされる。 この場合、周波数が低く、空気中における超音
波の減衰は少ないため、この超音波照射器４と生
体１との間には水袋などの音響伝播物質を配置す
る必要はない。ただし、空気中の超音波の減衰は
その湿度に依存するため、この実施例では、加湿
器６と湿度センサ７とによつて超音波照射器４と
生体１との間の超音波伝播媒体である空間の湿度
をコントロールするようにしている。これによ
り、入射超音波パワーを一定に保つたり、適宜コ
ントロールすることができる。 このように、電磁波エネルギーの入射により生
体１が加温されるとともに、同時に超音波がこの
生体１に照射されるので、生体１の温度が比較的
低いものであつても超音波増感作用により、治療
効果を増大することができる。また、電磁波エネ
ルギーによる加温自体が低い温度でよいため、そ
のエネルギーを大きくする必要がなく、正常組織
の損傷を軽減できる。 なお、上記の実施例では、電磁波照射方式で加
温する場合について述べたが、他に誘電加湿方式
や、超音波照射加温方式なども採用できる。 また、このように加温エネルギーを照射して生
体内の温度を上昇させる方式の場合だけでなく、
体内に循環する血流を暖めて全身を加温する方式
のハイパーサーミア装置にも適用して大きな効果
を得ることができる。すなわち、この方式の全身
加温装置は、血流の循環を体外の加温槽にバイパ
スさせて体内に流す血流自体を暖めて全身を加温
するものであるが、脳細胞の耐熱性が低いため温
度を高くできず、そのため治療効果は余り期待で
きるものではなかつたが、上記のような超音波照
射による増感作用を付加することで治療効果を高
めることができるので、この方式に適用すること
は極めて大きな意義がある。
受ける対象である生体１に対して加温アプリケー
タ２がセツトされており、加温制御装置３がこの
アプリケータ２に接続されている。この加温制御
装置３からアプリケータ２に高周波電力が供給さ
れ、加温アプリケータ２より電磁波エネルギーの
放射が行われて、これが生体１に入射されると、
生体１が加温される。 他方、この生体１には超音波照射器４が向けら
れている。この超音波照射器４は超音波振動子と
音響レンズなどからなり、超音波制御装置５から
駆動信号が与えられることにより、超音波を生体
１に向けて照射する。この超音波は比較的低い周
波数、例えば20〜100KHz程度で、出力も小さく、
この超音波自体では加温効果は得られないような
ものとされる。 この場合、周波数が低く、空気中における超音
波の減衰は少ないため、この超音波照射器４と生
体１との間には水袋などの音響伝播物質を配置す
る必要はない。ただし、空気中の超音波の減衰は
その湿度に依存するため、この実施例では、加湿
器６と湿度センサ７とによつて超音波照射器４と
生体１との間の超音波伝播媒体である空間の湿度
をコントロールするようにしている。これによ
り、入射超音波パワーを一定に保つたり、適宜コ
ントロールすることができる。 このように、電磁波エネルギーの入射により生
体１が加温されるとともに、同時に超音波がこの
生体１に照射されるので、生体１の温度が比較的
低いものであつても超音波増感作用により、治療
効果を増大することができる。また、電磁波エネ
ルギーによる加温自体が低い温度でよいため、そ
のエネルギーを大きくする必要がなく、正常組織
の損傷を軽減できる。 なお、上記の実施例では、電磁波照射方式で加
温する場合について述べたが、他に誘電加湿方式
や、超音波照射加温方式なども採用できる。 また、このように加温エネルギーを照射して生
体内の温度を上昇させる方式の場合だけでなく、
体内に循環する血流を暖めて全身を加温する方式
のハイパーサーミア装置にも適用して大きな効果
を得ることができる。すなわち、この方式の全身
加温装置は、血流の循環を体外の加温槽にバイパ
スさせて体内に流す血流自体を暖めて全身を加温
するものであるが、脳細胞の耐熱性が低いため温
度を高くできず、そのため治療効果は余り期待で
きるものではなかつたが、上記のような超音波照
射による増感作用を付加することで治療効果を高
めることができるので、この方式に適用すること
は極めて大きな意義がある。
この発明のハイパーサーミア装置によれば、低
い温度で効果的なハイパーサーミア治療を行うこ
とができるとともに、正常組織の損傷を防ぐこと
ができる。
い温度で効果的なハイパーサーミア治療を行うこ
とができるとともに、正常組織の損傷を防ぐこと
ができる。
第１図はこの発明の一実施例のブロツク図であ
る。 １……生体、２……加温アプリケータ、３……
加温制御装置、４……超音波照射器、５……超音
波制御装置、６……加湿器、７……湿度センサ。
る。 １……生体、２……加温アプリケータ、３……
加温制御装置、４……超音波照射器、５……超音
波制御装置、６……加湿器、７……湿度センサ。
Claims (1)
- １ 生体を加温する手段と、前記生体に対してそ
れ自体では加温効果のない低出力の超音波を照射
する手段と、前記超音波照射手段と生体との間の
湿度を制御する手段を備えることを特徴とするハ
イパーサーミア装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21504087A JPS6458267A (en) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | Apparatus for hyperthermia |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21504087A JPS6458267A (en) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | Apparatus for hyperthermia |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6458267A JPS6458267A (en) | 1989-03-06 |
| JPH0365192B2 true JPH0365192B2 (ja) | 1991-10-09 |
Family
ID=16665759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21504087A Granted JPS6458267A (en) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | Apparatus for hyperthermia |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6458267A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62284647A (ja) * | 1986-05-31 | 1987-12-10 | 株式会社島津製作所 | ハイパ−サ−ミア加温用アプリケ−タ |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP21504087A patent/JPS6458267A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62284647A (ja) * | 1986-05-31 | 1987-12-10 | 株式会社島津製作所 | ハイパ−サ−ミア加温用アプリケ−タ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6458267A (en) | 1989-03-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |