JPH0365083A - 静電モータ - Google Patents
静電モータInfo
- Publication number
- JPH0365083A JPH0365083A JP19928589A JP19928589A JPH0365083A JP H0365083 A JPH0365083 A JP H0365083A JP 19928589 A JP19928589 A JP 19928589A JP 19928589 A JP19928589 A JP 19928589A JP H0365083 A JPH0365083 A JP H0365083A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- electrodes
- electrode
- solid
- electrostatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims abstract description 16
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 11
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 claims abstract description 6
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 9
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 5
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 abstract description 5
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 abstract description 5
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 abstract description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 4
- 238000000059 patterning Methods 0.000 abstract description 3
- 238000005530 etching Methods 0.000 abstract description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract description 2
- 229910052788 barium Inorganic materials 0.000 abstract 1
- DSAJWYNOEDNPEQ-UHFFFAOYSA-N barium atom Chemical compound [Ba] DSAJWYNOEDNPEQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract 1
- LLZRNZOLAXHGLL-UHFFFAOYSA-J titanic acid Chemical compound O[Ti](O)(O)O LLZRNZOLAXHGLL-UHFFFAOYSA-J 0.000 abstract 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 6
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 3
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- YEJRWHAVMIAJKC-UHFFFAOYSA-N 4-Butyrolactone Chemical compound O=C1CCCO1 YEJRWHAVMIAJKC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- JRPBQTZRNDNNOP-UHFFFAOYSA-N barium titanate Chemical compound [Ba+2].[Ba+2].[O-][Ti]([O-])([O-])[O-] JRPBQTZRNDNNOP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910002113 barium titanate Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 241000237519 Bivalvia Species 0.000 description 1
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- YSMRWXYRXBRSND-UHFFFAOYSA-N TOTP Chemical compound CC1=CC=CC=C1OP(=O)(OC=1C(=CC=CC=1)C)OC1=CC=CC=C1C YSMRWXYRXBRSND-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 235000020639 clam Nutrition 0.000 description 1
- 229920001940 conductive polymer Polymers 0.000 description 1
- NKZSPGSOXYXWQA-UHFFFAOYSA-N dioxido(oxo)titanium;lead(2+) Chemical compound [Pb+2].[O-][Ti]([O-])=O NKZSPGSOXYXWQA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 239000007772 electrode material Substances 0.000 description 1
- 239000010408 film Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000001020 plasma etching Methods 0.000 description 1
- 229920000307 polymer substrate Polymers 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、静電モータ、更に詳細には、複数の電極を周
期的に配置した固定子と、この固定子と所定の間隔を保
って相対的に移動可能で、固定子と同じ周期で複数の電
極を配置した可動子とを備え、固定子と可動子の電極間
に電圧を印加して発生する静電力を駆動力とする静電モ
ータに関す[従来の技術] 最近、微細技術の進歩にともないマイクロアクチュエー
タとして静電モータを利用する研究が活発に行なわれて
いる。静電モータは、周期的に配置された複数の電極を
支持する基板を可動子とし、一方、同様に周期的に配置
された電極基板を固定子として配置し、固定子と可動子
の各電極に駆動電圧を印加することにより、電極間に発
生する静電的吸引力を駆動力とするモータである。この
ような静電モータの場合、より大きなトルクを発生させ
るために、固定子と可動子の電極間に、固体の誘電体も
しくは液体の誘電体を充填したり、あるいは、固定子と
可動子の電極間をエアーギャップとする構成のものが知
られている。
期的に配置した固定子と、この固定子と所定の間隔を保
って相対的に移動可能で、固定子と同じ周期で複数の電
極を配置した可動子とを備え、固定子と可動子の電極間
に電圧を印加して発生する静電力を駆動力とする静電モ
ータに関す[従来の技術] 最近、微細技術の進歩にともないマイクロアクチュエー
タとして静電モータを利用する研究が活発に行なわれて
いる。静電モータは、周期的に配置された複数の電極を
支持する基板を可動子とし、一方、同様に周期的に配置
された電極基板を固定子として配置し、固定子と可動子
の各電極に駆動電圧を印加することにより、電極間に発
生する静電的吸引力を駆動力とするモータである。この
ような静電モータの場合、より大きなトルクを発生させ
るために、固定子と可動子の電極間に、固体の誘電体も
しくは液体の誘電体を充填したり、あるいは、固定子と
可動子の電極間をエアーギャップとする構成のものが知
られている。
例えば、特開昭62−44079号公報には、固定子と
可動子の簗蕃棲専各電極によりコンデンサを形成し、そ
のコンデンサの形状を変化させ電極間に挟まれた誘電体
が静電力により引き込まれることにより駆動力を得るモ
ータが開示されている。この場合、静電力は、固定子と
可動子の電極の間隔が狭ければ狭いほど大きな駆動力が
得られることが知られている。
可動子の簗蕃棲専各電極によりコンデンサを形成し、そ
のコンデンサの形状を変化させ電極間に挟まれた誘電体
が静電力により引き込まれることにより駆動力を得るモ
ータが開示されている。この場合、静電力は、固定子と
可動子の電極の間隔が狭ければ狭いほど大きな駆動力が
得られることが知られている。
また特開昭63−136978号公報には、固定子に3
相からなる複数相の電極を所定間隔隔てて配置し、固定
子と可動子の電極間に発生するクーロン引力により可動
子を駆動するようにした静電モータが開示されている。
相からなる複数相の電極を所定間隔隔てて配置し、固定
子と可動子の電極間に発生するクーロン引力により可動
子を駆動するようにした静電モータが開示されている。
この静電モータでは、電極間隔はエアーギャップとなっ
ている。
ている。
[発明が解決しようとする問題点]
静電モータの推力もしくはトルクは電極間に挟まれた空
間の誘電率に比例し、また、トルクを上げるために、固
定子と可動子の電極間に高電界を加える必要がある。特
開昭63−136978号公報に記載の静電モータの場
合には、トルクが小さいため固定子と可動子の電極間に
高い電圧を印加することになるが、固定子と可動子の電
極間がエアーギャップであるため、電極間に放電が起こ
るという欠点が存在する。放電が起こると、静電モータ
は駆動できなくなので、このような放電が起こらないよ
うにするため、電極間に高い絶縁耐圧を持つ5i02層
を配置する構造が考え♂Yいる。
間の誘電率に比例し、また、トルクを上げるために、固
定子と可動子の電極間に高電界を加える必要がある。特
開昭63−136978号公報に記載の静電モータの場
合には、トルクが小さいため固定子と可動子の電極間に
高い電圧を印加することになるが、固定子と可動子の電
極間がエアーギャップであるため、電極間に放電が起こ
るという欠点が存在する。放電が起こると、静電モータ
は駆動できなくなので、このような放電が起こらないよ
うにするため、電極間に高い絶縁耐圧を持つ5i02層
を配置する構造が考え♂Yいる。
しかし5i02の材料は、高い絶縁耐圧を持つが誘電率
は4と低く、従って、静電モータのトルクは、エアーギ
ャップ自体の誘電置板さも加わり減少することになる(
エアギャップの誘電率は1である)。また5i02層を
介しても、固定子と可動子の表面の凹凸により、それら
の間にはエアーギャップが存在することになる。このよ
うに電極間のギャップに誘電率の低い部分が存在すると
電極間の誘電率はその低い誘電率に支配されてしまい、
結局静電モータのトルクは、減少してしまうことになる
。
は4と低く、従って、静電モータのトルクは、エアーギ
ャップ自体の誘電置板さも加わり減少することになる(
エアギャップの誘電率は1である)。また5i02層を
介しても、固定子と可動子の表面の凹凸により、それら
の間にはエアーギャップが存在することになる。このよ
うに電極間のギャップに誘電率の低い部分が存在すると
電極間の誘電率はその低い誘電率に支配されてしまい、
結局静電モータのトルクは、減少してしまうことになる
。
従って、本発明は、このような従来の欠点を解消するた
めになされたもので、固定子と可動子の電極間の誘電率
を高い状態に保ち、しかも放電が発生しに<<、大きな
トルクを発生できる静電モータを提供するダことを課題
とする。
めになされたもので、固定子と可動子の電極間の誘電率
を高い状態に保ち、しかも放電が発生しに<<、大きな
トルクを発生できる静電モータを提供するダことを課題
とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、このような課題を解決するために、複数の電
極を周期的に配置した固定子と、この固定子と所定の間
隔を保って相対的に移動可能で、固定子と同じ周期で複
数の電極を配置した可動子とを備え、固定子と可動子の
電極間に電圧を印加して発生する静電力を駆動力とする
静電モータにおいて、前記固定子と可動子の各電極を固
体強誘電体層で被覆し、被覆された固体強誘電体層間を
高絶縁破壊耐圧の液体誘電体で満たす構成を採用した。
極を周期的に配置した固定子と、この固定子と所定の間
隔を保って相対的に移動可能で、固定子と同じ周期で複
数の電極を配置した可動子とを備え、固定子と可動子の
電極間に電圧を印加して発生する静電力を駆動力とする
静電モータにおいて、前記固定子と可動子の各電極を固
体強誘電体層で被覆し、被覆された固体強誘電体層間を
高絶縁破壊耐圧の液体誘電体で満たす構成を採用した。
[作用1
このような構成では、固定子と可動子の各電極を固体強
誘電体層で被覆するので、電極間の誘電率を高い状態に
保つことができる。また、固体強誘電体層は、薄膜とし
て形成することができるので、固定子と可動子の電極間
隔はミクロン単位とすることができ、これにより、大き
なトルクの静電モータが得られる。また、固定子と可動
子の電極が存在する面を合わせる時、接触面に発生する
凹凸は、高い誘電率を持つ絶縁破壊耐圧の大きな液体誘
電体オイルで満たすことによりなくすことができる。
誘電体層で被覆するので、電極間の誘電率を高い状態に
保つことができる。また、固体強誘電体層は、薄膜とし
て形成することができるので、固定子と可動子の電極間
隔はミクロン単位とすることができ、これにより、大き
なトルクの静電モータが得られる。また、固定子と可動
子の電極が存在する面を合わせる時、接触面に発生する
凹凸は、高い誘電率を持つ絶縁破壊耐圧の大きな液体誘
電体オイルで満たすことによりなくすことができる。
以上のような構成にすることにより、静電モータのトル
クもしくは推力の増大を計ることができ、力の大きい静
電モータを作ることができる。
クもしくは推力の増大を計ることができ、力の大きい静
電モータを作ることができる。
[実施例]
以下、図面に示す実施例に従い本発明の詳細な説明する
。
。
第1図には、本発明の一実施例に係わる静電モータの全
体構成が図示されており、同図において符号1に示すも
のは、可動子であり、第2図に図示されているように、
よく洗浄した例えば、27mmX70mmxO,7mI
mの大きさの薄膜ガラス基板3と、その上に配置された
上部電極4から構成されている。この可動子lと所定距
離を保って相対的に移動可能な固定子2が配置され、こ
の固定子2は、下部電極6を配置した、可動子lと同様
な薄膜ガラス基板5から構成されている。
体構成が図示されており、同図において符号1に示すも
のは、可動子であり、第2図に図示されているように、
よく洗浄した例えば、27mmX70mmxO,7mI
mの大きさの薄膜ガラス基板3と、その上に配置された
上部電極4から構成されている。この可動子lと所定距
離を保って相対的に移動可能な固定子2が配置され、こ
の固定子2は、下部電極6を配置した、可動子lと同様
な薄膜ガラス基板5から構成されている。
下部電極6は、第3図に詳細に図示されているように、
3相の電圧φA、φB、φCが印加される3つの櫛形の
電極6a、6b、6cからできており、20μtrr
(a) x6n+m (c) 、でピッチ(b)が
60μmの単位電極6°を周期的に配置して構成されて
いる。各電極6a、6b、6Cはそれぞれ互いに所定の
位相、この実施例では、3分の1ピツチに相当する位相
ずらして周期的に配置されている。
3相の電圧φA、φB、φCが印加される3つの櫛形の
電極6a、6b、6cからできており、20μtrr
(a) x6n+m (c) 、でピッチ(b)が
60μmの単位電極6°を周期的に配置して構成されて
いる。各電極6a、6b、6Cはそれぞれ互いに所定の
位相、この実施例では、3分の1ピツチに相当する位相
ずらして周期的に配置されている。
一方、上部電極4は、第4図に図示したように電1i1
4a、4b、4Cからなる一体のパターンから形成され
ており、電極4a、4b、4Cは、それぞれ下部電極6
a、6b、6Cに対応して配置さ込れている。上部電極
の単位電極4゛も下部電極の単位電極6°と同様なサイ
ズとなっている。
4a、4b、4Cからなる一体のパターンから形成され
ており、電極4a、4b、4Cは、それぞれ下部電極6
a、6b、6Cに対応して配置さ込れている。上部電極
の単位電極4゛も下部電極の単位電極6°と同様なサイ
ズとなっている。
また、電極4a、4b、4Cは、電極6a。
6b、6Cと異なり位相をずらすことなく周期的れ、同
じ工程により以下のようにして製作される。すなわち、
まず基板3.5にそれぞれモリブデンを約1oooa蒸
着する。続いて、レジスト剤を付着させた後、ホトマス
クを載せ、紫外線によりパターニングを行う。RrE
(リアクチイブイオンエツチング)によりモリブデンの
エツチングを行なうことによりそれぞれ微細加工の上部
電極4及び下部電極6のパターニングを行なう。
じ工程により以下のようにして製作される。すなわち、
まず基板3.5にそれぞれモリブデンを約1oooa蒸
着する。続いて、レジスト剤を付着させた後、ホトマス
クを載せ、紫外線によりパターニングを行う。RrE
(リアクチイブイオンエツチング)によりモリブデンの
エツチングを行なうことによりそれぞれ微細加工の上部
電極4及び下部電極6のパターニングを行なう。
続いて、レジスト剤を除去した後、パイロゾル法により
強誘電体物質チタン酸バリウムの約1μmの薄膜を作製
し、固体強誘電体層7.8で上部電極4並びに下部電極
6を被覆する。このようにして作製した可動子lと固定
子2を向い合わせ、その間に、例えばγ−ブチロラクト
ン、ほかに燐酸トリクレジルなどのコンデンサ用絶縁オ
イルなどの誘電率が高く絶縁耐圧が高い液体誘電体オイ
ル9を満たして、可動子lと固定子2間の誘電率を向上
させるとともに、固定子と可動子の電極が存在する面を
合わせる時、接触面に発生する凹凸を平滑にする。この
場合、電極4.6間のギャップは約IOμ慣に保持する
ようにする6なお、図示されてないが、液体誘電体オイ
ル9は、適当な手段により密封されており、液洩れがな
いように構成しておく。
強誘電体物質チタン酸バリウムの約1μmの薄膜を作製
し、固体強誘電体層7.8で上部電極4並びに下部電極
6を被覆する。このようにして作製した可動子lと固定
子2を向い合わせ、その間に、例えばγ−ブチロラクト
ン、ほかに燐酸トリクレジルなどのコンデンサ用絶縁オ
イルなどの誘電率が高く絶縁耐圧が高い液体誘電体オイ
ル9を満たして、可動子lと固定子2間の誘電率を向上
させるとともに、固定子と可動子の電極が存在する面を
合わせる時、接触面に発生する凹凸を平滑にする。この
場合、電極4.6間のギャップは約IOμ慣に保持する
ようにする6なお、図示されてないが、液体誘電体オイ
ル9は、適当な手段により密封されており、液洩れがな
いように構成しておく。
第5図には、このように構成された静電モータを駆動す
る駆動回路図が図示されている。同図において、発振器
14よりクロックを送り、カウンタ15に信号を入力し
、カウンタ15より3分周された信号を得る。この信号
と発振器のクロックをシフトレジスタ16に入力し、互
いに120゜位相のずれた3相の矩形波信号を得る。そ
の後、ブースタ17をへて、第6図に図示したような3
相100V矩形波信号を得る。
る駆動回路図が図示されている。同図において、発振器
14よりクロックを送り、カウンタ15に信号を入力し
、カウンタ15より3分周された信号を得る。この信号
と発振器のクロックをシフトレジスタ16に入力し、互
いに120゜位相のずれた3相の矩形波信号を得る。そ
の後、ブースタ17をへて、第6図に図示したような3
相100V矩形波信号を得る。
このような構成において、第6図に図示したような互い
に120”位相のずれたφA、φB、φCの電圧が固定
子2の電極6a、6b、6Cの電圧供給パッド18に印
加される。印加電圧は、電圧供給ライン19を介してそ
れぞれ電極部分20に供給される。この場合、まず電極
4aと6aが重なっていると、隣接する電極が1/3ピ
ツチずつずれているので、電極4−bと6bの2つの電
極の端部が接する状態になる。ここで、上部電極4a、
4b、4cの相間を接続線23を介してアースするよう
にしておく、電極6aにもし電荷が貯っていたら放電さ
せ、電極4bと電極6bにφB相の電圧を印加する。電
極は、静電力により互いに引合い電極4bと電極6bが
重なるまで移動する。そのときこんどは電極4Cと電極
6Cの2つの電極の端部が接する状態となる。同様に電
極6bに貯った電荷を放電させ、今度は電極4cと電極
6cにφC相の電圧を印加する。以下同様の繰り返しに
より電極を動かすことによりモータとして駆動すること
ができる。
に120”位相のずれたφA、φB、φCの電圧が固定
子2の電極6a、6b、6Cの電圧供給パッド18に印
加される。印加電圧は、電圧供給ライン19を介してそ
れぞれ電極部分20に供給される。この場合、まず電極
4aと6aが重なっていると、隣接する電極が1/3ピ
ツチずつずれているので、電極4−bと6bの2つの電
極の端部が接する状態になる。ここで、上部電極4a、
4b、4cの相間を接続線23を介してアースするよう
にしておく、電極6aにもし電荷が貯っていたら放電さ
せ、電極4bと電極6bにφB相の電圧を印加する。電
極は、静電力により互いに引合い電極4bと電極6bが
重なるまで移動する。そのときこんどは電極4Cと電極
6Cの2つの電極の端部が接する状態となる。同様に電
極6bに貯った電荷を放電させ、今度は電極4cと電極
6cにφC相の電圧を印加する。以下同様の繰り返しに
より電極を動かすことによりモータとして駆動すること
ができる。
なお、上述した実施例において、電極保持基板3.5と
してガラス基板以外にシリコン基板、高分子基板も使用
できる。また、電極材料としてモリブデン以外に高融点
金属もしくは導電性高分子膜も使用できる。さらに、固
体強誘電体層としてチタン酸バリウム以外にチタン酸鉛
もしくはKTN (KNal−x Nb x 031も
使用することができる。
してガラス基板以外にシリコン基板、高分子基板も使用
できる。また、電極材料としてモリブデン以外に高融点
金属もしくは導電性高分子膜も使用できる。さらに、固
体強誘電体層としてチタン酸バリウム以外にチタン酸鉛
もしくはKTN (KNal−x Nb x 031も
使用することができる。
[発明の効果1
以上説明したように、 本発明では、固定子と可動子の
各電極を固体強誘電体層で被覆し、被覆された固体強誘
電体層間を高絶縁破壊耐圧の液体誘電体で満たすように
しているので、電極間の誘電率を高い状態に保つことが
できるとともに、固体強誘電体層が、薄膜として形成す
ることができることから、固定子と可動子の電極間隔を
極めて小さくすることができ、それにより大きなトルク
の静電モータが得られる6また、固定子と可動子の電極
が存在する面を合わせる時、接触面に発生する凹凸は、
高い誘電率を持つ絶縁破壊耐圧の大きな液体誘電体オイ
ルで満たすこと蛤なくすことができ、滑らかなモータの
駆動が保証される。
各電極を固体強誘電体層で被覆し、被覆された固体強誘
電体層間を高絶縁破壊耐圧の液体誘電体で満たすように
しているので、電極間の誘電率を高い状態に保つことが
できるとともに、固体強誘電体層が、薄膜として形成す
ることができることから、固定子と可動子の電極間隔を
極めて小さくすることができ、それにより大きなトルク
の静電モータが得られる6また、固定子と可動子の電極
が存在する面を合わせる時、接触面に発生する凹凸は、
高い誘電率を持つ絶縁破壊耐圧の大きな液体誘電体オイ
ルで満たすこと蛤なくすことができ、滑らかなモータの
駆動が保証される。
第1図は、本発明の静電モータの全体の構成を示す斜視
図、第2図は、第1図の静電モータの構造断面図、第3
図は固定子の構造を示す説明図、第4図は、可動子の構
造を示す説明図、第5図は静電モータの駆動回路図、第
6図は印加電圧のタイミングチャート図である。 1・・−可動子 2・・・固定子 3・・・基板4・・
・上部電極 6−・−下部電極7.8−・・固体
強誘電体層 9−・・液体誘電体オイル 1イ卸1 第2図 J#7子の胱頭蘭 第4図
図、第2図は、第1図の静電モータの構造断面図、第3
図は固定子の構造を示す説明図、第4図は、可動子の構
造を示す説明図、第5図は静電モータの駆動回路図、第
6図は印加電圧のタイミングチャート図である。 1・・−可動子 2・・・固定子 3・・・基板4・・
・上部電極 6−・−下部電極7.8−・・固体
強誘電体層 9−・・液体誘電体オイル 1イ卸1 第2図 J#7子の胱頭蘭 第4図
Claims (1)
- 1)複数の電極を周期的に配置した固定子と、この固定
子と所定の間隔を保って相対的に移動可能で、固定子と
同じ周期で複数の電極を配置した可動子とを備え、固定
子と可動子の電極間に電圧を印加して発生する静電力を
駆動力とする静電モータにおいて、前記固定子と可動子
の各電極を固体強誘電体層で被覆し、被覆された固体強
誘電体層間を高絶縁破壊耐圧の液体誘電体で満たすよう
にしたことを特徴とする静電モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19928589A JPH0365083A (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 静電モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19928589A JPH0365083A (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 静電モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0365083A true JPH0365083A (ja) | 1991-03-20 |
Family
ID=16405257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19928589A Pending JPH0365083A (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 静電モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0365083A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0876700A (ja) * | 1994-09-06 | 1996-03-22 | Toshiba Corp | 可動フィルム型表示装置 |
US5523639A (en) * | 1993-11-25 | 1996-06-04 | Fujitsu Limited | Electrostatic actuator having ferroelectrics in which residual dielectric polarization is formed |
US5818148A (en) * | 1996-03-07 | 1998-10-06 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Electromechanical switch |
JP2002084768A (ja) * | 2000-09-08 | 2002-03-22 | Toto Ltd | 静電アクチュエータ |
US6621191B1 (en) * | 1999-05-13 | 2003-09-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Inc. | Structure containing organic molecular layer and use thereof |
-
1989
- 1989-08-02 JP JP19928589A patent/JPH0365083A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5523639A (en) * | 1993-11-25 | 1996-06-04 | Fujitsu Limited | Electrostatic actuator having ferroelectrics in which residual dielectric polarization is formed |
JPH0876700A (ja) * | 1994-09-06 | 1996-03-22 | Toshiba Corp | 可動フィルム型表示装置 |
US5818148A (en) * | 1996-03-07 | 1998-10-06 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Electromechanical switch |
US6621191B1 (en) * | 1999-05-13 | 2003-09-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Inc. | Structure containing organic molecular layer and use thereof |
US6891309B2 (en) * | 1999-05-13 | 2005-05-10 | Matsushita Electrical Industrial Co. | Actuator having organic molecular layers |
JP2002084768A (ja) * | 2000-09-08 | 2002-03-22 | Toto Ltd | 静電アクチュエータ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6806661B2 (en) | Electrostatic actuator and method of driving the same | |
US4001102A (en) | Process for generating periodic non-uniform electric field, and for removing polarizable particulate material from fluid, using ferroelectric apparatus | |
US3930982A (en) | Ferroelectric apparatus for dielectrophoresis particle extraction | |
JPH0963890A (ja) | 可変容量コンデンサ | |
US5523639A (en) | Electrostatic actuator having ferroelectrics in which residual dielectric polarization is formed | |
JPH0365083A (ja) | 静電モータ | |
US9240282B2 (en) | Variable capacitor | |
JP3311034B2 (ja) | 積層圧電素子、積層圧電素子の製造方法、振動波駆動装置及び振動波駆動装置を備えた機器 | |
JP2719365B2 (ja) | 焦電アクチュエータ | |
JPH0365081A (ja) | 静電モータ | |
JPH03102814A (ja) | 静電チャック装置 | |
JP2814582B2 (ja) | 液体電極型静電モータ | |
JP3470832B2 (ja) | 静電アクチュエータにおける多層電極配線板、及びその製造方法 | |
JP3119233B2 (ja) | 液晶表示装置及びその製造方法 | |
JPS6331480A (ja) | 超音波モ−タ | |
JPH03103085A (ja) | 静電気力を利用した動力発生装置における誘電体可動子の製造法 | |
JPH0342706B2 (ja) | ||
JPH04325883A (ja) | 平面型アクチュエータ | |
JPH07335491A (ja) | 可変容量素子 | |
Ealey et al. | Integrated wavefront corrector | |
JP4877638B2 (ja) | 静電アクチュエータおよびその製造方法 | |
JPH0992901A (ja) | 圧電トランス | |
JPS57115887A (en) | Piezoelectric thin film type electro-mechanical displacement transducing element | |
JPS62141790A (ja) | セラミツク変位素子 | |
JPS6489977A (en) | Electrostatic motor |