JPH0364997A - 電子部品用テーピング材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は複雑な形状を有した電子部品をテーピング上で
位置規正した電子部品用テ・−ピング材に関するもので
ある。

従来の技術 電子部品の中のリード付異形部品のプリント基板への挿
入方法は従来の人手による作業から自動挿入機に置換え
、基板への電子部品自動挿入率を高め様とする動きにあ
る。

以下に図面を参照しながら、従来のリード付異形部品の
部品供給方法の一例について説明する。

第５図において、１は小型ＤＩＰＩＣ，２は小型ＤＩＰ
ＩＣＩを収納するスティック、３はスティック２を収納
するマガジンホルダー　４は小型ＤＩＰＩＣＩが流れる
シュート部、５はシュート部４から小型ＤＴＰＩＣＩを
切離し、位置決めするエスケープ部、６はエスケープ部
５で位置決めした小型ＤＩＰＩＣＩを挟持するチャック
ユニットである。

第６図において、７はラジアルテーピング台紙、８はラ
ジアルテーピングしたコネクター　９はラジアルテーピ
ングしたＤＩＰＩＣ，１０はラジアルテーピングを施し
たトランス、第７図において１１は差込みテーピング台
紙、１２は差込んだスイッチを示す。第８図において、
１３はＤＩＰＩＣＩ４のリード端子の位置規正穴１３ａ
とカバーテープ１５を固定する角形穴１３ｂとラチェッ
トホイール１６により送られる送り穴１３ｃを有するベ
ーステープ、１７はベーステープ１３に差込まれたＤＩ
ＰＩＣＩ４のリード端子を保護するリード端子保護テー
プ、１８は供給位置に有るＤＩＰＩＣＩ４を挟持し、プ
リント基板へ挿入の動作を行うチャック部、１９はチャ
ック部１８で、ＤＩＰＩＣＩ４のリード端子を挟持する
際、その高さ方向の位置を確保するリード端子突上げ用
ガイド、２０はリード端子突上げガイド１９の駆動シリ
ンダである。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の様な構成で部品供給部を実現した場
合、第５図に示す様にスティック２内で小型ＤＩＰＩＣ
’Ｊ−が傾く事によるスティック２内での部品詰り、シ
ュート部４への乗移り不具合いが生じる可能性が大きい
。また、スティック２内と同様、シュート部４内部での
部品同志の重なり、エスケープ部５での小型ＤＩＰＩＣ
Ｉの姿勢不安定さを招く場合がある。更に、各部品メー
カー製の様々なスティック２を使用するこｃ！二により
、第５図に示す様にマガジンホルダー３内でスティック
２の外形形状から来る転倒、外形寸法精度の不良による
スティック落下時の詰り等の不具合いが生じる可能性が
大きい。

一方、ラジアルテーピングを使用した場合も第６図（ｂ
ｌ、　（Ｃ）に示す様な長い二剤リード端子を有したＤ
ＴＰＩＣ９、並びに太線径の大型重量部品であるトラン
ス１０は、供給姿勢不安定かつテーピングからの切離し
が困難である欠点を有し、又、第７図に示す差し込み式
テーピングを使用した場合もテープをリール形式にたば
ねた場合１１部品のリード端子の曲がり並びに反力によ
る部品の抜けという欠点を有していた。

更に第８図に示す構成から成る異形テーピング方式を採
用した場合でも、第８図（ａ、）に示す様に電子部品の
リード端子を挟持する必要が有る部品に対しては、リー
ド端子突上げ用ガイド１９とその駆動シリンダ２０を準
備しなければならず、又、異形テーピングリード端子保
護部の底面にも、このリード端子突上げガイド１９の逃
し穴が必要であること、ベーステープ１３のリード端子
位置規正用穴１３ａを対象の一電子部品に対して数個精
度良く穴加工しなければならないということが異形テー
ピングの原価を上げる要因となっていた。

課題を解決するための手段 そして、上記問題点を解決するため本発明は、電子部品
の底面に位置規正ピンを設け、かつこの位置決めピンの
規正穴とリード端子の逃し穴を有するベースシートに、
前記電子部品を差込むと共に上からは電子部品が抜けな
い様に抜け防止手段で覆う構成とする。

作用 この技術手段による作用は次の様になる。すなわち、電
子部品はテーピング内で位置規正ピンがベースシートの
位置規正用穴に差込まれ、かつ、リード端子保護部で囲
れている。電子部品に設けられた位置規正ピンを段付き
又はストレートにすることにより、リード端子挟持必要
部品、外形挟持可能部品のいずれも直接異形テーピング
から電子部品を抜き取り、基板への挿入を行える為、高
速で信頼性の高い挿入が実現出来る。

更にテーピングには、リード端子保護部、送り穴がテー
プ暢に応じて決定される為、各々の電子部品に対しては
、テーピングベースシートの位置規正用穴を標準化して
ゆくことにより、比較的汎用性の高い異形テーピングが
構成出来、電子部品供給の安定、電子部品のリード端子
精度維持、高い挿入信頼性が実現可能と威る。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。

第１図、第２図は本発明の第一の実施例、第３図、第４
図は第二９第三の実施例における電子部品テーピング方
法の構成を示すものである。第１図において、２１は底
面に段付位置規正ピン２１．　ａを有するタッチスイッ
チ、２２はタッチスイッチ２１ａの位置規正ピン２１ａ
が嵌合する位置規正用穴２２ａ１タツチスイツチ２１の
リード端子２１ｂが差込まれる逃し穴２２ｂ１カバーテ
ープ２３を固定する角形穴２２ｃとラチェットホイール
２４により送られる送り穴２２ｄを有するテープ状のベ
ースシード、２５はベースシート２２に差込まれたタッ
チスイッチ２１のリード端子２１ｂを保護するリード端
子保護テープ、２６は供給位置にあるタッチスイッチ２
１を挟持し、プリント基板へ挿入動作を行うチャック部
、２７はラチェットホイール２４によりテープが送られ
るテープ案内溝である。第２図において、２８は上記ベ
ースシート２２、保護テープ２５、カバーテープ２３よ
りなる複合テープが巻付けられたリール材、第３図の２
９はリレー　３０はリレー用のベースシートを示す。第
４図の３１は幅の広いベースシートを示す。

以上の様に構成された本発明の実施例における電子部品
テーピング方法について第１図を用いて、その製造工程
、役割り、動作を説明する。

第１図において対象の電子部品に応じて、ベースシート
２２、カバーテープ２３、リード端子保護テープ２５の
幅が決定される。ベースシート２２にはあらかじめ対象
電子部品、ここではタッチスイッチ２１の位置規正ピン
２１ａの位置規正用穴２２ａ１リード端子２２ｂの逃し
穴２２ｂがパンチング加工され、このベースシート２２
と箱型くぼみ部を有したエンボス形状のリード端子保護
テープ２５とが図の如くベースシート２２の位置規正用
穴２２ａのセンターとリード端子保護テープ２５のくぼ
み部のセンターが一致する様に重ね合され、第１（ｂ）
図の斜線部の平坦な部分が熱溶着されて、二つのテープ
が結合される。その後、この複合テープが一定ピッチで
送り可能な様に第１図（ａｌに示すテープ送り穴２２ｄ
とカバーテープ取付用の角形穴２２ｃをパンチング加工
する。こうして出来た複合テープの位置規正用穴２２ａ
と逃し穴２２ｂにタッチスイッチ２１の位置規正ピン２
１ａ及びリード端子２１ｂを差込み、その上から電子部
品脱落防止用のカバーテープ２３でタッチスイッチ２１
を一つずつ覆いかつカバーテープ２３の突起部２３ａを
ベースシート２２の角形穴２２ｃに押込み、引掛けてお
くことにより、タッチスイッチ２１は複合テープに固定
されると共に供給位置決め部付近でわずかな力でこのカ
バーテープ２３をはずすことが可能となる。この様にタ
ッチスイッチ２１を収納した複合テープは第２図に示す
リール材２８に巻付けることにより、より多く供給部に
ストックすることが可能と成る。

この様にリール梱包された状態から、タッチスイッチ２
１を切離す手段として、ラチェットホイール２４にて複
合テープの送り穴２２ｄを間欠送りし、複合テープをテ
ープ案内溝２７を通じ供給位置決め部まで前進させる。

又、供給位置付近ではカバーテープ２３を第１図（ａｌ
に示す上矢印の方向に引張る事により、複合テープから
カバーテープ２３を切離した状態でタッチスイッチ２１
は挟持位置まで供給される。部品挟持位置では第１図（
Ｃ１に示す様に、タッチスイッチ２１の段付位置規正ピ
ン２１ａが、リード端子挟持の高さ方向の位置出しの役
目を行いかつリード端子先端部はテーピングに設けられ
た電子部品廻り止め並びにリード端子保護用穴に入って
いる為、チャック部２６はタッチスイッチ２１のリード
端子２１ｂを直接挟持し、その状態でプリント基板への
挿入工程へ向うことが出来る。

第３図は電子部品の他の例としてリレー２９のベーステ
ーピング３０を示すものである。

この様に対象部品形状の違いに対してはベースシートの
種類を変更することにより対応が可能なことはもち論の
こと、電子部品のモールド部に位置規正ピンを追加する
ことにより、第８図ｆｂｌに示す様な従来のベーステー
プに設けられていたリード端子規正用穴の数を削減し、
穴精度もラフな管理で機能が果せる結果となる。

又、第４図はこのベースシートの応用例であり、この様
な幅の広いベースシート３１上に幾つか電子部品位置規
正ピン並びに電子部品廻り止め用穴を設けておく事によ
り、複数個の電子部品がストック出来る。

発明の効果 以上の様に本発明による複合テープと位置規正用ピンを
持つ電子部品を採用することにより、従来スティックを
使用していたときに生じていたスティック内での部品詰
り、マガジンホルダー内でのスティック詰り、シュート
エスケープ位置での部品姿勢、位置規正不安定という問
題は無くなり、安定した電子部品の供給と位置規正が実
現出来る。又、テーピング後、リール材に巻付けてもリ
ード端子保護部がある為、リード端子の精度は損う事が
無くなる。更に電子部品の形状変更に対する汎用性を持
たせる為、装着部品用テープと同様、電子部品形状の大
きさに応じて数基列のテーピング幅を持ち、同じテーピ
ング幅内では、電子部品のリード端子が同ピツチの電子
部品に対しては、線径、外形形状の多少の違いにも共用
化が可能となり、又、リード端子ピッチが異なる場合に
は、ベースシートの交換だけで対応が可能となる。

更に電子部品に段付き、又はストレートの位置決め用突
起を持たせたことにより、リード端子挟持必要電子部品
に対して、リード端子突上げガイドが無くてもテーピン
グ上でリード端子挟持位置の確保が出来、又、ベースシ
ート上のリード端子規正穴の削減、穴精度の低減により
設備、荷姿のコスト低減が可能となる。

上記位置規正用穴を複合テープ上の幅方向に複数個設け
ておくことにより、ストック量の増大、類似形状、異品
種の電子部品を同一テープ上に搭載することも可能であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａｌは本発明の実施例におけるタッチスイッチ
のテーピング例の説明図、第１図（ｂｌはそのテープの
組合せ要素を示す説明図、第１図（Ｃ）〜ｔｅｌは部品
挿入を示す説明図である。第２図（ａ）、　（ｂｌは複
合テープをリール材へ梱包したときの状態を示す説明図
、第３図（ａｌ、　（ｂｌ、　ｆｃｌは他の実施例とし
てリレーの異形テーピング例の説明図、第４図は異形テ
ーピングの応用例として類似形状、異品種電子部品の混
載テーピングの例を示す説明図である。第５図は従来の
スティック供給した場合のトラブル事例を示す説明図、
第６図はラジアルテーピングの例で、（ａ）コネクタテ
ーピングの説明図、ｆｂｌはＤＩＰＩＣの説明図、ＴＣ
）はトランスのラジアルテーピングを示す説明図である
。第７図（ａ）。 （ｂｌ、　ｆｃ）は従来の差込み式テーピングの事例を
示す説明図、第８図（ａｌ、　（ｂｌ、　ＴＣＩはリー
ド保護型テーピングの説明図である。 ２１・・・・・・タッチスイッチ、２１ａ・・・・・・
位置規正ピン、２１ｂ・・・・・・リード端子、２２・
・・・・・ベースシート、２２ａ・・・・・・位置規正
用穴、２２ｂ・・・・・・逃し穴、２２ｃ・・・・・・
角形穴、２２ｄ・・・・・・送り穴、２３・・・・・・
カバーテープ、２４・・・・・・ラチェットホイール、
２５・・・・・・リード保護テープ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　電子部品の底面に設けた位置規正ピンが嵌合さ
   れる位置規正用穴及び電子部品のリード端子が差込まれ
   るリード端子逃し穴を持つベースシートと、その電子部
   品のリード端子を保護する箱状空間部を有し、前記ベー
   スシートに溶着複合した保護テープとよりなり、前記ベ
   ースシートに所定の間隔で送り穴を設けると共に、前記
   電子部品の抜け防止手段を設けてなる電子部品用テーピ
   ング材。
2. （２）　ベースシートに位置規正用穴を幅方向に複数個
   設けた特許請求の範囲第１項記載の電子部品用テーピン
   グ材。