JPH0364906A - 電解コンデンサ駆動用電解液 - Google Patents

電解コンデンサ駆動用電解液

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JPH0364906A
JPH0364906A JP20175489A JP20175489A JPH0364906A JP H0364906 A JPH0364906 A JP H0364906A JP 20175489 A JP20175489 A JP 20175489A JP 20175489 A JP20175489 A JP 20175489A JP H0364906 A JPH0364906 A JP H0364906A
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萩原 光一
Seiji Nasu
清二 那須
Yoshiki Makino
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電解コンデンサ駆動用電解液(以下電解液と
称する)の改良に係り、特に電解コンデンサの漏れ電流
低減を実現できる電解液に関する。
(従来の技術) 一般にアルミニウム電解コンデンサは、陽極酸化皮膜を
形成した陽極箔と、陽極酸化皮膜を形成しない陰極箔と
に引き出し用アルミニウムタブを接合した後、セパレー
タを介在させて巻回してコンデンサ素子を形成し、この
コンデンサ素子に電解液を含浸させてケースに密封して
形成される。
この電解コンデンサは、漏れ電流の低減を図るためエー
ジングと呼ばれる電圧処理が施される。
このような電解コンデンサは通信機器や計測機器等、各
種電子機器に使用されるが、これらの電子機器の性能に
は電解コンデンサの電気的特性が大きく関係し、特に漏
れ電流の劣化の少ない、長寿命で信頼性の高い電解コン
デンサが要求されている。
しかしながらアル旦ニウム電解コンデンサは、高温度下
で長時間無負荷放置すると漏れ電流が増大し、場合によ
ってはアル旦ニウム酸化皮膜が著しく破壊されて絶縁性
が低下するおそれがある。
これは、ケース内に封入されている電解液が酸化皮膜と
反応して酸化皮膜を劣化させるためと考えられる。
(発明が解決しようとする課題) このような酸化皮膜の劣化を防止する方法として、10
0v以下の低圧用コンデンサに関して、特開昭54−1
36651号、特開昭62−145808号等に示され
るように多くの方法が提案されている。これらの方法は
電解液中に各種の添加剤を入れるものであり、ある程度
の効果は確認されている。100v以上の中高圧用コン
デンサについては、電解液に添加剤を入れる方法として
特開昭62−6615号や特開昭63−7613号等が
提案されているが、その効果はまだ十分ではない。また
、電解液中の水分を減少させても酸化皮膜の劣化を抑制
することができるが、化成性・比抵抗等地の特性の制約
から一定量以下にすることは困難である。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、陽
極箔の劣化を効果的に抑制し、電解コンデンサの漏れ電
流を低減することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的による本発明では、電解コンデンサ用電解液に
おいて、リン酸尿素または、ピロリン酸若しくはその塩
を添加したことを特徴とする。
リン酸尿素又は、ピロリン酸若しくはその塩の添加量と
しては、エチレングリコール系の電解液の場合、0.0
5乃至3重量%であることが好ましく、γ−ブチロラク
トン系電解液の場合、0.05乃至5重量%であること
が好ましい。
(作用) 従来の電解液においては、火花電圧を上昇させる目的で
リン酸を添加していたが、リン酸を添加すると電解コン
デンサの漏れ電流の劣化が大きくなってしまうという問
題点があった。
発明者らは、高い火花電圧を維持し、しかも漏れ電流の
劣化が少ない添加剤を種々検討した結果、リン酸尿素(
Co(NHz)z−HxP141とピロリン酸[HaP
tOt]およびその塩が効果的であることをつきとめた
これらの添加剤が漏れ電流の劣化抑制に効果がある理由
は明らかではないが、陽極箔のアルミニウム酸化皮膜に
作用して酸化皮膜の劣化を抑制するものと考えられる。
(実施例) 以下、実施例に基づいて本発明の詳細な説明する。
電解液の溶媒としては、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール等のアルコール類、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル等のグリコールエーテル類、エチレン
グリコールモノメチルアセテート等のエステル類、N、
N’−ジメチルホルムアくド等の酸ア逅ド類、アセトニ
トリル等のニトリル類、またはγ−ブチロラクトン等の
環状エステル類などの極性有機溶媒が利用できるが、エ
チレングリコールあるいはT−ブチロラクトンを主溶媒
とするものが特に好適である。
また溶質としてはコハク酸、アジピン酸、アゼライン酸
等のカルボン酸類もしくはその塩、または安息香酸1、
サリチル酸、フタル酸等の芳香族カルボン酸類もしくは
その塩、または硼酸等の無機酸もしくはその塩の中の少
なくとも一種を溶解する。
第1表に本発明に従って添加剤を添加した電解液のうち
、エチレングリコールを主溶媒としたものの組成と火花
電圧を示した。従来例1は添加剤を入れない場合であり
、火花電圧が極端に低い。
従来例2は添加剤としてリン酸を入れた場合であり、従
来例1よりはかなり火花電圧が上昇している。実施例1
では添加剤としてリン酸尿素を、実施例2ではピロリン
酸を添加した。実施例1および2とも、従来例よりも高
い火花電圧を達成することができた。
第2表にはγ−ブチロラクトンを主溶媒としたものの組
成と火花電圧を示した。実施例3では添加剤としてリン
酸尿素を、実施例4ではピロリン酸を添加した。従来は
火花電圧を上昇させるため、リン酸を添加していたが、
実施例3および4ともそれよりもさらに高い火花電圧を
達成することができた。
第1図は、従来例2および実施例1および2の電解液を
含浸して作製した250WV  4.7μFコンデンサ
の105°C無負荷放置試験における漏れ電流の変化を
示したものである。リン酸を添加した従来例2では漏れ
電流が増加してしまうのに対して、実施例はいずれも顕
著に漏れ電流増加が抑制されていることがわかる。
第2図は、従来例4および実施例3および4の電解液を
含浸して作製した63WV  100μFコンデンサの
105℃無負荷放置試験における漏れ電流の変化を示す
、T−ブチロラクトン系の電解液においても顕著な漏れ
電流抑制効果があることがわかる。
第3図は、エチレングリコールを主溶媒とした電解液に
おけるリン酸尿素の添加量と火花電圧との関係を示す図
である。図から明らかなように添加量が0.05乃至3
重量%の間は火花電圧上昇の効果が認められるが、0.
05%以下又は3%以上ではその効果が小さい。
第4図は、γ−ブチロラクトン系の電解液におけるリン
酸尿素の添加量と火花電圧との関係を示す図である。こ
ちらの場合は、添加量が0.05乃至5%の間で顕著な
効果が認められた。
上記の添加量と火花電圧との関係については、ピロリン
酸およびその塩においても同様な効果が得られることが
確認されている。
第 表 第 表 (発明の効果) 以上述べたように、本発明によれば電解液の火花電圧を
著しく上昇させてコンデンサの使用電圧を高くできるば
かりでなく、漏れ電流の経時変化を抑制して信頼性の高
い電解コンデンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエチレングリコール系電解液を用いた電解コン
デンサの105 ’C無負荷放置試験における漏れ電流
の経時変化を示す図、第2図はγ−ブチロラクトン系電
解液を用いた電解コンデンサの105°C無負荷放置試
験における漏れ電流の経時変化を示す図、第3図はエチ
レングリコール系電解液におけるリン酸尿素の添加量と
火花電圧との関係を示す図、第4図はT−ブチロラクト
ン系電解液におけるリン酸尿素の添加量と火花電圧との
関係を示す図である。 @evI題 鴫 気 無負荷放置時間 (Hr ) w!1w w速

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.電解コンデンサ駆動用電解液において、リン酸尿素
    または、ピロリン酸若しくはその塩を添加したことを特
    徴とする電解コンデンサ駆動用電解液。
  2. 2.主溶媒がエチレングリコールであることを特徴とす
    る請求項1記載の電解コンデンサ駆動用電解液。
  3. 3.主溶媒がT−ブチロラクトンであることを特徴とす
    る請求項1記載の電解コンデンサ駆動用電解液。
  4. 4.リン酸尿素または、ピロリン酸若しくはその塩の添
    加量が0.05乃至3重量%であることを特徴とする請
    求項2記載の電解コンデンサ駆動用電解液。
  5. 5.リン酸尿素または、ピロリン酸若しくはその塩の添
    加量が0.05乃至5重量%であることを特徴とする請
    求項3記載の電解コンデンサ駆動用電解液。
JP20175489A 1989-08-03 1989-08-03 電解コンデンサ駆動用電解液 Expired - Lifetime JPH0658868B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03173113A (ja) * 1989-11-30 1991-07-26 Hitachi Aic Inc 電解コンデンサ用電解液
JP2006044854A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Okura Yusoki Co Ltd ドライブシャフトカバー装置

Cited By (3)

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JPH03173113A (ja) * 1989-11-30 1991-07-26 Hitachi Aic Inc 電解コンデンサ用電解液
JPH0693416B2 (ja) * 1989-11-30 1994-11-16 日立エーアイシー株式会社 電解コンデンサ用電解液
JP2006044854A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Okura Yusoki Co Ltd ドライブシャフトカバー装置

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