JPH04340211A - 電解コンデンサ駆動用電解液および電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ駆動用電解液および電解コンデンサ

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Publication number
JPH04340211A
JPH04340211A JP14086291A JP14086291A JPH04340211A JP H04340211 A JPH04340211 A JP H04340211A JP 14086291 A JP14086291 A JP 14086291A JP 14086291 A JP14086291 A JP 14086291A JP H04340211 A JPH04340211 A JP H04340211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolytic capacitor
acid
added
electrolyte
hetero
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14086291A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tomizawa
孝史 富澤
Atsumi Tamaru
田丸 敦巳
Akiyori Aoki
青木 昭頼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elna Co Ltd
Original Assignee
Elna Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04340211A publication Critical patent/JPH04340211A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電解コンデンサ駆動用電
解液および電解コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムなどの弁作用金属の陽極箔
と陰極箔をセパレータを介在させて巻回してコンデンサ
素子とした電解コンデンサは、一般にコンデンサ素子に
駆動用電解液を含浸し、アルミニウムなどの金属製ケー
スや合成樹脂製のケースにコンデンサ素子を収納し、密
閉した構造を有する。
【0003】このような電解コンデンサの駆動用電解液
としては従来、エチレングリコールやγ−ブチロラクト
ンなどの有機極性溶媒の単体あるいはその混合物を主溶
媒とし、これにカルボン酸またはその塩を溶質として溶
解した電解液が一般に使用されている。
【0004】また、このような電解液中に同電解液の耐
電圧の向上および化成性の改善を目的として、0.5〜
2.0wt%のヘテロポリ酸を添加した電解コンデンサ
駆動用電解液もよく使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ヘテロポリ酸を添加し
た電解液において、ヘテロポリ酸の添加量を0.5wt
%以上にすると、電解コンデンサのエ−ジング時に陰極
反応により水素ガスを発生し、これによりヘテロポリ酸
が還元され、還元されたヘテロポリ酸が塩基と結合して
結晶を析出させる。この析出した結晶がコンデンサ素子
のセパレ−タを突き破り、電解コンデンサの電気的な短
絡不良を発生する。
【0006】したがって、従来では上述のような短絡不
良を防止するためにヘテロポリ酸の添加量を0.5wt
%以下となるように低く抑えていたので、上述した耐電
圧の向上および化成性の改善に際して充分なる効果を得
にくかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は有機極性溶媒にカルボン酸またはその
塩を溶質とし、ヘテロポリ酸を添加した電解液にニトロ
化合物をさらに添加した電解コンデンサ駆動用電解液、
および同電解液を使用した電解コンデンサを提供するも
のである。
【0008】本発明において使用される駆動用電解液の
有機極性溶媒としては、電解コンデンサに通常使用され
る有機極性溶媒であればいずれも使用できる。
【0009】好ましい溶媒としては、アミド類、ラクト
ン類、グリコ−ル類、硫黄化合物類、ケトン類、エ−テ
ル類または炭酸塩類が使用できる。好ましい具体例とし
ては、炭酸プロピレン、N,N−ジメチルホルムアミド
、N−メチルホルムアミド、γ−ブチロラクトン、N−
メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、エチレンシ
アノヒドリン、エチレングリコ−ル、エチレングリコ−
ルモノまたはジアルキルエ−テル、3−アルキル−1,
3−オキサゾリジン−2−オンなどが使用できる。 特に好ましくは、ラクトン類、エチレングリコ−ル類な
どが用いられる。
【0010】本発明において使用される駆動用電解液の
溶質としては、電解コンデンサに通常使用される溶質で
あればいずれも使用できる。
【0011】好ましい溶質としては、ホウ酸やリン酸な
どの無機酸またはその塩、フェノ−ル性水酸基を有する
有機酸またはその塩、スルホン酸基を有する有機酸また
はその塩、ギ酸やドデシル酸に代表される鎖式モノカル
ボン酸またはその塩、安息香酸やサリチル酸に代表され
る芳香族モノカルボン酸またはその塩、アジピン酸やセ
バシン酸に代表される鎖式ジカルボン酸またはその塩、
マレイン酸やシトラコン酸などの不飽和ジカルボン酸ま
たはその塩、フタル酸、ニトロフタル酸やテトラヒドロ
フタル酸からなる環式ジカルボン酸またはその塩、クエ
ン酸に代表されるトリカルボン酸またはその塩を例示す
ることができる。特に好ましくは、芳香族カルボン酸ま
たは不飽和ジカルボン酸の4級アルキルアンモニウム塩
、芳香族カルボン酸のアンモニウム塩が採用される。
【0012】また、塩としてはアンモニウム塩、第1〜
第3級アミン塩、第4級アンモニウム塩を例示すること
ができる。また、電導度を高めるために水分を添加する
が、コンデンサ特性の経時変化を抑止するためには15
%以下、好ましくは8%以下、特に好ましくは5%以下
が採用される。
【0013】ヘテロポリ酸としてはリンタングステン酸
、ケイタングステン酸、リンモリブデン酸、ケイモリブ
デン酸、リンタングストモリブデン酸あるいはケイタン
グストモリブデン酸などを例示することができる。
【0014】ニトロ化合物としてはニトロ基を有するも
のであればよく、例えばP−ニトロ安息香酸、P−ニト
ロフェノ−ル、ジニトロベンゼンあるいはジニトロフェ
ノ−ルなどを例示することができる。ニトロ化合物の添
加量としては、0.1〜3.0wt%の範囲が好ましい
【0015】
【作用】電解コンデンサのエ−ジング時において、ニト
ロ基が発生期の水素ガスを補捉し、ヘテロポリ酸の還元
を抑える。
【0016】
【実施例】先ず、表1に本発明に係る電解液の組成を実
施例1,2,3として、比較例1,2,3と併せて示す
【0017】
【表1】
【0018】次に、表1に示した電解液を使用して電解
コンデンサをそれぞれ10個製作した。
【0019】<実施例A>表1の実施例1の電解液を使
用し、定格250V100μFの電解コンデンサを製作
した。 <比較例A>表1の比較例1の電解液を使用し、定格2
50V100μFの電解コンデンサを製作した。
【0020】<実施例B>表1の実施例2の電解液を使
用し、定格63V1000μFの電解コンデンサを製作
した。 <比較例B>表1の比較例2の電解液を使用し、定格6
3V1000μFの電解コンデンサを製作した。
【0021】<実施例C>表1の実施例3の電解液を使
用し、定格63V1000μFの電解コンデンサを製作
した。 <比較例C>表1の比較例3の電解液を使用し、定格6
3V1000μFの電解コンデンサを製作した。
【0022】実施例A,B,Cおよび比較例A,B,C
の電解コンデンサをエ−ジングしたところ、実施例A,
B,Cについては短絡不良は発生しなかった。一方、比
較例Aでは10個中2個、比較例Bでは10個中8個、
比較例Cでは10個中の全てにおいてヘテロポリ酸の析
出による短絡不良が発生した。
【0023】
【発明の効果】本発明においては、エ−ジング時のヘテ
ロポリ酸の析出による電解コンデンサの短絡不良の発生
を大幅に改善することができる。よって、電解液中のヘ
テロポリ酸の添加による充分なる効果を期待することが
できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機極性溶媒にカルボン酸またはその塩を
    溶質として溶解し、ヘテロポリ酸を添加した電解液にニ
    トロ化合物をさらに添加したことを特徴とする電解コン
    デンサ駆動用電解液。
  2. 【請求項2】有機極性溶媒にカルボン酸またはその塩を
    溶質として溶解し、ヘテロポリ酸を添加した電解液にニ
    トロ化合物をさらに添加した電解コンデンサ駆動用電解
    液を使用したことを特徴とする電解コンデンサ駆動用電
    解液。
JP14086291A 1991-05-16 1991-05-16 電解コンデンサ駆動用電解液および電解コンデンサ Pending JPH04340211A (ja)

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JP14086291A JPH04340211A (ja) 1991-05-16 1991-05-16 電解コンデンサ駆動用電解液および電解コンデンサ

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JP14086291A JPH04340211A (ja) 1991-05-16 1991-05-16 電解コンデンサ駆動用電解液および電解コンデンサ

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JPH04340211A true JPH04340211A (ja) 1992-11-26

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ID=15278474

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JP14086291A Pending JPH04340211A (ja) 1991-05-16 1991-05-16 電解コンデンサ駆動用電解液および電解コンデンサ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107369559A (zh) * 2017-08-07 2017-11-21 益阳益润电子有限公司 电容器用的电解液

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107369559A (zh) * 2017-08-07 2017-11-21 益阳益润电子有限公司 电容器用的电解液

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