JPH0364833A - カラー映像管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、陰極線発光スクリーンに対し成る関係をも
って懸架されている周縁フレームに取付けたシャドウマ
スクを具えた形式のカラー映像管に関するもので、更に
具体的には、この様な映像管におけるマスク・フレーム
構体を懸架する手段の改良に関するものである。

〔発明の背景〕

現在一般に使用されているほとんどのカラー映像管では
、シャドウマスクを支持する周縁フレームが、このフレ
ームに直接に、またはフレームに溶接された板状に溶接
固定されたスプリング手段によってフェースプレート内
に懸架されている。

上記の、直接溶接固定型ではそのスプリングはバイメタ
ル材料で作られ、また板状への溶接固定型ではその板状
がバイメタル材料で作られている。

このスプリングまたは板状が、マスクからフレームを介
しての伝導熱によって加熱されるにつれて、バイメタル
材料を構成する素材を互に異なる膨張を示し、それによ
ってスプリングまたは板状を曲げて、パネルに形成され
ているスクリーンに向けてマスク・フレーム構体を移動
させる。

管体の矩形フェースプレート・パネル内にマスク・フレ
ーム構体を支持するのに通常は３個または４個のスプリ
ングを使用している。３個のスプリングで支持する方式
では、通常は、１個のスプリングがマスクの上辺中央部
に配設され、他の２個のスプリングがマスク側辺の中央
部とマスクの下側両角との中央部で管の両側に沿って配
置される。４個のスプリングで支持する方式では、通常
、マスクの上辺と下辺の各中心部と左右の雨中央部に設
けられる。上述のこれらの３および４スプリング支持方
式では、製造工程中または管の動作中にマスク・フレー
ム構体が僅かに捩れまたフェースプレートに対して偏位
する可能性がある。

マスク・フレーム構体の捩れと偏位を最小化するための
周知の手段として、フレームの４つの角でスプリング支
持する方法がある。この様な角の部分で支持する実例は
、１９８８年２月２日付でンネ（５ａｎｅ）成性にに与
えられた米国特許第４７２３０８８号、および１９８８
年３月１日付でソネ成性に与えられた米国特許第４７２
８８５３号に示されている。

米国特許第４７２３０８８号には、角を面取りして各角
の部分に支持具を設けたマスク・フレームが示されてい
る。その支持具は３部分かち戒る屈曲板である。第１の
部分はフレームに溶接され、第２の部分は上記第１の部
分からある角度をもってフェースプレートのスカートに
向って延び、また第３の部分はこの第２の部分から延長
している。この第３の部分には、パネル側壁に埋込まれ
た金属スタッドに係合する開孔がある。

米国特許第４７２８８５３号は互に溶接された２個の部
材を有する支持具を開示している。第１の部材は平板状
で、互に隔った数点でマスク・フレームに溶接されてい
る。２番めの部材は、３つの部分より威り、第１の部分
は第１の部材に溶接されており、第２の部分は第１の部
分に対し成る角度をなしていて、開孔を持つ第３の部分
はパネル側壁の支持スタッドに係合している。

〔発明の概要〕

この発明は、矩形フェースプレート・パネルを有する排
気されたガラス外囲器を持ったカラー映像管を改良する
ものである。そのパネルの内部には、パネル内の周辺部
に間隔を隔て＼配設された支持手段によって取付けられ
たシャドウマスク構体がある。互に隔った各位置にある
支持手段は、ガラス外囲器に取付けたスタッドと、スプ
リングおよび板状体とより威る。そのスプリングには上
記のスタッドに嵌合する開孔がある。スプリングはその
板状体に取付けられ、板状体はマスク構体に溶接されて
いる。改良点は、板状体がたＣ１ケ所でマスク構体に溶
接されていることである。この溶接位置は、スプリング
の開孔の中心を通って板状体に垂直に延びる線上にある
。

〔実施例の説明〕

第１図には、矩形状のファンネル１６によって互に結合
された矩形フェースプレート・パネル１２と管状ネック
１４とより成るガラス外囲器１０を持つ、矩形カラー映
像管８が示されている。パネル１２は、像観察用のフェ
ースプレート１８と、ファンネル１６に封着された周辺
フランジすなわち側壁２０で構成すれている。フェース
プレート・パネル１２は、２つの直交軸、すなわちパネ
ルの幅広方向（通常水平方向）に平行な長軸ｘ−ｘと、
幅狭方向（通常垂直方向）に平行な短軸Ｙ−Ｙを持って
いる。この長短両軸は、ネック１４の中心とパネル１２
の中心とを通る管の中心長軸Ｚ−Ｚに対して直交してい
る。フェースプレート１８の内面にはモザイク状３色蛍
光体スクリーン２２が支持されている。このスクリーン
は、蛍光体線が短軸Ｙ−Ｙとはｆ平行に延びる線スクリ
ーンであることが好ましいが、またドツト・スクリーン
とすることもできる。多孔色選択電極すなわちシャドウ
マスク２４が、スクリーン２２に対し所定間隔をおいて
、この改良された手段によって取外し可能に取付けられ
ている。ネック１４の内部中心には電子銃２６が取付け
られていて、３本の電子ビームを発生し、これらを集中
経路に沿ってマスク２４を通してスクリーン２２に投射
する。

第１図に示す管は、ファンネルとネックの結合部付近に
配設された、ヨーク２８のような、外部磁界偏向ヨーク
と共に使用するような構造である。

このヨーク２８を付勢すると、３木のビームに磁界を作
用させて、スクリーン２２上に矩形マスクを描くように
、それらビームに水平および垂直に走査させる。

シャドウマスク２４は、周縁フレーム３２を持ったマス
ク◆フレーム構体３０の一部をなしている。第１図、第
２図および第３図には、このマスク・フレーム構体３０
がフェースプレート・パネル１２の内部にあるように示
されている。マスク・フレーム構体３０は、第２図、第
３図および第４図に示された４個の改良支持手段３４に
よってパネル１２に取付けられている。

フレーム３２には互にはｆ直交する２個のフランジすな
わち第１のフランジ３６と第２７ランジ３８があり、そ
れらはＬ形断面形状を形造っている。第１フランジ３６
は第２フランジ３８からスクリーン２２に向う方向に延
びている。第２フランジ３８は第１フランジ３６から管
８の中心長手軸Ｚ−Ｚの方に向って延びている。フレー
ム３２の４個の角は面取りされていて、フレームの対角
線方向に対して大体直角の角度をなしている。

シャドウマスク２４は、わん曲した右孔部２５．この有
孔部２５を囲む無孔境界部２７、およびこの境界部２７
から曲ってスクリーン２２から遠ざかる方向へ延びるス
カート部２９を持っている。マスク２４はフレーム３２
の内側へ望遠鏡式に嵌合挿入されて、第１フランジ３６
の内面に溶接されている。

マスク・フレーム構体支持手段３４は、フレームとパネ
ルの各４つの角部に設けられている。各支持手段３４は
、スタッド４４．スプリング４６および板状体４８を持
っている。各スタッド４４は、パネル側壁２０に取付け
られている円錐形の金属部材である。各板状体４８は、
フレーム３２の面取りされた角４２の部分でフランジ３
６の一端部近くに溶接されている。スプリング４６はそ
の一端を上記板状体４日の他方の端部に固着されている
。各スプリング４６の自由端近くには開孔５０があって
、スタッド４４の円錐形先端部に係合している。

この発明では、従来方式と違って、各板状体０が唯ｌケ
所４９だけでフランジ３６に溶接されている。この溶接
位置４９は、対応するスタッド４４の中心長手軸Ｓ−８
の延長線上にある。この単一の溶接部は、細長く、かつ
従来法で使用されていた複数の溶接点の各々よりも大き
く形成することが好ましい。

各支持手段を１ケ所でフレームに取付ける上記の手段は
、溶接部に働く力を制御することによって、溶接部を複
数ケ所設ける必要性を除くことができる。フレームの平
らな部分の面にモーメントが生じてこれを溶接部で抑え
ねばならぬときに、複数ケ所で溶接する必要が生じる。

この発明による取付手段では、対応するパネル・スタッ
ドと同軸的に整列して大きな溶接部を１ケ所だけ設ける
ことによって、上記の様なモーメントを除去または最小
化することができる。すなわち、フレームの平坦部に垂
直でかつ溶接部の中心を通る直線は、また支持スプリン
グをパネル・スタッドに定置したときその支持スプリン
グの開孔の中心を通る。そして、上記平坦部と他の部分
との間の溶接および接触部分の面積は、残留モーメント
や作用力に充分耐える以上のものである。

以上、この発明を、外周の角部で取付けたシャドウマス
クを内臓する管の例について説明したが、この発明は、
シャドウマスクをその長袖および短軸に沿った位置でフ
ェースプレート・パネル内に取付けた管にも適用できる
。更に、この発明は、独立したフレームを使う代りにマ
スクと一体に形成されたマスク周縁補強部を具えた管に
も適用できる。また、この発明は、支持ケ所が４ケ所以
上またはそれ以下のマスク支持方式に対しても応用でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を実施したカラー映像管の長手軸に沿
った側面断面図、第２図は第１図に示した管のフェース
プレート・パネルとマスク・フレーム構体の４半部の底
面図、第３図は第２図のフェースプレート・パネルとマ
スク・フレーム構体の一つの角を示す部分的断面図、第
４図はスプリングと板状体の平面図である。 ８・・・カラー映像管、１０・・・ガラス外囲器、１２
・・・フェースプレート・パネル、３０・・・シャドウ
マスク構体、３４・・・支持手段、４４・・・スタッド
、４６・・・スプリング、４８・・・板状体、５０・・
・スジ１ノングの開孔、４９・・・溶接位置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）矩形のフェースプレート・パネルを有する排気さ
   れたガラス外囲器を具え、上記パネルは、その内側周縁
   の互に隔てられた位置に設けられた支持手段によって取
   付けられたシャドウマスク構体を内部に有し、上記互に
   隔てられた各位置にある支持手段は、上記ガラス外囲器
   に取付けられたスタッドと、スプリングと、板状体とを
   有し、そのスプリングは上記スタッドに係合する開孔を
   有すると共に上記板状体に固着されており、上記板状体
   は上記シャドウマスク構体に溶接固定されている形式の
   、カラー映像管であって； 特徴として上記板状体は、上記スプリングの開孔の中心
   を通るこの板状体に垂直な線上にある唯１つの位置のみ
   で上記シャドウマスク構体に溶接固定されている、カラ
   ー映像管。