JPH0364397A - 金属材料の引抜加工用乾式潤滑剤 - Google Patents

金属材料の引抜加工用乾式潤滑剤

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JPH0364397A
JPH0364397A JP20101989A JP20101989A JPH0364397A JP H0364397 A JPH0364397 A JP H0364397A JP 20101989 A JP20101989 A JP 20101989A JP 20101989 A JP20101989 A JP 20101989A JP H0364397 A JPH0364397 A JP H0364397A
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誠 小沢
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄、鋼、ステンレス鋼、モリブデン鋼、高炭素
クロム鋼、チタン鋼、ニッケルクロム合金、アルミ合金
、銅合金、並びに鉄、鋼に銅、亜鉛、真鍮、ニッケル等
をメツキしたものの線、棒、管等(以下金属材料と総称
する)の引抜加工用乾式潤滑剤に関する。
〔従来の技術〕
金属材料を引抜加工する場合、予め金属表面の物理的ま
たは化学的な脱スケールを行った後、そのまま引抜加工
するか、あるいは更に前処理被膜(例λは石灰石けん被
膜、燐酸塩被膜、硼砂被膜、樹脂系被膜、修酸塩被膜、
金属メツキ被膜等)の形成を行ってから引抜加工する。
これらの引抜加工時に用いられる潤滑剤としては大別し
て水溶性湿式潤滑剤、油性潤滑剤、乾式潤滑剤(粉状)
の三種類に別けられるが本発明はこの内の乾式潤滑剤に
関するものである。
従来の乾式潤滑剤は公知の金属石けんあるいはアルカリ
石けんからなるか、或いはこれらの石けんに極圧添加剤
ならびにコロ的な働きをする無機系添加剤が添加された
ものからなる。
上記金属石けんとしては高級脂肪酸(主としてステアリ
ン酸、バルミチン酸、オレイン酸、エルカ酸、ラウリル
酸等)のCa 、 Ba l A/ 3%g 、 Zn
 、 Fe 、 Pb 、 Sn 塩等があり、またア
ルカリ石けんとしては高級脂肪酸のHa 、 K 。
Li塩等が代表的なものである。
極圧添加剤または無機系添加剤lとしては硫黄、硼砂、
黒鉛、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、弗化炭
素、窒化硼素、燐酸カルシウム、硼酸カルシウム、消石
灰、タルク、雲母、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸
化亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、燐酸亜鉛、
イソプロピルアミドホスフェートの金属塩、粉状塩化パ
ラフィン、塩素化樹脂粉末、弗素化樹脂粉末等が公知の
ものとしである。
〔発明が解決しようとする課題〕
これら従来の乾式潤滑剤では、伸線速度を早くすること
が出来ない、総減面率を多くとれない、伸線の前処理工
程及び後処理工程の合理化が困難である等の欠点がある
。更には従来極圧添加剤として使用される硫黄は臭気が
きつく人体にも有害である。二硫化モリブデン、二硫化
タングステン、膠状黒鉛等は価格も高く、また黒色微粉
末である為に取り扱いが困難であると同時に線材仕上り
表面も黒く仕上る為に伸線後の脱脂が非常に困難となる
欠点がある。
従って本発明はこれら従来の乾式潤滑剤の欠点を改良す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上述の如き従来の金属石けん又はアルカリ石け
んを主成分とする乾式潤滑剤に更に、メラミンとインシ
アスル酸またはシフ5cル酸との付加物(粉末状)を添
加した乾式潤滑剤であって、その引抜加工性を一飛躍的
に高めたことにある。
本発明で使用するメラミンとイソシアヌル酸またはシア
ヌル酸との付加物とは、特に製造方法には限定しないが
一例として、メラミン、及びシアヌル酸又はイソシアヌ
ル酸の一方または両方を水性溶媒中に固相状態で分散さ
せた状態で反応させて得られるメラミン@(イソ)シア
5C/L/酸付加物であり、モル比が1対1で付加され
たものが一番好ましい。これらの製造方法に関しては特
開昭54−141792号・及び特開昭55−1043
95号を参照することができる。
かかるメラミンとシアヌル酸又はイソシアヌル酸との付
加物の市販品としくは8産化学工業■のメラミンシアヌ
レ−) MO−5W及びMCホワイト、あるいは油化メ
ラミン■のメラミンシアヌレートMCA−C−1等があ
り、これらの物性等に関しては両者のカタログ並びに材
料技術研究協会発行の材料技術1986年11月号第4
巻第3頁〜第11頁を参照することができる。
メラミンとインシアヌル酸又はシフ5cル酸の付加物(
以下MCAという)の乾式潤滑剤への添加方法としては
金属石けん製造時、又はアルカリ石けん製造時に添加し
て後粉砕加工するか、または金属石けん又はアルカリ石
けんを粉砕後に他の添加剤と一緒に添加し粉体混合機を
用いて均一・混合しても良い。
MCAの添加量は金属石けんの種類又はアルカリ石けん
の種類及び他の添加剤の種類及び添加量にも左右される
が潤滑力ならびに経済性から使用石けん潤滑剤に対し0
.1〜30重量%、好ましくは2〜10重量%が最適で
ある。
添加量が0.1重ff1%以下の場合は従来の乾式潤滑
剤との潤滑性能差が顕著に現われず、また30重量%以
上の添加は潤滑効力がそれ以上向上しなくなり、コスト
高となって経済上不利となるだけである。
従来ステンレス線の乾式伸線の場合、伸線加工の前にあ
らかじめ線材表面に塩素系又は弗素系樹脂被膜、あるい
は修酸塩被膜を施した後更に黒色の極圧添加剤(例えば
Mo5t 、 WS* g  黒鉛等)を含有した乾式
潤滑剤を使用して伸線加工されている。この為に伸線机
は非常に黒い肌となる為にステンレス本来の白色肌を得
る為と、後工程での光輝焼鈍炉内で腐蝕性ガスの発生あ
るいは焼鈍バイブが詰まることのない様にするため充分
な脱脂工程が必要とされる。しかるに本発明の乾式潤滑
剤を使用することによって、これら伸線加工前の前処理
剤が不要となるばかりでなく、シかも伸線肌が黒くなる
ことなく、仕上る為に脱指が非常に容易となる。又腐蝕
性ガスを発生させない為、脱脂を行わないで焼鈍するこ
とも可能である。
また引抜加工の困難な高炭素軸受鋼(JIS規格SUJ
 、 SKH等)の伸線加工(例えば線径5.5nから
4.5uへの加工)に於て、従来の乾式潤滑剤では最高
毎分60毒でしか線引出来なかったものが本発明の乾式
潤滑剤を使用することによって2倍の毎分120mまで
速度を上げることが可能となる。また燐酸塩被膜された
例えば線径100のPCg4線を4. Om迄、毎分2
00mで線引加工する場合、従来の乾式潤滑剤では1ダ
イス当り平均70〜80トンであったものが、本発明の
潤滑剤を使用することによって1ダイス当り平均iso
〜200トン迄生産を向上させることが出来る。
また光輝焼鈍されたステンレス線(5OS−304)に
於て従来の乾式潤滑剤では総減面率が最高80%であっ
たものが本発明の乾式潤滑剤では86%迄伸線可能とな
る。
同様に光輝焼鈍された直径2.0 mのステンレス線(
SO5−304)を直径0.6關迄の伸線加工に於て、
従来は塩素系又はフッソ系摺脂を被覆後通常の乾式潤滑
剤を用いて線引加工し、塩素化有機溶剤で脱脂して光輝
焼鈍している。この工程に於て、本発明の乾式潤滑剤を
用いれば、従来工程の様な前処理剤被膜を施さなくても
充分伸線加工が出来ると同時に、前処理剤が不要となれ
ば当然伸線加工後の溶剤脱脂も不要となる。
これらによって作業の合理化はもちろん、ランニングコ
ストの低下、ならびに伸線材の品質向上が計れることは
無論である。
この他にら本発明の乾式潤滑剤は、燐酸塩被膜あるいは
硼砂被膜された鋼線(ワイヤローブ、ピアノ線、スチー
ルコードの母線、ビードワイヤ等)、又は石灰石けん被
膜された鉄線、並びにメカニカルデスグーリングされた
鉄線、亜鉛メツキされた鋼線、亜鉛又は銅メツキされた
鉄線、Niメツキされたステンレス線、あるいは銅合金
線、アyミ合金線、ニクロム線等の乾式伸線にも適応で
きることが確認された。
〔実施例〕
以下実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 1 ステンレス製反応容器にステアリン酸568fl (2
rnol )を仕込み加温した。内容物の温度が100
−120℃となったところでMCA 115gを加えて
撹拌した。更に加温を続けて130〜140℃となった
ところで水酸化カルシウム81.49 (1,1mol
 )を徐々に加えて反応させた。完全反応後内容物を取
り出し冷却し、後50メツシュ篩通過率が50%程度に
なる様に粉砕した。この粉砕品82gに対し消石灰18
gを加えて混和機で混合して乾式潤滑剤を得た。
実施例 2 ステンレス製反応容器にステアリン酸568yを仕込み
加温した。内容物が140℃となったところで水酸化バ
リウム188.5g(1,1l!Iolを徐々に加えて
完全反応させ、次いで容器から取り出し、冷却後実施例
1と同様に粉砕した。
別の反応容器にオレイン酸282 g(1,Onoe)
を仕込み、水188gを加えて加温した。内容物の温度
が80〜90℃となったところで50%Na0t(80
El (1,05ol)を徐々に加えて反応させた。反
応生成物である含水オレイン酸ソーダを容器から取り出
し、水分1.0%以下になる迄乾燥し、その後上記ステ
アリン酸バリウムと同様に粉砕した。
上述した如くして得たステアリン酸バリウム40g、オ
レイン酸ソーダ20g、消石灰3311粉末硫黄5gS
にCA 25を混和機で混合して乾式潤滑剤を得た。
実施例 3 実施例1と同様にステアリン酸568gを反応容器に仕
込み、加温後MCA 33 、!9添加した。
その後水酸化カルシウム81.451を添加して完全反
応させた。得られた生成物を粉砕し、粉砕品55.9に
消石灰45!!を加えて混和して乾式潤滑剤を得た。
実施例 4 ステンレス製反応容器にステアリン酸568gを仕込み
加温した。温fL130〜140°Cにて消石灰81.
4gを徐々に加えて完全反応させた。反応生成物を容器
から取り出し、冷却後50メツシュ篩通過率が50〜6
0%となる様に粉砕した。この粉砕品409、実施例2
の製法で得たステアリン酸バリウム粉砕品20g1消石
灰35,9、MCA3,9を混和機で混合して乾式潤滑
剤を得た。
実施例 5 実施例1と同様にステアリン酸568gを仕込み、加温
後MCA 469添加した。その後水酸化カルシウム8
1.4.!9を添加して完全反応させ、その後粉砕した
別の反応容器にステアリンp2845と水190、pを
加えて加温した。温度90〜100℃にて50%NaO
H80!を徐々に添加して反応させた。この反応生成物
を容器から取り出し、水分1,0%以下となる迄乾燥し
た後粉砕した。
上述した如くして得たMCA含有ステアリン酸カルシウ
ム58g、ステアリン酸ソーダ309、粉末無水硼砂5
gを混和機で混合して乾式潤滑剤を得た。
実施例 6 ステンレス製反応容器にオレイン酸564g(2rno
l )を仕込み、温度150〜180’CG:て酸化マ
グネシウム44.3 g(1,1mat )を徐々に加
えて完全反応させた。反応生成物を取り出し、冷却した
後50メツシュ篩通過率が50〜60%となる様に粉砕
した。
この粉砕品159と実施例4と同様にして得られたステ
アリン酸カルシウム粉砕品55 、!;’、消石灰10
g1粉末燐酸カルシウム5g、粉末酸化亜鉛5g、MC
A 10 gを混和機で混合して乾式潤滑剤を得た。
実施例 7 実施例5で得た粉末ステアリン酸ソーダ60g1実施例
2で得た粉末オレイン酸ソーダ3゜P、MCAI(lを
混和機で混合して乾式潤滑剤を得た。
比較例 A 実施例4で得た粉末ステアリン酸カルシウム801(こ
消石灰20pを加えて混合して比較例Aの乾式潤滑剤を
得た。
比較例 B 実施例2で得た粉末ステアリン酸バリウム4011実施
例2で得た粉末オレイン酸ソーダ20g1消石灰33g
、粉末二硫化モリブデン2g、粉末硫黄5gを混和機で
混合して比較例Bの乾式潤滑剤を得た。
比較例 C 実施例3においてMCAのかわりに粉末二硫化モリブデ
ン5gを添加して得た二硫化モリブデン含有ステアリン
酸カルシウム粉末55yに消石灰459を混合して比較
例Cの乾式潤滑剤を得た。
比較例 D 実施例4の製法で得た粉末ステアリン酸カルシウム55
g、実施例6の製法で得た粉末ステアリン酸マグネシウ
ム15g、消石灰10g、粉末無水硼砂5g1粉末酸化
亜鉛5gを混和機で混合して比較例りの乾式潤滑剤を得
た。
比較例 E 実施例5と同製法で得た粉末ステアリン酸ソーダ60g
、実施例2と同製法で得た粉末オレイン酸ソーダ30j
!、粉末二硫化モリブデン7g、粉末硫黄3gを混和機
で混合して比較例乙の乾式潤滑剤を得た。
比較例 F 実施例4と同製法で得た粉末ステアリン酸カルシウム4
5j11消石灰40,9.粉末二硫化モリブデン15g
を混和機で混合して比較例Fの乾式潤滑剤を得た。
以上の実施例1〜7及び比較例A−Fを下表1に集計し
て示す。
試験例 I JIS規格5tlS −304のステンレス鋼線を乾式
伸線する場合、従来はかならず前処理被膜(塩素系又は
弗素系樹脂被膜)を施した後伸線加工されている。これ
は潤滑効果を高めるために施されるものであり、もし乾
式潤滑剤の性能が充分であるならばこの前処理剤を除く
ことができると同時に、伸線後に行われる脱脂工程が非
常に容易となる。
この目的の為に次の伸線条件下でテストを行った。
供試 材; JIS規格SUS −304供試材の線径
・ 5.5u 仕上9線径・2.2謁 総減面率・84% ダイス枚数;8枚 伸線速度;150惰/分 従来は伸線作業の前に塩素系樹脂被膜(樹脂濃度15〜
20%)を施した抜去1の比較例C又は2の様な乾式潤
滑剤で伸線加工を行い、その後トリクレンの蒸気洗浄で
脱脂していた。
これと同−伸線条件下で前処理被膜を施さないで表1の
実施例5の乾式潤滑剤を使用したところ、従来工程と変
わらず線引加工が出来ることが判明した。
又従来の比較例C及びFの潤滑剤は二硫化モリブデン入
りの為に伸線肌は緑黒色となる為にトリクレンの蒸気洗
浄で繰り返し数回の脱脂を行っているのが現状である。
しかるに本発明の潤滑剤(実施例5)のみで伸線加工さ
れた線材表面には前処理剤の塩素系樹脂を使用していな
い為、この樹脂が残存していないこと、又MCAは白色
である為、伸線肌も白く仕上る為に伸線後のトリクレン
脱脂は必要でなく、そのまま次の焼鈍工程に回すことも
出来るが、更にきれいにする場合も簡単なアルカリ脱脂
で容易に脱脂することが出来た。
試験例 2 JIS規格SO9−304のバA・用ステンレス列線の
線引加工は従来機の様な伸線条件下で行われている。
供 試 材; JIS規格SUS −304材光輝固溶
体化熱処理後Niメツキされたもの前処理剤・フッソ系
樹脂被膜処理 供試材の線径・2.0 m 仕上り線径・0,6fl ダイス数・9枚 伸線速度;250鶏/分 この伸線条件下で従来は比較例りの乾式潤滑剤を使用し
て線引していたが今回フッソ系樹脂被膜を施さないで本
発明の実施例4の乾式潤滑剤を使用して同一伸線条件下
で線引加工したところ、従来工程と全く変わらず線引加
工出来ると同時に後工程のスプリング加工性に於ても同
程度であった。
これによって高価なフッソ系前処理剤が不要となり、フ
ッソ系又は塩素系溶剤での処理も必要がなくなり公害問
題も解消された。
試験例 3 特殊′R(高炭素軸受鋼、JIS規格SUJ材)の伸線
加工は従来から酸洗による脱スケール後伸線前に燐酸被
膜又は石灰石けん被膜を施して伸線加工している。近年
この前処理工程を除きショットゲラストして、そのまま
伸線加工せんとしているが、潤滑剤への負担が大きくな
る為希望の加工率がとれず又線速か非常に悪く、ダイス
ライフが短い等の問題が発生している。
この用途に次の伸線条件で本発明の潤滑剤を使用した。
、 供 試 材i JIS規格SUJ −2材前処理剤;シ
ョツトブラスト 供試材の線径;1.51m又は5.5 *冨仕上り線径
;6.25襲又は4.5鵡 ダイス数;1枚 線    速Hso溝/分→120渇/分上記伸線条件
に於ける従来の潤滑剤は二硫化モリブデン、硫黄等の含
有した比較例Eの潤滑剤を使用して線速も最高60 s
/分しか出せなかった。しかるに本発明の実施例7の潤
滑剤を使用したところ線速は最高1201/分迄高める
ことが出来たと同時に作業時の硫黄臭がなくなり、又二
硫化モリブデンを含有しない為にきれいな仕上り肌とな
った。同時に硫黄分が大まく影響する伸線材の防錆性能
も非常に高められることが確認出来た。
試験例 4 燐酸塩被膜処理されたpc鋼棒の引抜加工(下記条件)
に於て従来は比較例Fの潤滑剤を使用して仕上り超鋼ダ
イスの公差が3/100太る迄の伸線量が平均70〜8
0 tonであったものが、本発明の実施例3の潤滑剤
を用いることによって平均150〜200 tonまで
(即ち仕上りダイス寿命が平均2倍まで)上昇した。
又比較例Fには多量の二硫化モリブデンを含有していた
為仕上り肌は非常に黒くダイスマークの発見が困難であ
ったものが、今回非常にきれいな伸線量となった為に容
易にダイスマークが発見されることになった。
供試材iPc鋼棒(5WR3−77B )前処理剤;燐
酸塩被膜 供試材の線径 仕上り線径 総減面率 ダイス数 引抜速痩 試験例 5 スチールコード用母線(72c材)の線引に於て従来は
直径5.5Wのロッドを酸洗し、燐酸塩被膜を施し、比
較例Bの潤滑剤を使用して直径2.6 w迄−欠伸線し
、続いて軟化焼鈍〜酸洗〜燐酸塩被膜あるいは硼砂被膜
を施して直径1.6n迄二次伸線するのが通常であった
この作業工程に於て本発明の実施例2の潤滑剤を使用す
ることによって中間焼鈍を行わずに直径5.5鴎から1
.6tg迄加工することが可能となった(表2参照)。
10.0s+s 4、 Oxs 84.0% 8枚 200 m/分 試験例 6 鉄m (SWRM −6材)のメカニカルデスケーラ−
(M−D)に於て下記の伸線条件下で比較例Cと実施例
3の乾式潤滑剤について検討した。
供試材’ SWRM −6 前処理工程°ベンデングローラー通過後硼砂処理供試材
の線径 ・ 5.5 、 (スケール付着材)仕上り線
径・1.6認 ダ イ ス数・9コ(コイラーダイス含ム)線    
速・ 700痛/分 比較例Cの潤滑剤を使用した場合最高速度700 m/
分迄であり、又仕上り線の表面も黒く仕上ってくる。し
かるに実施例3の潤滑剤を使用した場合は最高900 
m/分迄スピードアップ出来、しかも仕上り状態は非常
になめらかで、しかも白い線肌が得られた。
試験例 7 ニクロム線の伸線の場合は非常に線引加工が困雌な為に
、従来は酸洗による脱スケール後四弗化エチレン樹脂又
は三弗化塩化エチレン樹脂で前処理を行い後乾式伸線さ
れている。
この工程に本発明の乾式潤滑剤6を使用すれば四弗化又
は三弗化塩化エチレン樹脂を施さなくても充分伸線可能
となった。
実験した伸線条件は以下の通りである。
供 試 材・ニクロム線(JIS規格、¥C11W−1
)前処理工程・酸洗〜水洗〜石灰中和 供試材の線径・5.5寵又は2.9 ta仕上り線径;
2.9m+又は1.1 mダイス数、5枚、9枚 線   速;130〜150s/分、 300〜350
m7分比較例 8 JIS規格C−2600W 、C−2700υ等の銅合
金線(黄銅線)の伸線は通常1バス伸線の度に焼鈍〜酸
洗〜水洗を行つ【いる。この工程に実施例1の潤滑剤を
使用することによって2パスずつ伸線することが出来る
例えば次の表3の如く、従来の乾式潤滑剤(比較例A)
、では1バスごとに中間工程を行っていたが本発明(実
施例1)では8,3mから4.6n迄(総減面率69.
3%)中間工程なしに一気に加工することが可能となっ
た。これによる作業の合理化とランニングコストの低減
は多大となった。
〔発明の効果〕
本発明による乾式潤滑剤は用いると、上記試験例のデー
タからも明らかなように、伸線速度の向上、減面率の増
大、前処理及び/又は後処理の省略、環境汚染の防止等
種々のすぐれた効果が達成される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、金属石けん又はアルカリ石けんを主成分とする引抜
    加工用乾式潤滑剤にメラミンとイソシアヌル酸またはシ
    アヌル酸との付加物を添加したことを特徴とする金属材
    料の引抜加工用乾式潤滑剤。
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