JPH0364397A - 金属材料の引抜加工用乾式潤滑剤 - Google Patents

金属材料の引抜加工用乾式潤滑剤

Info

Publication number
JPH0364397A
JPH0364397A JP20101989A JP20101989A JPH0364397A JP H0364397 A JPH0364397 A JP H0364397A JP 20101989 A JP20101989 A JP 20101989A JP 20101989 A JP20101989 A JP 20101989A JP H0364397 A JPH0364397 A JP H0364397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
dry lubricant
soap
lubricant
dry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20101989A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2706735B2 (ja
Inventor
Kenzo Fujii
藤井 謙三
Makoto Ozawa
誠 小沢
Shinjiro Kimura
木村 伸次朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIYOUEISHIYA YUSHI KAGAKU KOGYO KK
Kyoeisha Chemical Co Ltd
Original Assignee
KIYOUEISHIYA YUSHI KAGAKU KOGYO KK
Kyoeisha Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KIYOUEISHIYA YUSHI KAGAKU KOGYO KK, Kyoeisha Chemical Co Ltd filed Critical KIYOUEISHIYA YUSHI KAGAKU KOGYO KK
Priority to JP1201019A priority Critical patent/JP2706735B2/ja
Publication of JPH0364397A publication Critical patent/JPH0364397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2706735B2 publication Critical patent/JP2706735B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Extraction Processes (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄、鋼、ステンレス鋼、モリブデン鋼、高炭素
クロム鋼、チタン鋼、ニッケルクロム合金、アルミ合金
、銅合金、並びに鉄、鋼に銅、亜鉛、真鍮、ニッケル等
をメツキしたものの線、棒、管等(以下金属材料と総称
する)の引抜加工用乾式潤滑剤に関する。
〔従来の技術〕
金属材料を引抜加工する場合、予め金属表面の物理的ま
たは化学的な脱スケールを行った後、そのまま引抜加工
するか、あるいは更に前処理被膜(例λは石灰石けん被
膜、燐酸塩被膜、硼砂被膜、樹脂系被膜、修酸塩被膜、
金属メツキ被膜等)の形成を行ってから引抜加工する。
これらの引抜加工時に用いられる潤滑剤としては大別し
て水溶性湿式潤滑剤、油性潤滑剤、乾式潤滑剤(粉状)
の三種類に別けられるが本発明はこの内の乾式潤滑剤に
関するものである。
従来の乾式潤滑剤は公知の金属石けんあるいはアルカリ
石けんからなるか、或いはこれらの石けんに極圧添加剤
ならびにコロ的な働きをする無機系添加剤が添加された
ものからなる。
上記金属石けんとしては高級脂肪酸(主としてステアリ
ン酸、バルミチン酸、オレイン酸、エルカ酸、ラウリル
酸等)のCa 、 Ba l A/ 3%g 、 Zn
 、 Fe 、 Pb 、 Sn 塩等があり、またア
ルカリ石けんとしては高級脂肪酸のHa 、 K 。
Li塩等が代表的なものである。
極圧添加剤または無機系添加剤lとしては硫黄、硼砂、
黒鉛、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、弗化炭
素、窒化硼素、燐酸カルシウム、硼酸カルシウム、消石
灰、タルク、雲母、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸
化亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、燐酸亜鉛、
イソプロピルアミドホスフェートの金属塩、粉状塩化パ
ラフィン、塩素化樹脂粉末、弗素化樹脂粉末等が公知の
ものとしである。
〔発明が解決しようとする課題〕
これら従来の乾式潤滑剤では、伸線速度を早くすること
が出来ない、総減面率を多くとれない、伸線の前処理工
程及び後処理工程の合理化が困難である等の欠点がある
。更には従来極圧添加剤として使用される硫黄は臭気が
きつく人体にも有害である。二硫化モリブデン、二硫化
タングステン、膠状黒鉛等は価格も高く、また黒色微粉
末である為に取り扱いが困難であると同時に線材仕上り
表面も黒く仕上る為に伸線後の脱脂が非常に困難となる
欠点がある。
従って本発明はこれら従来の乾式潤滑剤の欠点を改良す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上述の如き従来の金属石けん又はアルカリ石け
んを主成分とする乾式潤滑剤に更に、メラミンとインシ
アスル酸またはシフ5cル酸との付加物(粉末状)を添
加した乾式潤滑剤であって、その引抜加工性を一飛躍的
に高めたことにある。
本発明で使用するメラミンとイソシアヌル酸またはシア
ヌル酸との付加物とは、特に製造方法には限定しないが
一例として、メラミン、及びシアヌル酸又はイソシアヌ
ル酸の一方または両方を水性溶媒中に固相状態で分散さ
せた状態で反応させて得られるメラミン@(イソ)シア
5C/L/酸付加物であり、モル比が1対1で付加され
たものが一番好ましい。これらの製造方法に関しては特
開昭54−141792号・及び特開昭55−1043
95号を参照することができる。
かかるメラミンとシアヌル酸又はイソシアヌル酸との付
加物の市販品としくは8産化学工業■のメラミンシアヌ
レ−) MO−5W及びMCホワイト、あるいは油化メ
ラミン■のメラミンシアヌレートMCA−C−1等があ
り、これらの物性等に関しては両者のカタログ並びに材
料技術研究協会発行の材料技術1986年11月号第4
巻第3頁〜第11頁を参照することができる。
メラミンとインシアヌル酸又はシフ5cル酸の付加物(
以下MCAという)の乾式潤滑剤への添加方法としては
金属石けん製造時、又はアルカリ石けん製造時に添加し
て後粉砕加工するか、または金属石けん又はアルカリ石
けんを粉砕後に他の添加剤と一緒に添加し粉体混合機を
用いて均一・混合しても良い。
MCAの添加量は金属石けんの種類又はアルカリ石けん
の種類及び他の添加剤の種類及び添加量にも左右される
が潤滑力ならびに経済性から使用石けん潤滑剤に対し0
.1〜30重量%、好ましくは2〜10重量%が最適で
ある。
添加量が0.1重ff1%以下の場合は従来の乾式潤滑
剤との潤滑性能差が顕著に現われず、また30重量%以
上の添加は潤滑効力がそれ以上向上しなくなり、コスト
高となって経済上不利となるだけである。
従来ステンレス線の乾式伸線の場合、伸線加工の前にあ
らかじめ線材表面に塩素系又は弗素系樹脂被膜、あるい
は修酸塩被膜を施した後更に黒色の極圧添加剤(例えば
Mo5t 、 WS* g  黒鉛等)を含有した乾式
潤滑剤を使用して伸線加工されている。この為に伸線机
は非常に黒い肌となる為にステンレス本来の白色肌を得
る為と、後工程での光輝焼鈍炉内で腐蝕性ガスの発生あ
るいは焼鈍バイブが詰まることのない様にするため充分
な脱脂工程が必要とされる。しかるに本発明の乾式潤滑
剤を使用することによって、これら伸線加工前の前処理
剤が不要となるばかりでなく、シかも伸線肌が黒くなる
ことなく、仕上る為に脱指が非常に容易となる。又腐蝕
性ガスを発生させない為、脱脂を行わないで焼鈍するこ
とも可能である。
また引抜加工の困難な高炭素軸受鋼(JIS規格SUJ
 、 SKH等)の伸線加工(例えば線径5.5nから
4.5uへの加工)に於て、従来の乾式潤滑剤では最高
毎分60毒でしか線引出来なかったものが本発明の乾式
潤滑剤を使用することによって2倍の毎分120mまで
速度を上げることが可能となる。また燐酸塩被膜された
例えば線径100のPCg4線を4. Om迄、毎分2
00mで線引加工する場合、従来の乾式潤滑剤では1ダ
イス当り平均70〜80トンであったものが、本発明の
潤滑剤を使用することによって1ダイス当り平均iso
〜200トン迄生産を向上させることが出来る。
また光輝焼鈍されたステンレス線(5OS−304)に
於て従来の乾式潤滑剤では総減面率が最高80%であっ
たものが本発明の乾式潤滑剤では86%迄伸線可能とな
る。
同様に光輝焼鈍された直径2.0 mのステンレス線(
SO5−304)を直径0.6關迄の伸線加工に於て、
従来は塩素系又はフッソ系摺脂を被覆後通常の乾式潤滑
剤を用いて線引加工し、塩素化有機溶剤で脱脂して光輝
焼鈍している。この工程に於て、本発明の乾式潤滑剤を
用いれば、従来工程の様な前処理剤被膜を施さなくても
充分伸線加工が出来ると同時に、前処理剤が不要となれ
ば当然伸線加工後の溶剤脱脂も不要となる。
これらによって作業の合理化はもちろん、ランニングコ
ストの低下、ならびに伸線材の品質向上が計れることは
無論である。
この他にら本発明の乾式潤滑剤は、燐酸塩被膜あるいは
硼砂被膜された鋼線(ワイヤローブ、ピアノ線、スチー
ルコードの母線、ビードワイヤ等)、又は石灰石けん被
膜された鉄線、並びにメカニカルデスグーリングされた
鉄線、亜鉛メツキされた鋼線、亜鉛又は銅メツキされた
鉄線、Niメツキされたステンレス線、あるいは銅合金
線、アyミ合金線、ニクロム線等の乾式伸線にも適応で
きることが確認された。
〔実施例〕
以下実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 1 ステンレス製反応容器にステアリン酸568fl (2
rnol )を仕込み加温した。内容物の温度が100
−120℃となったところでMCA 115gを加えて
撹拌した。更に加温を続けて130〜140℃となった
ところで水酸化カルシウム81.49 (1,1mol
 )を徐々に加えて反応させた。完全反応後内容物を取
り出し冷却し、後50メツシュ篩通過率が50%程度に
なる様に粉砕した。この粉砕品82gに対し消石灰18
gを加えて混和機で混合して乾式潤滑剤を得た。
実施例 2 ステンレス製反応容器にステアリン酸568yを仕込み
加温した。内容物が140℃となったところで水酸化バ
リウム188.5g(1,1l!Iolを徐々に加えて
完全反応させ、次いで容器から取り出し、冷却後実施例
1と同様に粉砕した。
別の反応容器にオレイン酸282 g(1,Onoe)
を仕込み、水188gを加えて加温した。内容物の温度
が80〜90℃となったところで50%Na0t(80
El (1,05ol)を徐々に加えて反応させた。反
応生成物である含水オレイン酸ソーダを容器から取り出
し、水分1.0%以下になる迄乾燥し、その後上記ステ
アリン酸バリウムと同様に粉砕した。
上述した如くして得たステアリン酸バリウム40g、オ
レイン酸ソーダ20g、消石灰3311粉末硫黄5gS
にCA 25を混和機で混合して乾式潤滑剤を得た。
実施例 3 実施例1と同様にステアリン酸568gを反応容器に仕
込み、加温後MCA 33 、!9添加した。
その後水酸化カルシウム81.451を添加して完全反
応させた。得られた生成物を粉砕し、粉砕品55.9に
消石灰45!!を加えて混和して乾式潤滑剤を得た。
実施例 4 ステンレス製反応容器にステアリン酸568gを仕込み
加温した。温fL130〜140°Cにて消石灰81.
4gを徐々に加えて完全反応させた。反応生成物を容器
から取り出し、冷却後50メツシュ篩通過率が50〜6
0%となる様に粉砕した。この粉砕品409、実施例2
の製法で得たステアリン酸バリウム粉砕品20g1消石
灰35,9、MCA3,9を混和機で混合して乾式潤滑
剤を得た。
実施例 5 実施例1と同様にステアリン酸568gを仕込み、加温
後MCA 469添加した。その後水酸化カルシウム8
1.4.!9を添加して完全反応させ、その後粉砕した
別の反応容器にステアリンp2845と水190、pを
加えて加温した。温度90〜100℃にて50%NaO
H80!を徐々に添加して反応させた。この反応生成物
を容器から取り出し、水分1,0%以下となる迄乾燥し
た後粉砕した。
上述した如くして得たMCA含有ステアリン酸カルシウ
ム58g、ステアリン酸ソーダ309、粉末無水硼砂5
gを混和機で混合して乾式潤滑剤を得た。
実施例 6 ステンレス製反応容器にオレイン酸564g(2rno
l )を仕込み、温度150〜180’CG:て酸化マ
グネシウム44.3 g(1,1mat )を徐々に加
えて完全反応させた。反応生成物を取り出し、冷却した
後50メツシュ篩通過率が50〜60%となる様に粉砕
した。
この粉砕品159と実施例4と同様にして得られたステ
アリン酸カルシウム粉砕品55 、!;’、消石灰10
g1粉末燐酸カルシウム5g、粉末酸化亜鉛5g、MC
A 10 gを混和機で混合して乾式潤滑剤を得た。
実施例 7 実施例5で得た粉末ステアリン酸ソーダ60g1実施例
2で得た粉末オレイン酸ソーダ3゜P、MCAI(lを
混和機で混合して乾式潤滑剤を得た。
比較例 A 実施例4で得た粉末ステアリン酸カルシウム801(こ
消石灰20pを加えて混合して比較例Aの乾式潤滑剤を
得た。
比較例 B 実施例2で得た粉末ステアリン酸バリウム4011実施
例2で得た粉末オレイン酸ソーダ20g1消石灰33g
、粉末二硫化モリブデン2g、粉末硫黄5gを混和機で
混合して比較例Bの乾式潤滑剤を得た。
比較例 C 実施例3においてMCAのかわりに粉末二硫化モリブデ
ン5gを添加して得た二硫化モリブデン含有ステアリン
酸カルシウム粉末55yに消石灰459を混合して比較
例Cの乾式潤滑剤を得た。
比較例 D 実施例4の製法で得た粉末ステアリン酸カルシウム55
g、実施例6の製法で得た粉末ステアリン酸マグネシウ
ム15g、消石灰10g、粉末無水硼砂5g1粉末酸化
亜鉛5gを混和機で混合して比較例りの乾式潤滑剤を得
た。
比較例 E 実施例5と同製法で得た粉末ステアリン酸ソーダ60g
、実施例2と同製法で得た粉末オレイン酸ソーダ30j
!、粉末二硫化モリブデン7g、粉末硫黄3gを混和機
で混合して比較例乙の乾式潤滑剤を得た。
比較例 F 実施例4と同製法で得た粉末ステアリン酸カルシウム4
5j11消石灰40,9.粉末二硫化モリブデン15g
を混和機で混合して比較例Fの乾式潤滑剤を得た。
以上の実施例1〜7及び比較例A−Fを下表1に集計し
て示す。
試験例 I JIS規格5tlS −304のステンレス鋼線を乾式
伸線する場合、従来はかならず前処理被膜(塩素系又は
弗素系樹脂被膜)を施した後伸線加工されている。これ
は潤滑効果を高めるために施されるものであり、もし乾
式潤滑剤の性能が充分であるならばこの前処理剤を除く
ことができると同時に、伸線後に行われる脱脂工程が非
常に容易となる。
この目的の為に次の伸線条件下でテストを行った。
供試 材; JIS規格SUS −304供試材の線径
・ 5.5u 仕上9線径・2.2謁 総減面率・84% ダイス枚数;8枚 伸線速度;150惰/分 従来は伸線作業の前に塩素系樹脂被膜(樹脂濃度15〜
20%)を施した抜去1の比較例C又は2の様な乾式潤
滑剤で伸線加工を行い、その後トリクレンの蒸気洗浄で
脱脂していた。
これと同−伸線条件下で前処理被膜を施さないで表1の
実施例5の乾式潤滑剤を使用したところ、従来工程と変
わらず線引加工が出来ることが判明した。
又従来の比較例C及びFの潤滑剤は二硫化モリブデン入
りの為に伸線肌は緑黒色となる為にトリクレンの蒸気洗
浄で繰り返し数回の脱脂を行っているのが現状である。
しかるに本発明の潤滑剤(実施例5)のみで伸線加工さ
れた線材表面には前処理剤の塩素系樹脂を使用していな
い為、この樹脂が残存していないこと、又MCAは白色
である為、伸線肌も白く仕上る為に伸線後のトリクレン
脱脂は必要でなく、そのまま次の焼鈍工程に回すことも
出来るが、更にきれいにする場合も簡単なアルカリ脱脂
で容易に脱脂することが出来た。
試験例 2 JIS規格SO9−304のバA・用ステンレス列線の
線引加工は従来機の様な伸線条件下で行われている。
供 試 材; JIS規格SUS −304材光輝固溶
体化熱処理後Niメツキされたもの前処理剤・フッソ系
樹脂被膜処理 供試材の線径・2.0 m 仕上り線径・0,6fl ダイス数・9枚 伸線速度;250鶏/分 この伸線条件下で従来は比較例りの乾式潤滑剤を使用し
て線引していたが今回フッソ系樹脂被膜を施さないで本
発明の実施例4の乾式潤滑剤を使用して同一伸線条件下
で線引加工したところ、従来工程と全く変わらず線引加
工出来ると同時に後工程のスプリング加工性に於ても同
程度であった。
これによって高価なフッソ系前処理剤が不要となり、フ
ッソ系又は塩素系溶剤での処理も必要がなくなり公害問
題も解消された。
試験例 3 特殊′R(高炭素軸受鋼、JIS規格SUJ材)の伸線
加工は従来から酸洗による脱スケール後伸線前に燐酸被
膜又は石灰石けん被膜を施して伸線加工している。近年
この前処理工程を除きショットゲラストして、そのまま
伸線加工せんとしているが、潤滑剤への負担が大きくな
る為希望の加工率がとれず又線速か非常に悪く、ダイス
ライフが短い等の問題が発生している。
この用途に次の伸線条件で本発明の潤滑剤を使用した。
、 供 試 材i JIS規格SUJ −2材前処理剤;シ
ョツトブラスト 供試材の線径;1.51m又は5.5 *冨仕上り線径
;6.25襲又は4.5鵡 ダイス数;1枚 線    速Hso溝/分→120渇/分上記伸線条件
に於ける従来の潤滑剤は二硫化モリブデン、硫黄等の含
有した比較例Eの潤滑剤を使用して線速も最高60 s
/分しか出せなかった。しかるに本発明の実施例7の潤
滑剤を使用したところ線速は最高1201/分迄高める
ことが出来たと同時に作業時の硫黄臭がなくなり、又二
硫化モリブデンを含有しない為にきれいな仕上り肌とな
った。同時に硫黄分が大まく影響する伸線材の防錆性能
も非常に高められることが確認出来た。
試験例 4 燐酸塩被膜処理されたpc鋼棒の引抜加工(下記条件)
に於て従来は比較例Fの潤滑剤を使用して仕上り超鋼ダ
イスの公差が3/100太る迄の伸線量が平均70〜8
0 tonであったものが、本発明の実施例3の潤滑剤
を用いることによって平均150〜200 tonまで
(即ち仕上りダイス寿命が平均2倍まで)上昇した。
又比較例Fには多量の二硫化モリブデンを含有していた
為仕上り肌は非常に黒くダイスマークの発見が困難であ
ったものが、今回非常にきれいな伸線量となった為に容
易にダイスマークが発見されることになった。
供試材iPc鋼棒(5WR3−77B )前処理剤;燐
酸塩被膜 供試材の線径 仕上り線径 総減面率 ダイス数 引抜速痩 試験例 5 スチールコード用母線(72c材)の線引に於て従来は
直径5.5Wのロッドを酸洗し、燐酸塩被膜を施し、比
較例Bの潤滑剤を使用して直径2.6 w迄−欠伸線し
、続いて軟化焼鈍〜酸洗〜燐酸塩被膜あるいは硼砂被膜
を施して直径1.6n迄二次伸線するのが通常であった
この作業工程に於て本発明の実施例2の潤滑剤を使用す
ることによって中間焼鈍を行わずに直径5.5鴎から1
.6tg迄加工することが可能となった(表2参照)。
10.0s+s 4、 Oxs 84.0% 8枚 200 m/分 試験例 6 鉄m (SWRM −6材)のメカニカルデスケーラ−
(M−D)に於て下記の伸線条件下で比較例Cと実施例
3の乾式潤滑剤について検討した。
供試材’ SWRM −6 前処理工程°ベンデングローラー通過後硼砂処理供試材
の線径 ・ 5.5 、 (スケール付着材)仕上り線
径・1.6認 ダ イ ス数・9コ(コイラーダイス含ム)線    
速・ 700痛/分 比較例Cの潤滑剤を使用した場合最高速度700 m/
分迄であり、又仕上り線の表面も黒く仕上ってくる。し
かるに実施例3の潤滑剤を使用した場合は最高900 
m/分迄スピードアップ出来、しかも仕上り状態は非常
になめらかで、しかも白い線肌が得られた。
試験例 7 ニクロム線の伸線の場合は非常に線引加工が困雌な為に
、従来は酸洗による脱スケール後四弗化エチレン樹脂又
は三弗化塩化エチレン樹脂で前処理を行い後乾式伸線さ
れている。
この工程に本発明の乾式潤滑剤6を使用すれば四弗化又
は三弗化塩化エチレン樹脂を施さなくても充分伸線可能
となった。
実験した伸線条件は以下の通りである。
供 試 材・ニクロム線(JIS規格、¥C11W−1
)前処理工程・酸洗〜水洗〜石灰中和 供試材の線径・5.5寵又は2.9 ta仕上り線径;
2.9m+又は1.1 mダイス数、5枚、9枚 線   速;130〜150s/分、 300〜350
m7分比較例 8 JIS規格C−2600W 、C−2700υ等の銅合
金線(黄銅線)の伸線は通常1バス伸線の度に焼鈍〜酸
洗〜水洗を行つ【いる。この工程に実施例1の潤滑剤を
使用することによって2パスずつ伸線することが出来る
例えば次の表3の如く、従来の乾式潤滑剤(比較例A)
、では1バスごとに中間工程を行っていたが本発明(実
施例1)では8,3mから4.6n迄(総減面率69.
3%)中間工程なしに一気に加工することが可能となっ
た。これによる作業の合理化とランニングコストの低減
は多大となった。
〔発明の効果〕
本発明による乾式潤滑剤は用いると、上記試験例のデー
タからも明らかなように、伸線速度の向上、減面率の増
大、前処理及び/又は後処理の省略、環境汚染の防止等
種々のすぐれた効果が達成される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、金属石けん又はアルカリ石けんを主成分とする引抜
    加工用乾式潤滑剤にメラミンとイソシアヌル酸またはシ
    アヌル酸との付加物を添加したことを特徴とする金属材
    料の引抜加工用乾式潤滑剤。
JP1201019A 1989-08-01 1989-08-01 金属材料の引抜加工用乾式潤滑剤 Expired - Lifetime JP2706735B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1201019A JP2706735B2 (ja) 1989-08-01 1989-08-01 金属材料の引抜加工用乾式潤滑剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1201019A JP2706735B2 (ja) 1989-08-01 1989-08-01 金属材料の引抜加工用乾式潤滑剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0364397A true JPH0364397A (ja) 1991-03-19
JP2706735B2 JP2706735B2 (ja) 1998-01-28

Family

ID=16434120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1201019A Expired - Lifetime JP2706735B2 (ja) 1989-08-01 1989-08-01 金属材料の引抜加工用乾式潤滑剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2706735B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003049188A (ja) * 2001-08-09 2003-02-21 Sumitomo Metals (Kokura) Ltd 冷間伸線加工用潤滑剤、冷間伸線材およびその製造方法
JP2007507396A (ja) * 2003-08-21 2007-03-29 ルイス,アルマンド 中央真空を使用するワイン保存装置
JP2009132811A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Kyoeisha Chem Co Ltd 乾式伸線用潤滑剤
JP2010111767A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Kyoeisha Chem Co Ltd ホウ酸塩非含有の乾式伸線用潤滑剤
JP2010269360A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋼線の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6099200A (ja) * 1983-11-02 1985-06-03 Nippon Parkerizing Co Ltd 金属の潤滑処理方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6099200A (ja) * 1983-11-02 1985-06-03 Nippon Parkerizing Co Ltd 金属の潤滑処理方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003049188A (ja) * 2001-08-09 2003-02-21 Sumitomo Metals (Kokura) Ltd 冷間伸線加工用潤滑剤、冷間伸線材およびその製造方法
JP2007507396A (ja) * 2003-08-21 2007-03-29 ルイス,アルマンド 中央真空を使用するワイン保存装置
JP2009132811A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Kyoeisha Chem Co Ltd 乾式伸線用潤滑剤
JP2010111767A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Kyoeisha Chem Co Ltd ホウ酸塩非含有の乾式伸線用潤滑剤
JP2010269360A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋼線の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2706735B2 (ja) 1998-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4271573B2 (ja) ヘッダー加工用金属線材の製造方法
KR101633005B1 (ko) 금속 표면을 포스페이트 층으로 코팅한 후에 폴리머 윤활제 층으로 코팅하는 방법
US4517029A (en) Process for the cold forming of iron and steel
JPS6045273B2 (ja) 常温成形用金属の調製法
EP1491615A1 (en) Metal soap-coated particle, article made with the same, process for production, lubricating coating agent, and lubricating coating film
JP5806673B2 (ja) 冷間圧造用ステンレス鋼線
JPH0364397A (ja) 金属材料の引抜加工用乾式潤滑剤
JPS61269929A (ja) 金属材料の潤滑処理方法
JPWO2002020704A1 (ja) 高能率冷間鍛造用水系一工程型潤滑剤
JPS63238921A (ja) 鉄鋼材料の引抜加工方法
USRE24017E (en) nabsos
JP6635571B2 (ja) 伸線用潤滑剤及びそれを用いた母材の伸線方法
US2844497A (en) Method of applying sulfide coating on wires for drawing and composition therefor
CN105951070A (zh) 一种用于钢铁表面处理的磷化液及其制备方法
WO2005001148A2 (en) Lubricating chemical coating for metal working
JP2000144494A (ja) 冷間圧造用の潤滑皮膜を形成する方法
JPWO2015118602A1 (ja) 金属塑性加工用潤滑皮膜剤及び金属塑性加工用金属材料
JPH0129872B2 (ja)
KR101523546B1 (ko) 냉간압조용 소성가공 금속 재료의 비인피막 처리방법
JP3462632B2 (ja) 金属材料の塑性加工用水系潤滑剤組成物及びその表面処理方法
US2709516A (en) Drawing compound and method
JP2012219365A (ja) 塑性加工用金属材料の製造方法、および金属加工品
JP5171221B2 (ja) 塑性加工用金属材料およびその製造方法
JPH09295038A (ja) 炭素鋼鋼管の冷間引抜き法および製造方法
JP3340835B2 (ja) 金属材料の塑性加工用水系潤滑剤組成物及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term