JPH0364361A - 硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

硬化性オルガノポリシロキサン組成物

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JPH0364361A
JPH0364361A JP1199810A JP19981089A JPH0364361A JP H0364361 A JPH0364361 A JP H0364361A JP 1199810 A JP1199810 A JP 1199810A JP 19981089 A JP19981089 A JP 19981089A JP H0364361 A JPH0364361 A JP H0364361A
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Masachika Yoshino
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は硬化性オルガノポリシロキサン組成物、特には
硬化前後、親水性を有するため水で濡れたものの印象用
、あるいは水性インクを用いた曲面印刷用として有効に
利用される硬化性オルガノポリシロキサン組成物に関す
るものである。
[従来の技術] 硬化性オルガノポリシロキサン組成物についてはすでに
各種のものが公知とされているが、印象材料用としては
特にアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサンと
けい素原子に結合した水素原子(=SfH結合)を含有
するオルガノハイドロジエンポリシロキサンとを白金触
媒の存在下に付加反応させるものが汎用されており、こ
の種の組成物は、無毒無臭、硬化時に副生酸物を出さな
いことから寸法安定性に優れて精度の高い印象が取れる
ため、工芸美術品・工業用模型など幅広く用いられてい
る。
また、これらの硬化性オルガノポリシロキサン組成物は
疎水性であり、唾液で濡れた口腔内でも硬化するために
歯科印象材としても使用されており、唾液や汗で濡れた
面もよく拭き取って乾燥すれば硬化させることができる
ので血液や汗で濡れた人体の型取り用としても使用され
ており、これについては非イオン界面活性剤やフッ素系
界面活性剤を含めたものの使用も検討されている(特表
昭63−501368号公報、特開昭62−25270
6号公報参照)。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この界面活性剤の添加は硬化性オルガノポリシ
ロキサン組成物の親水化という点についてそれなりの改
善を与えるものの、この非イオン性界面活性剤、フッ素
系界面活性剤の添加は硬化性オルガノポリシロキサン組
成物の保存安定性をわるくして硬化遅れを発生させたり
、硬化物の物性、特に硬さ、引張り強さを低下させたり
するという欠点がある。
[Li題を解決するための手段] 本発明はこのような不利を解決することのできる硬化性
オルガノポリシロキサン組成物に関するものであり、こ
れは1)1分子中にアルケニル基を少なくとも2個含有
するオルガノポリシロキサン100 !全部、2)前記
第1成分中に含有されているアルケニル基に対し0.5
〜5.0倍モル量の!SiH基を供給する量の、1分子
中にけい素原子に直結した水素原子< a sin結合
)を少なくとも3個有するオルガノハイドロジエンポリ
シロキサン、3)触媒量の白金または白金化合物、4)
1分子中に少なくとも1個のシロキサン基を含有するア
ニオン系またはカチオン系界面活性剤0.5〜501i
量部とからなることを特徴とするものである。
すなわち、本発明者らは硬化性オルガノポリシロキサン
組成物の保存安定性やこの硬化物の物性を低下させるこ
となく、これに親水性を付与する方法について種々検討
した結果、上記した第1〜I!@3戒分からなる公知の
付加反応型硬化性オルガノポリシロキサン組成物に1分
子中にシロキサン基を有する界面活性剤を添加すればこ
の目的を達成させることができることを見出して本発明
を完成させた。
以下にこれをさらに詳述する。
〔作 用] 本発明の硬化性オルガノポリシロキサン組成物は上記し
たように公知の付加反応型オルガノポリシロキサンに1
分子中にシロキサン基を有する界面活性剤を添加したも
のである。
本発明の組成物を構成する′M1成分としてのオルガノ
ポリシロキサンは1分子中に少なくとも2個のけい素原
子に結合したアルケニル基を有するものとされる。この
ものは例えば式 で示され、このR1はメチル基、エチル基、プロピル基
、ブチル基などのような炭素数が1〜7のアルキル基、
フェニル基、トリル基などのアリール基、またはこれら
の基の炭素原子に結合した水素原子の一部または全部を
ハロゲン原子、シアノ基などで置換したクロロメチル基
、トリフルオロプロピル基、シアノエチル基などから選
択される脂肪族不飽和基を除く同一まkは異種の非置換
または置換1価炭化水素基、R2はビニル基、アリル基
などの低級アルケニル基、mは50〜100,000で
n/ mmQ〜0.1とされるものであるが、このもの
はR2で示されるアルケニル基を1分子中に少なくとも
2個含有するものとされる。
つぎに本発明の組成物を構成する第2成分としてのオル
ガノハイドロジエンポリシロキサンは上記した第1成分
としてのオルガノポリシロキサンに対して架橋剤として
作動するものであるので、その分子中にけい素原子に直
結した水素原子(=SiH結合)をその分子中に少なく
とも3個有するものとする必要があるが、このものは第
1成分と相溶させるために第1成分よりも分子量の低い
ものとすることが好ましい。
この第2成分の配合量は第1成分中に含有されているア
ルケニル基に対して、このミ5ly(結合の量がその0
゜5モル未満となる量ではこの第1成分と第2成分との
反応による付加反応が不充分となり、このミSiH結合
の量がアルケニル基の5倍モル量以上となる量とすると
この反応で得られる生成物が脆くなったり、過剰のa 
SiH結合が残存して、この生成物が経時変化を起すこ
とがあるので、これは第1戊分中のアルケニル基に対し
ミSiH結合が0.5〜5倍モルの量となる範囲で添加
する必要がある。
また、本発明の組成物を構成する第3戒分としての白金
または白金化合物は上記した第1FIi、分と342成
分とを付加反応させるための触媒とされるものであるが
、これは公知のものとすればよく。
したがってこれは白金黒または白金をシリカ、カーボン
ブラックなどに担持させたもの、あるいは塩化白金酸、
塩化白金酸のアルコール溶液、塩化白金酸とオレフィン
またはビニルシロキサンとの錯塩などのような白金化合
物が例示されるが、この添加量は触媒量ということから
第1成分と第2成分との重量総和100!量部に対して
白金原子として0.0001〜0.1重量部の範囲とす
ればよい。
つぎに本発明の組成物を構成する第4成分としての界面
活性剤は1分子中に少なくとも1個のシロキサン基を含
有するアニオン系またはカチオン系の界面活性剤とされ
るが、このものは例えば式%式% で示され、このR3は前記したR1あるいはR2と同様
の同一または異種の非置換または置換1価炭化水素基、
R4は例えば式 %式%) で表わされ、Qは炭素数1〜lOの非置換またはハロゲ
ン置換、もしくは水酸基置換の2価炭化水素基、YはS
o、−M  (ここにMはアルカリ金属を表わす)か、
あるいはN”R’、X”  (、:、:ニn’ハ炭Ic
数t〜10の非置換または水酸基置換のアルキル基で同
一でも異なってもよく、Xはフッ素、塩素、臭素、沃素
などのハロゲン原子を示す)で示されるものとされる。
なお、この第4成分としての界面活性剤の添加量はこれ
が第1成分としてのアルケニル基含有オルガノポリシロ
キサン1003i量部に対して0.5重量部未満ではこ
の組成物に望ましい親木性を与えることができず、これ
が503!量部を越えると第1成分と第2成分の反応で
得られる硬化物の物性が変化するので0.5〜501i
量部の範囲とすることが必要とされるが、この好ましい
範囲は1〜30重量部とされる。
本発明の硬化性オルガノポリシロキサン組成物は上記し
た第1〜′jJ4成分の所定量を混合することじよって
得ることができるが、この組成物を印象材料として使用
するためには適宜の流動性、チキン性、強度が必要とさ
れるので、この目的のためにはこれに補強剤、流動性調
節剤としての煙霧質シリカ、疎水性シリカ、粉砕石英、
r1融石英、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、金属粉、金属酸化物を添加することがよ
く、また、水素貯蔵合金、パラジウム化合物、金属パラ
ジウム粉末およびこれらをアルミナ、カーボン、シリカ
等の担体に担持させた物など水素ガス吸収剤などを添加
することも任意であり、また内部離型剤として流動パラ
フィン等を添加することも可能である。:I!た白金系
触媒の活性を抑制して好ましい可使時間を得る目的でこ
れに各種有機窒素化合物、有機リン化合物、アセチレン
化合物などを添加することもよいが、これらに着色剤と
しての酸化チタン、酸化鉄、ブルミン酸コバルト、キナ
クリドン顔料、フタロシアニン顔料、さらにはアントラ
キノン系染料、アゾ系染料などや香料などを添加するこ
とは任意とされる。
このようにして得られた本発明の硬化性オルガノポリシ
ロキサン組成物は室温下でも例えば数分間のような短時
間で硬化させることができるが、この硬化物には上記し
た第4成分が添加されていることから親水性が与えられ
、含水物質あるいは親木性物質との濡れ性が与えられる
ので、これは唾液などで湿った雰囲気の中での正確な印
象が要求されるf!利印象材料として、また汗や血液な
どで湿った人体の型取り用印象材として特に有用とされ
るが、親水性を要求される水性インクを用いた曲面印刷
用その他の型取り用以外の用途にも広く使用できるとい
う有用性が与えられる。
[実施例] つぎに本発明の実施例、比較例をあげるが、例中の部は
重量部を示したものであり、粘度は25℃での測定値を
示したものである。
実施例1〜5、比較例1〜2 粘度が20.000cSである分子鎖両末端がジメチル
ビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン
油100部に、塩化白金酸のオクチルアルコール変性溶
液(白金量11部量%)0.3部、1.3,5.7−テ
トラメチル−1,3,5,フーチトラビニルシクロテト
ラシロキサン0.04部、平均粒径が4μ會である石英
粉末850部および比表面積が2oom’/gである疎
水性シリカ5部を添加し、これらを混合攪拌機を用いて
均一に混合してオルガノシロキサンベース材を作った。
ついで、このオルガノシロキサンベース材100部に下
記示性式で示される5種の界面活性剤(A−E) ・・・(B)。
・・・(C)。
・・−(D) 。
・・・(E) の5部を添加してコンパウンドI−Vを作り、これらに
粘度が12c5であり、分子鎖両端がジメチルハイドロ
ジエンシロキサン基で封鎖され、分子中にメチルへイド
ロジェンシロキシ単位が17モル%含有されているメチ
ルハイドロジエンポリシロキサン5部を添加して硬化性
オルガノポリシロキサン組成物を作り、これらを型内に
入れ室温に10分間放置したところ、硬化したのでこの
硬化物の物性をしらべたところ、第1表に示したとおり
の結果が得られた。
また、このメチルハイドロジエンポリシロキサンを添加
する前のコンパウンドI S−Vについてはその保存安
定性をしらべるために60℃の乾燥機中に5週間保存し
たのち、上記したメチルハイドロジエンポリシロキサン
を添加して硬化させたときの可使時間をしらべたところ
、¥S2表に示したとおりの結果が得られた。
しかし、比較のために上記したオルガノシロキサンベー
ス材に界面活性剤を添加せず、このベース材をコンパウ
ンド■としてこれに上記したメチルハイドロジエンポリ
シロキサンを添加して硬化させたもの(比較例1)、ま
た上記したオルガノシロキサンベース材に下記の示性式 で示される界面活性剤5部を添加してコンパウンド■を
作り、これに上記したメチルハイドロジエンポリシロキ
サン5部を添加して硬化性オルガノポリシロキサン組成
物を作ってこれを硬化させたもの(比較例2〉について
、この硬化物の物性をしらべたところ、第1表に併記し
たとおりの結果が得られ、このコンパウンド■、■につ
いての保存安定性をしらべたところ、第2表に併記した
とおりの結果が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1)1分子中にアルケニル基を少なくとも2個含有
    するオルガノポリシロキサン100重量部 2)前記第1成分中に含有されているアルケニル基に対
    し0.5〜5.0倍モル量の≡SiH基を供給する量の
    、1分子中にけい素原子に直結した水素原子(≡SiH
    結合)を少なくとも3個有するオルガノハイドロジエン
    ポリシロキサン 3)触媒量の白金または白金化合物 4)1分子中に少なくとも1個のシロキサン基を含有す
    るアニオン系またはカチオン系界面活性剤0.5〜50
    重量部 とからなることを特徴とする硬化性オルガノポリシロキ
    サン組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007191722A (ja) * 1996-04-09 2007-08-02 3M Co 印象用硬化組成物およびその製造方法
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JP2021017516A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 信越化学工業株式会社 オルガノポリシロキサン組成物

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