JPH036385B2 - - Google Patents

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JPH036385B2
JPH036385B2 JP23960785A JP23960785A JPH036385B2 JP H036385 B2 JPH036385 B2 JP H036385B2 JP 23960785 A JP23960785 A JP 23960785A JP 23960785 A JP23960785 A JP 23960785A JP H036385 B2 JPH036385 B2 JP H036385B2
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JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
floating bush
planetary gear
rotating shafts
inner rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP23960785A
Other languages
English (en)
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JPS62101942A (ja
Inventor
Teisho Yamazaki
Yoshitaro Sakamoto
Seiji Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Publication of JPS62101942A publication Critical patent/JPS62101942A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は二重反転軸の軸受装置に係り、とくに
中空状の外側回転軸とこの外側回転軸に挿入され
て反回転駆動する内側回転軸との間にこれらを回
転自在に軸支する固定系に支持されたフローテイ
ングブツシユを挿入することを可能にし、フロー
テイングブツシユを外側あるいは内側回転軸とつ
れ回りしないようにその回転を規制することので
きる二重反転軸の軸受装置に関する。
[従来の技術] 一般に、円筒状の外側回転軸に内側回転軸を挿
入し、これら回転軸を互いに反対方向に回転させ
る二重反転軸が知られている。
たとえば、大型船舶等にあつては、省エネルギ
ー化の観点から船尾に設けられた2つのプロペラ
を互いに反対方向に駆動させるために、一方のプ
ロペラを外側回転軸で駆動し、他方のプロペラを
外側回転軸に挿入された内側回転軸で駆動させて
推進力を得るものが知られている。
この種二重反転軸にはこれらの回転軸の間にこ
ろがり軸受を設けて外側および内側回転軸を回転
自在に軸支しているが、軸受装置としてころがり
軸受を採用した場合には装置の大型化、コストア
ツプを余儀なくされる。
そこで、従来においてはこれら外側および内側
回転軸の間にフローテイングブツシユを挿入し、
これらの回転軸を回転自在にする構成が考えられ
るに至つている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、第7図に示すように、中空状の外側
回転軸1に内側回転軸2を挿入してこれらを互い
に反対方向に回転駆動させた場合には外側回転軸
1の内周面底部で内側回転軸2の荷重を支えるこ
とになる。この際、その外側回転軸1の内周面底
部では外側および内側回転軸1,2が互いに反対
方向に回転駆動するために、これによつて引き込
まれた潤滑油Aが互いに打ち消し合つて油膜が形
成されず、焼付を起す虞れがある。
そこで、第8図に示すように、これらの回転軸
1,2にスリーブ状のフローテイングブツシユ3
を挿入することにより、外側回転軸1の内周面お
よび内側回転軸2の外周面に油膜を形成すること
が可能となる。すなわち、外側回転軸1とフロー
テイング3との間、およびフローテイングブツシ
ユ3と内側回転軸2との間にはそれぞれ潤滑油の
流速を得ることができる。
ところが、従来においてはフローテイングブツ
シユ3が外側回転軸1あるいは内側回転軸2とつ
れ回りを起し、その結果フローテイングブツシユ
3と外側あるいは内側回転軸1,2との間に油膜
が形成されず、焼付が生じることになり、フロー
テイングブツシユ3を実用化することが困難であ
る問題があつた。
[発明の目的] 本発明は従来の二重反転軸の軸受装置における
問題点を有効に解決すべく創案されたものであ
る。本発明の目的は、外側回転軸とこれに挿入さ
れる内側回転軸との間に確実に油膜を形成し、こ
れらの回転軸に焼付が生じることを防止するとも
に装置のコンパクト化およびコストダウンの達成
できる二重反転軸の軸受装置を提供することにあ
る。
[発明の概要] 上記目的を達成するために、本発明者は遊星歯
車装置の固定フレームがフローテイングブツシユ
の固定系になることを見い出し、中空状の外側回
転軸に、これを遊星歯車装置を介して反対方向に
回転駆動させる内側回転軸を回転軸に沿つて挿入
し、これら内側および外側回転軸を回転自在に軸
支する二重反転軸の軸受装置において、上記外側
および内側回転軸の間にこれらを軸支するための
フローテイングブツシユを挿入すると共に、その
フローテイングブツシユを上記遊星歯車装置の固
定フレームに支持させて構成し、フローテイング
ブツシユを固定させてその回転を規制することに
より、フローテイングブツシユが外側あるいは内
側回転軸とつれ回りすることを防止するようにし
たものである。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を添付図面に従つて詳
述する。
たとえば、船舶等においては第1図および第2
図に示す如く二重反転軸が設けられている。
図示するように、中空状の外側回転軸1が設け
られるとともにこの外側回転軸1内に内側回転軸
2が軸方向に沿つて挿入されて設けられている。
これら外側および内側回転軸1,2は互いに反
対方向に回転駆動し、船尾側に設けられる前プロ
ペラ取付部材4および後プロペラ取付部材5を回
転させるようになつている。
内側回転軸2は図示されない主機により回転駆
動され、その回転駆動力を遊星歯車装置6を介し
て外側回転軸1に伝達するようになつている。
この遊星歯車装置6は太陽歯車7と、遊星歯車
装置8と、内歯歯車9とから主に構成されてい
る。
太陽歯車7は内側回転軸2により遊星歯車8を
回転させるようになつている。遊星歯車8は遊星
歯車装置6の固定フレーム6aに両端が支持され
内歯歯車9を介して外側回転軸1を回転駆動させ
るようになつている。
また内側および外側回転軸1,2を回転自在に
軸支するためにフローテイングブツシユ3が設け
られる。このフローテイングブツシユ3はスリー
ブ状に形成され、内側および外側回転軸1,2の
間に挿入されて設けられている。
とくに、本発明にあつては、このフローテイン
グブツシユ3はその一端が上記遊星歯車8を支持
する固定フレーム6aに固定されて支持されるよ
うになつている。
本実施例にあつてはフローテイングブツシユ3
の一端が上記固定フレーム6aとが互いにスプラ
イン嵌合されてフローテイングブツシユ3の回転
が規制されるようになつている。
また、外側および内側回転軸1,2の間に挿入
されるフローテイングブツシユ3は第2図および
第3図に示すように、上記固定フレーム6aから
前プロペラ取付部材4に至り、軸方向に沿つて複
数に分割されている。各分割されたフローテイン
グブツシユ片3aは互いにスプライン嵌合されて
連結されている。図示例にあつては3分割されて
スプライン嵌合されたフローテイングブツシユ3
が形成されている。
このように本発明はフローテイングブツシユ3
を固定系を形成する遊星歯車装置6の固定フレー
ム6aに支持させてその回転を規制することによ
り、外側回転軸1とフローテイングブツシユ3、
およびフローテイングブツシユ3と内側回転軸2
との間に油膜を形成できる。すなわち、フローテ
イングブツシ3が回転止めされるために、フロー
テイングブツシユ3が外側回転軸1あるいは内側
回転軸2によつてつれ回りすることがなくなり、
フローテイングブツシユ3の内側回転軸には潤滑
油の適正な流速が得られる。したがつて、これら
の回転軸1,2に油膜が形成されるので焼付を防
止できる。
また、フローテイングブツシユ3を採用するこ
とで、外側および内側回転軸1,2の軸受部をコ
ンパクト化することができるとともに、構成が簡
単なためにコストを低くおさえることができる。
第4図乃至第6図は本発明の他の実施例を示す
ものである。
第4図においては上記実施例と同様に遊星歯車
装置6の固定フレーム6aに支持されたフローテ
イングブツシユ3が外側および内側回転軸1,2
の間に挿入されて設けられている。とくに、フロ
ーテイングブツシユ3は複数に分割され、各分割
されたフローテイングブツシユ片3aの間には弾
性薄肉円筒10が介設されている。
すなわち、第5図に示すように、分割されたフ
ローテイングブツシユ片3aが弾性薄肉円筒10
と互いに電子ビーム溶接接合されてフローテイン
グブツシユ3が形成されている。
第6図は遊星歯車装置6側にフローテイングブ
ツシユ3を設けるとともに船尾側の前プロペラ取
付部材4付近にころがり軸受11を設けて外側お
よび内側回転軸1,2を回転自在に軸支するよう
にしたものである。12は船尾管軸受である。
なお、上記実施例では遊星歯車装置6の固定フ
レーム6aに直接スプライン嵌合させてフローテ
イングブツシユ3を支持するように構成したが、
これに限らず、第6図に示すように、ブラケツト
13を介してフローテイングブツシユ3を固定フ
レーム6aに支持させてその回転を規制するよう
にしてもよい。
[発明の効果] 以上要するに本発明によれば次のごときに優れ
た効果を発揮する。
(1) 外側回転軸と内側回転軸とを回転自在に軸支
するために、これらの間にフローテイングブツ
シユを挿入するとともに、そのフローテイング
ブツシユを遊星歯車装置の固定フレームに支持
したので、フローテイングブツシユが外側ある
いは内側回転軸とつれ回りすることがなくな
り、外側回転軸とフローテイングブツシユ、お
よびフローテイングブツシユと内側回転軸との
間に油膜を形成でき、これらの回転軸の焼付を
防止できる。
(2) フローテイングブツシユを採用することによ
り二重反転軸の軸受部のコンパクト化およびコ
ストダウンを達成できる。
(3) 構成が簡単であり、船舶のほかヘリコプター
用ロータ軸受、ポンプインペラ軸受等に応用で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部を示す断面
図、第2図は船舶の二重反転軸を示す概略側断面
図、第3図は第2図の要部を示す拡大断面図、第
4図は他の実施例を示す概略側断面図、第5図は
第4図の要部を示す拡大断面図、第6図は他の実
施例をす概略側断面図、策7図および第8図は従
来例を示す断面図である。 図中、1は外側回転軸、2は内側回転軸、3は
フローテイングブツシユ、6は遊星歯車装置、6
aは固定フレームである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中空状の外側回転軸に、これを遊星歯車装置
    を介して反対方向に回転駆動させる内側回転軸を
    軸方向に沿つて挿入し、これら内側および外側回
    転軸を回転自在に軸支する二重反転軸の軸受装置
    において、上記外側および内側回転軸の間にこれ
    らを軸支するためのフローテイングブツシユを挿
    入すると共に、該フローテイングブツシユを上記
    遊星歯車装置の固定フレームに支持させたことを
    特徴とする二重反転軸の軸受装置。
JP23960785A 1985-10-28 1985-10-28 二重反転軸の軸受装置 Granted JPS62101942A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23960785A JPS62101942A (ja) 1985-10-28 1985-10-28 二重反転軸の軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23960785A JPS62101942A (ja) 1985-10-28 1985-10-28 二重反転軸の軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62101942A JPS62101942A (ja) 1987-05-12
JPH036385B2 true JPH036385B2 (ja) 1991-01-29

Family

ID=17047260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23960785A Granted JPS62101942A (ja) 1985-10-28 1985-10-28 二重反転軸の軸受装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS62101942A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63195145U (ja) * 1987-06-05 1988-12-15
CN103791039B (zh) * 2012-10-30 2016-09-14 吴小杰 轴承用脂润滑风电复合行星齿轮箱

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62101942A (ja) 1987-05-12

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