JPH0363657A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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Publication number
JPH0363657A
JPH0363657A JP1199646A JP19964689A JPH0363657A JP H0363657 A JPH0363657 A JP H0363657A JP 1199646 A JP1199646 A JP 1199646A JP 19964689 A JP19964689 A JP 19964689A JP H0363657 A JPH0363657 A JP H0363657A
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JP
Japan
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group
general formula
alkyl
formulas
electrophotographic photoreceptor
Prior art date
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Pending
Application number
JP1199646A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Kondo
俊一 近藤
Hiroaki Yokoie
横家 弘明
Seiji Horie
誠治 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH0363657A publication Critical patent/JPH0363657A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
  • Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は導電性支持体上に、電荷発生材料、電荷輸送材
料、および増感剤から成る光導電層を設けた電子写真感
光体に関するものである。
「従来の技術」 可視光に光感度を有する電子写真感光体は、複写機、光
プリンター等への応用を目的に開発されてきた。このよ
うな電子写真感光体としては従来、セレン、酸化亜鉛、
硫化カドミニウム等の無機光導電性物質を主成分とする
感光体が広く使用されてきた。しかしながら、このよう
な無機感光体は、複写機等の電子写真感光体として要求
される性能、たとえば光感度、熱安定性、耐湿性、耐久
性等の特性を必ずしも満足するものではない。
たとえば、セレン感光体は熱や手で触った時の指紋の汚
れ等により結晶化するため電子写真感光体として要求さ
れる上記特性が劣化し易い。
また硫化カドミニウムを用いた電子写真感光体は、耐湿
性、耐久性に劣り、酸化亜鉛を用いた電子写真感光体は
膜強度等の耐久性に問題がある。
また、セレン、硫化カドミウムは毒性を有するため、製
造上あるいは取扱上の制約が大きい。
近年、これら無機物質を用いた感光体の欠点を排除する
ために、種々の有機物質を用いた電子写真感光体が研究
、開発され、一部実用に供されている0例えば、ポリ−
N−ビニルカルバゾールと2.4.7−トリニトロフル
オレン−9−オンとからなる電子写真感光体(米国特許
3.4842374+)、ポリ−N−ビニルカルバゾー
ルをピリリウム塩系色素で増感したもの(特公昭48−
25658号)、有機顔料を主成分とする電子写真感光
体(特開昭47−37543号)、染料と樹脂とからな
る共晶錯体を主成分とする電子写真感光体(特開昭47
−10785号)などである。
しかしこれらの感光体も前記無機感光体の欠点をある程
度まで改善したものの、概して光感度が低く、また繰り
返し使用に適さず、電子写真感光体として要求を十分に
満たすものではなかった。
このような欠点を改善するために、電荷発生機能と電荷
輸送機能とを異なる物質に個別に分担させた機能分離型
の光導電層を有する電子写真感光体が提案され、現在の
研究の主流になっている。
機能分離型電子写真感光体は、材料の選択範囲を拡げ、
それに伴い、電子写真感光体の感度、耐久性等の特性の
向上を可能にし、また電子感光体の塗膜作成上好都合な
物質を広い範囲より選び得る長所を有している。
この様な機能分離型の電子写真感光体の電荷発生層に使
用される有効な有機電荷発生物質としては、各種の有機
染料、有機顔料が開発され、例えば各種構造のアゾ系顔
料、ペリレン系顔料、多環牛ノン系顔料、スクエアリッ
クメチン染料等が使用されている。
しかしながらこれらの顔料は短波長もしくは中波長域で
は、比較的良好な感度を示すが、長波長域での感度が低
く、高信頼性の期待される半導体レーザー光源を用いる
レーザープリンター等に用いることは困難であった。
「発明が解決しようとする課題」 現在、半導体レーザーとして広範に使用されているガリ
ウム−アルξニウムーヒ素系発色素子の発振波長は75
0 nm以上である。このような長波長光に高感度の電
子写真感光体を得るために、従来数多くの検討がなされ
てきた0例えば可視光領域に高感度を有するSe、Cd
S等の感光材料に、新たに長波化するための増感剤を添
加する方法が考えられたが、Se、CdSは、上記した
樺に、温度、湿度等に対する耐環境性が十分でない。
また多数知られている有機系光導電材料も、上記した様
に、その感度が通常700 nm以下の可視光領域に限
定され、これより長波長域に十分な感度を有する材料は
少ない。
これらのうちで、有機系光導電材料の一つであるフタロ
シアニン系化合物は、前記顔料、染料等に比較し、感度
域が長波長に拡大していることが知られているが、感度
、帯電性等の電子写真特性に不足が見られる。これらの
欠点を改良するため、フタロシアニンの中心金属を種々
変化させたもの、あるいは多種の結晶形の開発が行なわ
れた。不安定なα型のフタロシアニンが結晶形の安定な
β型に変わる過程で、各種結晶形のフタロシアニンが見
出されている。たとえばε−型の銅フタロシアニン、X
型の無金属のフタロシアニン、m型のチアニルフタロシ
アニンが知られている。これらのフタロシアニンは長波
長域に感度を有するが、複写機用又は光プリンター用と
しては感度が不十分であり、更に繰り返し使用において
、電位安定性の不足、又は残留電位が大きい等の欠点を
有し、実用に供することができなかった。
一方、フタロシアニン顔料を含有する電子写真感光体の
感度を向上させる方法として、ヒドラゾン化合物やオキ
サゾール化合物等の電荷輸送性化合物の添加、あるいは
テトラニトロフルオレンやトリニトロフルオレンなどの
電子吸引性化合物の添加等が試みられているが、増感効
果は認められるもののその効果が不十分であったり、あ
るいはこれらの添加剤により、帯電性の低下、あるいは
繰り返し使用時のおける電位安定性の低下、感度の低下
、残留電位の上昇等の悪影響が見られ、実用に耐えるも
のはなかった。又前記電子吸引性化合物は有毒であるた
め実用に供することはできない ところで、一般に電子写真感光体においては、ある特定
の電荷発生物質に対して有効な電荷輸送物質が、他の電
荷発生物質に対しても有効とは限らず、逆に特定の電荷
輸送物質に対して有効な電荷発生物質が、他の電荷輸送
物質に対しても有効であるとも言うことができない。
この様に、電荷発生物質と電荷輸送物質とには、適切な
組み合わせが必要であり、この組み合わせに関しては、
ある程度の法則性はみられるが、全ての物質に当てはま
るというものではない。
例えば、電荷発生物質と組み合わせる電荷輸送物質の選
択にはイオン化ポテンシャルを目安にする事が提案され
ているが、特定の同種材料間についての結果であり、−
膜性に欠け、異種の材料間における電子写真特性を明確
に説明するまでには至っていない。
このように、電荷発生物質と電荷輸送物質の組合せにつ
いては現在までのところ、試行錯誤的に種々の組合せに
ついて検討がなされているというのが実情である。
以上述べたことで解るように、高感度、特に750nm
以上の長波長の光に対し、高感度であり、かつ繰り返し
使用における電位安定性が高く、残留電位および感度の
低下が少ない電子写真感光体の開発が望まれていた。
「発明の目的」 本発明の目的は、高感度、特に半導体レーザー等の長波
長の光に十分な感度を有し、かつ繰り返し使用において
、電位安定性が高く、残留電位が小さい、耐久性の高い
電子写真感光体を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 我々は鋭意研究の結果、一般式(I)〜(VI)〜(V
l)で表わされる化合物が、フタロシアニン顔料を増感
することを発見し、更にフタロシアニン顔料及び一般式
(I)〜(VI)〜(Vl)で表わされる化合物及び一
般式(VII)または(VIII)で表わされる化合物
を用いた感光体が、他の顔料を用いた感光体に比較し、
繰り返し使用における電位安定性及び残留電位特性に優
れていることを見出し、本発明に到達した。
一般式(1) 一般式(II) 一般式CM> 1 −数式(IV) 一般式(VIII) 一般式(V) 一般式(V[) 一般式(■) 一般式(1)〜(Vl)において、Zは、硫黄原子また
は酸素原子を表わす。
R’ 、R” 、R’ 、R’ 、R’ 、R’はそれ
ぞれ水素原子、アルキル基、アリール基または複素環か
ら誘導された1価基を表し、アルキル基、アリール基、
複素環基は更にf換基によって置換されていてもよい0
、また、互いに同じでも異なっても良い、R1とR1、
またはR3とR4はそれぞれ連結してもよい、一般式(
I)〜(VI)においてR1R1、Rs 、 Raが連
結して全体として架橋環を形成していてもよい、R7は
2価のアリーレン基、アラルキレン基、ポリメチレン基
またはアルキレン基を表すし、更に直換基によって置換
されていてもよい。
R−はアルキル基、アルコキシ基、単環式または2環線
合式のアリール基、単環式または2環線合式のアリール
オキシ基、または複素環から誘導された1価基を表わし
、更に置換基によって直換されていてもよい、−数式(
V)において2個のR−は互いに同じでも異なってもよ
い。
R9およびR目はアルキル基、アリール基またはアラル
キル基を表し、更に置換基によって置換されていてもよ
い、R′とRI・は同一であっても互いに異なった基で
あっても良い。
RI 1は水素原子、アルキル基、アリール基、または
アラルキル基を表し、アルキル基、アリール基、アラル
キル基は更に置換基によって置換されていてもよい、ま
た、Ar+ とR11とで環を形成してもよい。
Ar+ は1価の芳香族炭化水素基または1価の複素環
基を表し、更に置換基によって置換されていてもよい。
R11、RISはアルキル基、アリール基、またはアラ
ルキル基を表し、更に置換基によって置換されていても
よい。
また、R11とRI3は同一であっても異なった基であ
っても良く、互いに結合して環を形成しても良い。
R14は水素原子、アルキル基、アラルキル基、アリー
ル基を表し、アルキル基、アラルキル基、アリール基は
更に置換基によって置換されていてもよい、また、Rt
s、R目は、水素原子、アルキル基、アラルキル基、ア
リール基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキ
シ基を表し、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキ
シ基は更に置換基によって置換されていてもよい、また
、RISとRraは同一であっても互いに異った基であ
っても良い。
R11k、R14、Rl’lは、アルキル基、アラルキ
ル基、アリール基を表し、更に置換基によってVl換さ
れていてもよい、また、R1&とR1?は同一であって
も異った基であっても良く、互いに結合して環を形成し
ても良い。
Xは下記−数式で示される。
但しl、n:0.または1〜6の整数 m:0またはI RISI、R11+は前述の直換基と同一である。
R”、R”’は互いに結合して、縮合多環芳香族環を形
成してもよい。
Yは、酸素原子、硫黄原子、セレン原子、無置換または
置換基を有するイミノ基、無置換または直換基を有する
メチレン基を表わす。
Qは、ベンゼン、ナフタレン環を形成するに必要な原子
群を表わす。
即ち、本発明は、 (1)  導電性支持体上に光導電層を設けた電子写真
感光体において、光導電層がa)フタロシアニン顔料、
b)一般式(I)〜(VI)〜(Vl)で表わされる化
合物の少なくとも一種、およびC)一般式(VII)ま
たは(VIII)で表わされる化合物の少なくとも一種
、を含有することを特徴とする複写機用または光プリン
タ用電子写真感光体。
(2)光導電層がフタロシアニン顔料、および一般式(
I)〜(VI)〜(VI)で表わされる化合物の少なく
とも一種、および一般式(VII)または(VIII)
で表わされる化合物の少なくとも一種を含有する単一層
であることを特徴とする前記(1)記載の複写機用また
は光プリンター用電子写真感光体。
(3)光導電層がフタロシアニン顔料、および一般式(
I)〜(VI)〜(Vl)で表わされる化合物の少なく
とも一種を含有する電荷発生層と、一般式(VII)ま
たは(VIII)で表わされる化合物の少なくとも一種
を含有する電荷輸送層からなることを特徴とする前記(
1)記載の複写機用および光プリンター用電子写真感光
体。
(4)複写機または光プリンターの光源が、レーザー光
であることを特徴とする前記(1)ないしく3)の複写
機用または光プリンター用電子写真感光体であり、本発
明により、高感度であり、かつ繰り返し使用において良
好な特性を示す、耐久性の高い電子写真感光体を得るこ
とができる。
(本発明の具体的構成および効果) 本発明の電子写真感光体の光導電層に使用されるフタロ
シアニン顔料としては、中心金属の異なるもの、結晶形
の異なるもの、ベンゼン環に直換基を有するものなど、
多様のフタロシアニン顔料を使用することができる6例
えば、特公昭44−14106、特公昭45−8102
、特公昭46−42511特公昭46−42512、特
公昭49−4338、特開昭58−182639、特開
昭62−47054等に記載の無金属フタロシアニン、
特開昭50−38543、特開昭50−95852、特
開昭51−108847、特開昭51−109841等
記載の銅フタロシアニン、特開昭59−49544、特
開昭59−166959、特開昭62−275272、
特開昭62−286059、特開昭62−67094、
特開昭63−364、特開昭63−365、特開昭63
−37163、特開昭63−57670、特開昭63−
80263、特開昭63−116158、特開昭63−
198067等に記載のチタニルフタロシアニン、特開
昭57−90058、特開昭62−163060.特開
昭62−133462、特開昭62−177069、特
開昭63−73529、特開昭63−43155等に記
載のアルミニウムフタロシアニン、特開昭57−146
255、特開昭57−147641、特開昭57−14
8747等に記載のバナジルフタロシアニン、特開昭5
9−44053、特開昭59−128544、特開昭5
9−133550、特開昭59−133551特開昭5
9−174846、特開昭59−174847、特開昭
60−59354、特開昭60−560054、特開昭
60−220958、特開昭62−229254、特開
昭63−17457、特開昭59−155851特開昭
63−27562、特開昭63−56564等にEJI
tのハロゲン化メタルフタロシアニン等を挙げることが
できるが、これに限定されるものではなく、公知の各種
のフタロシアニンを使用できる。
代表的なフタロシアニンの中心金属としては、銅、ニッ
ケル、鉄、バナジウム、アルミニウム、ガリウム、イン
ジウム、ケイ素、チタニウム、マグネシウム、コバルト
、白金、ゲルマニウムなどの金属、さらに無金属のフタ
ロシアニンなど種々のものが知られている。
結晶形は、それぞれの金属のフタロシアニン、無金属の
フタロシアニンについてX線結晶回折によりli1認さ
れ、例えば、銅フタロシアニンでは、α型、β型、τ型
、δ型、δ型、η型、β型などの多形が、また無金属の
フタロシアニンでは、α型、β型、χ型、τ型その他の
多形が、チタニルフタロシアニンでは、α型、β型、m
型その他の多形がそれぞれ知られている。さらに、フタ
ロシアニンのベンゼン環がフッ素、塩素、臭素のような
ハロゲン原子や、アルキル基、カルボキシル基、アミド
基、スルホニル基その他の置換基で直換された置換フタ
ロシアニンも知られている。
更に本発明に使用されるフタロシアニン顔料としては、
特開昭63−233886号、特開昭63−18625
1号、特開昭63−72761号等に記載のゲルマニウ
ムナフタロシアニン、特開昭63−55556号、特開
昭63−141070等に記載のシリコンナフタロシア
ニン、特開昭63−186251号、特開昭64−20
61号等に記載のスズナフタロシアニン、特開昭63−
72761、特開昭63−231355等に記載の各種
金属ナフタロシアニン等もあげることができる。
これらは、それぞれ吸収波長が異なり用途によって適宜
に使用されるが、半導体レーザーを光源とするレーザー
ビームプリンター等に使用する場合には780nm〜8
30nmに吸収を有するフタロシアニン顔料が好ましい
次にフタロシアニン顔料使用の光導電層の光導電性を向
上させる一般式(1)〜(Vl)で表わされる化合物に
ついて説明する。
一般式(1)〜(Vl)において、Zは硫黄原子または
酸素原子を表す。
R’、R”、R”、R’、R’、R’のいずれかがアル
キル基の場合、アルキル基として炭素原子数1から22
の範囲の直鎖状または分岐状の無置換または置換アルキ
ル基があげられる。
アルキル基に結合している置換基としてはハロゲン原子
(塩素原子、臭素原子、弗素原子)・シアノ基、ニトロ
基、フェニル基、トリル基及びトリフルオロメチル基が
あげられ、置換基の数は1個から3個である。
R1、Rz 、R3、R4、Rs 、R6のいずれかが
アリール基の場合、アリール基として置換または無置換
のフェニル基、置換または無置換のナフチル基、置換ま
たは無置換のアントラニル基があげられる。置換基とし
てはハロゲン原子(塩素原子、臭素原子、弗素原子)、
シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、炭素原子
数lから5の範囲の直鎖状または分岐状のアルキル基、
カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、シアノ基、
ニトロ基またはハロゲン原子(塩素原子、臭素原子、弗
素原子)が1個から3個置換した(2個または3個の置
換を有する場合はそれらは互いに同じでも異なってもよ
い、)炭素原子数1から5の範囲の直鎖状または分岐状
のアルキル基、炭素原子数1から5の範囲の直鎖状また
は分岐状のアルコキシ基があげられ、置換基の数は1個
から3個で、置換基が2個または3個の場合はそれらは
互いに同じでも異なってもよい。
R1、fig 、R3、R4、R1%R−のいずれかが
複素環から誘導された1価基の場合、置換または無置換
のピロリジニル基、ピペリジニル基、ピペリジノ基、モ
ルホリニル基、モルホリノ基、ピロリル基、イミダゾリ
ル基、ピリジル基、ピリミジニル基、インドリニル基、
イソインドリニル基、インドリル基、イソインドリル基
、ベンズイミダゾリル基、キノリル基、イソキノリル基
等、およびこれらに置換基としてハロゲン原子(塩素原
子、臭素原子、弗素原子)、シアノ基、ニトロ基、トリ
フルオロメチル基、フェニル基、トリル基、ベンジル基
、フェネチル基、炭素原子数1から5の範囲の直鎖状ま
たは分岐状のアルキル基が1乃至3個置換した(2個ま
たは3個の置換基が結合している場合、直換基は互いに
同じでも異なってもよい、)1価基があげられる。
R1とRz、またはRsとR4がそれぞれ連結している
場合、その例としてトリメチレン基、テトラメチレン基
、ペンタメチレン基、オキシジエチレン基(CHz −
CHt  O−CH*  CHx  )、およびこれら
の2価基の水素原子の1個乃至3個がハロゲン原子(塩
素原子、臭素原子、弗素原子)、シアノ基、ニトロ基、
フェニル基、トリル基、ベンジル基、フェネチル基、炭
素原子数1乃至5の直鎖状または分岐状のアルキルによ
り置換されている2価基があげられる。更にこれらの2
価基の構成部分が、アリール基、またはへテロ環の一部
分であってもよい。
R?が2価のアリーレン基の場合、その具体例としてp
−フェニレン基、m−フェニレン基、〇−フェニレン基
、1,4−ナフチレンL2,3−ナフチレン基、4.4
′−ビフエリリレン基があげられる。ポリメチレン基の
場合は炭素原子数1乃至22のポリメチレン基があげら
れる。アルキレン基の場合、プロピレン基、ブチレン基
、ペンチリデン基、1,2−ジメチルエチレン基、13
−ジメチルトリメチレン基、1.4−ジメチルテトラメ
チレン基、1.5−ジメチルペンタメチレン基、■、6
−ジメチルへキサメチレン基、l−エチルエチレンLl
、2−ジエチルエチレン基があげられる。
アリーレン基、アラルキレン基は、置換基によって置換
されていても良い、置換基としては、ハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、炭素数1か
ら5の範囲のアルキル基などがあげられる。
R4が無置換または置換された、アルキル基、アリール
基、複素環から誘導された1価基の場合、前述のR−の
無置換または置換されたアルキル基、アリール基、複素
環から誘導された1価基と同様の基を表わす。
R・がアルコキシ基または置換アルコキシ基の場合、そ
の例として前述のアルキル基または置換アルキル基を有
するアルコキシ基または置換アルコキシ基を挙げること
ができる。
R1が置換または無置換の単環式または2原種合式アリ
ールオキシ基の場合、それらの例として前述の置換また
は無置換の単環式または2原種合式アリール基を有する
アリールオキシ基を挙げることができる。
R1およびR1・は置換基を有していても良いアルキル
基、置換基を有していても良いアリール基もしくは置換
基を有していても良いアラルキル基を表す、これらの基
が置換されている場合の置換基としては、アルキル基、
シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ニトロ基、
塩素、フッ素、臭素などのハロゲン原子、アミノ基、ア
ルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、アルコキ
シカルボニル基、アシルオキシ基、アルキル基もしくは
アリール基もしくはアラルキル基により置換されたアミ
ノ基、トリフルオロメチル基などをあげることができる
R1、R16の具体例としては、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、1so−プロピル基、n−ブチル基、
5ec−ブチル基、n−ヘキシル基、2−エチルヘキシ
ル基、フルオロメチル基、クロロメチル基、トリフルオ
ロメチル基、パーフルオロアルキル基、メトキシメチル
基、シアノメチル基などの直鎖状アルキル基、分岐状ア
ルキル基、置換アルキル基および、フェニル基、p−ト
リフルオロメチルフェニル基、0−)リフルオロメチル
フェニル基、p−シアノフェニル基、0−シアノフェニ
ルL p−二トロフェニル基、0−ニトロフェニルaE
、p−7’ロモフエニル基、O−ブロモフェニル基、p
−クロルフェニル基、0−クロルフェニル基、p−フル
オロフェニル基、0−フルオロフェニル基、N、N−ジ
メチルアミド基、N。
N−ジエチルアミド基、p−カルボキシルフエニル基、
p−メトキシフェニル基、0−メトキシフェニル基、N
、N−ジエチルアミノフェニル基、N、N−ジエチルア
ミノフェニル基 N、N−ジベンジルアミノフェニル基
、N、N−ジメチルフェニル基、ナフチル基、メトキシ
ナフチル基、N、N−ジエチルアミノナフチル基、ベン
ジル基、p−ブロモベンジル基、p−シアノベンジル基
、p−ニトロベンジル基、p−トリフルオロメチルベン
ジル基、o−7’ロモベンジル基、0−シアノベンジル
基、0−ニトロベンジル基、フェニルエチル基、3−フ
ェニルプロピルL p−クロルベンジル基、ナフチルメ
チル基などのアリール基、置換アリール基、アラルキル
基、置換アラルキル基をあげることができる R?とR
IGとは同一であっても互いに異なった基でも良い。
RI′は水素原子もしくは置換基を有していても良いア
ルキル基、置換基を有していても良いアリール基もしく
は置換基を有していても良いアラルキル基を表す、この
うちアルキル基、アリール基もしくはアラルキル基が置
換されている場合の置換基としては、R9およびRIo
、7)置換基としてあげた同じ置換基をあげることがで
きる R9およびR111の具体例としては、水素原子
、メチル基、エチル基、n−プロピル基、1so−プロ
ピル基、n−ブチル基、5ec−ブチル基、n−ヘキシ
ル基、2−エチルヘキシル基、フルオロメチル基、クロ
ロメチル基、トリフルオロメチル基、パーフルオロアル
キル基、メトキシメチル基、シアノメチル基なとの直鎖
状アルキル基、分岐状アルキル基、置換アルキル基およ
び、フェニル基、p−)リフルオロメチルフェニル基、
o−トリフルオロメチルフェニル基、p−シアノフェニ
ル基、0−シアノフェニル基、P−ニトロフェニル4、
o−ニトロフェニルL p−ブロモフェニル基、0−ブ
ロモフェニル基、p−クロルフェニル基、0−クロルフ
ェニル基、p−フルオロフェニル基、O−フルオロフェ
ニル基、N、N−ジメチルアミド基、N、N−ジエチル
アミド基、p−カルボキシルフェニル基、p−メトキシ
フェニル基、0−メトキシフェニル基、N、N−ジエチ
ルアミノフェニル基、N、N−ジフェニルアミノフェニ
ルl、N。
N−ジベンジルアミノフェニル基、N、N−ジメチルア
ミノフェニル基、ナフチル基、メトキシナフチル基、シ
アノナフチル基、ニトロナフチル基、クロロナフチル基
、ブロモナフチル基、フルオロナフチル基、トリフルオ
ロメチルナフチル基、N。
N−ジエチルアミノナフチル基、ベンジル基、・フェニ
ルエチル基、3−フェニルプロピル1&、p−クロルベ
ンジル基、p−ブロモベンジルLp−シアノベンジル基
、p−ニトロベンジル基、p−トリフルオロメチルベン
ジル基、0−ブロモベンジル基、0−シアノベンジル基
、0−ニトロベンジル基、ナフチルメチル基などのアリ
ール基、置換アリール基、アラルキル基、置換アラルキ
ル基をあげることができる。
Ar+は置換基を有していても良い1価の芳香族炭化水
素基もしくは置換基を有していても良い1価の複素環基
を表す、この場合の芳香族炭化水素基あるいは、複素環
基としては、フェニル基、ナフチル基、アントラニル基
、フラン、ピロール、チオフェン、インドール、ベンゾ
フラン、ベンゾチオフラン、オキサゾール、イ逅ダゾー
ル、チアゾール、イソオキサゾール、ピリジン、キノリ
ン、イソキノリン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン
、フタラジンおよびこれらの誘導体、たとえば、2−チ
オ−4−チアゾリジノン、3−ピラゾリジノン、5−イ
ソオキサシロン、2−オキサゾリドン、2.4−チアゾ
リジンジオン、2−チオフェノン、2−フラノン、4−
ピリ主トンなどがあげられる。これらが置換基を有する
場合の置換基としては、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、1so−プロピル基、n−ブチル基、5ec−
ブチル基、n−ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、フ
ルオロメチル基、クロロメチル基、トリフルオロメチル
基、パーフルオロアルキル基、メトキシメチル基、シア
ノメチル基なとの直鎖状アルキル基、分岐状アルキル基
、置換アルキル基、およびフェニルJLp−1リフルオ
ロメチルフェニル基、。
−シアノフェニル基、p−ニトロフェニルL p−ブロ
モフェニルL o−ブロモフェニル基、。
−クロルフェニル基、p−フルオロフェニル基、p−メ
トキシフェニル基、N、N−ジエチルア果ノフニル基、
N、N−ジメチルアミノフェニル基、ナフチル基、メト
キシナフチル基、シアノナフチル基、クロロナフチル基
、ベンジル基、フェニルエチル基、3−フェニルプロピ
ルL p−クロルベンジル基、p−シアノベンジルL 
p−二トロベンジル基、p−トリフルオロメチルベンジ
ル基、0−ブロモベンジル基、0−シアノベンジル基、
0−ニトロベンジル基、ナフチルメチル基などのアリー
ル基、置換アリール基、アラルキル基、置換アラルキル
基、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ニトロ
基、塩素、フッ素、臭素などのハロゲン原子、−NHC
OR”で表される基(R16は置換もしくは非置換のア
ルキル基、アリール基、アラルキル基を表す) 、−N
HSO,R”(R111は上記と同義) 、SOR” 
Ca2Oは上記と同義) 、−3ORR” (R”l;
l記と同義)、−COR” (R”・は上記と同義)、
1I 異なっていてもよく、水素原子、置換もしくは非直換の
アルキル基、アリール基、アラルキル基をと同義)、ス
ルホン酸基、ア果ノ基、アルコキシ基、アリール基、ア
リールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アシルオキ
シ基、アルキル基もしくはアリール基もしくはアラルキ
ル基により置換されたア稟ノ基およびアミド基、トリフ
ルオロメチル基などをあげることができる。これらの置
換基としては、水素原子よりも電子吸引性の置換基が好
ましく使用される。
次に一般式〔■〕、−数式〔■〕で表わされる化合物に
ついて詳しく説明する。
式中、R11、R13はそれぞれ無置換または置換基を
有する炭素原子数1ないし12の直鎖状または分岐状の
アルキル基、無置換または置換基を有する炭素原子数7
ないし20の直鎖状または分岐状のアラルキル基、また
は無置換または置換基を有する単環式または環数2ない
し4の縮合多環式芳香族炭化水素の水素原子を1個除い
た1価基(アリール基)、またはRltとR13で複素
環を形成してもよく、RltJllは、互いに同じでも
異なっていてもよい。
R1は水素原子、無置換または置換基を有する炭素原子
数1ないし12の直鎖状または分岐状のアルキル基、無
置換または置換基を有する炭素原子数7ないし20のア
ラルキル基、無置換または置換基を有するアリール基を
表わす。
HI%4目はそれぞれ水素原子、無置換または置換基を
有する炭素原子数1ないし12の直鎖状または分岐状の
アルキル基、無置換または置換基を有する炭素原子数7
ないし20のアラルキル基、mW換または置換基を有す
るアリール基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリール
オキシ基を表わす。
RIs、 RIsは互いに同じでも異なっていてもよい
R16,R1’l、R19はそれぞれ無置換または置換
基を有する炭素原子数1ないし12の直鎖状または分岐
状のアルキル基、無置換または置換基を有する炭素原子
数7ないし20の直鎖状または分岐状のアラルキル基、
または勢置換または置換基を有するアリール基を表わし
、R1′、R1″は互いに結合してN含有へテロシクリ
ル基を形成してもよく、R”、RIffは互いに同じで
も異なっていてもよい。
Xは下記−数式で示される。
但しl、n:0.または1〜6の整数 m:0またはl RIll 、R11jは前述の置換基と同一である。
R+s+ 、R11+は互いに結合して、縮合多環芳香
族環を形成してもよい。
Yは、酸素原子、硫黄原子、セレン原子、無置換または
f換基を有するイ果ノ基、無置換または置換基を有する
メチレン基を表わす。
Qは、ベンゼン、ナフタレン環を形成するに必要な原子
群を表わす。
前記一般式(VII)または(VIII)において、R
1!R+zが無置換アルキル基である場合、その具体例
はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチ
ル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル基、ドデシル基
、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、4
−メチルペンチル基、5ec−ブチル基、tert−ブ
チル基があA、置換基を有するアルキル基である場合、
置換基の具体例として、ハロゲン原子として塩素、臭素
、弗素、アルコキシ基としてメトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、アリー
ルオキシ基としてフェノキシ基、0−トリルオキシ基、
m−)リルオキシ基、p−トリルオキシ基、1−ナフチ
ルオキシ基、2−ナフチルオキシ基、ジアルキルアミノ
基としてジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロ
ピルアミノ基、N−メチル−N−エチルアミノL N−
エチル−N〜ジプロピルアミノ基N−メチル−N−プロ
ピルアミノ基、アルキルチオ基として、メチルチオ基、
エチルチオ基、プロピルチオ基、N含有へテロシクリル
基としてピペリジノ基、1−ピペラジニル基、モルホリ
ノ基、1−ピロリジル基がある。これらの置換基のいず
れかが前述のアルキル基の任意の炭素原子に少なくとも
1個結合したアルキル基が置換基を有するアルキル基の
例である。
Rat、R13が無置換アラルキル基である場合、その
具体例にはベンジル基、フェネチル基、lナフチルメチ
ル基、2−ナフチルメチル基、1アントリルメチル基、
ベンズヒドリル基がある。
置換基を有するアラルキル基である場合、置換基の具体
例として前述の置換基があり、これらの置換基のいずれ
かが前述のアラルキル基の任意の炭素原子に少なくとも
1個結合したアラルキル基が置換基を有するアラルキル
基の例である。
R目、R口が無置換アリール基である場合、その具体例
にはフェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、ア
ントリル基、ピレニル基、アセナフチニル基、フルオレ
ニル基がある。置換基を有するアリール基である場合、
直換基の具体例として前述の置換基とそのほかにアルキ
ル基として、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、イソプロピル基、イソブチル基、イン
ペンチル基があり、これらの置換基のいずれかが前述の
アリール基の炭素原子に少なくとも1個結合したアリー
ル基が置換基を有するアリール基の例である。
R目とR13が複素環を形成する時の複素環の具体例と
しては、カルバゾール環である。
Rlm、R13のうち好ましい基は、一方がフェニル7
gで、他方がメチル基、エチル基、ベンジル基、フェニ
ルまたはナフチル基である。
RI4〜R1?が無置換または直換基を有するアルキル
基、無置換または置換基を有するアラルキル基、無置換
または置換基を有するアリール基の具体例は前記のR目
、Rlmの場合と同じである。
RIB、 HI・がハロゲン原子、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基の時の具体例としては、ハロゲン原子トし
て塩素、臭素、弗素、アルコキシ基としてメトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキ
シ基、アリールオキシ基としてフェノキシ基、0−)リ
ルオキシ基、m−)リルオキシ基、p〜トリルオキシ基
、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基、であ
る。
R14、R1?が互いに結合してN含有へテロシクリル
基ヲ形成する時の具体例としてはピペラジン基である。
好ましい置換基はR14として水素原子、メチル基、エ
チル基、フェニル基、ベンジル基、p−(ジメチルア逅
))フェニル基、P−(ジエチルアミノ)フェニル基が
あり、HI6またはR目として水素原子、メチル基、エ
チル基、メトキシ基、エトキシ基、臭素原子、塩素原子
、弗素原子があり、R1−またはR’マとしてメチル基
、エチル基、n−ブチル基、n−ヘキシル基、ベンジル
基、フェニル基があり、R″としてフェニル基、ジメチ
ルアミノフェニル基、ジエチルアミノフェニル基である
Xの具体例としては、メチレン基、エチレン基、プロピ
レン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、ラ
ウリレン基、p−キシリレン基、2゜5−ジクロロ、p
−キシリレン基、2,3.5゜6−テトラメチル、p−
キシリレン基、1.4−ジメチレンナフタレン基がある
Xの好ましい例としてはエチレン基、ブチレン基、ペン
チレン基、ヘキシレン基、p−キシリレン基である。
Yの具体例としては、酸素原子、硫黄原子、セレン原子
、アルキルイミノ基、ジメチルメチレン基などがある。
アルキルイミノ基のアルキル基とは炭素数1〜8のアル
キル基である。Yとしては、硫黄原子が好ましい。
次に、上記一般式(I)〜(VI)〜(Vl)で示され
る化合物の具体例を以下に示すが、本発明はこれらの化
合物に限定されるものではない。
例示化合物1 例示化合物2 例示化合物3 例示化合物4 例示化合物5 例示化合物6 例示化合物10 例示化合物7 例示化合物11 I 例示化合物8 例示化合物12 例示化合’$513 例示化合物9 例示化合物14 例示化合物15 例示化合物16 例示化合物17 1 I 例示化合物24 例示化合物25 例示化合物26 例示化合物27 例示化合物18 例示化合物19 例示化合物20 例示化合物21 例示化合物22 例示化合物28 I 例示化合物29 例示化合物30 例示化合物31 例示化合物33 S 例示化合物34 例示化合物36 例示化合物42 例示化合物43 例示化合物44 例示化合物45 例示化合物37 例示化合物38 例示化合物39 例示化合物40 例示化合物4 例示化合物46 例示化合物47 例示化合物48 例示化合物5日 NC 例示化合eI59 例示化合物60 例示化合物56 例示化合物57 I 例示化合物61 例示化合物64 例示化合物65 N(h 例示化合物66 例示化合物67 次に一般式(■) または(VIII) で表わされる 化合物の具体例を以下に示す。
墨 暮 慝 暮 暮 不 $ 墨 ボ 忍 暮 も 茶 墨 本発明における一般式(1)または−数式([)で表さ
れる尿素、チオ尿素化合物はいづれもrJ、chet 
Soc、 J土m、1573−1581に記載の方法に
より容易に合成することができる。
又、−数式(fit)〜(V)で表わされるアミド、チ
オアよド化合物はいづれもrBeilsteinsHa
ndbuchder Organichen Chem
ie J第12巻262頁に記載の方法により容易に合
成することができる。
更に、−数式(Vl)で表わされる(チオ)バルビッー
ル酸化合物は、rorganic Reactions
 J第15t1、第204〜599頁に記載のKnoe
venagel縮合法により、対応するアルデヒドある
いはケトンとバルビッール酸もしくはチオバルビッール
酸とをアルカリ(例、NaOH,KOH,アンモニア、
アミン(例、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ピペ
リジン等)等)を触媒として脱水縮合することによって
容易に製造することができる。
更に、一般式(VII)で表わされるヒドラゾン化合物
は、特公昭60−34099号報に記載の方法により容
易に合成する事ができる。
前記一般式(VII)または(VIII)で表わされる
ビスヒドラゾン化合物は、特開昭60−186847に
記載の方法により製造することができる。即ち、−数式
(IX)または(X)で表わされるヒドラジンまたはそ
の鉱酸塩と、−数式(XI)で表わされるビスアルデヒ
ドもしくはビスケトンとを必要に応じて縮合剤として少
量の酸(氷酢酸または無機酸)を添加し、常法により溶
媒中で反応させることにより得る事ができる。溶媒とし
ては、メタノール、エタノール等のアルコール類、テト
ラヒドロフラン、酢酸、DMFなどを単独もしくは混合
して用いる事ができる。
R14R口 R1?       [?+4一般式(I
X)〜OG)のR1〜RI9、X、Y、Qは一般式(■
)〜(VIII)と同じ意味を表わす。
フタロシアニン顔料を使用した電子写真感光体は、光照
射直後の表面電位の減衰に遅れを生ずるインダクシッン
効果が現れることが知られており、これが感度低下の原
因となっている。この原因については明確になっていな
いが、フタロシアニン粒子表面にキャリアトラップが存
在し、光照射により発生したキャリアがこのキャリアト
ラップに補足されてしまうために、この間表面電位の減
衰が見られないと考えられている0本発明の化合物はこ
のインダクシッン効果を軽減し、表面電位の減衰しない
時間(誘導期)を短かくし、結果として感度を向上させ
るための増感剤であると考えられる。
電子写真感光体の用途に本発明の一般式(r)〜(Vl
)で示される化合物を用いることは、特開昭58−10
2239号、同58−102240号、特開昭58−6
5438号、同5B−65439号、特開昭56−14
9462号、同57−29650号にその記載がある。
しかしながら、これらは、色素増感された有機光導電体
を更に増感するための増感剤としての発明を主張するも
のであり、本発明のような色素増感を行っていない感光
体に関する増感効果は記載されていない、tた、前記明
細書には、本発明における光導電性顔料であるフタロシ
アニン顔料を用いることは記載されていない、また、光
導電性顔料の使用に関しては無機光導電性顔料であるZ
nOを使用する記載があるが、これらもZnO等の無機
光導電体が色素増感されている場合に有効であると知ら
れていたのみであり、本発明におけるような、フタロシ
アニン顔料に特有なインダクシッン効果を軽減する効果
のあることは全く予期し得ないものであうた。
又、特開昭58−102239号、同5B−10224
0号、特開昭58−65438号、同5B−65439
号、特開昭56−149462号、同57−29650
号に記載の電子写真感光体は、−回限りの使用において
は良好な電子写真特性を示すが、数回の繰り返し使用に
より、著しい帯電電位の低下、感度の低下、残留電位の
増大を生じ、とても繰り返し使用の複写機および光プリ
ンター用の感光体として使用することはできない。
又通常フタロシアニンの感度を上げる目的で種々の添加
剤たとえばテトラニトロフルオレン、テトラシアノエチ
レン等の電子吸引性化合物を加えた場合、帯電性の低下
および繰り返し使用時、帯電電位の低下、残留電位の増
加を生じる。
しかし、本発明の一般式(1)〜(Vl)で表わされる
化合物は、上記繰り返し特性の劣化を引きおこすことが
なく、フタロシアニンを増感するため、高感度及び良好
な繰り返し特性が要求される複写機および光プリンター
用感光体への使用に適する。
本発明の電子写真感光体は前述したフタロシアニン顔料
と、一般式(I)〜(VI)〜(Vr)で表わされる化
合物の少なくとも一種、および一般式(VII)で表わ
される化合物を含有する光導電層を有する。
電子写真感光体としては各種の形態が知られているが、
本発明の電子写真感光体は、そのいづれのタイプの感光
体であっても良い0通常本発明の電子写真感光体は下に
例示した層構成のタイプにて使用される。
(1)導電性支持体上に、フタロシアニン顔料および一
般式(り〜(Vl)で表わされる化合物の一種、および
一般式(VII)又は(VIII)で表わされる化合物
を含有する単層の光導電層を設けたもの。
(2)導電性支持体上にフタロシアニン顔料と一般式(
1)〜(Vl)で表わされる化合物を含有する電荷発生
層を設け、その上に一般式(■)又は(VIII)で表
わされる化合物を含有する電荷輸送層を設けたもの。
(3)導電性支持体上に一般式(■)又は(VIII)
で表わされる化合物を含有する電荷輸送層を設け、その
上にフタロシアニン顔料と一般式(r)〜(VT)で表
わされる化合物を含有する電荷発生層を設けたもの。
タイプ(1)の電子写真感光体を作成するには、数式(
1)〜(Vl)で表わされる化合物と、一般式(VII
)又は(VIII)で表わされる化合物およびバインダ
ーを溶解した溶液中に、フタロシアニン顔料を分散せし
め、これを導電性支持体上に、塗布、乾燥すれば良い、
あるいはフタロシアニン顔料をバインダー溶液に分散し
、その後この溶液に一般式(1)〜(Vl)で表わされ
る化合物、および一般式(VII)又は(VIII)で
表わされる化合物を溶解して塗布液を作成しても良い。
この時の光導電層の膜厚は3〜50μ、好ましくは5〜
30μが良い。
タイプ(2)の電子写真感光体を作成するには、まず導
電性支持体上に、フタロシアニンおよび一般式(r)〜
(Vl)で表わされる化合物を適当な溶剤、もしくは必
要があればバインダーを溶解せしめた溶剤中に分散して
塗布乾燥し、電荷発生層を設ける。あるいは、フタロシ
アニン顔料を溶剤、またはバインダーを溶解せしめた溶
剤中に分散し、その後−数式(り〜(Vl)で表わされ
る化合物で表わされる化合物を溶解して塗布液を作成し
ても良い。その後、この上に、一般式(VII)又は(
VIII)で表わされる電荷輸送化合物およびバインダ
ーを含む溶液を塗布、乾燥して電荷輸送層を設けること
により得られる。この時の電荷発生層の厚みは4μ以下
、特に0.1〜2μが好ましく、電荷輸送層の厚みは3
〜50μ、特に5〜30μが好ましい。
又、本発明の電荷発生層は、電荷発生層と導電性支持体
の間に、一般式(I)〜(VI)〜(V[)で表わされ
る化合物で表わされる化合物を含有する薄層を設け、そ
の上に蒸着によりフタロシアニン顔料の電荷発生層を設
け、上層塗布溶剤の拡散により、結果的にフタロシアニ
ン顔料と一般式(1)〜(Vl)で表わされる化合物を
含有させる方法、あるいは導電性支持体上にフタロシア
ニン顔料を蒸着し、その上に一般式(り〜(Vl)で表
わされる化合物を含有する溶液を塗布し、フタロシアニ
ン顔料と共存させる方法により作成することができる。
この場合蒸着されるフタロシアニン顔料の厚みは0.0
(11#〜工μ、特に0.01μ〜0.5μが好ましい
タイプ(3)の電子写真感光体はタイプ(2)の電荷発
生層と電荷輸送層の積層順序を逆にすることにより作成
される。
本発明におけるタイプ(1)の感光体は、フタロシアニ
ン自身がアゾ顔料等に比較して、電荷移動能力を持つた
め、比較的良好な繰り返し特性を有するが、タイプ(2
)及び(3)の感光体に比較すると低感であり、繰り返
し使用による帯電電位の低下、残留電位の増加もやや大
きい。
そのため、本発明の使用形態としてはタイプ(2)及び
(3)が好ましく、この形態において、極めて高感度で
あり、繰り返し使用において、帯電電位の変化が少なく
、残留電位の低い、高耐剛性、高耐久性の電子写真感光
体が得られる。
(1) (2)及び(3)のタイプの感光体で用いられ
るフタロシアニン顔料は、公知の分散機、例えばボール
ミル、サンド藁ル、振動くル等により、粉砕、分散され
るが、フタロシアニンの粒径が5μ以下、好ましくは0
.1〜2μに粉砕して使用され′る。
タイプ(1)の電子写真感光体において使用されるフタ
ロシアニン顔料の量は少な過ぎると感度が悪く、多すぎ
ると帯電性が悪くなったり、電子写真感光層の強度が弱
くなったりし、電子写真感光層中のフタロシアニン顔料
の占める割合はバインダーに対し0.01〜2重量倍、
好ましくは0. 05〜1重量倍がよい。
一般式(■)又は(VIII)で表わされる電荷輸送化
合物の割合はバインダーに対し0.1〜2N!倍、好ま
しくは0.3〜1.3重量倍の範囲がよい。
又一般式(I)〜(VI)〜(Vl)で表わされる化合
物の含有量はフタロシアニン顔料に対し0.01〜1重
量倍、好ましくは0.02〜0. 4重量倍の範囲が適
当である。
またタイプ(2)および(3)の電子写真感光体におい
て電荷発生層となるフタロシアニン化合物含有層を塗布
形成する場合、バインダー樹脂に対するフタロシアニン
顔料の使用量は0.1〜50重量倍が好ましくそれ以下
だと十分な感光性が得られない、電荷輸送媒体中の一般
式(■)又は(VIII)で表わされる電荷輸送化合物
の割合はバインダーに対し0.01〜IO重量倍、好ま
しくは0.2〜2重量倍が好ましい。
この場合においても一般式(I)〜(Vl)で表わされ
る化合物の含有量はフタロシアニン顔料に対し、0.0
1〜IM量倍、好ましくは0.02〜0.4重量倍の範
囲が適当である。
またタイプ(2)及び(3)の感光体において特開昭6
0−196767号、特開昭60−254045号、特
開昭60−262159号各明細書に記載されているよ
うに電荷発生層中に、ヒドラゾン化合物、オキシム化合
物等の電荷輸送化合物を添加することもできる。
本発明の電子写真感光体において使用される導電性支持
体としては、アル果ニウム、銅、亜鉛、ステンレス等の
金属板、金属ドラム、またはブラスチック、紙等のシー
トあるいは円筒状基体上にアルミニウム、酸化インジュ
ーム、SnO,、カーボン等の導電材料を蒸着もしくは
分散塗布したもの、あるいは導電性ポリマー等を設けた
もの、あるいは塩化ナトリウム、塩化カルシウム等の無
機塩や有機四級アンモニウム塩により導電処理された紙
、紙管、カーボンをぬり込み成型したフェノール樹脂ド
ラム、ベークライトドラム等が使用される。
本発明のタイプ(2)およびタイプ(3)の電荷発生層
に使用されるバインダーとしては、広範な絶縁性樹脂か
ら選択でき、例えばポリエステル樹脂、セルロース樹脂
、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラー
ル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、
ポリカーボネート樹脂、スチレン樹脂、ポリブタジェン
樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂
、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂等をあ
げることができるが、これに限定されるものではない。
電荷輸送層に使用されるバインダーとしては、疎水性で
、かつ誘電率が高く、電気絶縁性のフィルム形成性高分
子重合体を用いるのが好ましい。
この様な、高分子重合体としては、例えば次のものを挙
げることができるが、勿論これらに限定されるものでは
ない。
ポリカーボネート、ポリエステル、メタクリル樹脂、ア
クリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リスチレン、ポリビニルアセテート、スチレン−ブタジ
ェン共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重
合体、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、シリコン樹脂、シ
リコン−アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒ
ド樹脂、スチレン−アルキッド樹脂、ポリ−N−ビニル
カルバゾール等をあげることができる。
タイプ(1)の光導電層のバインダーとしては上記電荷
発生層および電荷輸送層のバインダーの中から適当に選
択して使用することができる。
これらのバインダーは、単独あるいは2種以上の混合物
として用いることができる。
本発明の電子写真感光体を作成する場合、バインダーと
共に可塑剤あるいは増感剤などの添加剤を使用してもよ
い。
可塑剤としてはビフェニル、塩化ビフェニル、0−テル
フェニル、p−テルフェニル、シフチルフタレート、ジ
メチルグリコールフタレート、ジオクチルフタレート、
トリフェニル燐酸、メチルナフタリン、ベンゾフェノン
、塩素化パラフィン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ジラウリルチオジプロピオネート、3.5−ジニトロサ
リチル酸、ジメチルフタレート、ジブチルフタレート、
ジイソブチルアジペート、ジメチルセバケート、ジブチ
ルセバケート、ラウリン酸ブチル、メチルフタリールエ
チルグリコレート、各種フルオロ炭化水素類等が挙げら
れる。
その他、電子写真感光体の表面性をよくするために、シ
リコンオイル等を加えてもよい。
増感剤としては、クロラニル、テトラシアノエチレン、
メチルバイオレット、ローダニンB1シアニン染料、メ
ロシアニン染料、ピリリウム染料、チアピリリウム染料
、特開昭58−65439号、同5B−102239号
、同5B−129439号、同62−71965号等に
記載の化合物等を挙げることができる。
塗布溶剤としては、アルコール類(例えばメタノール、
エタノール、イソプロパノール等)、ケトンII(例え
ばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン等)、741M(例えば、N、
N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセドア
ミド等)、エステルM(例えば、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等)、エーテル類(例えば、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等)
ハロゲン化炭化水素類(例えば、塩化メチレン、クロロ
ホルム、メチルクロロホルム、四塩化炭素、モノクロロ
ベンゼン、ジクロロベンゼン等)等を単独あるいは混合
して用いることができる。
塗布は、スプレー、ローラーコーチインク、スピンナー
コーティング、ブレードコーティング、デイツプコーテ
ィング等の汎用のコーティング法を用いて行うことがで
きる。
また本発明においては、導電性支持体と光導電層の間に
、必要に応じて接着層またはバリヤ層を設けることがで
きる。これらの層に用いられる材料としては、前記バイ
ンダーに用いられる高分子重合体のほか、ゼラチン、カ
ゼイン、ポリビニルアルコール、エチルセルロース、カ
ルボキシ−メチルセルロース、特開昭59−84247
号に記載の塩化ビニリデン系、ポリマーラテックス、特
開昭59−114544号に記載のスチレン−ブタジェ
ン系ポリマーラテックスまたは、酸化アルミニウムなと
であり、これらの層の厚さは、0゜1〜5pmが好まし
い。
また本発明においては、光導電層上に必要によりオーバ
ーコート層を設けることができる。このオーバーコート
層は、機械的にマット化されたもの、あるいはマット剤
が含有される樹脂層であってもよい。この場合、マット
剤としては二酸化珪素、ガラス粒子、アルミナ、デンプ
ン、酸化チタン、酸化亜鉛、ポリメチルメタクリレート
、ポリスチレン、フェノール樹脂などの重合体の粒子、
および米国特許第2,701,245号、同第2゜99
2.101号明細書に記されているマット剤が含まれる
。これらは、2種以上併用することができる。
オーバーコート層に使用される樹脂としては光導電層に
使用される樹脂の他、公知の各種の樹脂より選択して用
いることができる。
以上本発明について詳細に説明したが、本発明の電子写
真感光体は感度に優れ、繰り返し使用における帯電電位
の変化が少なく、残留電位の小さい高耐刷性、高耐久性
の電子写真感光体である。
本発明の電子写真感光体と、電子写真複写機は勿論レー
ザー、ブラウン管を光源とするプリンターの感光体など
の分野に広く応用する事ができる。
特に長波長域まで高感度を有するので、半導体レーザー
、He−Neレーザー等を光源とするレーザービームプ
リンターに適する。
次に本発明を実施例により具体的に説明するがこれによ
り本発明が実施例に限定されるものではない、なお実施
例中「部」とあるのは「重量部」を示す。
実施例1 ε型銅フタロシアニン (リスフォトンEPPC: 東洋インキ■製)        0.5部例示化合物
(1)          0.05部ポリエステル樹
脂(バイロン 200:東洋紡績■製)    3.0部例示化合物(
68)          3. 0部テトラヒドロフ
ラン       100部を500dのガラス製容器
にガラスピーズと共に入れ、ペイントシェカー(東洋精
機製作所■))で60分間分散したのち、ガラスピーズ
をろ別して光導電層用分散液とした。
次にこの光導電層用分散液をワイヤーラウンドロンドを
用いて導電性支持体(75μmのポリエチレンテレフタ
レートフィルムの表面にアル旦ニウムの蒸着膜を設けた
もの0表面抵抗10’Ω)上に塗布、乾燥して20μm
の光導電層を有する電子写真感光体を得た。
次に、作成した電子写真感光体の電気特性をEPA−8
100(川口電気■製)を用いて、スタチック方式によ
り+8.0kVでコロナ帯電し、780 nmの単色光
を1mw/rdの光強度により露光する条件にて測定し
た。帯電直後の表面電位(Ve) 、帯電直後から10
秒後の表面電位のvoに対する比を電荷保持率(DD、
。)、また感度として、露光前の表面電位が光減衰して
1/2になる露光量(Ei。)と1710になる露光量
(E9゜)、残留電位(v8)として露光量100μJ
/cd時点の表面電位を調べたところ Va     +600V E、。     1.8μJ/c4 E、。     4.2μJ/d DD+a     70% ■真    +12V であった。
比較例1 実施例1の光導電層用塗布液より、例示化合物(1)を
除いた他は、実施例1と全く同様にして、電子写真感光
体を作成した。この電子写真感光体の電気特性を実施例
1と同条件で測定したところV、     +620V Eso      2.3μJ/d E啼0    7.5μJ/c4 DD、、     73% ■置    +29V であった。
比較例2 ε−型鋼フタロシアニン(リオフォトンBPPC)3部
と例示化合物(1)0.3部およびポリエステル樹脂(
バイロン200)3部をテトラヒドロフラン100部に
溶かした液と共にボールミルで、20時間分散した後、
ワイヤーラウンドロンドを用いて、導電性支持体(前述
のAI!1lllり上に塗布、乾燥して厚さ0.5μm
の電荷発生層を得た。
次に電荷発生層の上に、電荷輸送物質として、例示化合
物(76) 10部とビスフェノールAのボリカーボネ
ー110部とをジクロルメタン50部に溶解した溶液を
ワイヤーラウンドロンドを用いて塗布、乾燥し、厚さ2
oI!mの電荷輸送層を形成させて、電子写真感光体を
作成した。この電子写真感光体の電気特性を一8kvで
コロナ帯電した以外は実施例1と同条件で測定した結果
、Ve       700 V Ess      1 、 3 u J/dE9・  
   2.7μJ/d DD+s     75% Vm        20V であった、その後帯電と露光の2工程を10.000回
繰り返し、電気特性を調べたが、繰り返し前の特性と殆
ど変化がなかった。
比較例2 実施例2の例示化合物(1)を除いた他は、実施例2と
全く同様にして電子写真感光体を作成した。
この電子写真感光体の電気特性を実施例2と同条件で測
定したところ 0 E、。
qa DD、。
■R であった。
比較例3.4 電荷輸送物質として、例示化合物(76)に替えて、下
記の比較化合物を用いた他は、実施例2と全く同様にし
て、電子写真感光体を作成し、電気特性を測定した。結
果を第1表に示す。
723V 2.0μJ/c4 5.8μJ/C4 80% 29v 比較化合物(+) 比較化合物(2) ■ 第1表 実施例3 実施例2のε−型鋼フタロシアニン(リオフォトンEP
PC)をX型無金属フタロシアニン(大日本インキ■製
、Fastogen Blue 8120 )に替えた
他は実施例2と全く同様にして、電子写真感光体を作成
した。この電子写真感光体の電気特性を実施gII2と
同じ条件で測定した結果、Ve      700 V Eso      0.511J/C4Eキ・    
       L、4tiJ/c4DD、。    7
6% ■鳳      −11V であった、その後帯電と露光の2工程を10000回繰
り返し、電気特性を調べたが、繰り返し前の特性と殆ど
変化がなかった。
比較例5 実施例3の例示化合物(1)を除いた他は、実施例3と
全く同様にして電子写真感光体を作成した。
この電子写真感光体の電気特性を実施例2と同条件で測
定したところ V、     −720V Ell      0.9μJ/d E9m      2.6μJ/c4 DDts     79% V*       18V であった。
実施例4 実施例2のε−型鋼フタロシアニン(リオフォトンEP
PC)t−α型チタニル鋼フタロシアニン(東洋インキ
製)に替えた他は実施影2と全く同様にして、電子写真
感光体を作成した。この電子写真感光体の電気特性を実
施例2と同じ条件で測定した結果、 V@     −680V Eso      O,4pJ/cd 巳、。       1.1pJ/cdDD、。   
  77% ■真      −10V であった、その後帯電と露光の2工程を10000回繰
り返し、電気特性を調べたが、繰り返し前の特性と殆ど
変化がなかった。
比較例6 実施例4の例示化合物(1)を除いた他は、実施例3と
全く同様にして電子写真感光体の電気特性を実施例2と
同条件で測定した結果 V・    −720V E、。     0.7μJ/d Ell      2.  I II J /cdD0
.   77% ■亀    −19V であった。
実施例5〜15 増感剤として、実施例3の例示化合物(1)の替わりに
第2表の例示化合物、また電荷輸送物質として実施例3
の例示化合物(76)の替わりに、第2表の例示化合物
を用いた以外は実施例3と全く同様にして電子写真感光
体を作成した。この電子写真感光体の電気特性を第2表
に示す、電気特性の測定は実施例2と同一の条件で行っ
た。
実施例1と比較例1、実施例2.5〜15と比較例2〜
4、実施例3と比較例5、及び実施例4と比較例6を各
々比較すると、一般式(VII)又は(VIII)で表
わされる化合物を含有し、且つ、一般式(I)〜(VI
)〜(Vl)で表わされる化合物を添加した電子写真感
光体は、比較例の感光体に比較し、1.5〜2倍高感度
である。しかも帯電性、暗減衰、残留電位に大きな差が
なく良好な電子写真特性が保たれていることがわかる。
更に、実施例2.3.4において10,000回の繰り
返し使用後の電気特性が、初期の特性と殆ど変化がない
ことが1認された。
以上により、実施例で示した電子写真感光体は本発明の
目的「高感度であり、かつ繰り返し使用において電位安
定性が高く、残留電位が小さい、耐久性の高い電子写真
感光体」を満足するものであることがわかる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体上に光導電層を設けた電子写真感光
    体において、光導電層がa)フタロシアニン顔料、b)
    一般式( I )〜(VI)で表わされる化合物の少なくと
    も一種、およびc)一般式(VII)または(VIII)で表
    わされる化合物の少なくとも一種、を含有することを特
    徴とする複写機用または光プリンター用電子写真感光体
    。 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式(V) ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式(VI) ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式(VII) ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式(VIII) ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式( I )〜(VI)において、Zは、硫黄原子また
    は酸素原子を表わす。 R^1、R^2、R^3、R^4、R^5、R^6はそ
    れぞれ水素原子、アルキル基、アリール基または複素環
    から誘導された1価基を表し、互いに同じでも異なって
    も良い。R^1とR^2、またはR^3とR^4はそれ
    ぞれ連結してもよい。一般式( I )においてR^1、
    R^2、R^3、R^4が連結して全体として架橋環を
    形成していてもよい。R^7は2価のアリーレン基、ア
    ラルキレン基、ポリメチレン基またはアルキレン基を表
    す。 R^8はアルキル基、アルコキシ基、単環式または2環
    縮合式のアリール基、単環式または2環縮合式のアリー
    ルオキシ基、または複素環から誘導された1価基を表わ
    す、一般式(V)において2個のR^8は互いに同じで
    も異なってもよい。 R^9およびR^1^0はアルキル基、アリール基また
    はアラルキル基を表し、R^9とR^1^0は同一であ
    っても互いに異なった基であっても良い。 R^1^1は水素原子、アルキル基、アリール基、また
    はアラルキル基を表す。また、Ar_1とR^1^1と
    で環を形成してもよい。 Ar_1は1価の芳香族炭化水素基または1価の複素環
    基を表す。 R^1^2、R^1^3はアルキル基、アリール基、ま
    たはアラルキル基を表す、またR^1^2とR^1^3
    は同一であっても異なった基であっても良く、互いに結
    合して環を形成しても良い。 R^1^4は水素原子、アルキル基、アラルキル基、ア
    リール基を表す。R^1^5、R^1^6は、水素原子
    、アルキル基、アラルキル基、アリール基、ハロゲン原
    子、アルコキシ基、アリールオキシ基を表し、R^1^
    5とR^1^6は同一であっても互いに異なった基であ
    っても良い。 R^1^6、R^1^7、R^1^9は、アルキル基、
    アラルキル基、アリール基を表す。R^1^6とR^1
    ^7は同一であっても異った基であっても良く、互いに
    結合して環を形成しても良い。 Xは下記一般式で示される。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 但しl、n:0,または1〜6の整数 m:0または1 R^1^5′、R^1^6′は前述の置換基と同一であ
    る。 R^1^5′、R^1^6′は互いに結合して、縮合多
    環芳香族環を形成してもよい。 Yは、酸素原子、硫黄原子、セレン原子、無置換または
    置換基を有するイミノ基、無置換または置換基を有する
    メチレン基を表わす。 Qは、ベンゼン、ナフタレン環を形成するに必要な原子
    群を表わす。
  2. (2)光導電層がフタロシアニン顔料、および一般式(
    I )〜(VI)で表わされる化合物の少なくとも一種、
    および一般式(VII)または(VIII)で表わされる化合
    物の少なくとも一種を含有する単一層であることを特徴
    とする請求項(1)記載の複写機用または光プリンター
    用電子写真感光体。
  3. (3)光導電層がフタロシアニン顔料、および一般式(
    I )〜(VI)で表わされる化合物の少なくとも一種を
    含有する電荷発生層と、一般式(VII)または(VIII)
    で表わされる化合物の少なくとも一種を含有する電荷輸
    送層からなることを特徴とする請求項(1)記載の複写
    機用および光プリンター用電子写真感光体。
  4. (4)複写機または光プリンターの光源が、レーザー光
    であることを特徴とする請求項(1)ないし(3)の複
    写機用または光プリンター用電子写真感光体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011133853A (ja) * 2009-11-27 2011-07-07 Canon Inc 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
CN102799084A (zh) * 2011-05-24 2012-11-28 佳能株式会社 电子照相感光构件、处理盒和电子照相设备
US8859172B2 (en) 2011-11-30 2014-10-14 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic photosensitive member, method of producing electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and electrophotographic apparatus
US8962227B2 (en) 2011-05-24 2015-02-24 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic photosensitive member, process cartridge, electrophotographic apparatus, method of producing electrophotographic photosensitive member, and urea compound

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