JPH0363131A - 着色意匠面を有するガラス繊維強化樹脂成形板及びその連続製造方法 - Google Patents

着色意匠面を有するガラス繊維強化樹脂成形板及びその連続製造方法

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JPH0363131A
JPH0363131A JP1200599A JP20059989A JPH0363131A JP H0363131 A JPH0363131 A JP H0363131A JP 1200599 A JP1200599 A JP 1200599A JP 20059989 A JP20059989 A JP 20059989A JP H0363131 A JPH0363131 A JP H0363131A
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glass
reinforced resin
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Yasuo Kadoi
角井 康雄
Shoji Yanada
簗田 昭二
Noboru Terasawa
寺澤 昇
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Nitto Boseki Co Ltd
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NIPPON DEKOOLE KK
Nitto Boseki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ガラス繊維を補強材とする不飽和ポリエステ
ル樹脂成形板に関するものであり、しかも従来のガラス
繊維強化不飽和ポリエステル樹脂成形板と比較して何ら
遜色のない諸物性をJi!備する意匠性の高いガラスS
維強化樹脂成形板及びその製造方法に関するものである
。 K従来の技術】 ガラス繊維を補強材として利用した不飽和ポリエステル
樹脂の波板や平板等の成形板は、各種の機械的強度が優
れていること、軽量であること、透明であること等の特
質により、採光板等の建築材料として広く利用されてい
たが、特に近年では、その耐久性及び耐水性に優れたも
のが得られるようになったため、前記従来の採光板とし
ての用途に加え、インテリア及びエフステリア用装飾パ
ネルをはじめ、浴室、シャワールーム等の水理りにも利
用されるようになった。この結果、各種新用途に適した
着色模様を有する成形板が要求されているにも拘らず、
今迄は単色に着色された不飽和ポリエステル樹脂成形板
を得ていたにすぎなく、例えば、複数の色彩を利用した
模様、木目模様。 ストライブ等の模様を有するガラス繊維強化不飽和ポリ
エステル樹脂成形板を連続的に得る方法は皆無であった
。 この問題を解決する方法として、特公昭61−4318
6号公報には、不飽和ポリエステル樹脂液の塗布層を有
する下部キャリアフィルム上にガラス繊維のチョツプド
ストランドマットを連続的に形成し、次いでこの上面に
、不飽和ポリエステル樹脂液に対して相溶性を有する七
ノマー液、またはモノマー混合液、或いはこれらのモノ
マーと不飽和ポリエステル樹脂液との混合物が含浸され
ている印刷模様シートと上部キャリアフィルムとを順次
積み重ね、加熱硬化させ、しかる後に上部キャリアフィ
ルムと下部キャリアフィルムとを剥離、除去することを
特徴とする模様シート入りのガラス繊維強化ポリエステ
ル樹脂成形板の製造方法が開示されている。 しかしながら、前記印刷模様シートを用いる方法におい
ては印刷された所望の模様を現出することができるが、
チタン紙を使用した場合は透明性に欠けた製品しか得ら
れないため、屋内に使用する間仕切板、採光板として不
適当であり、一方、印刷模様シートとして不織布を使用
したときは印刷模様が不鮮明になり易く、しかも樹脂含
浸に時間がかかり生産速度が遅くなる。或いは又、印刷
模様シートに皺が入り易いというような難点が認められ
た。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、速い成形速度で容易に、かつ、連続的に製造
でき、しかも透明性があり意匠性の優れたガラス繊維強
化樹脂成形板を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明は、着色剤と硬化剤とを含有し、かつ、硬化剤に
より架橋結合を形成した熱可塑性m脂(以下単に着色樹
脂という)を表面に固着し、更に必要に応じて着色意匠
面に樹脂又はフィルムによる保護被覆層を設けてなる着
色意匠面を有するガラス繊維強化樹脂成形板に関するも
のであって、本発明のガラスm維強化樹脂成形板は、以
下の方法で製造することができる。 1)着色樹脂を、プラスチックフィルムに対する離型剤
塗布面全面、若しくは部分、又は任意模様状に塗着して
熱転写シートとし、ガラス繊維に不飽和ポリエステル樹
脂を含浸して得られるガラス繊維強化樹脂成形基材上に
、前記熱転写シート上の着色樹脂塗着面を接して載置し
、常法により硬化成形した後、前記プラスチックフィル
ムを剥離する。 2)着色樹脂を、プラスチックフィルムのホントメルト
接着剤塗布面全面、若しくは部分、又は任意模様状に塗
着し、ガラスS維に不飽和ポリエステル樹脂を含浸して
得られるガラスlli維強化1fI4脂成形基材上に、
前記着色樹脂塗着面を接して載置し、常法により硬化成
形する。 3)着色樹脂を、プラスチックフィルム表面全面に若し
くは部分的又は任意模様状に#着し、該塗肴而にホット
メルト接着剤を塗布し、ガラスm維に不飽和ポリエステ
ル樹脂を含浸して得られるガラス繊維強化樹脂成形基材
上に前記ホットメルト接着剤塗布面を接してIll!置
し、常法により硬化成形する。 以下本発明のガラス繊維強化樹脂成形板を製造する方法
につき説明する。 先ず、第1の製造方法において、着色樹脂を塗着した熱
転写シートを製造する。熱転写シートは厚さ12〜15
μ虱程度のプラスチックフィルムに離型剤を3g〜10
g/T!を程度塗布し、更にその離型剤塗布面上に着色
樹脂を2g/T1t〜10g/T!1程度の割合でその
全面、若しくは部分、或いは任意模様状に塗着したもの
である。 ここに使用されるプラスチックフィルムとしては、例え
ばポリエステル、ナイロン、ポリビニルアルコール、ポ
リアミド、セロファン、ポリカーボネート、ポリエチレ
ンテレフタレート、トリアセチルセルロース、ポリイミ
ドなどの比較的耐熱性の優れた公知のフィルムを使用す
ることができる。 前記フィルムに塗布される離型剤としては、アクリロニ
トリル樹脂、ケイ素樹脂、ステアリン酸塩などが使用さ
れる。 又、熱可塑性to4脂としては、ポリウレタン、ポリウ
レタンとポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、
ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、セルロース誘導体、ポ
リビニルアルコール、石油樹脂。 ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、スチレンブタジェ
ン共重体樹脂、又はエチレン酢酸ビニル共重合樹脂など
の混合樹脂が使用できる。 上記熱可塑性樹脂の硬化剤としては、無黄変又は難黄変
タイプのもので硬化を促進又は調整し、架橋結合を形成
するものであれば特に制限なく使用可能であるが、特に
イソシアネート系の硬化剤が好ましい。そして熱可塑性
樹脂と硬化剤の混合割合は重量比で100:  5乃至
100 : 50程度である。 又、前記熱可塑性樹脂に混合される着色剤としては、耐
光性、耐熱性に優れている印刷用の各種の顔料が使用さ
れる。好適な顔料として、カーボンブラック、ルチル型
酸化チタン、インドレノン系顔料、キナクリドン系顔料
、フタロシアニン系顔料、ピグメント、オレンジR,レ
ーキ・レッドC,ローダミンBレーキ及びメチル・バイ
オレットBレーキなどが使用される。然しこれに限定さ
れるものではない。 又、当該着色樹脂中には硬化剤の外、必要に応じて分散
剤、可塑剤、充填剤などを添加する。 上記方法による本発明のガラスm維強化樹脂成形板は次
のような工程を経て製造される。 先ず下部キャリアフィルム上に不飽和ポリエステル樹脂
液をドクターナイフで厚さを規制しつつ塗布後、予備加
熱器に通してキャリアフィルム上面に形成されている不
飽和ポリエステル樹脂液の塗布層を予備乾燥した後、ガ
ラスa#Iチョツプドストランドを、前記予備乾燥され
た不飽和ポリエステル樹脂液上に供給して、強化合成樹
脂成形基材を連続的に形成する。 しかる後、前記熱転写シートを繰り出し、ガラスミ!維
強化合或樹脂成形基材面に前記熱転写シート上の着色樹
Wii面が接するように積層する。尚、この積層操作に
際しては、一対のスクイズローラを利用し、得られる積
層シートの厚みの規制と脱泡処理とを同時に行なう。 次いで、この上下フィルムで挟持された積層シートを、
型付は装置を有する加熱機中に通して成形した後、これ
をトレードミルで引き出し、剥離ローラで下部キャリア
フィルムと熱転写シートのプラスチックフィルムを剥離
すると、熱転写シート上の着色樹脂はガラスl!維強化
樹脂層の表面で架橋結合を形成して強固に転写固着され
、ガラス!11維強化樹脂層の表面全面、若しくは一部
、或いは任意模様状に着色部を形成する。 次いでカッタを利用し、水で冷却しながら所定寸法に切
断した後、乾S機で乾燥し、第1図に示す強化プラスチ
ック層1の表面に着色樹脂2が固着した本発明の意匠性
に優れたガラスm維強化樹脂成形板を得ることができる
。 尚、成形に際し必要ならば、別のローラから繰り出され
てくる上部キャリアフィルムと熱転写シ−トのプラスチ
ックフィルム面とを重ね合わせ、成形完了後、該上部キ
ャリアフィルムを熱転写シートのプラスチックフィルム
と共に剥離、除去しても良い。 このようにして得られた本発明のガラス繊維強化樹脂成
形板の表面は、着色樹脂による着色意匠面が露出した状
態にあるため、該面を強固に保護し、傷などがつかない
ようにし、或いは樹脂痩せを防止するなど表面を保護す
るため本発明のガラス繊維強化樹Ill成形板表面に合
成樹脂、或いはプラスチックフィルムによる保護被覆層
を形成しても良い。 即ち、前記した第1の製造方法における熱転写シートの
製造に当って、プラスチックフィルムに塗布した離型剤
と着色樹脂の間に合成樹脂の塗布層を形成して既に述べ
たと全く同様の方法で硬化成形を行ない、成形完了後、
熱転写シートのプラスチックフィルムを剥離すると第2
図に示すように着色樹脂2の表面が合成樹脂による保護
被覆層3で被覆された着色意匠面が形成される。使用さ
れる合成樹脂としては好ましくはアクリロニトリル樹脂
、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル・ポリウレタン混
合樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などが3〜5g/Tr
t程度使用されるがこれに限定されるものではない。 前記第1の製造方法においてはプラスチックフィルム上
に離型剤を介し、必要ならば合成樹脂の塗布層を形成し
、更に着色樹脂をその全面、若しくは部分、或いは模様
状に塗着した熱転写シートを用い、着色樹脂をガラスI
iI維強化合或樹脂成形基材面に転写し、プラスチック
フィルムを剥離することにより表面に着色樹脂による着
色意匠面を備えたガラスm維強化樹脂板を得るものであ
るが、以下に示す第2の製造方法においてはプラスチッ
クフィルム上にホットメルト接着剤、即ち120〜13
0℃程度の温度で溶融し強力な接着性を示す例えばナイ
ロン12. #i和ポリエステルなどのホットメルト接
着剤をその全面に塗布し、更にその上に着色樹脂を全面
、若しくは部分、或いは模様状に塗布し、第1の製造方
法におけると同様にして得られたガラスa雑強化合成樹
脂成形基材面に該着色樹脂塗着面が接触するよう載置し
、硬化成形するときは、第3図に示すようにガラス繊維
強化樹脂層1の表面全面、若しくは部分、或いは任意模
様状に着色樹脂2が固着し、更に、ホットメルト接着剤
4を介してプラスチックフィルムが全表面に接着して保
護被覆層3を形成した本発明のガラスS維樹脂成形板を
得ることができる。 この第2の製造方法において使用されるプラスチックフ
ィルムとしては、第1の製造方法に用いられたフィルム
をそのまま使用することができるが、特にポリエチレン
テレフタレートフィルムが耐候性の点から極めて好適で
ある。 また、第3の製造方法としてプラスチックフィルムに着
色樹脂をその全面、若しくは部分、或いは模様状に塗着
し、該塗着面上にホットメルト接着剤を塗布し、該ホッ
トメルト接着剤の塗布面をガラス繊維強化樹脂成形基材
面に接触載置し、前記と同様に硬化成形することによっ
て、第4図に示すように強化プラスチック層1の表面に
ホットメルト接着剤42着色樹脂2.プラスチックフィ
ルムの保護被覆層3が順次形成された成形板を製造する
こともできる。 そして、前記各製造方法においてはガラスtan強化合
成樹脂成形基材の片面に着色意匠面を形成するものとし
て説明したが、ガラスm維強化合成樹脂成形基材の両面
に着色意匠面を形成することも可能である。 ■実 施 例】 実施例1〜4 厚さ25μポのポリエチレンテレフタレート(以下PE
Tフィルムと略す)よりなるプラスチックフィルム全面
に、ウレタンアクリル系樹脂(TR−17ニス、大日本
インキ化学工業株式会社製)75重量%と、トルエン/
酢酸エチル/メチルエチルケトン混合溶剤(ダイレジュ
ーサ−V#20 大日本インキ化学工業株式会社製)2
5重量%とからなる離型剤(粘度ザーンカツプ間、32
5秒)を397尻になるように塗布し、その上に着色剤
、熱可塑性樹脂及び硬化剤を第1表に示す割合で配合し
た着色樹脂を第2表に示す色調及び模様状に塗着して熱
転写用シートを製造した。 なお、第1表の配合1(ffy)は幅1,000M、長
さ1,00077Lのフィルムに塗布するために調合し
た着色剤、熱可塑性樹脂及び硬化剤の量であって、塗布
量を示すものではない。 以下余白 第  2 表 毎分5TrLの速度で進行してくる厚さ25μ椛の下部
キャリアフィルムの上面に、a拌、脱泡後の液温30℃
の不飽和ポリエステル樹脂液を1.279/壇の割合で
塗布し、この塗布面に0.45Kg/rrtのガラスm
維のチョツプドストランドマットを載置し、含浸ローラ
で不飽和ポリエステル樹脂液をガラス繊維マットに含浸
させた。 次いで、前記第1表及び第2表に記載した配合色調及び
模様柄を有する4種類の熱転写用シートを夫々模様面が
ガラス繊維マットと接するように接触させ、スクイズロ
ーラでスクイズし、脱泡すると共に厚さ1.0順に規制
し、次いで加熱機内に送り、幅方向両側の下部キャリア
フィルムと上部の転写用インクシートのPETフィルム
との端部を平板用テンタークリップで挟み、テンション
をかけながら80〜110℃で4分間加熱したのち、更
に110〜150℃で3分間加熱し、しかる後に下部キ
Pリアフィルムと上部のPETフィルムとを剥離し、目
的製品たるガラスm維強化ポリエステル樹脂成形板を得
た。 得られた4種類の成形板の98%濃硫酸に対する常温、
15分間浸漬試験結果は、何れも従来のガラスa雑像化
不飽和ポリエステル樹脂平板に比べてガラスSStの浮
き出しが少なかった。また、デユーサイクルウェザ−メ
ーター2000時間@露促進テストでも印刷模様の褐色
、劣化は殆どなく、1lfl候性の面でも従来のがラス
s#I強化不飽和ポリエステル樹脂平板より優れていた
。 実施例5〜8 実施例1と同じ離型剤を塗布した厚さ25μ扉のPET
フィルム上に、実施例1と同様に着色剤、硬化剤を含む
熱可塑性樹脂よりなるグラビア用インクよりなる着色樹
脂を第3表に示すような割合で用い、第4表に示す模様
状に塗着して熱転写用シートを製造した。 第  4  表 毎分4mの速度で進行している厚さ36μ風のポリエス
テルエンボスフィルムからなる下部キャリアフィルムの
上面に、攪拌、脱泡後の液温30℃の不飽和ポリエステ
ル樹脂を3.1に9/ri、の割合で塗布し、この塗布
面に1.04Kj/mのガラスミmのチョツプドストラ
ンドマットを載置し、含浸ローラで不飽和ポリエステル
樹脂液をガラス繊維マットに含浸させた。 次いで、前記第3表及び第4表に記載した配合色調及び
模様柄を有する4種類の熱転写シートを模様面がガラス
繊維マットと接するように接触させ、スクイズローラで
スクイズし、脱泡すると共に、厚さ3.Ormに規制し
、次いで加熱機内に送り、幅方向両側の下部キャリアフ
ィルムと上部の熱転写用インクシートたるPETフィル
ムとの端部を平板用テンタークリップで挟み、テンショ
ンをかけながら80〜110℃で3分間加熱したのち更
に110〜150℃で4分間加熱し、下部キャリアフィ
ルムと熱転写シートのPETフィルムとを剥離して目的
製品たるガラスS維強化樹脂成形板を得た。 得られた成形板は、その裏面に下部キャリアフィルムた
るポリエステルエンボスフィルムのエンボス模様が転写
されており、表面に形成された模様と成形板表裏面のエ
ンボス模様と相俟って雅趣に富む浮き彫り仕上げされた
ステンドグラス状の平板を得た。また、全面が白一色の
熱転写シートを用い、前記と同様にして製造されたガラ
スm維強化樹脂成形板もエンボス模様による浮き彫り仕
上げが認められ、効果が充分発現される。そしてこの成
形板のエンボス模様面が光線の入射側となるように設置
すると、エンボス模様の凸部が樹脂リッチになっている
ので、光線を乱反射してやわらかなものとし、かつ、耐
候性に優れた性質を発揮する。 実施例9〜11 実施例9として、実施例1に示された着色樹脂でブロン
ズ色の格子模様の熱転写シートを製造する際に、離型剤
と着色樹脂の間に合成樹脂による保護被覆層として不飽
和ポリエステル樹脂を3g/TIL介置させ、装た実施
例10として、実施例2に示された着色樹脂でグレー色
調のストライブ模様の熱転写シートを製造する際に、離
型剤と着色樹脂の間に合成樹脂による保護被覆層として
ポリ塩化ビニル・ポリウレタン混合樹脂を3i?/T!
を介置し、更に実施例11として実施例4に示された着
色樹脂で白色のルーバー模様の熱転写シートを製造する
際に、離型剤と着色樹脂の間に合成樹脂による保護被覆
層としてポリウレタン樹脂を3g/T!を介置し、熱転
写シートを作製し、実施例1〜4と同様の成形処理を行
なった。但し、下部キャリアフィルムの進行速度を3m
、/分にし、ゲルコート炉で100〜150℃で2分間
加熱、80〜110℃のキュア炉で5分間、110〜1
50℃のアフターキュア炉で6分間後加熱した。その結
果、実施例1〜4より更に一段と優れた耐煮沸性及び耐
候性に優れた備腫な格子模様、ストライブ模様、ルーバ
ー模様を有する成形板を得た。 実施例12 ホットメルト接着剤層が形成されている厚さ12μ卯の
PETフィルム(ユニチカ#製 エンプレット易接着タ
イプ υC−12>上に実施例3に示した着色樹脂を塗
着してゴールド色調の横ストライプ模様を形成したシー
トを製造した。 毎分2.5mの速度で進行している下部キャリアフィル
ムの上面に、上記の模様が形成されたホットメルト接着
剤層を有するPETフィルムのフィルム面を接して載置
し、更にこのPETフィルムの模様面上に、攪拌、脱泡
後の液温30℃の不飽和ポリエステル樹脂液を2.7に
9/rttの割合で塗布し、しかる後にこの塗布面に0
.9Ky/rttのガラス41i維のチョツプドストラ
ンドマットを載置し、含浸ローラで不飽和ポリエステル
樹脂液をガラス41i維マツトに含浸させた。 次いで、前記ガラス繊維マットを被覆するように上部キ
ャリアフィルムを載置し、スクイズローラでスクイズし
、脱泡すると共に、厚さ2.0Mに規制した積層シート
を得た。 次いで、キュア炉内に送り、積層シートの幅方向両側の
下部キャリアフィルムと上部キャリアフィルムとの端部
を平板用テンタークリップで挟み、テンションをかけな
がら80〜110℃で6分間加熱したのち更に110〜
150℃のアフターキュア炉で7分間加熱し下部キャリ
アフィルムと上部キャリアフィルムとを剥離し、目的製
品たる横ストライブ模様を有するガラス繊維強化樹脂成
形板を得た。 この成形板のJIS K 6714に基づく光線透過率
測定結果は、表面にPETフィルムのないものに比較し
て何ら劣るものではなかった。またデユーサイクルウェ
ザ−メーター2000時間曝露促進テストでも印刷模様
の褐色、劣化は全くなく、耐候性の面でも従来のガラス
繊維強化不飽和ポリエステル樹脂平板より遥かに優れて
いた。 尚、前記上部キャリアフィルムと不飽和ポリエステル樹
脂含浸ガラス繊維マットとの間に、前記構成からなるP
ETフィルムの模様面を該ガラス繊維マットに接して載
置し強化成形すると、両面に模様を有するガラス4I維
強化合或樹脂板を得ることができる。 実施例13〜14 実施例13として、ホットメルト接着剤を有するPET
フィルムを厚さ25μのPETフィルム(ユニチカ#製
 エンブレット易接着タイプ DC−25)としたもの
、及び実施例14として、ポリエステルフィルムに実施
例3に示した着色樹脂でゴールド色調のストライプ模様
を形成後、ホットメルト接着剤を塗布したちのく三井東
圧#製 P−751)を使用したほかは実施例12と全
く同様の成形処理を行ない、実施例12とほぼ同様の光
線透過率及び耐光性の優れた優麗な着色意匠面を有する
成形板を得た。
【発明の効果】
以上詳細に述べた通り、本発明は、着色剤を含有し、か
つ、硬化剤により架橋結合を形成した熱可塑性樹脂を表
面に固着し、更に必要に応じて着色意匠面に樹脂又はフ
ィルムによる保護被覆を設けてなる着色意匠面を有する
ガラスm維強化樹脂成形板及びその製造法に関し、従来
のように含浸印刷模様シートを使用するものと異なり、
透明性に欠けるとか、模様が不鮮明になり易い、樹脂含
浸に時間かかかる等の欠点がすべて解消され、高い成形
速度で意匠性の高い、しかも耐候性の優れた間仕切板、
採光板などのインテリア分野に幅広い用途を持つ、任意
着色意匠面を具備したガラス繊維強化合成樹脂成形板を
得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明により製造されるガラスm維
強化樹脂成形板の断面図である。 第  1 図 第  2 図 第  3 図 1・・・ガラスm維強化樹脂成形基板。 2・・・着色樹脂、   3・・・保護被覆層。 4・・・ホットメルト接着剤 第  4 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、着色剤を含有し、かつ、硬化剤により架橋結合を形
    成した熱可塑性樹脂よりなる着色樹脂を表面に固着して
    成る着色意匠面を有するガラス繊維強化樹脂成形板。 2、着色意匠面に保護被覆層を設けた請求項1記載のガ
    ラス繊維強化樹脂成形板。 3、着色剤と硬化剤とを含有し、該硬化剤により架橋結
    合を形成する熱可塑性樹脂よりなる着色樹脂を、プラス
    チックフィルムの離型剤塗布面全面、若しくは部分、又
    は任意模様状に塗着して熱転写シートとし、ガラス繊維
    に不飽和ポリエステル樹脂を含浸して得られるガラス繊
    維強化樹脂成形基材上に、前記熱転写シート上の着色樹
    脂塗着面を接して載置し、常法により硬化成形した後、
    前記プラスチックフィルムを剥離することを特徴とする
    着色意匠面を有するガラス繊維強化樹脂成形板の製造方
    法。 4、着色剤と硬化剤とを含有し、該硬化剤により架橋結
    合を形成する熱可塑性樹脂からなる着色樹脂を、プラス
    チックフィルムのホットメルト接着剤塗布面全面、若し
    くは部分、又は任意模様状に塗着し、ガラス繊維に不飽
    和ポリエステル樹脂を含浸して得られるガラス繊維強化
    樹脂成形基材上に、前記着色樹脂塗布面を接して載置し
    、常法により硬化成形したことを特徴とするガラス繊維
    強化樹脂成形板の製造方法。 5、着色剤と硬化剤とを含有し、該硬化剤により架橋結
    合を形成する熱可塑性樹脂からなる着色樹脂を、プラス
    チックフィルム表面全面、若しくは部分、又は任意模様
    状に塗着し、該塗着面にホットメルト接着剤を塗布し、
    ガラス繊維に不飽和ポリエステル樹脂を含浸して得られ
    るガラス機維強化樹脂成形基材上に前記ホットメルト接
    着剤塗布面を接して載置し、常法により硬化成形したこ
    とを特徴とするガラス繊維強化樹脂成形板の製造方法。
JP1200599A 1989-08-02 1989-08-02 着色意匠面を有するガラス繊維強化樹脂成形板及びその連続製造方法 Expired - Lifetime JPH0773900B2 (ja)

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Cited By (2)

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