JPH0362343A - 光磁気ピックアップ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、光磁気ディスク等の光磁気記録媒体に対して
情報信号の書込み及び／又は読出しを行う光磁気ピック
アップ装置に関する。

Ｂ６発明の概要 本発明は、光記録媒体の信号記録面上に光ビームと共働
して情報信号の書込みを行う磁界を印加するコイルを、
該信号記録面上に光ビームを集光させるための対物レン
ズと同軸状にこの対物レンズに取り付けることにより、
光磁気記録媒体がいわゆる面ブレを起こしても、コイル
と信号記録面との距離が一定となされることにより信号
記録面上の磁界が一定に保たれ、情報信号の書込みが良
好に行えるようになすとともに、光磁気ピックアップ装
置を光磁気記録媒体の一面側のみに配設して構成できる
ようにし、光磁気記録媒体の回転駆動装置からの着脱を
容易となすものである。

Ｃ１従来の技術 従来、いわゆる光磁気ディスク等のように、所定の磁界
を印加するとともに光ビームを集光して照射することに
より、情報信号の書込み及び／又は読出しが行えるよう
に構成された光磁気記録媒体が提案されている。

そして、この光磁気記録媒体に対して情報信号の書込み
及び／又は読出しを行うには、光磁気ピックアップ装置
が用いられている。

この光磁気ピックアップ装置は、第５図に示すように、
光磁気記録媒体である光磁気ディスク１０１の信号記録
面上に光ビームを集光させる対物レンズ１０６と、上記
信号記録面に所定の磁界を印加するコイル１０８とを有
して構成されている。

上記光磁気ディスク１０１は、スピンドル軸１０３上に
設けられたチャッキング手段１０２により中心部を保持
されている。この光磁気ディスク１０１は、上記スピン
ドル軸１０３及び上記チャッキング手段１０２を介して
、図示しない回転操作手段により回転操作される。

上記対物レンズ】０６は、上記光磁気ディスク１０１の
内外周に亘ってガイドレール１０５により移動自在に支
持された光学ピックアップ１０４に取り付けられ、上記
光磁気ディスク１０１の一面側に対向させられている。

上記光学ピンクアップ１０４は、レーザダイオード等の
発光手段、フォトダイオード等の光検出手段及び所定の
光学デバイスを有して構成されている。また、この光学
ピックアップ１０４は、上記対物レンズ１０６を支持す
るとともにこの対物レンズ１０６を２軸方向に変位駆動
する対物レンズ駆動機構を有している。この光学ピック
アップ１０４は、上記発光手段より発光される光ビーム
を上記対物レンズ１０６を介して上記光磁気ディスク１
０１の信号記録面上に集光させるとともに、この信号記
録面により反射された光ビームを上記光検出手段により
検出するように構成されている。

また、この光学ピックアップ１０４は、上記光検出手段
により検出された光ビームに基づいて上記対物レンズ駆
動機構により上記対物レンズ１０６を光軸方向に変位駆
動して、上記対物レンズｌＯ６より出射される光ビーム
を常に上記信号記録面上に集光させるように構成されて
いる。さらに、この光学ピックアップ１０４は、上記光
検出手段により検出された光ビームに基づいて上記対物
レンズ駆動機構により上記対物レンズ１０６を光軸に直
交する方向に変位駆動して、上記対物レンズ１０６より
出射される光ビームを常に上記信号記録面に形成された
記録トラック上に集光させるように構成されている。

上記コイル１０８は、ガイド軸１０９により上記光磁気
ディスクの内外周に亘って移動自在に支持されたヨーク
１０７に巻装されて構成され、上記光磁気ディスク１０
１の他面側に対向させられる。上記ガイド軸１０９は、
一端側に支持円盤１１０が取り付けられている。この支
持円盤１１０は、上記光磁気ディスク１０１の他面側に
周面が当接されており、上記光磁気ディスク１０１が回
転操作されると、この光磁気ディスク１０１の回転に追
従して回転される。すなわち、上記ガイド軸１０９は、
上記光磁気ディスク１０１が回転に伴っていわゆる面ブ
レを起こしても、上記支持円盤１１０が上記光磁気ディ
スク１０１に当接した状態でこの光磁気ディスク１０１
の回転に追従して回転されることにより、常に上記光磁
気ディスク１０１との間の距離が一定に保たれるように
なされている。したがって、上記ガイド軸１０９に支持
された上記ヨーク１０７及び上記コイル１０８が上記光
磁気ディスク１０１の面ブレに追従して変位され、第５
図中矢印ｄで示す上記ヨーク１０７の先端部と上記光磁
気ディスク１０１との距離は一定に保たれる。上記ヨー
ク１０７と上記光磁気ディスク１０１との距離が一定に
保たれることにより、上記信号記録面には、所定の磁界
が安定して印加される。

上記対物レンズ１０６及び上記コイル１０Ｂは、常に上
記光磁気ディスク１０１を介して対向する状態を保ち、
それぞれ第５図中に矢印ｔで示すように上記ガイドレー
ル１０５及びガイド軸１０９に沿って移動操作される。

この光磁気ピックアップ装置においては、上記コイル１
０８により上記信号記録面に所定の磁界が印加されると
ともに、該信号記録面に上記対物レンズ１０６を介して
光ビームが照射されることにより、情報信号の書込みを
行うことができる。

また、この光磁気ピックアップ装置においては、上記信
号記録面に上記対物レンズ１０６を介して光ビームを照
射し、該信号記録面より反射された光ビームを検出する
ことにより、情報信号の読出しを行うことができる。

Ｄ１発明が解決しようとする課題 ところで、上述のような光磁気ピックアップ装置におい
ては、上記対物レンズ１０６と上記コイル１０８とが、
上記光磁気ディスク１０１を介して常に対向する状態を
保つ必要がある。そのため、上記光学ピックアップ１０
４を支持するガイドレール１０５と上記ヨーク１０７を
支持するガイド軸１０９とは、高精度に平行な状態に配
設する必要がある。そのため、このような光磁気ピック
アップ装置は、製造、組立てが困難である。

また、この光磁気ピックアップ装置においては、上記対
物レンズ１０６と上記コイル１０８とを上記光磁気ディ
スク１０１を介して常に対向させるために、上記光学ピ
ックアップ１０４と上記ヨーク１０７とを正確に同期さ
せて上記光磁気ディスク１０１の径方向に送り操作する
必要がある。そのため、これら光学ピックアップ１０４
とヨーク１０７とを送り操作するための送り機構が複雑
化、大型化する虞れがある。

さらに、上記コイル１０８と上記光磁気ディスク１０２
との距離を一定に保つための上記支持円盤１１０を有し
てなる上記ガイド軸１０９の構成が複雑であり、製造、
組立てが困難であるとともに、特に上記光磁気ディスク
１０１の厚み方向に装置が大型化する虞れがある。

そして、この光磁気ピックアップ装置は、上記光磁気デ
ィスク１０１の両面側にそれぞれ上記対物レンズ１０６
と上記コイル１０８とを配設してなるので、この光磁気
ピックアップ装置を用いて構成された記録及び／又は再
生装置への上記光磁気ディスク１０１の着脱が煩雑であ
る。すなわち、上記対物レンズ１０６と上記コイル１０
Ｂとは、上記光磁気ディスク１０１に対して近接して配
設されるため、これら対物レンズ１０６とコイル１０８
とが所定位置に配設された状態では、上記光磁気ディス
ク１０１を着脱することはできない。

したがって、上記光磁気ディスク１０１を着脱するとき
には、上記光学ピックアップ１０４あるいは上記ヨーク
１０７の少なくとも一方を、上記光磁気ディスク１０１
の保持される位置より離間するように移動させる必要が
あり、着脱操作が煩雑となる。また、このように、上記
光学ピックアップ１０４及び上記ヨーク１０７は、少な
くとも一方を上記光磁気ディスク１０１の保持される位
置より離間する方向に移動可能に支持する必要があるた
め、これら光学ピックアップ１０４及びヨーク１０７を
支持する構成が複雑化する。

そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるもの
であって、構成を複雑化することなく、コイルと光磁気
記録媒体との距離が一定に保たれることにより情報信号
の書込みが良好に行え、また、光磁気記録媒体の着脱操
作を容易となすことができる光磁気ピックアップ装置を
提供することを目的とする。

８８課題を解決するための手段 上述の課題を解決し上記目的を達成するため、本発明に
係る光磁気ピックアップ装置は、光磁気記録媒体の信号
記録面上にこの信号記録面に対して情報信号の書込み及
び／又は読取りを行うための光ビームを集光させる対物
レンズと、この対物レンズをこの対物レンズと上記信号
記録面との距離が一定となるように変位駆動する対物レ
ンズ駆動機構と、上記信号記録面に上記光ビームと共働
して該信号記録面に対して情報信号の書込みを行うため
の磁界を印加するコイルとを備え、上記コイルは、上記
対物レンズに同軸にこの対物レンズに取り付けられてな
るものである。

１０作用 本発明に係る光磁気ピックアップ装置においては、光磁
気記録媒体の信号記録面に所定の磁界を印加するコイル
は、上記信号記録面上に光ビームを集光させるとともに
対物レンズ駆動機構により上記信号記録面との距離が一
定となるように変位駆動される対物レンズに同軸にこの
対物レンズに取り付けられてなるので、上記信号記録面
との距離が一定に保たれる。また、この光磁気ピックア
ップ装置においては、上記対物レンズ及び上記コイルと
は、ともに上記光磁気ディスクの一面側に配設される。

Ｇ、実施例 以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照しながら説
明する。

本発明に係る光磁気ピックアップ装置は、第２図に示す
ように、光学系ブロック１４を有し、この光学系ブロッ
ク１４より出射される第２図中矢印Ｂで示す光ビームを
対物レンズ２により光磁気記録媒体となる光磁気ディス
クｌに照射するように構成されている。

上記対物レンズ２は、ガラスや合成樹脂等の光透過性を
有する所定の材料により、上記光ビームを上記光磁気デ
ィスクｌの信号記録面上に集光させる形状に形成されて
いる。この対物レンズ２には、第１図に示すように、光
軸に沿って中心部にコア材３が配設されている。このコ
ア材３は、高透磁性材料等の所定の材料により略円柱状
に形成されてなり、上記対物レンズ２中に、いわゆるイ
ンサート底型等の手段により配設されている。また、上
記対物レンズ２の外周部には、円環状に形成されたヨー
ク４が嵌装されるように設けられている。このヨーク４
は、上記コア材３と同様の材料により形成されてなり、
上記対物レンズ２の外周部に、いわゆるアウトサート底
型等の手段により一体的に取付けられている。そして、
この対物レンズ２の上記光磁気ディスク１に対向する側
の面には、この対物レンズ２の光軸を中心とする螺旋形
状をなすコイル５が被着形成されている。このコイル５
は、いわゆるエツチング、鍍金、蒸着あるいはスパッタ
リング等の手段により、導体からなる薄膜状に形成され
ており、導体の一端部及び他端部にそれぞれ引き出し線
６．７が取り付けられている。

上記光学−系ブロック１４は、発光手段となるレーザダ
イオード１７を有している。このレーザダイオード１７
より発光された光ビームは、ビームスプリフタ１６、コ
リメータレンズ１５及び図示しない所定の光学デバイス
を介して、上記対物レンズ２に入射される。この対物レ
ンズ２に入射された光ビームは、この対物レンズ２の上
記コア材３の周囲部分を透過して、上記光磁気ディスク
１上に集光される。

上記光磁気ディスクｌは、第１図に示すように、ポリカ
ーボネイトの如き光透過性を有する材料によりなる基材
層１ａ、信号記録層１ｂ及び保護層１ｃが積層されて構
成され、上記信号記録層１ｂの上記対物レンズ２に対向
する側の面が信号記録面となっている。この信号記録面
には、上記光磁気ディスクｌの周方向に記録トラックが
形成されている。そして、この光磁気ディスク１は、第
２図に示すように、中央部をスピンドルモータ１１の回
転軸に取り付けられたチャッキング装置ｌＯにより保持
されるとともに、該スピンドルモータ１１により回転操
作される。

上記光磁気ディスク１の信号記録面に照射された光ビー
ムは、この信号記録面により反射される。

上記信号記録面により反射された光ビームは、上記対物
レンズ２及び上記コリメータレンズ１５及び図示しない
所定の光学デバイスを介して上記ビームスプリッタ１６
に戻る。このビームスプリッタ１６に戻った光ビームは
、このビームスプリッタ１６の反射面１６ａにより反射
される。上記反射面１６ａにより反射された光ビームは
、検出レンズ１８及び図示しない検光子等の所定の光学
デバイスを介して、光検出器１９に入射される。この光
検出器１９は、入射された光ビームを所定の電気信号に
変換する。

ところで、上記対物レンズ２は、対物レンズ駆動機構と
なる対物レンズ駆動装置１２によって、上記光学系ブロ
ック１４に対して所定位置に支持されるとともに上記光
磁気ディスク１に追従するように２軸方向に変位駆動さ
れる。すなわち、上記光検出器１９の出力がサーボ制御
装置２０に送られ、このサーボ制御装置２０は、送られ
た上記光検出器１９の出力に基づき、上記光磁気ディス
クｌの回転に伴ういわゆる面プレ及び偏心を検出する。

このサーボ制御装置２０は、上記光磁気ディスクｌの面
プレ及び偏心に対応する所定のフォーカス駆動電流及び
トラッキング駆動電流を上記対物レンズ駆動装置１２に
供給する。上記対物レンズ駆動装置１２は、上記フォー
カス駆動電流に基づいて上記対物レンズ２を第２図中矢
印Ｆで示す光軸方向、すなわちフォーカス方向に変位駆
動する。また、上記対物レンズ駆動装置１２は、上記ト
ラッキング駆動電流に基づいて上記対物レンズ２を第２
図中矢印下で示す光軸に直交する方向、すなわちトラッ
キング方向に変位駆動する。このように、上記対物レン
ズ２が上記光磁気ディスク１に追従するように変位駆動
されることにより、この対物レンズ２により集光される
光ビームは、常に上記信号記録面に形成された記録トラ
ック上に正確に集光される。すなわち、上記対物レンズ
２と上記信号記録面との距離は、常に一定に保たれる。

そして、上記光学系ブロック１４及び上記対物レンズ駆
動装置１２は、図示しない所定の支持機構により、上記
光磁気ディスクｌの内外周に亘って移動可能に支持され
ている。

また、上記サーボ制御装置２０は、所定の制御電流を上
記スピンドルモータ１１に供給し、このスピンドルモー
タ１１の回転速度を制御している。

この光磁気ピックアップ装置により、上記光磁気ディス
クに対して情報信号の書込みを行うには、入力端子２５
を介して情報信号を変調装置２２に送る。すると、この
変調装置２２は、送られた情報信号を所定の変調方式に
従って変調するとともに、レーザパワー制御装置２３を
介して上記レーザダイオード１７の出力を変調された信
号に基づいて制御する。また、上記変調装置２２に情報
信号が入力されることにより、この変調装置２２は、印
加磁界制御語２１３を制御し、上記対物レンズ２に取り
付けられたコイル５に上記引き出し線６゜７を介して所
定の電流が供給されるようにする。

上記コイル５は、供給された電流に対応する所定の磁束
を発生する。この磁束は、特に、上記コア材３中に集中
されて上記信号記録層１ｂに到り、この信号記録層１ｂ
において所定の磁界を形成する。この信号記録層１ｂに
おける磁界は、上記コイル５より発生する磁束が上記対
物レンズ２の光軸上に配設されたコア材３中に集中され
ることにより、上記光ビームが集光される上記対物レン
ズ２の光軸上において特に強くなされる。

このようにして、上記信号記録層ｉｂに所定の磁界が印
加されるとともに、上記信号記録面の記録トラック上に
上記光ビームが集光されることにより、上記信号記録層
１ｂに情報信号が書き込まれる。

また、この光磁気ピックアップ装置により、上記光磁気
ディスクに書き込まれた情報信号の読出しを行うには、
上記レーザダイオード１７の出力を略一定となし、上記
光検出器１９の出力を復調装置２１に送る。すると、こ
の復調装置２１は、送られた信号を所定の復調方式に従
って復調して、出力端子２４より出力する。

この光磁気ピックアップ装置においては、上記コイル５
が上記対物レンズ２とともに上記対物レンズ駆動装置１
２により変位駆動されるので、このコイル５と上記信号
記録面との距離が一定に保たれる。また、上記コイル５
は、上記対物レンズ２に取り付けられているので、上記
光学系プロング１４及び上記対物レンズ駆動装置１２が
上記光磁気ディスク１の内外周に亘って送り操作された
場合においても、上記信号記録面上の上記対物レンズ２
により上記光ビームが集光された位置における磁界が変
化することがない。したがって、上記信号記録面に印加
される磁界は、安定して所定の状態となされ、情報信号
の書込みを良好に行うことができる。

そして、この光磁気ピックアップ装置は、上記対物レン
ズ２と上記コイル５とが、ともに上記光磁気ディスク１
の一面側に設けられて構成されており、この光磁気ディ
スクｌの他面側は開放されている。そのため、上記光磁
気ディスクｌは、他面側への移動が自在となされており
、上記チャッキング装置１０に対する着脱を容易に行う
ことができる。

なお、上記対物レンズ２中に配設される上記コア材３は
、上記対物レンズ２に挿通孔２ａを穿設してこの挿通孔
２ａに挿入して配設するようにしてもよい、この場合に
は、上記コア材３の外周面と上記対物レンズ２に設けた
挿通孔２ａの内面との間の空隙部に、例えば光硬化性の
合成樹脂等を充填し充填完了後に硬化させることにより
、上記コア材３と上記対物レンズ２との間を確実に接合
することができる。

また、本発明に係る光磁気ピックアップ装置において、
コイルは、上記対物レンズ２の外周部に設けてもよい、
すなわち、第３図に示すように、このコイル８は、上記
対物レンズ２の外周部に巻回されて構成されている。そ
して、上記ヨーク４は、上記コイル８の外周縁を囲むよ
うに設けられている。

このように構成されたコイル８を用いて構成した光磁気
ピックアップ装置においても、上記信号記録面に印加さ
れる磁界が安定して所定の状態上なされ、情報信号の書
込みを良好に行うことができる。また、この光磁気ピッ
クアップ装置においても、上記光磁気ディスク１の着脱
を容易に行うことができる。

さらに、本発明に係る光磁気ピックアップ装置において
、コイルは、上記コア材３の周面部に設け、上記対物レ
ンズ２中に配設されるようにしてもよい、すなわち、第
４図に示すように、このコイル９は、上記コア材３の周
面部に巻回されて構成されている。そして、上記ヨーク
４は、上記対物レンズ２の外周縁を囲むように設けられ
ている。

このように上記コイル９を上記コア材３の周面部に設け
るには、このコイル９を巻装したコア材３を、いわゆる
インサート底型等の手段により上記対物レンズ２中に配
設するようにすればよい。

また、上記対物レンズ２に挿通孔２ａを穿設し、この挿
通孔２ａに上記コイル９を巻回したコア材３を挿入する
ようにしてもよい。この場合には、上述したように、上
記コイル９の外周面と上記対物レンズ２に設けた挿通孔
２ａの内面との間の空隙部に、例えば光硬化性の合成樹
脂等を充填し充填完了後に硬化させることにより、上記
コイル９と上記対物レンズ２との間を確実に接合するこ
とができる。

このように構成されたコイル９を用いて構成した光磁気
ピックアップ装置においても、上記信号記録面に印加さ
れる磁界が安定して所定の状態となされるとともに、上
記光磁気ディスクｌの着脱を容易に行うことができる。

Ｈ１発明の効果 上述のように、本発明に係る光磁気ピックアップ装置に
おいては、光磁気記録媒体の信号記録面に所定の磁界を
印加するコイルは、上記信号記録面上に光ビームを集光
させるとともに対物レンズ駆動機構により上記信号記録
面との距離が一定と、なるように変位駆動される対物レ
ンズに同軸にこの対物レンズに取り付けられている。

そのため、上記コイルと上記信号記録面との間の距離が
一定に保たれ、このコイルにより上記信号記録面に印加
される磁界は、安定して所定の状態となされる。したが
って、この光磁気ピックアップ装置においては、情報信
号の良好な書込みを行うことができる。

また、この光磁気ピックアップ装置においては、上記対
物レンズ及び上記コイルとは、ともに上記光磁気ディス
クの一面側に配設されている。そのため、上記光磁気デ
ィスクは、この光磁気ピックアップ装置をこの光磁気デ
ィスクより離間させる方向に移動させることなく、他面
側方向に着脱することが容易となされている。

すなわち、本発明は、構成を複雑化することなく、コイ
ルと光磁気記録媒体との距離が一定に保たれることによ
り情報信号の書込みが良好に行え、また、光磁気記録媒
体の着脱操作を容易となすことができる光磁気ピックア
ップ装置を提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光磁気ピックアップ装置の要部と
なる対物レンズ及びコイルの構成を示す縦断面図であり
、第２図は上記光磁気ピックアップ装置の構成を模式的
に示すブロック図である。 第３図は上記対物レンズ及びコイルの構成の他の例を示
す縦断面図であり、第４図は上記対物レンズ及びコイル
の構成のさらに他の例を示す縦断面図である。 第５図は従来の光磁気ピックアップ装置の構成を一部を
破断して模式的に示す側面図である。 １・・・・・・・・・・・・・・・光磁気ディスク１ｂ
・・・・・・・・・・・・・信号記録層２・・・・・・
・・・・・・・・・対物レンズ１２・・・・・・・・・
・・・・・・対物レンズ駆動装置５．８．９・・・・・
・・コイル 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 光磁気記録媒体の信号記録面上に、この信号記録面に対
   して情報信号の書込み及び／又は読取りを行うための光
   ビームを集光させる対物レンズと、上記対物レンズを、
   この対物レンズと上記信号記録面との距離が一定となる
   ように変位駆動する対物レンズ駆動機構と、上記信号記
   録面に、上記光ビームと共働して該信号記録面に対して
   情報信号の書込みを行うための磁界を印加するコイルと
   を備え、 上記コイルは、上記対物レンズに同軸にこの対物レンズ
   に取り付けられてなる光磁気ピックアップ装置。