JPH0361486A - 細胞間粘着分子―2およびその結合リガンド - Google Patents

細胞間粘着分子―2およびその結合リガンド

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JPH0361486A JP2057869A JP5786990A JPH0361486A JP H0361486 A JPH0361486 A JP H0361486A JP 2057869 A JP2057869 A JP 2057869A JP 5786990 A JP5786990 A JP 5786990A JP H0361486 A JPH0361486 A JP H0361486A
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    • C12Q2600/158Expression markers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皇栗±坐剋里立互 本発明は、リンパ球の群が細胞基質を認識しそれに付着
して炎症部位に移動し炎症反応生細胞と相互作用する過
程に関与する細胞間粘着分子−2(“I CAM−2”
)に関する0本発明はさらにICAM−2細胞間粘着分
子に結合し得るリガンド分子、該細胞間粘着分子の利用
および該リガンド分子に関する。
丈来技歪 白血球はホストをバクテリアまたはウィルスのような外
敵に対して適切に防御するために細胞基質に付着し得な
ければならない。防御システムの優れた見解はEise
n、 H,74,により′″敗址吐脛蝕U第3版、ペン
シルバニア州フィラデルフィア、Harper & R
ow社刊、(1980)、290−295および381
−418”に与えられている。白血球は内皮細胞に結合
できて循環系から進行中の炎症部位に移動できなければ
ならない。さらに、白血球は抗原提供細胞に付着して正
常な特異的免疫応答を起こし得るものでなければならず
、さらに、リンパ球は、適当なターゲット細胞に付着し
てウィルス感染または腫瘍細胞の分解を起こし得るもの
でなければならない。
最近、そのような付着の媒介に関与する白血球表面分子
がハイブリドーマ技術を用いて同定された。要するに、
ヒトT−細胞(Davignon+ D、等、Proc
、 Natl、 Acad、 Sci、 IJSA+ 
 78 : 4535−4539 (1981))とマ
ウスひ臓細胞(Springer、 T、等、I!ur
、 J、 In+muno1.+ 9 :301−30
6 (1979))に対して向けられた各モノクローナ
ル抗体は白血球表面に結合し、上述の付着関連機能を抑
制しているものと同定された(Springer、 T
、等、Fed、 Proc、、  44 : 2660
−2663 (1985))、これらの抗体により同定
された分子はMac−1およびリンパ球機能会合抗原1
  (LFA−1)と称される。Mac−1はマクロフ
ァージ、顆粒球および顆粒状大リンパ球上に見い出され
るヘテロダイマーである。LFA−1は大部分のリンパ
球に見い出されるヘテロダイマーであるCSpring
er、 T、 A、等、In+muno1. Rev、
68:111−135  (1982))。これらの2
つの分子、および第3分子p150.95 (これはM
ac−1と同様な組織分布を有する)は細胞粘着におい
である役割を発揮する(Keizer、 G、等、Bu
r、 J、 Immunol、+土5:1142−11
47(1985))。
上記の白血球分子は“CD−18族′″糖たん白質と呼
ばれる、糖たん白質の関連群の構成員であることが見い
出された(Sanchez−Madrtd、 F、等、
J、 Ex er、 Med、、  158 : 17
85−1803(1983)  ;Keizer、 G
、 D、等、pur、 J、lm5uno1.。
15:1142−1147  (1985))、この垢
たん白質群は1つのアルファー鎖と1つのベータ鎖を有
するヘテロダイマーからなっている。抗原の各々のアル
ファー鎖は互いに異なるけれども、ベータ鎖はかなり一
定に保たれていることが判明している(Sanchez
−Madrid、 F、等、J、 Ex er、 Me
d。
158 二 1785−1803  (1983)L;
elfたん白質群のベータ鎖(しばしばCD18”と称
される)は95KDの分子量を有することが見い出され
、一方アルファー鎖は150KD−180KDで変化す
ることが見い出された(Springer、 T、等、
Fed、 Proc、+土4 : 2660−2663
 (1985))。
膜たん白質のアルファサブユニットはベータサブユニッ
トの有する広い相同性を共有していないけれども、糖た
ん白質のアルファーサブユニットの近似分析は両者の間
に実質的な類似性があることを示している。LFA−1
関連糖たん色質のアルファーおよびベータサブユニット
間の類似性の検討は5anchez Madrid、 
P、等によりなされている(J、 Ex er、  e
d、、、  158 : 586 602(1983)
  ;J、 Exer、 Med、+  185 :1
785−1803  (1983))。
白血球表面上の上記粘着たん白質群のいずれの1員の正
常量をも表現できない1群の人々の存在が確認されてい
る(Anderson、 D、 C,等、Fed。
Procl、44:2671−2677 (1985)
;Anderson、 D、 C,等、J、 Infe
ct、 Dis、、 152 :668 689 (1
985))。これらの患者からのリンパ球は、分子のC
D−18族が抗体により中和されている健常者に類似す
るインビトロ欠陥を示していた。さらにまた、上記の患
者は、その細胞の細胞基質への粘着能力がないことによ
り、正常な免疫応答を備えることができない(Ande
rsor++D、 C,等、Fed、 Proc、、 
 44 : 2671−2677(1985)  ; 
Anderson、 D、 C,等、J、 Infec
t。
Dis、、152:668−689 (1985))。
これらのデータは、リンパ球がCD−18族の機能的粘
着分子の欠如により正常な形で付着できない場合には、
免疫反応が緩和されることを示している。
即ち、要約すれば、動物の健康および生命力を維持する
リンパ球の能力は、リンパ球が他の細胞(内皮細胞のよ
うな)に粘着できることを必要とする。この粘着はリン
パ球の細胞表面上に存在する特異的レセプター分子を含
む細胞−細胞接触を必要とすることが判明している。こ
れらのレセプターはリンパ球が他のリンパ球または内皮
および他の非血管細胞に粘着することを可能する。細胞
表面レセプター分子は相互に密接に関連することが判明
している。リンパ球が上記の細胞表面レセプター分子を
欠損している巳トは慢性で再発生の感染症、および不完
全抗体応答を含む他の臨床的症状を示す。
リンパ球粘着は、外来組織が認識され拒絶される過程に
関与しているので、この過程の理解は臓器移植、組織移
植、アレルギーおよび腫瘍学の分野において著しく価値
がある。
又貝見立麗 本発明は細胞間粘着分子−2(ICAM−2)およびそ
の機能性誘導体に関する。本発明はさらにI CAM−
2の機能を抑制し得る抗体および抗体フラグメント、お
よび他のI CAM−2機能の阻害剤に関する。本発明
はさらに上記分子すべての診断および治療上の利用にも
関する。
さらに詳細には、本発明は実質的に天然の異物を含まな
い細胞間粘着分子I CAM−2またはその機能性誘導
体を包含する。
本発明は、更に以下に挙げるものからなる群から選ばれ
る少なくとも一つのポリペプチドを含むICAM−2に
も係る。
(a) −5−S−F−G−Y−R−T−L−T−V−
^−L−。
(b) −D−E−に−V−F−E−V−H−V−R−
P−に−。
(C) −G−5−L−E−V−N−C−S−T−T−
C−N−。
(d) −H−Y−L−V−5−N−1−S−H−T−
D−V−。
(e) −5−M−N−5−N−V−5−V4−Q−P
−P−HCf> −F−T−1−E−C−R−V−P−
T−V−E−P−。
(g) −G−N−E−T−L−H−Y−E−T−F−
G−に−;(h) −T−A−T−P−N−S−T−A
−D−R−E−D−。
(i) −H−R−N−P−S−C−L−A−V−L−
D−L−;(j) −M−V−1−1−V−T−V−V
−5−V−L−L−。
(k) −5−L−F−V−T−3−V−L−L−C−
F−I−、および(1) −M−G−T−Y−G−V−
R−A−A−W−R−R−。
本発明は、またI CAM−2またはその機能性誘導体
をコードもしくは表現し得る組換えまたは合tcDNA
をも提供する。
本発明は更に、I CAM−2およびその機能性誘導体
からなる群から選ばれる分子に結合し得る抗体、特にモ
ノクローナル抗体をも提供する。
本発明は、また上記モノクローナル抗体を産生し得るハ
イブリドーマ細胞を提供する。
本発明はI CAM−2またはその機能性誘導体と結合
し得る抗体を産生ずる所定のハイブリドーマ細胞の樹立
法をも包含し、該方法は以下の工程を含む。
(a)ICAM−2表現細胞、I CAM−2表現細胞
の膜、ICAM−2、担体に結合したICAM−=2、
ICAM−2のペプチドフラグメント、および担体に結
合したI CAM−2のペプチドフラグメントからなる
群から選ばれる免疫原で動物を免疫し、 (b)該動物の肺細胞とミエローマ細胞系とを融合し、 (c)該融合した肺細胞およびごエローマ細胞に抗体分
泌ハイブリドーマ細胞を形成せしめ、および (d)該ハイブリドーマ細胞をスクリーニングして、I
 CAM−2と結合し得る抗体を産生できる所定のハイ
プリドーマ細胞を得る。
本発明は、また哺乳類罹患体における特異的防御システ
ムの応答に起因する炎症の治療法をも提供する。この方
法は、かかる治療を要する罹患体に、該炎症を抑制する
に十分な量の抗炎症剤を投与することを含み、該抗炎症
剤がI CAM−2に結合し得る抗体、ICAM−2に
結合し得る抗体フラグメント、I CAM−2、ICA
M−2の機能性誘導体、I CAM−1以外のICAM
−2の非−IgアンタゴニストまたはCD−18族分子
の構成員からなる群から選ばれることを特徴とする。
また、本発明は移動のためにCD−18(特にLFA−
1)の−員をもつ造血性腫瘍細胞の転移を印材する方法
をも含み、該方法はこのような治療を必要とする患者に
該転移を抑制するのに十分な量の薬剤を投与することを
含み、該薬剤がICAM−2と結合し得る抗体、ICA
M−2と結合し得る毒素−誘発性(toxin−der
ivatized)抗体、ICAM−2と結合し得る抗
体フラグメント、I CAM−2と結合し得る毒素−誘
発性抗体フラグメント、I CAM−2、ICAM−2
の機能性誘導体、毒素−誘発性I CAM−2、および
毒素−誘発性ICAM−2の機能性誘導体、およびI 
CAM−1以外のI CAM−2の非−Igアンタゴニ
ストまたはCD−18族分子の構成員からなる群から選
ばれることを特徴とする。
また、本発明はI CAM−2表現腫瘍細胞の成長を抑
制する方法をも含み、該方法はこのような治療を要する
患者に、該抑制に十分な量の薬剤を投与することを含み
、該薬剤がI CAM−2と結合し得る抗体、I CA
M−2と結合し得る毒素−誘発性抗体、I CAM−2
と結合し得る抗体フラグメント、I CAM−2と結合
し得る毒素−誘発性抗体フラグメント、I CAM−2
、ICAM2の機能性誘導体、I CAM−1以外の、
ICAM −−2の非−IgアンタゴニストまたはCD
−18族分子の構成員、毒素−誘発性のCD−18族分
子の構成員、および毒素−誘発性の、CD−18族分子
の構成員の機能性誘導体からなる群から選ばれることを
特徴とする特 本発明は、また以下の工程を含む、ICAM−2表現細
胞の存在を検出する方法をも提供する。
(a)ICAM−2mRNAにハイブリッド化し得る核
酸分子の存在下で該細胞またはその抽出物をインキュベ
ートする工程、および (b)該核酸分子が、該細胞またはその抽出物中に存在
する相補的核酸分子にハイプリントされたか否かを決定
する工程。
本発明は、更に以下の成分を含む薬理組成物をも提供す
る。
(a)ICAM−2と結合し得る抗体、I CAM−2
と結合し得る抗体フラグメント、I CAM−2、I 
CAM−2の機能性誘導体、およびICAM−1以外の
I CAM−2の非−IgアンタゴニストまたはCD−
18族分子の構成員からなる群から選ばれる抗−炎症剤
単独、または(b)免疫抑制剤との組合せ。
本発明の第1の局面はLFA−1に対する天然結合リガ
ンドの発見に関連する。ta胞粘着の過程に関与するC
D−18族分子などの分子は“粘着分子(adhesi
on molecules) ”と呼ぶ。
I  LFA−1およびICAM−1 白息球粘着分子LFA−1は広範囲のリンパ球、単球、
NK細胞および顆粒球の免疫および炎症における他の細
胞との相互作用を媒介する。(SpringerT、 
A、等、Ann、 Rev、 Immunol、+  
198 L  5゜pp、  223−252)。
LFA−1は細胞間粘着分子1  (ICAM−1)に
対するレセプタであり、表面分子は本質的にいくつかの
組織上で表現され、かつ他の炎症のある組織に誘起され
る(Marlfn、 S、 D、等、Ce1l。
1987.51.pp、813−819 ;Dusti
n。
M、 L、等、J、 Immunol、、 1986.
 137. pp−245−254、ロustLn+ 
 M、 L、 等、 Immunol。
Today、1988. 9. PI)、  213−
215 ;米国特許出願第071019,440 (1
987年2月26日付出願)および同第07/250,
446(1988年9月28日付出願);これら特許出
願を本発明の参考文献とする〉。
LFA−1は他の細胞と、抗原特異的および抗原独立細
胞毒素性T細胞、ヘルバT細胞、NK細胞、顆粒球およ
び単球との相互作用において機能する(Sprir+g
er、 T、 A、等+Ann、 Rev、 Imai
unol、。
1987、 5. p9. 223−252 ;K15
hi+moto。
T、 K、等、Adv、 Immunol、+ (19
88+投稿中))#L F A −1は非共有結合的に
結合した180および95KDのαおよびβ糖タンパク
質サブユニットをもつ白血球インテグリン(Ieuko
eyte integrin)である。
I CAM−1は細胞の型の違いによって76〜114
KDで質量が変動する一本鎖糖タンパクであり、かつ5
個のC−状ドメインをもつIgスーパーファミリーの一
員である(Dustin、 M、 L、等、Immun
ol、 Today、  1988. 9+ pp、 
 213−215 ; 5taunton、 o、 E
、等、Ce11. 1988゜52、 pp、 925
−933 ;Simmons、 D、等、Nature
、1988,331.pp、624 627)I CA
M−1はIFN−γ、TNFおよびIL−1を含むサイ
トカインにより様々な型の細胞上で高い誘発性を示す(
Dustin、 M、 L、等、Immunol。
↑oday、1988.9. pp、 213−215
) 、上皮細胞、内皮細胞および繊維芽細胞上でのIC
AM−1の誘発はリンパ球のLFA−1依存性粘着を媒
介する(Dustin、 L L、等、J、 Ismu
nol、+1986゜137、 pp245−254 
;Dustin、 M、 L、等、J、 II!xp、
Med、、  1988. 167、 pp、  13
23−1340)。付着はLFA−IMAbでリンパ球
を前処理もしくはI CAM−IMAbで他の細胞を前
処理することにより阻止される(Dustin。
Ho し、 等、J、  Inmunol、、1 9 
8 6.  1 3 7.  pp。
245−254 ;DusLin、 M、 L、等、J
、 Ce1lBio1..1988.10?、pp、3
21−331 ;Dustin、 M、 L、等、J、
 Exp、 Med、、  1988 。
167、pp、1323−1340)。人工膜またはベ
トリ皿上での精製I CAM−1による等価な結果はL
FA−1およびI CAM−1が相互にレセプタである
ことを証明している(Marlin、 s、 D。
等、Ce1l、  1987. 51. pp、  8
13−819;Makgoba、 M、 W、等、Na
ture、  1988. 331゜pp、86−88
)。明確化のために、これらをここでは夫々“レセプタ
”および“リガンド”と呼ぶことにする。I CAM−
1については更に米国特許出願第071045,963
 、07/115,798゜07/155,943 ;
 07/189,815または07/250.446に
与えられており、これらを本発明の参考文献とする。
n  ICAM−2 I CAM−1とは異る第2のLFA−1リガンドが提
示されている(Rothletn+ R−等、J、Im
munol、。
1986.137.pp、1270−1274;Mak
goba、 M、 W、等Eur、 J、 Immun
of、、 1988 。
工8. pp、 637−640 ;Dustin、 
M、 L、等、J、 Ce1l Biol、、19B8
. 107. pp、  321−331)。本発明は
この第2のリガンド(“ICAM−2”と命名された“
細胞間粘着分子−2”)に関する。
I CAM−2は細胞内分布およびサイトカイニン誘発
性に乏しい点でI CAM−1と異っている。
I CAM−2は2つのIg−様ドメインをもつ接合膜
タンパクであり、一方I CAM−1は5つのIg−様
ドメインをもつ(Staunton、 o、 B、等、
Ce1l、198B、52.j)p、925−933;
Simmons、 D、等、Nature+  198
8. 331. pp。
624−627)。注目すべきことに、! CAM−2
は、I CAM−1またはI CAM−2のいずれかが
Igスス−−ファミリーの他の構成員と関連している以
上にずっとI CAM−1の2つの最もN−末端側のド
メインに密接に関係しており(34%の同一性〉、この
ことは同一のインテグリン族レセプタに結合するIg−
様リガントのサブフナミリであることを証拠付けている
II  ICAM−2のcDNAクローニング種々の手
順のいずれもICAM−2遺伝子のクローニングに用い
ることができる。このような方法の一つは、ICAM−
2遺伝子を含むインサートの存在に対して、ICAM−
2表現細胞由来のcDNAインサートのシャトルベクタ
ーライブラリーの解析を必要とする。このような解析は
、細胞を該ベクタで移入し、次いでI CAM−2の表
現について検定することにより行うことができる。
I CAM−2cDNAは好ましくはアルフォムシード
(Aruffo and 5eed)の方法(Seed
、 B、等、Proc、 Natl、 Acad、 S
ci、 USA、  1987. 8土。
pp、3365−3369)の新規な改良法を付着分子
のりガント同定に用いる際に同定される。この方法にお
いて、cDNAライブラリーは、ICAM=2を表現す
る細胞(例えば内皮細胞またはRamos。
BBN  Bリンパ芽球様、U937単球または5KW
3リンパ芽球様細胞系)から調製される。
好ましくは、cDNAライブラリーは内皮細胞から調製
される。このライブラリーは正常にICAM−2を表現
しない細胞(CO3細胞など)をトランスフェクション
するのに用いられる。この移入細胞は予めLFA−1で
被覆されたペトリ皿に導入される。I CAM−1また
はI CAM−2のいずれかをコードする配列でトラン
スフェクションされかつ細胞表面でこれらリガンドのい
ずれかを表現するCO3細胞は該ペトリ皿上のLFA−
1に付着する。非付着細胞を洗い流し、次に付着細胞を
ペトリ皿から取出し、培養する。次に、これら細胞中の
組換えICAM−1またはI CAM−2表現配列を取
出し、かつ配列決定してICAM−1またはI CAM
−2をコードするか否かを決定する。
上記方法の好ましいLi様において、抗−ICAM−1
抗体を該ベトリ皿に加えて、I CAM−1表現細胞の
付着を防止する。ICAM−2移入C05II胞のLF
A−1への結合はEDTAおよび抗−LFA−1モノク
ロ一ナル抗体(“MAb”)によって阻害されるが抗−
ICAM−IMAbによっては阻害されない、かくして
、このB様においてはI CAM−1表現細胞はI C
AM−1を介してペトリ皿に付着することができず、従
って他の非付着細胞のすべてと共に殆ど洗い流されてし
まう、結局、I CAM−2表現細胞のみが該ペトリ皿
に付着できる。
かくして、cDNAクローンは、COS細胞中での表現
によって、かつ予めプラスチック製ペトリ皿に結合され
ていた機能的に活性な精製LFA−lを用いた、リガン
ド担持cos、1胞のパンニングによってスクリーニン
グされる。バンニングの後、非付着細胞はICAM−2
”細胞を含まず、一方EDTAによってLFA−1被覆
プラスチツクから遊離する付着細胞は殆ど完全にI C
AM−23である。I CAM−1”細胞のLFA−1
被覆プラスチツクへの付着はRR1/1抗−ICAM 
−IMAbにより阻害できる。
こうして、このI CAM−2のcDNAクローニング
法によれば、cDNAライブラリーが内皮細胞から調製
され、このことは適当なプラスミド、例えばプラスミド
ベクタCDM8を用いるLFA−1依存付着のI CA
M−1依存およびICAM−1独立成分両者の存在を明
らかにする(1)ustin+M、 l70等、J、 
Ce1l Biol、、 1988. 10 ?、 p
p。
321−331)。移入COS細胞は、ICAMlcD
NAの単離の可能性を減じる目的で存在する抗−I C
AM−IMAbと共にLFA−1被覆ペトリ皿中でイン
キヱベートされる。付着細胞をEDTAで溶出し、プラ
スミドを単離し、E。
旦1中で増殖する。トランスフェクション、付着および
プラスミド単離の約3回の繰返し並びに−回のサイズ分
画の後、プラスミドは制限エンドヌクレアーゼ消化によ
り解析できる。トランスフェクションによりCO8細胞
中に導入した場合、1、Okbより大きなインサートを
もつプラスミドの約1/3がLFA−1への付着を生じ
た。
また、I CAM−2のcDNAクローンは遺伝子コー
ド(Watson、 J、 D、、 Menlo Pa
rk+ CA+1977pp、  356−357)を
用いて得ることができ、I CAM−2タンパクをコー
ドし得るポリヌクレオチドの配列決定が可能である。
r CAM−2cDNAのクローンは、また該I CA
M−2タンパクのペプチドフラグメントのアミノ酸配列
を同定し、次いで、該遺伝子コードを用いて該ICAM
−2ペプチドをコードし得るオリゴヌクレオチドプロー
ブ分子を構築することによっても得ることができる0次
に、このプローブを用いて、I CAM−2タンパクを
コードするcDNAライブラリーCICAM−2表現細
胞のcDNAから調製)のこれら構成員を(ハイブリダ
イゼーションを介して)検出する。
上記の技術あるいはこれらに準じた技術は、ヒトアルデ
ヒドデヒドロゲナーゼ(Hsu、 L、 C,等、Pr
oc、 Natl、 Acad、 Sei、 USA+
  19851 82゜pp、3771−3775)、
フィブロネクチン(Suzuki+S1等、Eur、 
Mo1. Biol、 Organ、 J、、1985
+土、pp、2519−2524) 、ヒトエストロゲ
ンレセプタ遺伝子(Waiter、 p、等、Proc
、 Natl。
八cad、  Sci、  USA、   1985.
  82.  pI)、   7889−7893)、
組織型プラスミノーゲン活性化因子(Pennica、
 D、等、Nature、  1983. 30 Lp
p、  214−221)およびヒト胎盤アルカリホス
ファターゼc DNA (Kam、 W、等、Proc
、 Natl。
Aced、 Sci、USA、1985. 82. p
p、  8715−8719)の遺伝子を首尾よくクロ
ーニングできる。
更に別のI CAM−2遺伝子のクローニング法では、
表現ベクタのライブラリーは、ICAM−2を表現でき
る細胞からのDNA、より好ましくはcDNAを表現ベ
クタ中にクローニングすることにより調製される。次い
で、このライブラリーを抗=I CAM−2抗体に結合
し、かつI CAM−2またはそのフラグメントと同一
の酸配列をもつペプチドをコードできるヌクレオチド配
列をもつタンパクを表現できるものについてスクリーニ
ングする。
上記方法のいずれかを用いて得られたクローン化ICA
M−2遺伝子は表現ベクタに機能発現できるように結合
でき、かつバクテリアまたは真核細胞に導入してI C
AM−2タンパクを得ることができる。このような処理
法はManiatis、 T、等(上記文献)により記
載され、当分野で周知である。
■0本発明の薬品:ICAM−2およびその機能性誘導
体、アゴニストおよび アンタゴニスト 本発明はICMA−2、その“機能性誘導体”並びにそ
の“アゴニスト”および“アンタゴニスト”を百的とす
る。
A、ICAM−2の機能性誘導体 ICAM−2の“機能性誘導体”はICAM−2の生物
活性に実質的に類似する生物活性(機能並びに構造のい
ずれかもしくは両者)を有する化合物である。用語“機
能性誘導体”とは分子の“フラグメント”変異体”類似
体゛または“化学的誘導体”を含むものとする。
分子、例えばICAM−2の“フラグメント”は該分子
の任意のポリペプチドサブセットを言うものとする。I
 CAM−2活性のあるしかも可溶性(即ち膜結合性の
ない)であるI CAM−2のフラグメントは特に好ま
しい。
ICAM−2などの分子の“変異体”とは完全な該分子
またはそのフラグメントのいずれかと構造並びに機能の
点で実質的に類似する分子をいうものとする。
ICAM−2などの分子の“類似体”とは完全な該分子
またはそのフラグメントのいずれかと機能の点で実質的
に類似する分子をいうものとする。
両分子が実質的に類似する構造をもつ場合あるいは両者
が同様な生物活性をもつ場合に、一方の分子が他方の分
子に“実質的に類似”するという。
かくして、2つの分子が同様な活性をもっていれば、こ
れらは変異体であると考える。この用語は、ここでは、
一方の分子の構造が他方中に見出されなくとも、あるい
はアミノ酸残基配列が同等でなくとも使用する。
ここでは、ある分子が通常他の分子の一部をなさない付
随的な化学的部分を含む場合に、該分子を該他の分子の
“化学的誘導体”という。かかる部分は該分子の溶解性
、吸収性、生物学的半減期などを改善できる。これら部
分は、また該分子の毒性を減じ、該分子の望ましからぬ
あらゆる副作用などを排除もしくは減衰できる。このよ
うな作用をになうことのできる部分はRemingto
n″SPharmaceutical 5cience
s+ 1980に開示されている。
“毒素−誘発性”分子は“化学的誘導体”の特定の組を
構成する。′毒素−誘発性”分子は毒素部分を含む分子
(例えばI CAM−2または抗体)である、このよう
な分子の細胞への結合は該毒素部分が該細胞近傍にもた
らされることになり、そのため細胞の死を早める。任意
の適当な毒素部分を用いることができるが、例えばりシ
ン毒素、コレラ毒素、ジフテリア毒素、放射性毒素、膜
−チャンネル−形成毒素などの毒素を用いることが好ま
しい。このような毒素部分と分子とのカップリング手順
は当分野で周知である。
約100残基までをもつICAM−2の機能性誘導体が
インビトロ台底で有利に調製できる。必要ならば、かか
るフラグメントは、精製または粗製タンパクのターゲッ
トアミノ酸残基を選ばれた側鎖または末端残基と反応性
の有機誘導体形成剤と反応させることにより変性できる
。得られる共有結合性誘導体は生物活性に重要な残基の
同定のために用いることができる。
最も一般的に、システイニル残基をα−ハロアセテート
(および対応するアミン)、例えばクロル酢酸またはク
ロロアセタミドと反応させて、カルボキシメチルまたは
カルボキシアミドメチル誘導体とすることができる。シ
ステイニル残基も、プロモトリフルオロアセトン、α−
ブロモ−β−(5−イミドジイル)プロピオン酸、クロ
ロアセチル燐酸、N−アルキルマレイミド、3−ニトロ
−2−ピリジルジスルフィド、メチル2−ピリジルジス
ルフィド、p−クロロメルクリ安息香酸、2−クロロノ
ルクリ−ニトロトロフェノールまたはクロロ−7−二ト
ロベン’/’−2−オー1−サー1゜3−ジアゾールと
の反応により誘導体化される。
ヒスチジル残基からは、pH5,5〜7.0にてジエチ
ルプロカーボネートとの反応により誘導体が得られる。
というのは、この試薬はヒスチジル側鎖に対して比較的
特異的であるからである。p−ブロモフェナシルプロ稟
ドも使用でき、この反応は、好ましくはpH6,0にて
0.1 Mナトリウムカコジレート中で行う。
リジニルおよびアミノ末端残基はコハク酸または他の無
水カルボン酸と反応される。これら試薬での誘導体形成
はリジニル残基の電荷を反転する効果をもつ。α−アミ
ノ−含有残基を誘導するのに適した他の反応体はイミド
エステル、例えばメチルピコリンイミデート、ビリドキ
サル燐酸エステル、ピリドキサル、クロロボロハイドラ
イド、トリニトロベンゼンスルホン酸、0−メチル−イ
スレア、2,4−ペンタンジオン、およびグリオキシレ
ートとのトランスアミナーゼ触媒反応を包含する。
アルギニル残基は−または数種の公知の反応体、特にフ
ェニルグリオキサール、2,3−ブタンジオン、1,2
−シクロヘキサンジオン、およびニンヒドリンとの反応
により変性できる。アルギニン残基の誘導体形成は、こ
の反応をアルカリ条件下で行うことを必要とする。とい
うのはグアニジン官能基が高いpKa値をもつからであ
る。更に、これらの試薬はリジン並びにアルギニンε−
アミノ基と反応できる。
チロシル残基自体の特異的な修飾が広範に研究され、特
に芳香族ジアゾニウム化合物またはテトラニトロメタン
との反応によるチロシル基へのスペクトル標識の導入に
興味がもたれている。最も一般的に、N−アセチルイミ
ジゾールおよびテトラニトロメタンが夫々0−アセチル
チロシル種および3−ニトロ誘導体を形成するのに用い
られる。
チロシル基は+251または+311でヨウ素化されて
、ラジオイムノアッセイで用いる標識タンパク(タロラ
ミンT法が適している)が調製される。
カルボキシル側鎖(アスパルチルまたはグルタミル)は
カルボジイミド(R’−N−C−N−R’)、例えばl
−シクロへキシル−3−(2−モルホリニル−4−エチ
ル)カルボジイミドまたは1−エチル−3−(4−アゾ
ニア−4,4−ジメチルペンチル)−カルボジイミドな
どによって選択的に修飾される。更に、アスパルチルお
よびグルクミル残基はアンモニウムイオンとの反応によ
ってアスパラギニルおよびグルクミル残基に転化される
二官能性試薬による誘導体形成は、ICAM−2機能性
誘導体化合物を、水不溶性支持マトリクス、またはIC
AM−2m能性誘導体融合ポリペプチドを開裂して該開
裂ポリペブチ・ドを遊離し回収する方法で用いる表面に
架橋するのに利用される。一般に使われる架橋剤は、例
えば1,1−ビス(ジアゾアセチル)−2−フェニルエ
タン、グルタルアルデヒド、N−ヒドロキシサクシンイ
ミドエステル、例えば4−アジドサリチル酸とのエステ
ル、ホモ三官能性イミドエステル(3,3’−ジチオビ
ス(サクシンイξジルプロピオネート)などのジサクシ
ンイミジルエステルを包含する)、および二官能性マレ
イミド、例えばビス−N−マレイミド−1,8−オクタ
ンなどを含む。メチル−3−((p−アジドフェニル)
ジチオ〕プロピオンイミデートなどの誘導体形成剤は光
の存在下で架橋形威し得る光活性化性の中間体を与える
また、反応性水−不溶性マトリックス、例えばシアノゲ
ンプロミドー活性化炭水化物および米国特許第3,96
9,287号、同第3,691,016号、同第4. 
i95.128号、同4,247,642号、同第4,
229,537号および同第4.330,440号に記
載されている反応性基質がタンパクの固定化に用いられ
る。
グルタミニルおよびアスパラギニル残基はしばしば脱ア
ミド化されて、対応するグルタミルおよびアスパルチル
残基とされる。また、これらの残基は緩めな酸性条件下
で脱ア藁ド化される。これら残基のいずれの形状も本発
明の範囲内にはいる。
その他の修飾はプロリンおよびリジンのヒドロキシル化
、セリルまたはスレオニル残基のヒドロキシル化のホス
ホリル化、リジン、アルギニンおよびヒスチジンの側鎖
にα−アミノ基のメチル化(T、 E。
Creighton、 Proteins: 5tru
cture and Mo1eculePropert
ies、 W、H,Freeman & Co、、 S
an Fraricisco。
1983、 pp、  79−86) 、 N−末端ア
ミンのアセチル化、およびいくつかの例におけるC−末
端カルボキシル基のアミド化を包含する。
変更されたアミノ酸配列をもつI CAM−2の機能性
誘導体もDNAの変異によって調製できる。
I CAM−2遺伝子をコードするヌクレオチド配列は
第2図に示されている。このような変異は、例えば第2
図に示されたアミノ酸配列内の残基の除去、挿入または
置換を含む。最終的な構築に到達するべく除去、挿入お
よび置換の任意の組合を行うことができる。但し、最終
的な構築体が所定の活性をもたなければならない。明ら
かに、この変異体をコードするDNAにおいてなすこと
のできる変異は読取り枠取外にシーケンスを配置しては
ならず、かつ好ましくは二次的なmRNA構造を生威し
得る相補的領域を形成してはならない(欧州特許出願公
開第75.444号参照〉。
遺伝子レベルで、通常これらの機能性誘導体は、I C
AM−2分子をコードするDNA中のヌクレオチドのサ
イト−特異的変異誘発によって調製され、それによって
該機能性誘導体をコードするDNAを得、次いで組換え
細胞培養で該DNAを表現する。
これら機能性誘導体は、典型的には天然産の類似体と同
じ定性的生物活性を示す。しかし、これら正常に作られ
たI CAM−2分子に関するこのような特性とは全く
異っている。
アミノ酸配列変異を導入するためのサイトは予め決めら
れているが、変異自体は予め決める必要はない。例えば
、所定サイトの変異の性能を最適化するためには、無秩
序な変異誘発をターゲットコドンまたは領域にて行って
、表現されたICAM−2の機能性誘導体を所定の活性
の最適の組合せについてスクリーニングできる。既知配
列をもつDNA中の所定サイトで置換変異を行う技術は
周知であり、例えば部位特異的変異誘発法である。
本発明に従うICAM−2機能性誘導体分子の調製は、
初期に調製された機能性誘導体またはタンパクの非変異
バージョン(version)をコードするDNAの部
位特異的変異誘発により達成することが好ましい。部位
特異的変異誘発は、所定の変異体のDNA配列をコード
する特定のオリゴヌクレオチド配列並びに十分な数の隣
接ヌクレオチドを用いてI CAM−2機能性誘導体を
調節することを可能とし、十分なサイズのブライマー配
列および配列の複雑性を与え、ふさがれている除去接合
の両側に安定な二重螺締を形成できる。典型的には、長
さ約20〜25ヌクレオチドのブライマーは好ましくは
、変更された配列の接合部の両側に約5〜10残基をも
つ。一般に、例えば^de1man等の、DNA、19
83.2、p、183(これを本発明の参考文献とする
)などの刊行物に例示されているように、部位特異的変
異誘発技術は当分野で周知である。
理解されるように、部位特異的変異誘発法は典型的に一
本鎖または二本鎖形で存在するファージベクタを用いる
。部位特異的変異誘発で有用な典型的なベクタは、NB
ファージ、例えばMessing等、Th1rdC1e
veland Symposium on Macro
s+olecules and Recom−bina
nt DNA、 A、 Walton ’95、エルセ
ピア刊、アムステルダム、(1981)(これを本発明
の参考文献とする)に記載されているようなベクタを包
含する。
これらファージは市販品として容易に入手でき、その使
用は当業者には一般に周知である。また、複製の一本鎖
ファージ開始点を含むプラスミドベクタ(Veira、
等、Meth、 Enzymol、 1987. 15
3. p。
3)を−末鎖DNAを得るのに用いることができる。
一般に、本発明による部位特異的変異誘発は、まず配列
内に関連タンパクを、コードするDNA配列を含む一本
鎖ベクタを得ることで行われる。所定の変位配列をもつ
オリゴヌクレオチドブライマーを、一般には例えばCr
ea等のProc、 Natl、 Acad。
Sci、 USA、  1978.エエ、p、5765
に記載の方法によって合成により調製される。次に、こ
のブライマーを一本鎖タンパクー配列−含有ベクタと共
にアニールし、DNA重合酵素、例えばE。
コリボリメラーゼクレノウフラグメントの作用に付して
変異をもつストランドの合成を完了する。
かくして、変異配列および第2ストランドは所定の変異
をもつ。次に、このヘテロニ重鎖ベクタを用いて適当な
細胞を形質転換する。細胞としては、例えばJMI 0
1細胞が用いられ、変異配列配置をもつ組換えベクタを
含むクローンが選別される。
このクローンの選別後、変異を受けたタンパク領域を取
出し、タンパク生産のために適当なベクタ、一般には適
当なホストの形質転換に用いることのできる型の表現ベ
クタに入れることができる。
アミノ酸配列の除去は、一般に約1〜30、より好まし
くは1〜10残基でありおよび典型的には連続するもの
である。除去部はIgドメイン、例えばICAM−2の
ドメイン1または2を含んでいてもよい。アミノ酸配列
挿入は1残基から本質的には無限の長さのポリペプチド
のアミノおよび/またはカルボキシル−末端融合体、並
びに単一のまたは複数の75ノ酸残基からなる配列内挿
入を包含する。配列内挿入(即ち、完全なICAM2分
子配列内の挿入)は、一般には約1〜10、より好まし
くは1〜5残基の範囲であり得る。末端挿入の例は、ホ
スト細胞に対し異種であろうが同種であろうが、シグナ
ル配列を該分子のN−末端に融合して、組換えホストか
らのI CAM−2機能性誘導体の分泌を容易にするこ
とを含む。
機能性誘導体の第3の群は、少なくとも一つのI CA
M−2分子中のアミノ酸残基、好ましくはその一つが除
かれ、かつ異る残基がその位置に挿入されたものである
。好ましくは、このような置換は、ICAM−2分子の
特性を精巧に変調しようとする場合には、以下の表に従
って行われる。
la glyHser rg ys Asn              gin;  hi
sAsp             gluCys  
            5erGin       
        asnGlu           
  aspGly             ala;
pr。
旧s          asn;glnlle   
           leu;valLeu    
          1leHvalLys     
       arg; gin; gluMet  
           leu;  tyr;  1l
ePhe            metHleu; 
 tyrSer               thr
Thr               5erTrp 
             tyrTyr      
       trpHpheVal        
      tie;leu機能または免疫学的同等性
における大きな変化は、第1表に与えられたものよりも
保存性の低い置換を選択することにより、即ち(a)置
換領域におけるポリペプチド骨格の構造、例えばシート
またはヘリックス構造、わ)ターゲットサイトの分子の
電荷または疎水性、または(C)側鎖の嵩高さの維持に
及ぼす残基の効果の点でより大幅に異っている残基を選
択することにより行われる。一般に、期待される置換は
(a)グリシンおよび/またはプロリンが他のアミノ酸
で置換されるか、あるいは除去または挿入され、ら)親
水性残基、例えばセリルまたはスレオニルが疎水性残基
、例えばロイシル、イソロイシル、フェニルアラニル、
バリルまたはアラニルで置換され、(C)システィン残
基が任意の他の残基で置換され、(d)電気的に正の側
鎖をもっ残基、例えばリシル、アルギニル、またはヒス
チジルが負電荷をもつ残基、例えばグルタミルまたはア
スパルチルで置換され、あるいは(e)嵩高な側鎖、例
えばフェニルアラニンを有する残基が、このような側鎖
のないもの、例えばグリシンで置換されているものであ
る。
多くの除去および挿入、特に置換は1.CAM−2分子
の特性の激しい変更を生じないものと期待される。しか
し、置換、除去または挿入の正確な効果を、これらの実
施前に予測することが困難である場合には、当業者は、
この効果が日常のスクリーニングアッセイにより評価さ
れることを理解するであろう。例えば、機能性誘導体は
典型的に元のICAM−2分子−コード核酸の部位特異
的変異誘発、組換え細胞培養での変異核酸の表現および
場合によっては細胞培養物からの精製、例えば抗−IC
AM−2分子抗体カラム(少なくとも一つの残留エピト
ープへの結合により機能性誘導体を吸収するためのもの
)上での免疫親和性吸着による精製によって行われる。
I CAM−2のアフィニティーを増すように工夫され
た変異は、I CAM−1における相同位置に存在する
アミノ酸残基の導入により導くことができる。同様に、
このような変異I CAM−2分子は、I CAM−1
との相同位置においてN−結合CH○が欠除するように
調製することもできる。
次いで、細胞溶解液または精製したI CAM−1分子
の機能性誘導体の活性を、所定の特性に関する適当なス
クリーニングアッセイでスクリーニングする。例えば、
機能性誘導体の免疫学的特徴、例えば所定の抗体に対す
る親和性における変化を拮抗型のイムノアッセイで測定
する。免疫修飾活性の変化は適当なアッセイで測定され
る。このようなタンパク特性、例えば酸化還元または熱
安定性、生物学的半fIi期、疎水性、タンパク分解酵
素による分解に対する感受性またはキャリヤとの凝集傾
向もしくはマルチマーへの凝集傾向などの変更は当業者
には周知の方法で検定される。
B、ICAM−2のアゴニストおよびアンタゴニスト ICAM−2の1アゴニスト”はI CAM−2の生物
的機能のいずれかを発揮する能力を高める化合物である
。このようなアゴニストの一例は、I CAM−2が細
胞レセプタまたはウィルスタンパクに結合する能力を増
大するものである。
I CAM−2の“アンタゴニスト”は、ICAM−2
がその生物的機能のいずれかを発揮する能力を減衰もし
くは阻害する化合物である。このようなアンタゴニスト
の例はI CAM−1、ICAM−1の機能性誘導体、
抗−I CAM−2抗体、抗−LFA−1抗体などを包
含する。
米国特許出願第071045,963号、同第07/1
15.798号、同第07 /155,943号、同第
07/1B9.815号または同第07 /250.4
46  (これらすべてを本発明の参考文献とする)に
記載されている細胞凝集アッセイは、LFA−1依存性
凝集の測定を可能とし、かつICAM−2/LFA−1
凝集の程度に影響を与える試薬を同定するのに用いるこ
とができる。即ち、このようなアッセイはI CAM−
2のアゴニストおよびアンタゴニストの同定に利用でき
る。アンタゴニストはLFA−1またはI CAM−2
の凝集媒介能を劣化するよう機能し得る。また、上記ア
ッセイを用いて、非Ig (即ち、化学的)試薬を調べ
て、これらがICA?1−2/LFA−1凝集のアゴニ
ストであるか、あるいはアンタゴニストであるかを調べ
ることができる。
C6抗−ICAM−2抗体 本発明の好ましいIgアンタゴニストはICAM−2に
対する抗体である。適当な抗体は様々な方法のいずれに
よっても得ることができる。
抗原分子、例えばICAM−2は当然リンパ球の表面上
に表現される。従って、例えば腹腔内注射などにより適
当な動物にこのような細胞を導入することにより、IC
AM−2またはCD−18族分子の構成員に結合し得る
抗体が産生される。
必要ならば、このような動物の血清を取出して、これら
分子に結合し得るポリクローナル抗体の源として用いる
ことが可能である。
更に、抗−I CAM−2抗体は5elden、R,F
、の方法(欧州特許出願公開第289,034 )また
は5elden、 R,F、等の方法(Science
、 19 B ? 、236、pp、  714−71
8)の準用にまり生成できる。
この方法の準用により、適当な動物(例えばマウスなど
)の細胞を、完全なI CAM−2分子またはそのフラ
グメントのいずれかを表現し得るベクタでトランスフェ
クションする。該動物の移入細胞におけるI CAM−
2産生は該動物中の免疫応答を誘起し、かつ該動物によ
る抗−ICAM2抗体産生へと導く。
また、抗−ICAM−2抗体は、ICAM−2またはそ
のペプチドフラグメントを適当な動物に導入することに
よっても作ることができる。この免疫動物はこのような
曝露に応答してポリクローナル抗体を産生ずる。ICA
M−2のペプチドフラグメントを使用することは、動物
を免疫するのに用いたペプチドフラグメントに含まれる
エピトープのみと反応する領域特異的抗体を得ることを
可能とする。
しかし、(上記のいずれかの方法で免疫された)動物か
ら肺細胞を取り出して、これをミエローマ細胞系と融合
し、かかる融合細胞にハイブリドーマ細胞(ICAM−
2と結合し得るモノクローナル抗体を分泌する)を形成
することが好ましい。
上記方法で得られるハイブリドーマ細胞を様々な方法で
スクリーニングして、I CAM−2と結合し得る抗体
を分泌する所定のハイブリドーマ細胞を同定できる。好
ましいスクリーニングアッセィにおいて、このような分
子はI CAM−2−表現、I CAM−1−非表現細
胞の凝集を阻害する能力によって同定される。次いで、
このような凝集を阻止し得る抗体を更にスクリーニング
して、これらがI CAM−2に、あるいはCD−18
族分子の構成員と結合してかかる凝集を阻害するか否か
を決定する。I CAM−2をCD−18族分子の構成
員から識別できる任意の手段がこのスクリーニングで利
用できる。即ち、例えばこの抗体により結合した抗原は
免疫沈殿法およびアクリルアミドゲル電気泳動法などに
より解析できる。
CD−18族分子の構成員に結合する抗体と、I CA
M−2に結合するものとの間の識別は、LFA−1を表
現するがI CAM−2を表現しない(逆も同様)細胞
に対する結合能のある抗体につきスクリーニングするこ
とにより可能となる。
LFA−1を表現するが、ICAM−2を表現しない細
胞に対する抗体の結合能は当業者により一般に用いられ
ている手段によって検出できる。このような手段はイム
ノアッセイ (特に免疫螢光法を用いるもの)、細胞凝
集、フィルタ結合法、抗体沈殿法などを含む。
上記I CAM−2の機能性誘導体に加えて、ウィルス
感染または炎症の治療のために本発明に従って使用でき
る他の薬剤はICAM−2に対する抗体、抗−I CA
M−2抗体に対する抗イデイオタイプ抗体、およびIC
AM−2に結合し得るレセプタ分子、またはこのような
分子のフラグメントを包含する。
使用できるICAM−2(またはその機能性誘導体)に
対する抗体はポリクローナル、モノクローナルのいずれ
であってもよい。
本発明で興味ある抗−イディオタイプ抗体はI CAM
−2と拮抗的に(あるいは排他的に)結合し得る。この
ような抗体は、例えば抗−ICAM −2抗体に対する
抗体を生成せしめ、次いでICAM2の天然結合リガン
ドに対する結合能につき該抗体をスクリーニングするこ
とにより得ることができる。
CD−18族の分子はICAM−2に結合できるので、
かかる分子の投与(例えば、αおよびβサブユニツト両
者をもつヘテロダイマーとして、あるいはαまたはβサ
ブユニットのみからなる分子として、あるいはこれらサ
ブユニットのいずれかまたは両者のフラグメントをもつ
分子として)は細胞上にあるI CAM−2に結合する
HRVと拮抗しくあるいはこれを排除)することができ
る。
本発明の抗−凝集抗体は様々な方法で同定しかつ力価の
決定を行うことができる。例えば、ICAM−2表現細
胞(例えば活性化内皮細胞)に特異的に結合する抗体の
能力、およびI CAM−2を表現しない細胞に対する
非結合能を測定することができる。細胞凝集の適当なア
ッセイは米国特許出願第071045,963号、同第
07 /115.798号、同第07 /155,94
3号、同第07 /189.815号または同第07 
/250,446  (これらを本発明の参考文献とす
る)に記載されている。また、該抗体のI CAM−2
に対する結合容量あるいはI CAM2のペプチドフラ
グメントに対する結合容量を測定することもできる。当
業者には容易に理解されるように、上記アッセイは変更
でき、あるいは異る順序で行って様々な可能なスクリー
ニングを得ることができ、その各々はI CAM−1に
結合し得る抗体と、CD−18族分子の構成員に対する
結合抗体とを同定し、かつ識別することができる。
より好ましい方法において、I CAM−2を表現する
COS細胞に対する結合能をもつが、ICAM−2を表
現しないCO3細胞には結合しないことについて、抗体
を選別することができる。
D0本発明の薬剤の調製 本発明の薬剤は自然法(例えば、動物、植物、真菌、菌
などにI CAM−2の非−Igアンタゴニスト産生を
誘発することにより、あるいは動物にI CAM−2に
結合し得るポリクローナル抗体産生を誘起することによ
り)、合成法(例えば、ペプチド合成のメリフィールド
法を用いてI CA M−2、その機能性y、誘導体る
いは(rgまたは非−Ig型の>ICAM−2のタンパ
クアンタゴニストを合成)、ハイブリドーマ法(例えば
、ICAM−2に結合し得るモノクローナル抗体産生用
の)、あるいは組換え技術(例えば、様々なホスト(即
ち、酵母、菌、真菌、培養哺乳動物細胞など)に本発明
の薬剤を産生させるか、あるいは組換えプラスミドもし
くはウィルスベクタからの産生)などによって得ること
ができる。いずれの方法を用いるかの選択は便利さ、所
定の収率などといったファクタに依存する。上記方法、
工程あるいは技術の一つだけを用いて特定の抗−炎症剤
を生成する必要はなく、特定の薬剤を得るべくこれらを
任意に組合せることが可能である。
V、ICAM−2、その機能性誘導体、アゴニストおよ
びアンタゴニストの使用 A、炎症の抑制 本発明の一局面はI CAM−2およびその機能性誘導
体がCD−18族分子特にLFA−1のレセプタあるい
はウィルスタンパク(例えば、ライノウィルスなどのタ
ンパク)と相互作用する能力をもつことに由来する。I
CAM−2の、糖タンパクのCD−18族の構成員との
相互作用能のために、炎症を抑制(即ち、阻止もしくは
減衰)するのにこれを用いることができる。
ここで使う“炎症(inf lammation)  
”なる用語は特異的防御系の反応および非特異的防御系
の反応両者を含むものとする。
ここで用いる“特異的防御系”とは、特異的抗原の存在
に対して反応する免疫系のそのような成分をいうものと
する。炎症は、これが該特異的防御系によって、これを
媒介としであるいはこれに関連して引起こされる場合に
は、該特異的防御系の応答の結果であるといわれる。特
異的防御系の応答の結果生ずる炎症の例は風疹ウィルス
などの抗原に対する応答、自己免疫患者、遅延型のT−
細胞によって媒介される過敏性応答(例えばマン) (
Mantaux )テストで“正゛とみなされた患者に
みられる)などを含む。慢性炎症性疾患および移植臓器
および組織の拒絶も特異的防御系の炎症性反応の例であ
る。
本明細書で用いるような“非特異的防御系”の反応は、
免疫記憶の不可能な白血球により媒介される反応をいう
ものとする。このような細胞は顆粒球およびマクロファ
ージを含む、ここでいう炎症は、これが非特異的防御系
によって生じ、これによって媒介されもしくはこれに関
連して発生する場合、非特異的防御系の応答の結果とし
て生ずるといわれる。少なくとも部分的にこの非特異的
防御系の反応に起因する炎症の例は、成人呼吸困難症候
群(ARDS) 、敗血症または外傷にとって二次的な
多発性臓器傷害症候群、心筋または他の組織の再かん流
傷害、急性系球体腎炎、反応性関節炎、急性炎症性成分
を有する皮膚疾患、急性化膿性髄膜炎または他の中枢神
経系炎症性疾患、熱傷害、血液透析、白血球除去血輸血
、潰瘍性大腸炎、クローン疾患、壊死性全腸炎、顆粒球
輸液関連症候群およびサイトカイニン誘発毒性などの状
態に関連した炎症を包含する。
上記のように、ICAM−2分子のCD−18族分子の
構成員に対する結合は細胞付着にとって最も重要である
。付着過程を通して、リンパ球は外因性抗原の存在に対
して、常に動物を監視できる。これらの過程は通常は望
ましいが、これらは同様に臓器移植拒絶、組織移植拒絶
並びに多くの自己免疫疾患の原因となっている。従って
、細胞付着を減衰もしくは阻害できる何等かの手段が、
臓器移植(特に腎移植)、組織移植の受容者または自己
免疫疾患々者において切望されている。
CD−18族の構成員に対するモノクローナル抗体は、
内皮への結合を含む白血球の多くの付着依存性機能(H
askard、 o、等、J、Imn+uno1.+ 
1986.137、pp、2901−2906) 、ホ
モタイプ付着(Rothletn、R,等、J、 Ex
p、 Med、、  1986.163、pp、  1
132−1149) 、リンパ球の抗原およびマイトジ
ェン誘起性増殖(Davignon+D1等、Proc
、 Natl、 Acad、 Sci、、 USA、 
 1981 。
■、pp、4535−4539) 、抗体形成(Pis
cher、 A、等、J、Io++wuno1.、 1
986.136、pp、3198−3203)および細
胞毒性T−細胞の溶解活性などのすべての白血球のエフ
ェクタ機能(Krensky+ A、 M、等、J、I
mmunol、+ 1984.132、pp、2180
−2182)、マクロファ−ジ(Strassman、
 G、等、J、 Immunol、、 1986.13
6、pp、4328−4333)並びに抗体−依存性細
胞毒性反応に関与するすべての細胞(Kohl、 S、
等、J、 Immunol、、 1984.133、p
p、2972−2978)を阻害する。上記機能のすべ
てにおいて、抗体は白血球の適当な細胞基質に対する結
合能を阻害し、これは順次最終的な結果を阻害する。こ
れらがICAM−2/LFA−1相互作用を含む限りに
おいて、かかる機能は抗−ICAM−2抗体により抑制
できる。
かくして、ICAM−2に結合し得るモノクローナル抗
体は晴乳類罹患体における抗−炎症剤として用いること
ができる。このような薬剤は、般的な抗−炎症剤と、該
薬剤が選択的に付着を阻害し、かつ従来の薬剤でみられ
た腎毒性などの他の副作用をもたらさないという点にお
いて著しく異る。
fCAM−2は、特に溶解型で、CD−18族の構成員
に対して抗体と同様に作用できるので、炎症を抑制でき
る。その上、ICAM−2の機能性誘導体およびアンタ
ゴニストも炎症の抑制に使用できる。
1、遅延型過敏性反応のサプレッサー ICAM−2分子は、部分的に、遅延型過敏性反応など
の炎症反応の開始に必要な付着事象を媒介する。従って
、I CAM−2分子に結合し得る抗体(特にモノクロ
ーナル抗体)はこのような反応の減衰または排除におけ
る治療上の可能性をもつ。
また、I CAM−2はI CAM/LFA−1相互作
用のアンタゴニストであるから、I CAM−2(特に
可溶化型のもの)またはその機能性誘導体は遅延型過敏
症反応を抑制し得る。
これらの有力な治療上の用途は2つの方法のいずれかで
実現できる。その第1は、ICAM−2に対するモノク
ローナル抗体含有組成物を遅延型過敏症反応に罹ってい
る患者に投与することである0例えば、このような組成
物を抗原、例えばキズタ毒、オーク毒などに接触してい
るヒトに与える。第2の態様では、I CAM−2に結
合し得るモノクローナル抗体を抗原乙共に患者に投与し
て、後の炎症反応を防止する。かくして、I CAM−
2結合モノクローナル抗体と共に付随的に抗原を投与す
ることにより、−時的に該抗原の後の発現に対し患者を
寛容化できる。
2、慢性炎症性疾患の治療 LAD患者はLFA−1に乏しく炎症反応を開始しない
ので、LFA−1の天然リガンドのアンタゴニスト、I
 CAM−2も炎症応答を阻害するものと考えられる。
ICAM−2に対する抗体の炎症阻害能は、慢性炎症性
疾患および自己免疫疾患、例えば紅班性狼瘡、自己免疫
性甲状腺炎、実験的アレルギー性脳を髄炎(EAE) 
、多発性硬化症、糖尿病のいくつかの形態、レイノード
症候群、リウマチ性関節炎などの治療における基礎を与
える。このような抗体は乾磨の治療においても使用でき
る。一般に、IOA、M−2に結合し得るモノクローナ
ル抗体はステロイド療法を介して従来治療し得た疾患の
治療にも使用できる。
本発明によれば、このような炎症および免疫拒絶応答を
、このような治療を要する患者に、炎症を抑制するのに
十分な量の抗−炎症剤を投与することにより抑制(即ち
阻止または減衰)できる。
適当な抗−炎症剤は、I CAM−2に結合し得る抗体
、ICAM−,2に結合し得る抗体フラグメント、I 
CAM−2、ICAM−2の機能性誘導体、I CAM
−1以外のI CAM−2の非−Igアンタゴニストま
たはLFA−1以外のI CAM−2の非−Igアンタ
ゴニストを包含する。特に好ましいのは、可溶性I C
AM−2機能性誘導体を含む抗−炎症剤である。このよ
うな抗−炎症治療は、LFA−1に結合できる抗体、L
FA−1に結合し得る抗体の機能性誘導体およびL F
 A −1の非−Igアンタゴニストからなる群から選
ばれる薬剤をも付随的に投与することをも含む。
本発明は、更に該特異的防御系の炎症性応答を抑制する
上記方法をも含み、そこでは患者に免疫抑制剤が更に投
与される。このような薬剤は通常必要とされるよりも低
い(即ち“準−最適(suboptimal )  ”
投与量)で与えることが好ましい。
この準−最適投与量の使用は、本発明の薬剤の相乗効果
のために可能となる。適当な免疫抑制剤はデキサメチシ
ン(dexamethesone ) 、アザチオプリ
ン(azathioprine) 、I CAM −1
、サイクロスポリン(cyclosporin ) A
などを含む。
3、非−特異的炎症の治療 本発明は、一部には、顆粒球−内皮細胞粘着が内皮とC
D−18族の糖タンパクとの相互作用に起因するという
発見によるものである。細胞接着は白血球が炎症サイト
に移動できおよび/または炎症に寄与する様々なエフェ
クタ機能を行うために必要とされるので、細胞接着を阻
害する薬剤はこの炎症を減衰もしくは阻止する。このよ
うな炎症反応は、免疫記憶できない白血球により媒介さ
れる非−特異的防御系の反応によるものである。
このような細胞は顆粒球およびマクロファージを含む。
ここで使用するような炎症は、該炎症が非特異的防御系
により生じ、これによって媒介されもしくはこれに関連
する場合に、該非特異的防御系の応答に起因するものと
いわれる。少なくとも部分的に非−特異的防御系の反応
に起因する炎症の例は成人呼吸困難症候群(ARDS)
、敗血症または外傷に二次的な多発性臓器傷害症候群、
心筋または他の組織の再かん流傷害、急性糸球体腎炎、
反応性関節炎、急性炎症性成分を有する皮膚疾患、急性
化膿性髄膜炎または他の中枢神経系炎症性疾患、熱傷害
、血液透析、白血球除去血輸血、潰瘍性大腸炎、クロー
ン疾患、壊死性全腸炎、顆粒球輸液関連症候群およびサ
イトカイニン誘発毒性からなる群から選ばれる状態に関
連する炎症を含む。
本発明の抗−炎症剤は顆粒球上のCD−18複合体と内
皮細胞との相互作用と特異的に拮抗できる化合物である
。このようなアンタゴニストはICAM−2、I CA
M−2の機能性誘導体およびI CAM−1以外のIC
AM−2の非−IgアンタゴニストまたはCD−18族
分子の構成員を含む。
B、l1iI器および組織拒絶のサプレッサー特に可溶
性型のI CAM−2はCD−18族の構成員に対して
抗体と同様に作用することができるので、任意の細胞接
着−依存性機能によって生ずる臓器または組織拒絶を抑
制するのに用いることができる。更に、抗−ICAM−
2抗体およびその機能性誘導体およびアンタゴニストも
かかる拒絶を抑制できる。
ICAM−2およびICAM−2に結合し得る抗体は臓
器または組織拒絶を防止し、あるいは自己免疫応答の改
善に、哺乳動物罹患体において副作用の恐れなしに使用
することができる。
ICAM−2をJmし得るモノクローナル抗体の使用は
HLA不適合の対象間での臓器移植の実施を可能とする
ので重要である。
C0治療または診断の目的で投与された抗原物質の導入
に対する付加剤 例えば牛インシュリン、インターフェロン、組織型プラ
スミノーゲン活性化剤または二十日ネズミのモノクロー
ナル抗体などの治療または診断剤に対する免疫応答は、
このような薬剤の治療または診断の価値を実質的に害し
、しかも実際上血清病などの疾病を起こす恐れがある。
このような状況は本発明の抗体の使用により改善できる
。この態様において、該抗体は該治療または診断薬と組
合せて投与される。この抗体の添加は受容者が該薬剤を
認識するのを防止し、かつその結果受容者がこれに対す
る免疫応答を開始することを阻止する。このような免疫
応答がないことは、患者が更に治療もしくは診断薬の投
与を受は付けることを可能とする。
ICAM−2(特にその可溶型のもの)またはその機能
性誘導体は、疾病の治療においてICAM −1または
LFA−1に結合し得る抗体と互換性をもって用いるこ
とができる。かくして、可溶型のかかる分子は臓器また
は組織移植における拒絶反応を阻止するのに使用できる
。ICAM−2またはその機能性誘導体は、治療または
診断薬の免疫原性を減じるために、抗−ICAM−2抗
体と同様に使用できる。
D、腫瘍転移のサプレッサー 本発明の薬剤は、また移動のためにCD−18族の機能
性構成員を必要とする造血器官の腫瘍細胞の転移を阻止
するのに用いることもできる。本発明のこの態様によれ
ば、このような治療を要する患者に、該転移を阻止する
のに十分な量の薬剤(例えば、I CAM−2に結合す
る抗体、ICAM−2に結合′し得る毒素−誘発性の抗
体、ICAM2に結合し得る抗体フラグメント、I C
AM−2に結合し得る、毒素−誘発性の抗体フラグメン
ト、I CAM−2、I CAM−2の機能性誘導体、
およびI CAM−1以外のI CAM−2の非−rg
アンタゴニスト)を投与する。
本発明は、またICAM−2表現腫瘍細胞の成長抑制方
法をも提供し、該方法はそのような治療を要する患者に
該成長を抑制するのに十分な量の薬剤を投与することを
含む。適当な薬剤はICAM−2に結合し得る抗体、I
 CAM−2に結合し得る毒素−誘発性抗体、ICAM
−2に結合し得る抗体フラグメント、ICAM−2に結
合し得る毒素−誘発性抗体フラグメント、ICAM7−
2、ICAM−2の機能性誘導体、I CAM−1以外
のICAM −2の非−Igアンタゴニスト、毒素−誘
発性のCD−18族分子の構成員およびCD−18族分
子の構成員の毒素−誘発性機能性誘導体を包含する。
本発明は、またLFA−1表現腫瘍細胞の成長抑制法を
も提供し、該方法はこのような治療を要する患者に、該
成長を抑制するのに十分な量の毒素を投与することを含
む。適当な毒素は、毒素−誘発性ICAM−2または毒
素−誘発性のICAM −2機能性誘導体を含む。
e、ウィルス感染のサプレッサー I CAM−1は、最近ライノウィルスの大部分の群に
よりレセプタとして滅されることが示された(Grev
e、 J、M、等、Ce1l、1989.56、pp。
839 847 ;5taunton、 D、E、等、
Ce1l、 1989.56、、 pp、  849−
853 ;Tomassini、J、E、等、Proc
、 Natl、 Aced、 Sci、 USA% 1
989.86、pp、4907−4911;これらを本
発明の参考文献とする)、ライノウィルス、即ち小さな
、RNA−含有タンパク−包封(Pretein−en
capaidated)ピコルナウィルス科の一員は感
冒の40〜50%の原因となる(Rueckert、 
R,R,。
Fields Virology、 Fields、 
B、N、等線、Ravon社刊、ニューヨーク(198
5) 、pp、705−738 ; 5perber 
S、J、等、Antimicr、 AgentsChe
mo、、  1988.32、pp、409−419:
これらを本発明の参考文献とする)。100以上の免疫
学的に非交叉反応性のライノウィルスが明らかにされ、
その90%がI CAM−1に結合する。
I CAM−1以外に、細胞接着分子CD4および補体
レセプタCR2は、最近夫々HI VおよびEBVウィ
ルスによってウィルスレセプタとして滅されることがわ
かった(Maddon、 P、J、、 Ce11198
6、土工、pp、 333−348 ; Ftnger
oth。
J、D、等、Proc、 Natl、Aced、 Sc
i、 USA% 1984、旦、pp、  451 Q
−4514:これらを本発明の参考文献とする)。また
、I CAM−1と類似のIgドメイン構造を有し、か
つ細胞接着において機能する分子がポリオウィルスレセ
プタであることがわかった(Mendelsohn、 
C,L、等、Ce1l、 1989、」−七、pp。 
855−865)。
I CAM−2およびその機能性誘導体はウィルス(特
にライノウィルス、とりわけ小数の血清型ライノウィル
ス)の付着または感染に対するレセプタとしてし作用し
得る。従って、I CAM−2(またはそのフラグメン
ト)に対する抗体、ICAM−2、あるいはI CAM
〜2の機能性誘導体はこのような付着または感染を阻止
するのに使用でき、これによってウィルス感染を抑制で
きる。
F5診断および予後的用途 I CAM−2に結合し得るモノクローナル抗体は患者
中のI CAM72表現および炎症サイトの造影または
可視化手段として使用できる。このような場合、モノク
ローナル抗体は放射性同位体、アフィニティ標識(例え
ばビオチン、アビジンなど)、螢光標識、常磁性原子、
標識抗−ICAM−2抗体などの使用により検出できる
ように標識される。このような標識を行う方法は当分野
で周知である。診断的造影での抗体の臨床的利用は、G
rossn+an+ H,B、、 Urol、 Cf1
n、 North、 Amer、+1986、ユ3. 
pp、  465−474 ;Unger。
E、C,等、Invest、 Radiol、+ 19
85.20、pp。
693−700およびKhaw、 、B、A、等、5c
ience 51980.209、pp、295−29
7に概説されている。
I CAM−2表現の存在は、結合性リガンド、例えば
I CAM−2を表現する細胞のICAM−2遺伝手配
列またはI CAM−2mRNA配列に結合し得るmR
NA、cDNAまたはDNAの使用によっても検出でき
る。このようなハイブリダイゼーションアッセイを実施
する技術はManiatis。
To等のMo1ecular Cloning+ a 
Laboratory Manual+コールドスプリ
ングハーバ−社刊、NY (1982)およびHaym
es、 B、Do等のNucleio Ac1d)1y
bridization、 a Practical 
Approach、 I RL社刊、ワシントンDC(
1985)(、これらを本発明の参考文献とする)に記
載されている。
このように検知できるように標識した抗体の集中部位の
検出は、ICAM−2表現または腫瘍発現サイトの指標
となる。−B様では、この表現の検査は、組織または血
液サンプルを採り、検出し得るように標識されたまたは
標識できる抗体の存在下で該サンプルをインキユベート
することにより実施される。好ましい態様では、この方
法は磁気的結像、螢光々魔法などを用いることによる非
侵攻性の様式で行われる。このような診断テストは起こ
り得る組織拒絶の初期シグナルにつき臓器移植受容者を
監視する際に使用できる。このようなアッセイは対象が
リウマチ性関節炎または他の慢性炎症性疾患に罹ってい
るか否かを調べるために行うこともできる。
例えば、放射能標識した抗体または抗体フラグメントを
用いて、ラジオイムノアッセイを利用して抗原を検出で
きる。ラジオイムノアッセイ(RIA)の優れた説明は
、Work、 T、S、等のLaboratory T
echniqus and Biochemistry
 inMolecular Biology、ノースホ
ランド出版、NY(197B)  (特にAn Int
roduc、tion t。
Radioiummno As5ay and Re1
ated Technique(Chard、 T、 
)と題する章:これを本発明の参考文献とする)に見出
すことができる。また、螢光、酵素またはその他の適当
な標識を用いることもできる。
本発明で使用できるラベルの型の例は、酵素ラベル、放
射性同位体ラベル、非放射性同位体ラベル、螢光ラベル
、毒素ラベルおよび化学発光ラベルを含むが、これらに
制限されない。
適当な酵素ラベルの例はリンゴ酸デヒドロゲナーゼ、ス
タフィロコッカスヌクレアーゼ、δ−5=ステロイドア
イツメラーゼ、酵母−アルコールデヒドロゲナーゼ、α
−グリセロールホスフェートデヒドロゲナーゼ、トリオ
ースホスフヱートアイソメラーゼ、パーオキシダーゼ、
アルカリホスファターゼ、アスパラギナーゼ、グルコー
スオキシダーゼ、β−ガラクトシダーゼ、リボヌクレア
ーゼ、ウレアーゼ、カタラーゼ、グルコース−6=ホス
フエートデヒドロゲナーゼ、グルコースアミラーゼ、ア
セチルコリンエステラーゼなどを包含する。
適当な放射性同位体ラベルの例は、3H1目+In、I
t%Is’3111コ” P 、、” S %目Cs 
”Crs ”To−”C0%  ”Fes  フ’Se
x  Is”Eu  %  ”Ys、  ”Cus  
”’C1s。
” ” A t % ” ’ ”P b s ” Sc
 、” ’P d ’L トラ含ム。a 当な非放射性
同位体ラベルの例は′S’Gds ”M11%目”Dy
 % ”TrS”Feなどを包含する。
適当な螢光ラベルは1s!Euラベル、フルオレセイン
ラベル、ローダミンラベル、フィコシアニンラベル、フ
ィコシアニンラベル、アロフィコシアニンラベル、O−
フタルアルデヒドラベル、フルオレサミンラベルなどを
含む。
化学発光ラベルの例はルミナールラベル、イソルミナー
ルラベル、芳香族アクリジニウムエステルラベル、イミ
ダゾールラベル、アクリジニウム塩ラベル、オキサレー
トエステルラベル、ルシフェリンラベル、ルシフェラー
ゼラベル、アニコリン(aequorin)ラベルなど
を含む。
■6本発明の組成物の投与 I CAM−2の治療効果は、患者に完全なICAM−
2分子またはその任意の治療上有効なペプチドフラグメ
ントを投与することにより得ることができる。特に興味
のあるのは可溶性の治療活性をもつICAM−2のペプ
チドフラグメントである。
I CAM−2およびその機能性誘導体は、合成、組換
えDNA技術、またはタンパク分解もしくはこれら方法
の任意の組合せによって得ることができる。I CAM
−2の治療上の利点は、キャリヤへの結合性を高めるた
め、もしくはICAM−2の活性を高めるために付加さ
れた付随的なアミノ酸残基をもつI CAM−2の機能
性誘導体の使用によって高めることができる。本発明の
範囲は、いくつかのアミノ酸残基の欠除した、あるいは
アミノ酸残基が変えられたI CAM−2の機能性誘導
体をも含むが、これらはICAM−2の生物的または薬
理的活性をもたなければならない。
ここに記載した本発明の抗体およびI CAM−2分子
両者は、これらを含有する処方物が通常かつ天然に見出
される物質を実質的に含まない場合に、“天然の異物を
実質的に含まない”といわれる。
本発明はI CAM−2に結合し得る抗体およびその生
物活性フラグメント(これらはモノクローナルでもポリ
クローナルでもよい)にも及ぶ、このような抗体は動物
により、Mi織培養によりあるいは組換えDNA手段に
より作ることができる。
患者にI CAM−2結合性の抗体またはそのフラグメ
ントを投与する場合、あるいはI CAM2 (または
そのフラグメント、変異体もしくは誘導体)を受容者(
11!、臓器の〉としての患者に投与する場合、該投与
薬剤の投与量は、患者の年令、体重、身長、性別、−船
釣医学的状態、病歴などのファクタに依存して変化する
。一般に、抗体は受容者に約1pg/kg〜10醜g/
kg(患者の体重〉の投与量で投与することが望ましい
が、これ以下もしくはこれ以上の投与量でも勿論投与で
きる。ICAM−2分子またはその機能性誘導体を患者
に投与する場合、このような分子を同じく約lpg/k
g〜10mg/kg (患者の体重)の範囲の投与量で
投与することが好ましいが、これ以下もしくはこれ以上
で投与してもよい、以下で論議するように、この治療上
有効な投与量は、抗−ICAM −2抗体を抗−LFA
−1抗体と共に投与する場合には減らすことができる。
ここでは、一つの化合物は、2種の化合物が、これらを
患者の血清中に同時に検出し得る程に時間的に接近して
投与された場合に、第2の化合物と共に付随的に投与さ
れるという。
ICAM−2に結合できる抗体およびICAM=2自体
のいずれも静脈内、筋肉内、皮下、腸管もしくは非経口
経路で患者に投与できる。注射によって抗体またはIC
AM−2を投与する場合、連続注入または単一のもしく
は複数のポルス(boluses )で投与できる。
本発明の薬剤は炎症を抑制するのに十分な量で受容者と
しての対象に投与することが意図されている。この量は
、この薬剤の投与量、投与経路などが炎症を減衰しもし
くは阻止するのに十分である場合に、”抑制する”のに
十分であるといわれる。
抗−I CAM−2抗体またはそのフラグメントは単独
で、もしくは1または2以上の追加の免疫抑制剤(特に
臓器または組織移植した受容体に対して)と組合せて投
与することができる。このような化合物の投与は“予防
”または“治療”いずれの目的であってもよい。予防の
目的で投与する場合、該免疫抑制剤化合物は何等かの炎
症性応答または症状の前(例えば、臓器またはm織移植
時点の前、その時点あるいはその短時間後で、かつ臓器
拒絶反応の任意の症状のでる前)に投与される。これら
化合物の予防上の投与は任意の後にみられる炎症性応答
(Nえば、移植臓器またはMl 41の拒絶など)を阻
止もしくは減じるように作用する。治療の目的で投与す
る場合、該免疫抑制化合物は実際の炎症の症状(例えば
、臓器または線機の拒絶)が始った時点(もしくはその
短時間経過後)に投与される。これら化合物の治療を目
的とする投与は任意の実際の炎症(例えば、移植臓器も
しくはMl織の拒絶)を減じるように作用する。
かくして、本発明の抗−炎症剤は(関連する炎症を抑制
するために)炎症の開始前に、あるいは炎症の開始後に
投与できる。
組成物は、その投与が受容体としての患者に許容され得
る場合に、“薬理的に許容”されるといわれる。投与量
が生理的に十分である場合に、かかる薬剤は“治療上有
効量”で投与されたといわれる。ある薬剤の存在が患者
の生理において検出可能な変化をもたらす場合には、該
薬剤は生理的に十分である。
本発明の抗体およびICAM−2分子は公知の方法に従
って処方して製薬上有用な組成物とすることができ、そ
れによってこれらの物質またはその機能性誘導体は製薬
上許容されるキャリヤビヒクルとの混合物として組合せ
られる。適当なビヒクルおよびその処方は他のヒトタン
パク、例えばヒト血清アルブミンを含めて、例えばRe
mington’sPharmaceutical 5
ciences % 1980 s第16版、0sol
+ A、N集、Mack、 Enston PAに記載
されている。有効な投与に適した製薬上許容される組成
物を得るために、かかる組成物は有効量の抗−ICAM
−2抗体、I CAM−2分子、またはその機能性誘導
体を、適当量のキャリヤビヒクルと共に含有する。
更に、製薬法を用いて作用期間を調節できる。
制御放出処方物は、ポリマーを用いて抗−ICAM −
2抗体またはI CAM−2またはこれらの機能性誘導
体と複合化またはこれらを吸収することにより得られる
。制御放出性(徐放性など)は適当な巨大分子(例えば
、ポリエステル、ポリアミノ酸、ポリビニルピロリドン
、エチレンビニルアセテートコポリマー、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロースまたはプロタミンサ
ルフェート)を、およびその濃度並びに配合法を適当に
選択して制御放出とすることができる。もう一つの可能
な、制御放出処方物による作用期間の調節法は抗−4C
AM−2抗体、ICAM−2分子またはこれらの機能性
誘導体を、ポリエステル、ポリアミノ酸、ヒドロゲル、
ポリ (乳酸)またはエチレン−ビニルアセテートコポ
リマーなどのポリマー材料の粒子中に配合することであ
る。また、これら薬剤をポリマー粒子に配合する代りに
、例えばコアセルベーシッン法あるいは界面重合法で調
製されるマイクロカプセル、例えばメチルセルロースま
たはゼラチンマイクロカプセルおよびポリ (メチルメ
タクリレート)マイクロカプセル中に、もしくはコロイ
ド状薬剤放出系、例えばりボゾーム、アルブミンマイク
ロスフェア−、マイクロエマルション、ナノ粒子および
ナノカプセルあるいはマクロエマルション中に封入する
こともできる。このような技術はRemington’
s PharmaceuticalSciences 
(1980)に開示されている。
本発明は更に(a)抗−炎症剤(例えば、ICAM−2
に結合し得る抗体、ICAM−2に結合し得る抗体7−
7グメント、I CAM−2、I CAM−2の機能性
誘導体、およびI CAM−1以外のICAM−2の非
−Igアンタゴニスト)および(b)少なくとも一種の
免疫抑制剤を含む薬理組成物をも包含する。適当な免疫
抑制剤の例はデクサメテゾン、アザチオプリンおよびサ
イクロスポリンAを含む。
(実施例) これまで、本発明を一般的に記載してきたが、本発明は
以下の実施例を参照することにより、より一層容易に理
解されよう。但し、以下の実施例は本発明を例示するも
のであって、特に述べない限り何等これを制限するもの
ではない。
実施例1 ; I CAM −2c DNAのクローニ
ングICAM−2をコードし得るc DNAをクローニ
ングするために、CO3細胞中での表現によりcDNA
を選別するためのAruffo & 5eedの方法て
、ベトリ皿に結合した機能的に活性な精製LFA−1上
で、リガンド担持CO3,II胞をパンニングした。
詳しくいえば、LFA−1をTS2/4LFA−IMA
bセファロースイムノアフィニティークロマトグラフィ
ーによってS K W −3?M解液から精製し、2m
MMgCIgおよび1%オクチルグルコシドの存在下で
pH11,5にて溶出した。I、FAl  (lotI
g/2001jll/6cmプレート)を、オクチルグ
ルコシドを2 mM MgC12含有PBS中にて0.
1%まで希釈し、4℃にて一夜インキユベートすること
により、微生物用べ2皿に結合した。プレートを1%B
SAで遮断し、PBS/2 mM MgCR2/ 0.
2%B5A10.025%アジド150μg7mlゲン
タマイシン中で保存した。
Gubler & Hoffmanの方法による、LP
S−刺激肺静脈内皮細胞からのcDNAライブラリの合
成を、5tallntOn等の方法(Ce11.  I
 988. 52゜pp、  925/933)に従っ
て行った。第2のストランド合成に引続いて、このcD
NAをF3stX1アダプターに結合(Seed、 B
、等、Prac、 Natl。
^cad、 Sci、 (ISA、  1987. 8
4.9p、  3365−3369)L、>600bp
のcDNAを、低融点(LMP)アガロースゲル電気泳
動法で選別した。次に、このcDNAをCD M 8 
 (Seed、 B。
Nature、   1 987.  329.   
pp、840 〜842)に接合し、E、コリホストM
C1061/P3に導入し、培地に塗布して5X1Ω5
コロニーを得た。このコロニーをLB培地に懸濁し、プ
ールし、4M?’J的アルカリ溶解法(Maniati
s、 T、等、Mo1e−cuIar Cloning
: A Laboratory Manual、 D−
ルドスブリングハーバーラボラト!J−(1982))
によりプラスミドを調製した。、50%密集性において
、CO8細胞の10cmプレートを、DEAE−デキス
トランを用いてプラスミドcDNAライブラリー10μ
g/プレートに移入した(Kingston。
RlB、、 Current Protocols i
n Mo1ecular Biology。
1987、9.0.1.〜9.9.6.グリーンバブリ
ッシングアソシエーツ)。ICAM−2は内皮および5
KW−3細胞上でトリプシン耐性である。トランスフェ
クションの3日後のCO8細胞を0.025%トリプシ
ン/ 1mM E D T A/ HB S S (G
ibco)で処理してg濁させ51(:r−標識CO8
細胞について以下に述べるように、LFA−1被覆プレ
ート上でパンニングした(Seed、 B。等、 Pr
oc、 Natl。
Acad、Sci、 USA、1987,84.、pp
、3365〜3369)、接着細胞を10mMまでED
TAを加えて遊離させた。
プラスミドを、旧rt上澄中のCO8細胞の接着集団か
ら回収した(Hirt、 B、 J、、 J、 Mol
、 Biol、。
1967.26.pp、365〜369)。次いで、E
、コリ菌株MC1061/P3をこのプラスミドで形質
転換し、プレート上のコロニーをLB培地中に懸濁し、
プールし、プラスミドをアルカリ−溶解法で調製した。
LFA−1−接着移入CO8細胞の選別およびプラスミ
ドの回収を更に2サイクル繰返した。第3回目のサイク
ル後に得られたプールしたコロニーを、18μg / 
m lのテトラサイタリンと20μg / m lのア
ンピシリンとを含む100mj7のLB培地中で飽和に
至るまで成長させた。プラスミドを調製し、1%LMP
−アガロースゲル電気泳動法で分画し、MC1061/
P、を別途9種のサイズの違う画分からのプラスミドで
形質転換した。CO5細胞のLFA−1に対する接着の
促進において最大の活性をもつ両分からの各プラスミド
を、Xbalによる消化によりインサートのサイズにつ
き調べ、cosi胞接着アッセイでテストした。これは
、1.1 kbのICAM−2cDNAインサートをも
つプラスミド、pCDIC2,27を与えた。
接着テストのために、00M8 (2μg/10c11
+プレート)中(7)ICAM−2ブラスミt’ pc
DIc2.27または1.8kb Sal Iを含むr
cAM−1構築体、Kpnfフラグメント(Staun
ton、 D、E。
等、 Ce11. 1988. 52. pp、 92
5〜933)を、DEAE−デキストランを用いてco
s細胞中に導入した。トランスフェクションの3日後に
、COS細胞を0.025%トリプシン/ 1 mM 
EDTA/HBSSで懸濁し、!IIc、で標識した。
5μg/II/のMAb(表示通り)を含む2mMのP
BS15%F CS/ 2mM MgCj!z10.0
25%アンド(バッファー)中の約2 X 10’ ”
Cr−標識COS細胞を、LFA−1被覆6cmプレー
ト中で25℃にて1時間インキュベートした。非−接着
細胞を緩かに揺することにより除き、パンファーで3回
洗浄した。接着細胞を10mMまでEDTA添加して溶
出し、γ−計数に付した。
この方法の可能性は、予めクローニングしたI CAM
 −1c DNA  (Fig、 I A)でトランス
フェクションしたCO3細胞を用いて立証された。
ICAM−1を25%の移入CO3細胞上に表現させた
。バンニングの後、非−接着細胞はICAM−11細胞
を含まず、一方EDTAによりLFA−1被覆プラスチ
ツクから遊離した接着細胞は殆ど完全にICAM−1+
であった。ICAM−1”細胞のLFA−1被覆プラス
チツクへの付着はRRI/I  ICAM−I  MA
bで阻止された。
ベトv皿上へのLFA−1の被覆はcosm胞接着およ
びEDTAでの溶出のサイクル5回以上に亘り安定であ
った。プレートは使用と使用との間の期間はMg2+と
共に4℃で保存した。
ICAM−2をクローニングするために、プラスミドベ
クタCDMB中のcDNAライブラリを、IFA−1依
存性接着のICAM−1−依存性およびICAM−1−
独立性成分両者を含むことが明らかにされている内皮細
胞から調製した(Dustin。
M、 Lo等、J、Ce1l Biol、、 1988
. 10 ?、 pp。
321〜331)。移入CO3細胞を、ICAM−1c
DNAの単離を防止するために加えたICAM−I  
MAbと共にLFA−1被覆ベトリ皿中でインキュベー
トした。接着細胞をEDTAで溶出し、プラスミドを単
離し、Eニー1」−中で増殖させた。
移入、接着およびプラスミド単離からなるサイクルを3
回行った後、かつ−回のサイズ分画後、30プラスミド
を制限エンドヌクレアーゼ消化によって分析した。1.
Okbを越えるインサートをもつ3種のうちの一つのプ
ラスミドを移入によりCO8細胞に導入したが、これは
LFA−1に対する接着を起こした。
この単離プラスミドは、I CAM−1移入についてみ
られた比率と同様に、移入細胞の高い割合がLFA−1
に接着性を示した〈第1B図)。接着はLFA−IMA
bで阻止されたが、ICAM−1移入体とは対照的に、
I CAM−IMAbでは阻止されなかった(第1B図
)。更に、このプラスミドで移入された細胞は4種のI
 CAM−IMAbパネルとは反応しなかった。かくし
て、第2のLFA−1リガンドをコードするcDNAに
対するすべての機能上の基準が満たされ、かっこのリガ
ンドは“ICAM−2”と命名された。
実施例2 : ICAM−2cDNA配列のキャラクタ
リゼーション 1052bpをもつI CAM−2cDNA配列(第2
図〉は62bpの5′および167 bpの3′未翻訳
領域を含む。位置1019のAATACAポリアデニル
化シグナルは、AATAAAとは対照的に、を椎動物の
mRNAの約2%でみられ(Wickens、 M、等
、5cience、 19 B 4. 226゜pp、
1045〜1051)、その後に1058の位置におけ
るpoly(A)要部をもつ1最長の読取り枠は63の
位置の第1のATGで始まり、位置885におけるTA
G終止コドンで終端している。
疎水性分析(Kyte、 J、等、 J、 Mo1. 
Biol、+ 1982+157、pp、105〜工3
2)および開裂部位近傍のアミノ酸の利用(von H
eijme、 G、、 NucleicAcids R
e5earch、  1986. 14. pp、  
4683〜4690)は21残基のシグナルペプチドの
存在を予想している(第2図)。
この予想された成熟配列はアミノ酸1から201までの
推定細胞外ドメインを含み、その後には26残基の疎水
性推定膜貫通ドメインおよび26残基の細胞質ドメイン
がある。多分α−へリックス状膜貫通セグメントの4つ
のターン(turn3)は一方の側にあるスレオニンお
よびセリン残基をもつ両親媒性のものであり、このこと
は膜の面内での自己会合または他の膜タンパクとの会合
の可能性を示唆している。この細胞質ドメインは異常な
塩基性で、疎水性の多くの細胞質ドメインと対照的に平
均して疎水性のものである。成熟ポリペプチドの予想さ
れた質量は28.175ダルトンであり、6つの予想さ
れたN−結合グリコシル化サイトを用いた場合には、こ
れは約46.kdのICAM−2糖タンパクを与えるで
あろう。
実施例3:DNAおよびRNAハイブリダイゼーション
分析 単離したICAM−2cDNAクローンをノーザンおよ
びサザンハイプリダイゼーション両者を用いて分析した
。ノーザンプロットでは変性され、1%アガロースホル
ムアルデヒドゲルで電気泳動しくManiatis、 
T9等、Mo1ecular C1onin3: AL
aboratory Manual、 1982.  
D−ルドスブリングハーバーラボラトリ)、かつナイロ
ン膜に電気泳動転移(Zeta Probe、 Bio
Rad; eleetroLrans −ferred
)  シた6μgのpoly(A)” RNAを用いた
転移の完了は、ゲルのUV)ランス−イルミネーション
(trans−illumination)によりまた
該プロットの蛍光光度法により確認した。
ゲノムDNAを業者の推奨する量の5倍のEcoRIお
よびHindIIIエンドヌクレアーゼ(NewEng
land Biolabs)で消化した。0.8%アガ
ロースゲルでの電気泳動の後、D N AをZeta 
Probeに移した。RNAおよびDNAプロットを、
rcAM−2またはI CA?vi −1c DNA 
(ランダムプライミングでα〔32P〕dxTPで標識
されている;Boehringer Mannheim
)を用いて、標準的方法に従って(Man+atis、
 ’r、笠、Mo1ecuiar Cloning:A
Laboratory Manual、 l 982 
、 コールドスプリングハーバーラボラ)!J−)、予
備ハイブリダイゼーションおよびハイブリダイゼーショ
ンした。
1.1kbICAM−2cDNAを1.4 kb po
ly(A)”mRNAにおよび弱< 3kb mRNA
 (第3A図)にハイブリッド化し、3.3kbおよび
2.4 kbのICAM−1mRNA(第3B図)から
識別する。mRNAを、機能的にf CAM−1−依存
性および第2リガンド−依存性のLFA−1への結合に
つき、キャラクタリゼーシンされている細胞中で調べた
ICAM−1mRNAはLPSによって内皮細胞中で強
く誘起された(第3B図、レーン2および3)。一方、
ICAM−2mRNAは基本的に内皮細胞中で強く表現
され、かつLPSにより更に誘発されることはなかった
(第3A図、レーン2および3)。このことは、内皮細
胞におけるLFA−1=依存、I CAM−1−独立バ
スウェイ(path way)の強力な基本的かつ非−
誘発性表現およびICAM−1−依存バスウェイの誘発
性と相関関係にある(Dustin、 M、 L、等、
 J、 Ce1l Biol、。
1988.107.pp、321〜331〉。
緩和なまたは長期のオートラジオグラム曝露によって示
されるよう1こ、丁CAM−2mRNAは、Ramos
およびBBNBリンパ芽球、U937単球および5KW
31Jンバ芽球細胞系を含む広範な様々な型の細胞中に
存在する(第3A、レーン1゜4.6および8)。勿論
、5KW3、U 93 ’/およびBBNはLFA−1
+細胞に対するLFA−1依存、ICAM−1−独立接
着性を示すことがわかっている(Rothlein、 
R,等、J、  Immunol、。
1986、 137. pp、1270−1274 ;
Makgoba。
M、W、等、Eur、 J、 Immunol、、  
1988. 18. pp。
637−640)。また、LFA−1−被覆プラスチッ
クに対する接着性も示すことがわかっている。L F”
 A −1−依存性接着のICAM−1−依存成分のみ
示す(Makgoba、 M、 W、等、Bur、J。
[mmunol、、  1988. 18. pp、6
37−640)t(e L a上皮細胞系は、長いオー
トラジオグラム曝露後でさえもICAM−2mRNAを
示さない(第3A図、レーン5)。従って、ICAM−
2の細胞分布はLFA−1−依存接着のICAM−1独
立底分と一致する。
ICAM−2cDNAでハイブリッド化したゲノムDN
Aのサザンプロット(第3D図)は単一の支紀的な8.
2 k bのEcoRiフラグメントと14kbの旧n
dlI[フラグメントとを示した。このことはコード情
報の殆どをもつ単一の遺伝子が8kb中にあることを示
唆している。
実施例4:ICAM−1とICAM−2のアミノ酸配列
の比較 LFA−1リガンドに関する機能上の類似がみられたの
で、I CAM−1とJCAM−2のア稟)酸配列を比
較した。IC,AM−1はIgスーパーファミリの一員
であり、その細胞外ドメインは完全に5つのC−状ドメ
インからなっている。
I CAM−2の201アミノ酸細胞外ドメインは2つ
のIgC−状ドメインからなり、推定ドメイン間ジスル
フィドー結合したシスティンは43〜56残基離れ、か
つ予想されたβ−ストランド構造をもつ(第4図)。注
目すべきことに、ICAM −2の2つのIg−様ドメ
インはICAM’−1の最もN−末端側の2つのIg−
様ドメインに対1,7(第4図)アミノ酸配列の点で3
4%の相同(平均よりもALIGNスコアが15s、d
、高い)であり、またI CAM−1のドメイン3およ
び4との相同27%(平均よりもALIGNスコア3 
s、d。
高い)を示す。
NBRFおよびSWI 5S−PROTタンパクデータ
ベースの探索によれば、わずかにTgスーパーファξり
の他の構成員、主としてHLAクラス■抗原との部分的
ドメイン相同性がみられたにすぎなかった。I CAM
−2は、I CAM−1よりも幾分低いrg ドメイン
の保存された残基特性を示す。ICAM−2は夫々接着
分子NCAM(Cunningham、 B、 A、等
、 5cience、 1987 、236゜799−
806)およびM/’G(Salzer、、 J、L。
等、J、Ce11Bio1..19B7,104,95
7−965)の2つのN−末端ドメインに対して17%
および19%の類似性をもち、一方 I CAMlは夫
々19%および20%の類似性をもつ。
リンパ球機能関連抗原−1(LFA−i)および細胞間
粘着分子−1(ICAM−1)はMAb選択により同定
され、夫々下リンパ球−媒介殺害およびホモ型接着で阻
害される(Rothlein、 R,等J、Immun
o1..19B6,137.pp、1270−1274
 ; Davignon、 D、等、 Proc、 N
atl、 Acad。
Sci、 USA、1981,78. pp、4535
−4539)。
逆に、I CAM−2は、前もっての生化学的または免
疫学的方法によるタンパクの同定を必要としない、機能
性cDNA選択法を用いて規定された。
ICAM−2に対するcDNAO単離は想定したもう一
つのLFA−1リガンドの存在を確証している。LFA
−1に対するI CAM−1−依存かつI CAM−1
−独立接着について特徴付けされた限られた数の細胞上
でのI CAM−2に対するmRNAの分布は、I C
AM−2が観察されたI CAM−1独立LFA−1=
依存接着のすべてを説明できることを示唆している。
ICAM−2およびI CAM−1の2つのN−末端ド
メインは、Igスス−−ファミリーの他の構成員とより
も一層相互に類似している。このことは、LFA−1に
結合するIg−様分子のサブファミリーの存在を立証し
ている。I CAM−1のLFA−1結合領域は、ドメ
イン除去および系統的アミノ酸置換によってドメインl
および2にマツピングされている。従って、構造上およ
び機能上両方に相同性が存在する。I CAM−2はイ
ンテグリンに結合するIg−族構成員の第2の例である
。細胞接着レセプタ中に、かつインテグリン中には殆ど
序列はないが、細胞外マトリックス成分に対するレセプ
タの数は多数のリガンドを認識することが示された(H
ynes、 R,O,、Ce1l。
1987+  48.pp、549−554 ;Ruo
slahtt。
E8等、 5cience、 1987 、 23 B
 、 I)f)、  491−497)。
I CAM−1もI CAM−2もRGD配列を含まず
、従ってLFA−1による認識の態様は、細胞外マトリ
ックス成分を結合するインテグリンとは異っている可能
性がある(Dynas、上記文献;Ruoslahti
、上記文献) 、 Mac −1およびpt5o、’3
!5(LFA−1に密接に関連した白血球インテグリン
)により認識される細胞リガンドは同一のIgサブファ
ξリーに属し得る。I CAM−1は、最近感冒の50
%の原因となっているライノウィルスの大きな群に対す
るレセプタであることが明らかにされた。ICAM−2
もライノウィルスまたは他のピコルナウィルスに対する
レセプタとして機能し得る。かくして、I CAM−2
はこのようなウィルスによる感染を抑制(即ち阻止また
は低減)する治療において用いることができる。
LFA−1に対する一層のりガントはこの認識法の重要
性を強調し、かつ精密な特異性および機能の多様化を付
与する機序となり得る。I CAM−1とI CAM−
2との間のいくつかの相違点は特に重要である。I C
AM−1は殆どの細胞上で誘起し得るが、I CAM−
2表現はテストした限りにおいて細胞上のサイトカイニ
ンにより影響されない。I CAM−1上の更なる3つ
のドメインは細胞表面から、I CAM−2のものより
も遠方のLFA−1結合サイトの存在を反映するものと
期待される。このことは、より密接な細胞−細胞接触が
LFA−1: ICAM−1相互作用よりもLFA−1
: ICAM−2相互作用に対して必要とされるであろ
うことを示唆している。ICAM−2を移入したC03
I胞は、洗浄の剪断力を増すにつれて、LFA−1被覆
プラスチツクから、I CAM−1を移入したCOS細
胞よりも一層容易に脱離する。これは、ICAM−2が
より小さな寸法をもつことに起因すると思われ、そのた
めに人工的基質上のLFA−1に受は入れられ難くして
いる。あるいはアフィニティの差異を与える配列の差異
に起因するのかも知れない。
ICAM−1および−2の明確な細胞質ドメインは異る
シグナルを付与でき、もしくは細胞表面での異った局在
化を生じる可能性がある。同様に、LFA−1によるシ
グナル発生および細胞骨格との相互作用はI CAM−
1またはICAM−2のいずれが結合しているかに応じ
て異る可能性がある。
ICAM  1および第2LFA−1の対−レセプタ、
即ちICAM−2は、従ってIgスーパーファミリーの
一すブファより−をなす(S taun ton 。
D、 E、等、 Ce1l、  1988. 52. 
ppr  925−933:これを本発明の参考文献と
する)。ICAM−1は5つのrg−様Cドメインを有
し、一方I CAM−2はこのようなドメインを2つも
ち、これらはI CAM−1のアミノ末端ドメインに最
も相同である。様々な型の細胞上に表現されたI CA
M−1および−2は、免疫応答における誘発並びにエフ
ェクタ機能を包含する様々な白血球接着依存機能をもつ
。I CAM−1の表現はサイトカイニンにより強く誘
発し得、従ってLFA−1/ICAM−1接着系は炎症
中に白血球の移動および局在化を誘導できる(Roth
lein、 R,+ J。
Immunol、、  1986. 137. pp、
  1270−1274 ;Marlin、 S、 D
、等、Ce1l、 1987゜5 L pp、  81
3−819 ;Kishimoto、 T、 K、等。
Adv、 Immunol、、 1989 、 46 
、 pL  149−182 ;Dustin、 M、
 L、等、 Immunol、↑oday、 1988
゜9、pp、213−215 :これらを本発明の参考
文献とする)。
LFA−1結合にとって重要なものとして上で定義した
I CAM−1残基は他のI CAMに保存されている
(Staunton、 D、 E、等、Nature、
 1989 。
339、pp、61−64:これを本発明の参考文献と
する)。ヒトI CAM−1は二十日ネズξのI CA
M−1と50%類似であり、かつヒトICAM−2とは
35%類似である(Staunton、 D、 E、等
上記文献)。LFA−1結合にとって最も決定的な残基
、R34およびC73はマウスICAM−1およびヒト
I CAM−2に保存されている。この点は、マウスI
 CAM−1およびヒトICAM2のいずれもがヒトL
FA−1結合能をもつことと一致している(Stsun
ton、 D、 B、+上記文献)。
LFA−1の結合に影響するN156における一つのD
2N−結合グリコシル化サイトもICAM−2に維持さ
れている。ライノウィルス−14結合にとって重要な数
種の残基、C58、G46、D71、K77およびR1
66はマウスICAM−1またはヒトICAM−2に保
存されていない(Staunton、 D、 E、等、
 Ce11. 1989. 56. pp。
849−853:これを本発明の参考文献とする)この
ことは、マウス細胞(Colonno、 R,J、等、
J。
Virol、、  1986. 57. pp、 7−
12)およびICAM−2のラインウィルス−14に対
する見掛は上の非結合性と一致している。
以上、本発明をその特定の態様に関連して記載してきた
が、これは更に変更することが可能であり、かつ本願は
、一般に本発明の原理に従う本発明のあらゆる変更、利
用もしくは改作を含み、かつ本発明の関与する当技術の
範囲内で公知もしくは通常実施されるような本発明の開
示から逸脱したものをも、上記の特許請求の範囲に示し
た基本的特徴に通用できる限り包含するものと理解すべ
きである。
【図面の簡単な説明】
第1図はLFA−1で被覆したプラスチックに対する、
I CAM−1およびI CAM−2を表現する移入C
O3![1胞の結合を示す。A)ICAM−1cDNA
を移入したCOS細胞をLFA−1−被覆プレート上に
てパニングしくpanned) 、ICAM−lの表現
を、−次MAbとして抗−ICAM−1モノクロ一ナル
抗体RRI/1を用いた間接免疫螢光フローサイトメト
リーによって分析した。 点線、破線および実線は夫々パニングしなかった細胞、
付着しなかった細胞および付着細胞に対応する。B)”
Cr−標識移入COS細胞(ICAM=1またはICA
M−2を表現)はMAbの存在下でLFA−1−被覆ブ
ラスチンクに結合した。 第2図はI CAM−2のヌクレオチドおよびアミノ酸
配列を示す。このアミノ酸配列は、シグナルペプチドの
予想開裂サイトに続く第1の残基から番号付けされてい
る。該疎水性の推定シグナルペプチドおよびトランスメ
ンプラン配列(TM)には下線が施されている。可能な
N−結合グリコシル化サイトを四角で囲んである。推定
ポリアデニル化シグナルAATACAには上に線を施し
た。 I CAM−2cDNAの両ストランドは、製造業者の
推奨に従って(Sequenase+ U、 S、 B
iochemical)相補的オリゴヌクレオチドプラ
イマーの逐次合成およびジデオキシヌクレオチド鎖終止
シーケンシングによりCDMB内で配列決定されている
(Sanger、 F、等+Proc、 Natl、 
Acad、 Sci、 USA、。 1977.7土、pp、5463−5467)。 第3図はRNAおよびDNAハイブリダイゼーション分
析の結果を示す。ノーザン(AおよびB)およびサザン
(C)プロットを1.l k b”P−標識I CAM
 −2c DNA (AおよびC)に対しハイブリッド
化し、かつ3kb”P−標識ICAM−1cDNA (
B)に対し再ハイブリッド化した。 (AおよびB):レーン1=バーキット(Burkit
t)リンパ腫細胞系、ラモス(Ramos)からのポリ
(^)゛RNA;レーン2=内皮細胞;レーン3=LP
Sで3時間刺激された内皮細胞;レーン4=EBV不死
化B −IJンパ芽球細胞系、BBN;レーン5−上皮
癌細胞系、HeLa ;レーン6およびレーン7=Tリ
ンパ腫細胞系、Jurka tおよび5KW−3;およ
びレーン8=前単球細胞系、U937(いずれも6μg
)。(C)6μgのB細胞系、BL−2からのゲノムD
NA (レーン1および4);ER−LCL (レーン
2および5)およびRaji (レーン3および6)、
レーン1〜3はEcoRIでまたレーン4〜6はHin
dlllで夫々消化した。ICAM−2およびI CA
M−1のmRNAは矢印で示しである。 第4図はI CAM−1に対するICAM−2の相同を
示す。ICAM−2の全体で201の残基の細胞外配列
は、ALIGNプログラム(Dayhoff。 M、 0.等、Methods Enzymol、、 
 1983. 9上。 pp、524−545)を利用し、かつ検査によりI 
CAM−1の残基1〜185とを一列に並べた。 ICAM−2残基に番号を付した。同等部は四角で囲ん
だ。DlおよびDtはI CAM−2およびI CAM
−1のrg状ドメインの環境を示す。 I’CAM−2のβ−ストランド予想部(Chou、P
J。 等+ Biochemistry+  1974+ユ、
pp、211−245)は上部に線を施し、かつI C
AM−1のそれには下線を施した。 図面の浄書(内容に変更なし) FIG、1 1U、ΔM−1 1[ΔM−2 FIG、2゜ (その1) CTAAAGATCT  CCCTCCAGGCAGC
CCTTGGCTGGTCCCTGCGAGCCCGT
GGAGACTGCCAG  AG  ATOTCCT
CT  TTCGGT  TACAGG  ACCCT
G  ACT  GTG  GCCCTCTTCACC
CTG ATCTCCTGT CCA GGATCG 
OAT GAG AAG GTA  TTCDEKVF GAG GTA  CACGTG AGG CCA A
AG 入^G  CTG GCG GTr AGCCA
A AGG TCCEVHVRPKKLAVSQR8 GGT  CTG  GAG  ACCTCT  GT
A 入AT  AAG  ATr  CTCCTG  
GACGAA  CAG  GCTGLETSLNK 
  工  Ll、DEQACTG  CAA  CCC
ACT  TTG  GTG  GCT  GTG  
GGCAAG  TCCTTCACCATT  GAG
LQPTLVAVGKSFT   工  ETGCAG
G  GTG  CCCACCGTG GAG CCC
CTG  GACAGCCTCACCCTCTTCCI
IVPTVEPLDSLTLF FIG、2 (その2) CTG  T1’CCGT  GGCMT  GAG 
 ACT CTCCACTAT  GAG  ACCT
TCGGG  AAGLFRG  E=!=ヨr、HY
ETFGKCTG GACTTG ATG TCT C
GCGGT GGCAACATCTTr CACAAA
 CACTCALDLMSRGGNIFHKH5 GCCCCG  入AC入子G  TTG  GAG 
 ATCTAT  GAG  CCT  GTG  T
CG  GACAGCCAGAPKMLEIYEPVS
DSQ ATCGTCATCATA GTCACG GTG C
TG TCG GTG TrG CrG TCCCTG
 TTCGTG  ACA  TCT  GTCCTG
  CTCTGCTic  ATCTrCGGCCAG
  CACTTG  CGCHLR CACCAG  CGG  ATG  GGCACCT
ACGGG  GTCGGA  GCG  GCT  
TGG  AGG  八GGHQRMGTYGVGAA
WRR CTCCCCCAG GCCTTCCGG CCA T
AG CAACCATGAG TGGCATGGCCL
PQAFRP   真 TTTCTAGCCCG入ATACAAACACCTG
GACTr 入入〜リリーーAAAAAAAFIG、、
。 (その1) FIG、、A (その2) 手 続 補 正 書 (方式) %式% 1、事件の表示 平底2年特許願第57869号 3、補正をする者 事件との関係 出 願人 4、代 理 人 7、補正の内容 別紙のとおり

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)天然の異物を実質的に含まないICAM−2また
    はその機能性誘導体。
  2. (2)該ICAM−2が付随的に細胞またはウィルスの
    表面上に存在する分子に結合できる請求項1記載のIC
    AM−2。
  3. (3)該分子が以下のものからなる群から選ばれる少な
    くとも一種のポリペプチドを含む請求項2記載のICA
    M−2分子。 (a)−S−S−F−G−Y−R−T−L−T−V−A
    −L−;(b)−D−E−K−V−F−E−V−H−V
    −R−P−K−;(c)−G−S−L−E−V−N−C
    −S−Y−T−C−N−;(d)−H−Y−L−V−S
    −N−I−S−H−T−D−V−;(e)−S−M−N
    −S−N−V−S−V−Y−Q−P−P−;(f)−F
    −T−I−E−C−R−V−P−Y−V−E−P−;(
    g)−G−N−E−T−L−H−Y−E−T−F−G−
    K−;(h)−T−A−T−F−N−S−T−A−D−
    R−E−D−;(i)−H−R−N−F−S−C−L−
    A−V−L−D−L−;(j)−M−V−I−I−V−
    Y−V−V−S−V−L−L−;(k)−S−L−F−
    V−Y−S−V−L−L−C−F−I−;および(l)
    −M−G−T−Y−G−V−R−A−A−W−R−R−
    O。
  4. (4)ICAM−2またはその機能性誘導体をコードし
    得る組換えDNA分子。
  5. (5)該ICAM−2またはその機能性誘導体が以下の
    ものからなる群から選ばれる少なくとも一種のポリペプ
    チドをコードし得る請求項4記載のDNA分子。 (a)−S−S−F−G−Y−R−Y−L−Y−V−A
    −L−;(b)−D−E−K−V−F−E−V−H−V
    −R−P−K−;(c)−G−S−L−E−V−N−C
    −S−Y−Y−C−N−;(d)−H−Y−L−V−S
    −N−I−S−H−T−D−V−;(e)−S−M−N
    −S−N−V−S−V−Y−Q−P−P−;(f)−F
    −Y−I−E−C−R−V−P−Y−V−E−P−;(
    g)−G−N−E−T−L−H−Y−E−T−F−G−
    K−;(h)−T−A−Y−F−N−S−Y−A−D−
    R−E−D−;(i)−H−R−N−F−S−C−L−
    A−V−L−D−L−;(j)−M−V−I−I−V−
    T−V−V−S−V−L−L−;(k)−S−L−F−
    V−T−S−V−L−L−C−F−I−;および(l)
    −M−G−Y−Y−G−V−R−A−A−W−R−R−
  6. (6)該分子が更に細胞中のICAM−2またはその機
    能性誘導体を表現できる請求項4記載の組換えDNA分
    子。
  7. (7)ICAM−2およびその機能性誘導体からなる群
    から選ばれる分子に結合できる抗体または抗体フラグメ
    ント。
  8. (8)該分子が細胞表面に存在する受容体に結合するこ
    とができ、かつ該抗体の該分子への結合が、該分子のも
    つ該細胞のレセプタ分子への結合能を減じる請求項7記
    載の抗体。
  9. (9)請求項7記載のモノクローナル抗体産生ハイブリ
    ドーマ細胞。
  10. (10)ICAM−2またはその機能性誘導体に結合し
    得る抗体を産生する所定のハイブリドーマ細胞の樹立法
    であって、 (a)動物をICAM−2表現細胞で免疫し、 (b)該動物の牌細胞とミエローマ細胞系とを融合し、 (c)該融合された牌細胞およびミエローマ細胞に抗体
    分泌ハイブリドーマ細胞を形成せしめ、および (d)ICAM−2に結合し得る抗体を産生する所定の
    ハイブリドーマ細胞を得るために該ハイブリドーマ細胞
    をスクリーニングする 各工程を含むことを特徴とする上記方法。
  11. (11)炎症の治療を要する哺乳類罹患体に、該炎症を
    抑制するのに十分な抗炎症剤を与えることを含む該炎症
    の治療法であって、該抗炎症剤が、ICAM−2に結合
    し得る抗体、ICAM−2に結合し得る抗体フラグメン
    ト、ICAM−2、ICAM−2の機能性誘導体、およ
    び分子のCD−18族の構成員またはICAM−1以外
    のICAM−2の非−Igアンタゴニストからなる群か
    ら選ばれることを特徴とする上記治療法。
  12. (12)該炎症が遅延型過敏反応、幹癬症状、自己免疫
    性疾患、臓器移植または組織移植拒絶反応からなる群か
    ら選ばれる一つの状態に対する応答の結果である請求項
    11記載の方法。
  13. (13)該自己免疫疾患がレイノード症候群、自己免疫
    性甲状腺炎、EAE、多発性硬化症、紅班性狼瘡および
    慢性関節リウマチからなる群から選ばれるものである請
    求項12記載の方法。
  14. (14)上記炎症が、成人呼吸困難症候群(ARDS)
    、敗血症または外傷にとって二次的な多発臓器傷害症候
    群、心筋または他の組織の再かん流傷害、急性糸球体腎
    炎、反応性関節炎、急性炎症性成分を有する皮膚疾患、
    急性化膿性髄膜炎または他の中枢神経系炎症性疾患、熱
    傷害、血液透析、白血球除去血輸血、潰瘍性大腸炎、ク
    ローン疾患、壊死性全腸炎、顆粒球輸液関連症候群およ
    びサイトカイン誘発毒性からなる群から選ばれる状態に
    対する応答の結果である請求項11記載の方法。
  15. (15)移動のためにCD−18族の機能性構成員を必
    要とする造血性腫瘍細胞の転移を抑制するに際し、この
    抑制治療を要する患者に該転移を抑制するのに十分な量
    の薬剤を与えることを含む該転移の抑制方法において、
    該薬剤がICAM−2に結合し得る抗体、ICAM−2
    に結合し得る毒素−誘発性抗体、ICAM−2に結合し
    得る抗体フラグメント、ICAM−2に結合し得る、毒
    素−誘発性抗体フラグメント、ICAM−2の機能性誘
    導体、およびICAM−1以外のICAM−2の非−I
    gアンタゴニストまたは分子のCD−18族の構成員か
    らなる群から選ばれることを特徴とする上記方法。
  16. (16)ICAM−2表現腫瘍細胞の成長を抑制する必
    要のある患者に、該成長の抑制に十分な量の薬剤を投与
    することを含み、該薬剤がICAM−2に結合し得る抗
    体、ICAM−2に結合し得る毒素−誘発性抗体、IC
    AM−2に結合し得る抗体フラグメント、ICAM−2
    に結合し得る毒素−誘発性抗体フラグメント、ICAM
    −2、ICAM−2の機能性誘導体、ICAM−1以外
    のICAM−2の非−Igアンタゴニストまたは分子の
    CD−18族の構成員、毒素−誘発性の、CD−18族
    分子の構成員、およびCD−18族分子の構成員の毒素
    −誘発性機能性誘導体からなる群から選ばれることを特
    徴とするICAM−2表現腫瘍細胞成長の抑制方法。
  17. (17)LFA−1−表現腫瘍細胞の成長を抑制する必
    要のある患者に、該成長を抑制するのに十分な量の毒素
    を投与することを含み、該毒素が、毒素−誘発性ICA
    M−2および毒素−誘発性の、ICAM−2の機能性誘
    導体からなる群から選ばれることを特徴とするLFA−
    1−表現腫瘍細胞の成長抑制方法。
  18. (18)ICAM−2に結合し得る抗体、ICAM−2
    に結合し得る抗体フラグメント、ICAM−2、ICA
    M−2の機能性誘導体、およびICAM−1以外のIC
    AM−2の非−IgアンタゴニストまたはCD−18族
    の構成員からなる群から選ばれる薬剤を含むことを特徴
    とする薬理組成物。
  19. (19)更に免疫抑制剤を含む請求項18記載の薬理組
    成物。
  20. (20)(a)ICAM−2mRNAにハイブリッド化
    し得る核酸分子の存在下でICAM−2を表現する細胞
    または該細胞の抽出物をインキュベートする工程、およ
    び (b)該核酸分子が該細胞またはその抽出物中に存在す
    る相補的核酸分子にハイブリッド化されたか否かを決定
    する工程、 を含むICAM−2を表現する細胞の存在を検出する方
    法。
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