JPH0361214B2 - - Google Patents

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JPH0361214B2
JPH0361214B2 JP56216010A JP21601081A JPH0361214B2 JP H0361214 B2 JPH0361214 B2 JP H0361214B2 JP 56216010 A JP56216010 A JP 56216010A JP 21601081 A JP21601081 A JP 21601081A JP H0361214 B2 JPH0361214 B2 JP H0361214B2
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JP
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data
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bus
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Ii Sutanrei Fuiritsupusu
Pii Buraun Richaado
Piitaasu Aasaa
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HANEIUERU INFUOOMEISHON SHISUTEMUSU Inc
Original Assignee
HANEIUERU INFUOOMEISHON SHISUTEMUSU Inc
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Publication date
Application filed by HANEIUERU INFUOOMEISHON SHISUTEMUSU Inc filed Critical HANEIUERU INFUOOMEISHON SHISUTEMUSU Inc
Publication of JPS57172584A publication Critical patent/JPS57172584A/ja
Publication of JPH0361214B2 publication Critical patent/JPH0361214B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
    • G06F12/0802Addressing of a memory level in which the access to the desired data or data block requires associative addressing means, e.g. caches
    • G06F12/0844Multiple simultaneous or quasi-simultaneous cache accessing
    • G06F12/0846Cache with multiple tag or data arrays being simultaneously accessible
    • G06F12/0851Cache with interleaved addressing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
    • G06F12/10Address translation
    • G06F12/1027Address translation using associative or pseudo-associative address translation means, e.g. translation look-aside buffer [TLB]
    • G06F12/1045Address translation using associative or pseudo-associative address translation means, e.g. translation look-aside buffer [TLB] associated with a data cache

Description

【発明の詳細な説明】
発明の技術分野 本発明は、特に、データ処理システムに使用さ
れる高速度のキヤツシ装置に関する。 発明の技術的背景 集積回路技術の絶えざる発達は、ますます高速
のサイクル時間を有するデイジタル・データ処理
装置の生産を実現せしめている。かくて、今日の
データ処理装置は、それほど遠くない過去の実績
とくらべて、10倍から100倍の速度で演算を行う
ことが可能である。かつまた、処理能力をいつそ
う増大させるために、一基のコンピユータ・シス
テムのなかに、複数の中央処理装置とともに、高
速の周辺処理装置および特定の目的をもつたフロ
ント・エンド処理装置を配して、少しでも高速の
データ処理速度を得ることができるようにするの
が日常的になつている。 データ記憶に関する技術には、数多くの随伴的
な開発がみられるにしても、記憶システムのデー
タ伝送速度は、しばしば、多数のシステム処理装
置の増大する処理能力に追いつけなくなつてい
る。その結果、しばしば、システムが全体として
記憶能力の限界に制限され、能率の悪いものとな
る。なぜなら、データが非能率な速度で処理装置
に供給されるからである。 この問題を解決するために、従来さまざさな記
憶装置の構成が採用されている。そのひとつとし
てキヤツシ・メモリがあり、これは限定された大
きさをもつた記憶装置からなつており、処理シス
テムの主記憶装置またはシステム記憶装置にくら
べて、はるかに高速のサイクル時間を有するもの
である。このキヤツシ・メモリに貯蔵されたデー
タは、システム記憶装置に貯蔵された情報のうち
で絶えず変動する部分をふくむ。より低速のシス
テム記憶装置の頻繁なアクセスと、システム記憶
装置から処理装置に至る比較的に長いデータ伝送
径路に帰因する時間損失は、システム処理装置に
よつて要求されているデータがそれ以前に非常に
高速のキヤツシ・メモリに貯蔵されていれば、こ
れを防ぐことができる。しかしながら、実行を要
求されているシステム記憶装置へのアクセス回数
を最小限にするためには、キヤツシ・メモリに貯
蔵されるデータの部分を慎重に選択する必要があ
る。これは、キヤツシ・メモリにシステム処理装
置が、最近時点に要求された情報を貯えることに
よつて可能となるものである。 従来技術によるキヤツシ・メモリを使用して
も、なお、データ処理装置はしばしば記憶能力に
限界があり、低能率にとどまつている。この問題
をさらに解消する手段として、1度の記憶要求に
応答してシステムからシステム処理装置もしくは
他のシステムの諸要素に向けて、装置中で2個の
データ・ワードを同時に伝送するデータ処理装置
が提案されてきた。これは、記憶要求の必要回数
を低減させる方法として用いられている。このよ
うな2語伝送処理システムは、本発明の被譲渡人
に譲渡された以下の各特許出願に記述されてい
る。 『中央サブシステム内の諸装置間の情報伝送を
制限するためのローカル・バス・インターフエイ
ス』アーサ・ピータ他、出願番号140662、1980年
4月15日受理。 『データ処理システムの演算完全性を決定する
ための自己判定システム』リチヤード・P・ブラ
ウン他、出願番号140661、1980年4月15日受理。 『中応処理装置システムにプロセデユア・ワー
ドを供給するためのバツフア・システム』ウイリ
アム・E・ウツズ他、出願番号140630、1980年4
月15日受理。 『データ処理システムにおけるスタツクの大き
さを動的に変更する能力を有するスタツク・メカ
ニズム』フイリツプ・E・スタンリー他、出願番
号140624、1980年4月15日受理。 『主データ処理システムと中央サブシステムと
の間の情報を制御するインターフエイス』ジヨー
ジ・J・バーロウ他、出願番号140623、1980年4
月15日受理。 システム処理装置とシステム記憶装置との間の
2語伝送方法の使用は、これまでに実在するキヤ
ツシ・メモリの使用と両立しなかつた。すなわ
ち、もし処理装置がシステム記憶装置から2語を
要求した場合、それ以前にその2語がキヤツシ・
メモリにも存在していたとすると、当該キヤツ
シ・メモリはもつとも能率的な仕方、すなわち、
要求された2語を同時に伝送する仕方では、応答
することができなかつたのである。 従来技術におけるキヤツシ・メモリでは、2語
記憶要求1個につき、結局2個のキヤツシ・メモ
リによる読み出しと書き込みが必要であつた。こ
のことは、記憶サイクルの不必要な重複をまね
き、キヤツシ・メモリの能率を低下せしめた。 かくて、2語伝送方法と両立し、かつ、1個の
記憶要求に応答して2個のデータ・ワードの読み
出し、書き込み、伝送が可能なキヤツシ・メモリ
を供給することが求められてきたのである。 発明の要旨 本発明に係る第1の目的は、上記にみられるよ
うに、データ処理システムのシステム記憶装置と
諸処理要素との間のデータ伝送速度を増大せしめ
ることにある。 本発明に係る第2の目的は、1個の記憶要求に
応答して、システム処理装置とシステム記憶装置
との間で、データ中の2語が同時に伝送されるデ
ータ処理装置と両立しうるキヤツシ・メモリを供
給することにある。 本発明に係る第3の目的は、データ処理システ
ムのなかで2個のデータ・ワードを同時に伝送し
うるキヤツシ・メモリを供給することにある。 さらに、本発明に係る第4の目的は、データ処
理装置内に、キヤツシ・メモリに貯蔵されている
連続する2個のアドレスのいずれにも連動する複
数のデータ・ワードを、同時に伝送しうるキヤツ
シ・メモリを供給することにある。 本発明に係る更に第5の目的は、データ処理シ
ステムに使用されるキヤツシメモリにおいて、奇
数番のアドレス番号に関連するデータワードはす
べて、偶数番のアドレス番号に関連するデータワ
ードとは分離して記憶されるものであり、その結
果、2個の引き続いてアドレスされるデータワー
ドは、単一のメモリ要求に対応して、そのキヤツ
シメモリの中に同時に伝送されうるものであり、
そして、そのキヤツシメモリから同時に伝送され
うるものであり、この同時的データワードの伝送
は、奇数番のアドレス番号に関連するデータワー
ド1個と偶数番のアドレス番号に関連するデータ
ワード1個との合計2個を同時に伝送する方式を
もつてなす、キヤツシメモリを提供することにあ
る。 本発明の更に他の目的と利益との一部は以下に
記載するが、残りの一部は以下の記才から自づと
明らかになるか、又は、本発明の実施を通じて次
第に明らかになる性質のものである。本発明の目
的と利益とは、添付された特許請求の範囲に特に
表示した態様の実施及び組み合わせによつて実現
され具現されうるものである。 本発明の上記の目的を達成して、ここに具体化
し上位概念をもつて表現されているキヤツシ装置
は、データプロセツサと主記憶装置とを有するデ
ータ処理システムにおいて用いられ、1つのリク
エストに応答して2つのデータユニツトを、リク
エストしているデータプロセツサに供給するため
のキヤツシ装置であつて、前記主記憶装置は複数
のアドレス可能な蓄積素子の各々にデータユニツ
トを保持するものであり、前記データプロセツサ
は、前記蓄積素子の1つからデータユニツトを読
み出しあるいは前記蓄積素子の1つへデータユニ
ツトを書き込むためのオペレーシヨンを実行する
とき、前記蓄積素子のアドレスを供給するもので
あるキヤツシ装置において: 第1および第2のアドレス可能なデータ記憶装
置であつて、前記第1のデータ記憶装置は偶数ア
ドレスによつてアクセス可能な前記主記憶装置の
蓄積素子に保持されたデータユニツトのコピーで
あるデータユニツトのみを保持し、前記第2デー
タ記憶装置は奇数アドレスによつてアクセス可能
な前記主記憶装置の蓄積素子に保持されたデータ
ユニツトのコピーであるデータユニツトのみを保
持し、前記データユニツトは前記データユニツト
の主記憶装置のアドレスの下位部分のアドレスを
持つ第1および第2のデータ記憶装置の蓄積素子
に保持される前記第1および第2のアドレス可能
なデータ記憶装置と; 第1および第2のアドレス可能なデイレクトリ
であつて、前記第1のデイレクトリの各蓄積素子
は、前記第1データ記憶装置の対応蓄積素子中に
保持されたデータユニツトの主記憶装置の偶数ア
ドレスの上位部分を保持し、前記第2のデイレク
トリの各蓄積素子は、前第2データ記憶装置の対
応蓄積素子中に保持されたデータユニツトの主記
憶装置の奇数アドレスの上位部分を保持し、前記
アドレスの上位部分の各々は前記デイレクトリの
蓄積素子中に保持されており、その蓄積素子のア
ドレスは対応データユニツトを保持するデータ記
憶装置の蓄積素子のアドレスと同じである、前記
第1および第2のデイレクトリと; 主記憶装置アドレスを受け取り、その受け取り
に応答して前記アドレスの対応下位部分およびそ
のアドレスに1を加えた前記アドレスの下位部分
を発生するアドレス発生回路と; 前記アドレス発生回路によつて発生された前記
2つの下位部分を受け取り、前記第1データ記憶
装置およびその中の蓄積素子をアドレスするため
の第1デイレクトリと同じである前記下位部分の
1つを供給し、また、前記第2データ記憶装置お
よびその中の蓄積素子をアドレスするための第2
デイレクトリと同じである前記下位部分の1つを
供給する回路と; を備えたことを特徴とするものである。 発明の望ましい実施例の詳細な説明 1 システムの概観 第1図は、以下に説明するキヤツシ・メモリが
ふくまれうるシステムの構成を示す一般的なブロ
ツク・ダイアグラムである。 上記システムは、1個の中央処理装置(CPU)
100と、1個のサイエンテイフイツク・インス
トラクシヨン・プロセツサ(SIP)101および
1個のコマーシヤル・インストラクシヨン・プロ
セツサ(CIP)102をふくみうる複数のオプシ
ヨン・プロセツサとからなつている。これらのオ
プシヨン・プロセツサは、基本的なアプリケーシ
ヨン用に拡張するために使用されうるものであ
る。本システムは、また、1個のキヤツシ/
MMU装置(キヤツシ・メモリ/メモリ・マネジ
メント装置)103と、1個のエレクトリカル・
システム・バス105と、複数の記憶モジユール
(主記憶またはシステム記憶装置)106をふく
み、かつ複数のI/Oデバイスと組合された複数
のインプツト/アウトプツト(I/O)制御装置
107、および、1個のマルチライン伝送制御器
またはプロセツサ(MLCP)109とをふくみ
うる。上記システムは1個のマルチプロセツサ構
成をふくみうるが、この構成中には該システムの
すべてもしくは一部をふくむ第2の中央サブシス
テム110が存在する。 中央サブシステム内の複数の処理装置は、相互
に1本のローカル・バス9によつて接続されてお
り、かつ、該システムの残りの部分とキヤツシ/
MMU装置103によつて接続されている。中央
サブシステムにおけるキヤツシ/MMU装置の機
能は、該中央処理装置に同時に使用されている主
記憶装置106の部分に対する1個のバツフア記
憶装置を供給すること、および、主記憶アドレス
の翻訳のために供給することにある。ローカル・
バス9の機能は、3個のプロセツサとキヤツシ/
MMU装置103との間を相互に接続することに
ある。 1本のローカル・バス9は、多数のインターフ
エイスと接続されている。第1図に示すように、
CPU100とそれ以外の2個のプロセツサとの
間には専用のインターフエイス群がある。また、
各プロセツサからキヤツシ/MMU装置に向けて
も1個の専用インターフエイスがある。上記ロー
カル・バスはタイム・シエア用または共通のイン
ターフエイスである。すなわち、3個のプロセツ
サとキヤツシ/MMU装置のすべてにとつて共用
のものとなつている。キヤツシ/MMU装置10
3もまた、システム・バス105を介して該シス
テムの残りの部分への1個のインターフエイスを
供給する。該システムの残りの部分の主要なもの
は、メモリ106とI/O装置群108とであ
り、I/O制御装置群107を介して供給され
る。 第2図におけるCPUブロツク・ダイアグラム
について説明する。より詳しくは、多種のエレク
トリカル・バス群と機能ユニツト群およびそれら
の間の、相互関係についての説明である。CPU
の主要素群は点線で囲んで示してある。そのう
ち、第1要素はCPUローカル・バス・インター
フエイス10であつて、1個のデータ・バツフア
31と、1個のラウンドロビン・プロセジユア・
ストレツジ・バツフア(ラウンドロビン・プロセ
ジユア・バツフア)36および1本のソース・バ
ス33、ならびに、他のデバイス群に接続されて
いる多種のプロセデユア/データ・ワード群およ
びアドレス・マルチプレクサ群(muxes)をふく
むものとして説明される。この第1要素10は、
ローカル・バス9からのデータを受信する目的で
使用されている。 第2要素16は算術演算要素であつて、
DRAM11およびBRAM12とよばれる2セツ
トのレジスタ・アレー(RAM)をふくむ数個の
デバイスと、該RAM11および12とが接続さ
れているRAM・バスすなわちR・バス13とを
包含している。この第2要素16は、また、イン
プツトまたはインナー・バス(IBUS)14をふ
くみ、それには他のデバイスと同様にBRAM1
2が接続されている。さらに、この第2要素は
DALUM15すなわちDRAM11を動作させる
ために接続されている算術論理装置をふくんでい
る。 CPUの第3要素22は、アウター・バス17
と、書き込み・バス84と、それらに接続するシ
フタ群19−1および19−2と、さらにそれら
を動作させるセレクタ群とをふくむ。上記セレク
タ群は、DALU/R・バス・セレクタ20およ
びY・レジスタ/P・レジスタ(YP)・セレクタ
21とを包含する。 第4要素27はCPUのアドレス・セクシヨン
で、プロセデユア・アドレス・レジスタ(P)2
3とデータ・アドレス・レジスタ(Y)24とを
ふくんでいる。第4主要素27は、アドレス・マ
ルチプレクサ25およびプレフエツチ・アドレ
ス・レジスタ26もまたふくんでいる。27に
は、書き込みデータ・レジスタ(W)28と書き
込みデータ・セレクタ(WS)29もまたふくん
でいる。CPUのこの部分は、データをローカ
ル・バス9に伝送する目的に使用されている。 デバイス30はCPUのテスト論理で、第7図
に示すとおりであるが、8対1のマルチプレクサ
群の1セツトをふくむ。これらのマルチプレクサ
は「テスト・真」または、「テスト・偽」とよば
れる1個の2進法信号を発生するが、この信号は
フアーム・ウエアにおいて分岐機能を制御するた
めに用いられている。上記「テスト・真」および
「テスト・偽」信号は、第5図に示されている制
御記憶バンク80および81のなかにふくまれて
いるROM(複数)に接続されている。 次段のアドレス・ゼネレータ44(第2図)
は、F・レジスタ38およびF・バス37と接続
されている。この次段のアドレス・ゼネレータ
は、CPUにおいてフアームウエア・アドレス群
を発生せしめることにかかわつている。 ローカル・バス・データの入力領域である要素
10の機能は、キヤツシ/MMU装置103また
はローカル・バス9上の他のデバイス群から戻つ
てくるデータを受信すること、および、もしブー
トストラツプ・プロセデユアの実行が要求されれ
ば、ブートストラツプPROM41からのデータ
を選択すること、ならびに、上記データを適当な
データ・バツフアに向うよう指令することにあ
る。たとえば、もし指令取り出しが求められたと
すると、そのデータは機能レジスタに置かれる。
さらに詳しくは、主要データ・バツフア31が、
ローカル・バス9から16または32ビツトのデー
タ・ワード群を受けとることになる。該データ・
バツフア31の出力は、L・バス32に印加され
る。該L・バスは、一対のセレクタDA34と
DW35とを使用することによつてソース・バス
33を動作せしめるとともに、4語ラウンドロビ
ンプロセジユア・バツフア36をも動作せしめ
る。ノン・プロセデユラル・データは、データ・
セレクタ群によつて動作せしめられているソー
ス・バス33を介して、L・バス32からCPU
に入る。 プロセデユラル・データは、ラウンドロビンプ
ロセジユア・バツフア36から出てきて、他のセ
レクタの1セツトすなわちPA39とPW40を
介して、CPUに入る。ラウンドロビンプロセジ
ユア・バツフアは、次に実行されるプロセデユア
の2語もしくは3語を収容する機能を担当してい
る。それは、それらのワードが要求されると、そ
れらをフエツチするのに必要な時間の余裕がない
からである。ラウンドロビンプロセジユア・バツ
フアは、CPUによつて空データになつていると
きは、ローカル・バス9を介してキヤツシ/
MMU装置103からデータを自動的に再記憶入
力させられる。 F・バス37は、F・レジスタ38に対して情
報をゲートするために使用される特殊なバスであ
る。ここで、F・レジスタ38とは、FOP、
FM、FNおよびLinkという名称でよばれる4個
の領域である。F・レジスタは、CPUの主要な
指令レジスタである。F・バス37の機能は、
F・レジスタ38からデータを取り出して、F・
レジスタに移種のソースからデータを供給するこ
とにある。F・レジスタ38のLinkまたはFNセ
クシヨンのいずれかに、要素AS′42から定数ま
たはデータのいずれかを記憶入力せしめるマルチ
プレクサ43も存在する。 また、データ入力領域としての要素10のなか
でも、ブートストラツプPROM41の1セツト
がブートストラツプ・モードで演算するときは、
記憶装置からの指令を代行して指令を発するのに
使用しうる。 記憶デバイス(ラウンドロビン・プロセデユ
ア・バツフア)36は、位置A,B,CおよびD
を有しており、これは1個の4語からなるラウン
ドロビン・プロセデユア・バツフアである。もし
この記憶デバイスがプロセデユアの2語にあたる
空所を有するとき、すなわち少くとも1/2が空で
あるときはいつでも、キヤツシ/MMU装置から
ローカル・バス9を介して、プロセデユアの記憶
読み出しを自動的に開始する。戻つてくるデータ
は、このラウンドロビン・プロセデユア・バツフ
アの中で利用可能な次の2個の位置へと落ちこむ
ことになる。CPUは、プロセデユアを使用する
場合、それはCPUの処理要素群内部で用いるた
めにソース・バス33へと送り出すか、あるい
は、それが指令の一部であることからF・レジス
タ38へと送ることによるかのいずれかであるか
ら、ラウンドロビン・プロセデユア・バツフアに
おいて事実上カーソルとして動作している2個の
ポインタ36−1および36−2は、デバイス3
6の出力群に対して次々と4個の位置をイネーブ
ルの状態にするためのデバイス36にふくまれる
1個のカウンタを用いることによつて利用可能と
なる次の位置へと進むことになる。左側のカーソ
ルすなわち36−2は、フエツチされるべき次の
プロセデユアのワードを示し、右側のカーソル3
6−1は、それに続くワードを代表する。ときと
しては、左側のカーソルによつて示されるワード
がPW・マルチプレクサ40を通過する情報を発
生せしめるのに用いられる場合には、プロセデユ
アのうちの1語がずつと使用されつづけられるこ
とがある。また、ときとしては、プロセデユアの
うちの2語に対する要求が出る場合もある(たと
えば、大きなアドレス・フオーム(LAF)・アド
レスを引くとき)。かくて、左側および右側のカ
ーソルの両方から示されたワード群は、プロセデ
ユア・セレクタのPA・マルチプレクサ39に結
合せしめられるが、このことについては以後さら
に一層十分に説明されるであろう。 かくて、要素10は、データ・セレクタ34と
35のいずれか、もしくはプロセデユア・セレク
タ39と40のいずれかを経由し、ソース・バス
33を介してCPUに導かれたデータと関連する
領域であるか、または、プロセデユア・バツフア
(ラウンドロビン・プロセデユア・バツフア)3
6とF・バス37を経由して、インストラクシヨ
ン(F)・レジスタ38へと導かれたデータと関
連する領域であることになる。デバイス(F′)7
6は、副次的アドレス情報またはアドレス・シラ
ブルから選択されたビツト群をホールドするため
に使用される。該アドレス・シラブルは、実際上
は、16ビツト・データ・デイスクリプタの部分で
ある。上記デイスクリプタのなかで、一定のビツ
ト群が次に続くアナリシスのために保持されねば
ならない。CIP・デイスクリプタのなかのオペラ
ンド・サイズのビツトおよびK・レジスタ・デイ
スクリプタのなかのオペランド・サイズおよび符
号化もしくは非符号化されたビツト群が保持され
ねばならない。これらのビツトおよびビツト群
は、5ビツトF′・レジスタ76のなかで保持され
る。 第2要素16は、算術/論理装置(DALU)
15、BRAM12およびDRAM11をふくみ、
それらは若干のプログラマ・ビジブル・レジスタ
群およびそれに加えて多数のノン・プログラマ・
ビジブル・ワード・レジスタ群を内包している。
これらのデータ記憶要素群は、次のような構成に
なつている。すなわち、RAM・バス13を動作
せしめうる2個のソースのうちの1個である
DRAM11は、32個の位置をふくんでおり、そ
の各々は24ビツト幅である。これらの諸位置は、
いわゆるD・レジスタ群と、32ビツト長のいわゆ
るK・レジスタ群と、多数のインターナル・ポイ
ンタ群と、7個のいわゆるM・レジスタ群とを保
有するために使用されている。BRAM12は、
各24ビツト幅の16個のワードをふくみ、かつ9個
のベース・レジスタ群に加えて多数かつ多様な型
のプログラマ・ビジブル・ポインタ群とプログラ
マ・インビジブル・ポインタ群とを包含してい
る。 第3図は、RAM(複数)とバス群とDALU1
5との間の関連を、より詳細に示したものであ
る。DRAM11およびBRAM12の各々は、
RAM・バス13のソースとなりうる。BRAM1
2は、実際には、二重構造になつていて、CPU
のなかでBRAM60とBRAM61とが2個並列
に存在している。このBRAM12の2個の要素
は、全く同じようにロードされる。そのうちの1
個である要素60はR.バスを動作(または、デ
ータをそれに伝送)させ、また、他の1個である
BRAMの要素61はI・バス14を動作せしめ
る。 要素16は、重要な2本のバスをふくんでい
る。いわゆるインプツトまたはインナー・バス
(I)14と呼ばれるバスは、処理装置内の原入
力の主要なソースである。すなわち、記憶装置か
らのデータは、ちようどQ・レジスタ50の出力
がドライバ54を介してI・バスに印加され、ま
たBRAM12の出力もそうであるのと同様に、
I・バスに入力される。次のいわゆるR・バスま
たはRAM・バスは、2個の異るRAMである
BRAM12とDRAM11との両出力の結合点で
ある。I・バスとRAM・バスの両出力はDALU
15への入力となり、DALU15はDRAM11
にリターンするはまたはさらにシステム内で処理
するために、アウター・バス17へと伝送されう
るデータを発生する。 I・バスもRAM・バスも「バツトラツチ」
(BL)として知られているハードウエアを用いて
いるが、このBLは1個のゲートであつて、その
入・出力は双方の信号を該バスへと結合せしめる
ために連繋させられている。このバツトラツチ
は、タイミングおよび順次アクセスの都合で駆動
源をバスから消去するよう要求された後に、上記
の信号の制御を引き継ぐように予定されている。
その場合は、バツトラツチは駆動源が負荷してい
たときと同じ水準に上記の信号を保持し、バス信
号がリラツクスしうる(たとえば、あらかじめ決
められていたOボルトのレベルになるなど)時点
にいたつてはじめて動作を停止せしめられる。 RAM・バス13は、制御パネル90と中央処
理装置との間でデータを伝送するためのインター
フエイスであつて、16ビツトの双方向信号線路を
介して制御パネル90と中央処理装置との間に接
続されている。記憶データは、データ・ラツチ
(DL)51と称する1セツトのドライバを介し
て、I・バス14と結合する。このデータ・ラツ
チはSEすなわちサイン・エクステンシヨン・ラ
ツチ52の第2シリーズと並列に装備されてい
る。これらのSE・ラツチは、当のデータ・ラツ
チ群が24ビツト・バスに16ビツト容量を供給して
いるときにのみ、データ・ラツチ群に符号をつけ
るか、または、「O」エクステンドするためかの
いずれかに使用される。同様に、SE・ロジツク
52は、現在使用している指令の7または8ビツ
トを取り出して、分岐・数値指令によつて用いら
れるための24ビツトにその8ビツトを拡張するた
めに使用されるが、この両指令は指令語の右半分
からデイスプレートメントとオペランドのそれぞ
れを得ている。 BRAM12とDRAM11とに連動する論理/
セレクト/モデイフアイ・論理53がある。これ
は、DRAMとBRAMとの双方が、8個のレジス
タを各ブロツクにおいてアドレスしうるようにす
る論理であつて、そのブロツク内で、個々のレジ
スタ選択を制御する指令において、多様なフイー
ルドを使用している。 コンスタント・ゼネレータ(KON)70もま
た要素16すなわち主要なALU領域にふくまれ
るが、これはI・バス14のもう1個のソースで
ある。すなわち、KON70は、フアームウエア
の制御下で算術演算ユニツトにより使用されるた
めに、I・バス上に向けて複数のビツト定数を発
生するために用いられうるソースである。 かくて、要素16はCPUにおける主要な算術
演算領域であつて、オペランド操作に関連し、さ
らに、DRAM11に挿入するためのオペランド
またはアウター・バス17に伝送する予定のオペ
ランドでBRAM12にリターンされるか、ロー
カル・バス9への出力として各種アドレスとデー
タ・レジスタに送られるものを発生するものを発
生することに関連している。 要素22は、主として、アウター・バス17お
よび書き込み・バス84として引用されている
CPUのセクシヨンに関連している。アウター・
バスは、さまざまなデータ径路群が集合させられ
るバスであつて、それらのデータ径路には、たと
えばY・レジスタ24、P・レジスタ23、
DALU15の出力およびRAM・バス13があ
る。書き込み・バス84は、オペランドを
BRAM12と、読み出し・レジスタ群ならびに
アドレス操作に応答すべきBALU55とに、伝
送するために使用されている。 アウター・バス17と書き込み・バス84との
間には、24要素で1セツトのマルチプレクシン
グ・シフタ群19があつて、1ビツト、2ビツ
ト、もしくは、4ビツトのシフトを、アウター・
バス17オペランド(複数)上のいずれの方向に
も可能ならしめている。Q・レジスタ50にオペ
ランド群をロードするのに使用される16要素で1
セツトのマルチプレクシング・シフタ群も存在す
る。 4種の異るオペランドのうち2種はアウター・
バス17へのソースであつて、DALU15と
RAMバス13とを基点としており、2対1マル
チプレクサ20を介してアウター・バスに選択的
にシフトされている。アウター・バス17への他
の2種のソースの1個はY・レジスタ24すなわ
ちデータ・アドレス・レジスタで、もう1個はプ
ロセデユア・アドレス(P)・レジスタ23であ
る。これら2個のユニツトの両出力は、2対1マ
ルチプレクサ(Y/Pセレクタ)21を介して結
合され、アウター・バス17上へと印加される。
アウター・バス17には、I・レジスタ57すな
わちCUPに対するインデイケータ・レジスタも
結合されている。アウター・バス17のコンテス
ト(複数)は、それ以後のCPUでの処理のため
に、書き込み・バス84へ直接伝送されるか、ま
たは、シフトされうる。上記アウター・バス17
のコンテストは、Q・レジスタ50に直接ロード
されることも可能であるので、Q・レジスタは二
重のプレシジヨン・シフト演算に使用されうる。 24要素のシフタ群19は、制御記憶ワードの制
御下で、左方向か右方向かへO・バス17とW・
バス84上のオペランドのサイズである24ビツト
をシフトするために使用される。該シフタ群19
は、1,2,もしくは4ずつ位置をシフトする
か、オペランドを直接伝送するか、または、相互
交換されたオペランドのtwo right−hand bytes
でオペランドを伝送するかの、いずれかが可能で
ある。これらのシフタ群の操作は、制御記憶ワー
ドのフイールドによつて制御されている。32ビツ
ト(二重レジスタ)のオペランドがシフトされる
ときは、right−handのオペランドがアウター・
バス17を介してQ・レジスタ50にロードされ
る。その後で、W・バス・シフタ19のみなら
ず、16個のQ・レジスタ・シフタ群56も動作す
るシフト動作が実行される。さらに、Q・レジス
タのコンテント(複数)は、W・バス84上へと
シフトされている24ビツト・オペランドの右側端
上で、16ビツト・エクステンシヨンとして処理さ
れる。かくて、40ビツト・シフトが可能となる。
このような二重レジスタ・シフトにおいては、当
のオペランド群は、ひとつはQ・レジスタ50へ
リターンされる16ビツトのもので、他はアウタ
ー・バス17のright−hand two bytesへ伝送さ
れる16ビツトのものである。一方で、W・バス8
4のleft−hand eight bitsは、通常捨てられる。 要素75は、一定の条件下で、ドライバ93を
介してW・バスへエミツシヨン(創出)を行うた
めに、CPUのなかでステータス・ビツト群を集
める役割を果している。このW・バスは、2個の
ソースを有しており、主要なソースはアウター・
バス17からのシフタ19である。該シフタ19
は、(W)バス84への入力としてデイスエーブ
ルの状態をとりうる一方、要素75(S/Z)に
おけるステータス・ビツト群がその代りに、フア
ームウエアによつてその次のアナリシスをするた
めに、書き込み・バス84上に入れられうる。 これまで説明されなかつたが、Q・レジスタ5
0に連動しているハードウエアの1ユニツトとし
て、Q・レジスタに接続されているXB・レジス
タ58とデコーダ59とが存在する。該XB・レ
ジスタ58は、インデツクス・シフトをする期間
中、サブ・ワード・オペランド(複数)に対応し
て右側にシフトされたインデツクスのビツト群
と、それらがアドレスのなかで1個のワード・ビ
ツトの右側に移動したために失われたインデツク
スのビツト群とを捕捉するために使用されてい
る。XB・レジスタ58のなかで捕捉される上記
のビツト群とは、1/2ワード・シフトのための1
ビツトと、デイジツト・シフトのための2ビツト
と、ビツト・サイズ・オペランド・シフトのため
の4ビツトである。XB・レジスタ58のコンテ
ント(複数)は、ひきつづき直接的には次のよう
に用いられる。すなわち、第1には、デイジツ
ト・オペランド群に対してコマーシヤル・インス
トラクシヨン・プロセツサに伝達される1個のパ
ラメータを発生するときに1/2ワード・オペラン
ドを取り扱う際、左か右かの1/2選択を制御する
ことであり、第2には、ビツト・オペランド群で
演算しているときに、デコーダ59との関連にお
いて、15個の2進法「0」群のマスクと1個の2
進法「1」を発生させることである。このこと
は、ビツト・オペランドに対しては、まず1個の
ワードが読み出され、そのワードにおいて選択さ
れたビツトをセツトするかクリアするかのマスク
が使用され、つづいて該ワードが記憶装置のなか
に書き込まれて戻ることを示す。該マスクは、
Q・レジスタ50への入力としてデコーダ59で
発生されうる。すなわち、Q・レジスタのなかに
ロードされうるアイテムの1つは、XB・レジス
タ58のコンテントから発生せしめられる解読ず
みのマスクなのである。 CPUにおける第4番目の主要な要素は、領域
27であつて、この要素はアドレス群、指令群、
およびオペランド群の発生にかかわるが、それら
はローカル・バス9とそれを介してCIP102,
SIP101もしくはキヤツシ/MMU装置103
のいずれかへそれぞれ伝送されるものであり、さ
らにそれ以後、記憶装置もしくはI/Oデバイス
108のいずれかへ伝送されるものである。この
主要な要素27は、ほぼ3個の領域に分解するこ
とができる。第1の領域は、データ書き込み・レ
ジスタ(W)28と、書き込み・セレクタ
(WS)29である。上記レジスタ28は、分割
的なロード能力をもつ32ビツト・レジスタであつ
て、このレジスタの右半分側もしくは左半分側、
あるいは、その両方ともにロード可能である。右
半分側は、常にドライバ74を介して書き込み・
バス84の16ビツトがロードされている。左半分
側は、書き込み・セレクタ29から入力されるデ
ータで書き込みが行われている。該書き込み・セ
レクタは、16個の入力として、書き込み・バス8
4の右半分の16ビツト、もしくは「1」、または
「0」エクステンシヨンを伴う、書き込み・バス
の左側8ビツトを有している。上記書き込み・バ
スは、ローカル・バス9上で結合される他のデバ
イスにデータを書き込みつづけるために、W・レ
ジスタ28へ該データを伝送可能ならしめる主要
な径路である。 ローカル・バス出力インターフエイス27の第
2の領域は、指令ドライバ71である。該指令ド
ライバ71は、ローカル・バス上のCPU100
によるすべての伝送にしたがう指令線路系をドラ
イブするとともに、キヤツシ/MMU装置103
に対して、記憶参照サイクルか、I/O参照サイ
クルか、もしくは、キヤツシ/MMU装置、また
はローカル・バス処理装置の1個に対するローカ
ル・バス対照サイクルかの、いずれかに指示を与
える。指令線路上に伝送される情報は、第4図に
示される制御記憶またはフアームウエア(FW)
のFおよびFKフイールドから入力されるもので
あつて、またそれは要素10のF・レジスタ38
の機能を別途制御するものである。 要素27の第3の領域は、3個の主要なアドレ
ス・レジスタをふくむ。それらは、ノン・プロセ
デユラル記憶アドレス群およびローカル・バスお
よびシステム・バス上の他のデバイス群用のY・
レジスタと、P・レジスタ23(プログラム・カ
ウンタ)、ならびに、プレフエツチ・アドレス・
レジスタ26とである。 上記P・カウンタ23は、前述のフアームウエ
アが使用した最終番目のワードの記憶アドレスを
記憶しつづける。そして、このワードは、ラウン
ドロビン・プロセデユア・バツフア36から取り
出されて、CPUでの演算のためにCPU100に
入力されたものである。プレフエツチ・レジスタ
26は、その位置が記憶装置から取り出される次
に来るトラツクを保持している。こうしてみる
と、P(23)とPF(26)の両レジスタは、1語か
ら4語の記憶アドレスのうちのどの番号によつて
も区別がつけられることわかるが、これは円形ロ
ビン・バツフアの充足状態にもよるし、また、中
央処理装置が該バツフアからデータを取り出して
からの時間如何にもよる。もし、中央処理装置が
該バツフアからすべてのデータを取り出していた
とすると、キヤツシ/MMU装置103にとつて
は、要求に応じて新しいデータをもつて応答し再
びラウンドロビン・プロセデユア・バツフア36
を充足するためにかける時間量が一定しない。こ
うした状態で、プレフエツチ・レジスタ26と
P・カウンタ23とは密接に関連づけられ、アド
レス・コンテントを同じくさせられるはずであ
る。ラウンドロビン・プロセデユア・バツフア3
6が充足されると、CPU100がその直前にい
かなるデータをも取り出していないときは、P・
レジスタはプレフエツチ・レジスタよりも2ない
し4ワード遅れることになるであろう。 P・レジスタ23のコンテント(複数)は、記
憶アドレス・ソースとしては、ローカル・バス9
に入力されることがない。仮想アドレス・マルチ
プレクサ25を介してローカル・バス(9)に入
力されうるデータのソースは2個あつて、その1
個はY・レジスタ24であり、すべてのノン・プ
ロセデユラル・フエツチのために使用され、他の
1個はプレフエツチ・レジスタ26であつて、プ
レフエツチ論理にしたがつて自動的に使用され
る。 デバイス23,24および26上の丸矢印は、
上記の特定のレジスタ群の能力増分を示すもので
ある。すなわち、P・レジスタは、ある時間にラ
ウンドロビン・プロセデユア・バツフア36から
取り出されたワード群の番号に依存して1個もし
くは2個のワードずつ増分することができる。こ
のことは、ラウンドロビン・プロセデユア・バツ
フア36から1個のワードを引くことが、自動的
にP・レジスタを1だけ増分させ、かつ、プレフ
エツチ・バツフア36から2個のワードを引くこ
とが、自動的にP・レジスタを2だけ増分させる
ことを意味する。プレフエツチ・アドレス・レジ
スタ26は、常に2ずつ増分する。なぜなら、プ
レフエツチ演算は、常に一対のワードにおいて実
行されるからである。Y・レジスタは、現在また
は将来の使用にあたり、フアームウエアの制御下
で、1もしくは2ずつの増分が可能である。フア
ームウエア・ワードには制御フイールドがあつ
て、上記のごとき増分とローカル・バスへの多様
なサイクル要求の制御を可能にしている。 W・レジスタ28への入力は2個の16ビツト・
データ・パスであり、さまざまな方法で実現され
ている。もし、24ビツト・アドレスを書き込みた
いときは、ドライバ74が「オン」になり、書き
込み・バスの右側の16ビツトが、W・レジスタの
右側の16ビツトに伝送されることを可能にする。
マルチプレクサ29は、書き込み・バスの左側の
8ビツトと8個の2進法「0」とが、W・レジス
タ28の左側半分に発信されるように調整され
る。この調整によつて、2語、24ビツトのアドレ
スをW・レジスタにロードし、ひきつづき記憶装
置に書き込みが行われる。もし、記憶装置にワー
ドを1個だけ書き込みたいときは、W・レジスタ
の右半分はクロツクされない(すなわち、イネー
ブルされない)し、変化がおこらない。そこで、
マルチプレクサ29が、書き込み・バスの右半分
の16ビツトを、W・レジスタの左半分の16ビツト
へイネーブルの状態にするよう調整される。この
W・レジスタの左半分では、それらはクロツク・
インされる。単一ワード・書き込みのためには、
W・レジスタの左半分が記憶装置に書き込まれる
データを供給する。 これまでに説明された論理は、ローカル・バス
9のなかの他の全要素にデータを要求し、かつ、
それから受信するために使用されている。上記の
要素には、キヤツシ/MMU装置103と、CIP
102と、SIP101とがあり、また、上記の論
理は、それにもとづいて動作し、システムにふく
まれる2個のALUを介して多種のレジスタ群に
内部的に記憶されるために使用されている。さら
に、上記の論理は、後刻改変され、ある要素のア
ドレスが与えられるとこれにもとづいてその要素
に向つてローカル・バスを介して送り出される新
しいオペランドを創り出す。(そして、その要素
は、CPUのなかで演算され、ローカル・バスの
制御に使用される。) これらの演算はすべて制御フアームウエアの制
御下で実行され、このフアームウエアはCPUに
ふくまれる1語当り96ビツトで2048ワードの制御
記憶装置80と81とに貯蔵されている。 上記制御記憶装置は多くの個別フイールドに分
割され、その各々はCPUの実行のなんらかの部
分を制御する。第4図は、フアームウエア・ワー
ドおよびその中にふくまれてこれに対応するさま
ざまなフイールド群を図示している。上記フイー
ルドの第1は、ローカル・バス(LB)フイール
ドで、制御記憶の0〜7ビツト番目に相当する。
該LBフイールドは、ローカル・バス9からの多
種のサイクルの要求と、それに対する応答にかか
わるものである。LBフイールドは、さらに、プ
レフエツチ・レジスタ26またはY・レジスタ2
4を介して、仮想アドレス群の発信に応答し、Y
およびP・レジスタのさまざまな増分をも制御す
る。ローカル・バス(LB)・フイールドは、ラウ
ンドロビン・プロセジユア・バツフア(ラウンド
ロビン・プロセジユア・バツフア)36からの継
続的データ読み取りを制御し、さらに、インナ
ー・バス14による使用のためソース・バス33
上に向けて、上記データ用およびプロセデユア用
マルチプレクサ群34,35,39,40のそれ
ぞれをイネーブルの状態にすることをも制御す
る。 第2のフイールドはクロツク(CK)・フイール
ドで、制御記憶のうち8〜9ビツト番目に相当
し、CPUクロツク速度を制御する。ここでクロ
ツク速度とは、CPUにおける継続的クロツク・
パルスの時間間隔をいう。フアームウエア・ステ
ツプは各々その複雑性に適当にみあうクロツク速
度を自らに割当てている。本発明に係るシステム
においては、継続的クロツク・パルス群の間の4
種の可能な時間間隔が存在する。すなわち、96ナ
ノセコンド、105ナノセコンド、130ナノセコンド
もしくは170ナノセコンドである。上記はいずれ
もフアーム・ウエア・ステツプに使用され、当該
フアーム・ウエア・ステツプのためのフイールド
によつて制御される。 第3のフイールドはTCフイールドで、前記記
憶ワードにおいて10〜15ビツト番目のものに相当
する。これは6ビツト・フイールドであつて、フ
アームウエアの実行順序のテストと制御のため
に、CPU内で64個の可能な論理機能のうちの1
個を選択する。 第4のフイールドはBRフイールドで、17〜19
ビツト番目に相当し、テスト条件の結果としてと
られるタイプの動作を制御する。すなわち、いか
なる分岐が生じるかといえば、当の分岐が単に2
個のフアームウエア・ステツプの間で選択したも
のか、それとも1個のフアームウエア・ステツプ
と1個のいわゆる制御記憶スプラツタとの間で選
択したものかのいずれかである。(制御記憶の複
合されたものが発生すると、これは、次に、
CPUにふくまれる1個または複数の論理要素の
状態にもとづいてアドレスする。そして、CPU
の中では次のアドレスはF・レジスタ38のコン
テント(複数)のいくつかの機能によつて制御さ
れる。) 第5のフイールドはTPフイールドで、21ビツ
ト番目に相当し、テスト・ポラリテイ・フイール
ドという。このTPフイールドは、テスト条件が
テスト以前にインバートされているか否かについ
て制御を行う。 第6のNAフイールドは、22〜31ビツト番目に
相当し、10ビツト・フイールドである。これは、
すべての分岐によつて選択された2個のアドレス
のうち、少くとも1個を発生する。もう1個のア
ドレスは、同じNA・フイールドからも発生する
し、前記の制御記憶スプラツタ群からも発生す
る。 第7のフイールドは、32〜39ビツト番目に相当
するF・レジスタ・コントロール・フイールドで
あつて、Fと称する4ビツトの部分と、FKと称
する次の4ビツトの部分とに分割されている。該
FおよびFK・フイールドは、F・レジスタと
F・バスの領域において多くの要素のロードとス
トローブとを制御するために使用されている。す
なわち、F・レジスタ38とマルチプレクサ43
のサブパートであるF′およびAS′・デバイス群の
ストローブを制御する。これらのデバイスのうち
で、どれがロードされるか、また、そのロードに
はいかなるソース群を該デバイス群が使用するか
について、すべて該FおよびFK・フイールドが
制御する。 第8のフイールドは40〜47ビツト番目に相当
し、K(定数)フイールドであつて、I・バス1
4を動作せしめるために使用される。K・フイー
ルドは、8ビツト・フイールドで、I・バスに入
力されるすべての定数に対して、右側の8ビツト
を供給する。定数の左側の16ビツトは、以下に説
明されるI・バス・フイールドによつて制御され
る。このK・フイールドは、KONデバイス70
と直接的に関連している。 第9のフイールド群は、制御記憶の48〜63ビツ
ト番目に相当し、DRAM11およびBRAM12
にアドレスすること、および、その制御に主とし
てかかわるものである。DWは2ビツト・フイー
ルドで、DRAMへの書き込みを制御するために
使用される。すなわち、1個のビツトについて
は、DRAMのもつとも左側の(最大の重みを有
する)8ビツトへの書き込み操作を制御し、他の
1個のビツトについては、(DRAMの)もつとも
右側の(最小の重みを有する)16ビツトへの書き
込み操作を制御するものである。DWの次の50ビ
ツト番目に相当するのは(BW・フイールド)
BRAMの両要素への書き込み操作を制御するた
めに使用されているが、この書き込みは常に同時
に行われている。BWの次はDS・フイールドで、
5ビツトの長さを有し、DRAM11における32
個のレジスタ群のうち1個を選択する。また、次
のDM・フイールドは56〜57ビツト番目に相当
し、DRAMと連動した選択/変更フイールドで
あつて、DRAMのアドレス作業を検定するため
に直接DRAMを選択するか、F・レジスタ38
の3種の異る機能のいずれかを選択することを可
能にする。 B選択(BS)・フイールドは、60〜63ビツト番
目に相当し、BRAMにおける16個のレジスタ群
のうち1個を選択するために使用される。(DM
とBSとの間の)58〜59番目の2ビツトからなる
フイールドは、BRAMへのアドレス作業のため
の選択/変更フイールド(BM)である。該BM
−フイールドは、DRAMへのアドレス作業と類
似の作業を実行するが、ただし、BRAMおよび
DRAMの双方に対して相互独立の選択/変更が
可能なように分離されているかぎりにおいてであ
る。 第10番目のフイールドはGP・フイールドで、
7ビツトの長さ(65〜71ビツト番目相当)を有
し、処理装置のなかで行われる極めて多くの汎用
マイクロプロセツサの演算を制御するために使用
される。たとえば、それはさまざまな双安定フリ
ツプ・フロツプ群をクロツクすることとか、多様
な制御機能をイネーブルの状態にすることとかで
ある。GP・フイールドは、さらに、CPUから制
御パネル90へのアクセスを制御するのに使用さ
れるが、これは制御パネルに入・出力データを与
えること、およびそこにふくまれる多種のフリツ
プ・フロツプ群を制御することである。 第11番目のフイールドは、RB・フイールドと
よばれ、72〜73ビツト番目に相当しており、R・
バス13上にデータを供給することを制御するも
ので、この場合1ビツトはBRAMを、他の1ビ
ツトはDRAMを、それぞれ制御している。 第12番目は、BA・フイールドで、74〜79ビツ
ト番目に相当し、BALU55すなわち入力(源)
としてI・バスとW・バスを有し、また、Y・レ
ジスタ24を動作せしめるために用いうる、算
術/論理ユニツトの諸機能を制御するために使用
されている。 第13番目のフイールドは、IB・フイールドで、
80〜83ビツト番目に相当し、いかなるデータ源が
I・バス14に向けてイネーブルな状態になりう
るかを制御するために使用される。このIB・フ
イールドは、データ・ラツチをイネーブルな状態
にすること、または、F・レジスタを拡張符号化
すること、または、定数を選択するか、もしく
は、I・バスへの多様な入力組合せにおいて
BRAMを選択するかの、いずれかを可能にする。
第14番目のフイールドは、SH・フイールドで、
84〜89ビツト番目に相当し、すでに説明したW・
バス・ソーシングとシフタ群の双方を制御するた
めに使用される。 最後のフイールドは、DA・フイールドと称
し、90〜95ビツト番目に相当するが、これは
BA・フイールドにおける6ビツトと類似の6個
のビツトを有していて、DALU15への機能制
御をするものである。 CPUに対する制御記憶装置(第5図)は、実
際には、2個存在する。すなわち、上位バンク8
0と、下位バンク81とである。該上位バンク
は、次段のアドレス・ゼネレータ44によつてア
ドレスされ、該下位バンクは、現に作業している
制御記憶ワードのコンテント(複数)の部分によ
つて直接にアドレスされている。より一層通常の
タイプの分岐では、上・下位両バンクとも、次段
のアドレスの基本的なソースとして制御記憶ワー
ドのNA・フイールドを使用し、それを上・下位
両バンクへの2個のアドレスが本質的に同一のも
のになるように、なんらかの方法で変更を行う。
その他の分岐では、次段のアドレスとPROM・
ゼネレーテツド・スプラツタとの間で選択する分
岐の場合は、下位バンクは現に作業している制御
記憶ワードから次段のアドレス・フイールドをそ
のまま受信するが、上位バンクの方は現に作業し
ている制御記憶ワードからスプラツタ・アドレス
を受信する。該制御記憶装置がこのように分割さ
れるので、システムは2種の可能な次段のアドレ
ス・制御記憶ワードの同時アクセスができるし、
また、制御レジスタ82にデータをクロツクする
直前に、どのワードが現に作業している制御記憶
ステツプのほとんど最後まで使用されようとして
いるかを確定する操作の延期ができるのである。
該制御記憶装置についての詳細は、以下に説明さ
れるとおりである。 CPUとフアームウエアが連繋してある特定の
制御処理演算を実行する仕方は、たとえば、(a)記
憶装置からワードを読み取る、(b)記憶装置から他
のワードを読み取るために、次段のアドレスに書
き込む、(c)記憶装置へワードを書き込む、(d)諸演
算が全部CPU内で行われるようなある型の反復
アルゴリズムを実行する、があげられるが、これ
らについて説明しよう。所与の状況は典型的で、
代表的な演算についての説明である。 記憶装置からワードを読み出す場合は、制御記
憶ステツプの期間中、制御記憶ワードはRB・
BS・およびBMの諸フイールドを介して、
RAM・バス13に向けてBRAM12からのワー
ドを仮想記憶アドレスすることをイネーブルな状
態にするであろう。SH・フイールドは、アウタ
ー・バスとW・バスのソーシングを条件づけし
て、RAM・バス上の信号群をセレクタ20を介
してアウター・バス17に向けてイネーブルの状
態とし、次いでシフタ19を介してW・バス84
に向けては変更不可能な状態にする。該W・バス
はBALU15への入力となり、BALU15はこ
のW・バスへの入力を直接自身の出力とするよう
イネーブルな状態とするために、BAによつて条
件を与えられる。同時に、LB・フイールドは、
Y・レジスタ24をロードして、Y・レジスタに
アドレスを伝送せしめる。 次のフアームウエア・ステツプでは、LB・フ
イールドは指令を出して、1個の記憶要求が出さ
れ、かつ、ローカル・バスに供給されるアドレス
がかかる要求を構成するために使用されるべきで
あるとの指示をして、ローカル・バスに1個の要
求が向けられるようにする。コマンド線路群71
は、1個の記憶読み出し要求が出されるよう指令
すべきことを、F・フイールドおよびF・Kフイ
ールド(第2図72に示す)によつて条件が与え
られる。アドレス・マルチプレクサ25は、24本
のアドレス線路群を介して、ローカル・バスに向
けてY・レジスタのコンテント(複数)をイネー
ブルな状態にするように条件が与えられる。キヤ
ツシ/MMU記憶装置は、ローカル・バス上のす
べての情報の使用・移動をモニターし、制御し、
要求確認を行う。一方で、CPUは次のフアーム
ウエア・ステツプに演算を進行する。次のフアー
ムウエア・ステツプでは、ローカル・バス・フイ
ールドはストールを特定し、ローカル・バス・サ
イクルの終端が検出されて、データをキヤツシ/
MMU装置からローカル・バスを介してCPUデー
タ・バツフアにリターンするまでは、CPUが上
記フアームウエア・ステツプから離れないように
指令する。このリターン・サイクルが検出される
やいなや、ストールは終つて、CPUはこの読み
出しサイクルの第4番目のステツプに入る。 該第4番目のステツプは、そこにおいてフアー
ムウエアがデータ・バツフア中に存在するデータ
を用いる1個のLB・フイールドを特定し、かつ、
該データをCPUによる使用のためにI・バス上
へとソースするごときステツプである。該LB・
フイールドは、かくて、1個の16ビツト長のワー
ド、もしくは、1個の24ビツト長のアドレスのい
ずれがソース・バス上に要求されるかに対応し
て、DW・ドライバ35またはDA・ドライバ3
4のいずれかをイネーブルの状態にする。次い
で、I・バス・フイールドは、ソース・バスすな
わちその24ビツトのすべてか、もしくは、24ビツ
トに拡張符号化された16ビツトかが、I・バスに
向つてイネーブルの状態にされるよう特定する。
I・バスにおいては、1個の16ビツト・ワードが
データ・バツフアから受信されているものと仮定
して、DA・フイールドがDALUを介してI・バ
スから読み出しを行うことを可能にし、DW、
DS、およびDMの各フイールドが、DRAM中の
32個のレジスタ群のうちの1個にアドレスと書き
込みを行うことを可能にする。これは、該制御順
序の第4番目のステツプを完結することになる。
その第1番目はY・レジスタをロードし、第2番
目は読み出し要求を行い、第3番目は戻つてくる
データを待ち、最後に第4番目として、データを
取り出してCPU内のレジスタ群の1個にそれを
コピーせしめる。 上記システムにより実行される演算の第2の典
型的な順序は、算術演算におけるオペランド(複
数)の操作である。その操作とは、記憶装置から
取り出されたオペランドを、データ・レジスタ群
の1つに加算すること、および、その加算後に、
結果をデータ・レジスタにリターンして、さら
に、その結果がひきつづいて記憶装置に書き込み
戻されるように、書き込み・データ・バツフアへ
と置いてやることである。この演算順序は、それ
以前の演算で対照されるストールに続くことにな
る。このステツプは、該データをイネーブルな状
態にしたステツプであつて、そのデータとは、ワ
ード・オペランドの場合には、データ・バツフア
31からL・バスとデータ・マルチプレクサ群と
を介して、ソース・バスに向けてイネーブルな状
態にされるワードのことである。その後に、I・
バス・フイールドは、ソース・バスと、符号拡張
デバイス52を介して拡張される符号と、複数の
データ・ラツチ51とが、インナー・バスに向つ
てイネーブルな状態になるように特定する。同時
に、R・バス制御・フイールドは、当の特定され
たデータ・レジスタが、DRAM11からR・バ
ス13に向つてイネーブルの状態になるように特
定する。DA・フイールドすなわちDALU制御フ
イールドは、DALUがR・バス13上の24ビツ
トを、I・バス14上の24ビツトに加算するよう
条件づけがなされるべきことを特定する。この論
理15は、その出力として合計値を表わす24ビツ
トを有することになろう。DWビツトは、DALU
の出力がDRAM11へと書き込み戻されるべき
ことを指令するであろう。 同時に、DALUの出力は、SH・フイールドを
介して、W・バスに向つてイネーブルの状態にお
かれよう。この(SH)フイールドは、セレクタ
20がアウター・バスに向つてイネーブルな状態
におかれ、さらに、その目的のためにDALU出
力をR・バス出力の代りに選択するように条件が
与えられるであろう。また同時に、シフタ19−
1は、アウター・バスのコンテント(複数)を変
更なしに書き込み・バス84へと通過せしめるよ
うに条件が与えられよう。ソース・バス33と同
様、LB・フイールドもDW35を特定し、書き
込み・バスがセレクタ29を介して、W・レジス
タの左半分に向つてイネーブルな状態にされるよ
う特定しているはずである。このことは、すべて
1個のフアームウエア・ステツプで起きる。これ
は加法演算であるゆえに、おそらく加算からのオ
ーバフローが、テスト論理30で特定されたテス
トによつて試験されることになるのであろう。次
のアドレス論理は、1個のアドレスを発生し、該
アドレスは、もしオペランドが直ちに記憶装置に
書き込み戻されるならば、特定のエントリーに
“go”を指令する。他のアドレスは下位バンクへ
向うが、オーバフロー条件を取扱う次のステツプ
をとるものとして発生せしめられる。 第3番目の演算は、記憶装置へ1個のオペラン
ドを書き込む手続からなりたつている。この演算
は、実行にあたつて、次の3つのフアームウエ
ア・ステツプをとることになろう。その第1のス
テツプは、該オペランドが書き込まれるべきアド
レスが、Y・レジスタ24のなかにロードされる
ようなステツプである。第2のステツプは、書き
込まれるべき該オペランドを、W・レジスタ28
のなかに置くことである。第3のステツプは、ロ
ーカル・バス要求が記憶書き込みの特定を条件と
して、キヤツシ/MMU装置が受信し実行しうる
ように、ローカル・バスにアドレスされること
を、LB・フイールドが特定するステツプである。 上記第1のステツプは、Y・レジスタ24をロ
ードして、上記アドレスをおそらくBRAM・ラ
ンダム・アクセス記憶装置のなかの16個の位置の
1個から獲得するのであろう。これは、I・バス
に条件を与えて、I・バスがBRAMの出力を見
とるようにすることによつて実行されよう。
BS・フイールドは、16個のBRAM・レジスタ群
のうちどれがこの目的でアドレスされたかを指示
するであろう。BALU55は、BA・フイールド
によつて制御されるが、I・バスのコンテント
(24ビツト)をその出力端子にパスするような条
件が与えられるであろう。LB・フイールドは、
「Y・レジスタをロードせよ」と指令するフイー
ルドである。Y・レジスタへの入力はBALUの
出力であるがゆえに、LB・フイールドは選択さ
れたBRAMのコンテント(複数)を、Y・レジ
スタに伝送することになろう。次の制御記憶ステ
ツプは、該オペランドをその基点から取り出す
が、それはいつでも該基点が、この場合、たとえ
ば32個のDRAM位置の1個であるときに行われ
る。DS・フイールドは、上記32個のDRAMのど
れがイネーブルな状態にあるかを選択することに
なろう。RB・フイールドは、上記DRAMをR・
バスに向つてイネーブルな状態におくことになろ
う。SH・フイールドは、セレクタ20を介して、
アウター・バス17にRAM・バスをセレクト
し、シフタ19を介して、全くシフトをおこさず
に書き込み・バス84にアウター・バスをセレク
トするであろう。LB・フイールドは、W・レジ
スタの左半分をロードするよう特定するであろ
う。この演算は、W・セレクタ29が書き込み・
バスの右3分の2をW・レジスタの左半分に対し
てイネーブルな状態とする条件づけによつて実行
され、かつ、W・レジスタはその左半分にロード
することが可能にされるであろう。 最後に、第3番目のフアームウエア・ステツプ
が実行されることになろう。この第3番目のフア
ームウエア・ステツプにおける唯一の本質的な演
算は、ローカル・バス・フイールドすなわち
LB・フイールドが、ローカル・バス・書き込み
を記憶装置に特定指示することである。該演算
は、Fビツト群とFKビツト群とをローカル・バ
スへ行くコマンド線路群として用い、これらが記
憶書き込み演算であることを、キヤツシ/MMU
装置に指示することである。上記アドレスは、
Y・レジスタ24から仮想アドレス・セレクタ2
5を介して、ローカル・バスに向つてイネーブル
な状態とされるであろう。該データは、W・レジ
スタ28からローカル・バスに向つてイネーブル
な状態にされるであろう。キヤツシ/MMU装置
は、すべてのローカル・バス伝送の中継をし、上
記演算を記憶書き込みサイクルとして認知し、ア
ドレスを取り出し、それをマツプして、該データ
に伴う記憶装置へと伝達し、これが記憶書き込み
演算であることを、記憶装置に向うシステム・バ
ス上に指示することになろう。 CPUが実行しうる第4番目の典型的な動作は、
二重プレシジヨン・オペランドが、右または左に
あるビツト数だけシフトされることである。 上記オペランドは2個ともBRAMに存在する。
すなわち、当の2個のオペランドがBRAMのな
かにあると仮定して、第1番目のフアームウエ
ア・ステツプは、これら2個のオペランドの右半
分の伝送を、Q・レジスタに向けて開始するであ
ろう。この演算の進行は次のようである。BS・
フイールドは、該BRAM12内にこのオペラン
ドをふくむ16個の位置の1個にアドレスするよう
な条件が与えられるであろう。R・バス・フイー
ルドはRAM・バス13を制御し、DRAMの出力
の代りにBRAMの出力を取り出すように条件が
与えられるであろう。SH・フイールドは、セレ
クタ20を介して、アウター・バスにR・バスか
らのデータを伝送するように条件を与えられる
が、これはSH・フイールドをアウター・バスに
向つてイネーブルな状態とし、R・バスから
SH・フイールドの入力を選択することによつて
行われるであろう。また、SH・フイールドは、
Q・レジスタとW・バスが両方ともアウター・バ
スのコンテント(複数)を受信すべきことを特定
し、かつ、Q・レジスタがSH・フイールドをロ
ードするようにクロツクするであろう。この演算
は、BRAMにアドレスされた該オペランドが、
Q・レジスタに伝送させるようにさせるであろ
う。 次のステツプもしくは次の複数のステツプで
は、上記の複数のシフトが実際に行われるであろ
う。このステツプでは、BRAMにおいて第2番
目のオペランドをふくむ2個のレジスタのうちの
1個が、B・セレクト・フイールドによつてアド
レスされ、該BRAMはRB・フイールドを介して
RAM・バス13に向つてイネーブルな状態にさ
れる。そこで、RAM・バスは、セレクタ20を
介して、アウター・バスに向つてイネーブルな状
態となるであろう。SH・フイールドは、どちら
の方向で、また、何個のビツトに対してシフトが
実行されるかによつて、多数の数値のいかなるも
のをも取ることになろう。該SH・フイールドは、
1,2,もしくは4ビツトのいずれの左側シフト
または右側シフトをも選択することができる。こ
れらのいかなる場合でも、Q・レジスタはアウタ
ー・バスの延長として結合せしめられ、32ビツト
のオペランドを生成するものと考えられている。
実際には、それは40ビツト・オペランドなのだ
が、アウター・バスの左側の8ビツトは無視され
うるのである。該32ビツト・オペランドは、特定
のSH・フイールドによつて指示され、左側もし
くは右側のいずれかの方にシフトされる。右側の
16ビツトはQレジスタにリターンされ、左側16ビ
ツトおよび無視された8ビツトとともにW・バス
上に伝送される。この演算は、シフト距離を制御
しおわつたSH・フイールドによつて制御される。 該オペランドがアウター・バスからW・バスへ
シフトされ、かつ、Q・レジスタからふたたび
Q・レジスタへ戻された後に、SH・フイールド
はQ・レジスタがシフトされた該オペランドを再
びロードせしめる一方で、同時にBW・フイール
ドは、W・バスのデータがすでにアドレスされた
BRAMの位置に書き込まれるようにしている。
かくて、B・レジスタとQ・レジスタ双方のコン
テントはシフトされて、ふたたびB・レジスタお
よびQ・レジスタにリターンしたことになる。こ
のシフトに連動されている特定のエンド効果は、
これがオープン・シフトか回転シフトかアリスメ
テイツク・シフトかのいかんによらず、CPU内
の制御フリツプ・フロツプの1つの機能であるこ
とである。この型のステツプは、その中で実際に
シフトが完了し、さまざまな組合せにおけるある
時間数で実行されるものである。たとえば、仮り
に5箇所で左側シフトをしたとしても、1ビツト
だけ左側シフトした1個のステツプが、4ビツト
だけ左側シフトした1個のステツプに引きつがれ
ることになろう。また、たとえば、右側へ3ビツ
トシフトすることは、まず2ビツト次いで1ビツ
トの右側シフトを要することもあろう。 さて、上記の最後のシフトが完了した後、すな
わち、該オペランドがアドレスされたBRAM位
置およびQ・レジスタのなかに正しく1列に配列
された後、該最終ステツプはもはや1個のシフト
も生ぜしめないで、その代りに、Q・レジスタの
コンテントをそれがもとロードされてきた
ERAM位置へと逆にリターンする。この演算は、
次のように行われることになろう。上記I・バス
は、I・バスがQ・レジスタによつて動作せしめ
られるように特定するであろう(2進法「0」の
8ビツトによつて拡張されたQの16ビツト)。次
いで、上記DALU15は、DA・フイールドによ
つて制御されて、それがI・バスを変更のないま
まで通過するようにするであろう。上記SH・フ
イールドは、それがセレクタ20を介して変更の
ないままで、DALUを、アウター・バス17に
向つてイネーブルな状態にしてから、ふたたびシ
フタ19を介してW・バス84に向つてイネーブ
ルな状態にするように、選択されることになろ
う。上記フアームウエアのなかのBW・ビツト50
は、該W・バスから該BRAMのローデイングを
条件づけるためにセツトされ、上記BS(B・セレ
クト)ビツト群は、BRAMにおける16個の位置
のいずれがシフトされたオペランドを受信するこ
とになるのかを特定するよう条件を与えられるで
あろう。この演算は、すべていくつかのフアーム
ウエア・ステツプで起るが、たいていは3個かそ
れ以上が通例である。いま、1個のステツプが、
1個の40ビツト・オペランドを創り出すQ・レジ
スタにロードするために使用されるとして、次に
1個あるいはそれ以上のステツプが、該オペラン
ドを要求されたとおりにシフトするために、また
さらに、1個のステツプが上記Q・レジスタのコ
ンテント(右側の16ビツト)を該演算を完了させ
るためにBRAMにリターンするために、それぞ
れ使用されることになろう。 第5図は、上位および下位バンク制御記憶装置
PROM80および81を、それぞれ図示したも
のである。さらに詳しくは、その両者が最大速度
をうるために結合されまたは対化されている態様
を図示したものである。制御記憶の両バンクの
各々は、1個あるいはそれ以上のPROMをふく
み、該PROMの各々は複数のエレクトロニツ
ク・チツプをふくんでいる。一例をあげると、各
バンクの記憶容量は、1024(1K)のアドレス可能
な位置で、各位置が96ビツトを有するものであり
うる。たとえば、各1Kには24個の4チツプがあ
り、各チツプは記憶の4ビツトを有する。演算速
度を増大せしめるために、各バンクは少くとも2
個のPROMを有し、そのうちの1個は、制御記
憶装置にふくまれる他の要素における伝播速度を
補正するために、各バンク中のもう1個よりは速
度が速い(より少ない伝播時間をもつている。)
該両バンクは、現在作業しているフアームウエ
ア・ワードおよび次段のゼネレータ44からくる
諸分岐決定を、効率的に収納するために主として
用いられている。1個のバンクは該フアームウエ
ア・ワードによつて直接アドレスされるように組
織されており、その一方では、他のバンク(たと
えば、上位バンク)は、該フアームウエアおよび
もしくは1個のフアームウエア・ワードの派生機
能手段およびCPU100にふくまれる多種の論
理要素群によつてアドレスされるように組織され
ている。したがつて、該上位バンクは1個の多重
化された入力を要求し、かつ、以下に説明される
ように、上位バンク中の2個のPROMのうち1
個には、いずれのバンクにもふくまれている他の
PROM群のいかなるものに比しても速いアドレ
ス伝播時間が与えられている。このことは、実際
的な方法としては、2個のPROMを使用するこ
とによつて行われている。その各々は増大された
演算速度、すなわち、より少ない伝播時間を有し
ている。 上記制御記憶装置PROMを対化する目的は、
まず次段の制御記憶アドレスを発生するために必
要な時間量を低減せしめ、また、該アドレスに対
し適切なデータを選択し、さらに、該制御装置の
出力レジスタであるいわゆるMLR82と称する
主要制御記憶データ・レジスタに向つて該アドレ
スをイネーブルな状態にすることにある。従来技
術においては、これは単一セツトの制御記憶装置
PROM群を用い、かつ、該PROM群に供給され
るアドレスを選択することによつて行われてい
た。そのような場合には、制御記憶論理を介して
データを伝播するために要求される時間は、アド
レス選択時間、すなわち、該PROMへのアドレ
ス入力の変更から出力が安定する時刻までの時間
である。典型的な制御記憶装置PROMにとつて
は、この時間はいわゆる「イネーブル時間」より
もはるかに長い。1個のイネーブルな入力を有す
る制御記憶装置PROM群は、アドレスされた出
力群が供給されうる(イネーブル時間)よりもは
るかに速くオンにしたりオフにしたりされうるの
が特徴的である。したがつて、ここでの基本的な
アプローチは、該制御記憶装置PROM群を、2
つのグループまたはバンクに分類して、一方で
は、各グループのそれぞれのアドレスたとえば2
個の分岐アドレスのうちの1個が、同時に前記複
数の制御記憶チツプを介して伝播しうるように
し、かつ、他方では、使用すべきアドレスに関す
る決定を、該決定が上記2グループまたはバンク
の1個または他の1個の出力をイネーブルな状態
にすることにより実現される全く最後の時点まで
遅らせるようにすることである。 上記に説明されたCPUにおいては、他のある
種のコンピユータと同様に、いわゆる分岐演算と
よばれるものはすべて、一対のアドレスの1個の
選択を有している。この一対のアドレスの1個
は、現ステツプにおいて制御記憶ワードによつて
直接的に供給されるもので、他の1個は、現ステ
ツプにおいて使用可能なデータからどちらかとい
えば間接的に発生せしめられるものである。本発
明に係るCPUにおいては、このような一対のア
ドレスは、すべての分岐が2個のアドレス、すな
わち1個は下位バンクに対するもので、他の1個
は上位バンクに対するもの、のうちから選択した
アドレスからなりたつような仕方で保持されてい
る。この場合、該下位バンクは、000から3FFに
いたる範囲(ヘキサデシマル)でアドレス群を使
用することができ、また、該上位バンクは、400
から7FFの範囲(ヘキサデシマル)で記憶アドレ
ス群を制御することができる。 この制御記憶装置の分割方法を実現するために
使用された構造は、第5図のブロツク・ダイアグ
ラムに示されている。みられるとおり、該制御記
憶装置は、PROM251から255にいたる5
セツトの制御記憶要素に分割されている。要素2
51および252は、図中カツコの中に示されて
いるように、合計24個の制御記憶チツプ(うち19
個は251に、5個は252にふくまれる。)を
ふくみ、制御記憶装置の下位バンクのためのデー
タを収納している。要素253,254および2
55(合計29個のチツピをふくんでいる)は、上
位バンクのためのデータを収納している。これら
の要素には、3種の集積回路が使用されている。
すなわち、要素251は、典型的な60ナノセコン
ドのアドレス伝播時間を有する、19個の1K
(1024)×4ビツトの制御記憶チツプからなりたつ
ている。要素252と253とは、典型的な50ナ
ノセコンドのアドレス伝播時間を有する、特に選
定された1K×4ビツトの制御記憶チツプからな
りたつている。要素254と255とは、典型的
な40ナノセコンドのアドレス伝播時間を有する、
選定されたら12×4ビツトの制御記憶チツプから
なりたつている。 上記論理中になにゆえ異る伝播時間を有するチ
ツプ群または回路群が用いられているか、その理
由は2つある。その1つは、要素253,254
および255の諸部分は、それらに対応する要素
251および252にくらべて、上位バンク・ア
ドレス・マルチプレクサ256を経由する伝播時
間を補正するために、より高速のものとして選定
されていることである。もう1つは、要素25
2,254および255が、それぞれ要素251
および253よりも高速のものとして選定されて
いる理由として、MLR82への諸要素の出力と
直列に入つている予備論理259のなかで要求さ
れる伝播遅れがあることである。 該上位バンク・アドレス・マルチプレクサ25
6は、次段のアドレス・ゼネレータ44にふくま
れ、すべてのフアームウエア分岐の期間中に選択
されている2個のアドレスのうちの1個を供給す
るために使用されている。上記下位バンク・アド
レス(下位バンク制御記憶装置PROM群により
用いられるアドレス)とは、制御記憶ワード
(NA・フイールド)に存在する次段のアドレス
であつて、該制御記憶ワードにおいて直接的に選
択されるアドレスのことである。上位バンクに用
いられる分岐のために使用される他のアドレスと
は、NA・フイールドのなんらかの派生論理か、
もしくは、PROM群、すなわち、上記の分岐の
型にしたがつて選択されるMUX256への3個
の入力によつて示されるごとき、CPUにおける
他の論理であるPROM群から論理的に発生せし
められるアドレスのことである。ここで他の論
理、すなわち、PROM群は、該論理と上位バン
ク・アドレス・マルチプレクサが、下位バンクの
アドレス経路には存在しない付加的な伝播時間を
まず選択してから、次にそれを使用する。これら
2個のアドレス径路間の時間差は、それに直列に
配列されている制御記憶チツプ群の速度における
時間差によつて補正される。直接のアドレス径路
を有する1個のバンク(すなわち、下位バンク)
を使用することによつては、単にいくつかの
PROMが増大された速度をもつことを要求され
るだけであるが、万一1個のMUXたとえば
MUX256が両バンクに対して使用されたとす
ると、すべてのPROM群が同一の伝播時間を与
えるために速度を増大させねばならぬことであろ
う。 これまで記述されてきたように、該上位バン
ク・アドレスMUX256までの、またそれを介
しての伝播の遅れは、上位バンクのより高速の
PROM群によつて受信されるアドレス・ビツト
群を発生しているのであつて、それらは下位バン
クにおける対応PROM群にくらべて斉しくより
高速である。 予備論理259は、各バンクの最高速の
PROM群からの出力端子に接続される。その
PROM群とは要素252,254および255
であるが、この予備論理259は、次の制御記憶
ワードの若干の予備論理的的解読を、MLR82
にそれをラツチする以前に実行するものである。
すなわちこの演算は、上記DRAM11および
BRAM12に対するアドレス入力群を発生し、
かつ、そのアドレス入力群が制御記憶サイクルに
おいて早期に使用可能であるべき、セレクト/モ
デイフアイ論理53をふくみうる。さらに詳しく
は、該アドレス入力端は、主クロツクがデータを
MLRの中へイネーブルの状態にした後は発生さ
せられるために待機することはできず、該クロツ
クの移行が起つた直後使用可能になるように、
MLRへの入力端子において発生させられねばな
らない。 下位および上位バンクの中の1個の制御記憶ワ
ードを選択するために用いられる2個のアドレス
に対するソースは、次のごときものである。下位
バンク・アドレスであるNAは、現に作業中のフ
アームウエア・ステツプのための制御記憶ワード
から直接にくる。かくて、NAは、該制御記憶ワ
ードがMLR82へとクロツクされた直後に使用
可能となる。該アドレスNAは、要素251およ
び252の双方への1個の入力である。マルチプ
レクサ256の出力端子における上位バンク・ア
ドレスは、要素253,254および255への
入力となり、CPUにふくまれる多数の論理機能
から派生する1個の論理である。本発明の実施に
係る該アドレス・マルチプレクサは、該上位バン
クによつて使用されうる8個の異る機能アドレス
を発生することができる。これらの機能アドレス
は、該制御記憶ワードにおいて特定されうる8個
の可能な分岐型から得られた結果である。 これら8個の分岐型とは、第6図の表中に示さ
れているように、X0からはじまつて、X1,XA,
XB,XR,XE,XWおよびXLにいたる型として
知られている。このうち、X0およびX1の分岐型
は、もつとも一般的な分岐型であつて、基本的に
NA・フイールドの直接的論理機能の1つであ
る。かかる分岐型は、ロウ・オーダ・ビツト
NA10、Unchanged NA(A)もしくは
Complemented NA()とともに、NA・フイ
ールドを使用する。他の6個の分岐は特定の目的
のために使用されている。該XA・分岐は、新し
い指令のopcodeの解読を始めるために適当なス
ターテイング・アドレスを選択するために使用さ
れている。該XB・分岐は、CPU内で可能である
アドレス・シラブル群の最初の解読を実行するた
めに使用されている。該XR・分岐は、たいてい
の場合、オペランドの読み出すルーチンの実行の
ためのスターテイング・アドレスを選択するため
に使用されるか、または、直ちに実行が可能であ
る一定の指令の実行のために使用されている。該
XE・分岐は、個別の指令アルゴリズムを実行す
るために用いられている複数のフアームウエアル
ーチンのスターテイング・アドレス群の間で選択
を行うために使用されている。該XW・分岐は、
該オペランドを貯蔵するために用いられる多数の
ルーチンのうちから1個を選択するために使用さ
れている。該XL・分岐は、該フアームウエアの
制御下で、フアームウエア・スプラツタの簡略化
を可能にするために使用されている。このXL・
分岐は、リンク・レジスタのコンテント(複数)
を用い、そのコンテントは、フアームウエア制御
下で、上位バンク・アドレスの4ビツトを制御す
るためにロードされうるものである。 主要な分岐、XA,XB,XR,XE,XWおよ
びXLは、それらのハイ・オーダ・ビツトとして、
NA・フイールド中の2個のハイ・オーダ・ビツ
ト(NA1およびNA2)を使用するが、残りの8
ビツトは異る仕方でそれらの特定のアドレスとし
て発生せしめる。 XA・スプラツタは、XAの次段アドレスのビ
ツト3からビツト10にいたるビツト群を発生する
ため、5個のXA・PROMの出力を使用する。 XB・スプラツタは、3個の定数信号と、2個
の2進法「1」(11)と、1個の2進法「0」
(0)と、1ビツトのF・レジスタ38、および
1個のPROMからの4個の出力とを使用するが、
このPROMはF・レジスタによつてそのNA・フ
イールドのビツト7からビツト10にいたるビツト
群を発生するために動作せしめられている。 XR・スプラツタは、3個の2進法「0」
(000)を使用して、その状態が1つの指令型(の
信号)に関係している1個の制御フロツプ
(KOP)のコンテント(複数)を有する第2のビ
ツトを発生せしめ、かつ、1個のXR・PROMよ
りビツト7からビツト10にいたる、最後の4ビツ
トを発生せしめるものである。 XE・スプラツタの第3番目のビツトは、前述
の指令型の信号である。次のビツトは、F・レジ
スタのビツト0が「0」であるかどうかを指示す
る。さらに次のビツトは、F・レジスタ38のビ
ツト1からビツト3にいたるビツト群がすべて
「0」であるかどうか、また、F・レジスタの4
から8にいたるビツト群が該NA・フイールドの
ビツト6からビツト10にいたるビツト群として使
用されているかどうかを指示する。 XW・スプラツタは、1個の信号群の組合せを
使用する。この信号群とは、1個の定数「0」お
よび4ビツトからビツト6にいたるビツト群に対
して、オペランド・サイズ型の信号を解読し、か
つ、分類する1個のPROMからくる3個の出力
である。ビツト7は論理ビツトで、ビツト8はオ
ペランド群をアドレス群と非・アドレス群とに分
類するPROMの1個の出力である。また、最後
に2個のビツトはXW・PROM出力であつて、
その結果が記憶装置か、ベース・レジスタまたは
データ・レジスタか、あるいはいわゆるK・レジ
スタかのいずれに行くことになるのかを区別す
る、NAのビツト9とビツト10に相当する。 XL・分岐に対するアドレス線路群は、最初の
6ビツトに対してはNA・フイールドのビツト1
からビツト6のビツト群を使用し、次いで最後の
4個のビツト(ビツト7からビツト10まで)を発
生するためにはリンク・レジスターの4個のビツ
トを使用する。 これらの多様な出力群は、上位バンク・アドレ
スMUX256をふくむ8対1マルチプレクサの
セツトによつて選択される。該MUXを介して選
択される特定のアドレスは、現在作業している制
御記憶ワードの使用によつて選択されている。該
制御記憶ワードにおける分岐操作は、1個のテス
ト条件を選択し、かつ、それが満足されているか
いないかをテストすることによつて実行される。
この論理の出力は2個の信号で、1個は
TCTRUE−or NOT TRUEで、他の1個は
TCTRUE+or TRUEである。TCTRUE−は、
第5図のブロツク・ダイアグラム中の線路261
上の信号で、TCTRUE+は、同じく線路262
上の信号である。この両信号は、各制御記憶装置
PROMのイネーブル入力群に接続される。 所与のフアームウエア・ステツプの開始時で
は、NA・フイールドは安定となり、当のアドレ
スは制御記憶要素251および252を介して、
直ちに伝播を始める。その後の論理の動作が速け
れば速いほど、上位バンク・アドレスMUX25
6は安定となり、当のアドレスは制御記憶要素2
53,254および255を介して伝播を始め
る。該MUX256の出力端子におけるアドレ
ス・ビツト群の1個は、要素254および要素2
55の間で選択を行う。なぜなら、該両要素は、
1個のより小さいワード記憶容量を有するより高
速のPROM群を装備しているからである。した
がつて、1個の1Kワード(4ビツト/ワード)
PROMに対する1本のアドレス線路であるもの
が、インバータ264を介して結合されている
PROM255のイネーブル入力1個を有する2
個の512ワード、PROMに対する1本の選択的イ
ネーブル線路となるわけである。 さらに詳しくは、要素254と255とにおい
て、それらは選択された512×4ビツトの制御記
憶PROMなのだが、そのアドレス・ビツト群は
いくらか異つて分割されている。理由としては、
1個の512ワード・PROMのみが該アドレスの9
ビツト分を受信するということがあげられる。第
10番目のアドレス・ビツトは、他のすべての制御
記憶PROMへの1個のアドレス・ビツトであつ
て、これはむしろ該512×4ビツト制御記憶
PROM群上で第2のイネーブルとして使用され
る。すなわち、要素254は400から5FFにいた
るアドレス群に対してイネーブルな状態にされ、
当の同じアドレス線路の反対側が要素255に結
合されているので、それは600から7FFにいたる
アドレス群に対してイネーブルな状態となるので
あろう。 かくて、該アドレス群が使用可能になるのが早
ければ早いほど、それらは制御記憶PROM群を
介して伝播させられる。一方で、それと平行し
て、TC(テスト条件)論理30は、第7図に詳し
く示したように、テスト条件が満足されたかされ
なかつたかを、その後に安定となる出力群
TCTRUE−およびTCTRUE+でもつて決定す
る。もし、表示されたポラリテイにおけるテスト
条件が満足されていれば、ロウ状態のTCTRUE
+はPROM253,254および255をイネ
ーブルな状態にするであろうし、他方TCTRUE
−が「H」状態になつていれば、それはPROM
251と252をデイスエーブルな状態にするで
あろう。こうして、ワイヤードOR結合の出力群
は、番号257および258(76本および20本の
線路がそれぞれ結合されている)に示されるよう
に、アドレスされた上位バンク制御記憶位置のコ
ンテント(複数)になるであろう。しかし、該条
件が満足されないときは、TCTRUE−(not
TRUE)は別のポラリテイまたは状態を有し、
かつ、制御記憶要素251と252とをイネーブ
ルな状態にするであろうし、他方TC TRUE+
は要素253,254,および255をデイスエ
ーブルな状態にするであろう。その場合、ワイヤ
ードOR結合の出力群は、アドレスされた下位バ
ンク位置のコンテント(複数)になるであろう。 制御記憶PROM群に対するイネーブル時間は、
15から20ナノセコンドが代表的なものである。こ
れは、あるPROMに対するアドレス伝播時間、
たとえば、第5図の付記にあるような、PROM
251に対する60ナノセコンドにくらべれば、著
しく速い。そこで、テスト条件の結果が知られる
時間からの「遅れ」が増大されて、PROM群を
介してアドレス伝播時間が制御しているというよ
りは、むしろPROM群のイネーブルな伝播時間
が制御しているといつたほうがいいような状態に
なる。これらの特別な関心が、この論理鎖を介し
てのタイミングについて払われること、すなわ
ち、上位バンク・アドレスの発生と選択を介して
の伝播時間と、制御記憶PROM群を介してのタ
イミングと、予備論理を介してのタイミングにつ
いて特別な関心が払われることの理由は、MLR
82への入力端子におけるデータが安定していな
ければならないというその最悪の場合の時間が、
まさに主クロツクのトリガーされている時間にあ
たつているということである。このタイミングこ
そは、サイクル時間、そして、そのゆえに、
CPUの速度を制御する主要な機能の1つなので
ある。 さて、第7図についてみると、TC TRUE+
とTC TRUE−両信号を発生するためのテスト
論理30の詳細が示されている。該TC TRUE
+信号は、線路262上のマルチプレクサ
(MUX)302の否定出力端子において発生せ
しめられ、一方、TC TRUE−信号は、線路2
61上のMUX304の否定出力端子において発
生せしめられている。線路261と262とは、
第5図にみられるように、PROM群へと結合せ
しめられている。上記マルチプレクサ302と3
04とは、各々、同一の入力を受信するために結
合された番号付の入力のように並んだ8個の入力
(0−7)を有する。上記の入力群は、マルチプ
レクサ300の8個の出力端子群から受信される
が、このマルチプレクサ300には実際には8個
のマルチプレクサMUX1〜MUX8が入つてい
て、その各々が8個ずつ入力と出力を有してい
る。該マルチプレクサ300への64個の入力は、
各々テスト論理30に示されるように、中央処理
装置100にふくまれている多様な機能装置群か
ら1個のテスト条件を受信するために、相互に結
合されている。テストされる機能の条件しだい
で、制御記憶装置の上位バンクか下位バンクのい
ずれかがイネーブルな状態にされ、また当然アド
レスされる。該マルチプレクサへの入力群は、選
択およびもしくはイネーブル状態にされ、現に作
業している制御ワードすなわち制御記憶装置から
くるフアームウエア・ワードから受信される制御
ビツト群によつて決定される。 かくて、多種の異なる信号群、一例をあげれ
ば、数において64個であるかもしれないが、それ
らを、単一の信号が該64個の入力のうちの1個を
代表するような仕方で、分岐することが望まし
い。第7図の論理は、2レベルのマルチプレクサ
を用いて、最短の伝播時間を上記の能力に与える
ものである。すなわち、1つのレベルはマルチプ
レクサ300をふくみ、他のレベルはマルチプレ
クサ302と304とをふくむものである。第7
図の論理は、同一信号のもつ2個のポラリテイの
いずれかにもとづいて、上記のごとき分岐を可能
ならしめる。 第7図の論理の動作は次のとおりである。マル
チプレクサ300にふくまれる8個のマルチプレ
クサの各々の1個の入力は、該8個のマルチプレ
クサの各々のセレクト入力端子3,4,および5
において受信された3個のビツトによつて、GP0
からGP7にいたる否定出力群にそれぞれを伝播す
るために選択される。これらの3個のビツトは、
フアームウエア・ワードのTC・フイールド(ビ
ツト13からビツト15まで)から受信される。出力
群GP0−GP7は、該マルチプレクサ302と30
4の各々の0から7まで番号を付けられた入力群
と結合させられる。該マルチプレクサ302と3
04もまた、それらのイネーブル状態の入力端子
群において信号CRTCSP−とCRTCSP+とをそ
れぞれ受信するために、結合せしめられる。該
CRTCSP両信号(肯定および否定)はまた、現
に作業しているフアームウエア・ワードから受信
される。さらに詳しくは、レジスタ82を介して
伝送される該フアームウエアのなかのTP・フイ
ールドから受信されるのである。 該マルチプレクサ302と304は、たとえば
テキサス・イススツルメント社のごとき半導体販
売会社から部品番号SN74S251の名称で購入しう
るものであるが、それらは、イネーブル入力上の
信号が〔L〕状態または2進法「0」の状態にあ
れば、マルチプレクサの肯定と否定の出力の入れ
換えが可能になつている。もし、イネーブル入力
上の信号群が〔H〕の状態にあり、諸出力がフロ
ーテイングしており、図に示すような構成にある
ときは、1個のハイイネーブル入力を有するこの
ようなマルチプレクサは、第7図の論理から効果
的に取りのぞかれるであろう。かくて、みられる
ように、マルチプレクサ302と304のうち1
個だけが、いつでもイネーブルな状態にさせられ
よう。該マルチプレクサ302と304の両出力
群は、その各マルチプレクサの肯定出力が他のマ
ルチプレクサの否定出力と結合せしめられて、い
わゆるワイヤードOR・回路結合をつくりだすよ
うな仕方で、相互に結合させられる。このように
して、イネーブルな状態になつた該マルチプレク
サ302と304のいずれかにより、該
TCTRUE信号群が適当なポラリテイをもつて得
られることになる。〔L〕の状態にあるか、また
は、2進法「0」の状態にあるTCTRUE信号
は、自らが結合されるべきバンクをイネーブルな
状態にする。すなわち、もちTCTRUE−が
〔L〕の状態にあれば、下位バンクがイネーブル
な状態にされるであろう。 こうして、第7図の論理の動作からわかるよう
に、もし該CRTCSP−信号が〔K〕で、したが
つて該CRTCSP+信号が〔L〕である場合は、
当然MUX304は活動し、もしくは、イネーブ
ルな状態にあり、該信号TCTRUE+はテストさ
れている64個の条件の1個の(〔H〕か〔L〕か)
レベルを反映し、また該TCTRUE−はそのレベ
ルの逆を反映する。該制御記憶装置の上位バンク
と下位バンクとのいずれかがイネーブルな状態に
あるかは、信号TCTRUE−とTCTRUE+のい
ずれかが〔L〕であるかによつてきまる。 該MUX256およびそれへの諸結合の詳細
は、第8図に示されている。さらに詳しくは、該
MUX256は、各々が8個の入力を有する10個
のマルチプレクサであることが示されている。こ
れら10個のマルチプレクサへの入力群は、第6図
の表で確認されている信号群と対応している。該
信号群は、第6図に記述されている8個の分岐型
と、該分岐型に対する最初の信号がそれに対応す
るマルチプレクサ256内のMUX1の8個の入
力端子から受信されるような仕方で、結合されて
いる。こうして、MUX1は自らの8個の入力群
に信号NA1を結合させている。同様に、MUX
2も自らの8個の入力群に信号NA2を結合させ
ている。MUX256の他のマルチプレクサ群の
各々に対しては、最初の2個の入力を除いて、入
力に結合されている信号群は、その大部分が異つ
ている。たとえば、MUX3は自らの第3番目の
入力に信号XA3を結合させているが、このXA
3は第6図で示したようにXA・分岐に対する上
位バンク・アドレスの第3番目のビツトに当る。
この第3番目のビツトは、いわゆるXA・PROM
のポジシヨン3からくるビツトであつて、それに
ついては記述されてはいないが、このXA・
PROMはF・レジスタ38からの最初の入力群
を受信するために結合されているデコーダにすぎ
ず、その出力はマルチプレクサ256のMUX3
による受信のために結合されているものである。 MUX256の残りのマルチプレクサ群の他の
入力群もまた、第6図に記述されているように諸
入力を受信している。MUX10の最初の2個の
入力、NA(A)およびNA()は、さらに興味のあ
るものである。さらに詳しくは、上記2個のビツ
トは相互に補完しあうものであり、分岐操作に対
して制御記憶(PROM)位置群のよりフレクシ
ブルで能率的な対化を可能にする。従来技術にお
いては、1個の奇数番PROM位置に、ある分岐
hit条件で分岐すること、および、1個の偶数番
PROM位置に、ある分岐no−hit条件で分岐する
こと、もしくは、その逆のことが知られている。
しかしながら、そのような従来技術には限界があ
る。たとえば、いま4個の連続した位置があると
して、そのアドレスがXXX00,XXX01,
XXX10,およびXXX11(ここでXは1個の2進
法〔1〕もしくは1個の2進法
〔0〕である)で
あると仮定すると、分岐しつつある1個の系列
は、no−hit条件もしくはhit−条件のいかんによ
つてアドレスXXX00またはXXX01のいずれかに
進むことができるし、一方、他の系列はXXX10
またはXXX11に進むことができる。しかし、位
置XXX11およびXXX01が正確に同一の情報をふ
くんでいても、それらは分別することができな
い。いいかえれば、2個の位置は同じコンテント
のために使用されるだけである。このことは、両
アドレスが奇数番であること、および、対化は奇
数/偶数番アドレスの組合せにしか可能でないこ
とによる。もつとも、別な従来技術によれば、1
個のno−hit条件が制御記憶ワードによつて特定
された位置のアドレスができるようにし、また、
1個のhit条件が2個のもつとも低位のオーダビ
ツト、たとえば両方とも2進法〔1〕のビツトを
もつより高位のオーダ・アドレスによつて特定さ
れた1個の位置のアドレスができるようにされて
いる。この方法によれば、2個の最低位のオー
ダ・ビツトがともに2進法〔1〕であるような1
個のアドレスが、2個の最低位のオーダ・ビツト
が両方とも2個の2進法
〔0〕であるか、もしく
は1個の2進法〔1〕と1個の2進法
〔0〕(ど
ちらのオーダビツトにおいても)であるようなア
ドレス群と対化しうることになる。しかしなが
ら、この方法は、共通のアドレスを、2個の最低
位のオーダをされたビツト2進法〔1〕群のみに
限つてしまつた。(または、その逆である。すな
わち、2個の最低位のオーダをされたビツトが両
方とも2進法〔1〕であるか、1個の2進法
〔1〕と1個の2進法
〔0〕であるようなアドレ
スへの、他の対化されたアドレス群の適当な変更
を有する2個の2進法
〔0〕群のみに限つてしま
つた。)。 1個のデータ処理装置においては、制御記憶装
置への次段のアドレスを発生し、もしくは形成す
ることが多種類のソースに可能であるが、上記諸
図面特に第5図および第8図に示されるようなア
レンジメントを使用することが望ましい。さらに
詳しくは、それらの図に示されている論理は、フ
アームウエアまたは制御記憶位置群の総数を低減
せしめるが、それは位置群のすべてを、選択され
た位置群の増加分に代るものとして使用すること
が可能なことによる。この演算を遂行するために
は、もつとも重みの低いビツト・ポジシヨン
(NA10)が、X0・分岐のためにはNA10が現
に作業している制御記憶ワードに対してレジスタ
82から受信されるNA10ビツトすなわち、NA
(A)と事実上同じであるように、また一方、X1・
分岐のためには、上記ビツトの補完であるNA
()が使用されるように、結合されることにな
る。 1例として第9図が参照されるべきであろう。
ここでは、もし該NAアドレスが第1番目の線路
上に表示されていれば、次の下位バンク・アドレ
スも同様に表示されたごとくになる。しかし、上
位バンク・アドレスは、X0・分岐かX1・分岐の
いずれが存在するかによつて決まる。すなわち、
1個のX1・分岐が存在すれば、上位バンク・ア
ドレスは第3番目の線路上に表示される。最終の
アドレスは、信号TCTRUE−が2進法
〔0〕ま
たは2進法〔1〕であるかどうかによつて決ま
る。もし、2進法
〔0〕であれば、下位バンク
PROM群はイネーブルな状態になるであろう。
こうして、第4番目の線路に示されるように、該
最終アドレスは、もしTCTRUE−が2進法
〔0〕であれば下位バンクの方に入る。またもし、
TCTRUE−が2進法〔1〕であれば、該最終ア
ドレスは上位バンクの方に入る。分岐がX1であ
るかX0であるかによつて、該最終アドレスは、
第9図の線路5もしくは6にそれぞれ示されたよ
うになろう。さらに詳しくは、線路4上の下位バ
ンク・アドレスは、線路5および6上に示されて
いるように、上位バンクに対するアドレス群のう
ちのどれかと対化されうることがわかる。 上記の方法で、位置群のより能率的な対化がえ
られよう。第9図に示された例のバリエーシヨン
は、下位バンクの1個の偶数番アドレス位置が、
上位バンクの1個の偶数番もしくは奇数番アドレ
ス位置と対化されうること、さらに、下位バンク
の1個の奇数番アドレスもまた、上位バンクの偶
数番もしくは奇数番アドレス位置と対化されうる
ことを示すであろう。 2 情報伝送の概観 本発明において特に興味ある点は、1個の中央
サブシステム内および中央サブシステムとサブシ
ステム要素間の情報の伝送であつて、この場合サ
ブシステム要素とは、コミユニケーシヨンズ・プ
ロセツサ109、I/Oコントローラ107と
I/Oデバイス群108、およびシステム・バス
すなわちメガ・バス105を用いる記憶モジユー
ル群106をさす。該情報は、制御信号群デー
タ、および、1個の中央サブシステム内ならびに
1個の中央サブシステムと他のシステム要素群間
の上記諸要素の間を双方向に流れるアドレス群を
ふくむ。該メガ・バス105と該ローカル・バス
9とは、2個のデータ・ワードを並列に伝送する
能力を提供する。この2個のデータ・ワードの
各々は2バイトからなつている。すなわち、32ビ
ツト・プラス・パリテイ・ビツト、24アドレス・
ビツト・プラス・パリテイ・ビツト、およびその
すべてが異る信号線路群またはコンダクタ群上に
ある制御信号群の複数のビツトからなつている。 1個の中央サブシステム内では、キヤツシ/
MMU装置103、CPU100、SIP101、お
よび、CIP102の各々は、該中央サブシステム
内の該ローカル・バスに接続されている他の諸要
素からと、その諸要素に向つての、情報のビツト
群を、受信または伝送するための回路要素群を有
している。該キヤツシ/MMU装置103は、該
メガ・バス105と付加的にインターフエイスに
なつており、またそのゆえに、該メガ・バスと接
続されている他の該回路要素群とともに、該メ
バ・バスに沿つて伝送される情報を同様に受信し
かつ伝送する回路要素群をもふくんでいる。 該メガ・バスと該ローカル・バスの動作の特徴
は全く類似していて、両者の各々はそれらに相対
して接続されているどの2個の装置間にも、デー
タ・アドレス群および制御信号群の諸ビツトを伝
送する専用および共通信号径路を介して、所与の
時間に相互の通信を可能にさせるようにしてい
る。また、該メガ・バスと該ローカル・バスとに
沿つた通信は非同期である。いかなる装置も他の
装置と通信せんとするには、1個のバス・サイク
ルを要する。該バス・サイクルが与えられると、
動作を開始する装置がマスターとなつて、全シス
テム中のいかなる他の装置にも、それが中央サブ
システム内のものであれ、メガ・バスに接続され
るものであれ、それをスレーブとしてアドレスし
うる。 大部分の伝送は、マスターからスレーブの方向
にむかう。1個の応答サイクルが要求される場合
には、動作を開始する装置または応答する装置が
マスターの役割をとり、バス・サイクルを確保し
て、1個の操作要求を目的の装置すなわちスレー
ブは装置へと伝送する。 該要求中には1個の識
別コードがチヤネル番号の形で存在し、これは該
スレーブ装置が次の応答を該マスター装置に向け
て導くことを可能にする操作要求のソースについ
てのものである。該スレーブ装置が要求された動
作を実行し、かつ、要求した装置に応答を伝送せ
ねばならないときは、該スレーブ装置は仮りにマ
スターとなり、次のバス・サイクルの期間中、動
作を開始した装置に伝送を始める。この場合後者
が1個のスレーブの役割りを演じることになる。
これらの2回のバス・サイクルによつて、上記装
置間の相互データ交換を完了することができる。
該2回のサイクル(要求サイクルと応答サイク
ル)の間バス上に介在する時間は、該2個の要素
に関係のない諸要求のために、他のシステム要素
によつて使用されうる。 1個のマスター装置は、該ローカル・バスもし
くは該メガ・バスの各々に接続するどの装置に
も、それをスレーブとしてアドレスできる。その
場合は、該バスのアドレス・リード線群上にスレ
ーブ・アドレスを置くことによつて行う。こうし
て、該CPU100は該ローカル・バス9のアド
レス・リード群上に1個のスレーブ・アドレスを
結合せしめ、一方では該コミユニケーシヨンズ・
プロセツサが、たとえば、該メガ・バス内のアド
レス線路群上に該スレーブ・アドレスを置くこと
になろう。上にのべたように、24個のアドレス・
リード線群があつて、それらは記憶参照信号、
MREFによばれる1個の随伴する制御リード線
の状態にしたがつて、2個のインタープリテーシ
ヨンのうちのいずれかをもつことができる。も
し、該記憶参照信号がTRUEであれば、要求す
る装置は、該記憶モジユール群106の1個の位
置にアドレスするであろう。しかしながら、もし
該記憶参照信号がFALSEであれば、該アドレ
ス・リード群は1個の10ビツト・チヤネル番号お
よび1個の6ビツト・機能コードを保有する。1
個のチヤネル番号と1個の機能コードとが、該ア
ドレス・リード線群に沿つて伝送されているとき
は、ソースおよび目的の両装置、すなわち、マス
ターとスレーブとは、それぞれ、制御情報か、デ
ータか、あるいは、割り込みをパスしている。1
個の中央サブシステムの内部または外部双方にあ
るシステム装置類の各々は、特定の装置内にスイ
ツチ群によつて特にセツトされた1個の10ビツ
ト・チヤネル番号によつて識別される。 1個のマスターが1個のスレーブから1個の応
答サイクルを要求するときは、該マスターはこれ
を1個の2進法制御リードが指定するWRITの状
態によつて、該スレーブに指示する。ある1つの
状態においては、WRITは該スレーブ装置に対し
て、1個の応答サイクルが、たとえば、1個の読
み出し・コマンドとして要求されていることを指
示し、さらに、WRITが2進法の他の状態にある
ときは、それは該スレーブ装置になんの応答も要
求されていないことを指示する。 WRITが、1個の応答が予期されていると指示
すると、該メガ・バスのデータ線路群は該要求装
置のチヤネル番号を保有する。そこで、上記応答
サイクルが、1個の非・記憶参照伝送によつて該
要求装置へと指令され、Secondhalfバス・サイ
クル・リード線として指定される1個の制御リー
ドSHBCは、そこへ伝送される情報が、該マスタ
ー装置によつてそれ以前に発せられた1個の要求
への、該スレーブ装置による応答であることを、
該要求装置に通信することが可能な状態となる。 上記のごとく、1個のチヤネル番号が、1個の
特定のシステムの各エンド・ポイントに対して存
在することになろうが、ただし、記憶アドレス群
によつて識別されている記憶タイプの処理要素群
は例外とする。1個のチヤネル番号が上記のごと
きデバイスの各々に割当てられ、完全二重化デバ
イス群も半二重化デバイス群も、ともに2個のの
チヤネル番号を使用する。出力のみ、または、入
力のみのデバイス類は、各々1個のチヤネル番号
のみを使用する。チヤネル番号群は容易に変えら
れるので、1個もしくはそれ以上のヘキサデシマ
ル・スイツチ類(たとえば、サム・ホイール・ス
イツチ類)が、当の特定の装置のアドレスを指示
するか、または、セツトするために該メガ・バス
に接続されている各装置に対して使用されうる。
かくて、1個のシステムが構成されるときには、
該チヤネル番号が該バスに接続されている各特定
の装置に対して、それが当の特定のシステムにと
つて適当でありうるとして、指定されることが可
能である。多数の入/出力(I/O)ポート群
は、一般に、連続したチヤネル番号群の1ブロツ
クを要求するものである。1例をあげると、1個
の4−ポート装置は、1個のチヤネル番号の上方
7ビツトを割り当てるのにロータリ・スイツチ類
を使用しうるし、また、該ポート番号を定義し、
かつ、出力ポート群から入力ポート群を区別する
ためにそこにあるもつと低位の3ビツトを使用す
ることもできる。 スレーブ装置の該チヤネル番号は、すべての
非・記憶伝送に対して該アドレス・バス上に現わ
れて、各装置はその番号を自身の内部的記憶番号
(スイツチ群によつて内部に貯蔵されている)と
比較する。比較を実行する装置は、定義によれ
ば、スレーブ装置であつて、現に作業しているバ
ス・サイクルに応答せねばならない。一般に、単
一のシステム内では、2個のエンド・ポイントが
同じチヤネル番号を割り当てられることは全くな
い。 1個の特定のバスもしくはI/O機能が、非・
記憶対照サイクルの期間中バス・アドレス・リー
ド線群の線路18−23によつて指示される。機
能コード群は、入力または出力演算のいずれかを
指定し、すべての奇数番の機能コード群は、たと
えば、出力伝送(書き込み)を、一方、すべての
偶数番の機能コード群は入力伝送要求(読み出
し)を指定しうる。 出力、入力機能にはさまざまなものがある。出
力機能群の1つに1個のコマンドがあつて、それ
によつてあるデータ容量、たとえば、32ビツト
が、該メガ・バスのデータ・リード群から該アド
レス線路群のチヤネル番号によつて指定された該
システム装置へロードされる。個々のデータ・ビ
ツト群のもつ意味は特定の構成部分をさすが、
「データ容量」という語は、特定の構成部分の
functionalityに応じて、貯蔵さるべきデータ、送
られるべきデータ、伝送されるべきデータ等の意
味にとられている。このような出力機能は他に1
つのコマンドとして、それによつてたとえば24ビ
ツト容量が1個のチヤネル・アドレス・レジスタ
ーにロードされるものがある。この場合のアドレ
スは1個の記憶バイト・アドレスであつて、チヤ
ネルがデータの入・出力を開始しようとしている
記憶装置中のスターテイング位置と関連してい
る。他にもさまざまな出力機能群があつて、それ
らは、1個の特定の伝送のためのチヤネルに割り
当てられる記憶バツフアの大きさを定義する1個
の出力範囲コマンドとか、1個の出力制御コマン
ドでその個々のビツト群が特定の応答群をひきだ
すものとか、PRINTコマンド群のごとき出力タ
スク機能群とか、端末装置の速度やカード・リー
ダ・モードなどの機能群を指示する出力構成とか
を包含している。 入力機能群は、出力機能群と類似した諸機能を
有しているが、ただしデータが装置からバスへと
伝送される場合は別である。このような次第で、
該入力機能群は、入力データ・入力範囲コマンド
群とともに、タスク構成・入力割り込みコマンド
群をふくむ。さらにふくまれるものとしては、デ
バイス識別コマンドがあり、これによつてチヤネ
ルはバス上にそのデバイス識別番号を置いてい
る。 記憶書き込み・読み出し、および、I/O入
力・出力コマンド群に加えて、該メガ・バスに接
続されている1個の装置がCPU100の1個の
割り込みを要求することができる。 該CPUに割り込みを求める1個の装置は、1
個のバス・サイクルを要求し、該バス・サイクル
が与えられると、該装置は該バス上にその割り込
みベクトルを置く。該割り込みベクトルは、伝送
装置のチヤネル番号、および望まれている割り込
みレベル番号を有している。もし提示されたレベ
ルが現に作業している割り込みCPUレベルより
も数値的に小さく、かつ、もし該CPUが他の割
り込みを丁度その時点で受入れていないときは、
該CPUは該割り込みを受入れるであろう。1個
の割り込みの受入れは、1個のACK信号によつ
て指示され、また、1個の割り込みの拒否は、1
個のNAK信号によつて指示される。1個の
NAKから受信するデバイス群は、正規の割り込
みの回復を指示する1個の信号が該CPUから受
信されると、すなわち、RINT(割り込みを回復
する)が真であれば、ふたたび1個の割り込みを
要求することになる。該CPUが上記の信号を発
するのは、該CPUが1個のレベル変更を完了し、
したがつて、割り込みをふたたび受入れることが
できるようになつているときである。マスター装
置のチヤネル番号は、使用する該ベクトル中に与
えられている。というのは、1個以上のチヤネル
が同一の割り込みレベルを使用しうるからであ
る。割り込みレベル
〔0〕は、それが該装置が割
り込まれることを禁止するという意味の定義なの
で、特別な意義をもつている。 第10図a〜jは、上記のバス動作(複数)に
対応するデータ・バス・フオーマツト群とアドレ
ス・バス・フオーマツト群とを図示している。第
10図aは、1個の記憶書き込みに対応するフオ
ーマツトを図示しており、24個のアドレス・ビツ
ト(0−23)が1個の特定の記憶アドレスを指定
し、データ・バスが指定された記憶アドレスに伝
送されるべきデータの単一ワード(ビツト0〜ビ
ツト15)、もしくは、1個の二重ワード(ビツト
0〜ビツト31)のいずれかを伝送することが知ら
れる。1個の記憶読み出し要求が第10図bに図
示されており、ここでもふたたびアドレス・ビツ
ト0−23は読み出されるべき記憶アドレスを指定
し、データ・バス・ビツト0−9は該記憶読み出
し要求のソースのチヤネル番号を指定している。 1個のスレーブ装置は、1個の記憶読み出し要
求に応答して、第10図cのフオーマツトにした
がつて情報を伝送している。この場合、アドレ
ス・フイールドのビツト8−17は、データ・バス
のビツト0−15もしくはビツト0−31にふくまれ
る1個もしくは2個のワードのそれぞれに対応し
て、目的の装置(要求を出した装置)のチヤネル
番号をふくんでいる。 第10図dと第10図eは、1個のI/O出力
コマンドおよび1個のI/O入力コマンドのそれ
ぞれに対応するフオーマツト群をふくんでいる。
この場合、該出力コマンドの中に、アドレス・バ
スのビツト8−17は、目的の装置のチヤネル番号
をふくんでおり、1個の機能コードがビツト18−
23の中で特定されている。また、データ・バス
は、該特定機能コードにしたがつて操作されるべ
きデータの16ビツトもしくは32ビツトのいずれか
をふくんでいる。さらに、該入力コマンドは1個
の上と類似のアドレス・バス・フオーマツトを有
し、かつ、該データ・バスのビツト0−9の中
に、該コマンドのソースのチヤネル番号をふくん
でいる。このチヤネル番号は該I/O出力コマン
ドのビツト8−17におけるチヤネル番号と同じも
のである。かくて、該I/O入力コマンドにおけ
る該データ・バスは、該入力コマンドのソースの
識別コードを、該スレーブ装置もしくは応答装置
に特定指示する。 第10図fは、1個のI/O入力コマンドへの
1個のスレーブ装置の応答を図示している。アド
レス・バスのビツト8−17は、該I/O入力コマ
ンドに対応して、データ・バスのビツト0−9に
おいて特定されるごとき目的(要求)装置のチヤ
ネル番号をふくむ。該データ・バスは、該入力コ
マンドの結果としてレトリーブされたデータの16
ビツトもしくは32ビツトのいずれかをふくんでい
る。 第10図gと第10図hは、CPUによる1個
のIOLD指令の実行期間中に発生せしめられる2
個のコマンドを図示している。そこでは、アドレ
ス・バスのビツト0−7は、データの開始アドレ
スのモジユール番号を特定し、該デバイスはビツ
ト8−17において示されるチヤネル番号によつて
指定されている。該アドレス・バスのビツト18−
23は機能コードを特定し、データ・バスはビツト
0−15において、影響を与えられるデータの記憶
アドレスの残りの部分を示している。該バスはビ
ツト0−15において、ロードされるべきアドレス
群の範囲を特定している。 第10図kは、CPU割り込み群に対応するフ
オーマツト群を図示している。アドレス・バスの
ビツト8−17は、目的(CPU)装置のチヤネル
番号を特定している。データ・バスは1個の割り
込み要求期間中に、ビツト0−9における割り込
み要求のソースのチヤネル番号と、ビツト10−15
において要求されている優先レベル番号とをふく
む。 CPU100,SIP101,CIP102およびキ
ヤツシ/MMU装置のなかのキヤツシ・メモリの
間の情報伝送に関するキヤツシ/MMU装置10
3の特徴の詳細は、第11図におけるブロツク・
ダイアグラムの形で示されている。これは、ロー
カル・バス・アダプタとしても引用される。第1
2図は、全システムまたはメガ・バス105と中
央サブシステムとをインターフエイし、かつ、該
メガ・バスに沿つた情報伝送を制御するためのキ
ヤツシ/MMU装置103内における諸装置を、
ブロツク・ダイアグラムの形で示したものであ
る。これはこれ以降メガ・バス・アダプタとして
引用される。 さて、第11図について考察するに、ローカ
ル・バスをふくむ信号群は、それらのソースまた
は目的として該ローカル・バスを有するものとし
て記述されている。 キヤツシ/データ入力マルチプレクサ401
は、データの32ビツト(2バイトの2語ずつ)を
キヤツシメモリ403に貯蔵するために、また、
非・データ情報を該キヤツシ・メモリのダイレク
トリへ貯蔵するために、選択的に供給している。
該キヤツシ・データ入力マルチプレクサ401
は、現に該ローカル・バス(LBDT0:32)のデ
ータ線路群上に存在している32個のデータ・ビツ
ト(これに4個のパリテイ・ビツトを加えて合計
36ビツト)、もしくは、現に該メガ・バス・アダ
プタ(MBDT0:32)から供給されている32個の
データ・ビツト(パリテイ・ビツトを加える)の
いずれかを選択する。該ローカル・バス・データ
(LBDT)はそのソースとして、CPU100,
SIP101,CIP102もしくはキヤツシ/
MMU装置107のいずれかを有しているが、一
方で該メガ・バス・データMBDTのソースは、
記憶モジユール106、I/Oデバイス群10
8、コミユニケーシヨンズ・プロセツサ109も
しくは他の該メガ・バスに接続されている諸装置
のいずれかでありうる。該メガ・バス・データ
は、通常は、1個のI/Oコマンドもしくは1個
の記憶読み出しへの応答として供給されている。 該キヤツシ・メモリ・アンド・ダイレクトリ4
03は、本発明の主体となるものであり、これ以
後に詳しく説明されるが、これは1個の極めて高
速で、限定された容量の記憶装置であつて、記憶
モジユール106に貯蔵されているデータ・ワー
ド群のうち選択された1個のグループの複写群を
貯蔵するための装置である。1例として、該キヤ
ツシ・メモリは、キヤツシ・ダイレクトリ・サブ
システム中のエントリ群と等しい数をもつた、
4096ワードのデータ記憶サブシステム容量を有し
うる。ふつうは、該キヤツシ・メモリは最近時に
要求された情報を貯蔵する。しかし、キヤツシ・
メモリの完全性が常時保たれねばならないことを
理解することが重要であつて、それゆえ、もし特
定の中央サブシステム外の1個の装置が、キヤツ
シ・メモリ403にも貯蔵されている記憶モジユ
ール106内の1個の位置について1個の記憶更
新を実行すれば、該キヤツシ・メモリ内のエント
リもまた更新されねばならない。これ以後に説明
されるように、メガ・バス・アダプタは上記のご
とき完全性更新(複数)を実行する。 キヤツシ・メモリの目的は、処理装置CPU1
00,SIP101またはCIP102の1個によつ
てアドレスされたデータを供給するに要する時間
を低減せしめることにある。それゆえ、上記処理
装置の1個によつて1個の記憶読み出しが要求さ
れるときはいつでも、1個の問い合せが該キヤツ
シ(・メモリ)のダイレクトリになされて、要求
されたデータ・ワード群がその中に記憶されてい
るかどうかを見るのである。もしそれらが存在す
れば、次に情報がローカル・バス・データ
LBDTとして該キヤツシ・メモリ403から伝
送される。同様に、出力CAHITは、要求された
データがキヤツシ(・メモリ)403に存在する
のかしないのかについての信号を送る。 もし、処理装置CPU100,SIP101または
CIP102の1個が、キヤツシ(・メモリ)40
3において表現されている1個の記憶装置につい
て更新を実行すれば、同様な更新を実行するため
に1個の記憶書き込みが、システム記憶モジユー
ル106中の関連する位置に向つて発せられる
が、これはそこに記憶されているデータの完全性
を保証せんがために行われるのである。 該キヤツシ・メモリ403内のダイレクトリ・
サブシステムは、データ記憶サブシステムに記憶
されているデータと連動するアドレス群のデジグ
ネーシヨン(複数)を貯蔵する。これらのデジグ
ネーシヨンは、仮想アドレス入力マルチプレクサ
405において原発生するものである。該マルチ
プレクサ405は、CPU(CPVADR)、SIP
(SIVADR)、CIP(CIVADR)から供給された1
個の仮想アドレスもしくはメガ・バスFIADから
供給された1個のアドレスからの選択を行う。上
記のアドレスは24ビツト長である。仮想アドレ
ス・マルチプレクサ405の出力は、VAINOA,
VAIN0:23で、該キヤツシ・メモリ403のダ
イレクトリへの1個のの入力として供給されてい
る。 上にのべたように、該メガ・バスと該ローカ
ル・バスに沿つた通信は、非同期ベースで実行さ
れている。そこで、CPU100,SIP101,お
よびCIP102は、それらが中央サブシステム、
キヤツシ/MMU装置もしくはメガ・バス上の1
装置内の他の装置に情報を伝送できる時点より前
に、1個のローカル・バス・サイクルを要求せね
ばならない。1個のローカル・バス・サイクルに
対する要求の第4番目のソースは、キヤツシ/
MMU装置103内に存在する1個のフアース
ト・イン・フアースト・アウト(FIFO)であつ
て、該メガ・バス105に沿つた情報伝送の「ス
ナツプシヨツト」を限定した数だけ保有してい
る。FIFO・メモリに貯蔵されている情報伝送は、
ふつうは該メガ・バスに結合されている1個の
I/O装置によつて実行される主記憶書き込みで
ある。 要求信号群、CPREQT,SIREQT,CIREQT,
およびFIFOMTは、要求アービトレーシヨン・
ネツトワーク407に供給されるが、この407
は1個の使用可能なローカル・バス・サイクルが
存在すれば、諸レジスタの1個に該バス・サイク
ルを割り当てるものである。このような割り当て
は、リクエスト・グランテツド・レジスタ40
9、仮想アドレス入力マルチプレクサ405、記
憶参照マルチプレクサ411およびBYADマル
チプレクサ413に供給されている、イネーブル
な状態にある信号群CIASND,CPASND,
SIASNDのなかに模写されている。 リクエスト・グランテツド・レジスタ409
は、1個のローカル・バス・サイクルを与えられ
た要求装置に伝送されるべき1個のイネーブルな
状態にある信号を発生する。かくて、信号群
RQGTCP,RQGTSI,RQGTCIおよびRQGTFI
は、CPU,SIP,CIPおよびFIFOにそれぞれ1
個のローカル・バス・サイクルを与えることを指
示する数値を引き受ける。該リクエスト・グラン
テツド・レジスタの出力群は、また、指令デコー
ダ415への入力群としても供給されている。 付加的な制御信号群は、キヤツシ/MMU装置
とローカル・バス・プロセツサ群との間のローカ
ル・バスの上へと伝送される。前述の信号RINT
(resume interupt)は、CPUによつて発生せし
められ、該CPUが1個の非・中央サブシステム
装置、すなわち、メガ・バスと結合された1個の
装置からの1個の割り込みを受入れるであろうこ
とを指示する。 信号LBMCLRは通常「偽」で、CPU・メンテ
ナンス・パネル上のMaster Clearボタンが押さ
れると「真」になる。該LBMCLRが「真」であ
るときは、(ローカル・)バス上の諸装置が初期
設定せしめられ、それが可能な該装置群はクオリ
テイ論理テスト(QLT)ルーチンを実行するこ
とになる。制御論理417の1個の出力として示
されているLBQLTAは、上記のごとき1個のク
オリテイ論理テスト・サイクルが実行されるか、
または、1個のエラーがQLT・ルーチンの過程
で検出されたかを指示する。 LBPWONは、全システムが正確に動作してい
るときには「真」である。駆動源が失われると、
LBPWONは少くとも該論理へ+5vdcの損失の2
ミリセコンド前に「偽」となる。該バス上の制御
装置群は、この時点で、すべてのバス交信を停止
して、CPUのソフトウエアがあらゆるクリー
ン・アツプ操作を実行することをイネーブルな状
態にする。この操作は特に記憶装置との協同にお
いて必要となろう。駆動源が回復すると、+5vdc
はLBPWONが「真」になる前に安定するであろ
う。該バス上の制御装置は、+5vdcがとり戻され
ると直ちに初期設定に入るであろう。 プロセツサ・プレゼント・信号群、CPPRZT,
CIPRZTおよびSIPRZTは、連動する制御装置群
が中央サブシステム内で安定して動作しているこ
とを指示する。プロセツサ・ビジイ信号群、
CIBUSYおよびSIBUSYは、専用線路で該ロー
カル・バスに沿つて伝送され、CIPとSIPによつ
て発生される応答群として、該制御装置群が他の
動作を実行しているために一定の要求群やデータ
伝送群を受入れられないことを指示する。 同様に、CITRAPおよびSITRAPは、それぞ
れCIPおよびSIPから始まるローカル・バスにお
ける専用線路で、該装置がトラツプを要求する1
個の処理条件を探知した時点を指示する。このト
ラツプはしばしば1個の特定のフアームウエア位
置への1個の強制分岐によつて実施される。 BYADマルチプレクサ413は、BYADとし
て集合的によばれる入力信号群を受信する。これ
らは、CPU,CIP,SIPおよびFIFOによつて供
給されるアドレス群のうちのアドレス・ビツト2
3にあたる。該マルチプレクサの出力は、制御論
理装置417に供給される。BYADは、1個の
データ・ワードの中の1個の特定バイトへの照会
を指示する。ここで具体的にいえば、各データ・
ワードは16ビツト長で、2個の8ビツト・バイト
を有している。上述のように、該ローカル・バス
は、データ中の2個のワードを並列に伝送するこ
とができるが、ただし、データ中の1個、2個あ
るいは3個バイトを同様に伝送することもでき
る。 MREFマルチプレクサ411は、リクエス
ト・アービトレーシヨン・ネツトワーク407か
らイネーブル信号を受信して、サブシステム・プ
ロセツサ群とFIFOのどちらが1個のローカル・
バスを割り当てたかについて指示する。MREF
マルチプレクサ411は、CPU,SIP,CIPもし
くはFIFOのどれかからの入力群を選択して、選
択された信号群をタイミング・ゼネレータ419
に供給する。MREFマルチプレクサ411への
入力信号群とは、2語のプレフイクスたとえば
CP,SI,CIおよびFIを冠せられたMREF,
WRIT,およびDBLWのことであつて、該信号
群のソースを指定している。この変換は、この詳
細な記述のいたるところで行われている。 上にのべられているように、信号WRITは、
「真」であるときには、いかなる応答も1個のマ
スターから1個ののスレーブへの伝送に伴う結果
としては期待されないことを指示する。この信号
が「偽」で、かつ、1個の伝送を伴うときは、該
WRITは1個のスレーブによる応答がマスタに期
待されていることを指示する。MREFは、該ア
ドレス・バス上の情報が1個の記憶アドレスであ
るか、またはI/Oアドレス(チヤネル番号およ
び機能コード)であるかを識別する。DBLWは、
1個の書き込み操作または1個の読み出し要求へ
の応答の期間中、該ローカル・バスのデータ・フ
イールドにあるワード群の番号を指示する。 信号群、DBLW,BYAD,WCTL1および
WCTL2は、1個の書き込みサイクルにおいて、
キヤツシ/MMU装置およびシステム記憶装置へ
書き込まれるべきバイト群と組合せて使用され
る。これらは4個の2進法信号群で、したがつて
16個の可能な組合せが生じるが、そのすべてが使
用されるとは限らない。該ローカル・バスは同時
に2語またはデータの4バイトを伝送しうるの
で、該4個の信号は、ワードnのうちのバイト0
およびバイト1と、ワードn+1のうちのバイト
0および1であると考えられる。WCTL1,
DBLWおよびWCTL2がすべて
〔0〕に等しけ
れば、キヤツシ/MMU装置またはシステム記憶
装置は、1個の書き込み要求を、ワードnのうち
のバイト0およびバイト1をBYADの数値にか
かわりなく書き込みさせるように翻訳する。
BYAD,DBLWおよびWCTL2が
〔0〕で、
WCTL1が〔1〕であれば、ワードnのうちの
バイト0のみが書き込まれる。もし、BYADお
よびWCTL1の両方が
〔0〕に等しく、DBLW
およびWCTL2の両方が〔1〕に等しければ、
ワードnのうちのバイト1が書き込まれる。ワー
ドnのうちのバイト0とバイト1およびワードn
+1のうちのバイト0は、WCTL1および
WCTL2が
〔0〕に等しく、DBLWが〔1〕に
等しく、さらにBYADが
〔0〕か〔1〕のいず
れかに等しいときに、書き込まれる。ワードnお
よびワードn+1両方のうちのバイト0とバイト
1とは、DBLWとWCTL2の両方が〔1〕に等
しく、WCTL2が
〔0〕に等しく、また、
BYADが
〔0〕か〔1〕に等しいときに、いつ
でも書き込まれることになつている。 タイミング・ゼネレータ419は、MREFマ
ルチプレクサ411からの出力郡を選択し、適当
なタイミング制御信号群を供給するが、それは、
1個の記憶照会または1個のI/O照会が現にロ
ーカル・バス9から受信されているのか、もしく
は、該照会が1個の初期要求であるかまたは1個
の要求への1個の応答であるのかにしたがつて、
論理装置417を制御するためである。 信号群LBLOCKおよびLBSHBCは、ともに組
合せの翻訳だけではなく、独立した意味をもつて
いる。LBSHBCが〔1〕に等しく、ローカル・
バスをこえて中央制御サブシステム中の処理装置
群に転送されるときは、該LBSHBCは、随伴す
るデータが、それ以前に中央サブシステム処理装
置群の1個によつてキヤツシ/MMU装置に転送
されている1個の入力コマンドに応答して伝送さ
れていることを識別する。LBSHBCが、イナク
チブ(
〔0〕に等しい)のMREFを有する中央サ
ブシステム中の処理装置群によつて発生されると
きは、該LBSHBCは、その前のローカル・バ
ス・サイクルの期間中に応答する処理装置に前も
つて伝送されている1個の入力コマンドへの、1
個の処理装置応答を識別する。要は、LBSHBC
とは、それを独立のものとしてみるときは、随伴
するデータがそれ以前に受信された要求バス・サ
イクルへの1個の応答バス・サイクルであること
を、1つの状態において定義するものである。 LBLOCKは、〔1〕に等しいときには、1個の
読み出し・モデイフアイ・書き込み(RMW)が
CPUに要求されていることを指示する。1個の
ロツクは、実際には、キヤツシ/MMU装置およ
びシステム記憶中の1個の特定アドレスへの
CPU記憶照会を禁止する手段であつて、その場
合はそのアドレスの位置が他のCPU装置によつ
てアクセスされているときである。ある一定の条
件下で、他の要求装置によるアクセスを防ぐため
に特定の記憶位置をロツクするという概念はよく
知られており、それはロツクされた記憶位置の中
に貯蔵されている情報の完全性を保証するために
使用される。本発明においては、LBLOCKは、
ロツク型および非・ロツク型のRMWに対して
「真」であり、1個のRMWサイクル期間中、ロ
ツク/非・ロツク機能を特定するために、
LBSHBCとの協同において使用されている。
LBSHBCは、ロツクRMW動作に対しては「偽」
(「0」に等しい)で、非・ロツクRMW動作に対
しては「真」(「1」に等しい)である。MREF
もまた、1個の記憶照会が実行されているからに
は、ロツクおよび非・ロツクRMW要求の両方に
対して「真」でなければならない。LBWRITは、
それが実行される伝送の方向、すなわちマスター
からスレーブへかスレーブからマスターへかの方
向を特定するものである以上、1個の所与の
RMW動作が上述のごとく読み出しを行うのか書
き込みを行うのかを特定することになる。 さらに説明を加えれば、該ロツクは記憶装置内
の1個のフリツプ・フロツプによつて実施され、
その条件は該ロツクをセツトするかクリアするバ
ス・サイクルによつて決定される。該ロツクは、
1個の書き込み・サイクルもしくは1個の読み出
し要求の1部分としてセツトされ、同様な仕方で
クリアされうる。1個のロツクがセツトされる
と、1個のWRITE,TESTアンドSETLOCKも
しくは1個のREAD,TESTアンドSETLOCK
を試みる1個の装置は、該ユニツトからの1個の
NAK応答を与えられよう。正規の書き込みもし
くは読み出しサイクルを実行する装置群は、該ロ
ツクの上記条件については情報を受けず、ACK,
NAKもしくはWAIT応答群を受けとることにな
るが、それについては以下にのべる。 信号CPPROLは、それが「真」のときは、現
在作業中の記憶要求がexecute protection
validationのためにチエツクされねばならないこ
とを指示する。これはリング番号の概念に関連
し、全システム内で確立されている1個のアクセ
ス階層構造を伴うが、そこではある一定の記憶位
置群がアクセス可能であるので、読み出しのみに
対してか、ある一定のシステム要素のみによる読
み出しと書き込みに対してか、または、ある特定
の条件下でのみアクセスすることに対してかのい
ずれかである。特定の情報もしくは記憶位置群へ
のアクセスを限定するという一般概念は、データ
処理の従来技術においてよく知られており、本発
明に係る特徴を構成するものではない。ただ、次
のことが理解されれば十分である。すなわち、1
個の要求が、1個の要求された位置へのアクセス
を許されない要求装置によつて1個の記憶アクセ
スのためになされた場合は、キヤツシ/MMU装
置が、1個のprotection violationが生じて、要
求装置に1個のエラー指示をパスすることを指示
するであろう、ということである。さらにいえ
ば、リング番号に関連するごときprotection
violationsについての詳しい情報は、さきに引用
した米国特許出願のなかに記述されている。 ローカル・バス・コマンド線路群LBCMDの最
初の3ビツトは、CPU,SIP,もしくはCIPの1
個によつてローカル・バスに供給され、またチヤ
ネル番号デコーダ421供給される。中央サブシ
ステムの中では、キヤツシ/MMU装置は1個の
3ビツト(ローカル)チヤネル番号を使用するこ
とになるが、これは対応する10ビツト(システ
ム)チヤネル番号とは無関係である。たとえば、
CPUはローカル・バス・チヤネル番号000によつ
て、SIPは同001によつて、CIPは同010によつて、
キヤツシ/MMU装置は同011によつて照合され、
またメガ・バスに結合される1個の装置への照合
は、1個の共通ローカル・バス・チヤネル番号
111によつてなされる。みられるとおり、チヤネ
ル番号デコーダ421は、指令デコーダ415に
は、キヤツシ・メモリかメガ・バスのいずれかが
目的装置であることを指示し、また、制御論理4
17には、キヤツシ・メモリ、メガ・バス、
CIP,CPU、もしくはSIPのいずれかが目的装置
であることを指示する。チヤネル番号デコーダ4
21は、また、メガ・バス・チヤネル番号デコー
ダ422から、メガ・バス・アドレス、
BSAD15:3の3個の最小重みビツトを受信す
る。このとき、該メガ・バス上の1個の装置によ
つて、キヤツシ/MMU装置へ、1個の要求もし
くは応答が伝送されている。 LBCMD3:6は、デコーダ423に、CIP,
SIP,もしくはCPUによつて発生されたコマン
ド・コード、または、メガ・バス・コマンド・コ
ード・ドライバ425(BSAD18:6)によつて
供給される1個のコマンド・コードのいずれかを
供給する。該コマンド・デコーダ423は、要求
された機能が実行さるべきことを指示する制御論
理417に、8個の出力群のうちの1個を供給す
る。該コマンド群には次の8個がふくまれる。す
なわち、まずLSDCRは、キヤツシ/MMU装置
のセグメント・デイスクリプタ・テーブルの中に
要求装置によつてアセンブリされる、1個のセグ
メント・デイスクリプタの1個のロードを供給す
る。LDSGBRは、セグメント・ベース・レジス
タの1個のロードを要求する。LDMDRは、キヤ
ツシ/MMU装置のモード・レジスタのなかから
選択されたビツトの1個のロードを要求する。
REDSRは、1個のセグメント・デイスクリプタ
がロードされないことを要求する。RDMDER
は、該モード・レジスタがロードされないことを
要求する。XLTADRは、1個の仮想アドレスを
1個の実アドレスに変換することを要求する。こ
の場合、記憶アクセスの実行はなく、また、要求
装置へ変換されたアドレスを返送することも要求
する。IIVCTRは、CPUへの割り込みベクトル
がロードされないことを要求する。最後に、
LVLCHGは、割り込みレベル・レジスタの1個
のロードを要求する。 本発明の目的および操作の理解のためには、解
読された機能に応答して実行される動作そのもの
についての精細な理解は必要としない。 制御論理417は、また、MMU・エラー論理
モジユール427から、1個の入力を受信する。
一般には、該モジユール427の出力は、現にデ
ータ処理システムに使用不可能な1個のソースか
ら1個の要求が発生したこと、または、1個の記
憶protection violationが発生したことを模写し
ている。1例として、もしCPUがシステム記憶
装置にふくまれていない1個のアドレスのシステ
ム記憶から1個の読み出しを要求すると、該アド
レスはCPUに使用不可能となるとされ、該シス
テム記憶装置はこのことを、信号群(left word
unavail−able)およびUARR(right word
unavailable)を介して指示することになろう。
同時に、もし1個の優先リング構造のwiolation
が、CIP,SIP,もしくはCPUによる1個の禁止
された要求の結果として生じたとすると、これは
PROV(protection violation)によつて指示され
よう。 制御論理装置417は、また、メガ・バスから
キヤツシ/MMU装置への伝送群を模写し、か
つ、中央サブシステム中の要素群へ導かれている
入力群FICNTRL0:10を、直接FIFOから受信す
る。該入力群は、FIFO505の出力群として、
第12図に示されている。すなわち、FIMREF,
FIBYTE,FISHBC,FILOCK,FIDBPL,
FIDBWD,FIREDR,FIREDL,および
FIYELO以上である。これら信号のいくつかの諸
functionalityについては、これまで記述されてい
ないが、FIBYTEおよびFIDBWDの
functionalityは、ローカル・バスと関連して説明
されたように、それぞれBYADおよびDBLWと
対応していることについては、留意さるべきであ
ろう。信号群のうち、FIREDR,FIREDLおよび
FIYELOは、ともに同じバス・サイクルに伝送さ
るべきデータの完全性を規定するものである。
FIREDLは、それが「真」のときは、随伴する伝
送されたデータはエラーであることを指示する。
該信号は、システム記憶装置によつて、リターン
されたleft most wordにおける修正不能なエラ
ー(2語が並列でリターンされた場合)を指示す
る1個の読み出しに応答するために使用される。
もし、ただ1個のワードのみがリターンされた場
合は、それはleft most word不能のパリテイ・
エラーがあげられる。FIYELOは、それが第2回
目半のバス・サイクル期間中〔真〕であるときに
は、随伴する伝送された情報が正しいこと、しか
し、エラー修正操作が実行されたことを指示す
る。このように、FIYELOは、修正されたパリテ
イ・エラーのようなソフトウエアにおける誤りを
指示し、かつ、その誤りが修正不能になる前に修
正操作が考慮さるべきであるという意味にとられ
る。たとえば、1個のEDAC(error detection
and correction)であると考えられる。FIREDR
は、それが〔真〕であるときは、同様に、随伴す
る伝送された情報はエラーであることを指示す
る。該信号は、記憶装置によつて、リターンされ
たright most wordにおける修正不能なエラー
(2語が並列でリターンされた場合)を指示する
1個の読み出し要求に応答するために使用され
る。FIREDRおよびFIREDLをして「真」ならし
めるエラーの1例としては、リターンされたデー
タの適切なワード群中にある修正不能記憶装置が
用いられるときは、FIYEL0は、それが「真」
である場合に、1個の単一ビツト・パリテイ・エ
ラーが、該記憶装置によつて検出され修正された
ことを指示する。 FIDBPL(double pull)の機能は後に説明され
るが、これは、一般に、1個のバス・サイクル期
間中に並列に伝送される2個のワードの代りに、
2個のバス・サイクルが1個ずつワードを連続し
て使用せねばならないことを指示するものであ
る。制御論理装置417の出力群は、キヤツシ制
御信号群CACNTRL0:10であることが指示され
るものをふくんでいる。これらの信号群は、上述
のFICNTRL0:10信号群と同じステータスの信
号群で、CAMREF,CABYTE,CAWRIT,
CASHBC,CALOCK,CADBPL,CADBWD,
CAREDR,CAREDLおよびCAYELOからなつ
ており、第12図に示されているメガ・バス・ア
ダプタによつて、メガ・バスに向いもしくはメ
ガ・バスから伝送されている。 deta−coming−now出力群、DCNNCP,
DCNNSI,およびDCNNCIは、1個の応答サイ
クルが、キヤツシ/MMU装置からCPU,SIPも
しくはCIPへそれぞれ、向けられていることを指
示する。これら信号群は、それぞれに対応する処
理装置で受信されると、該処理装置の適当なレジ
スタ群に、伝送されたデータ、アドレス、および
制御信号群をクロツクするためのイネーブル群と
してふるまう。 第11図に集合的に示されるLBINTEGRITY
線路は、信号群LBREDR,LBREDL,
LBYELO,LBUARL,LBUARRおよび
LBPROVと照合し、これら信号群はCIP,SIPも
しくはCPUに伝送されて、伝送されたデータの
条件を指示する。 信号INPNDGは、単にキヤツシ(・メモリ)
とCPUとの間で転送されて、CPUに対して、現
に存在する優先レベルよりも高い優先順位の1個
の割り込みが、メガ・バスおよびMMUに受入れ
られたことを指示する。信号群MYCHN1およ
びMYCHN2は、キヤツシ/MMU装置から
CPUに転送されて、CPUに対してそれを割り当
てられるチヤネル番号を知らせる。これらの線路
群は、それぞれ、上述のごとくキヤツシ/
MMU・デフアイニングに存在する1個の
HXRTRY(16進法ロータリ・スイツチ)の21
および22の出力群と、キヤツシ/MMU装置の
マニユアルによつて割り当てられたチヤネル番号
群と、キヤツシ/MMU装置に連動する処理装置
群とを代表する。 制御論理417によつて発生される信号
LBACKRは、よく知られているNAK信号を、
メガーバス上の装置群からCPUに転送する。
LBACKRは1個の2進法信号で、2つの状態を
有している。その1つは1個のACKもしくは応
答の欠落を指示し、他は1個のNAKを指示す
る。 第11図において最後に示される信号は
CALKNCで、システム記憶装置への1個のロツ
クされた記憶読み出し要求期間中だけアクテイヴ
状態になつている。LBLOCKが「真」で、1個
のアドレスされた記憶位置がキヤツシ(・メモ
リ)の中に存在するときは、CALKNCは該シス
テム記憶装置に、要求されている1個の実読み出
し動作を行わずに、そのロツク・フロツプをセツ
ト/クリアせよと指令し、また、キヤツシ/
MMU装置にデータを返送しないようにと指令す
る。本発明に係るシステムが、さまざまな型の記
憶モジユール(これ以後に説明されるであろう。)
をふくむことができるので、CALKNCへの該記
憶モジユールの応答もさまざまなものになろう。 第13図、第14図および第15図は、ローカ
ル・バスに向つて、それぞれCPU,CIPおよび
SIPのインターフエースとなるものを、ブロツ
ク・ダイアグラムの形で示したものである。
CPUの構造についての立入つた説明は、本発明
の詳細な説明の第1項にのべられているので、こ
こでは繰返さない。本発明の理解のためには、単
に第13〜15図に示されたインターフエイス要
素群を考察することで十分である。 まず、第13図についていうと、CPUインタ
ーフエイスは、1個の専用インターフエイス・レ
ジスタ451を有し、これはローカル・バス・ア
ダプタによつてローカル・バスをこえてCPUに
伝送された信号群RQGTCPとDCNNCPとを受
信する。ここで、RQGTCPは、1個の特定なバ
ス・サイクル期間中、CPUから1個の目的装置
へ情報伝送を開始するための1個のイネーブル信
号としてふるまう。信号DCNNCPの方は、ロー
カル・バスをこえて情報を受信するために、第1
3図にあるインターフエイス要素群をイネーブル
な状態にする。 第13図に示されるレジスタ群によつて受信お
よびもしくは伝送される信号群の諸規定は、
CPU仮想アドレス・レジスタ453を除いて、
すでに記述されている。該レジスタ453は、
CPVADR0:23と名付けられている23個のアド
レス・ビツトを伝送するが、これらは、CPUに
よつて1個の記憶照会が開始されるときには1個
の仮想アドレスと対応し、1個の非・記憶装置に
1個のI/Oもしくは他の通信が要求されている
ときには1個の目的装置チヤネル番号に対応して
いる。CPBYADの出力は、1個の単一ビツト信
号で、1個の照合がバイト1もしくはバイト2の
いずれに向つてなされるかを指示する。 CPU・ステータス・レジスタ455は、全シ
ステム中の他の要素群の条件を、CPUに知らせ
る入力信号群を、主として受信している。該ステ
ータス・レジスタは、CPPRZTによつて、全シ
ステムにおける1個の動作中のCPUの存在を報
告する。 CPUコマンド・レジスタ457は、1個の3
ビツト・ローカル・チヤネル番号と、コマンドデ
ータの6ビツトとをふくむ9ビツト・コマンド群
を発生する。CPUはデータの受・送信の両方が
可能なので、CPUには1個のCPUデータ入力レ
ジスタ459と1個のCPUデータ出力レジスタ
461の両方がふくまれている。該CPUデータ
出力レジスタ461に図示されているように、デ
ータの32個のビツトが1個のデータ受信部分に入
り、4個のパリテイビツトが1個のパリテイ・ビ
ツト部分に転送される。これと同じ手段、たとえ
ば、該4個のパリテイ・ビツトがCPUデータ入
力レジスタ459の中に複写され、さらに実際に
は、2個のデータ・ワードを同時に送・受信する
システムのあらゆる要素にふくまれている。最後
に、CPU記憶照合制御レジスタ463は、CPU
によつて要求される動作の型を記述し、アクセス
さるべき1個のアドレスされたデータ・ワードの
中でバイト群を規定する。 第14図と第15図は、CIPおよびSIPのロー
カル・バス・インターフエイス部分を、ブロツ
ク・ダイアグラム形式で図示している。CIPおよ
びSIPにふくまれる他の多くの他要素について、
第14図および第15図に提示されているもの以
上の詳細は、本発明に係る目的、構造および機能
の理解のためには不必要であり、また、通常の従
来技術によつて十分に理解されるものである。 第14図についていえば、CIPへの要求許可信
号(RQGTCI)は、1個のバス・サイクルがCIP
に与えられたことを信号し、ローカル・バスをこ
えて情報を伝送することを可能な状態にする。信
号DCNNCIは、CIPに対し、1個のバス・サイク
ルがCIPに向けられていることを知らせ、また、
データが該バス・サイクルに伝送されていること
を知らせる。かくて、DCNNCLは、CIPのイン
ターフエイス部分を、ローカル・バスをこえて伝
送されてくる情報を受入れるようにイネーブルな
状態におく。第15図は、ローカル・バスをこえ
て、システムの中に他の要素群に情報を受・送信
するためのSIP内におけるインターフエイス装置
を、ブロツク・ダイアグラム形式で示したもので
ある。ここに具体的に例示しているように、
RQGTSIは、要求許可レジスタによつて発生せ
しめられ、ローカル・バスをこえてSIPに伝送さ
れるときに、SIPが第15図に図示されている該
レジスタから該ローカル・バスに情報を伝送する
ために、イネーブルな状態にあるようにする。
SIPへの1個の情報伝送に随伴する信号DCNNSI
は、該図示されたレジスタ群が、該ローカル・バ
スから情報を受入れるために、イネーブルな状態
にあるようにする。 1個のメガ・バス・インターフエイス部分、す
なわちメガ・バス・アダプタは、FIFO・メモリ
から上に引用された出力群、メガ・バスから伝送
されたデータの32ビツトMBDT0:32と、伝送さ
れたメガ・バス・アドレスFIAD0:24を供給す
る。同様に、ローカル・バスから伝送されたデー
タLDTR0:32と、ローカル・バス・アドレス
LBAD0:24と、制御信号群たとえばCAMREF,
CABYTE,CAWRITなど制御論理417(第
11図)によつて発生されたものとは、第12図
に図示されている装置によつて、メガ・バスへと
伝送される。 第12図を詳細に考察する前に、第16〜18
図のある部分について考察しておくべきだと思わ
れる。なぜなら、第16〜18図には本発明に係
るデータ処理システムに使用するに適した記憶モ
ジユール群106のインターフエイス部分が、ブ
ロツク・ダイアフラム形式で図示されているから
である。上に説明されているように、該ローカ
ル・バスは、1個の中央サブシステムの中に並列
して、データの32ビツトを伝送する能力を有して
いる。同様に、該メガ・バスも、32個のデータの
ビツトを並列で双方向に伝送することができる。
しかしながら、該システムの特徴として、該メ
ガ・バスは、16個のデータ・ビツトを並列に伝送
するしか能力のない記憶モジユール群もしくは他
の処理装置群と、インターフエイスするほかはな
い。したがつて、もし1個の中央サブシステム
が、キヤツシ/MMU装置103への1個のバ
ス・サイクル期間中に、該メガ・バスをこえて記
憶モジユール106に向けて、データの32ビツト
を伝送するように導くとすれば、該キヤツシ/
MMU装置および特に該メガ・バス・アダプタは
2個のバス・サイクルを発生し、その各サイクル
に16ビツトを伝送することになろう。同じよう
に、もし1個の16ビツト記憶モジユールが、2語
もしくは32ビツトに対する1個の読み出し要求に
応答せんとすれば、該メガ・バス・アダプタは2
個のメガ・バス・サイクルを伝送している記憶モ
ジユールに与えて、要求された32個のデータ・ビ
ツトのすべてが、1個の32ビツト並列データ・フ
イールドの中に伝送され、かつ、アセンブルされ
るようにすることになろう。 第12図についていえば、メガ・バス501
は、1個のトランシーバ・ネツトワーク503
に、バス・データBSDTの32ビツト(4個のパリ
テイ・ビツトを加える)と、1個の24ビツトバ
ス・アドレスBSAD(1個のパリテイ・ビツトを
加える)および多数の制御信号群を伝送する。該
メガ・バス上の装置群の1個が、該メガ・バスを
介して情報を特定の中央サブシステムのメガ・バ
ス・アダプタに伝送するときには、該メガ・バ
ス・トランシーバ群503は、たとえば、データ
BSDTの32ビツトのFIFO505に向けての伝送
を、イネーブルな状態にする。しかし、該伝送が
キヤツシ/MMU装置から1個のメガ・バス上の
装置へとなるときは、データLDTR0:16および
MYDT0:16の32ビツトが、トランシーバ群50
3を介して、メガ・バス・データ線路群BSDTに
転送される。 さらにもう一例としては、メガ・バスをこえて
キヤツシ/MMU装置に向けて1個のメガ・バス
装置から伝送される制御信号BSBYTEは、トラ
ンシーバ群503を介してFIFOに伝送される。
1個の中央サブシステム出力については、該中央
サブシステム内で発生される対応信号すなわち
CABYTEは、トランシーバ群503を介して、
メガ・バス501のBSBYTE線路に結合される
ことになる。 該メガ・バス内にふくまれる制御信号の多く
は、前に説明されたローカル・バス制御信号群の
複写群である。それゆえ、これらの信号の一般的
な機能は、上述の説明から直ちに明白に理解され
るであろう。これらの信号にふくまれるものは、
BSREQT,BSDCNN,BSWAIT,BSLKNC,
BSQLTA,BSMCLR,BSPWON,BSRINT,
BSDT,BSAD,BSMREF,BSBYTE,
BSWRIT,BSSHBC,BSLOCK,BSDBWD,
BSREDR,BSREDL,および、BSYELOであ
る。残りの制御信号群については、さらにもつと
詳しく説明されるであろう。 信号BSREQEは、該メガ・バス上の1個の高
い優先順位にある装置から、1個の高い優先順位
にあるバス要求を指示する。該信号は、それが
「真」であるときには、該メガ・バス上の高い優
先順位にあるグループの1個もしくはそれ以上の
装置が、1個のバス・サイクルを要求したことを
指示する。それが「偽」であるときには、該信号
は、高い優先順位にある装置群からの要求待ちが
全くないことを指示する。また、信号BSREQL
は、それが「真」であるときには、該メガ・バス
上の低い優先順位にある1個もしくはそれ以上の
装置が、1個のバス・サイクルを要求したことを
指示する。同じように、それが「偽」であるとき
には、該信号は、低い優先順位にある装置からの
要求待ちが全くないことを指示する。 該メガ・バス上の装置群が、高い優先順位のグ
ループおよび低い優先順位のグループの双方にグ
ループ化されるという概念は、本発明の一部をも
構成しない。特定の装置群が、データ処理システ
ムの設計に応じて、さまざまな優先順位のレベル
に割り当てられるということは、従来技術におい
てよく知られているところだからである。たとえ
ば、1個の中央処理装置は通常1個の低い優先順
位を与えられ、その場合1個の記憶装置は1個の
高い優先順位を与えられるであろう。そのような
優先順位の構成は、該記憶装置が1個の記憶読み
出しに応答してデータを伝送しうる場合は、いつ
でも、1個のバス・サイクルが、(他の)1個の
バス・サイクルが該中央処理装置に与えられる以
前に、該記憶装置に与えられることを保証してい
るのである。かかる構成の背後にある原理は、該
中央処理装置が該記憶読み出しを発した後で、要
求された情報を待つことになるということにあ
る。 データ線路BSTIEは、メガ・バス・サイクル
群に対する要求群の間でアービトレイト(裁定)
するため、および、該メガ・バス上のどの装置が
次のメガ・バス・サイクルを与えられるかを決定
するために使用されているもう1つ別の優先順位
をもつ信号群の1グループを代表する。該
BSTIE線路で代表される信号群グループには
BSIUOK,BSHUOKおよび、BSGUOKなどが
あつて、それらは該メガ・バスに沿つて専用の線
路群をパスし、各メガ・バス装置が1個のメガ・
バス・サイクルを要求できるようにするか、もし
くは、それ自身に通常の仕方でアクセスを与える
ことができるようにする。メガ・バス装置群とキ
ヤツシ/MMU装置の内部にアクセスする1個の
オーダード・システムを可能にするtie−
breakingルーチンを実行するために適した1個
の装置および方法は、ミユその他に1976年9月27
日付で特許され、「データ処理装置と結合する1
個の非同期共通バス回路をこえてデータ伝送を行
うための同期技術」なる発明の名称を有する米国
特許第4050097に詳しく記述されている。該特許
は、本発明の被譲渡人に譲渡され、その開示され
た明細は、参考のためにここに挿入されている。
キヤツシ/MMU装置とメガ・バス装置群との内
部にあるtie−breaking装置の詳細な動作は、本
発明の主題を完全に理解するためには必要がない
ので、ミユその他の特許における開示は、該tie
−breaking装置内で採用されているタイミング
序列と操作要素群を詳細をみる場合に依存しうる
ものとして、これ以上かかる詳細についてはここ
に説明されないであろう。 信号群BSACKRおよびBSNAKRは、前に説
明した信号LBACKRの数値に対応している。そ
れゆえ、BSACKRは、1個のスレーブが1個の
マスターからの1個の伝送を受入れて、キヤツ
シ/MMU装置を介して、中央サブシステム処理
装置群の1個によつてBSACKRに導かれる1個
の読み出し、もしくは、書き込みにしたがう1個
の記憶モジユールによつて発せられうることを指
示する。同じようにして、BSNAKRは、該スレ
ーブが、特定のスレーブ装置に特有である諸理由
によつて、伝送を拒否していることを指示する。
一般的にいえば、BSNAKRは、自らのとる特有
な作動が、1個のソフトウエア規定となるよう
に、ソフトウエア・ビジブルの状態にされるので
ある。 BSACKR,BSWAITもしくはBSNAKRを発
する1個のアドレスされたスレーブ装置に加え
て、該スレーブ装置がいかなる応答といえども発
しないという、付加的な可能性が存在する。かく
て、もし該メガ・バスアダプタを介して
BSDCNNの発信から数マイクロ秒経過し、1個
のデータ伝送が1個の特定のバス・サイクル期間
中に該スレーブ装置に実行され、かつ、該スレー
ブ装置からはなんの応答もこないことを指示する
ときは、該システム中にはアドレスされたスレー
ブ装置が存在しないという推定がなされる。各シ
ステムは、該メガ・バスに対して少くとも1個の
デツトマン・タイマを有しており、それはスレー
ブ装置が見当らないときには代つて1個のNAK
を発するのであろう。デツドマン・タイマの供給
と操作については、従来のデータ処理技術におい
てよく知られている。 BSWAIT応答についてさらに説明すれば、1
個のBSWAIT応答を受信した1個のマスター装
置は、上に引用したtie−breaking回路を介して、
直後にくるバス・サイクルをとりあう。 残りのメガ・バス信号群のfunctionalityを説明
する前に、第16図、第17図および第18図と
第12図との関係をのべておこう。 第16−18図は、キヤツシ/MMU装置およ
び中央サブシステムとインターフエイスするため
のメガ・バスと結合しうる、3種の異るタイプの
記憶モジユールを示している。第16図は、1個
の単一幅、単一プルの記憶モジユールの中にある
レジスタ群を、ブロツク・ダイアグラム形式で示
したものである。ここで具体的にのべられている
ように、1個の単一幅、単一プル記憶装置は、16
個のデータ・ビツトを並列に送・受信し、かつ、
1個の記憶読み出しに応答して1個の2回半バ
ス・サイクルのみを発することが可能な、1個の
メモリをふくんでいる。第16図に示されたイン
ターフエイス・デバイスは、1個のデータ入力レ
ジスタ601、データ出力レジスタ603、アド
レス入力レジスタ605および応答・目的エンコ
ーダ607をふくむ。上述のように、該メガ・バ
スに結合された1個の装置たとえば中央サブシス
テムが、1個の単一幅、単一プル記憶装置の1個
の記憶読み出しを要求するときには、アドレス情
報の24ビツトすなわちBSAD0:25がアドレス入
力レジスタ605に伝送され、要求装置のチヤネ
ル番号がリード線群BSDT0:32上をデータ入力
レジスタ602に向つて伝送される。該記憶モジ
ユールは、指定された位置を読み出そうとして、
もし成功すれば、要求装置のチヤネル番号を、応
答・目的エンコーダー607を介して、アドレ
ス・フイールドBSAD0:24に導き、かつ、デー
タの16ビツトをデータ出力レジスタ603に結合
させることになろう。該記憶モジユールは、
BSREQTを「真」にさせる記憶応答レジスタ6
09を介して1個のバス・サイクルを要求し、も
し、該モジユールが該tie−breaking回路を介し
て1個のバス・サイクルを確保し、かつ、信号群
BSTIEが受信されてバス誘先レジスタ611を
介して伝送されるならば、データ出力レジスタ6
03にあるデータと、応答・目的エンコーダ60
7にある目的装置チヤネル番号は、メガ・バス上
に伝送されることになろう。第16図に図示され
ているような、単一幅・単一プル記憶装置のため
のインターフエイス装置は、そこに指示されてい
るように、該メガ・バスとのインターフエイスと
向いあつている記憶モジユールの動作を制御する
ための多様な信号群を受・送信する、1個のシス
テム・ステータス・レジスタ613および1個の
伝送制御レジスタ615とをさらにふくんでい
る。 第17図は、該メガ・バスにさらに結合されう
る1個の単一幅、単一プル記憶装置とよばれるも
のに対するインターフエイス・デバイスを、ブロ
ツク・ダイアグラムの形式で図示したものであ
る。この型の記憶モジユールは、第16図の記憶
モジユールと本質的に同一の仕方で動作するが、
該モジユールは、データ入力レジスタ621およ
びデータ出力レジスタ623を介して、並列にデ
ータの16ビツトをその仕方で受・送信している。
また、記憶応答レジスタ625は、第16図に図
示されている記憶モジユールの記憶応答レジスタ
609と全く同じ信号群に反応する。同様に、応
答・目的エンコーダ627は、入力レジスタ62
9およびシステム・レジスタ631をアドレス
し、また、バス優先レジスタ633は、第16図
における対応する信号群と同じ信号群を受・送信
する。 第16図の該単一幅、単一プル記憶モジユール
と、第17図の該単一幅、二重プル記憶モジユー
ルとの大きな相違は、伝送制御レジスタ635に
みられる。第16図における記憶モジユールの伝
送制御レジスタ615の入力群と出力群のすべて
を有する以外に、第17図の伝送制御レジスタ6
35は、付加的な信号BSDBPLを受信する。こ
のBSDBPLは、それが「真」であるときには、
もし要求されているアドレス群が1個の記憶モジ
ユールの境界を拡張したり、または、次のアドレ
スがシステム記憶装置の中に実際に存在したりし
なければ、該単一幅・二重プル記憶モジユール
に、1個の読み出し要求に応答した2個の2回半
バス・サイクルを発生するようにさせる。かく
て、1個の読み出し要求に応答する1個の16ビツ
ト・ワードを単に伝送する代りに、単一幅・二重
プルは、BSDBPLが「真」であるときには、
各々が1個の異る2回半バス・サイクルと連動す
る2個の連続した16ビツト・ワード群を伝送する
ことになろう。単一幅・二重プル・モードで伝送
することの利点は、通常の従来技術において容易
に明らかになるところである。なぜならば、1個
の記憶要求が2個のデータ・ワードの伝送開始を
可能にすることによつて、記憶要求の経費を節減
することになるからである。 第18図は、該メガ・バスと1個の第3の型の
記憶モジユールをインターフエイスするために使
用される1個の装置を、ブロツク・ダイアグラム
形式で図示したものである。この第3の型の記憶
モジユールは、二重幅記憶装置とよばれており、
二重幅、単一プル操作(1個のバス・サイクル期
間中、並列にデータの32ビツトの伝送をするこ
と)が可能である。 該メガ・バスおよび第18図に示された該二重
幅メモリにおける記憶応答レジスタ50、応答・
目的エンコーダ643、アドレス入力レジスタ6
45、システム・ステータス・レジスタ647、
バス優先レジスタ649との間に伝送される信号
群は、第16図および第17図に図示されている
記憶モジユールにおける対応する信号と同一のも
のである。しかし、いくつかの相違が、データ出
力レジスタ651と、データ入力レジスタ653
と、伝送制御レジスタ655に存在する。 その相違の第1は、該データ出力レジスタ65
1および該データ入力レジスタ653は、ここで
は、データの32ビツトを並列に処理することがで
きる。次にまた、該メガ・バスと伝送制御レジス
タ655の間には、第17図のインターフエイ
ス・デバイスで伝送される信号以外の3個の付加
的信号が伝送されている。これらの信号は、
BSLKNC,BSRESQ,SSPBWDである。
BSLKNCのfunctionalityについては、前にロー
カル・バスと信号CALKNCとに関連して説明さ
れている。信号BSDBWDは、それが〔真〕であ
るときには、記憶要求が、該記憶モジユールに書
き込まれるか、または、該記憶モジユールから読
み出されるデータの32ビツトを並列にふくんでい
る。さらに、1個の二重幅記憶モジユールの伝送
制御レジスタ655は、信号BSRESQを受・送
信し、このBSRESQは1個の応答する記憶モジ
ユールによつて「真」になるようにドライブさ
れ、該記憶モジユールは、記憶要求デバイスに向
つて記憶が32ビツト幅のデータ伝送を収納する容
量を有していることを指示するBSACKRと協同
して、32ビツトの並列データ伝送することが可能
である。 本発明の特徴として、該メガ・バス・アダプタ
が1個の中央サブシステムを、第16,17,1
8図に関連して説明されている3種の型の記憶モ
ジユールのうち、どれにでも通信できるようにし
ていることがあげられる。この手段は、いかなる
特定の型の記憶モジユールとの通信を認識し、も
しくは、責任を負わねばならないCPU,SIPまた
はCIPがなくても達成される。かくて、もしCPU
がシステム記憶装置から1個の二重幅読み出しを
要求するときは、メガ・バス・アダプタは、要求
されたデータの32ビツトをもつて、それらが単一
幅・単一プル記憶装置、単一幅・二重プル記憶装
置もしくは二重幅記憶装置のどれに貯蔵されてい
るかには関係なく、応答することになろう。これ
は、制御記憶群、BSDBPL,BSDBWD,
BSRESQの特定の数値を発生し、かつ、認識す
る該メガ・バス・アダプタによつて、他の制御信
号群とともに以下の仕方で達成される。 もし、中央サブシステム処理装置群のうちの1
個が、並列に2個のワードの読み出しを要求する
ときは、該装置はローカル・バス・アドレス・フ
イールド(LBAD)のビツト0−22にある記憶
ワード・アドレスを供給する。信号群CASHBC
=0、CAWRIT=0、CADBPL=1および
CADBWD=1が与えられ、CAMREFが
〔0〕
へとセツトされる。キヤツシ/MMU装置は、ト
ランシーバ503を介して、該アドレスと、デー
タ・フイールドと、ローカル・バスからメガ・バ
スに供給される制御信号群とをふくむ信号群を伝
送し、また、該アドレスをアドレスされた記憶モ
ジユールに伝送する1個のバス・サイクルを発す
る。 またもし、アドレスされた記憶位置が単一幅・
単一プル記憶モジユールの中にあれば、記憶応答
は、要求するチヤネル番号をデータ・フイールド
BSADのビツト8−17に置き、また、データ(16
ビツト)の1個のワードをデータ・フイールド
BSDTのビツト0−15に置く。信号群、
BSMREF=0、BSWRIT=1、BSDBPL=0、
BSDBWD=0、BSLOCK=0、BSLKNC=0
が与えられ、BSLKNC=0が発生せしめられ、
また、BSSHBCが
〔0〕へとセツトされるであ
ろう。メガ・バス・アダプタは、該記憶モジユー
ルから返信された制御記憶群の組合から、データ
の16ビツトのみがリターンされたことを認識し、
かつ、前に伝送されたアドレスを1ずつ増分した
後に、要求されたデータの他の16ビツトを取得せ
んがために、もう1個の記憶読み出しを発するこ
とになるであろう。 さらにもし、応答する記憶モジユールが1個の
二重幅記憶モジユールであるときは、応答は次の
ように変るであろう。すなわち、データ・フイー
ルドBSDTはデータの32ビツトをふくみ、
BSDBWDは〔1〕にセツトされ、かつ、
BSDBPLは
〔0〕にセツトされるというように
なるであろう。キヤツシ/MMU装置は、記憶要
求が全部終つたことを認識し、該データはローカ
ル・バスを介して要求装置へ伝送することになろ
う。 該単一幅・二重プル記憶装置は、要求装置のチ
ヤネル番号をBSADのビツト8−17で、また、デ
ータの1語をBSDTのビツト0−16で伝送して、
BSMREF=0、BSWRIT=1、BSDBWD=0、
BSLOCK=0、およびBSLKNC=0、
BSSHBC=1およびBSDBPL=1となるように
セツトする。該モジユールは、同アドレス・フイ
ールドを有する1個の2回半バス・サイクルと、
BSDTのビツト0−15における次に要求されてい
るワードと、BSDBPLが
〔0〕にセツトされる
ことを除いて該制御信号群に対してと同じ数値群
とを伝送する。 該装置(メガ・バス・アダプタ)は、また、7
種の型の非・ロツク書き込み・サイクルを実行す
る能力を有している。書き込み要求の各々には、
バス・アドレス・フイールドBSADのビツト群0
−22が書き込まれるべき記憶ワード・アドレスに
セツトされる。まず、もしデータ中の1個のバイ
トが該アドレスにおいて始めに書き込まれるとす
れば、アドレス・フイールドBSADのビツト23が
0にセツトされ、データ・フイールドBSDTのビ
ツト0−7が書き込まれるべき該データにセツト
され、BSMREF,BSWRIT、およびBSBYTE
が〔1〕にセツトされ、BSSHBC,BSDBPL,
BSDBWD,BSLOCKおよびBSLKNCが
〔0〕
に等しくなるようにセツトされる。3種の型の記
憶モジユールはすべて、この第1の書き込みを実
行しうるものであり、かつ、1個のBSACKRも
しくはBSWAITのいずれかが発生するであろう。
またBSRESQは
〔0〕に等しくなろう。 第2の型の書き込みにおいては、アドレス・フ
イールドBSAD0−22中の記憶アドレスによつて
アドレスされるワードのright−hand byteが書き
込まれる。BSAD23は〔1〕に等しくセツトさ
れ、BSADのビツト8−15は書き込まれるべきデ
ータをふくみ、BSMREF,BSWRITおよび
BSBYTEは
〔0〕に等しくセツトされ、また、
BSSHBL,BSDBPL,BSDBWD,BSLOCK、
およびBSLKNCは
〔0〕に等しくセツトされる。
前と同様にここで、3種の型の記憶モジユールは
この書き込み要求を実行することができる。 第3の型の書き込みは、そこで1個のアドレス
されたワードのバイト0およびバイト1が書き込
まれるものをいう。BSAD23の数値は適切でな
く、データの16ビツトがビツト群BSDT00−
BSDT15、BSMREFにおいてデータ・フイール
ドの中にロードされ、BSWRITは〔1〕にセツ
トされ、BSSHBC,BSBYTE,BSDBPL,
BSDBWD,BSLOCKおよびBSLKNCは
〔0〕
に等しくセツトされる。この型の書き込みは、ま
た、3種の型の記憶モジユールにより、同じ仕方
で実行される。 第4の型の書き込みでは、ワードnのright−
handbyteと、ワードn+1のleft−handbyteと
が書き込まれることになる。ワードnのアドレス
は、BSAD0−BSAD22に置かれ、BSAD23は
〔0〕に等しくセツトされ、データはBSDT8−
BSDT23に置かれ、BSMREF,BSWRIT,
BSBYTE、およびBSDBWDは〔1〕に等しく
セツトされる。二重幅記憶装置群のみが、この書
き込み動作を、1個のバス・サイクルで実行する
ことが可能であり、また、もしアドレスされた位
置群が1個の二重幅記憶装置にふくまれていれ
ば、BSRESQは〔1〕に等しくセツトされるこ
とになろう。メガ・バス・アダプタは、そのよう
な場合には、それ以上なんの行動も要求されない
ことを認識するであろう。もし、該書き込みが、
1個の単一幅・単一プル記憶装置もしくは1個の
単一幅・二重プル記憶装置に導かれていたとする
と、BSRESQは
〔0〕のままでいる。なぜなら
ば、上記2個の記憶装置のいずれもが、信号線路
BSRESQをドライブすることはないからである。
このような例では、該メガ・バス・アダプタは、
ワードnのright−handbyteのみが書き込まれて
ることを認識し、かつ、他の1個の書き込み要求
を発してワードn+1のleft−handhyteに書き込
みを行わせるであろう。 第5の型の書き込み要求は、そこでワードnの
両方のbyteと、ワードn+1のleft−handbyteと
が書き込まれるものである。この例においては、
ワードnのアドレスは、アドレス・フイールド
BSAD00−BSAD22に置かれる。BSAD23は適切
でない。データは、BSDT0−BSDT23に置かれ、
BSMREF,BSWRITおよびBSDBWDは〔1〕
に等しくセツトされるが、一方では、BSSHBC,
BSBYTE,BSDBPL,BSLOCKおよび
BSLKNCは
〔0〕に等しくセツトされる。もし、
記憶装置が1個のの二重幅記憶装置であつて、ア
ドレスされた位置群がそのなかにふくまれていれ
ば、該記憶装置は、BSRESQを〔1〕にセツト
することによつて応答するであろう。またもし、
該記憶装置が1個の単一幅・単一プルもしくは、
1個の単一幅・二重プルの装置であれば、
BSRESQは第4の型の書き込みにおけると同じ
理由で
〔0〕に等しくセツトされ、一方、メガ・
バス・アダプタは、ワードn+1のleft−
handbyteに書き込みを行うための、1個の新し
い書き込み要求を発生することになろう。 第6の型の書き込みは、ワードnのright−
handbyteと、ワードn+1の両方のbyteとを要
求するものである。ワードnのアドレスは、
BSAD0−BSAD22に置かれ、BSDA23は〔1〕
に等しくセツトされ、データはBSDT8−
BSDT31に置かれ、BSMREF,BSWRIT,
BSBYTE,BDSPLおよびBSDBWDは〔1〕に
等しくセツトされ、さらにBSSHBC,BSLOCK
およびBSLKNCは、
〔0〕に等しくセツトされ
る。ここでもまた、もし書き込まれる記憶装置が
1個の二重幅記憶装置であれば、BSRESQは
〔1〕に等しくセツトされて、データの3種のバ
イトすべてが、1個のバス・サイクルに書き込ま
れたことを指示する。またもし、該記憶装置が二
重幅記憶装置でないときは、該メガ・バス・アダ
プタは、ワードn+1の2個のバイトに書き込む
ために1個の次の書き込み要求を発することにな
ろう。 最後に第7番目の型の書き込み要求は、データ
の2語もしくは32ビツトを書き込むためのもので
ある。ワードnのアドレスはBSAD0−BSAD22
に置かれ、BSAD23は
〔0〕もしくは〔1〕にセ
ツトされ、データはBSDT0−BSDT31に置かれ、
BSMREF,BSWRIT,BSDBPLおよび
BSDBWDは〔1〕に等しくセツトされ、さら
に、BSSHBC,BSBYTE,BSLOCKおよび
BSLKNCは
〔0〕に等しくセツトされる。第4
〜6番目の型の書き込みの場合のように、もし書
き込み記憶装置が1個の二重幅記憶装置のとき
は、BSRESQは該書き込みが成功すれば、〔1〕
に等しくセツトされる。もし、二重幅記憶装置で
ないときは、該メガ・バス・アダプタは、制御信
号群の数値から、データの最初の16ビツトのみが
ワードnに書き込まれたことを認識する。かく
て、該メガ・バス・アダプタは、ワードn+1に
BSDT16−BSDT31を書き込むために、1個の次
の書き込み要求を発生することになろう。1個の
次の書き込みサイクルが必要なことは、BSREQ
〔0〕に等しいということから明らかであろ
う。 ここで第12図に戻つて参照すると、信号線路
BSQLT0とBSQLT1とは、該メガ・バスの部分
であつて、一定の条件下で、実行内部論理テスト
の能力を供給する。該信号BSQLT0は、システ
ムのフイジカル・トツプで始まり、該メガ・バス
上の最初の装置にBSQLT1として入るが、そこ
で該信号は1個のANDゲートを介して、特定の
装置が該信号の論理テストを完了したことを指示
する1個の信号に、論理的に結合される。その特
定の装置からは、該ANDゲートの出力が、次の
装置へBSQLT0として送信され、こうしてこの
プロセスは繰返される。該信号は、該システムの
フイジカル・ボトムにおいて、それが「真」であ
れば、該システム中のあらゆる装置がその信号の
論理テストに成功したことを指示する。常駐論理
テストをふくまない装置群は、BSQLT1および
BSQLT0を内部的にみな接続していなければな
らない。信号線路BSQLTAは該メガ・バスの全
径路を走り、該システムのボトムからCPUの制
御パネルに、完了した論理連関と論理テスト信号
とを運ぶ役割りを果す。このCPUの制御パネル
において、該信号は1個の適当なデイスプレイに
接続される。BSQLTAは、該システム内のすべ
ての装置が正しく動作しているときには、ふつう
「偽」であるが、論理テストの始めにおいては
「真」にセツトされることになる。該システム内
のすべてのクオリテイ論理テストが成功に終る
と、BSQLTAは「偽」に戻る。E・ウエイン・
キヤロル他によつて、1980年4月15日に出願受理
され該出願の被譲渡人に譲渡された「1個のデー
タ処理システムの動作完全性を決定するための自
己評価システム」と題する、米国特許出願番号
140621は、該コンピユータ・システムにおける1
個のクオリテイ論理装置に関連している。 信号BSEXTCおよびBSTIMPは、該メガ・バ
スにおいて使用されているその他の信号で、本発
明には特に関係がない。BSTIMRは、該システ
ムにおける各動力供給源を介して、1個の特定な
カード・ケージに供給され、線路の各周波数(60
Hzもしくは50Hz)でa positiue transitionを供
給する。 メガ・バス・アダプタは、中央サブシステム
に、それにふくまれているCPU,SIPおよびCIP
がシステム記憶装置に書き込みと読み出しをする
ための能力と、該メガ・バス上の他の装置群にコ
マンド群を伝送するための能力とを供給する。該
メガ・バス・アダプタは、2個のほとんど相互に
独立なデータ径路を有している。第1のデータ径
路は、中央システム装置に情報を指示することを
可能にし、該情報が該メガ・バスに接続されてい
る装置群によつて発生せしめられ、該メガ・バス
からローカル・バスにパスすることを可能にして
いる。これは、たとえば、4個の72ビツト情報レ
コードもしくは情報伝送を記憶する容量を有する
FIFO記憶レジスタによつて達成される。FIFO5
05は、1個の情報伝送が該中央サブシステムに
導かれるときと、1個の主記憶装置書き込みが実
行されるときはいつでも、メガ・バス・データ
BSDT00:32とメガ・バス・アドレスBSAD00:
23およびメガ・バス・制御信号群BSMREF〜
BSYELOを受信する。この場合、情報はFIFOに
書き込まれると、他のさしあたつての行動はとら
れない。このことによつて、ローカル・バスとメ
ガ・バスとがほとんど完全に非同期的に動作する
ことが許され、従来技術によつて認められている
ように、これは上記両バスの能率を大いに高める
ものである。 該FIFO505に記憶された情報は、該ローカ
ル・バスに、データMBDT0:32、アドレス
FIAD0:24および制御信号群FIMREF〜
FIYELOとして伝送されうる。前に説明されたよ
うに、キヤツシ・データ入力マルチプレクサ40
1(第11図)はメガ・バス・データMBDT0:
32を受信し、仮想アドレス入力マルチプレクサ4
05はメガ・バス・アドレスFIAD0:24を、そ
れがFIFO405から伝送されたときに受信し、
また、メガ・バス制御信号群は制御論理417
に、それが共通線路FICNTRL0:10によつて指
示されたときに伝送される。 書き込みアドレス・レジスタ507は、FIFO
505へのメガ・バス情報のロードを記録し、読
み出しアドレス・レジスタ509は、第11図に
示されるごときローカル・バス・アダプタに、
FIFO505に記憶されている情報の伝送を記録
する。メガ・バス書き込みデイテクタ511は、
入力群BSWAIT,BSNAKR,BSACKR,
BSDCNN,BSWRITおよびBSMREFを受信し、
該信号群中に一定のパターンを探知すると、
FIFO制御513への1個のロード・コマンドを
発生する。もし、FIFO505に最後に記憶され
た情報が保管されれば、該FIFO制御513は
WRTINCによつて代表される書き込み制御信号
群を発生し、それらを該書き込みアドレス・レジ
スタ507に供給して、該メガ・バス501から
トランシーバ群503を介して伝送された次段の
情報を、それが該FIFO505における次に使用
可能なアドレスに貯蔵せしめる。しかし、もし該
FIFO505にそれ以前に書き込まれた情報が保
管されていなければ、次に伝送される情報は、最
後に伝送された情報上に書き込まれることが許さ
れよう。 FIFO制御装置513もまた、代表的な
REDINC信号を発生して、それを該読み出しア
ドレス・レジスタ509に供給して、該FIFO5
05から該ローカル・バス・アダプタ内の適当な
受信装置群への情報伝送を制御する。 該FIFO505に記憶される情報伝送群の型と
しては、たとえば、該メガ・バスに結合された他
の処理装置を介して該メガ・バスに結合されてい
る主記憶モジユールへ導かれるごとき、主記憶書
き込み群があげられる。上述のように、キヤツ
シ/MMU装置は、かかる主記憶書き込みが実行
されるごとに、いつでも更新されねばならず、該
データは、メガ・バス書き込み・デイテクタ51
1が1個の主記憶書き込みを探知するごとに、い
つでもFIFO505に補捉されることになる。該
補捉された情報は、FIFO505を介してシフト
されて、もし必要があれば、キヤツシ・メモリを
更新するためのローカル・バス・アダプタに伝送
されるように、1個のローカル・バス・サイクル
に対する1個の要求を開始するであろう。 FIFO505に補捉される第2の型のサイクル
は、該メガ・バスに結合された1個の処理装置を
介して原発生され、中央サブシステムのSIPまた
はCIPへと導かれる、1個のテスト・コマンドが
ある。かかるテスト・コマンドは、該メガ・バス
上に置かれているときは、そのフオーマツトにお
いて、1個のI/O動作に類似しており、該テス
ト・コマンドが導かれる先のSIPまたはCIPのチ
ヤネル番号を保有するにいたる。もし、該チヤネ
ル番号が該中央サブシステムに位置されているチ
ヤネル番号を表していることが確認されれば、該
情報はFIFO505に補捉されることとなるであ
ろう。それは、また、1個のFIFO要求が該ロー
カル・バス上に送信されるようにし、かつ、適当
な情報がアドレスされたCIPまたはSIPに伝送さ
れるようにもするものである。 FIFO505に補捉される第3の型の伝送は、
中央サブシステムのCPU,SIPもしくはCIPを介
して伝播される1個の読み出し要求への1個の
I/O応答または記憶応答である。かかる応答
は、情報列の1個のフアースト・イン・フアース
ト・アウト・オーダである。そして、1個の記憶
応答またはI/O応答が該メガ・バス上で1個の
2回半バス・サイクルの形式をとるので、かかる
応答は該FIFO505によつて受入れられ、もし
それが1個の記憶装置で原発生した場合は、それ
はローカル・バス・アダプタと、要求処理装置お
よびキヤツシ・メモリへと送信されることになろ
う。 該FIFO505とメガ・バス書き込みデイテク
タ511とFIFO制御装置513との、もう一つ
の特徴は次のようである。すなわち、該FIFO5
05の記憶容量が限界を超えないように保証しよ
うとして、該FIFO505から該キヤツシ・メモ
リまたは該ローカル・バス・プロセツサ群に情報
を伝送することを、該ローカル・バス・アダプタ
に強制するために、上記505,511および5
13が動作するということである。このことは、
該メガ・バス・アダプタが、該ローカル・バスか
ら離して該キヤツシ・メモリを制御することと、
中央サブシステムの外にある処理装置群を介して
それ以前に探知された主記憶書き込み群に対応す
る該キヤツシ・メモリにおいて、更新を行うのに
必要なコマンド群を発生せしめることの、双方に
よつて達成されるのである。これらのキヤツシ更
新は、該FIFOを空にするか、それがもはや1個
の主記憶書き込みに対応する情報をふくまないこ
とを探知するのに必要な限り何回でも実行され
る。該FIFOがオーバフロウをする可能性がある
のは、該メガ・バスに結合された1個の中央サブ
システムの優先順位が、該メガ・バス上の他の処
理装置にくらべて低位であり、それゆえに、該メ
ガ・バス・アダプタが、多数のメガ・バス情報伝
送群がFIFO505に記憶されうるように拡張さ
れた時間に、少しでも該メガ・バスにアクセスし
てしまおうとすることからくるのである。信号
FIFOMTは、それが「偽」であるときには、該
FIFO505が空でないことを指示し、かつ、要
求アービトレーシヨン・ネツトワークに供給され
て、1個のローカル・バス・サイクルが該FIFO
に与えられるようにする。 第12図に示されるように、該メガ・バス・ア
ダプタ内のデータ径路で、該ローカル・バス・ア
ダプタにメガ・バス・データを伝送するためのも
のは、2個の副径路に分割されている。データの
16ビツト(MBDT0:16)は1個のORゲート5
15を介して伝送され、他のデータの16ビツト
(MBDT16:16)はマルチプレクサ517を介し
て伝送される。ORゲートへの入力群515は、
割り込み・レジスタ519からのMBIN0:16
と、2回半バス・サイクル・レジスタ521から
のMBSH0:16と、FIFO505からくる
FIDT0:16である。該マルチプレクサ517へ
の入力群は、該FIFO505から伝送される左側
および右側データ・ワード群、すなわち、それぞ
れFIDT0:16とFIDT16:16とである。 割り込みレジスタ519は、該メガ・バス・ア
ダプタが、該メガ・バスから伝送される1個の割
り込みを一時的に貯蔵しうるようにして、さらに
CPUが、1個の割り込み可能な状態を引き受け
る以前にそれが実行するいかなる現行指令をも完
全に遂行することを可能にする。これは、いくつ
かのCPU記憶サイクルを切りはなし、割り込み
レジスタ519を供給することによつて、該メ
ガ・バス・アダプタによる1個の割り込みの受け
入れが確認され、割り込みそのものは該CPUが
それを処理することができるようになるまで、記
憶からはずされる。該CPUが1個の割り込み可
能な状態に入るときは、該CPUは該ローカル・
バスを介して、1個のコマンドをメガ・バス・イ
ンターフエイスに送信する。このコマンドは、割
り込みレジスタ519に供給された線路
SNDINTを介して信号され、MBIN0:16の伝送
をORゲート515に向けてイネーブルな状態に
し、次いで該ローカル・バス・アダプタに向けて
イネーブルな状態にする。 2回半バス・サイクル・レジスタ521は、上
述の状況を調節し、そこでは、中央サブシステム
が2個のワードの伝送を並列に行うことを要求す
るが、該データを伝送する該メガ・バス上のアド
レスされた記憶モジユールは、1個の単一幅ワー
ドをも伝送する能力を有していない。このような
記憶装置は、上で説明された単一幅・二重プル記
憶装置なのだが、これは2個のワードを直列連続
的にメガ・バス・2回半バス・サイクル群もしく
は単一幅・単一プル記憶装置に供給するものであ
つて、この記憶装置は供給された各ワードに対し
て1個の記憶サイクルを要求する。データの要求
された2個のワードが、実際には、並列で伝送さ
れない場合は、2回半バス・サイクル・レジスタ
521が最初に伝送されたワードを貯蔵し、次に
伝送されたワードは該FIFO505に書き込まれ
ることになろう。該FIFO505にあるそのワー
ドが出力としてあらわれたときに、MBSH0:16
は、該2回半バス・サイクル・レジスタ521か
ら該ORゲート515に、FIDT0:16のマルチプ
レクサ517への伝送と同時に伝送されるであろ
う。これは、要求されたデータの32ビツトを、適
当な序列で、アセンブルすることになるであろ
う。 もし、該データの32ビツトがすべて1個のバ
ス・サイクルに受信されたとすれば、それらは該
FIFO505に伝送され、該FIFOから出力される
とすぐに、該ローカル・バス・アダプタに伝送さ
れることになろう。データFIDT0:16は、該OR
ゲート515に向けてイネーブルな状態とされ、
また、データFIDT16:16は、該マルチプレクサ
517の入力として選択されるであろう。 該マルチプレクサ517は、また、1個の第3
番目の入力FIAD0:7を受信するが、この
FIAD0:7は一定のテスト・モード動作期間中
に選択され、そのモードでは1個のテスト・モー
ドI/Oアドレスが、中央サブシステムのCIPも
しくはSIPのいずれかに、該メガ・バスから伝送
されねばならない。このような動作では、該メ
ガ・バス上の装置は、16ビツトを1個のアドレス
の部分として翻訳するために線路MBDT0:16上
に置き、同様に8ビツトを線路BASAD0:7上
に置く。これらのビツト群が該FIFO505にパ
スされるとき、データ・ビツト群はFIDT0:16
になり、アドレス・ビツト群はFIAD0:7にな
る。該データ・ビツト群は、該ORゲート515
を介してMBDT0:16にパスされ、該マルチプレ
クサ517は、該8個のアドレス・ビツトを
MBDT16:8になるように選択すると、
〔0〕が
残りのデータ・フイールドを充足する。16ビツト
に対してはデータ・フイールドを用い、8ビツト
に対してはアドレス・フイールドを用いて、該テ
スト・モード動作は、16個のデータ・ビツトのみ
を並列に伝送する能力のあるデバイス群を介して
実現される。 データは、該ローカル・バスから該メガ・バス
に、32本の専用線路LDTR0:32上を伝送され
る。該データ線路群は、前に引用したロータリ・
16進法スイツチを介してセツトされるごときキヤ
ツシ/MMU装置のチヤネル番号とともに、デー
タ出力マルチプレクサ523に入力群として供給
され、線路MYCHNをこえて、データ出力マル
チプレクサ523へ供給される。データ・マルチ
プレクサ523の出力は、出力データ・フイール
ドMYDT0:16の16ビツトをふくむものである。
データ線路群LDTR16:16は、また、該メガ・
バス・データ・トランシーバ503に直接供給さ
れて、32ビツト幅出力データ・フイールド
BSDT0:32が、left−most16ビツト群における
LDTR16:16か、LDTR0:16もしくはMYCHN
のいずれかと、right−most16ビツトにおける
LDTR16:16とをふくむようにする。該データ
出力マルチプレクサ523の目的は、該ローカ
ル・バス上の目的・処理装置のいかんによつて、
32ビツトを並列に伝送するか、もしくは、2個の
16ビツト・ワードを連続的に伝送するかの、いず
れかにある。 該信号MYCHNは、また、アドレス・フイー
ルドBSAD8:10の10ビツトとともに、チヤネル
番号・デコーダ525にも供給される。このこと
は、1個の応答がそれに連動する中央サブシステ
ムに導かれているかいないかを決定するために、
該メガ・バス・アダプタをイネーブルな状態にす
る。そうなつた場合には、信号ITSAMEは〔真〕
にドライブされ、割り込み制御レジスタ527に
供給される。レベル・コンパレータ529は、1
個の割り込み要求とともに、フイールド
BSDT10:6においてメガ・バスから伝送される
レベル、および、LDTR26:6においてCPU時
間を現に引受けているプロセスのレベル番号を受
信する。該レベル・コンパレータ529の出力
は、該割り込み制御レジスタ527への入力とし
て供給され、この527は、もし要求された割り
込みのレベル番号がCPUによつて現に処理され
ているレベルよりも低い(またはより高位の優先
順位にある)ときは、MYINTを「真」にドライ
ブすることになろう。 ALUアドレス・ゼネレータ531は、アドレ
スされている該メガ・バス上の装置のタイプに対
応して、適当なアドレスが発生されるように、該
メガ・バス・アダプタを介して使用される。該
ALUアドレス・ゼネレータ531は、LBAD0:
23上のローカル・バス・アドレスを受信し、該ア
ドレスを1または2ずつ増分する能力を有してい
る。もし、該LBAD0:23によつて要求されてい
るアドレスが、1個の二重幅記憶装置もしくは1
個の単一幅・二重プル記憶装置のなかにあるとき
は、出力アドレスMYAD0:23を増分する必要は
ない。なぜならば、これらの記憶装置は要求され
た32ビツトを、同時または継続的に伝送すること
ができるからである。しかし、またもし、アドレ
スされた記憶モジユールが、1個の単一幅・単一
プル記憶装置であるときは、LBAD0:23に最初
に対応するMYAD0:32は、トランシーバ503
を介してBSAD0:23に伝送され、続いて、該メ
ガ・バス・アダプタは1個の新しい読み出しまた
は書き込みサイクルを発生するであろう。そこで
は該ALUアドレス・ゼネレータ531が
LBAD0:23+1に対応するMYAD0:23+1を、
BSAD0:23に供給することになろう。これは、
該記憶モジユールにおける適当な2個のワード
が、該メガ・バスをこえてアドレスされ、かつ、
伝送されるようにするであろう。 該メガ・バス・アダプタは、さらに、1個のメ
ガ・バス・スレーブ・モード論理回路533を有
するが、この回路は、1個のメガ・バス処理装置
による1個の要求に対する応答、もしくは、1個
の中央サブシステム・プロセツサによるそれ以前
の要求への1個のメガ・バス処理装置による1個
の応答のいずれかに対する、キヤツシ/MMU装
置の応答を制御するためのものである。 同様に、該メガ・バス・アドレスは、1個のメ
ガ・バス・マスター・モード制御論理(回路)5
35を有するが、この回路は、該ローカル・バス
からの制御信号群、すなわち、前に説明された制
御信号群CAWRIT〜CABYTEに応答して、1
個のメガ・バス伝送を開始する。該メガ・バス・
マスター・モード制御論理535と該メガ・バ
ス・スレーブ・モード応答論理533とは、その
性質において従来技術に属し、本発明の特徴をふ
くむものではない。広義には、これらの論理装置
は、データおよびトランシーバ503を介して該
メガ・バス上から出て行くアドレス伝送群に同期
するために必要なDCNN群を発生するために、
該メガ・バスをイネーブルな状態におくものであ
る。該論理は、また、該メガ・バスに戻つて行く
応答群のために信号群ACK,NACKおよび
WAITをも発生する。これらの信号群は、従来
技術におけるCPU装置、制御装置および記憶イ
ンターフエイスにとつて標準的なものである。該
メガ・バス・スレーブ・モード応答論理533の
ための回路と操作モードとは、ジヨージ・J.バー
ロウ他によつて、1980年4月15日付で出願された
米国特許出願番号140623により詳しく説明されて
いるので、ここに参考として挿入する。 3 キヤツシ・メモリの概観 以上に記述されたように、本発明の諸目的の1
つは、キヤツシ・メモリの中におよび外へと、2
個のデータ・ワードが同時に伝送されるごとき、
1個のキヤツシ・メモリ・モジユールを提供する
ことにある。これは、次のようにして達成され
る。1個の要求が、2個のデータ・ワードに対し
て該キヤツシ・メモリになされると、まず第1の
データ・ワード(低位オーダもしくは高位オー
ダ)のアドレス番号のみが、仮想アドレス線路群
VAIN0:32上に供給される。該キヤツシ・メモ
リは、該アドレス番号VAIN0:23によつて識別
される1個のデータ・ワードが該キヤツシ・メモ
リに貯蔵されているかいないかを決定するため
に、そのエントリ群のダイレクトリを検索する。
同時に、該キヤツシ・メモリは、次に続くアドレ
ス番号、すなわち、VAIN0:23+1によつて識
別されるデータ・ワードが、該キヤツシ・メモリ
に貯蔵されているかいないかを決定することにな
るであろう。もし、両方の検索に成功すれば、ア
ドレス番号VAIN0:23およびVAIN0:23+1に
よつて識別されるデータ・ワード(複数)は、該
キヤツシ・メモリにアドレスされよう。これは、
1個の“fullhit”条件に対応する。もし、該デー
タ・ワードのうちの1個が該キヤツシ・メモリに
貯蔵されていれば、部分的にヒツトが起つて、該
キヤツシ・メモリに常駐するデータ・ワードが
VAIN0:23によつて識別される場合にはレフ
ト・ヒツト(LFTHIT)として、もしくは、
VAIN0:23+1によつて識別されるデータ・ワ
ードが該キヤツシ・メモリ中に常駐していればラ
イト・ヒツト(RGTHIT)として、そのデー
タ・ワードが識別されるであろう。 VAIN0:23およびVAIN0:23+1によつて識
別されるデータ・ワード群は、連続する記憶位置
群に記憶されるので、もしVAIN0:23が1個の
奇数アドレス番号であれば、当然、VAIN0:23
+1は1個の偶数アドレス番号であつて、この逆
も成立する。 第19図aおよびbは、本発明に係る該キヤツ
シ・メモリをブロツク・ダイアグラム形式で図示
している。特に、第19図aは、キヤツシ・メモ
リ・モジユールのデータ記憶サブシステムを示
し、かつ、該キヤツシ・メモリ・モジユール内の
記憶装置の中へおよび外へと伝送をなすデータ・
ワード群のための回路要素群を有している。第1
9図bは、該キヤツシ・メモリのデータ記憶部分
に貯蔵されているデータのアドレスの記録を保管
するためのキヤツシ・ダイレクトリ・サブシステ
ムを図示している。該キヤツシ・ダイレクトリ・
サブシステムに関連して用いられている記憶マネ
ジメント装置は、仮想アドレスを実アドレスに翻
訳する手段と、主記憶装置から要求されたデータ
もまた、該キヤツシ・メモリ・モジユールの記憶
サブシステムに現に貯蔵されているかいないかを
決定するための論理とをふくんでいる。 いま第19図aに関していえば、ローカル・デ
ータ入力マルチプレクサ701は、該ローカル・
バスから16ビツトのデータ・ワード群すなわち
LBDT0:32と、該メガ・バスからは同じく
MBDT0:32とを、入力として受信する能力を有
している。該ローカル・データ入力マルチプレク
サ701の機能は、該2個の入力のうちから1個
を選択することにある。線路群LBDT0:32は、
もし1個のローカル・バス・プロセツサが1個の
システム記憶書き込みをなすときに選択され、ま
た、線路群MBDT0:32は、もし該システム記憶
装置が1個の記憶読み出しに応答して1個のロー
カル・バス・プロセツサにデータを伝送すると
き、もしくは、もし他のシステム・デバイスが、
該キヤツシ・メモリのデータ記憶サブシステムに
も貯蔵されている該システム記憶装置にあるデー
タ・ワード群の更新をなすものであるときに、選
択されるものである。またさらに、以下で説明さ
れるように、セグメント・デイスクリプタおよび
制御信号群をふくむ他の情報が、該ローカル・デ
ータ入力マルチプレクサ701を介して、該キヤ
ツシ・メモリに伝送される。 該ローカル・データ入力マルチプレクサ701
は、2個の選択されたデータ・ワードを個々に出
力する。それらは、LDTR0:16として指定され
る1個のデータ・ワードと、LDTR16:16とし
て指定される1個のデータ・ワードである。 もし、たとえば、該ローカル・バス・プロセツ
サ群のうちの1個が、該システム記憶装置から1
個の2語データ伝送を要求し、それが以下に記述
されるような態様で、該データ・ワード群が該キ
ヤツシ・メモリに現に貯蔵されていないことが決
定されれば、該2個のデータ・ワードを、該キヤ
ツシ・データ入力マルチプレクサ703と、レベ
ル1データ出力マルチプレクサ717,719の
両方にパスすることが、該ローカル・データ入力
マルチプレクサ701の機能である。この該ロー
カル・データ入力マルチプレクサ701の二重出
力径路は、さらに該キヤツシ・メモリの動作を加
速する。なぜならば、要求されたデータ・ワード
群が、該キヤツシ・データ入力マルチプレクサ7
03を介して、該データ記憶サブシステムに入力
されるので、該データ・ワード群は、該レベル1
データ出力マルチプレクサ717と719とを介
して、該要求をなすローカル・バス・プロセツサ
にも供給されることになるからである。したがつ
て、該ワード群を、要求する処理装置に伝送する
以前には、該キヤツシ・メモリのデータ記憶サブ
システムに貯蔵されるべき該データ・ワード群の
必要待ち時間の損失は全くない。 該キヤツシ・データ入力マルチプレクサ703
は、1個の偶数入力マルチプレクサ705と1個
の奇数入力マルチプレクサ707とをふくんでい
る。該偶数入力マルチプレクサ705と該奇数入
力マルチプレクサ707の両方ともが、データ・
ワードLDTR0:16とデータ・ワードLDTR16:
16とを受信する。これ以後に説明されるように、
該隅数入力マルチプレクサ705は、偶数アドレ
ス番号によつて識別されるデータ・ワード群のみ
を、入力として受入れるように制御されている。
同様に、該奇数入力マルチプレクサ707は、奇
数アドレス番号によつて識別されるデータ・ワー
ド群のみを入力として受け入れるように制御され
ている。以下に説明されるように、データ・ワー
ド群LDTR0:16とLDTR16:16とは、該システ
ム記憶装置のなかに貯蔵された連続するデータ・
ワード群からなつているので、該データ・ワード
群の1個は必然的に1個の偶数アドレス番号によ
り、また他の1個は必然的に1個の奇数アドレス
番号によつて、識別されることになる。 該キヤツシ・メモリの該データ記憶サブシステ
ムは、偶・奇数アドレスによつてそれぞれ識別さ
れる記憶データ・ワード群として、偶数および奇
数記憶バンクに分割されている。その上、該偶数
および奇数データ・バンクは各々がさらにレベル
1群とレベル2群とに2分割されている。このデ
ータ記憶装置構造は、第19図aに図示されてお
り、1個のレベル1偶数データ記憶装置709、
1個のレベル1奇数データ記憶装置711、1個
のレベル2偶数データ記憶装置713および1個
のレベル2奇数データ記憶装置によつて実現され
るものである。該データ記憶装置の各々は、デー
タ・記憶アドレス・ドライバ群727に結合され
ており、該727は、1個の入力として、実アド
レス番号のうちもつとも重みの小さいビツトを10
個受信する。 該レベル1およびレベル2の2個の偶数記憶装
置709と713とは、また、該偶数データマル
チプレクサ705の出力群と結合される入力群を
有している。該レベル1およびレベル2の2個の
奇数記憶装置711と715とは、各々該奇数記
憶装置707の出力群と結合される入力群を有し
ている。該データ記憶装置の1個におけるアドレ
スを選択することが、該データ記憶アドレス・ド
ライバ群727の機能である。このデータ記憶装
置では、1個の偶数アドレス番号によつて識別さ
れるデータ・ワードCADI0:16と、1個の奇数
アドレス番号によつて識別されるデータ・ワード
CADI16:16とが貯蔵されることになる。 該データ記憶装置709,711,713およ
び715は、選択的に、該データ記憶アドレス・
ドライバ群727の制御下で、1個のデータ・ワ
ードを出力する。該レベル1偶数データ記憶装置
709は、データ・ワードEVDS0:16を出力す
る。このEVDS0:16は、該レベル1偶数(デー
タ・ワードn)出力マルチプレクサ717と該レ
ベル1奇数(データ・ワードn+1)出力マルチ
プレクサ719によつて、1個の入力として、受
信されると同様に、該レベル1奇数データ記憶装
置711は、1個のデータ・ワードODDS0:16
を出力し、このODDS0:16は、該レベル1偶数
および奇数データ出力マルチプレクサ717と7
19の両方によつて、1個の入力として、受信さ
れる。 該レベル2偶数データ記憶装置713は、1個
のデータ・ワードL2EV0:16を、該レベル2偶
数データ・マルチプレクサ721と該レベル2奇
数データ・マルチプレクサ723とに向けて出力
する。同様に、該レベル2奇数データ記憶装置7
15は1個のデータ・ワードL2OD0:16を出力
し、該データ・ワードL2OD0:16は、該レベル
2偶数データ出力マルチプレクサ721と該レベ
ル2奇数データ出力マルチプレクサ723との両
方に、1個の入力として、供給される。 該レベル1奇数データ出力マルチプレクサ71
7は、1個のデータ・ワードを、その4個の入力
のうちの1個から選択して、それを、1個の出力
データ・ワードCADO0:16として、該ローカ
ル・バスに供給する。同様に、該レベル1奇数デ
ータ出力マルチプレクサ719は、その4個の入
力のうちの1個から、次の1個のデータ出力ワー
ドCAADO16:16をつくり出すために選択をな
す。該レベル2偶数データ出力マルチプレクサ7
21は、その2個の入力のうちの1個から選択し
て、1個の出力データ・ワードL2DO0:16を該
ローカル・バスに供給する。最後に、該レベル2
奇数データ出力マルチプレクサ723は、その2
個の入力データ・ワードのうちの1個を選択し
て、それを、1個の出力データ・ワード
L2DO16:16として、該ローカル・バスに供給す
る。 該データ出力マルチプレクサ717,719,
721および723は、該キヤツシ・メモリのデ
ータ記憶装置を、該ローカル・バスに供給される
べき個々のデータ・ワード上で1個のデータ・ス
テアリング動作を実行することを可能にする。換
言すれば、もし2個のデータ・ワードが、該レベ
ル1偶数および奇数データ記憶装置709と71
1から出力されているとすると、それらのデー
タ・ワードは、1個の特定の順序で該ローカル・
バスに供給されることになろう。該データ・ワー
ドCADO0:16は、該アドレス番号VAIN0:23に
よつて識別された1個のデータ・ワードに対応す
るであろう。同様に、CADO16:16は、該増分
されたアドレス番号VAIN0:23+1によつて識
別されたデータ・ワードに対応するであろう。い
くつかの例では、出力された高位オーダのデー
タ・ワード(VAIN0:23によつて識別されたワ
ード)は、1個の偶数アドレス番号によつて識別
されるであろうし、また、低位オーダのデータ・
ワードは、1個の奇数アドレス番号によつて識別
されえよう。かくて、該レベル1偶数および奇数
データ出力マルチプレクサ717と719とは、
該レベル1奇数および偶数データ記憶装置709
と711との出力群の方向づけを、適当な高位オ
ーダおよび低位オーダのデータ出力ワード
CADO0:16とCADO16:16に向けて、それぞ
れ、イネーブルな状態にする。 フイジカル・アドレス・ツー・ローカル・バ
ス・ドライバ725は、該メガ・バスから該ロー
カル・バスへの1個のアドレスの直接伝送を、そ
れが該キヤツシ・メモリのデータ記憶サブシステ
ムを経由して、パスすることがなくても可能な状
態にする。 第19図bに図示されている該キヤツシ・ダイ
レクトリ・サブシステムを詳細に記述する前に、
該システム記憶装置に貯蔵されているデータ・ワ
ード群が、該キヤツシ・メモリのデータ記憶サブ
システムにおいて対応する記憶位置群にマツプさ
れ、あるいは、貯蔵される態様について説明がな
されよう。第1に該システム記憶装置は、1メ
ガ・ワードあるいはそれ以上の個数のデータまで
貯蔵する能力を有している。これらのデータ・ワ
ード群は、知られているように、順次増加するア
ドレス番号群0,1,2,…Nによつて識別され
る。ここにN+1は記憶ワード群の合計数であ
る。 ここで具体的に表現されるように、該キヤツ
シ・データ記憶サブシステムにおけるデータ記憶
装置709,711,713,715の各々は、
1024個のデータ・ワードを貯蔵することができ
る。これらのデータ・ワード群もまた、順次増加
するアドレス番号群0,1,2,……1023によつ
て識別される。偶数データ・バンクには2個のデ
ータ記憶装置があり、奇数データ・バンクにも2
個のデータ記憶装置があるので、該キヤツシ・メ
モリは偶数アドレス番号群によつて識別される
2048個のデータ・ワードと、奇数アドレス番号で
識別される2048個のデータ・ワードとを貯蔵する
ことが可能である。 該システム記憶装置のためのアドレス番号群は
次のようにマツプされる。すなわち、該キヤツ
シ・メモリのデータ記憶装置群における該アドレ
ス番号群に、特定の仕方において対応する、マツ
プのされ方である。たとえば、該レベル1および
レベル2の偶数データ記憶装置709と711と
のアドレス番号0は、0modulo2048に等しい該シ
ステム記憶装置のアドレス番号群に対応する。か
くて、該レベル1偶数データ記憶装置および該レ
ベル2偶数データ記憶装置におけるアドレス番号
0は、アドレス番号群0,2048,4096,6144……
(n×2048)に対応する。該レベル1奇数データ
記憶装置およびレベル2奇数データ記憶装置にお
けるアドレス番号にマツプする該システム記憶装
置におけるアドレス番号群は、量1+(n×2048)
によつて識別される。該キヤツシ・データ記憶装
置と該システム記憶装置とは、両方とも実アドレ
ス番号群を使用するが、一方では、データ処理シ
ステムによつて実行されるプログラムは仮想アド
レス番号群を使用している。 第20図に図示されているように、1個の23ビ
ツト実アドレスは、該キヤツシ・メモリに関連す
る3種の別個のフイールドを保有している。最小
重みアドレス・ビツトVAIN22は、奇/偶・指定
ビツトであつて、該キヤツシ・メモリのデータ記
憶サブシステムおよびキヤツシ・ダイレクトリ・
サブシステムによつて使用されるが、これは該ビ
ツトがそれぞれ1個の
〔0〕もしくは1個の
〔1〕であるかに対応して、偶数データ記憶装置
か、もしくは奇数データ記憶装置かのいずれかを
選択するためである。フイールドOPAD12:10
およびEPAD2:10は、該キヤツシ・メモリのデ
ータ記憶サブシステム内で、データ記憶アドレス
群を指定する。最後に、フイールドOPAD0:12
およびEPAD0:12は、該キヤツシ・ダイレクト
リ・サブシステムの処理操作に使用されている情
報に対応する。これ以後に記述されるように、こ
のフイールドは、レベル1およびレベル2のアド
レス番号ダイレクトリを、特定のアドレス番号群
によつて識別されるデータ・ワード群が各データ
記憶装置に貯蔵されているかいないかを決定する
ために、イネーブルな状態にする。 第20図は、さらに、アドレス番号群0,1,
……8193によつて識別される記憶位置群をふ
くむシステム記憶装置901の部分を図示してい
る。レベル1偶数データ記憶装置903とレベル
2偶数記憶装置905もまた図示されている。初
期設定の状態においては、該レベル1偶数データ
記憶装置903のアドレス番号0は、該システム
記憶装置のアドレス4096に対応している。該
レベル2偶数データ記憶装置905のアドレス0
は、システム記憶装置のアドレス番号2048に
対応している。かくて、レベル1偶数データ記憶
装置903のアドレス番号0は、該システム記憶
装置901のアドレス番号4096にも貯蔵され
ているデータ・ワードを貯蔵する。また、該レベ
ル2偶数データ記憶装置905のアドレス番号0
は、該システム記憶装置901のアドレス204
8にも貯蔵されているデータ・ワードを貯蔵す
る。システム・アドレス番号2048および40
96の両方は等しくmodulo2048で、同じキ
ヤツシ記憶位置すなわち該偶数データ記憶装置の
アドレス番号0にマツプする。しかし、該偶数デ
ータ記憶装置をさらにレベル1とレベル2とに分
割することは、該キヤツシ・メモリが、該システ
ム記憶装置における2個の異るアドレス番号によ
つて識別される2個の異るデータ・ワードを貯蔵
することを可能にする。かくて、データ・ワード
AおよびBの両方は、該キヤツシ・メモリに同時
に存在しうることになる。 該キヤツシ・メモリは次の原則で動作するもの
である。すなわち、もし該キヤツシ・データ記憶
部分において1個のデータ・ワードが他の1個の
データ・ワードによつて置換されねばならないと
きは、該キヤツシ・メモリにもつとも長い期間常
駐したデータ・ワードが最初に置換されるという
ことである。換言すれば、もし1個の要求が1個
のデータ・ワードのためになされ、そのデータ・
ワードが該レベル1およびレベル2偶数記憶装置
903と905のアドレス番号位置0に貯蔵され
ていることになる。該アドレス番号群と連合する
データ・ワード群を有する該アドレス番号群と異
る該システム記憶装置における1個の第3番目の
アドレス番号によつて識別されたものであるとき
は、該キヤツシ・メモリ中に最長時間常駐した該
偶数データ記憶装置群のアドレス番号0に貯蔵さ
れているデータ・ワードならば、どれでも置換さ
れるということになる。 1個の置換テーブルが該キヤツシ・ダイレクト
リ・サブシステムに保持されているが、それは該
レベル1およびレベル2偶数データ記憶装置にあ
る2個の対応するアドレスのうち、いずれか最初
に置換されることになるかを識別せんがためのも
のである。第20に図示されているように、該置
換テーブル907は、1個の1024×1ビツト記憶
を有している。該置換テーブル907における
1024個の記憶位置は、該レベル1およびレベル2
偶数データ記憶装置において同様に番号付けされ
たアドレス位置群に対応している。1個のデー
タ・ワードが、該レベル1偶数データ記憶装置9
03におけるアドレス番号群の1個に書き込まれ
るときには、1個の〔1〕もまた該置換テーブル
907において番号付けされた記憶位置に対応し
て書き込まれる。このことは、同一のキヤツシ・
データ記憶アドレス番号位置にマツプをなす書き
込まれるべき次のデータ・ワードが、該レベル2
偶数データ記憶装置905に書き込まれるべきこ
とを指示している。同時に、該置換テーブル90
7において対応するエントリが、1個の
〔0〕に
変更されることになる。こうして、該置換テーブ
ル907のいかなる位置に対しても、1個の
〔0〕エントリが該レベル1偶数データ記憶90
3における1個のアドレス番号位置を識別して、
該置換テーブル位置に対応する次のデータ・ワー
ドを受信する一方で、1個の〔1〕エントリは該
レベル2偶数データ記憶装置905を識別して、
その置換テーブル位置に対応する次のデータ・ワ
ードを受信する。 ふたたび第20図に言及すると、該置換テーブ
ル907は、初期にはアドレス番号位置0に貯蔵
される1個の
〔0〕を有している。このことは、
該偶数データ記憶装置のアドレス番号0にマツプ
する1個のシステム記憶アドレス番号を有する他
の1個のデータ・ワードに書き込みが必要である
ときは、該アドレス・ワードが該レベル1偶数デ
ータ記憶装置のアドレス番号位置0に書き込まれ
るべきであることを指示している。 上にのべたことは、第20図においてcase2と
いう名称を付された偶数データ記憶装置、903
a,905aおよび置換テーブル907aに生じ
たことと正確に同じである。アドレス番号819
2modulo2048は
〔0〕に等しい。該アドレ
ス番号が偶数なので、該ワードは該偶数データ記
憶装置903aまたは905aのうちの1個に貯
蔵されることになろう。該置換テーブル907に
おけるアドレス番号位置0が
〔0〕であいたの
で、該データ・ワードは、該レベル1偶数データ
記憶装置903aのアドレス番号0によつて識別
される記憶位置に書き込まれることになろう。こ
こには図示されていないが、1個の同様な置換テ
ーブルが、奇数データ記憶装置に提供されてい
る。本発明に係るキヤツシ・メモリにおいて使用
されているダイレクトリ群および置換テーブルに
ついては、詳細なハードウエアの具体的説明は、
これ以後詳しく記述されるであろう。 第19図bは、レベル1およびレベル2偶数お
よび奇数データ記憶装置に貯蔵されるデータ・ワ
ード群を識別するアドレス番号群のダイレクトリ
を保全しかつ更新するための、キヤツシ・ダイレ
クトリ・サブシステムを、ブロツク・ダイアグラ
ム形式で図示したものである。偶数および奇数キ
ヤツシ・データ入力マルチプレクサ705,70
7(第19図a)から出力された、2個のデー
タ・ワードは該キヤツシ・ダイレクトリ・サブシ
ステムに入力として供給される。これら2個のデ
ータ・ワードは、小型セグメント・デイスクリプ
タRAM751と、大型セグメント・デイスクリ
プタRAM753と、セグメント・デイスクリプ
タ更新論理755とモード・レジスタ757とに
供給される。該小型セグメント・デイスクリプタ
RAM751は、システム記憶装置に保全されて
いる16個の小型記憶セグメント群の異る1個に連
動する記憶32ビツト・セグメント・デイスクリ
プタのための1個のランダム・アクセス・メモリ
をふくんでいる。 第21図は、1個の有効セグメント・デイスク
リプタと、1個の無効セグメント・デイスクリプ
タとを図示している。もし、該セグメント・デイ
スクリプタのビツト0が
〔0〕ならば、上記セグ
メント・デイスクリプタ更新論理755は、該セ
グメント・デイスクリプタが無効であるとして認
識する。しかし、もし、ビツト0が〔1〕であれ
ば、このセグメント・デイスクリプタ更新論理7
55は、該セグメント・デイスクリプタが有効で
あるとして認識する。 1個の有効セグメント・デイスクリプタのビツ
ト1〜15は、セグメント・ベースを保有し、1
個の有効なセグメント・デイスクリプタの残の部
分はアクセス・ライトとセグメント・サイズの情
報を保有する。 記憶装置におけるデータへのアクセスは、優先
権的リング(rings of privilege)として知られ
ている状況下で実行される。これについては従来
技術でよく知られている。要約すれば、該システ
ム記憶装置にアクセスをなすデバイスはいかなる
ものも、数値が0〜3を有する2ビツトの現リン
グ番号を貯蔵するための1個のステータス・レジ
スタをふくむ。最大の優先権をもつリングはリン
グ0で、最小の優先権をもつリングはリング3で
ある。1個の現リング番号3を有する1個のシス
テム・デバイスまたはシステム要素は、セグメン
ト・デイスクリプタ・フイールドでは、リング3
にアクセス可能なときに、マークされている1個
のシステム記憶セグメントのなかでのみ読み出し
が可能である。また、1個の現リング番号2を有
する1個のシステム要素は、リング2またはリン
グ3のいずれかアクセス可能なときに、マークさ
れているどのセグメントのなかでも読み出しが可
能である。さらに1個の現リング番号1を有する
1個のステータス・レジスタを有するデバイス
は、リング番号1,2,3を有するいかなるセグ
メントにもアクセス可能である。最後に、1個の
デバイスのステータス・レジスタに貯蔵されてい
るリング番号0は、それが記憶装置におけるいか
なる有効なセグメントにもアクセスしうることを
指示している。 読み出しリング番号・フイールドRR
(SEGD16:2)は、1個のセグメントの中にあ
る読み出のためのリング番号を説明している。書
き込みリング番号・フイールドRW(SEGD18:
2)は、1個のセグメントの中にある書き込みの
ためのリング番号の優先順位を説明している。最
後に、実行リング番号・フイールドRE
(SEGD20:2)は、1個のセグメントの中に貯
蔵されている実行指令のための優先順位を説明し
ている。 1個の有効なセグメント・デイスクリプタのビ
ツト23−31は、該セグメント・デイスクリプ
タと連動するシステム記憶セグメントのためのサ
イズ・フイールドを説明している。該サイズ・フ
イールドは、8個のトレイリング0をもつものと
みなされる。もし、仮想アドレスのオフセツト部
分が、該サイズ・フイールドより小さいか等しい
ときは、要求されたデータ・ワードはセグメント
内にある。またもし、仮想アドレスのオフセツト
部分が、該サイズ・フイールドに貯蔵されている
数よりも大であるときは、不正な要求がなされて
いる。というのは、仮想アドレス、オフセツトに
対応する実アドレスは、該要求されたシステム記
憶セグメント内には常駐しないからである。 本発明に係るシステムにおいて、仮想アドレス
番号群VAIN0:22によつて指定されるごとき、
可能な仮想アドレス・スペースは、1セグメント
当り64K・ワードまでを有する16個のセグメント
に分割されている。これらのセグメントの第1
は、さらに各々4K・ワードまでを有する16個の
小型セグメントに分割されている。このオリジナ
ル・セグメントのあとの残り15個のセグメント
は、大型セグメントとして引用される。 大型および小型セグメントの各々は、多数のデ
ータ・ワードをふくむ。このデータ・ワードの数
は256の倍数である。大型または小型セグメント
の実際の大きさは、前に説明されたセグメント・
サイズ・フイールドSEGD24:8に示されてい
る。(第21図)。 仮想アドレス・セグメントは、1個の仮想アド
レス・セグメントに対応する情報が、256の倍数
である1個の実アドレス番号のところで発生する
かぎりにおいて、実システム記憶装置内のどの場
所にも常駐できる。該仮想アドレス・セグメント
は、実記憶装置の中で、全体的にも、部分的にも
相互にオーバラツプできるし、また、全くオーバ
ラツプしないことも可能である。 1個の小型セグメント・デイスクリプタRAM
751は、小型セグメント群と連動する16個の3
2ビツト・セグメント・デイスクリプタ群を内蔵
する。同じように、1個の大型セグメント・デイ
スクリプタRAM753は、大型仮想記憶・セグ
メント群を記憶する15個の32ビツト・セグメン
ト・デイスクリプタを内蔵する。 該システム記憶装置を、大型・小型の両方に分
割することは、該システムを、仮想アドレス・モ
ードで操作することを可能にする。かかる仮想ア
ドレス・モードでは、データの記憶および操作の
ために実記憶アドレス番号を使う代りに、プログ
ラマは、仮想アドレス番号0として識別されてい
る1個のプログラムの第1の位置についてアドレ
スすることができる。該プログラムとデータが該
システム記憶装置に記憶されているときには、し
かしながら、それらは特定のセグメントに割り当
てられる。該プログラムを記憶しているシステム
記憶貯蔵位置群の実アドレス番号群は、該プログ
ラム中の仮想アドレス群を、該セグメント・デイ
スクリプタに貯蔵されている実ベース・アドレス
番号ずつ増分することによつて演算することがで
きる。 これは、第22図aに図示されており、そこで
は大型セグメント・デイスクリプタ・テーブル
が、図式的に示されている。該テーブルの最初の
セグメントは、セグメント・デイスクリプタ0
で、1個のPA0のベースを有することが指示さ
れている。PA0とは、1個の特定の実アドレス
で、システム記憶装置のなかにあつて、第1の大
型セグメントの最初の位置が、該システムにおけ
る実アドレス番号PA0であることを意味してい
る。該大型セグメント・デイスクリプタ・テーブ
ルにおける、セグメント・デイスクリプタ1は
PA1の1個のベースもしくは初期アドレスを有
し、実アドレス番号群PA2,PA3,PA4その
他は、該仮想アドレス・セグメントの各々の第1
番目の仮想アドレス番号と連動する情報を貯蔵す
る実アドレス番号群に対応するものである。 第22図aに図示されているように、大型セグ
メント・デイスクリプタRAMにおける第3番目
のセグメント・デイスクリプタはアドレスされ
て、そこに貯蔵されているベースは実アドレス
PA2にアドレスする。該記憶セグメントのなか
の1個の特定なデータにアドレスするときには、
該セグメント・ベースは、VAIN19:12として引
用されている1個のセグメント・オフセツトと、
1個の小型記憶セグメントに対する該仮想アドレ
ス番号の12個の最終有効バイトと、1個の大型記
憶セグメントに対する1個の仮想アドレス番号の
16個の最終有効バイトであるVAIN15:16とによ
つて、増分される。かくて第22図aの、1個の
データ・ワードDWの実アドレス番号は、
VAIN15:16に特定されている該セグメント・オ
フセツトに、セグメント・ベースPA2を加算す
ることによつて決定される。 第22図bは、大型・小型両セグメントの両方
の実アドレスの発生を図示したものである。小型
セグメントの場合は、1個の23ビツト実アドレス
が、11個の0に先行される12ビツト・オフセツ
ト・フイールドVAIN11:12を8個のトレイリン
グ0に連結する15ビツト・ベース・フイールドに
加算することによつて発生せしめられる。 ふたたび第19図bを参照すると、1個のセグ
メント・デイスクリプタSFDO0:32が、該シス
テム記憶装置において1個の小型セグメントと連
動しており、該デイスクリプタ・セレクタ論理7
61への該セグメント・デイスクリプタ更新によ
つて出力されたVAIN0:11の制御下で、小型セ
グメント・デイスクリプタRAM751から出力
される。同様に、1個の大型セグメント・デイス
クリプタLFDO0:32は、1個の大型セグメント
と連動しており、デイスクリプタ・セレクタ論理
761の他の入力への該セグメント・デイスクリ
プタ更新により出力されるごとき、VAIN0:7
の制御下で該大型・セグメント・デイスクリプタ
RAM753から出力される。該デイスクリプ
タ・セレクタ論理761は、また、信号
CAD19:23をも受信する。このCAD19:23は、
セグメント・デイスクリプタ情報を、該デイスク
リプタ・セレクタ761に、小型セグメント・デ
イスクリプタRAM751または大型セグメン
ト・デイスクリプタRAM753をパスすること
なしに供給する。 該セグメント・デイスクリプタ論理761の出
力は、信号群SEGD0:23をふくみ、これは奇数
加算器765および偶数加算器767に供給され
る。該信号群SEGD16:6もまた、1個のアクセ
ス・ライト・チエツカ回路759に供給される
が、この回路は、該システム記憶装置の要求をし
てなす1個のデバイスのステータス・レジスタか
ら、現リング番号フイールドを受信する。上述の
ように、もし該ステータス・レジスタからのリン
グ番号が、該デイスクリプタ・セレクタ論理76
1によつて供給された該セグメント・デイスクリ
プタからの対応するリング番号・フイールド群よ
りも大きいときは、1個のアクセス・ライト・バ
イオレーシヨンが検出され、該アクセス・ライ
ト・チエツカ回路は、信号MUPROVを発生し
て、1個のプロテクシヨン・バイオレーシヨンが
検出されたことを指示する。 該セグメント・サイズ・コンパレータ763
は、該デイスクリプタ・セレクタ論理から信号群
SEGD23:9を受信し、それをVAIN7:8もし
くはVAIN11:14と比較する。もし、該仮想アド
レス・フイールドのオフセツトが、該セグメン
ト・デイスクリプタのサイズ・フイールドよりも
大きいときは、上に説明されるごとき信号群
MMUARLもしくはMMUARRが発生せしめら
れて、1個の使用不能システム記憶アドレスにア
ドレスする試みがなされていることを指示する。 上述のように、本発明に係るキヤツシ・メモリ
は、1個の記憶要求に応答して2個のデータ・ワ
ードを供給するように設計されている。この理由
で、該キヤツシ・ダイレクトリ・サブシステムの
一部分が2個の分岐に分割されているのである。
1つの分岐は、1個の奇数アドレス番号によつて
識別される1個のデータ・ワードが、奇数データ
記憶装置に貯蔵されているかいないかを決定する
ためのものであり、もう1つの分岐は、1個の偶
数アドレス番号が偶数データ記憶装置に貯蔵され
ているかいないかを決定するためのものである。
また、上述のように、該キヤツシ・メモリによつ
て供給される2個のデータ・ワードは、仮想アド
レス番号VAIN0:23によつて識別されるデー
タ・ワードおよびアドレス番号VAIN0:23+1
によつて識別されるデータ・ワードに対応する。 奇数加算器765の機能は、該システム記憶装
置において1個の奇数実アドレス番号を常に発生
することにある。1つの例をあげると、この奇数
実アドレスは、仮想アドレス番号、VAIN0:23
によつて識別されるデータ・ワードに対応する。
この場合はVAIN0:23は奇数である。もう1例
は、該奇数加算器は、VAIN0:23が1個の偶数
アドレス番号を識別するときには、アドレス番号
VAIN0:23+1に対応する1個の奇数実アドレ
スを発生する。最初の例では、該奇数加算器76
5は、VAIN0:23が1個の奇数アドレス番号で
あるときに、該アドレス番号VAIN0:23に該セ
グメント・ベースを加算することによつて、該奇
数実アドレスを発生する。VAIN0:23が1個の
偶数アドレス番号であるときには、該奇数加算器
765は、VAIN0:23が1個の偶数番号である
場合に、VAIN0:23+1に該セグメント・ベー
スを加算することによつて、1個の奇数実アドレ
ス番号を発生する。 該偶数加算器767は、該奇数加算器765の
機能に類似した1つの機能を実行する。ただし、
該偶数加算器767が常に1個の偶数実アドレス
番号を発生することは除く。かくて、もし該アド
レス番号VAIN0:23が偶数ならば、該偶数加算
器767は該セグメント・ベースを該アドレス番
号VAIN0:23に加算して、該偶数実アドレス番
号を発生せしめる。またもし、VAIN0:23が1
個の奇数アドレス番号であるときは、該偶数加算
器767は、該セグメント・ベースと該アドレス
番号VAIN0:23の合計を1だけ増分して、1個
の偶数実アドレス番号を発生せしめる。 同様に、デイスクリプタ・セレクタ論理761
は、偶数加算器767を制御して、VAIN0:23
が奇数であるときはいつでも、セグメント・ベー
スの合計および該アドレス番号0:23を1だけ増
分する。もし、該VAIN0:23が偶数ならば、該
デイスクリプタ・セレクタ論理761は、該偶数
加算器が該セグメント・ベースの合計および該ア
ドレス番号VAIN0:23を1だけ増分することを
禁止する。 また、キヤツシ・ダイレクトリ制御システム
が、奇数加算器765および偶数加算器767と
ともに始る奇数および偶数の分岐に分割されてい
るので、該奇数加算器765によつて発生される
奇数実アドレス、もしくは、偶数加算器767に
よつて発生される偶数実アドレスの最小重みビツ
トを発生することは必要がない。該奇数実アドレ
スの場合は、最小重みビツトが常に1個の〔1〕
であり、該偶数実アドレスの場合は、最小重みビ
ツトが常に1個の
〔0〕であると推定されうる。
かくて、上記実アドレス(複数)は22ビツト(複
数)からなつていることになる。 ふたたび第22図bを参照すると、1個の実ア
ドレスを1個の小型セグメントのなかで発生せし
めるときは、セグメント・ベースおよびセグメン
ト・オフセツトの4ビツトのみがオーバラツプす
るにすぎない。たしかに、該セグメント・オフセ
ツトVAIN15:7の7個の最小重みビツトは0増
分されて変更がないままにとどまつている。同時
に、該セグメント・ベースSEGD12:4の11個の
最大重みビツトもまた0増分で、VAIN11:4と
SEGD12:4の加算による桁上げの発生にしたが
つて変更がないままにとどまつている。また同様
に、もし1個の大型セグメントの中で1個の実ア
ドレスが発生せしめられるときは、該実アドレス
の7個の最小重みビツトは、該セグメント・オフ
セツトVAIN15:7の7個の最小重みビツトにな
るであろう。この場合、該実アドレスの7個の最
大重みビツトは、VAIN7:8をSEGD8:8に加
算することによる桁上伝播にしたがつて、
SEGD1:7に等しくなろう。また、ビツト
OPAD8:8は、SEGD8:8とIN7:8との合計
に等しくなるであろう。 第22図bと、アドレス番号VAIN0:23が奇
数のときにおこる桁上げ伝播に関する説明で、な
ぜ奇数加算器767が偶数加算器より大きくなけ
ればならないかという理由が明らかになる。この
ことは、VAIN15:7を1ずつ増分することによ
つて発生せしめられるいかなる桁上げも、発生さ
れた偶数実アドレスを介して終始伝播されること
を可能にしている。しかし、アドレス番号
VAIN0:23が偶数であるときには、VAIN15:
7を1ずつ増分することは桁上げを発生せず、
VAIN15:7によつて規定されるセグメント・オ
フセツトの部分は奇数加算器765にふくまれる
必要がなくなる。 第19図bで図示されているように、偶数加算
器767は、1個の偶数実アドレスEPAD0:22
を発生する。一方、奇数加算器765は、奇数実
アドレスOPAD0:15の15個の最大重みビツトを
発生し、全奇数実アドレスは、7個の最小重みビ
ツトとしてのVAIN15:7と連結される15個の最
大重みビツトとしてのOPAD0:15をふくむこと
になる。 該奇数加算器765OPAD0:15と該偶数加算
器767の出力EPAD0:22とは、実アドレス・
マルチプレクサ773に入力群として供給され
る。該信号群OPAD0:15は、該奇数実アドレス
の15個の高位オーダ・ビツトをふくみ、該偶数実
アドレスの7個の低位オーダ・ビツトは、仮想ア
ドレス・オフセツト・フイールドVAIN15:7を
介して供給される。 実アドレス・マルチプレクサ773の機能は、
発生された奇数実アドレスもしくは発生された偶
数実アドレスのいずれかを選択すること、およ
び、それらをメガ・バス・アダプタに伝送するこ
とにある。 1個のアドレス・ドライバ回路769もまた、
奇数加算器によつて発生せしめられた奇数実アド
レスOPAD0:12のある部分を受信する。該奇数
実アドレスOPAD0:12は、1個のデータ入力と
して、レベル1奇数ダイレクトリ777およびレ
ベル2奇数ダイレクトリ779の両方に供給され
る。該OPAD0:12は、1個の入力として、コン
パレータ787と789とにも供給される。 該レベル1奇数ダイレクトリ777および該レ
ベル2奇数ダイレクトリ779は、該奇数加算器
765から出力されたものとして、3ビツトの
OPAD12:3をふくみ、かつ、該仮想アドレ
ス・ドライバ群775の出力群である7ビツトの
VAIN15:7をふくむ。該奇数実アドレスのこれ
ら10個の低位オーダ・ビツトは、ともに記憶位置
群をレベル1奇数ダイレクトリ777とレベル2
奇数ダイレクトリ779とにアドレスするために
使用されている。 偶数アドレス・ドライバ771は、偶数加算器
767によつて出力される偶数実アドレス
EPAD0:22を受信し、それらを1個の行アドレ
ス・データ入力フイールドEPAD0:12、および、
コラム・アドレス・フイールドEPAD12:10とに
分割する。該データ入力フイールドEPAD0:12
は、レベル1偶数ダイレクトリ781およびレベ
ル2偶数ダイレクトリ783の両データ入力端子
と、さらに、コンパレータ791および793に
供給する。該アドレス・フイールドEPAD12:10
は、レベル1偶数ダイレクトリ781およびレベ
ル2偶数ダイレクトリ783に供給されて、該偶
数ダイイレクトリにおける記憶位置群の1個を選
択する。 レベル1奇数ダイレクトリ777とレベル2奇
数ダイレクトリ779と、レベル1偶数ダイレク
トリ781と、レベル2偶数ダイレクトリ783
とは、各々記憶モジユールすなわち、1024個の記
憶位置群をふくむランダム・アクセス・メモリ群
を有する。ダイレクトリ群中の該記憶位置群の
各々は、キヤツシ・メモリのデータ記憶装置中の
記憶位置群と連動している。それゆえ、該レベル
1奇数ダイレクトリ777の記憶位置0は、レベ
ル1奇数データ記憶711の記憶位置0に貯蔵さ
れているデータ・ワードを識別する該奇数実アド
レスOPAD0:12の最大重みビツトを12個貯蔵す
る。同様に、該レベル2奇数ダイレクトリ779
と、該レベル1偶数ダイレクトリ781と、該レ
ベル2偶数ダイレクトリ783における1024個の
記憶位置の各々は、対応する該レベル2奇数デー
タ記憶装置715と、該レベル1偶数データ記憶
装置709と該レベル2偶数データ記憶装置71
3の記憶位置群のそれぞれと連動している。 上述のように、キヤツシ・ダイレクトリ群の機
能は、キヤツシ・データ記憶装置群に貯蔵されて
いるデータ・ワードを識別する、実アドレス番号
群の12個の最大重みビツトを貯蔵することにあ
る。該ダイレクタトリ群の各々の記憶位置は、該
実アドレス番号群の10個の低位オーダ・ビツト群
によつてアドレスされる。1例としては、レベル
1奇数ダイレクトリ777とレベル2奇数ダイレ
クトリ779の各々の1024個の記憶位置群は、実
アドレス番号の10個の低位オーダ・ビツト群、す
なわち、ビツトOPAD12:3およびVAIN15:7
によつてアドレスされるレベル1偶数ダイレクト
リ781とレベル2偶数ダイレクトリ783の
各々の1024個の記憶位置群は、偶数実アドレス番
号の10個の低位オーダ・ビツト群、すなわち、
EPAD12:10によつてアドレスされる。該ダイレ
クトリの各々は、アドレスされるときに、1個の
12ビツト・データ・フイールドを出力する。上に
のべたように、これらの12ビツトは、該キヤツ
シ・データ記憶装置に貯蔵されている対応するデ
ータ・ワードを識別する該実アドレス番号の12個
の高位オーダ・ビツト群に対応している。かく
て、レベル1奇数ダイレクトリ777は、レベル
1奇数ビツト群L1OD0:12を、コンパレータ7
87に向けて出力し、また、レベル2奇数ダイレ
クトリ779は、レベル2奇数ビツト群
L2OD0:12を、コンパレータ789に向けて出
力する。また、レベル1偶数ダイレクトリ781
は、レベル1偶数ビツト群L1EV0:12を、コン
パレータ791に向けて出力し、さらに、レベル
2偶数ダイレクトリ783は、レベル2偶数ビツ
トL2EV0:12を、コンパレータ793に向けて
出力する。 コンパレータ787,789,791および7
93の機能は、1個の特定のデータ・ワードが、
キヤツシ・メモリのデータ記憶装置に貯蔵される
かどうかを決定することにあり、それはまた、該
データ記憶装置の連動する記憶位置に貯蔵されて
いる1個のデータ・ワードを識別する、実アドレ
スの高位オーダの12ビツト群が、1個の記憶要求
に応答する奇数加算器765と偶数加算器767
によつて発生されるごとき、実アドレス群の高位
オーダの12ビツト群と等しいかどうかを決定する
ことによるものである。たとえば、該コンパレー
タ791は、レベル1偶数ダイレクトリ781
L1EV0:12の出力を、偶数アドレス・ドライバ
群771によつて供給されるごとき、偶数実アド
レスの高位オーダの12ビツト群と比較する。該コ
ンパレータ791は、1個の12ビツト出力信号
L1EH0:12を発生するが、そこでは、もし入力
群L1EV0:12がEPAD0:12において対応するビ
ツト群が等しければ、該12ビツト群の各々は
「真」になるであろう。かくて、ビツトL1HEO
は、もしビツトL1EV0とビツトEPAD0とが同一
であれば、「真」となるであろう。該コンパレー
タ787,789および793の動作は全く同じ
で、それらは出力L1OH0:12、L2OH0:12およ
びL2EH0:12をそれぞれ発生せしめる。 該コンパレータ787,789,791および
793は、ヒツト検出回路795に供給される。
このヒツト検出回路795の機能は、2個のデー
タ・ワード、すなわち、VAIN0:3および
VAIN0:23+1に対応する仮想アドレス番号群
によつて識別されるデータ・ワードの2個のう
ち、その1個または両方が、キヤツシ・メモリの
データ記憶サブシステムに現に存在するか、もし
くは、それらが全く現に存在していないかについ
て決定することにある。 もし、信号群L1OH0:12またはL2OH0:12の
すべてのビツト群が「真」であれば、該ヒツト検
出回路795は、奇数アドレス番号によつて識別
される要求しなされたデータ・ワードが、該キヤ
ツシ・メモリの奇数データ記憶装置に現に存在す
るということを決定することになろう。同じよう
に、もしL1EH0:12もしくはL2EH0:12をふく
む信号群のすべてが「真」であれば、該ヒツト検
出回路795は、偶数アドレス番号によつて識別
される要求されたデータ・ワードが、該キヤツ
シ・メモリの偶数データ記憶装置に現に存在して
いることを決定するであろう。 上述のように、1個の要求がシステム記憶装置
から1個のデータ・ワードのために出されるとき
は、該データ・ワードおよび次に続くデータ・ワ
ードの両方が、該システム記憶装置もしくはキヤ
ツシ・メモリから供給される。もし、アドレス番
号VAIN0:23によつて識別されるデータ・ワー
ドが該キヤツシ・メモリに常駐していれば、ヒツ
ト検出回路795はこのデータ・ワードを、信号
LFTHITを発生することによつて指示するであ
ろう。またもし、アドレス番号VAIN0:23+1
によつて識別されるデータ・ワードが該キヤツ
シ・メモリのデータ記憶装置群の1個に現に存在
していれば、該ヒツト検出回路795は、信号
RGTHITを発生する。こうして、上記2個のデ
ータ・ワードが該キヤツシ・データ記憶装置群に
常駐していれば、レフト・ヒツト信号およびライ
ト・ヒツト信号すなわち、LFTHITとRGTHIT
が発生せしめられ、また要求されたデータ・ワー
ドの両方とも該キヤツシ記憶装置群のなかに存在
していないときは、レフト・ヒツト信号
LFTHITおよびライト・ヒツト信号RGTHITは
両方とも発生されない。 キヤツシ更新論理797は、ヒツト信号
LFTHITとRGTHITとを受信し、要求されたデ
ータ・ワード群を供給するために、1個のシステ
ム記憶アクセスが発生されねばならないかどうか
を決定する。もし、そのようなシステム記憶アク
セスが必要ならば、該キヤツシ更新論理797
は、適当な制御信号群を発生せしめて、1個のシ
ステム記憶アクセスを開始し、かつ、システム記
憶装置によつて供給されたデータ・ワードもしく
はデータ・ワード群が、該キヤツシ・メモリのデ
ータ記憶装置群に適切に貯蔵されていることを保
証し、かつ、適当なエントリ群が、該キヤツシ・
メモリのダイレクトリ記憶装置のなかに貯蔵され
ていることを保証する。これらの制御記憶群は、
出力CACNTRLによつて記号化されており、こ
れについては、この後に詳しく説明されるであろ
う。 4 キヤツシ診断サブシステムの概観 本発明に係るキヤツシ・メモリをふくむ回路群
の詳細を記述するに先立つて、該キヤツシ・メモ
リ内部の診断サブシステムの動作について説明を
しておこう。該診断サブシステムは、セグメン
ト・デイスクリプタ更新論理755と、キヤツシ
更新論理797と、モード・レジスタ757とに
ふくまれている。前に説明されているように、該
モード・レジスタは、1個の16ビツト・レジスタ
であつて、ソフトウエアおよびフアームウエア・
ルーチン群によつてセツト可能である。該16ビツ
トの状態の組合せのいかんでは、あるマシンの操
作の1つかもしくはそれ以上の個別的な態様は変
更しうる。 該16ビツトの第1は、初期設定ビツト、
INITLZで、その機能は、1個の初期状態をセツ
トする1個の手段を、キヤツシ・ダイレクトリ
群、777,779,781および783に提供
することである。初期設定が必要なのは、パワー
がマシンに加えられても、該キヤツシ・ダイレク
トリ群が未知の状態に置かれているときである。
この目的のために、システム記憶装置の最初の
2048個の記憶位置に貯蔵されているデータ・ワー
ド群は、レベル1偶数および奇数データ記憶装置
709および711の各々における記憶位置群の
中に複写される。該システム記憶装置における次
の2048個の記憶位置に貯蔵されているデータ・ワ
ード群は、レベル2偶数および奇数データ記憶装
置713および715の各々における記憶装置群
の中に複写される。データ・ワード群が、該キヤ
ツシ・メモリのデータ記憶サブシステムに貯蔵さ
れると、キヤツシ・ダイレクトリ・サブシステム
は、連動する実アドレス群の12個の高位オーダ・
ビツトを、レベル1およびレベル2の偶数および
奇数ダイレクトリ記憶装置の中に貯蔵する。 該モード・レジスタの第2のビツトは、禁止権
チエツク・ビツトIHRGCKである。このビツト
は、MMUの記憶保護機能を制御し、かつ、アク
セス権チエツカ回路759の操作をバイパスし
て、所与のユーザもしくはリクエスタが、照会さ
れた記憶セグメントにアクセスする正当なレベル
の優先権を有しているかいないかを決定するため
に使用される。もし、IHRGCKがセツトされる
と、チエツキング機構が抑制されて、いかなる記
憶位置へのアクセスも許される。 アドレス両位置禁止ビツトARLINEは、仮想
アドレスを実アドレスに飜訳するのを抑止し、
VAIN0:23フイールドにおいてMMUに提供さ
れたいかなるアドレスも、実アドレスとして取扱
うことを許す。もし、ARLINHがセツトされる
と、該キヤツシ・ダイレクトリ・サブシステム
は、仮想アドレスと実アドレスとを区別して取扱
わないようになろう。 該モード・レジスタ757のキヤツシ・バイパ
ス・ビツトCABYPは、それがセツトされると、
ユーザは、キヤツシ・メモリを使わないでも、シ
ステム記憶装置にあらゆる記憶照会ができるよう
になる。それゆえ、CABYPがセツトされると、
すべての記憶読み出し群は該キヤツシ・メモリの
ミスを発見して、データがシステム記憶装置から
供給されることになろう。しかしながら、キヤツ
シ・データ記憶装置は、中央サブシステムもしく
はその他のシステム処理装置およびI/Oデバイ
ス群から、新しい情報がシステム記憶装置に書き
込まれれば、それがどんな情報であつても必ず更
新されることになつている。 該モード・レジスタ757のフオース・ミス・
ビツトFRCMISは、上記CABYPビツトと類似の
機能を遂行する。FRCMISがセツトされると、
すべての記憶照会はキヤツシ・デイレクトリ・サ
ブシステムを回避して、すべての記憶読み出しは
システム記憶装置から行われるであろう。このビ
ツトの目的は、該キヤツシ・メモリにおける新し
い情報への置換を、修正があるときはいつでも、
チエツクする手段を提供することにある。これ
は、該キヤツシ・メモリにおいて要求されたデー
タ・ワードが存在しない場合に、ハードウエアの
応答をテストする1個の診断方法を提供してい
る。 フオールト・ノー・ヒツト・モード・ビツト
FNHMDEは、キヤツシ・ダイレクトリ・サブシ
ステムの中に“hit”がみあたらない記憶照会の
すべてに対して、ハードウエアに、使用不能リソ
ース信号を発生させしめる。このビツトの目的
は、データ・ワード群が、チエツクされるべき該
キヤツシ・メモリ中に存在するかどうかの決定
を、ハードウエア機構に可能ならしめることにあ
る。このモードにおいては、特定のデータ・ワー
ド群は該キヤツシ・メモリに貯蔵され、それらの
データ・ワード群へのアクセスに対する諸要求が
つくり出される。もし、キヤツシ・ダイレクト
リ・サブシステムが、該データ・ワード群が該キ
ヤツシ・メモリ中に存在していないことを決定す
ると、1個のエラー表示がつくり出される。 該モード・レジスタ757は、さらに、1個の
記憶照会・ラツプ・ビツトMRWRAPをふくむ
が、これは、ローカル・バス・プロセツサ群が、
メガ・バス・アダプタ中のFIFOに、書き込み操
作をもちこむことを可能にする。このことは、
I/O操作の使用がなくても、FIFOに対する要
求群をつくり出せるようにしている。通常は、該
ローカル・バス・プロセツサ群の1個から書き込
まれるデータは、直接にシステム記憶装置に入つ
て、該メガ・バス・アダプタ中のFIFOをバイパ
スする。しかしもし、MRWRAPがセツトされ
ると、これらの記憶書き込み群は該FIFOに入る
ことになるであろう。 該モード・レジスタ757の書き込み・ダイレ
クトリ・ビツトWRDRTYは、キヤツシ・ダイレ
クトリ回路を制御する。特に、キヤツシ更新論理
回路797およびセグメント・デイスクリプタ更
新論理755を制御して、ダイレクトリ記憶装置
777,779,781および783における現
エントリ群をチエツクする。該書き込み・ダイレ
クトリ・ビツトの目的は、1個の発生しなされた
実記憶アドレス番号が、1個の所与のコンピユー
タ・システム中に存在する実記憶位置の最大数を
こえてしまうときには、いつでも1個の使用不
能・リソース・エラを抑止することにある。この
ことは、キヤツシ・ダイレクトリ・サブシステム
中のすべての記憶位置がテストされるようイネー
ブルな状態におくが、このテストは、アドレス番
号の最高理論数に相当する数のアドレス番号群
が、該システム中に存在する実際の記憶量とは無
関係に、該キヤツシ・ダイレクトリ群に貯蔵され
うるようにすることによつてなされる。 該モード・レジスタ757のバイパス記憶ビツ
トBYPMRYは、キヤツシ/MMU装置からメ
ガ・バスへのすべての通信を禁止して、すべての
記憶照会が該キヤツシ・メモリのデータ記憶サブ
システムに短絡するようにし、また、いかなる照
会も該メガ・バスにはなされないようにする。こ
のことは、ローカル・バス・システムもしくはメ
ガ・バス・システムから諸障害が切り離されるこ
とを可能にしている。 該モード・レジスタ757のフオース・ヒツ
ト・ビツトFRCHITは、それがセツトされると、
ローカル・バス・プロセツサ群からくるすべての
記憶照会が、ヒツト検出回路795を介して、該
キヤツシ・メモリ中の“hit”の確認を受け取れ
るようになる。このfunctionalityは、該キヤツ
シ・メモリをさらにテストすることができるよう
にする。なぜならば、FRCHITがデータ・ワー
ド群をシステム記憶装置に書き込まれるようにせ
ずセツトされると、それらは該キヤツシ・メモリ
に書き込まれるからである。このようにすると、
システム記憶装置の完全性は保全されるが、一方
でキヤツシ・ダイレクトリ・システムの操作性能
がテストされうることになる。またさらに、
FRCHITがセツトされると、一定の情報は該キ
ヤツシ・メモリに書き込まれるが、全く異る情報
はシステム記憶装置の対応するアドレス群に書き
込まれる。該キヤツシ・メモリと該システム記憶
装置両方の操作性能は、データ・ワード群の要求
に応答して、情報が両者のいずれからリターンさ
れるかを決定することによつてテストすることが
できる。 該モード・レジスタ757は、さらに、1個の
レベル2フオース・ヒツト・ビツトL2FHITを有
する。このビツトは、キヤツシ・ダイレクトリ・
サブシステムのどの径路がアクセスされるかを規
定する。したがつて、もしFRCHITがセツトさ
れて、該キヤツシ・メモリがフオース・ヒツト・
モードで動作していることを指示すると、
L2FHITの数値はその“hit”が偶数および奇数
データ記憶のレベル1で強制されたのか、もしく
は、レベル2で強制されたのかを決定することに
なろう。 5 キヤツシ・データ記憶装置の望ましい実施例
についての説明 キヤツシ・データ記憶装置内の関連する諸装置
については、第24図a〜第47図bの詳細な概
念論理ブロツク・ダイアグラム群(LBDS)に示
されている。本発明の理解に資するため、第24
図a−第67図bの、a部分とb部分の両方を有
している図面のすべて、たとえば第24図aおよ
び第24図bのごときは、「図面群」のそれ以外
の図面とは切り離して、第23図に示されている
ように、互いに隣り合せの位置に結合されるべき
である。このようにすれば、a部分とb部分をと
もに有する各ダイアグラムは、一つの統一された
図面として参照することができる。基本的なキヤ
ツシ・データ記憶装置の構造と動作とは、第19
図a,b、第20〜22図に関連して記述されて
きたが、以下の説明は、該キヤツシ・データ記憶
装置の望ましい実施例についての付加的な記述と
なるであろう。 第24図a−第67図bの詳細な論理図式は、
既知のかつ標準的な集積回路論理チツプ群を図示
しており、それらは商業的集積回路(IC)供給
者から入手可能である。図示されている各要素に
は、個別的な部分識別コードが与えられている。
たとえば、第26図aに示されている“a
multiplexer01A09”は、テキサス・インスツル
メンツ社によつて製品番号74298として販売され
ている、標準マルチプレクサ回路チツプである。
実は、図面中74で始まる商品名称を有する回路
チツプは、すべてテキサス・インスツルメンツ社
によつて製造されているもので、これらの諸回路
のさらに詳細な説明は、テキサス・インスツルメ
ント社によつて出版(1976年)された“The
TTL Data Book for Design Engineers”(第
2版)に記載されている。かかる商品名称は、従
来技術においてすなわち明らかである。 第24図a,b、第25図a,bは、仮想アド
レス・マルチプレクサ405(第11図)の実施
態様を図示したものである。第24図aの回路、
01B06について例をとろう。この回路は、1個の
4方向セレクタを有し、また多数の入力端子群を
有する4個のANDゲートと、該ANDゲートの
各々の出力を入力として受信する1個のORゲー
トをふくんでいる。4個のORゲートのうち1個
だけが、同時に〔1〕に等しいすべての入力群を
有するであろう。該ORゲートは、出力VAIN00
(仮想アドレス番号フイールドのビツト0)を発
生せしめるよう入力することを選択する。セレク
タ01B06にふくまれる第1のANDゲートは、信
号群ENMBAL、LOGICI、FIAD00および
LOGICIを受信する。FIAD00は、前に説明した
ように、第12図に示されたメガ・バス・アダプ
タのFIFO505から供給される。ENMBALおよび
LOGICIは、第42図bに出てくる回路によつて
発生されるイネーブル信号群である。第42図b
のドライバ回路01D25は、要求・アービトレイシ
ヨン・ネツトワーク407から割り当てられた信
号群、FIASND、SIASNID、CIASNDおよび
CPASNDを受信し、かつ、メガ・バス・アドレ
ス(ENMBAL)に対して、イネーブル信号群、
SIP・アドレス(ENSIAI)、CIP・アドレス
(ENCIAI)、もしくは、CPU・アドレス
(ENCPAI)を発生する。もし、該FIFOが、前
に説明した態様で1個のローカル・バス・サイク
ルに割り当てられたとすると、EMMBALは
〔1〕となり、ドライバ01D25の他の出力群は
〔0〕となるであろう。 信号LOGICIは、これも第42図bに示されて
いるように、ドライバ03D25によつて発生され
る。LOGICIは、常に「真」である。なぜなら
ば、それが入力上で対応している信号ZGNDB23
は「偽」であるが、それは該ドライバ回路03D25
に適用されるように変換されるからである。こう
して、もし該FIFOが、1個のメガ・バス・サイ
クルに割り当てられれば、該マルチプレクサ
01B06の4個の入力・ANDゲートへの入力が可
能になり、VAIN00はFIAO0の数値をもつこと
になろう。 該4方向セレクタ・サーキツト01B06にふくま
れる残り3個のANDゲートは、上記のドライバ
回路01D25のイネーブル出力群および、最大重み
ビツト、すなわち、CPU、SIPおよびCIPによつ
て供給さられるアドレスの1ビツトを受信する。
該4方向セレクタ回路01B06が、CPU、SIP、
CIPもしくはFIFOがイネーブルな状態にあれば、
そのいずれからでも供給されるアドレス・ビツト
の数値を、VAIN00に引受けせることはいうまで
もない。 第24図b、第25図a、および25図bの残
りの回路群は、該4方向セレクタ回路01B06と同
じ態様で動作し、仮想アドレス番号、VAIN0:
23の0ビツトから22ビツトまでを組合せにおいて
発生する。この記述においてただ1つの例外は、
第25図bに図示されている1個のマルチプレク
サ01D07である。該マルチプレクサ回路は、前に
規定されたENMBAL信号によつてイネーブルな
状態にされ、自らは4個の2×1マルチプレクサ
を有している。その第1のマルチプレクサは、第
11図に示されるBYADマルチプレクサ413
に相当する。該413は、BNMBALの数値に応
じて、LBBYADもしくはFIAD23のいずれか
を選択し、出力信号VBYTADを発生する。 VBTYADは2進法信号で、1個の記憶アクセ
スの期間中、データ・ビツトの2個のバイトのい
ずれが、記憶装置から読み出され、もしくは、そ
れに書き込まれるかを指示する。信号ERRCLR
は、マルチプレクサ回路01D07の第2のマルチプ
レクサの両入力に供給され、それゆえに、第2の
マルチプレクサ回路の出力は、ENMBALの数値
に関係なくERRCLRとなるであろう。 第3のマルチプレクサ回路は、ローカル・バス
への1個の実アドレスの伝送を制御する信号
ENPALBを自らの2個の入力として受信する。
該第3のマルチプレクサ回路の出力は、ローカ
ル・バス伝送信号へのイネーブル実アドレス
ENPALB−11である。 該マルチプレクサ回路01D07における最後のマ
ルチプレクサは、APWRITおよびRQGTFIの入
力群として受信し、出力LMBWRTを発生する。
前述のように、RQGTFIは、FIFOとメガ・バ
ス・アダプタが次のローカル・バス・サイクルを
与えられたことを指定する。要求許与レジスタ4
09の出力となるものである。APWRITは、1
個のWRIT信号であつて、上に説明したのと同じ
態様で、該ローカル・バス伝送が起る方向を指示
する。すなわち、それは、記憶装置への書き込み
もしくは、記憶装置からの読み出しのいずれであ
るかを指定する。したがつて、LMBWRTは1
個の2進法信号で1個の書き込みが実行されてい
るかどうかを指示する。 第26図a,bは、ローカル・データ入力マル
チプレクサ701(第19図a)の実施例を図示
したものである。この実施例は、信号群
ENMBLRおよびLDLDTR(Load data lines
LDTR)によつて制御される32個の2XI・マルチ
プレクサをふくんでいる。ENMBLRが「真」で
あるときには、メガ・バス・データ(MBDT0:
32)は、対応する該マルチプレクサ群の出力群
LDTR0:32に向つてイネーブルな状態にさせら
れる。ENMBLRは、第42図aで図示されてい
るように、インバータ01B25およびORゲート
01A25の出力である。ENMBLRは次の場合にい
つも「真」である。すなわち、1個の読み出しサ
イクルが要求されたとき、FIFOが1個のローカ
ル・バス・サイクルを割り当てたとき、1個の割
り込みが可能になつたとき、書き込み・ブレーク
インが要求されたとき、もしくは、1個の
MMU・読み出し・エラーが検出されたとき、で
ある。これらの諸条件を表わす信号は、すべて該
ORゲート01A25に入力される。第19図aを前
に説明したときのように、ローカル・データ入力
マルチプレクサ701の出力は、キヤツシ・デー
タ入力マルチプレクサ703および偶数・奇数レ
ベル1データ出力マルチプレクサ717,719
へ供給される。 まず、該キヤツシ・データ入力マルチプレクサ
について考察するに、偶数キヤツシ・データ入力
マルチプレクサ705の機能は、ローカル・デー
タ・ワードLDTR0:6もしくはLDTR16:16の
いずれかが1個の偶数アドレス番号によつて識別
される方を、1個の入力として、選択することに
ある。同様に、奇数・キヤツシ・データ入力マル
チプレクサ707は、LDTR0:16もしくは
LDTR16:16のいずれかが1個の奇数アドレス
番号によつて識別される方を、ローカル・デー
タ・ワードとして、選択するのである。 該キヤツシ・データ入力マルチプレクサ703
の1実施例は、第27図a,bに図示されてい
る。偶数および奇数キヤツシ・データ入力マルチ
プレクサ705,707は、32個の2×1マルチ
プレクサ群を有している。偶数キヤツシ・データ
入力マルチプレクサは、マルチプレクサ回路チツ
プ、01A10、01B10、01C10および01D10をふく
んでいる。奇数キヤツシ・データ入力マルチプレ
クサは、マルチプレクサ回路チツプ、07A10、
07B10、07C10および07D10をふくんでいる。 1例として、マルチプレクサ回路01A10(第2
7図a)を説明することにしよう。このマルチプ
レクサ回路は、第44図bに図示されているドラ
イバ回路03D27の出力である信号SCDIXDによつ
て制御されている。該ドライバ回路の入力は、1
個の信号SXDCDIで、1個のANDゲート03B25
の(第42図a)の出力である。該SXDCDIは、
もしLB2MRYによつて〔1〕に等しいと指定さ
れた1個のローカル・バス記憶要求、もしくは、
FICYCLによつて〔1〕に等しいと指定されたご
とき1個のFIFOサイクルがなければ、
〔0〕に等
しくなろう。 該ANDゲート03B25への他の入力には、仮想
アドレスVAIN22の最小重みビツトがある。そ
れゆえ、SXDCIは、ローカル・データ・ワード
LDTR0:16と連動する仮想アドレスの最小重み
ビツトが〔1〕で、左(高位オーダ)のデータ・
ワードが1個の奇数アドレス番号によつて識別さ
れるということを指定するかぎり、「真」となり
うるのである。もし、該VAIN22が奇数であれ
ば、奇数キヤツシ・データ入力マルチプレクサ7
07は、ローカル・データ・ワードLDTR0:16
を入力として選択し、一方、偶数キヤツシ・デー
タ入力マルチプレクサ705は、次のローカル・
データ・ワードLDTR16:16を入力として選択
することになろう。 第27図a,bに図示されている、奇数および
偶数キヤツシ・データ入力マルチプレクサ群の機
能は、それらの入力群を選択的にレベル1および
レベル2偶数および奇数データ記憶装置709,
711,713および715に、出力群として、
供給することにある。偶数キヤツシ・データ入力
マルチプレクサ705の出力は、データ・ワード
CADI0:16で、奇数キヤツシ・データ入力マル
チプレクサの出力は、データ・ワードCADI16:
16である。 マルチプレクサ回路04A10は、パリテイビツト
群を、データ・ワードCADI0:16およびデー
タ・ワードCADI16:6に対して選択し、かつ、
伝送するために提供されている。 第28図a,b、第29図a,bは、レベル1
偶数データ記憶装置709(第19図a)の1実
施例を図示している。この実施例は、偶数アドレ
ス番号群によつて識別される1024個の16ビツト・
データ・ワード群を貯蔵するための、16個の1×
1024ランダム・アクセス記憶チツプ群をふくんで
いる。ランダム・アクセス記憶チツプ07A15(第
28図a)と07B16(第29図a)とは、レベル
1偶数データ記憶709に貯蔵されているデー
タ・ワードの各々と連動しているパリテイ・ビツ
ト群を貯蔵する。 ランダム・アクセス記憶チツプ01A15(第28
図a)に関していえば、該記憶内の1個の記憶位
置が選択される。すなわち、これ以後に説明され
る態様でキヤツシ・ダイレクトリ・サブシステム
によつて発生せしめられるごとき、ES1A12〜
ES1A21と名付けられる10個のアドレス線路によ
つてアドレスされる。これらのビツト群は、偶数
アドレス・ドライバ群771(第19図b)によ
つて出力される偶数実アドレスの最小重みビツト
群に対応する。書き込みイネーブル信号は
W1EVBOで、ランダム・アクセス記憶チツプ
01A15の書き込みイネーブル端子への入力として
変換される。1個のデータ・ワードが、レベル1
偶数データ記憶装置に書き込まれることになる
と、W1EVBOは、データ・ワードCADI0:16を
ふくむ16ビツト群の貯蔵を可能にする1つの態様
において、それらに連動されているランダム・ア
クセス記憶チツプ群の中へと発生せしめられる。
しかし、もし1個のワードがレベル1偶数データ
記憶装置から読み出されることになると、該
W1EVBOは、該ランダム・アククセス記憶チツ
プ群の中へは書き込めないが、該チップ01A15の
読み出しはできる1個の数値を有することになつ
て、それによつて、出力信号EVDS00は、アドレ
スされた記憶位置に記憶された数値に等しくなる
ようにされるであろう。 第30図a,bおよび第31図a,bは、レベ
ル1奇数データ記憶装置711の1実施例を図示
している。この実施例もまた、16個の1024×1ラ
ンダム・アクセス記憶チツプ群を有し、これら
は、信号群CADI16:16を入力群として受信し、
また、信号群CDDSO0:16を出力として発生す
る。該ランダム・アクセス記憶チツプ群の各々
は、奇数実アドレス番号、OS1A12〜OS1A14お
よびODSA15〜ODSA21の10個の最小重みビツト
群によつてアドレスされる。該信号群ODSA15〜
ODSA21は、ドライバ回路03A23および01A23
(第36図a)の出力群であつて、仮想アドレス
番号ビツト群VAIN15〜VAIN21に対応してい
る。該ビツトOS1A12〜OS1A14は、この後に説
明される態様において、該キヤツシ・ダイレクト
リ・サブシステムによつて発生せしめられた奇数
実アドレス・ビツト群、OPAD12〜OPAD14に
対応している。該ランダム・アクセス記憶チツプ
群の各々に対する、読み出し、書き込み1ネーブ
ル信号は、書き込みレベル1奇数信号、
W1ODBOである。 第32図a,bおよび第33図a,bは、レベ
ル2偶数データ記憶装置713の1実施例を図示
したものである。また、第34図a,bおよび第
35図a,bは、レベル2奇数データ記憶装置7
15の1実施例を図示したものである。該データ
記憶装置の各々の構成は、第28図a〜第31図
bに関連して説明した、レベル1偶数および奇数
データ記憶装置群と同じであり、したがつて、レ
ベル1とレベル2該装置間の類似性については重
ねて説明しない。レベル2偶数データ記憶713
をふくむ、該ランダム・アクセス記憶チツプ群の
読み出しおよび書き込みは、該キヤツシ・ダイレ
クトリ・サブシステムによつて発生せしめられ
た、書き込みレベル2偶数データ記憶装置、
W2EVBOの制御下にある。該レベル2偶数デー
タ記憶装置713をふくむ該ランダム・アクセス
記憶チツプ群は、CADI0:16を入力として受信
し、L2EVO0:16を出力として発生する。レベル
2偶数データ記憶装置713をふくむ該ランダ
ム・アクセス記憶チツプ群に対するアドレス信号
群は、レベル1偶数データ記憶装置709をふく
む該ランダム・アクセス記憶チツプ群に対するア
ドレス信号群と同じである。 最後に、レベル2奇数データ記憶装置715を
ふくむ該ランダム・アクセス記憶チツプ群は、
CADI16:16を入力群として受信し、また、書き
込みレベル2奇数データ信号W2ODBOの制御下
で、L2OD0:16を出力として発生する。さらに
いえば、レベル2奇数データ記憶装置715をふ
くむ該ランダム・アスセス記憶チツプ群の各各に
対するアドレス信号群は、レベル1奇数データ記
憶装置711をふくむ該ランダム・アクセス記憶
チツプ群のアドレス制御するアドレス信号群と同
じである。 第36図a,bは、該キヤツシ1MMU装置に
対する付加的な制御回路を図示している。ドライ
バ回路群03A23および01A23以外の、第36図a
に図示されている回路は、1個のキヤツシ・メモ
リ・サイクルの終結を制御している。4方向セレ
クタ11A23の出力FNPULSは、1個のフイニツ
シ・パルスであつて、これは使用中の線路をクリ
アになさしめ、かつ、1個のエンド・パルスが発
生せしめられるようにしている。むだ時間回路
06A23は、OR回路08A23を介して、1個のスロ
ー・エンド・インパルスの発生を開始する。 第36図bに図示されている4方向セレクタ
03C23は、二重幅セレクタであつて、これは、該
キヤツシ・メモリから同時に2個のデータ・ワー
ドの伝送を開始することになろう。1個のキヤツ
シ・サイクルは、ANDゲート06D23から出力さ
れたCLRQGT信号を与えられたクリア要求によ
つて終結する。最後に、書き込みデイレクシヨン
信号LBWRITは、4方向セレクタ08C23の出力
をふくみ、かつ、前に説明したように、該
LBWRITの数値は、1個のバス読み出しもしく
は書き込みが実行されているかどうかを決定す
る。 第37図a,bおよび第38図a,bは、偶数
および奇数のレベル1データ出力マルチプレクサ
717と719との1実施例を図示したものであ
る。特に、第37図a,bに図示されたマルチプ
レクサ回路群は、偶数レベル1データ出力マルチ
プレクサ717をふくみ、また、第38図a,b
に図示されたマルチプレクサ回路群は、奇数レベ
ル1データ出力マルチプレクサ719の1実施例
を示したものである。これらのマルチプレクサ回
路群の機能は、レベル1偶数および奇数データ記
憶装置709,711から出力されたデータ・ワ
ード群を、ローカル・バス線路CADO0:32に伝
送することにある。さらにいえば、これらのマル
チプレクサ回路群は、レベル1偶数データ記憶装
置709およびレベル1奇数データ記憶装置71
1から出力されるデータ・ワードEVDS0:16お
よびODDS0:16の、前に説明したごときステア
リングを実行するが、それによつて、1個の偶数
アドレス番号に連動するデータ・ワード、もしく
は、1個の奇数アドレス番号に連動するデータ・
ワードのいずれかが、高位オーダ出力データ・ワ
ードCADO0:16もしくは低位オーダ出力デー
タ・ワードCADO16:16のいずれかとして、選
択されうるようにすることになる。 上に説明したように、該レベル1奇数データ記
憶装置711の出力は、もし該アドレス番号
VAIN0:23が奇数ならば、出力データ・ワード
CADO0:16として選択されるであろう。逆に、
もし該アドレス番号VAIN0:23が偶数ならば、
当然レベル1偶数データ記憶装置709は、出力
データ・ワードCADO0:16として選択されるこ
とになろう。 第37図aを参照するに、マルチプレクサ
01A11は、セレクタ信号群CDEOS1とCDEOS2に
よつて制御される1個の4×1マルチプレクサか
らなつている。該マルチプレクサ回路01A11は、
出力データ・ワードCADO00の高位オーダ・ビ
ツトを出力する。入力群は次のようである。すな
わち、高位オーダ・ローカル・データ・ワード
LDTR00の高位オーダ・ビツトと、低位オー
ダ・ローカル・データ・ワードLDTR16の高位
オーダ・ビツトと、データ・ワードODDS0:16
(信号線路ODDS00を介して伝送されるビツト)
の高位オーダ・ビツトで、これはレベル1奇数デ
ータ記憶装置711によつて出力されたものであ
り、さらに、データ・ワードEVDSO0:16の高
位オーダ・ビツト(信号線路EVDS00を介して伝
送されるビツト)で、これはレベル1偶数データ
記憶装置709によつて出力されたものである。 該セレクタ信号CDEOS1とCDEOS2とは、第4
2図aのORゲート11B25と10B25とを介して発
生せしめられる。 もし、該信号群CDEOS1とCDEOS2が
〔0〕で
あれば、出力CADO00はEVDS00の数値を引き受
ける。またもし、該CDEOS1が〔1〕に等しく、
該CDEOS2が
〔0〕に等しければ、出力
CADO00は入力CDDS00の数値を引受ける。最後
に、もし該CDEOS1と該CDEOS2とがともに
〔1〕に等しければ、出力信号CADO00は入力信
号LDTR16の数値を引き受ける。 ここで、ふたたび制御信号群CDEOS1と、
CDEOS2とに関連していえば、まずCDEOS2は、
1個のシステム記憶読み出しがなされるときはい
つでも〔1〕に等しくなる。なぜなら、1個の要
求データ・ワードが、レベル1偶数データ記憶装
置709またはレベル1奇数データ記憶装置11
に常駐していないためである。一方、制御信号
CDES1は、VAIN22が
〔0〕に等しく、伝送さ
るべき2個のデータ・ワードの第1(高位オーダ)
のものが、1個の偶数アドレス番号によつて識別
されることを指示しているときは、いつでも
〔1〕に等しくなるであろう。しかし、もし
VAIN22が〔1〕に等しければ、CADO0:16と
して伝送されるべき該第1のデータ・ワード(高
位オーダ)は、1個奇数アドレス番号によつて識
別される。 レベル1奇数データ出力マルチプレクサ719
をふくむマルチプレクサ回路は、第38図a,b
に図示されている。これらのマルチプレクサは、
信号群CDOS1とCDOS2とによつて制御されてい
る。該信号CDOOS1は、VAIN22の数値に応じて
制御される。もし、VAIN22が
〔0〕に等しけれ
ば、すなわち、仮想アドレス番号が偶数ならば、
CDOOS1は
〔0〕に等しくなつて、レベル1奇
数データ記憶711の出力(ODDS0:16)を、
該ローカル・バスに、低位オーダ出力データ・ワ
ードCADO16:16として伝送することになろう。
しかし、もしVAIN22が〔1〕に等しくて、出力
データ・ワードCADO0:16が1個の奇数アドレ
ス番号によつて識別されることを指示するなら
ば、レベル1奇数データ出力マルチプレクサ71
9は、レベル1偶数データ記憶装置709を、該
ローカル・バスに、低位オーダ出力データ・ワー
ドCADO16:16として伝送することになるであ
ろう。 該イネーブル信号CDOOS2は、要求された1
個のデータ・ワードが該キヤツシ・メモリに常駐
しているときは、いつでも
〔0〕に等しいであろ
う。しかし、もし該データ・ワードが、該キヤツ
シ・メモリに常駐しておらず、かつ、該ローカ
ル・データ入力マルチプレクサ701の出力が該
ローカル・バスに直接に、レベル1出力マルチプ
レクサを介して伝送されることになれば、該
CDOOS2は〔1〕に等しくなるであろう。また、
該イネーブル信号CDOOS2は、ANDゲート
12B25(第42図a)の出力である。 従来技術において、次のことはすでに明らかで
ある。すなわち、第37図a,bおよび第38図
a,bに図示されている4×1マルチプレクサ群
は、レベル1偶数データ記憶装置709およびレ
ベル1奇数データ記憶装置711から出力された
データ・ワード群が、高位オーダ出力データ・ワ
ードCADO0:16および低位オーダ出力データ・
ワードCADO16:16の中に選択的に導入される
ことを可能にしているということである。これら
のマルチプレクサ群は、さらに、メガ・バスから
受信したデータ・ワード群が、偶数および奇数の
レベル1データ出力マルチプレクサを介して、該
ローカル・バスに伝送されることをも可能にして
おり、一方で、それらは、キヤツシ・データ入力
マルチプレクサ703を介して、該キヤツシ・メ
モリのデータ記憶装置へ同時に伝送される。 第39図a,bは、レベル2偶数データ出力マ
ルチプレクサ回路721おおよびレベル2奇数デ
ータ出力マルチプレクサ723の、1実施例を図
示したものである。特に、レベル2偶数データ出
力マルチプレクサ721は、4個の2×1マルチ
プレクサ回路チツプ群、01A13,01B13,01C13
および01D13をふくんでいる。これらのマルチプ
レクサは、VAIN22の数値に応じて、レベル2偶
数データ記憶装置713からの出力信号群
L2EV0:16と、レベル2奇数データ記憶装置7
15からの出力信号群L2OD0:16との間で選択
を行う。上述のように、該VAIN22は、仮想アド
レス番号の最小重みビツトであつて、該ローカ
ル・バスにL2DO0:16として供給されるべき低
位オーダ・データ・ワードを識別する。もし該
VAIN22が
〔0〕で、2個のデータ・ワードの最
初のもの(高位オーダ)を識別するアドレス番号
が偶数であれば、たとえばマルチプレクサ01A13
は入力群L2EV00〜L2EV03を、出力群L2DO00
〜L2DO03に対する数値として選択するであろ
う。逆に、もしVAIN22が〔1〕であれば、1個
の奇数アドレス番号によつて識別されるデータ・
ワードが、高位データ出力ワードL2DO0:16と
して選択されることになり、かつ、該マルチプレ
クサ回路01A13は、該出力信号群L2DO00〜
L2DO03を、数値群L2OD00〜L2OD03にセツト
するであろう。 マルチプレクサ回路群、07A13,07B13,
07C13および07D13は、奇数レベル2データ出力
マルチプレクサ723の、1実施例を図示したも
のである。これらのマルチプレクサ回路群は、レ
ベル2偶数データ出力マルチプレクサを有する該
マルチプレクサ回路と同じ態様で動作する。ただ
し、それらがANDゲート07C25(第42図b)の
出力であるイネーブル信号L2ODOSの制御下に
ある場合を除く。該L2ODOSは、もし1個の二
重ワード伝送に対する1個の要求があつたとき
は、〔1〕に等しくセツトされよう。また、最小
重みアドレス・ビツト、VAIN22は〔1〕に等し
くなり、伝送されるべき該2個のデータ・ワード
の第2番目のもの(低位オーダ)1個の偶数アド
レス番号によつて識別されることを指示する。逆
に、もしVAIN22が
〔0〕に等しいときは、伝
送されるべき第1のデータ・ワード(高位オー
ダ)が、1個の偶数アドレス番号によつて識別さ
れ、かつ、信号群L2DO16:16によつて伝送され
るべき第2のデータ・ワード(低位オーダ)が、
1個の奇数アドレス番号によつて識別されること
になる。 第40図a〜第47図bは、該キヤツシ・メモ
リの内部およびメモリ・マネジメント装置の内部
のどちらにでも使用されている制御回路の、いく
つかの実施例を図示している。こうした理由で、
該回路のすべてが、特に本発明に係るキヤツシ・
メモリの動作に適切なものであるとは限らない。 第40図a,bは、ローカル・バス・インター
フエイス回路726であつて、これは、レベル1
偶数および奇数データ出力マルチプレクサ71
7,719と、レベル2偶数および奇数データ出
力マルチプレクサ721,723、とローカル・
バス・ドライバ群725への実アドレスとからの
出力を受信する。該ローカル・バス・ドライバ7
25(第19図a)への実アドレスは、ドライバ
回路群01B14,03B14,01C14,03C14,01D14お
よび03D14によつて、具体的に表現されている。
これらのドライバ群は、該イネーブル実アドレス
を介して、インバータ13A25(第42a)によつて出
力されるローカル・バス信号ENPALBに向つて、
イネーブルな状態にさせられている。該インバー
タ13A25の入力は、ORゲート12A25の出力であ
つて、これは、その入力群である、トランスレー
ト・アドレス信号XLTADR、読み出しセグメン
ト・デイスクリプタ信号REDSCRおよび読み出
しモード・レジスタ信号RDMDERを有してい
る。これら3個の入力信号群の1個が「真」なら
ば、第40図a,bに図示されているドライバ回
路群はイネーブルな状態にされている。 ここに具体的に表現されているように、上記ロ
ーカル・バス・インターフエイス726は、第4
0図a,bに図示されている32個の、3入力OR
ゲート回路群を有している。該ORゲート回路群
は、各々、次の信号群をふくむビツト群の異る1
個を受信する。すなわち、それらは、キヤツシ・
データ出力ワード群CADO0:32、レベル2デー
タ出力ワード群L2DO0:16、および、実アドレ
スPHAD0:32とセグメント・デイスクリプタ
SEGD24:8との結合されたビツト群からなつて
いる。 デコーダ04A24(第41図a)は、機能コー
ド・デコーダ423(第11図))の1実施例を
図示している。前述のように、出力信号
REDSCRは、1個のセグメント・デイスクリプ
タが、読み出されるべきであることを指示してい
る。LDSGTRは、セグメント・デイスクリプ
タ・テーブルのロード作業を制御するための1個
の信号である。XLTADRは、1個の仮想アドレ
スを実アドレスに飜訳する作業を制御するための
1個の信号である。LSDSCRは、1個のセグメ
ント・デイスクリプタを、セグメント・デイスク
リプタ記憶装置にロードする作業を制御するため
の1個の信号である。信号IIVCTRは、1個の割
り込みワードもしくは割り込みベクトルの読み出
しを制御し、また信号LVLCHGは、中央サブシ
ステムの優先順位における変更を開始する。信号
RDMDERはモード・レジスタ757の読み出し
を制御し、信号LDMDERは、モード・レジスタ
757のロード作業を制御する。本発明に係る該
キヤツシ・メモリにとつて上記信号群のあるもの
が妥当適切であるかどうかは、該モード・レジス
タ757および小型・大型セグメント・デイスク
リプタRAM751と753の望ましい実施例の
説明をする間に、論述せられるであろう。 第41図bに図示されている5入力ANDゲー
ト06C24は、1個の出力信号LBCRLBを発生する
が、これがもし「真」であれば1個のローカル・
バス・プロセツサからくる情報を他に伝送するこ
とを可能にする。ANDゲート03D24は、出力信
号LBCRMBを発生するが、これがもし「真」で
あれば、1個の非記憶照会が、該ローカル・バス
から該メガ・バスへと伝送されることを可能にす
る。また、4方向セレクタ01B24は、次のような
場合にはいつでも、記憶照会信号APMREFを発
生する。すなわち、まず1個のローカル・バス・
プロセツサがイネーブルな状態とされ、かつ、1
個のシステム記憶照会を要求している場合か、も
しくは、システム記憶伝送に1個のローカル・バ
スが要求を受けている場合である。 イネーブル信号群を、該キヤツシ・データ記憶
サブシステムに使用するために発生せしめること
において、第42図a,bに図示されている回路
の機能は、すでに上に説明されている。第43図
aに示されるORゲート03B26との組合せにおい
て、ANDゲート回路群すなわち、05B26,
07B26,09B26および11B26は、リクエスト・ア
ービトレーシヨン・ネツトワーク407(第11
図)の1実施例をふくむ。制御信号MRCYCL
は、インバータ11D26(第43図b)の出力であ
つて、これはANDゲート07C26から1個の入力
信号LBWCLとして受信される。該MRCYCLは、
CPU、CIPもしくはSIPのいずれかに割り当てら
れるサイクルが存在するときは、いつでも「真」
となるであろう。該リクエスト・アービトレーシ
ヨン・ネツトワーク回路は、第43図aに図示さ
れるごとく、該ローカル・バスが、現に割り当て
られず、かつ、ローカル・バス要求がまだ禁止さ
れないときは、いつでも1個の要求してなすロー
カル・バス・プロセツサに対して、1個のローカ
ル・バス・サイクルを割り当てるであろう。 第44図a,bは、要求許可レジスタ409の
1実施例を図示している。このレジスタは、フリ
ツプ・フロツプ02A27,03A27,04A27および
05A27によつて具体的に表示されている。もし、
該キヤツシ・メモリが、1個のローカル・バスも
しくはメガ・バス装置によつて1個の記憶要求が
なされたときに動作中であれば、フリツプ・フロ
ツプ06A27は、キヤツシ・ビジイ信号CABUSY
を発生する。該フリツプ・フロツプ群の1個によ
る、1個のローカル・バス割り当て信号の受信
は、該フリツプ・フロツプが1個の要求許与信号
を、その連動する処理装置もしくは該FIFOに送
るという結果になるであろう。 第45図a,bは、エラー信号群を発生するた
めの回路を図示している。この回路は、上で規定
されたプロテクシヨン・バイオレーシヨン
(LBPROV)もしくは、利用不能リソース要求の
起きたことを指示する。 第46図a,bは、1個のローカル・バス・プ
ロセツサを該プロセツサに1個の記憶要求の結果
がリターンされるように変更せしめる信号群を発
生する回路群を、図示したものである。 4方向セレクタ01D29は、該ローカル・デ
ータ入力マルチプレクサ701に対する制御信号
を発生する。この信号はLDLDTRであつて、こ
れは、データを該メガ・バスもしくは該ローカ
ル・バスのいずれかから、該キヤツシ・メモリの
中に入力せしめられるようにする。 第47図a,bに図示されている回路は、該ロ
ーカル・バス・システムおよび該メガ・バス・ア
ダプタにおける情報伝送を制御するための付加的
な制御信号群を発生する。1例としては、マルチ
プレクサ01A30は、1個のFIFOサイクル期
間中の該FIFOにより、または、該ローカル・バ
ス・プロセツサ群により供給される二重ワードと
バイト・アドレスとの間で選択を行う。 6 キヤツシ・ダイレクト・サブシステムの望ま
しい1実施例の説明 第48〜68図は、本発明に係るキヤツシ・ダ
イレクト・サブシステムのための、1つの望まし
い回路の実施例を図示したものである。基本的に
は、ここに説明される回路群は、第19図bにお
いてブロツク・ダイアグラムに図示されているご
とき、該キヤツシ・ダイレクトリ・サブシステム
の1つの実施例をふくむものである。 上に説明されたように、該小型セグメント・デ
イスクリプタRAM751は、第1の16個の記憶
セグメントを記述する16個のセグメント・デイス
クリプタを貯蔵する。該小型セグメントの各々は
4Kのデータ・ワード記憶位置までアドレスでき
る。各小型セグメント・デイスクリプタが、4K
の仮想データ・ワード記憶位置をアドレスしうる
ので、12個のアドレス・ビツトVAIN11:12が各
該セグメント内のアドレス番号群を記述する必要
となる。さらに、4個のアドレス・ビツト
VAIN7:4が、該16個のセグメント間を区別す
るために必要となる。各大型記憶セグメントは、
64Kの仮想データ・ワード記憶位置群をふくむ。
したがつて、アドレス・ビツト群VAIN3:20が、
1個の大型セグメントのなかにふくまれる大量の
アドレス群を記述するように要求される。 第48図aは、小型セグメント・デイスクリプ
タRAM751の1実施例を図示したものであ
る。この実施例は、8個の4×16ランダム・アク
セス記憶チツプ群を有している。これは、16×32
ビツトの小型セグメント・デイスクリプタ群の貯
蔵を可能にする。 ランダム・アクセス記憶チツプ01AA03
は、たとえば、キヤツシ・データ入力マルチプレ
クサ703(第19図a)の出力からCADI00
〜CADI03を入力群として受信する。該ランダ
ム・アクセス記憶チツプ01AA03は、信号標
識SFDO00〜SFDO03を有する小型セグメント・
デイスクリプタ群の4個の低位オーダ・ビツト群
を出力する。 該ランダム・アクセス記憶チツプ01AA03
は、信号群VAIN07〜VAIN10によつてアドレス
される。該ランダム・アクセス記憶チツプ01
AA03からの読み出しおよびそれへの書き込み
は、書き込み可能信号WRDSCRの制御下にあ
る、1個の小型セグメント・デイスクリプタが、
第48図aにおいて図示されているランダム・ア
クセス記憶チツプ群に貯蔵されるときはいつで
も、1個のセグメント・デイスクリプタの書き込
みが許される。イネーブル小型セグメント・デイ
スクリプタ信号ENBSAFは、1個の2状態信号
であつて、1個の小型セグメント・デイスクリプ
タが照会されるときはいつでも、該ランダム・ア
クセス記憶チツプ01AA03への書き込みもし
くはそれからの読み出しを可能にしている。 第48図aに図示されている、7個の他のラン
ダム・アクセス記憶チツプ群は、同じ入力信号群
によつてアドレスされ、また、同じイネーブル信
号群によつてイネーブルな状態にされる。しか
し、それらは入力データ・ビツト群CADI04〜
CADI31を、該キヤツシ・データ入力マルチプレ
クサ703からランダム・アクセス記憶チツプ群
へ伝送する役割りを果すものである。さらにいえ
ば、これらの記憶チツプ群の出力群は、小型セグ
メント・デイスクリプタ群の28個の最小重みビツ
ト群をふくむ。 第48図bは、大型セグメント・デイスクリプ
タRAM753(第19図b)の1実施例であ
る。この実施例は、また8個の4×16ビツト・ラ
ンダム・アクセス記憶チツプ群を有し、これら
は、該キヤツシ・データ入力信号群CADI0:32
を、該キヤツシ入力マルチプレクサ703からの
入力群として受信する。これらのランダム・アク
セス記憶チツプ群は、大型セグメント・デイスク
リプタ群LFDO00〜LFDO31の32ビツトを出力群
として発生する。 ランダム・アクセス記憶チツプ01CC03
(第48図b)は、アドレス番号ビツト群
VAIN3:4によつてアドレスされる1個の4×
16ビツト・ランダム・アクセス記憶チツプをふく
む。該ランダム・アクセスへの書き込みおよびそ
れからの読み出しは、書き込みデイスクリプタイ
ネーブル信号WRDSCRおよびイネーブル大デイ
スクリプタ信号ENBLAFの制御下にある。 第49図は、1個のランダム・アクセス記憶チ
ツプ01AA04を図示したもので、これは、小
型セグメント・デイスクリプタRAM751に貯
蔵されている小型セグメント・デイスクリプタに
連動するパリテイ・ビツト群を貯蔵するためのも
のである。ランダム・アクセス・記憶チツプ04
AA04は、大型セグメント・デイスクリプタ
RAM753に貯蔵されている、大型セグメン
ト・デイスクリプタ群を貯蔵する。 第49図に例示されているランダム・アクセス
記憶チツプ群に対するイネーブル信号群とアドレ
ス信号群とは、それらに対応するデータ記憶をし
なすランダム・アクセス記憶チツプ群と同じもの
である。 パリテイ・ゼネレータ回路06BB04,08
BB04,10BB04および12BB04は、実
アドレス・マルチプレクサ773を介して、該キ
ヤツシ・ダイレクトリ・サブシステムから伝送さ
れるセグメント・デイスクリプタ群に対するパリ
テイ・ビツト群を発生するためのものである。マ
ルチプレクサ回路01BB04は、パリテイ・ゼ
ネレータ群の出力群もしくは、読み出しセグメン
ト・デイスクリプタ信号REDSCRおよびパリテ
イ信号群PRTY00,PRTY08,PRTY16および
PRTY24を発生するためのローカル・バス信号
ENPALBへのイネーブル実アドレスの制御下に
あるパリテイ・記憶チツプ群の、いずれかを選択
する。 第50図は、前に説明されている小型もしくは
大型セグメント・デイスクリプタ・ランダム・ア
クセス記憶チツプ群の読み出しおよび書き込みを
可能にするための回路を図示する。8入力AND
ゲートは、1個の小型セグメント・デイスクリプ
タが、小型セグメント・デイスクリプタRAM7
51に書き込まれもしくはそれから読み出される
ときには、いつでもイネーブル小型セグメント・
デイスクリプタ信号ENBSAFを発生せしめる。
AND回路02AA02への入力信号群VAIN00〜
VAIN06は、該キヤツシ・メモリから要求されて
いるデータ・ワードのアドレス番号のうちの7個
の最大重みビツト群を有している。第17図に関
連して前にのべたように、これらのアドレス・ビ
ツト群は、1個の仮想アドレスが該システムの小
型セグメント群の1個にアクセスされるときに
〔0〕となる。 該ANDゲート04AA02は、イネーブル大
型セグメント・デイスクリプタ信号ENBLAFの
発生を制御して、大型セグメント・デイスクリプ
タRAM753におけるセグメント・デイスクリ
プタ群の読み出しおよび書き込みを可能にする。 前記イネーブル信号WRDSCRは、インバータ
06AA02の出力であり、それは、1個のセグ
メント・デイスクリプタが、大型もしくは小型の
セグメント・デイスクリプタRAM751と75
3とに、それぞれ書き込まれるときには、いつで
も「真」となるであろう。1個のORゲート06
BB02は、該ENBLAFが「真」であるか、も
しくは、adder−inhibitビツトADDINHが「真」
であるときは、いつでもcarge−segment−or
inhibitビツトを発生せしめる。この後に説明さ
れるように、adder−inhibitビツトは、1個の仮
想アドレスを1個の実アドレスに飜訳するとき
に、1個の制御信号として使用されている。 第51図および52図は、32個の2入力ORゲ
ート、05BB05−13BB05,01CC05
−12CC05および01DD05−11DD05
を図示しているが、これらのゲートは、セグメン
ト・デイスクリプタ・ビツト群SEDG0:32の数
値群を、小型セグメント・デイスクリプタRAM
751の出力SFD0:32、もしくは、大型セグメ
ント・デイスクリプタRAM753の出力
LFD0:32のいずれかに、セツトするためのもの
である。第51図には、また、8個のANDゲー
ト群01AA05−08AA05も図示されてお
り、これらのゲートは、仮想アドレス番号信号群
VABN0:3を
〔0〕か、もしくは、仮想アドレ
ス番号信号群の現数値群VAINO3:8のいずれ
かに、選択的にセツトするためのものである。も
し、1個の小型セグメント・デイスクリプタが
ENBSAFによつて選択されているとすれば、該
adder−inhibit信号ADDINHは該ANDゲート群
01AA05〜08AA05の各々の入力端子群
の1個に供給され、かつ、
〔0〕に等しくなるで
であろう。このことは、出力信号群VABNO3:
8を、それらが該ANDゲート群01AA05〜
08AA05の出力端子群を介して供給されると
きに、
〔0〕になるようにするであろう。以下に
説明されるように、奇数加算器765および偶数
加算器767は、奇数および偶数実アドレス番号
群をそれぞれ発生せしめるときに、信号群群
VABNO3:8を受信する。 第53図は、本発明に係るモード・レジスタ7
57の1実施例を図示したものである。該モー
ド・レジスタは、レジスタ回路チツプ群03CC
02および06CC02を有している。これらの
チツプ群は、1個のマスタ・クリアが該コンピユ
ータ・システム上で実行されるときはいつでも、
マスター・クリア信号BSMCLRによつてクリア
される。データは、ロード・モード・レジスタ・
〔0〕信号LMDEROの制御下で、該モード・レ
ジスタ03CC02に入力される。同様に、レジ
スタ・チツプ06CC02におけるビツト群は、
ロード・モード・レジスタ・〔1〕信号LMDER
1の制御下でロードされる。該モード・レジスタ
にロードされるべきデータは、該キヤツシ・デー
タ入力マルチプレクサ703(第19図a)から
受信され、かつ、キヤツシ・データ入力ワード
CADI28のビツト28を保有する。レジスタ記憶位
置は、キヤツシ・データ入力信号群CADI29〜
CDAI31によつて選択される。 第54図に図示されているドライバ回路群01
CC07−11CC07,01DD07および03
DD07は、該モード・レジスタ回路チツプ03
CC02および06CC02の出力端子に接続さ
れ、該読み出しモード・レジスタ信号RDMERに
よつて制御される。 従来技術において明らかなように、アドレス・
ビツト群CADI29:03を、該モード・レジスタ回
路チツプ03CC02および06CC02に供給す
ることは、該モード・レジスタに貯蔵される制御
信号群の選択的なセツトとクリアを可能にする。
このことは、CPUが、中央サブシステムをはじ
めキヤツシ/MMU装置およびメガ・バス・アダ
プタのうちから選択された要素群の各種診断テス
トの実行をなしうるようにする。これらのモー
ド・レジスタ群の機能は以上で説明されたが、該
モード・レジスタおよびモード・レジスタ信号群
が、該診断モードで操作するための他のハードウ
エア要素群と協力する仕方については、該キヤツ
シ・ダイレクトリ・サブシステムの説明から明ら
かになるであろう。 第55図a,bは、奇数実アドレス信号群
OPAD0:15およびおよび偶数実アドレス・セグ
メント群EPAD0:23を発生するための、奇数加
算器765および偶数加算器767(第19図
b)のいつくかの実施例を図示している。該奇数
加算器は、ALU回路チツプ群01AA06,04
AA06,07AA06および10AA06と01
BB06を有している。該ALU回路チツプ01
AA06は、第52図に図示されているORゲー
ト群を介して供給されるセグメント・デイスクリ
プタ・ビツト群SEGD12〜SEGD15を、奇数実ア
ドレス番号ビツト群OPAD11〜OPAD14を発生
せしめるために、仮想アドレス番号ビツト群
VAIN11〜VAIN14に加算する。 該ALU回路チツプ04AA06は、奇数実アド
レス番号群OPAD07〜OPAD10を発生する。発
生された実アドレス番号が、小型・セグメントの
1個における1個の記憶アドレスに対応するとき
は、入力VABN07〜VABN10は、ANDゲート
群01AA05〜04AA05(第51図)を介
して供給されるときに
〔0〕に等しくなるであろ
う。そのような場合には、奇数実アドレス・ビツ
ト群OPAD07〜OPAD10は、小型・セグメン
ト・デイスクリプタ・ビツトSEGD08〜SEGD11
の数値を引き受ける。しかし、該セグメント・デ
イスクリプタ・ビツト群が、大型セグメント・デ
イスクリプタRAM753に基点を有していれ
ば、VABN07〜VABN10は、アドレス番号ビツ
ト群VAIN07〜VAIN10に等しくなり、また、
OPAD07〜OPAD10は、対応する信号群
VABN07〜VABN10とSEGD08〜SEGD11の合
計したものとなるであろう。 該ALU回路チツプ07AA06の出力は、実ア
ドレス番号ビツト群OPAD03〜OPAD06をふく
んでいる。このALU回路チツプは、もし1個の
小型・セグメント・デイスクリプタがENBSAF
によつて選択されていれば、該ALU回路チツプ
04AA06と同じ態様で動作し、かつ、
OPAD03〜OPAD06をSEGD04〜SEGD07に等し
くセツトする。その外の場合には、該OPAD03
〜OPAD06は、VAIN03〜VAIN06および
SEDG04〜SEDG07のフイールドにおいて対応す
る信号群の合計に等しくセツトされる。 該ALU回路チツプ10AA06は、OPAD00〜
OPAD02をSEGD01〜SEGD03または
〔0〕に等
しくセツトする。 桁上ゼネレータ01BB06は、加法演算から
生じるすべての桁上げの速度を増大せしめるため
に、該ALU回路チツプ群01AA06,04AA
06,07AA06および10AA06に接続さ
れる。 奇数実アドレス番号群を発生せしめるALU回
路チツプ群は、読み込みデイスクリプタ信号
REDSR、およびinhibit adder信号INHADDの
両数値群によつて制御される。該信号群に対する
数値群は、前に説明された、奇数実アドレスをセ
ツトするための回路を介して、個有の数値に適切
にセツトされるであろう。たとえば、VAIN11〜
VAIN14がSEGD12〜SEGD15に加算されて
OPAD11〜14を発生するときは、該REDSCRは
〔0〕に等しくなり、該INHADDは、1個の
ADD動作を実行するためのALU回路チツプ01
AA06を制御するために
〔0〕に等しくなるで
あろう。 第55図a,bは、偶数値アドレス番号ビツト
群EPAD0:22を発生するための、偶数加算器7
67(第19図b)の1実施例を図示したもので
ある。これらのALU回路チツプ群は、奇数加算
器を実動せしめているALU回路チツプ群と同じ
態様で動作する。たとえば、ALU回路チツプ群
04CC06および07CC06は、入力群とし
て、SEGD04〜SEGD11およびVABN03〜
VABN10を受信する。奇数アダALU回路チツプ
群に関して上にのべた理由により、もし1個の小
型セグメントがアクセスされているとした場合、
VABNO3:4の
〔0〕の数値群は、信号群
REDCSR、ALUPS2、ALUPS1およびLOGITI
の制御下でALU回路チツプ07CC06の入力端
子に直接伝送され、これら信号群はすべて〔1〕
に等しくなるであろう。その外の場合には、該
EPADO3:4は、SEGDO4:4とVABNO3:4
の合計に等しくなる。ALU回路チツプ04AA0
6は、EPADO7:4をSEGDO8:4と
VABNO7:4の合計に等しくセツトする。 ALU回路チツプ10BB06は、それが適正に
制御されていれば、セグメント・デイスクリプ
タ・ビツト群SEG12〜SEG15を、仮想アドレス
番号ビツト群VAIN11〜VAIN14に加算して、偶
数実アドレス番号ビツト群EPAD11〜EPAD14。 ALU回路チツプ07BB06と04BB06と
は、もしVAIN15:8が偶数であれば、
VAIN15:8の現数値にセツトするか、もし
VAIN15:8が奇数ならばVAIN15:8+1にセ
ツトする。 桁上伝播回路群01CC06および01DD06
は、1個の奇数アドレス番号を1個の偶数仮想ア
ドレス番号に、上述のごとく、変換することを実
行する。桁上回路01CC06は、入力として、
仮想アドレス番号VAIN22の最小重みビツトを受
信する。もし、VAIN22が奇数ならば、偶数加算
器767は、第55図a,bにおおけるALU回
路チツプ群によつて動作せしめられるときに、入
力された仮想アドレス番号VAIN0:23に対応す
る実アドレス番号に関して、次の連続した実アド
レス番号を発生することになろう。VAIN22が
〔1〕に等しいときはいつでも、桁上げ発生回路
群01CC10および01DD10は、1個の桁上
げを、ALU回路チツプ群を介して伝播し、奇数
加算器をして1個の奇数アドレス番号を1個の偶
数アドレス番号に変換することは実現せしめる。 第56図は、実アドレス・マルチプレクサ77
3(第19図b)の1実施例を図示したものであ
る。このマルチプレクサは、マルチプレクサ回路
チツプ群05AA07,08AA07,01BB0
7,04BB07,07BB07および10BB0
7。実アドレス・マルチプレクサ773から出力
された、低位オーダ実アドレスPAMX15〜
PAMX21は、EPAD15〜EPAD21とVAIN15〜
VAIN21との間の選択をふくむ。該出力
PAMX22は、EPAD22もしくは〔1〕として選
択される。信号EPAXDは、ORゲート02BB0
2(第50図)を介して出力されたものとして、
該2個の入力の間で選択を行う。 第58図aは、アクセス権チエツカ回路759
と、セグメント・サイズ・コンパレータ763と
の、1実施例を図示したものである。該アクセス
権チエツカ回路759は、コンパレータ05BB
09および08BB09を有する。該コンパレー
タ05BB09は、入力群として、RXACS1およ
びRXACS0を受信するが、これらはマルチプレ
クサ回路チツプ01BB09において実施された
2個の21マルチプレクサの出力群である。該2×
1マルチプレクサ回路群の第1の回路への入力群
は、SEGD16およびSEGD20である。他のマルチ
プレクサ回路への入力群としては、SEGD17と
SEGD21とがある。もし、マルチプレクサ01
BB09に対するセレクタ信号、CPPROCが
〔0〕に等しければ、該RXACSOは、SEGD16に
等しくセツトされ、また、RXACS1はSEGD17
にセツトされる。この意味は、アクセスされたセ
グメント・デイスクリプタからの読み出しリング
番号が、コンパレータ05BB09の1個に伝送
される。しかし、もし、CPPROCが〔1〕に等
しくなれば、該RXACSOは、SEGD20に等しく
セツトされ、RXACS1はSEGD21に等しくセツ
トされる。これは、EXECUTEリング番号を、
現に動作しているセグメント・デイスクリプタ
を、コンパレータ05BB09の入力端子群に伝
送することになる。 該コンパレータ05BB09は、また、入力群
として、1個の記憶読み出しまたは1個の記憶ア
クセスのいずれかを要求するデバイスに連動する
リング番号RNG1MUとRNG0MUとを受信する。
もし、該セグメント・デイスクリプタにおけるリ
ング番号が、要求しているデバイスのリング番号
よりも小さいときは、要求しているデバイスはア
クセスの特権がないことを示すために、読み出し
アクセス・エラーRACSERがセツトされる。 コンパレータ07BB15は、現に動作してい
るセグメント・デイスクリプタSEGD18〜
SEGD19と連動する書き込みリング番号と、要求
をしなしているデバイスとを、それが入力
RNG1MUおよびRNG0MUに受信されたときに、
比較する。もし、該セグメント・デイスクリプタ
におけるリング番号が、要求をしなしているデバ
イスと連動するリング番号より小さいときは、1
個の書き込みアクセス・エラーが、WACSERの
発生によつて指示される。 2方向セレクタ11BB09は、書き込みアク
セス・エラーおよび読み出しアクセス・エラーの
発生に対応して、プロテクシヨン・バイオレーシ
ヨン信号MUPROVを発生する。 コンパレータ01AA09および04AA09
は、仮想アドレス番号VAIN07〜VABN10およ
びVAIN11〜VAIN14のオフセツト・フイールド
が1個のアドレスされたセグメントのオーバフロ
ウをおこさせるかどうかを決定する。したがつ
て、セグメント・サイズ・フイールドSEGD24〜
SEGD31の8ビツトが、仮想アドレス・オフセツ
トの8ビツトと比較されて、このときもし、セグ
メント・サイズがセグメント・オフセツトに等し
いか、より小さい場合には、信号群SSZEBNお
よびSSZLBNが、それぞれ発生せしめられる。 もし該セグメント・サイズが、該仮想アドレ
ス・オフセツトよりも大きいときは、信号
SSZLBLが発生される。またもし、該セグメン
ト・サイズが、該仮想アドレス・オフセツトに等
しければ、信号SSZEBNが発生される。 4方向セグメント09AA09は、1個の使用
不能・リソース・レフト・エラー信号MUUARL
を発生せしめ、この信号は、SSZLBNが〔1〕
に等しく、かつ、SEGD23とINHARLが
〔0〕
に等しい場合に、該仮想アドレス番号VAIN0:
23に対応する高位オーダの出力データ・ワードが
使用不可能であることを指定する。ANDゲート
13AA09の機能は、1個の使用不可能・リソ
ース・ライト・エラー信号MUUARRを発生せし
めることにあるが、この信号は、もし一対の2語
が、そのすべてが〔1〕に等しい信号
DBLWRT、SSZEBNおよびCFEA15によつて指
示されたときに要求され、かつ、信号LKRIAR
〔0〕に等しくなるならば、1だけ増分された
仮想アドレス番号VAIN0:23によつて識別され
る低位オーダの出力データ・ワードが使用可能で
あることを指示する。該信号LKRIARは、ORゲ
ート12AA09の逆転された出力で、もし
SEGD23もしくはINHARLが
〔0〕に等しけれ
ば、それはANDゲート13AA09への入力上
〔0〕に等しくなるであろう。 第58図bは1個のマルチプレクサ回路チツプ
01DD09を図示したものであり、このチツプ
は、CPUに、1個の動作中のセグメント・デイ
スクリプタからの書き込みリング番号SEDG18〜
SEDG19、もしくは、1個の記憶アクセスを要求
するデバイス(CPU)のリング番号RNG0MU〜
RNG1MUのいずれかを伝送するが、この場合そ
のいずれの方がより大きいかは問わない。 第59図は、奇数およよび偶数アドレス・ドラ
イバ769と771の1実施例を図示したもので
ある。ドライバ回路群01AA10,03AA1
0および05AA10は、奇数実アドレス・ドラ
イバ群769を有している。ドライバ回路群07
AA10,09AA10、および11AA10は、
実アドレス番号の12個の最大重みビツト群に対す
る偶数実アドレス・ドライバ群EPAD00:12を有
している。ドライバ回路群05BB10,03
BB10および01BB10は、偶数実アドレス
番号EPAD12:10の10個の最小重みビツト群、お
よび、奇数実アドレス番号OPAD13:12のビツ
ト13とビツト14とを有している。 回路チツプ群07BB10,09BB10,1
1BB10および13BB10は、該キヤツシ・
ダイレクトリ・システムに使用されているその他
の制御信号群ならびに奇数実アドレス
OPAD12:1のビツト12に対するドライバ回路
群を有している。 第60図a,bは、レベル1奇数、ダイレクト
リ777(第19図b)の1実施例をふくんでい
る。奇数実アドレス番号ビツト群OPAD00〜
OPAD11は、書き込みモードのときは、レベル
1奇数ダイレクトリに書き込まれる。しかし、読
み出しモードのときは、レベル1奇数ダイレクト
リは、データ信号群L1OD00〜L1OD11を出力す
る。 記憶チツプ01AA11は、1個の1024×1ラ
ンダム・アクセス記憶装置である。該ランダム・
アクセス記憶チツプ01AA11は、書き込みレ
ベル1奇数ダイレクトリ信号WRLIODの制御下
で、以下に説明される態様において、キヤツシ更
新論理797を介して発生せしめられる。該ラン
ダム・アクセス記憶チツプ01AA11は、信号
群OPAD12:3およびVAIN15:7によつてアド
レスされる。レベル1奇数ダイレクトリをふくむ
12個のランダム・アクセス記憶チツプは、1個の
12ビツト・ダイレクトリ・ワードを入・出力す
る。 第61図a,bは、レベル2奇数ダイレクトリ
779の1実施図を図示している。このダイレク
トリは、また、12個の1024×1ランタム・アクセ
ス記憶チツプ群を有しており、該チツプ群は、レ
ベル1奇数ダイレクトリ777と同じアドレス信
号群によつてアドレスされる。レベル2奇数ダイ
レクトリ779を有する12個のランダム・アクセ
ス記憶チツプ群の書き込みと読み出しは、レベル
2奇数ダイレクトリ信号WRL2ODによつて制御
されているが、このWRL2ODもまたキヤツシ更
新論理797によつて発生せしめられている。 第62図a,bは、レベル1偶数ダイレクトリ
781の1実施例を図示したものである。この実
施例もまた、12個の1024×1ランダム・アクセス
記憶チツプ群を有しており、該チツプ群は実アド
レス信号群EPAD12:10によつてアドレスされて
いる。該ランダム・アクセス記憶チツプ群へのデ
ータ入力は、偶数実アドレス番号群EPAD0:12
を有し、また、その出力群は信号群L1EDO0:12
をふくんでいる。該ランダム・アクセス記憶チツ
プ群の書き込みと読み出しは、上記キヤツシ更新
論理797によつて発生せしめられる、書き込み
レベル1偶数ダイレクトリ信号WRL1EDの制御
下にある。 第63図a,bは、レベル2偶数ダイレクトリ
783の1実施例を図示したものである。このダ
イレクトリもまた、偶数実アドレス番号信号群
EPAD12:10によつてアドレスされる、12個の
1024×1ランダム・アクセス記憶チツプ群を有し
ている。これらのランダム・アクセス記憶チツプ
群の入力群は、偶数実アドレス番号群EPAD00:
12を有し、また、その出力群は信号群L2ED00:
12を有している。レベル2偶数ダイレクトリ78
3をふくむランダム・アクセス記憶チツプ群の書
き込みと読み出しは、該キヤツシ更新論理797
によつて発生される書き込みレベル2偶数ダイレ
クトリ信号WRL2EDの制御下にある。 第64図aは、レベル1奇数コンパレータ78
7およびレベル2奇数コンパレータ789の1実
施例を図示したものである。該レベル1奇数コン
パレータは、12個のANDゲート回路群01AA
15〜12AA15を有している。これらの
ANDゲート回路群は、入力信号群OPAD00:12
とL1OD00:12として、奇数加算器765とレベ
ル1奇数ダイレクトリ777のそれぞれの出力群
を受信する。出力記信号群L1OH00:12は、もし
該入力信号群が同一のものであれば、〔1〕に等
しくなり、もしそうでなければ
〔0〕に等しくな
るであろう。もし該出力信号群L1OH00:12のす
べてが〔1〕に等しければ、1個のヒツトがレベ
ル1奇数ダイレクトリ777に検出されたことに
なり、このダイレクトリは、アドレスされた奇数
実番号においてシステム記憶装置に貯蔵されてい
るデータ・ワードが、レベル1奇数データ記憶装
置711に現存することを指示する。 ANDゲート群01BB15〜12BB15は、
レベル2奇数コンパレータ789の1実施例を図
示したものである。これらのANDゲート群は、
それらが奇数加算器765と、レベル2奇数ダイ
レクトリ779の出力L2OD0:12とによつて発
生せしめられたとき、奇数実アドレス
OPAD00:12のうちの12個の最大重みビツト群
を受信する。該ANDゲート群の出力は、ヒツト
信号群L2H00:12をふくむ。該信号群は、もし
該ANDゲート群への入力信号群が同一ならば、
〔1〕に等しくなるであろう。もし、該出力信号
群がすべて「真」ならば、1個のヒツトがレベル
2奇数ダイレクトリ779の中で検出されたこと
になり、このダイレクトリは、VAI15:7に関
連するアドレスOPAD00:14によつて識別され
るデータ・ワードが、レベル2奇数データ記憶装
置715に現在していることを指示する。 第64図bは、レベル1偶数コンパレータ79
1とレベル2偶数コンパレータ793との実施例
を図示したものである。ANDゲート群01CC1
5〜12CC15は、レベル1偶数コンパレータ
791を有している。これらのANDゲート群は、
入力群EPAD00:12とL1ED00:12とを受信し、
出力群L1EH00:12を発生する。もし、発生せし
められた出力信号群L1EH00:12のすべてが
〔1〕に等しければ、1個のヒツトが偶数実アド
レス番号EPAD0:22によつて識別されたデー
タ・ワードに対して検出されたことになり、その
データ・ワードはレベル1偶数データ記憶装置7
09に現存することになる。 ANDゲート群01DD15〜12DD15は、
レベル2偶数コンパレータ793の1実施例をふ
くんでいる。これらのANDゲート群は、偶数実
アドレス番号ビツト群EPAD00:12とレベル2偶
数ダイレクトリL2ED00:12の出力とを受信す
る。該ANDゲート群の出力群は、レベル2偶数
ビツト信号L2EH0:12をふくんでいる。もし、
レベル2偶数ヒツト信号群のすべてが〔1〕に等
しければ、偶数実アドレス番号EPAD0:22によ
つてアドレスされるデータ・ワードがレベル2偶
数データ記憶装置713に現存するという、1個
の決定がなされる。 第65図a,bは、ヒツト検出器795の1実
施例を図示したものである。12入力ANDゲート
01AA16は、1個のヒツトがレベル1奇数デ
ータ記憶装置711において検出されたかどうか
を決定する。該ANDゲートは、入力信号群
L1OH00:12を受信して、上述のように、もし該
信号群のすべてが〔1〕に等しければ、1個のア
ドレス・データ・ワードが、レベル1奇数データ
記憶装置711に現存することが決定される。こ
れは、レベル1奇数ヒツト信号L1ODHTの発生
をもたらす。 同様に、該12入力ANDゲート04AA16は、
要求されたデータ・ワードが、レベル2奇数デー
タ記憶装置に現存するかどうかを決定する。この
ANDゲートは、入力信号群L2OH00:12を受信
し、この信号群は、もしそれが「真」ならば、
L2ODHTを発生せしめて、1個のヒツトがレベ
ル2奇数データ記憶装置715に生起したことを
信号する。 12入力ANDゲート群07AA16と10AA1
6とは、レベル1およびレベル2偶数データ記憶
装置709および713に対してそれぞれ類似の
機能を果す。もし、該ANDゲート07AA16
の出力L1EVHTが「真」ならば、アドレスされ
たデータ・ワードはレベル1偶数データ記憶装置
709に常駐することになる。最後に、該AND
ゲート07AA16は、1個のヒツトがレベル2
偶数ダイレクトリの中に検出されたときは、いつ
でもレベル2偶数ヒツト信号L2EVHTを発生す
る。 ANDゲート群01AA16,04AA16,0
7AA16および10AA16の出力群は、ORゲ
ート群10BB16,11BB16,12BB16
および13BB16に、それぞれ供給される。こ
れらのORゲート群は、信号群L1OHIT、
L2OHIT、L1EHITおよびL2EHITを発生して、
ヒツト群をレベル1奇数データ記憶装置、レベル
2奇数データ記憶装置、レベル1偶数データ記憶
装置およびレベル2偶数データ記憶装置の、それ
ぞれに指定する。 該ORゲート群の出力群は、4個の2×1マル
チプレクサ群をふくむ1個のマルチプレクサ回路
チツプ05BB16に、入力群として供給され
る。該マルチプレクサ回路チツプ05BB16
は、キヤツシ・ダイレクトリ・サブシステムと診
断モード・サブシステムとの間の1個のインター
フエイスである。4個のマルチプレクサ群への他
の4個の入力群は、ANDゲート群01BB16お
よび02BB16の出力群、FL1HITおよび
FL2HITである。 該ANDゲート01BB16は、フオースレベル
1ヒツト信号FL2HITを供給し、該信号は、イン
バータ08DD10(第68図)によつて供給さ
れたフオース・ヒツト診断モード信号FRCHIT
が〔1〕に等しく、かつ、レベル2フオース・ヒ
ツト診断モード信号L2FHITがモード・レジスタ
06CC02によつて供給されたときに
〔0〕に
等しいときは、常に〔1〕に等しくなる。 同様に、該ANDゲート02BB16は、フオー
ス・ヒツト信号FRCHITおよび該ANDゲート0
2BB16に該診断サブシステムのモード・レジ
スタ06CC02によつて供給されたレベル2フ
オース・ヒツト信号L2FHITの同時生起に対応し
て〔1〕に等しくなる、フオース・レベル2ヒツ
ト信号FL2HITを発生する。 かくて、マルチプレクサ回路チツプ05BB1
6は、レベル1およびレベル2の偶数および奇数
ヒツト信号群を発生することが可能であり、該信
号群は該キヤツシ・ダイレクトリ・サブシステム
中の実在のヒツト群の検出動作に対応するととも
に、該診断モード・サブシステムの動作に対応す
るものである。第65図bのインバータ回路群0
1CC16,02CC16,03CC16および0
4CC16は、L1OHIT、L2OHIT、L1EHITお
よびL2EHIT信号群の数値群をインバートする。 第65図bにさらに図示されている3個の4方
向セレクタ群は、信号群LFTHIT、RGHITおよ
びFULHITを発生するが、これらはそれぞれ、
高位オーダの要求されたデータ・ワードもしくは
低位オーダの要求されたデータ・ワードまたはそ
の両方が、該キヤツシ・メモリに常駐することを
指定するものである。4方向セレクタは、入力群
として、信号群VACK22−およびVACK22+を
受信するが、これらの信号は、遅れフリツプ・フ
ロツプ07CC16の出力群である。もし、
VAIN22が〔1〕に等しくて、該高位オーダの要
求されたデータ・ワードが1個の奇数アドレス番
号によつて識別されることを指定すると、該
VACK22+は、該遅れフリツプ・フロツプ07
CC16の逆転出力端子において〔1〕に等しく
発生せしめられる。 該4方向セレクタにふくまれるORゲート群の
第1のものは、入力群として、信号群VACK22、
L1OHITおよびL2OHITを受信する。該4方向
セレクタ07DD16にふくまれているORゲー
ト群の第2のものは、入力群として、VACK22、
L1EHITおよびL2EHITを受信する。該4方向セ
レクタ07DD16にふくまれている他の2個の
ORゲートは、〔1〕出力群を連続的なベースで
発生せしめるために接続されている。 動作において、もし仮想アドレスVAIN22の最
小重みビツトが奇数ならば、1個のレフト・ヒツ
トを、L1OHITまたはL2OHITが〔1〕に等し
い場合にのみ、検出することができる。 4方向セレクタ09DD16は、VACK22信号
群のポラリテイが逆転される場合を除いて、該4
方向セレクタ07DD16と同じ態様で動作す
る。 かくて、RGHITが〔1〕に等しくなり、もし
L1OHITもしくはL2OHITが、
〔0〕に等しい
VAIN22と同時に〔1〕に等しくなるならば、低
位オーダの要求されたデータ・ワードが奇数デー
タ記憶装置の中に検出されたことを指示すること
になろう。RGTHIT信号が〔1〕に等しくなる
第2の場合は、L1EHITもしくはL2EHITが
「真」で、VAIN22が〔1〕に等しくなるときで
ある。この信号数値群の組合せが必然的に意味す
るものは、該要求された低位オーダのデータ・ワ
ードが、該キヤツシ・メモリのデータ記憶サブシ
ステムの中に常駐しているということである。 ORゲート群05CC16および06CC16は、
信号群EVRDBLおよびODRDBLをそれぞれ発生
する。これらは、4方向セレクタ11DD16に
ふくまれるORゲート群のうちの2個へのイネー
ブル信号群である。該信号群EVRDBLは、ORゲ
ート05CC16によつて発生せしめられるとき
に、もし仮想アドレスが偶数か、または、もし二
重書き込み信号DBLWRTが〔1〕に等しいとき
は、〔1〕に等しくなるであろう。この逆も、
ORゲート06CC16によつて発生せしめられる
該ODRDBLに対して真である。該信号群
EVRDBLおよびODRDBLとは、第65図bに図
示されているごとき4方向セレクタ11DD16
にふくまれているORゲート群に供給される。該
信号EVRDBLを受信するORゲートは、もし、信
号群L1EHITもしくはL2EHITが〔1〕に等しけ
れば、1個の〔1〕を発生するであろう。 同様に、該信号ODRDBLを受信するORゲート
は、もし、L1OHITもしくはL2OHIT〔1〕に等
しければ、1個の〔1〕を発生するであろう。 4方向セレクタ11DD16は、もし1個の二
重ワード・アクセスが要求されて、1個のヒツト
が偶数および奇数のキヤツシ・ダイレクトリ群の
両方で検出されたか、もしくは、1個の単一ワー
ド・アクセスが要求されて、適切な(奇数または
偶数の)ダイレクトリが1個のヒツトを信号した
か、どちらかの場合に、full hit信号FULHITを
〔1〕にセツトするであろう。 第66図a,bと第67図a,bとは、キヤツ
シ更新論理797(第19図19bの1実施例を図示
している。第66図a,bに図示されている回路
部分は、該キヤツシ・メモリのデータ記憶サブシ
ステムに対する制御信号群を発生する。 データ・ワード群は、レベル1およびレベル2
の偶数および奇数データ記憶装置に2つの条件に
おいて書き込まれるであろう。その第1の条件
は、該データ記憶サブシステムに現に貯蔵されて
いる1個のデータ・ワードが更新されること、す
なわち、新しいデータが貯蔵されてそれが同じア
ドレス番号によつて識別されること、である。こ
のような場合には、該キヤツシ・ダイレクトリ・
サブシステムを更新する必要はなく、該データ記
憶サブシステムに貯蔵されている情報を変更する
だけでよい。該データ記憶サブシステムに書き込
むことの第二の動機は、1個のデータ・ワード
が、1個の異なるアドレス番号によつて識別され
る他のデータ・ワードによつて置換されることに
なる場合である。上述のように、システム記憶位
置群の1つの異る複数部分は、レベル1およびレ
ベル2の偶数および奇数データ記憶装置群におけ
るデータ記憶位置群の各々にマツプする。かく
て、1個のデータ・ワードを、異る1個のデー
タ・ワードで置換することが必要であるが、これ
は、レベル1およびレベル2データ記憶装置が、
特定の1個のシステム位置に連動され、その両方
が該データ・ワード群を貯蔵しているときの、1
個の記憶要求がもつ性質のいかんによつている。 該データ記憶サブシステムに貯蔵されている1
個のデータ・ワードが置換されるときには、該キ
ヤツシ・ダイレクトリ・サブシステムにおける連
動される位置に貯蔵されているアドレス情報もま
た置換する必要がある。さらに、データ・ワード
群が、1個のバイト・ベースで該データ記憶装置
に書き込まれるので、レベル1およびレベル2の
奇数および偶数記憶装置の第1および第2のバイ
トに書き込むためには、8個の書き込み可能信号
が必要となる。 インバータ01AA17は、書き込み、デイレ
クトリ信号WRDRTYを逆転し、それを1個の
ANDゲート02AA17の1個の入力端子に供
給する。該ANDゲート02AAへの他の入力は、
禁止・置換レフト・ワード信号IHRPLWで、該
ANDゲート02AA17の出力は、該禁止・置
換レフト・ワード信号IHRPLW−の1個の新し
い数値である。 ANDゲート03AA17は、該書き込み、ダ
イレクトリ信号WRDRTYと、禁止・置換ライ
ト・ワードIHRPRWとを受信し、信号IHRPRW
−を発生する。ANDゲート04AA17は、仮
想アドレスVAIN22の最小重みヒツトおよび該
IHRPRW−信号を、それらが該ANDゲート03
AA17の出力によつて発生されたときに、受信
する。該ANDゲート04AA17の出力は、書
き込み可能奇数バイトA信号WENOSAである。 ANDゲート05AA17もまた、該仮想アド
レス番号VAIN22の最小重みビツトおよび該禁
止・置換レフト・ワード信号IHRPLW−を、そ
れらが該ANDゲート02AA17によつて発生
せしめられたときに、受信する。該ANDゲート
05AA17は、書き込み可能奇数バイトB信号
WENOSBを発生する。 該信号群WENOSAおよびWENOSBは、書き
込み可能奇数信号WNBLODを発生せしめるため
に、ORゲート06AA17への入力群として供
給される。ANDゲート07AAは、入力群とし
て、該仮想アドレス番号VAIN22の最小重みビツ
トおよび該禁止・置換レフト・ワードIHRPLW
−信号を受信し、書き込み可能偶数ビツトA信号
WENESAを発生する。ANDゲート08AA17
は、該仮想アドレス番号VAIN22の最小重みビツ
トおよび該禁止・置換書き込み信号IHRPRW−
を受信し、書き込み可能偶数バイトB信号
WENBSBを発生する。ORゲート09AA17は
信号群WENESAおよびWENESBを受信し、書
き込み偶数信号WNBLEVを発生する。 1個のANDゲート10AA17と、1個のイ
ンバータ11AA17と、1個のORゲート12
AA17と1個のANDゲート13AA17とは、
2個のデータ・ワードの4個の可能なバイトのど
れが書き込まれるかを指定するための信号群を、
協同して発生せしめる。該ANDゲート10AA
17はバイト書き込み信号BYTWRTおよびバイ
ト・アドレス信号BYTADRを受信し、奇数バイ
ト書き込み信号ODBYTWを発生する。インバー
タ11AA17は、該バイト書き込み信号
BYTWRTを、該バイト・アドレス信号
BYTADRとともにORゲート12AA17への1
個の入力として逆転し、信号OBARWWを発生
せしめる。ANDゲート13AA17は、入力群、
二重書き込み信号DBLWRTおよびQUADWRか
ら、ライト・ジヤステイフアイド・データ・ワー
ド信号RJSFDWを発生せしめる。 2方向セレクタ01BB17は、更新奇数バイ
トO信号UPOBOを発生する。該セレクタは2個
のORゲートを有し、その第1のものは、入力群
として、信号群WENOSAおよびDBLWRTを受
信する。その第2のORゲートは、信号群
WENOSAおよびODBYTWを受信する。該信号
UPDOB0は、レベル1またはレベル2奇数デー
タ記憶装置のいずれにおいて、1個の更新がバイ
トOすなわちアドレスされたデータ・ワードの高
位オーダバイトになされるべきかを指示する。 2方向セレクタ02BB17は、更新奇数バイ
ト1信号UPDOB1を発生する。該セレクタの入
力群は、信号群WENOSA、RJSFDW、
WENOSBおよびOBARWWである。該信号
UPDOB1の出力は、レベル1またはレベル2奇
数データ記憶装置のいずれにおいて、1個更新が
バイト1、すなわち、アドレスされたデータ・ワ
ードの低位オーダ・バイトになされるかについて
指示する。 2方向セレクタ03BB17および14BB1
7は、更新偶数バイト0およびバイト1信号
UPDEB0およびUPDEB1をそれぞれ発生する。
該2方向セレクタ03BB17の入力群は、
ODBYTW、WENESA、DBLWRTおよび
WENESBをふくみ、その出力UPDEB0は、レベ
ル1またはレベル2偶数データ記憶装置のいずれ
において、アドレスされたデータ・ワードが更新
されるかを指示する。2方向セレクタ04BB1
7は、入力群として、信号群OBARWW、
WENESA、RJSFDWおよびWENESBを受信
し、更新偶数バイト1信号UPDEB1を発生して、
レベル1またはレベル2偶数データ記憶装置のい
ずれにおいて、アドレスされたデータ・ワードの
バイト1すなわち低位オーダ・バイトが更新され
るべきかを指示する。 8個のANDゲート群05BB17〜12BB1
7は、ハイト0群のための8個の更新制御信号を
発生し、レベル1およびレベル2の偶数および奇
数データ記憶装置の各々に1個の更新制御信号を
発生する。たとえば、該ANDゲート05BB17
は、更新奇数バイトO信号UPDOB0およびレベ
ル1奇数ヒツト信号L1OHITを受信し、更新レ
ベル1奇数バイトO信号UDL1O0を発生する。
かくて、もし、1個のヒツトが該L1OHIT信号
によつて指示されたときに、レベル1奇数ダイレ
クトリの中に検出され、またもし、該奇数ダイレ
クトリにおいてデータ・ワードのバイトOが、信
号UPDOB0によつて指示されたときに更新され
ることになれば、UDL1O0は〔1〕に等しくな
るであろう。 ANDゲート06BB17は、該入力信号
UPDOB1およびL1OHITから、更新レベル1奇
数バイト1信号を発生する。ANDゲート07BB
17は、入力信号UPDEB0およびL1EHITから、
更新レベル1偶数バイトO信号UDL1E0を発生す
るる。ANDゲート08BB17は、入力信号
UPDEB1およびL1EHITから、更新レベル1偶
数バイト信号UDL1E1を発生する。 ANDゲート09BB17は、入力信号
UPDOB0およびL2OHITから、更新レベル2奇
数バイトO信号UDL2O0を発生する。ANDゲー
ト10BB17は、入力信号UPDOB1および
L2OHITから、更新レベル2奇数バイト1信号
UDL2O1を発生する。ANDゲート11BB17
は、入力信号UPDEB0およびL2EHITから、更
新レベル2偶数バイトO信号を発生する。最後
に、ANDゲート12BB17は、入力信号
UPDEB1およびL2EHITから、更新レベル2偶
数バイト1信号UDL2E1を発生する。 マルチプレクサ回路チツプ01CC17と04
CC17とは、各々4個の2×1マルチプレクサ
群を有し、レベル1およびレベル2の偶数および
奇数データ記憶装置のバイトOおよびバイト1の
書き込みを制御するための、出力信号群を発生す
る。たとえば、該マルチプレクサ回路チツプ01
CC17にふくまれる第1のマルチプレクサは、
入力群として、置換レベル1偶数バイトO信号
RPL1EVおよび更新レベル1偶数バイトO信号
UDL1E0を受信する。該マルチプレクサは、書き
込みレベル1偶数バイトO信号W1EVB0を発生
する。2個の入力信号のうちから1個の選択が、
ローカル・バスの制御のもとに、メガ・バス書き
込み信号LMBWRTに向けてなされる。もし、
LMBWRTが〔1〕に等しければ、データは、
ローカル・バス・プロセツサからシステム記憶装
置へと伝送されて、それゆえに、もしアドレスさ
れたデータ・ワードが該キヤツシ・メモリに常駐
していれば、1個の更新型の書き込みが、置換書
き込みの代りに実行されるということが、可能で
ある。 もし、LMBWRITが
〔0〕に等しければ、デ
ータは該システム記憶装置から該ローカル・バ
ス・プロセツサに伝送されることになり、該キヤ
ツシ・メモリのデータ記憶装置に貯蔵されること
が必要となるであろう。かくて、貯蔵されている
データ・ワードを、データ記憶サブシステムの1
個の特定な記憶位置に置換することが必要とな
り、かつ1個の置換書き込みが実行されることに
なろう。置換制御信号群、たとえば、RPL1EV、
RPL1OD、RPL2EVおよびRPL2ODが発生せし
められる態様は、この後で第67図aに関連して
説明されるであろう。 該マルチプレクサ回路チツプ04CC17にふ
くまれる4個のマルチプレクサは、置換信号群
RPL2EV、RPL2ODと更新信号群UDL2ED、
UDL2O0およびUDL2O1との間で選択を行い、
出力信号群W2EVB0、W2EVB1、W2ODB0およ
びW2ODB1を発生せしめる。これらの書き込み
可能出力信号群は、第28図a〜第35図bに、該
データ記憶サブシステムとの関連で説明され、図
示されている、ランダム・アクセス記憶チツプ群
に供給される。 該マルチプレクサ回路チツプ群01DD17お
よび04DD17は、以前に引用された制御信号
群ECDOEN、ECDMS2、ECDMS1を発生する。
該マルチプレクサ回路チツプ01DD17は、該
遅れフリツプ・フロツプ07CC16(第65図
b)によつて発生されるセレクタ信号VACK22
によつて制御される。もし、該信号VACK22が
〔0〕に等しければ、信号群ECDOEN、
ECDMS2およびECDMS1は、信号群L2EHIT、
L1EHITおよび
〔0〕に等しくそれぞれセツトさ
れる。しかし、もし、該信号VACK22が[1]
であれば、信号群ECDOEN、ECDMS2および
ECDMS1はL2OHIT、L1OHITおよびL1OHIT
にそれぞれセツトされる。信号ODXDBLは信号
DBLWRTもしくはその補完信号のいずれかに等
しくセツトされるが、これは信号VACK22の数
値のいかんによつている。もし、該信号
VACK22が
〔0〕に等しければ、該信号
ODXDBLは、信号DBLWRTの数値が等しくセ
ツトされる。またもし、信号VACK22が〔1〕
に等しければ、信号ODXDBLは、信号
DBLWRTの逆転された数値に等しくセツトされ
る。 マルチプレクサ回路チツプ04DD17は、該
マルチプレクサ回路チツプ01DD17の態様と
類似の態様で機能して、信号群OCDOEN、
OCDMS2およびOCM1Aは、信号群L2EHIT、
L1EHITおよび〔1〕にそれぞれ等しくセツトさ
れ、そのとき該信号ODXDBLは、該マルチプレ
クサ回路チツプ01DD17によつて供給される
ときに
〔0〕に等しくなる。しかし、信号群
OCDOEN、OCDMS2およびOCMS1Aは、信号
群L2OHIT、L1OHITおよびL1OHITの数値に
それぞれ等しくセツトされ、そのとき該信号
ODXDBLの数値は、該マルチプレクサ回路チツ
プ01DD17によつて供給されるとき、〔1〕
に等しくなる。 インバータ10DD17は、inhibit cashe
data to local bus信号INCDLBを発生し、それ
をANDゲート09DD17および07DD17の
各の入力端子群の1個へと供給する。該ANDゲ
ート07DD17への他の入力群はlocal bus to
megas write信号LMBWRTと、二重書き込み信
号DBLWRTとレベル1およびレベル2の偶数お
よび奇数ヒツト信号群L2OHIT、L2EHIT、
L1OHITおよびL1EHITである。該ANDゲート
07DD17は、信号OCMS1Bを発生し、それを
該ANDゲート09DD17の入力端子群の第2番
目の1個に供給する。該ANDゲート09DD17
の第3番目の入力端子は、該マルチプレクサ回路
チツプ04DD17の出力信号OCMS1Aを受信す
る。該ANDゲート09DD17は、出力信号
CDOOS1を発生する。 該キヤツシ・ダイレクトリ・サブシステムに対
する更新回路部分は、第67図aに図示されてい
るランダム・アクセス記憶チツプ群01BB18
および08BB18を有している。該ランダム・
アクセス記憶チツプ01BB18は、奇数実アド
レス・ビツト群OPAD12:3と仮想アドレス・
ビツト群VAIN15:7とによつてアドレスされる
1個の1024×1ランダム・アクセス記憶装置を有
している。該ランダム・アクセス記憶チツプ01
BB18における1024個の記憶位置群の各々は、
レベル1奇数ダイレクトリ777およびレベル2
奇数ダイレクトリ779における同様にアドレス
された記憶位置群と連動せしめられる。該ランダ
ム・アクセス回路チツプ01BB18の1個の記
憶位置に貯蔵される数値は、レベル1奇数ダイレ
クトリ777もしくはレベル2奇数ダイレクトリ
779に同様にアドレスされた該記憶位置が、も
し1個のシステム読み出しが、該キヤツシ・メモ
リのデータ記憶サブシステムのなかの他の1個の
データ・ワードの貯蔵を要求する場合に、置換さ
れるかどうかを指示する。システム・メモリ記憶
位置の複数個を、レベル1およびレベル2の偶数
もしくは奇数ダイレクトリの両方にある1個の特
定のアドレス番号にマツプせしめる、該キヤツ
シ・メモリの能力については、従来技術において
は次のことが明らかになついる。すなわち、もし
システム・メモリ記憶位置の複数個が、1個のデ
ータ・ワードを該キヤツシ・メモリに伝送するこ
とを要求され、かつ、該データ・ワードが該デー
タ記憶サブシステムに現に貯蔵されていないとす
ると、該要求されたデータを、レベル1もしくは
レベル2の奇数データ記憶装置のいずれかの対応
するマツピング・アドレスに貯蔵する必要があろ
うということである。もし該ランダム・アクセス
記憶チツプ01BB18におけるアドレスされた
記憶位置が現に1個の〔1〕を貯蔵しているとす
れば、レベル2の偶数ダイレクトリ779におけ
るマツピング・アドレスが、次に置換されること
になる。 ランダム・アクセス記憶チツプ01BB18
は、1個のデータ入力として、フリツプ・フロツ
プ07BB18の出力信号RPL20Dを受信する。
該ランダム・アクセス記憶チツプ01BB18
は、置換レベル1奇数信号RPL10Dを有する。該
RPL10D信号は、該フリツプ・フロツプ07BB
18の1個の入力として供給される。該フリツ
プ・フロツプ07BB18のセツト端子は、イイ
ンバータ05BB18から信号INZCLRを受信す
る。 該インバータ05BB19への入力は、5入力
ANDゲート04BB18の出力である。該AND
ゲート04BB18への入力群は、キヤツシ・デ
ータ入力信号群CADI28:4およびロード・モー
ド信号LMDEROをふくむ、該ランダム・アクセ
ス記憶チツプ01BB18との組合せにおける該
フリツプ・フロツプ07BB18は、1個のラウ
ンドロビン記憶装置を有するが、これは、該ラン
ダム・アクセス記憶チツプの中で要求された記憶
位置群を
〔0〕もしくは〔1〕にセツトして、該
キヤツシ・ダイレクトリ・サブシステムにおける
記憶位置群のいずれが次に置換されるかを指示す
ることになる。 ランダム・アクセス記憶チツプ08BB18
は、フリツプ・フロツプ11BB18との組合せ
で、1個の円形ロビン記憶装置をふくむが、これ
は、該キヤツシ・ダイレクトリ・サブシステムの
レベル1もしくはレベル2の偶数ダイレクトリに
おいて同様にアドレスされた記憶位置群のいずれ
が次に置換されるかを指示するものである。該ラ
ンダム・アクセス記憶チツプ08BB18は、偶
数実アドレス信号群EPAD12:10によつてアドレ
スされる。該ランダム・アクセス記憶チツプ08
BB18は、フリツプ・フロツプ11BB18の
出力信号RPL2EVであつて、該ランダム・アク
セス記憶チツプ08BB18は、置換レベル1偶
数信号RPL1EVであるが、このRPL1EVは、該
フリツプ・フロツプ11BB18への1個の入力
として供給される。 ORゲート08AA18は、置換信号RPLCCO
を発生し、この信号は、該ランダム・アクセス記
憶チツプ01BB18に対する書き込み可能信号
として動作する。該ORゲート08AA18への
入力群は、置換された奇数信号RPLCODと書き
込み置換奇数信号WRPCODである。該置換奇数
信号RPLCODは、ORゲート07AA18の出力
であつて、このゲートは、入力群として、マルチ
プレクサ回路チツプ01DD18によつて発生せ
しめられる。書き込みレベル1奇数信号
WRL1ODおよび書き込みレベル2奇数信号
WRL2ODを受信するものである。 該書き込み置換奇数信号WRPCODは、4方向
セレクタ05AA18の出力である。該4方向セ
レクタ05AA18にふくまれるANDゲート群
の第1のものへの入力群は、ドライバ回路09
BB18(第59図b)の出力である書き込み記
憶マネジメント・ユニツト信号WTMGMUと、
更新レベル1奇数バイト0信号UDL100とであ
る。該4方向セレクタ05AA18にふくまれる
第2のANDゲートは、書き込み記憶マネジメン
ト・ユニツト信号WTMGMUと、更新レベル1
奇数バイト1信号UNL101とを受信する。該4方
向セレクタ05AA18にふくまれる第3の
ANDゲート群は、入力群として、書き込み記憶
マネジメント・ユニツト信号WTMGMUと、更
新レベル2奇数バイト0信号UDL200とを受信す
る。該4方向セレクタ05AA18にふくまれる
最後のANDゲートは、入力群として、書き込み
記憶マネジメント信号WTMGMUと更新レベル
2奇数バイト1信号UDL201とを受信する。 ORゲート04AA18は、置換偶数信号
RPLCCEを発生し、これは該ランダム・アクセ
ス記憶チツプ08BB18に対する書き込み可能
信号として動作する。該ORゲート04AA18
の入力群は、書き込み置換偶数信号WRPCEVと
置換偶数信号RPLCEVとである。該置換偶数信
号RPLCEVは、ORゲート03AA18の出力で
あて、このORゲートは、入力群として、書き込
みレベル1偶数ダイレクトリ信号WRL1EDと書
き込みレベル2偶数ダイレクトリ信号WRL2ED
とを受信する。該書き込みレベル1およびレベル
2の偶数ダイレクトリ信号は、マルチプレクサ0
1DD18の出力でもある。 該書き込み置換偶数信号WRPCEVは、4方向
セレクタ・チツプ01AA18の出力である。該
4方向セレクタ・チツプ01AA18にふくまれ
るANDゲート群の第1のものは、入力群として、
書き込み記憶マネジメント・ユニツト信号
WTMGMUと、更新レベル1偶数バイト0信号
UDL1EOとを受信する。該4方向セレクタ01
AA18にふくまれるANDゲート群の第2のも
のは、入力群として、書き込み記憶マネジメン
ト・ユニツト信号WTMGMUと、更新レベル1
偶数バイト1信号UDL1ELとを受信する。該4
方向セレクタ・チツプ01AA18にふくまれる
ANDゲート群の第3のものは、入力群として、
書き込み記憶マネジメント・ユニツト信号
WTMGMUと、更新レベル2偶数バイト0信号
UDL2E0とを受信する。該4方向セレクタ01
AA18にふくまれる最後のANDゲートは、入
力群として、書き込みマネジメント・ユニツト信
号WTMGMUと、更新レベル2偶数バイト1信
号UDL2E1とを受信する。 上述のように、該マルチプレクサ回路チツプ0
1DD18は、出力信号群WRL1OD、WRL2OD、
WRL1EDおよびWRL2EDを発生する。該書き込
みレベル1奇数信号WRL1ODは、モード・レジ
スタFRCHITによつて供給される。フオース・
ヒツト信号が〔1〕もしくは
〔0〕であるときは
いつでも、フオース・レベル1奇数信号
FL1ODOもしくは更新レベル1奇数信号
RPL1ODに等しくセツトされる。同様に、書き
込みレベル2奇数ダイレクトリ信号WRL2ODは、
該フオース・ヒツト信号FRCHLTが〔1〕に等
しくセツトされるときにはフオース・レベル2奇
数信号FL2ODDの数値に等しく、または、該フ
オース・ヒツト信号FRCHITが
〔0〕に等しく
セツトされるときには置換レベル2奇数信号
RPL2ODの数値に等しく、セツトされることに
なろう。 書き込みレベル1偶数ダイレクトリ信号
WRL1EDと、書き込みレベル2偶数ダイレクト
リ信号WRL2EDとは、それぞれ、フオース・レ
ベル1偶数信号FL1EVNとフオース・レベル2
偶数信号FL2EVNとに等しくセツトされるが、
このときは、該フオース・ヒツト信号FRCHIT
は〔1〕であり、また、置換レベル1偶数信号
RPL1EVと置換レベル2偶数信号RPL2EVとに
等しくセツトされるが、このときは、該フオー
ス・ヒツト信号FRCHITは
〔0〕に等しくセツ
トされている。 置換レベル1奇数信号は、5入力ANDゲート
01CC18の出力である。該ANDゲート01
CC18は、入力群として、置換レベル1奇数信
号RPL1OD、レベル1奇数ヒツト信号L1OHIT、
レベル2奇数ヒツト信号L2OHIT、書き込み可
能奇数信号WNBLODおよびlocal bus to
megabus書き込み信号LMBWRTを受信する。
該置換レベル1奇数信号RPL1ODは、L1OHIT
およびL2OHITの数値にそつてそれぞれ指示さ
れるごとき、レベル1およびレベル2奇数ダイレ
クトリ群において1個のヒツトを検出することに
失敗したときは、いつでも〔1〕に等しくなるで
あろう。 該フオース・レベル1奇数信号FL1ODOは、
1個のANDゲート02CC18の出力で、これ
は、入力群として、フオース・レベル1ヒツト信
号FL1HITと、書き込み置換奇数信号WRPCOD
とを受信する。これは、該キヤツシ診断サズシス
テムが、該フオース・レベル1奇数信号
FL1ODOに応じて
〔0〕もしくは〔1〕に、書
き込みレベル奇数ダイレクトリ信号WRL1ODを、
選択的にセツトすることを可能にする。 前述のように、ある一定の動作では、該キヤツ
シ診断サブシステムは、次のような指示をする信
号群を発生する。すなわち、それは該キヤツシ・
ダイレクトリ・サブシステム、該データ記憶サブ
システム、該ローカル・バス・アダプタおよび該
メガ・バス・アダプタにおける回路部分の動作を
テストおよび評価せんがために、該キヤツシ・ダ
イレクト・サブシステムの中の1個のhitもしく
は1個のmissのいずれかを指示することである。 5入力ANDゲート04CC18は、置換レベル
2奇数信号RPL2OD、レベル1およびレベル2
奇数ヒツト信号L1OHITおよびL2OHIT、書き
込み可能奇数信号WNBLODおよびlocal bus to
memory bus書き込み信号LMBWRTを受信す
る。もし、レベル1およびレベル2奇数ダイレク
トリ記憶装置群にhitが検出されないとき、また、
RPLOD信号が、次の置換のダイレクトリとして
レベル2奇数ダイレクトリを指定するときは、該
RPL2ODは〔1〕に等しくなるであろう。 ANDゲート05CC18は、入力群FL2HITお
よびWRPCODから、フオース・レベル2奇数信
号FL2ODDを発生せしめる。ANDゲート02CC
18の場合にそうであつたように、該ANDゲー
ト05CC18は、該キヤツシ診断サブシステム
が、1個の診断プロセデユアがレベル2奇数ダイ
レクトリに書き込むことを要求するかいなかの如
何によつて、1個の書き込みレベル2奇数ダイレ
クトリ信号WRL2ODを発生することを可能にす
る。 ANDゲート07CC18は、入力群RPL1EV、
レベル1およびレベル2偶数ヒツト信号群
L1EHITおよびL2EHIT、書き込み可能偶数信号
WNBLEVおよびlocal bus to megabus書き込
み信号LMBWRTを発生する。もし、1個のhit
もレベル1およびレベル2偶数ダイレクトリ群に
おいて検出されず、RPL1EVがレベル1偶数ダ
イレクトリが置換さるべき次のマツピング・アド
レスをふくむことを指示する場合は、該
RPL1EVは〔1〕に等しくなるであろう。AND
ゲート08CC18は、ANDゲート02CC18
および05CC18と同じ目的のために、フオー
ス・レベル1偶数信号にL1EVNを発生する。た
だし該キヤツシ診断サブシステムが、レベル1偶
数データ記憶装置におけるデータの置換を、選択
的に制御している場合を除く。 上記から明らかなことは、信号群L1EHITおよ
びL2EHITによつて指示されているときに、レベ
ル1およびレベル2偶数ダイレクトリ群の中に検
出されず、また、レベル2偶数データ記憶装置
が、次に更新されるべきアドレスのマツピングを
ふくむように指定されたときは、いつでも置換レ
ベル2偶数信号RPL2EVを発生する、というこ
とである。同様に、ANDゲート11CC18は、
該キヤツシ診断サブシステムが、書き込みレベル
2偶数ダイレクトリ信号WRL2EDの数値を、選
択的に制御するように、フオース・レベル2偶数
信号FL2EVNを発生せしめることを可能にする。 第68図は、仮想アドレス番号ビツト群
VAIN15:7に対して、ドライバ回路群01CC
10,03CC10,05CC10および07CC
10を有し、かつ、信号群L1OHIT、IHRGCK、
LMBWRT、ALUPS2、L2OHIT、REDSCRお
よびMMRYP5を制御する。 第68図は、また、入力端子上で受信された信
号群の逆転(複数)である出力信号群を単に発生
せしめるだけの10個のインバータの1実施例を図
示している。かかるインバータ回路群の目的と動
作は、従来技術によつて容易に認識することがで
きる。 本発明の技術的範囲に逸脱することなく、ここ
に開示された実施態様にもとづき、多くの改変、
変形が、当業者にとつて容易に想到しうることは
明らかである。よつて、これらすべての改変、変
形を、等価の原理にもとづき、本発明の技術的範
囲に包含する意図をもつて、特許請求の範囲を記
載する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明が包含されうる装置のシステ
ムに関する一般的なブロツク・ダイアグラムであ
る。第2図は、第1図に示されている中央処理装
置の詳細なブロツク・ダイアグラムである。第3
図は、第2図の中央処理装置の算術演算論理との
結合を詳細に図示したものである。第4図は、第
2図の中央処理装置にふくまれる制御記憶の位置
の構成を詳細に図示したものである。第5図は、
第2図の中央処理装置にふくまれる制御記憶に連
動される論理の詳細なブロツク・ダイアグラムで
ある。第6図は、制御記憶にアドレスし、かつ、
多様な分岐条件に応答するための信号を図示する
表である。第7図は、第2図の中央処理装置の制
御記憶をイネーブルの状態にするために使用され
るテスト論理を図示する詳細なブロツク・ダイア
グラムである。第8図は、第2図の中央処理装置
にふくまれる制御記憶にアドレスするために使用
されるマルチプレクサを詳細に図示している。第
9図は、第2図の中央処理装置にふくまれる制御
記憶のなかで、位置を対化する動作の一例を図示
している。第10図a〜第10図jは、本発明に
係る処理装置と接続するメガ・バスの諸アドレス
およびデータ・フイールドに情報を伝送するため
の、フオーマツトを図示している。第11図は、
本発明に係る中央サブシステムにおける諸処理装
置とキヤツシ/MMU装置との間の情報伝送を制
御するための、ローカル・バス・アダプタを示す
詳細なブロツク・ダイアグラムである。第12図
は、本発明に係る中央サブシステムとメガ・バ
ス・アダプタとの間の情報伝送を制御するための
メガ・バス・アダプタを示す詳細なブロツク・ダ
イアグラムである。第13図は、ローカル・バ
ス・アダプタにインターフエイスするための中央
処理装置における諸レジスタを示すブロツク・ダ
イアグラムである。第14図は、ローカル・バ
ス・アダプタにインターフエイスするためのコマ
ーシヤル・インストラクシヨン・プロセツサ
(CIP)における諸レジスタを示すブロツク・ダ
イアグラムである。第15図は、ローカル・バ
ス・アダプタにインターフエイスするためのサイ
エンテイフツク・プロセツサ(SIP)における諸
レジスタを示すブロツク・ダイアグラムである。
第16図は、本発明に係るメガ・バス・アダプタ
にインターフエイスするための、単一幅、単一プ
ル記憶モジユール内の諸レジスタを示すブロツ
ク・ダイアグラムである。第17図は、本発明に
係るメガ・バス・アダプタにインターフエイスす
るための単一幅、二重プル記憶装置内の諸レジス
タを示すブロツク・ダイアグラムである。第18
図は、本発明に係るメガ・バス・アダプタにイン
ターフエイスするための二重幅記憶装置内の諸レ
ジスタを示すブロツク・ダイアグラムである。第
19図aは、本発明に係るキヤツシ・メモリのデ
ータ記憶サブシステムの一実施例を示すブロツ
ク・ダイアグラムである。第19図bは、本発明
に係るキヤツシ・メモリのダイレクトリ・サブシ
ステムの一実施例を示すブロツク・ダイアグラム
である。第20図は、システム記憶アドレス番号
群を、本発明に係るキヤツシ・メモリのレベル1
とレベル2との偶数と奇数のデータ記憶における
アドレス番号群にマツピングする場合の概念図で
ある。第21図は、本発明に係るキヤツシ・メモ
リをふくむデータ処理装置において使用されるご
とき有効および無効のセグメント・デイスクリプ
タに包含される諸情報フイールドを、概念的に図
示したものである。第22図aは、本発明に係る
キヤツシ・メモリとともに使用されるメモリ・マ
ネジメント装置によつて、仮想アドレスから実ア
ドレスへとデイベロツプする場合に使用されるご
ときセグメント・デイスクリプタのなかに貯蔵さ
れる諸情報フイールド間の関係を、概念的に図示
したものである。第22図bは、仮想アドレス番
号と、本発明に係るキヤツシ・メモリの諸セグメ
ント・デイスクリプタ・テーブルに貯蔵されてい
る1個のセグメント・デイスクリプタにふくまれ
る情報とから、実アドレス番号が発生せしめられ
る態様を、概念的に図示したものである。第23
図は、第24図〜第67図にいたる各図のaとb
部分が相互にいかに関連しているかを、ブロツ
ク・ダイアグラムで図示したものでものである。
第24図〜第47図は、本発明に係るキヤツシ・
メモリのデータ記憶サブシステムのハードウエア
としての1実施例を、詳細な論理ブロツク・ダイ
アグラムで図示したものである。第48図〜第6
8図は、本発明に係るキヤツシ・メモリのキヤツ
シ・ダイレクトリ・サブシステムのハードウエア
としての1実施例を、詳細な論理ブロツク・ダイ
アグラムで図示したものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 データプロセツサと主記憶装置とを有するデ
    ータ処理システムに用いられ、前記データプロセ
    ツサからの1つのリクエストに応答して2つの連
    続するデータユニツトの処理ができるキヤツシ装
    置であつて、 前記主記憶装置は多数のアドレス可能な蓄積セ
    ルの各々にデータユニツトを保持することがで
    き、 前記データプロセツサは前記蓄積セルの1つか
    らデータユニツトを読み出しあるいは前記蓄積セ
    ルの1つにデータユニツトを書き込むオペレーシ
    ヨンを実行するとき、前記蓄積セルのアドレスを
    供給するものであり、 前記キヤツシ装置は、 偶数および奇数アドレスによつてそれぞれ識
    別される第1および第2のデータ記憶装置であ
    つて、 a 前記第1のデータ記憶装置は、偶数アドレ
    スによつてアクセス可能な前記主記憶装置の
    蓄積セルに保持されるデータユニツトのコピ
    ーであるデータユニツトのみを保持し、 b 前記第2のデータ記憶装置は、奇数アドレ
    スによつてアクセス可能な前記主記憶装置の
    蓄積セルに保持されるデータユニツトのコピ
    ーであるデータユニツトのみを保持し、 c 複数のデータユニツトを保持する前記第1
    および第2のデータ記憶装置の蓄積セルのア
    ドレスは前記主記憶装置の下位配列部分(12
    〜21ビツト)のアドレスにより指定できる、 構成を有する第1および第2のデータ記憶装
    置と、 前記データプロセツサからの主記憶装置アド
    レスにより指定されたデータユニツトが前記第
    1および第2のデータ記憶装置に保持されてい
    るか否かによりデータユニツトの転送を制御す
    るデイレクトリサブシステムにおいて、前記ア
    ドレス可能な第1および第2のデータ記憶装置
    の各蓄積セルに記憶されているデータユニツト
    のアドレスの記録を保持する、アドレス可能な
    第1および第2のデイレクトリであつて、 a 前記第1のデイレクトリの各蓄積セルに
    は、前記第1のデータ記憶装置の対応蓄積セ
    ル中に保持されたデータユニツトの前記主記
    憶装置の偶数アドレスの上位配列部分(0〜
    11ビツト)を保持し、 b 前記第2のデイレクトリの各蓄積セルに
    は、前記第2のデータ記憶装置の対応蓄積セ
    ル中に保持されたデータユニツトの前記主記
    憶装置の奇数アドレスの上位配列部分を保持
    し、 c アドレスの上位配列部分の各々は前記第1
    および第2のデイレクトリの各蓄積セル中に
    保持されており、該デイレクトリ蓄積セルの
    アドレスは対応するデータユニツトを保持す
    るデータ記憶装置の蓄積セルのアドレスと同
    じである、 構成を有する第1および第2のデイレクトリ
    と、 主記憶装置アドレスを受け取り、その受け取
    りに応答してアドレスの対応する下位配列部分
    および該アドレスに1を加えたアドレスの下位
    配列部分を発生するアドレス発生回路と、 前記アドレス発生回路によつて発生された2
    つの下位配列部分を受けとり、蓄積セルのアド
    レス指定において前記第1のデイレクトリと同
    じである前記下位配列部分の1つを前記第1の
    データ記憶装置に供給し、また、蓄積セルのア
    ドレス指定において前記第2のデイレクトリと
    同じである前記下位配列部分の他の1つを前記
    第2のデータ記憶装置に供給する手段と、 前記データユニツトのデータ幅の2倍のデー
    タ幅を有し、前記第1および第2のデータ記憶
    装置と前記データプロセツサとの間で前記2つ
    の連続するデータユニツトを同時に転送する手
    段と、 を備えたことを特徴とするキヤツシ装置。 2 前記デイレクトリサブシステムには、 a 比較されるべき信号の組を受け取る第1およ
    び第2の入力端子を有する第1および第2の比
    較器と、 b 前記データプロセツサが前記主記憶装置読み
    出し操作を実行しているとき、主記憶装置アド
    レスを前記アドレス発生回路へ供給する手段
    と、 c 前記第1および第2のデイレクトリのそれぞ
    れから取り出された出力信号を前記第1および
    第2の比較器の前記第1の入力端子に供給し、
    また、前記主記憶装置アドレスの上位配列部分
    を受け取り、該上位配列部分を前記第1および
    第2の比較器の前記第2の入力端子に供給する
    手段と、 d 前記第1および第2の比較器の出力を入力
    し、該比較器のそれぞれの出力信号に応答して
    対応する前記第1および第2のデータ記憶装置
    より取り出されたデータユニツトの前記データ
    プロセツサへの転送を指示するキヤツシストア
    制御回路と、 を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のキヤツシ装置。
JP56216010A 1980-12-31 1981-12-29 Cash-memory Granted JPS57172584A (en)

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