JPH0360936B2 - - Google Patents

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JPH0360936B2
JPH0360936B2 JP10129684A JP10129684A JPH0360936B2 JP H0360936 B2 JPH0360936 B2 JP H0360936B2 JP 10129684 A JP10129684 A JP 10129684A JP 10129684 A JP10129684 A JP 10129684A JP H0360936 B2 JPH0360936 B2 JP H0360936B2
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tubes
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JP10129684A
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Seiji Izutsu
Shinichi Morita
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Howa Machinery Ltd
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Howa Machinery Ltd
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Publication date
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Publication of JPS60246828A publication Critical patent/JPS60246828A/ja
Publication of JPH0360936B2 publication Critical patent/JPH0360936B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H9/00Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
    • D01H9/02Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for removing completed take-up packages and replacing by bobbins, cores, or receptacles at take-up stations; Transferring material between adjacent full and empty take-up elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、スピンドル列の下方にペツグコンベ
アを付設した精紡機若しくは撚糸機等の満管時
に、そのスピンドル列に沿つて機台の一端から他
端へ向けて走行し、スピンドル上の満管とペツグ
コンベア上に用意した空管を1本宛連続的に管替
する精紡機等における管替方法及び管替機に関す
るものである。
従来技術及びその問題点 従来、精紡機若しくは撚糸機等(以下、総称し
て単に精紡機と呼称する)のスピンドル列の下方
にペツグコンベアを付設し、その精紡機の前面に
沿つて間欠的に走行する管替機に、前後運動と昇
降運動を行う満管把持装置と空管把持装置を装備
し、その2組の管把持装置によりスピンドル上の
満管とペツグコンベア上に用意した空管を複数本
宛同時に交換するようにした管替機が特公昭56−
8136号及び特公昭56−20368号並びに特公昭58−
58447号等により既に提案されている。しかるに、
この従来の管替機は、管替機の移動と管替動作を
交互に行う間欠移動型の管替機のため、その管機
速度に限界があつた。また、このような間欠移動
型の管替機は、複数個の管把持具により満管及び
空管を夫々複数本宛同時に把持して管替を行うた
め、精紡機の錘数、スピンドルピツチ、リフト等
の仕様が異なる機台に対して同一の管替機を使用
することができず、精紡機のこれらの条件(仕
様)により、その都度設計変更を行う必要があつ
た。更に、このような間欠移動型の管替機は、管
替時間を短縮するために1回の管替動作によつて
8乃至12錘の満管と空管を管替するようになつて
おり、その結果、管替機が大型になるという欠点
を有していた。
一方、特公昭41−11663号公報には、ドローツ
イスタ等の紡機のスピンドルレールと、その前方
に配置したペツグコンベアとの間を走行する自動
管替機の走行体上に、多数の満管把持具と空管把
持具を具えた2組の無端帯で構成した満管抜取手
段と空管上手段を設け、その無端帯を自動管替機
の進行速度ならびにペツグコンベアの周回速度に
対して相対速度がスピンドルレール側ならびにペ
ツグコンベア側において零になるように周回さ
せ、スピンドル側で抜き取つた満管をペツグコン
ベアに受け渡すとともに、ペツグコンベア上の空
管をスピンドルに差込むようにした自動管替方法
が既に提案されている。しかるに、この自動管替
方法を実施するための自動管替機は、無端体で構
成した満管抜取手段と空管抜取手段の周回速度
を、走行体の移動速度とペツグコンベアの移動速
度に完全に同調させないと、スピンドル並びにペ
ツグと、管把持具の相対位置にずれを生じ、管替
時にスピンドルやボビン若しくは管把持具等に折
損や破損事故が発生し、この無端体、走行体、ペ
ツグコンベアの速度制御が非常にむずかしいとい
う欠点を有していた。また、この自動管替機は、
その無端体に多数の管把持具を備えているため
に、紡機のスピンドルピツチやリフト等の仕様が
異なる機台に対しては、その管把持具の間隔や昇
降用カム等をその都度設計変更して対応しなけれ
ばならないという欠点があつた。更に、この自動
管替方法の場合、ペツグコンベアがスピンドルレ
ールの前方に配置されているために、この機台の
全長に亘つた長いペツグコンベアを、管替時以外
作業に支障のない床面側へ下降させなければなら
ず、ペツグコンベアが複雑になるばかりか、機台
の運転中に行われる空管の供給と満管の取り出し
時には、ペツグコンベアがスピンドルレールの前
方に位置し、この間の紡機に対する作業に支障を
来たすという欠点があつた。
また、従来の管替機には、満管収納箱や空管供
給箱を搭載した管替機を精紡機のスピンドル列の
前面に沿つて連続的に走行させ、その走行に伴つ
て管替機に設けた管糸押上板や回転ロール等の抜
き上げ手段によりスピンドル上の満管を抜き上
げ、その抜き上げた満管をシユート等を介して搭
載した満管収納箱内へ収納し、かつ、空管供給箱
の空管をシユートを介して満管を抜き上げたスピ
ンドルへ供給して管替を連続的に行うようにした
ものがあるが、このような従来の管替機は、満管
収納箱や空管供給箱を搭載しているために、管替
機が大型となり、かつ、満管の収納及び空管の取
り出し用の複雑な装置を必要とし、しかも、管替
の度に満杯になつた満管収納箱を空の満管収納箱
と取換えるとともに、空になつた空管供給箱を予
め空管を充填した空管供給箱と取換える必要があ
り、更に、多数本の満管を収納した大型で重量の
重い満管収納箱を次工程へ自動搬送すること等に
多くの手間がかかるという欠点があつた。
概要と目的 本発明は、斯かる従来技術の欠点に鑑み、種々
検討の結果案出されたものであつて、その要旨
は、スピンドル列の下方にペツグコンベアを付設
した精紡機等の満管時に、そのスピンドル列に沿
つて機台の一端から他端へ向けて走行し、スピン
ドル上の満管とペツグコンベア上に用意した空管
を自動的に入替える管替機を連続的に走行するよ
うに構成し、該管替機に、その走行に伴つてスピ
ンドル上の満管を1本宛抜き上げる単錘揚げの満
管抜上装置とペツグコンベア上の空管を1本宛抜
き上げる単錘揚げの空管装置を装備し、その満管
抜上装置の後方に、管替機の走行に伴つて抜き上
げ後の空管を満管抜き上げ後のスピンドルに1本
宛挿入する単錘挿しの空管挿入装置を配備し、か
つ、空管抜上装置の後方には、管替機の走行に伴
つて抜き上げ後の満管を空管抜き上げ後のペツグ
コンベアに1本宛挿入する単錘挿しの満管挿入装
置を配備し、更に、スピンドル上から抜き上げた
満管を満管挿入装置へ移送する満管移送装置と、
ペツグコンベア上から抜き上げた空管を空管挿入
装置へ移送する空管移送装置を装備し、その管替
機の走行に伴つてスピンドル上の満管とペツグコ
ンベア上の空管を1本宛連続的に管替するように
したことを特徴とし、スピンドルとその下方に配
置したペツグコンベア間で満、空管の管替を行う
従来の間欠移動型の管替機に比較して管替時間が
短縮され、かつ、精紡機等の錘数、スピンドルピ
ツチ及びリフト等の仕様に多少の相異があつて
も、従来のようにその度に設計変更を行つて対応
する必要がなく、同一の管替機により錘数、スピ
ンドルピツチ及びリフト等の仕様が異なつた精紡
機の管替を実施することができ、さらに、構造が
簡単になり管替機を小型にできるとともに、満管
収納箱や空管供給箱が不要となり、満管及び空管
の自動搬送が容易になり、従来技術における欠点
を解消した精紡機等における管替機方法及び管替
機を提供せんとするものである。
実施例 以下、本発明を図面に示す一実施例によつて詳
細に説明する。第1図において、1は管替機を示
し、この管替機1は、精紡機2のスピンドルレー
ル4に取付けたブラケツト5に装架された案内レ
ール6上に載架した前後一対の案内ローラ7と、
管替機1の下方に取付けた前後一対の床車輪8に
よつて精紡機2の前面をスピンドル列に沿つて走
行する。この管替機1の走行は、搭載した走行用
モータ9からチエン若しくは歯車等の適宜な伝動
手段10を介して案内ローラ7の駆動輪が回動さ
れ、前記走行用モータ9の正転若しくは逆転によ
り管替機1が適宜な速度で機台の一端から他端へ
向けて連続的に前進若しくは後進するようになつ
ている。
また、精紡機2のスピンドル3の下方には、ス
ピンドルピツチに等しい間隔を保つて多数のペツ
グ11を植設したペツグコンベア12が精紡機2
のスピンドル列の下方に付設されている。このペ
ツグコンベア12は図示を省略した駆動源により
機台の長手方向に周回するようになつており、こ
のペツグコンベア12のアウトエンド側(若しく
はギヤエンド側)に満管取出装置と空管供給装置
を配置し、精紡機の運転中に該ペツグコンベア1
2を間欠的若しくは連続的に周回させ、管替後の
満管13を満管取出装置により抜き取り、その抜
き取り後のペツグ11に空管供給装置により空管
14を自動的に挿入するようにして管替の自動化
を図ることが好ましい。
また、前記管替機1の前側(第2図右側)上部
には、管替機1の走行(第2図矢印方向)に伴つ
て精紡機2のスピンドル3上の満管13を1本宛
抜き上げる単錘揚げの満管抜上装置15が前後動
可能に装備されている。この満管抜上装置15
は、第2図及び第3図に示すように、スピンドル
3上の満管13を管替機1の走行に伴つてその下
方から押上げる前後動可能な傾斜板16が管替機
1に配備され、かつ、その管替機上に一端を枢支
され図示を省略したスプリングによつてスピンド
ル側へ揺動可能に付勢した支持杆17の先端に弾
性体によつて被覆したドツフイングローラ18が
軸支され、そのドツフイングローラ18がプーリ
19A,19B,20A,20B及びベルト21
A,21B等を介して駆動用モータ22と連結し
て所定方向(第3図矢印方向)へ回動し、このド
ツフイングローラ18が管替機1の走行に伴つて
スピンドル3上の満管13の胴部へ圧接してスピ
ンドル3から満管13を1本宛抜き上げるように
なつている。このドツフイングローラ18の対向
側に、前後動可能な支持板23に一端を蝶着さ
れ、図示を省略したスプリングによつてドツフイ
ングローラ側へ付勢した押圧板24が配備され、
前記のドツフイングローラ18の回動によつてス
ピンドル3から抜き上げた満管13を管替機側へ
押し出すようになつている。25は抜き上げ後の
満管13を所定方向にして下方のシユータ26内
へ落下させる案内板である。
一方、管替機1の前側の下部には、管機替1の
走行に伴つてペツグコンベア12上の空管14を
1本宛抜き上げる単錘揚げの空管抜上装置27が
その揺動装置53と共に装備されている。この空
管抜上装置27は、第2図及び第4図に示すよう
に、ペツグコンベア12のペツグ11の両側を通
る2枚の傾斜板28A,28Bと、その上方に配
備した案内板29から成り、ペツグ11の内側を
通る傾斜板28Aの傾斜角が、外側を通る傾斜板
28Bの傾斜角より大きく設定され、ペツグ11
上から抜き上げる空管14をその上昇に伴つて外
側へ傾斜させながら抜き上げ、抜き上げ後の空管
14を案内板29を介してその頭部の前にして後
述の空管移送装置42のベルトコンベア43上へ
落下させるようになつている。この空管抜上装置
27の傾斜板28A,28Bと案内板29は、第
8図に示すように揺動装置53を介して管替機1
の後方側へ揺動するようになつている。
また、管替機1の後側(第2図左側)の上部に
は、管替機1の走行に伴つて、ペツグコンベア1
2から抜き上げた空管14を、満管13を抜き上
げた後のスピンドル3に1本宛挿入する単錘挿し
の空管挿入装置30が配備されている。この空管
挿入装置30は、抜き上げ位置のスピンドル3よ
り1乃至5錘程度(図示例は3錘の場合を示す)
後方のスピンドル3へ空管14を挿入するように
配置され、第2図及び第5図に示すように、後述
の空管移送装置42によつて搬送されてきた空管
14を、その大径部を下方にし、小径の頭部を管
替機1の前進走行方向の反対側へ傾斜させた状態
で受取るようにしたテーパー状のホツパー31
と、このホツパー31の下部の開口部32に、投
入された空管14の大径部を挟持する板スプリン
グ33が付設され、そのホツパー31内の空管1
4の下部穴が管替機1の走行に伴つてスピンドル
3の頂部に引つかかり、板スプリング33を開口
させて空管14を垂直状態に移行させながらスピ
ンドル3へ自重落下させて挿入するようになつて
いる。尚、このホツパー31にはスピンドル3へ
挿入した空管14をその上方から押える弾性体の
頭押え部材34を付設して空管14をスピンドル
3に確実に挿着するようにすることが好ましい。
また、この空管挿入装置30のホツパー31は、
第8図に示すようにその上端部を枢支されたエア
シリンダ54等による揺動装置55と連結され前
後方向に揺動可能に構成されている。
一方、管替機1の後側の下部には、管替機の走
行に伴つてスピンドル3から抜き上げた満管13
を、空管14を抜き上げ後のペツグ11に1本宛
挿入する単錘挿しの満管挿入装置35がその前後
動装置56を介して前後動可能に装備されてい
る。この満管挿入装置35は、管替時に抜き上げ
位置のペツグ11より1乃至5錘程度(図示例は
3錘の場合を示す)後方のペツグ11へ満管13
を挿入するように配置され、第2図及び第6図に
示すように、後述の満管移送装置39のシユータ
26の下部に、管替機1の前進方向の反対側を開
口したコの字断面の満管挿入筒36が垂直方向に
連設され、下方のペツグ列の上方をその長手方向
に沿つて移動するように配置され、かつ、その満
管挿入筒36の移動方向の後側の開口部には、図
示を省略したスプリングによつて閉鎖方向に付勢
した開閉板37が取付けられ、また、この満管挿
入筒36の下方には、満管挿入筒36内の満管1
3を所定の高さに保持し、管替機1の走行に伴つ
て挿入位置のペツグ11に当接して前記開閉板3
7と共に管替機1の後方側へ揺動し、満管挿入筒
36内の満管13を解放して自重落下によりペツ
グ11へ挿入する揺動可能な保持板38が満管挿
入筒36の下部に付設されている。
また、前記の満管抜上装置15と満管挿入装置
35間には、スピンドル3から抜き上げた満管1
3を前述した満管挿入筒36へ1本宛送り込む満
管移送装置39が前後動装置56と共に配備され
ている。この満管移送装置39は、第2図及び第
7図に示すように、満管抜上装置15の下方から
管替機1の後方側へ斜め下向きに傾斜させたシユ
ータ26の下端が前記の満管挿入筒36の上方へ
延長され、かつ、そのシユータ26の通路の途中
に出没自在な係止板40a,40bが所定間隔を
保つて配備され、その係止板40a,40bがエ
アーシリンダ41a,41b等を介してシユータ
26の通路内へ出没して抜き上げ後の満管13を
下端の満管挿入等36内へ順次送り込むようにな
つている。
一方、前記の空管抜上装置27と空管挿入装置
30間には、ペツグコンベア12上から抜き上げ
た空管14を、前述の空管挿入装置30のホツパ
ー31内へ1本宛送り込む空管移送装置42が配
備されている。この空管移送装置42は、第2図
及び第8図に示すように、空管抜上装置27によ
つてペツグ11上から抜き上げた空管14を受け
止めてその長手方向に移送するベルトコンベア4
3と、このベルトコンベア43から移載された空
管14を管替機1の前側下部から後側上部へ移送
する受板44付のコンベア45と、このコンベア
45の上部から放出された空管14を受け止めて
その大径部から空管挿入装置30のホツパー31
内へ送り込む導管46等から成り、かつ、前記コ
ンベア45にはベルトコンベア43から移載され
た空管14を検知するリミツトスイツチ若しくは
光電管等の空管検知装置47が付設され、その空
管検知装置47の指令によつて該コンベア45が
その駆動モータ49を介して所定量宛間欠的に周
回するようになつている。また、50はベルトコ
ンベア43の駆動モータであり、51及び52は
ベルトコンベア43の両側に設けた案内板であ
る。
次に、上記実施例の作用を説明する。精紡機2
の運転中に、そのアウトエンド側(若しくはギヤ
エンド側)に配備した空管供給装置を介してペツ
グコンベア12の各ペツグ11に空管14が挿入
され、その空管14は、ペツグコンベア12の周
回により各錘のスピンドル3と夫々対応した管替
位置で待機する。次いで、精紡機2が満管にな
り、機台が停止して管替準備が完了すると、精紡
機2の機台端側に待機していた管替機1が精紡機
2からの指令により発進し、精紡機2の前面をス
ピンドル列に沿つて機台の一端から他端へ向けて
連続的に走行するが、この管替機1はその走行指
令に基づいて装備した満管抜上装置15、満管挿
入装置35、空管抜上装置27、空管挿入装置3
0、満管移送装置39等の各装置が、付設した揺
動装置53,55、と前後動装置56等を海して
管替機側から精紡機側の管替位置へ前進する。次
いで、管替機1が走行を開始すると、満管抜上装
置15のドツフイングローラ18が駆動モータ2
2等を介して第3図の矢印方向に回動し、かつ、
空管移送装置42のベルトコンベア43もその駆
動モータ50を介して第2図の矢印方向に周回す
る。しかし、この管替機1の走行開始時には、空
管移送装置42のコンベア45は、その最下部の
受板44が第2図に示す空管受取位置にあつて停
止している。
次いで、管替機1が第2図の矢印方向に走行し
てくると、その管替機1の走行に伴つて、満管抜
上装置15の傾斜板16が最初のスピンドル3上
の満管13の下端面に圧接され、その傾斜板16
の楔作用によつて満管13が押し上げられてスピ
ンドル3との嵌合が弛み、これと同時に、その満
管13の胴部に抜き上げ方向に回動しているドツ
フイングローラ18が圧接されて最初のスピンド
ル3から満管13を抜き上げる。抜き上げられた
満管13は、その背面側の押圧板24により管替
機側へ押し出され、その大径部から下方のシユー
タ26内へ落下する。このシユータ26内へ落下
した満管13は、その大径部を前にしてシユータ
26内を滑走して下端の満管挿入筒36内へ送り
込まれて保持板38上に垂直方向に載置される。
この最初の満管13がシユータ26内を通過する
際には、2枚の係止板40a,40bは没入状態
に保持され、満管13が満管挿入筒36内へ送り
込まれると、その満管挿入筒36に付設した光電
管PH1の検知指令により、エアーシリンダ41
aが作動して下側の係止板40aがシユータ26
内へ突出する。また、管替機1が走行を開始して
第2図の矢印方向に走行してくると、その管替機
1の走行に伴つて空管抜上装置27の傾斜板28
A,28Bがペツグコンベア12上の最初のペツ
グ11に挿入された空管14の下端面に圧接さ
れ、その傾斜板28A,28Bの楔作用によつて
ペツグ11上の空管14を抜き上げられるととも
に、内側の傾斜板28Aによつて空管14を外側
へ傾斜させながら抜き上げられる。また、抜き上
げられた空管14は、案内板29を介してその頭
部を前にして空管移送装置42のベルトコンベア
43上へ落下し、そのベルトコンベア43によつ
て長手方向へ移送され、待機しているコンベア4
5上へ移載され、そのコンベア45の最下部の受
板44によつて保持される。抜き上げ後の空管1
4が待機中のコンベア45へ移載されると、その
空管14を光電管等による空管検知装置47が検
知し、その検知指令によりコンベア45が駆動モ
ータ49を介して矢印方向に周回し、移載した空
管14をコンベア45の略中間位置まで移送して
一旦停止する。この間に管替機1が走行を続ける
と、その管替機1の走行に伴つて、満管抜上装置
15の傾斜板16とドツフイングローラ18によ
り2錘目のスピンドル3上の満管13が前記と同
様にして抜き上げられてシユータ26内へ落下
し、その満管13がシユータ26内を滑走して下
側の係止板40aに当接して係止される。また、
2錘目のペツグ11に挿入された空管14も管替
機1の走行に伴つて空管抜上装置27の傾斜板2
8A,28Bにより前記と同様に抜き上げられ、
ベルトコンベア43からコンベア45へ移載され
る。この2錘目の空管14が移載されると、コン
ベア45が空管検知装置47の指令によつて再び
矢印方向に周回し、最初の空管14がコンベア4
5の頂部に達して導管46内へ投入され、ホツパ
ー31内へ送り込まれる。このホツパー31内へ
送り込まれた空管14は図示のようにその大径部
を下方にし、かつ、その頭部を管替機1の前進走
行方向の反対側へ傾斜した状態でホツパー31の
下端の板スプリング33によつて保持される。ま
た、このコンベア45は、最初の空管14をその
頂部で導管46内へ投入し、2錘目の空管14が
コンベア45の略中央位置に達すると光電管等の
検知指令により再び停止し、その最下部に次の受
板44が位置するようになる。この間に、管替機
1が更に走行を続けると、その管替機1の走行に
伴つて、3錘目のスピンドル3上の満管13が満
管抜上装置15により前記と同様に抜き上げられ
てシユータ26内へ落下し、その3錘目の満管1
3が、シユータ26の内を滑走して予め突出した
上側の係止板40bに当接して係止される。ま
た、3錘目のペツグ11に挿入された空管14も
管替機1の走行に伴つて空管抜上装置27により
前記と同様に抜き上げられてベルトコンベア43
からコンベア45上へ移載され、そのコンベア4
5の再起動により上方へ所定量移送される。この
間にも管替機1は引続き走行を続けており、その
管替機1の走行に伴つて、空管挿入装置30のホ
ツパー31内に保持されていた空管14の下部穴
に1錘目のスピンドル3の先端部が引つかかり、
板スプリング33を開口させて空管14を垂直状
態に移行しながら1錘目のスピンドル3へ自重落
下させて挿入される。挿入された空管14はホツ
パー31の後方の頭押え部材34によつてその上
方から押えられてスピンドル3に確実に挿着され
る。また、満管挿入装置35の満管案内管36内
に保持されていた満管13も、管替機1の走行に
伴つて、その下方の保持板38が1錘目のペツグ
11に当接して後側の開閉板37と共に管替機1
の後方側へ揺動すると、満管挿入筒36内の満管
13が自重によつて落下し、その下部穴がペツグ
11に挿入される。次いで、ペツグ11に満管1
3が挿入されたのち、開閉板37と保持板38が
スプリング力によつて旧位置へ復帰すると、シユ
ータ26の下側の係止板40aが没入して係止し
ていた2錘目の満管13を満管挿入筒36内へ送
り込み、その後に、この下側の係止板40aが再
びシユータ26内へ突出し、代つて上側の係止板
40bが没入して3錘目の満管13が再突出した
下側の係止板40aの位置まで移動する。また、
上側の係止板40bは満管13が通過したのちに
再突出して次の満管13を係止する。一方、ホツ
パー31内にはコンベア45の周回によつて次の
空管14が送り込まれる。その後も管替機1の走
行に伴つて前記と同様に、満管13の抜き上げ、
移送、ペツグ11への挿入と、空管13の抜き上
げ、移送、スピンドルへの挿入が1錘毎に連続的
に行われ、全錘の管替が終了する。全錘の管替が
終了して管替機1が機台端に達すると、精紡機2
の運転が再開される。また、管替を終了して精紡
機2の機台端側へ移動した管替機1は、管替位置
にあつた満管抜上装置15、満管挿入装置35、
空管抜上装置27、空管挿入装置30、満管移送
装置39等の各装置が付設した揺動装置53,5
5及び前後動装置56等を介して管替機側へ後退
し、その後退後に管替機1が逆方向に走行して機
台端のスタート位置へ復帰する。このスタート位
置へ戻つた管替機1は、説明を省略した精紡機他
側の管替機とともに運搬車に搭載されて次の精紡
機側へ移動して前記と同様に管替を行う。尚、ペ
ツグコンベア15上へ玉揚げされた満管13は、
精紡機の運転中に該ペツグコンベア12を周回さ
せ、機台端側に配備した満管取出装置によつて抜
き取られ、次工程へ搬送されるが、このペツグコ
ンベアを、特開昭57−161133号公報等に開示され
ているようなスピンドルピツチに等しい外径の円
板にペツグを植設したトレイ式のペツグコンベア
とし、そのトレイ式のペツグに満、空管を挿入し
てその侭次工程との間で搬送するようにしてもよ
い。
効 果 本発明は以上のように、スピンドル列の下方に
ペツグコンベアを付設した精紡機若しくは撚糸機
等の満管時に、そのスピンドル列に沿つて機台の
一端から他端へ向けて走行し、スピンドル上の満
管とペツグコンベア上に用意した空管を自動的に
入れ替える管替機を連続的に走行するように構成
し、該管替機に、その走行に伴つてスピンドル上
の満管を1本宛抜き上げる単錘揚げの満管抜上装
置とペツグコンベア上の空管を1本宛抜き上げる
単錘揚げの空管抜上装置を装備し、その満管抜上
装置の後方に、管替機の走行に伴つて抜き上げ後
の空管を満管抜き上げ後のスピンドルに1本宛挿
入する単錘挿しの空管挿入装置を配備し、かつ、
空管抜上装置の後方には、管替機の走行に伴つて
抜き上げ後の満管を空管抜き上げ後のペツグコン
ベアに1本宛挿入する単錘挿しの満管挿入装置を
配備し、更に、スピンドル上から抜き上げた満管
を満管挿入装置へ移送する満管移送装置と、ペツ
グコンベア上から抜き上げた空管を空管挿入装置
へ移送する空管移送装置を装備し、その管替機の
走行に伴つてスピンドル上の満管とペツグコンベ
ア上の空管を1本宛連続的に管替するようにした
ので、精紡機のスピンドルとその下方に配置した
ペツグコンベア間で満、空管の管替を行う場合
に、従来の間欠移動型の管替機に比較して管替時
間が短縮され、かつ、精紡機等の錘数、スピンド
ルピツチ及びリフト等の仕様に多少の相異があつ
ても、従来のようにその都度設計変更を行う必要
がなく、同一の管替機により錘数、スピンドルピ
ツチ及びリフト等の異なつた精紡機等の管替を実
施することができ、さらに、単錘揚げの単錘挿し
で、しかも、満管収納箱や空管供給箱を搭載しな
いので、管替機の構造が簡単かつ小型となり、ま
た、満、空管の自動搬送も容易になるという特徴
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の管替機が精紡機の前面を走行
中の状態を示す慨略断面図、第2図は管替機の要
部を示す斜視図、第3図は満管抜上装置を示す部
分図、第4図は空管抜上装置を示す部分図、第5
図は空管挿入装置を示す部分図、第6図は満管挿
入装置を示す部分図、第7図は満管移送装置と前
後動装置を示す部分斜視図、第8図は空管移送装
置等を示す斜視図である。 1……管替機、2……精紡機、12……ペツグ
コンベア、15……満管抜上装置、27……空管
抜上装置、30……空管挿入装置、35……満管
挿入装置、39……満管移送装置、42……空管
移送装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スピンドル列の下方にペツグコンベアを付設
    した精紡機若しくは撚糸機等の満管時に、管替機
    をそのスピンドル列に沿つて機台の一端から他端
    へ向けて連続走行させ、スピンドル上の満管とペ
    ツグコンベア上に用意した空管を自動的に入れ替
    えるようにした精紡機等における管替方法におい
    て、スピンドル上の満管と、ペツグコンベア上の
    空管を、単錘揚げの満管抜上装置と空管抜上装置
    により1本宛抜き上げ、その抜き上げ後の満管と
    空管を満管移送装置と空管移送装置により単錘挿
    しの満管挿入装置と空管挿入装置へ移送し、その
    移送した満管と空管を単錘挿しの満管挿入装置と
    空管挿入装置により、空管抜き上げ後のペツグコ
    ンベアと満管抜き上げ後のスピンドルに1本宛連
    続的に挿入して管替を行うことを特徴とする精紡
    機等における管替方法。 2 スピンドル列の下方にペツグコンベアを付設
    した精紡機若しくは撚糸機等の満管時に、そのス
    ピンドル列に沿つて機台の一端から他端へ向けて
    走行し、スピンドル上の満管とペツグコンベア上
    に用意した空管を自動的に入替える管替機を連続
    的に走行するように構成し、該管替機に、その走
    行に伴つてスピンドル上の満管を1本宛抜き上げ
    る単錘揚げの満管抜上装置とペツグコンベア上の
    空管を1本宛抜き上げる単錘揚げの空管抜上装置
    を装備し、その満管抜上装置の後方に、管替機の
    走行に伴つて抜き上げ後の空管を満管抜き上げ後
    のスピンドルに1本宛挿入する単錘挿しの空管挿
    入装置を配備し、かつ、空管抜上装置の後方に
    は、管替機の走行に伴つて抜き上げ後の満管を空
    管抜き上げ後のペツグコンベアに1本宛挿入する
    単錘挿しの満管挿入装置を配備し、更に、スピン
    ドル上から抜き上げた、満管を満管挿入装置へ移
    送する満管移送装置と、ペツグコンベア上から抜
    き上げた空管を空管挿入装置へ移送する空管移送
    装置を装備し、その管替機の走行に伴つてスピン
    ドル上の満管とペツグコンベア上の空管を1本宛
    連続的に管替するようにしたことを特徴とする精
    紡機等における管替機。
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