JPH0360687B2 - - Google Patents
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- JPH0360687B2 JPH0360687B2 JP59227488A JP22748884A JPH0360687B2 JP H0360687 B2 JPH0360687 B2 JP H0360687B2 JP 59227488 A JP59227488 A JP 59227488A JP 22748884 A JP22748884 A JP 22748884A JP H0360687 B2 JPH0360687 B2 JP H0360687B2
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- JP
- Japan
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- meter unit
- steering
- steering wheel
- connecting member
- tilt
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 6
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 6
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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- Instrument Panels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、自動車におけるステアリングのチル
ト操作に連動してメーターユニツトがチルト動作
をするようにしたチルトメーター装置に関するも
のである。
ト操作に連動してメーターユニツトがチルト動作
をするようにしたチルトメーター装置に関するも
のである。
(従来の技術)
従来より、自動車において、車輪(前輪)を転
舵するステアリング装置のステアリングシヤフト
を上下方向にチルト操作可能に設けて、ユーザー
に応じてステアリングハンドルの上下位置を調整
可能としたものは一般によく知られている。
舵するステアリング装置のステアリングシヤフト
を上下方向にチルト操作可能に設けて、ユーザー
に応じてステアリングハンドルの上下位置を調整
可能としたものは一般によく知られている。
一方、上記のステアリング(シヤフトおよびハ
ンドル)の近傍にはスピードメーター等を有する
メーターユニツトが配置されており、このメータ
ーユニツトは、通常、車体と一体のインストルメ
ントパネルに固定されている(実開昭52−156032
号公報等参照)。
ンドル)の近傍にはスピードメーター等を有する
メーターユニツトが配置されており、このメータ
ーユニツトは、通常、車体と一体のインストルメ
ントパネルに固定されている(実開昭52−156032
号公報等参照)。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、上述の如くステアリングがチルト操作
可能な自動車にあつては、該ステアリングのチル
ト操作に連動して上記メーターユニツトがチルト
動作をするようにすることが、メーターを見る上
で便利であり、チルトメーター装置なるものが要
望される。
可能な自動車にあつては、該ステアリングのチル
ト操作に連動して上記メーターユニツトがチルト
動作をするようにすることが、メーターを見る上
で便利であり、チルトメーター装置なるものが要
望される。
そこで、このようなチルトメーター装置とし
て、チルト操作可能なステアリングに連結部材を
介してメーターユニツトを一体的に連結するとと
もに、上記ステアリングとメーターユニツトとの
間にガイド部材を車体に固定した状態で配設し、
該ガイド部材に上記連結部材が貫通するガイド孔
を穿設して、上記メーターユニツトがステアリン
グのチルト操作に連動してチルト動作をする際に
該ガイド孔により連結部材の上下移動をガイドす
るようにするものが考えられる。
て、チルト操作可能なステアリングに連結部材を
介してメーターユニツトを一体的に連結するとと
もに、上記ステアリングとメーターユニツトとの
間にガイド部材を車体に固定した状態で配設し、
該ガイド部材に上記連結部材が貫通するガイド孔
を穿設して、上記メーターユニツトがステアリン
グのチルト操作に連動してチルト動作をする際に
該ガイド孔により連結部材の上下移動をガイドす
るようにするものが考えられる。
ところが、上述のチルトメータ装置を装備する
場合には次のような問題点がある。すなわち、ス
テアリングは、一般に、正面衝突時に運転者がス
テアリングハンドルに衝突した際、ステアリング
シヤフトが軸方向前側に移動して衝撃エネルギー
を吸収するように構成されているが、連結部材に
よりステアリングとメーターユニツトとを連結す
ると、このステアリングシヤフトの移動がメータ
ーユニツト等により規制され、衝撃エネルギーの
吸収機能が発揮されなくなるのである。
場合には次のような問題点がある。すなわち、ス
テアリングは、一般に、正面衝突時に運転者がス
テアリングハンドルに衝突した際、ステアリング
シヤフトが軸方向前側に移動して衝撃エネルギー
を吸収するように構成されているが、連結部材に
よりステアリングとメーターユニツトとを連結す
ると、このステアリングシヤフトの移動がメータ
ーユニツト等により規制され、衝撃エネルギーの
吸収機能が発揮されなくなるのである。
本発明はかかる点に鑑み、その目的とするとこ
ろは、上述の如きチルトメーター装置、特にステ
アリングとメーターユニツトとを連結する連結部
材に改良を加え、衝突時にその連結を切り放すよ
うにすることにより、ステアリングのチルト操作
に連動してメーターユニツトがスムーズにチルト
動作をするようにしながら、衝突時でのステアリ
ングの衝撃エネルギー吸収機能を有効に発揮し得
るようにするものである。
ろは、上述の如きチルトメーター装置、特にステ
アリングとメーターユニツトとを連結する連結部
材に改良を加え、衝突時にその連結を切り放すよ
うにすることにより、ステアリングのチルト操作
に連動してメーターユニツトがスムーズにチルト
動作をするようにしながら、衝突時でのステアリ
ングの衝撃エネルギー吸収機能を有効に発揮し得
るようにするものである。
さらに、本発明の目的は、上記の如く衝突時で
のステアリングとメーターユニツトとの連結の切
放しによりメーターユニツトが飛び出すことをも
併せて防止せんとするものである。
のステアリングとメーターユニツトとの連結の切
放しによりメーターユニツトが飛び出すことをも
併せて防止せんとするものである。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明の解決手段
は、チルト操作可能に設けられたステアリング
と、該ステアリングに連結部材を介して一体的に
連結されたメーターユニツトと、前記ステアリン
グとメーターユニツトとの間に配置され、車体に
固定されたガイド部材とを備える。そして、上記
ガイド部材に、上記連結部材が貫通し、かつ上記
メーターユニツトがステアリングのチルト操作に
連動してチルト動作をする際に該連結部材の上下
移動をガイドするガイド孔を穿設するとともに、
上記連結部材に、ステアリングに軸方向の衝撃力
が作用したとき該ステアリングと上記メーターユ
ニツトとの連結を切り放す切放し手段と、該切放
し手段によりステアリングとの連結が切り放され
たメーターユニツトを上記ガイド部材に係合保持
する係合手段とを設けたものである。
は、チルト操作可能に設けられたステアリング
と、該ステアリングに連結部材を介して一体的に
連結されたメーターユニツトと、前記ステアリン
グとメーターユニツトとの間に配置され、車体に
固定されたガイド部材とを備える。そして、上記
ガイド部材に、上記連結部材が貫通し、かつ上記
メーターユニツトがステアリングのチルト操作に
連動してチルト動作をする際に該連結部材の上下
移動をガイドするガイド孔を穿設するとともに、
上記連結部材に、ステアリングに軸方向の衝撃力
が作用したとき該ステアリングと上記メーターユ
ニツトとの連結を切り放す切放し手段と、該切放
し手段によりステアリングとの連結が切り放され
たメーターユニツトを上記ガイド部材に係合保持
する係合手段とを設けたものである。
(作用)
上記構成により、本発明では、ステアリングの
チルト操作時には該ステアリングとメーターユニ
ツトとを連結する連結部材がガイド部材のガイド
孔によりガイドされて上下移動することにより、
メーターユニツトがステアリングのチルト操作に
連動してスムーズにかつズレを生ぜずにチルト動
作をすることになる。
チルト操作時には該ステアリングとメーターユニ
ツトとを連結する連結部材がガイド部材のガイド
孔によりガイドされて上下移動することにより、
メーターユニツトがステアリングのチルト操作に
連動してスムーズにかつズレを生ぜずにチルト動
作をすることになる。
一方、正面衝突時等に運転者がステアリングハ
ンドルに衝突してステアリングシヤフトの軸方向
に衝撃力が作用したときには、切放し手段により
上記連結部材によるステアリングとメーターユニ
ツトとの結合が切り放され、これにより、ステア
リングシヤフトが何等規制されずに軸方向前側に
移動し、ステアリングの衝撃エネルギー吸収機能
が有効に発揮されることになる。また、上記切放
し手段によりステアリングとの連結が切り放され
たメーターユニツトは、係合手段によつてガイド
部材に係合保持され、その飛び出しが防止される
ことになる。
ンドルに衝突してステアリングシヤフトの軸方向
に衝撃力が作用したときには、切放し手段により
上記連結部材によるステアリングとメーターユニ
ツトとの結合が切り放され、これにより、ステア
リングシヤフトが何等規制されずに軸方向前側に
移動し、ステアリングの衝撃エネルギー吸収機能
が有効に発揮されることになる。また、上記切放
し手段によりステアリングとの連結が切り放され
たメーターユニツトは、係合手段によつてガイド
部材に係合保持され、その飛び出しが防止される
ことになる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図および第2図は本発明に係るチルトメー
ター装置を左ハンドル自動車に装備した場合の第
1実施例を示し、1は車体フロア上に設けられた
運転座席、2は車体と一体のインストルメントパ
ネル、3は該インストルメントパネル2上の運転
座席1側(車体左側)に配置されたスピードメー
ター等を有するメーターユニツト、4はクラスタ
ースイツチ5を収納するクラスターケースであ
り、上記メーターユニツト3とクラスターケース
4とは、メーターユニツト3を上側にして一体形
成あるいは一体的に結合され、かつ上記インスト
ルメントパネル2に対しては前後方向のみならず
上下方向にもある程度接離移動可能に設けられて
いる。
ター装置を左ハンドル自動車に装備した場合の第
1実施例を示し、1は車体フロア上に設けられた
運転座席、2は車体と一体のインストルメントパ
ネル、3は該インストルメントパネル2上の運転
座席1側(車体左側)に配置されたスピードメー
ター等を有するメーターユニツト、4はクラスタ
ースイツチ5を収納するクラスターケースであ
り、上記メーターユニツト3とクラスターケース
4とは、メーターユニツト3を上側にして一体形
成あるいは一体的に結合され、かつ上記インスト
ルメントパネル2に対しては前後方向のみならず
上下方向にもある程度接離移動可能に設けられて
いる。
また、6は上記クラスタースイツチ5の略中央
部に形成された貫通穴7を貫通して車室内の運転
座席1側に延出するステアリングシヤフト、8は
該ステアリングシヤフト6の延出端に連結された
ステアリングハンドルであり、このシヤフト6お
よびハンドル8により前輪を転舵するステアリン
グ装置の操舵部たるステアリング9が構成されて
いる。該ステアリング9は、ステアリングシヤフ
ト6と上記メーターユニツト3との間に配置され
た閉断面状のステアリングサポートフレーム10
に取付部材11を介して支持されており、該サポ
ートフレーム10は車体の強度部材たるフロント
ピラー12等に固定支持されている。
部に形成された貫通穴7を貫通して車室内の運転
座席1側に延出するステアリングシヤフト、8は
該ステアリングシヤフト6の延出端に連結された
ステアリングハンドルであり、このシヤフト6お
よびハンドル8により前輪を転舵するステアリン
グ装置の操舵部たるステアリング9が構成されて
いる。該ステアリング9は、ステアリングシヤフ
ト6と上記メーターユニツト3との間に配置され
た閉断面状のステアリングサポートフレーム10
に取付部材11を介して支持されており、該サポ
ートフレーム10は車体の強度部材たるフロント
ピラー12等に固定支持されている。
さらに、上記取付部材11にはレバーやロツク
ボルト等からなるチルト操作機構13が設けられ
て、該チルト操作機構13により上記ステアリン
グ9が上下方向にチルト操作可能になつている。
また、該ステアリング9は、図示していないがス
テアリングシヤフト6の先端側にコラプス機構を
備え、正面衝突時等に運転者がステアリングハン
ドル8に衝突した際、ステアリングシヤフト6が
軸方向前側に移動して衝撃エネルギーを吸収する
ように構成されている。尚、ステアリングサポー
トフレーム10と取付部材11とを締結するボル
ト14,…を挿通するための取付部材11に形成
されたボルト挿通孔15,…は、上記ステアリン
グシヤフト6の軸方向移動を許容するようにステ
アリングシヤフト6の軸方向に長い長孔になつて
いる。
ボルト等からなるチルト操作機構13が設けられ
て、該チルト操作機構13により上記ステアリン
グ9が上下方向にチルト操作可能になつている。
また、該ステアリング9は、図示していないがス
テアリングシヤフト6の先端側にコラプス機構を
備え、正面衝突時等に運転者がステアリングハン
ドル8に衝突した際、ステアリングシヤフト6が
軸方向前側に移動して衝撃エネルギーを吸収する
ように構成されている。尚、ステアリングサポー
トフレーム10と取付部材11とを締結するボル
ト14,…を挿通するための取付部材11に形成
されたボルト挿通孔15,…は、上記ステアリン
グシヤフト6の軸方向移動を許容するようにステ
アリングシヤフト6の軸方向に長い長孔になつて
いる。
一方、上記メーターユニツト3は、連結部材1
6を介して上記ステアリング9(ステアリングシ
ヤフト6)に一体的に連結されていて、該ステア
リング9のチルト操作に連動して上下方向にチル
ト動作をするようになつている。上記連結部材1
6は、第3図および第4図にも示すように、メー
ターユニツト3下面の左右両端部付部に各々突設
され、中心にネジ穴17aを有する円柱形状の第
1ブラケツト17,17と、中央部が上記取付部
材11に接続され、両端部に上記第1ブラケツト
17,17の各ネジ穴17aに対応するボルト挿
通孔18a,18aを有する第2ブラケツト18
と、該第2ブラケツト18の端部と上記第1ブラ
ケツト17の下端面とを重合した状態で第2ブラ
ケツト18のボルト挿通孔18aを通して第1ブ
ラケツト17のネジ穴17aに螺合締結される2
個の締結ボルト19,19とからなる。
6を介して上記ステアリング9(ステアリングシ
ヤフト6)に一体的に連結されていて、該ステア
リング9のチルト操作に連動して上下方向にチル
ト動作をするようになつている。上記連結部材1
6は、第3図および第4図にも示すように、メー
ターユニツト3下面の左右両端部付部に各々突設
され、中心にネジ穴17aを有する円柱形状の第
1ブラケツト17,17と、中央部が上記取付部
材11に接続され、両端部に上記第1ブラケツト
17,17の各ネジ穴17aに対応するボルト挿
通孔18a,18aを有する第2ブラケツト18
と、該第2ブラケツト18の端部と上記第1ブラ
ケツト17の下端面とを重合した状態で第2ブラ
ケツト18のボルト挿通孔18aを通して第1ブ
ラケツト17のネジ穴17aに螺合締結される2
個の締結ボルト19,19とからなる。
そして、上述の如くステアリング9のチルト操
作に連動してメーターユニツト3がチルト動作を
する際のガイド部材として、その両者9,3の間
に位置するステアリングサポートフレーム10が
利用されている。すなわち、該サポートフレーム
10には、上記連結部材16の第1ブラケツト1
7,17が各々貫通するガイド孔20,20が穿
設され、該ガイド孔20,20においてメーター
ユニツト3がチルト動作をする際に上記第1ブラ
ケツト17,17の上下移動をガイドするように
なつている。
作に連動してメーターユニツト3がチルト動作を
する際のガイド部材として、その両者9,3の間
に位置するステアリングサポートフレーム10が
利用されている。すなわち、該サポートフレーム
10には、上記連結部材16の第1ブラケツト1
7,17が各々貫通するガイド孔20,20が穿
設され、該ガイド孔20,20においてメーター
ユニツト3がチルト動作をする際に上記第1ブラ
ケツト17,17の上下移動をガイドするように
なつている。
さらに、上記連結部材16の各締結ボルト19
には、第3図に示すように、切放し手段としてそ
れぞれのネジ部19a外周面を切欠いてなる脆弱
部21が形成されていて、ステアリング9にその
シヤフト6の軸方向に衝撃力が作用したとき該脆
弱部21が破断を生じて上記ステアリング9とメ
ーターユニツト3との連結を切り放すようになつ
ている。また、連結部材16の各第1ブラケツト
17の下端部外周面にはそれぞれ嵌合溝22が設
けられ、該係合溝22には、上記締結ボルト19
の脆弱部21での破断によりステアリング9との
結合が切り放されたメーターユニツト3をステア
リングサポートフレーム10に係合保持する係合
手段としてのリンク状のリテーナ23が嵌着され
ている。
には、第3図に示すように、切放し手段としてそ
れぞれのネジ部19a外周面を切欠いてなる脆弱
部21が形成されていて、ステアリング9にその
シヤフト6の軸方向に衝撃力が作用したとき該脆
弱部21が破断を生じて上記ステアリング9とメ
ーターユニツト3との連結を切り放すようになつ
ている。また、連結部材16の各第1ブラケツト
17の下端部外周面にはそれぞれ嵌合溝22が設
けられ、該係合溝22には、上記締結ボルト19
の脆弱部21での破断によりステアリング9との
結合が切り放されたメーターユニツト3をステア
リングサポートフレーム10に係合保持する係合
手段としてのリンク状のリテーナ23が嵌着され
ている。
尚、上記リテーナ23は、ステアリング9のチ
ルト操作に伴い連結部材16の第1ブラケツト1
7がステアリングサポートフレーム10のガイド
孔20で上下移動するときにはステアリングサポ
ートフレーム10に当らないように設定されてい
る。また、第3図中、24は座金である。
ルト操作に伴い連結部材16の第1ブラケツト1
7がステアリングサポートフレーム10のガイド
孔20で上下移動するときにはステアリングサポ
ートフレーム10に当らないように設定されてい
る。また、第3図中、24は座金である。
したがつて、上記実施例のチルトメーター装置
においては、ステアリング9のチルト操作時に
は、該ステアリング9とメーターユニツト3とを
連結する連結部材16の第1ブラケツト17,1
7がそれぞれステアリングサポートフレーム10
のガイド孔20,20に貫通した状態のまま該ガ
イド孔20,20によりガイドされて上下移動す
ることにより、メーターユニツト3および該メー
ターユニツト3と一体のクラスターケース4はス
テアリング9のチルト動作に連動してスムーズに
かつズレを生じることなく上下方向に確実にチル
ト動作をすることになり、よつてその作動信頼性
を高めることができる。
においては、ステアリング9のチルト操作時に
は、該ステアリング9とメーターユニツト3とを
連結する連結部材16の第1ブラケツト17,1
7がそれぞれステアリングサポートフレーム10
のガイド孔20,20に貫通した状態のまま該ガ
イド孔20,20によりガイドされて上下移動す
ることにより、メーターユニツト3および該メー
ターユニツト3と一体のクラスターケース4はス
テアリング9のチルト動作に連動してスムーズに
かつズレを生じることなく上下方向に確実にチル
ト動作をすることになり、よつてその作動信頼性
を高めることができる。
一方、正面衝突時等に運転者がその反転でステ
アリングハンドル8に衝突した際には、第4図に
示すように、ステアリングシヤフト6の軸方向の
衝撃力Fが該ステアリングシヤフト6から連結部
材16の第2ブラケツト18側に作用する。この
場合、上記連結部材16の第1ブラケツト17,
17は、ステアリングサポートフレーム10のガ
イド孔20,20にあつて該サポートフレーム1
0により衝撃力作用方向(ステアリングシヤフト
6の軸方向)の移動が規制されている関係上、結
局、上記両ブラケツト17,18を締結する締結
ボルト19に衝撃力が集中的に作用することにな
り、それにより該締結ボルト19の脆弱部21で
破断が生じ、連結部材16によるステアリング9
とメーターユニツト3との連結が切り放される。
このことにより、上記ステアリングシヤフト6が
メーターユニツト3やステアリングサポートフレ
ーム10等に規制されずに軸方向前側に移動可能
となり、ステアリグ9の衝撃エネルギー吸収機能
を有効に発揮させることができる。
アリングハンドル8に衝突した際には、第4図に
示すように、ステアリングシヤフト6の軸方向の
衝撃力Fが該ステアリングシヤフト6から連結部
材16の第2ブラケツト18側に作用する。この
場合、上記連結部材16の第1ブラケツト17,
17は、ステアリングサポートフレーム10のガ
イド孔20,20にあつて該サポートフレーム1
0により衝撃力作用方向(ステアリングシヤフト
6の軸方向)の移動が規制されている関係上、結
局、上記両ブラケツト17,18を締結する締結
ボルト19に衝撃力が集中的に作用することにな
り、それにより該締結ボルト19の脆弱部21で
破断が生じ、連結部材16によるステアリング9
とメーターユニツト3との連結が切り放される。
このことにより、上記ステアリングシヤフト6が
メーターユニツト3やステアリングサポートフレ
ーム10等に規制されずに軸方向前側に移動可能
となり、ステアリグ9の衝撃エネルギー吸収機能
を有効に発揮させることができる。
また上記締結ボルト19の脆弱部21での破断
によりステアリグ9との結合が切り放されたメー
ターユニツト3およびクラスターケース4は、ス
テアリングサポートフレーム10側から飛び出そ
うとするが、該メーターユニツト3と一体の第1
ブランジ17,17がステアリグサポートフレー
ム10のガイド孔20,20内を上方に所定量移
動すると、該各第1フランジ17に嵌着されたリ
テーナ23がステアリグサポートフレーム10の
ガイド孔20の周縁部に係合して、上記メーター
ユニツト3がステアリングサポートフレーム10
に保持されるので、該メーターユニツト3等の飛
び出しを確実に防止することができる。
によりステアリグ9との結合が切り放されたメー
ターユニツト3およびクラスターケース4は、ス
テアリングサポートフレーム10側から飛び出そ
うとするが、該メーターユニツト3と一体の第1
ブランジ17,17がステアリグサポートフレー
ム10のガイド孔20,20内を上方に所定量移
動すると、該各第1フランジ17に嵌着されたリ
テーナ23がステアリグサポートフレーム10の
ガイド孔20の周縁部に係合して、上記メーター
ユニツト3がステアリングサポートフレーム10
に保持されるので、該メーターユニツト3等の飛
び出しを確実に防止することができる。
しかも、上記実施例では、特にステアリング9
を支持するステアリングサポートフレーム10を
利用してメーターユニツト3のチルト動作をガイ
ドするようにし、別個のガイド部材が必要でない
ので、コスト面や組付性等の面で実施する上で非
常に有利である。
を支持するステアリングサポートフレーム10を
利用してメーターユニツト3のチルト動作をガイ
ドするようにし、別個のガイド部材が必要でない
ので、コスト面や組付性等の面で実施する上で非
常に有利である。
第5図は本発明の第2実施例に係るチルトメー
ター装置の連結部材を示す。この実施例において
は、ステアリグに軸方向の衝撃力が作用したとき
該ステアリングとメーターユニツト3との連結を
切り放す切放し手段として、ステアリングに接続
された第2ブラケツト18′端部のボルト挿通孔
18′aがステアリング軸方向後側に開放されて
いて、衝撃力が第2ブラケツト18′に作用する
と、該第2ブラケツト18′が締結ボルト19の
締付力に抗して衝撃力作用方向に移動し、締結ボ
ルト19が上記ボルト挿通孔18′aから抜け出
ることにより、連結部材16によるステアングと
メーターユニツト3との連結が切り放されるよう
に構成されている。尚、その他の構成は上記第1
実施例と全く同じであり、同一部材には同一符号
を付してその説明は省略する。また、上記第2実
施例においても、上記第1実施例の場合と同様の
作用効果を奏することができるのは勿論である。
ター装置の連結部材を示す。この実施例において
は、ステアリグに軸方向の衝撃力が作用したとき
該ステアリングとメーターユニツト3との連結を
切り放す切放し手段として、ステアリングに接続
された第2ブラケツト18′端部のボルト挿通孔
18′aがステアリング軸方向後側に開放されて
いて、衝撃力が第2ブラケツト18′に作用する
と、該第2ブラケツト18′が締結ボルト19の
締付力に抗して衝撃力作用方向に移動し、締結ボ
ルト19が上記ボルト挿通孔18′aから抜け出
ることにより、連結部材16によるステアングと
メーターユニツト3との連結が切り放されるよう
に構成されている。尚、その他の構成は上記第1
実施例と全く同じであり、同一部材には同一符号
を付してその説明は省略する。また、上記第2実
施例においても、上記第1実施例の場合と同様の
作用効果を奏することができるのは勿論である。
尚、本発明は上記第1および第2実施例に限定
されるものではなく、その他種々の変形例を包含
するものである。例えば、上記各実施例では、切
放し手段(締結ボルト19の脆弱部21での破断
または締結ボルト19の第2ブラケツト18′の
ボルト挿通は孔18′からの抜け出し)によりス
テアリング9との連結が切り放されたメーターユ
ニツト3をガイド部材(ステアリングサポートフ
レーム10)に係合保持する係合手段として、メ
ーターユニツト3と一体の第1ブラケツト17に
リテーナ23を嵌着したが、このリテーナ23の
代わりに、第6図に示す如く第1ブラケツト17
にストツパ部25,25を一体形成してもよく、
その他各種手段が採用可能である。
されるものではなく、その他種々の変形例を包含
するものである。例えば、上記各実施例では、切
放し手段(締結ボルト19の脆弱部21での破断
または締結ボルト19の第2ブラケツト18′の
ボルト挿通は孔18′からの抜け出し)によりス
テアリング9との連結が切り放されたメーターユ
ニツト3をガイド部材(ステアリングサポートフ
レーム10)に係合保持する係合手段として、メ
ーターユニツト3と一体の第1ブラケツト17に
リテーナ23を嵌着したが、このリテーナ23の
代わりに、第6図に示す如く第1ブラケツト17
にストツパ部25,25を一体形成してもよく、
その他各種手段が採用可能である。
また、上記各実施例では、本発明を、左ハンド
ル自動車のチルトメーター装置として適用した場
合について述べたが、右ハンドル自動車のチルト
メーター装置としても同様に適用できる。
ル自動車のチルトメーター装置として適用した場
合について述べたが、右ハンドル自動車のチルト
メーター装置としても同様に適用できる。
さらに、メーターユニツト3のチルト動作をガ
イドする部材としては、上記実施例の如きステア
リングサポートフレーム10とは別個の部材を用
いて構成してもよいのは言うまでもない。
イドする部材としては、上記実施例の如きステア
リングサポートフレーム10とは別個の部材を用
いて構成してもよいのは言うまでもない。
(発明の効果)
以上の如く、本発明における自動車のチルトメ
ーター装置によれば、ステアリングのチルト操作
に連動してメーターユニツトをスムーズにかつズ
レることなく確実にチルト動作させることがで
き、しかも、衝突時にステアリングに軸方向の衝
撃力が作用したときには、ステアリングとメータ
ーユニツトとの連結が切り放されるので、ステア
リングの衝撃エネルギー吸収機能を発揮させるこ
とができるとともに、この切放しに起因するメー
ターユニツトの飛び出しを確実に防止でき、よつ
て安全性を十分に確保することができるもであ
る。
ーター装置によれば、ステアリングのチルト操作
に連動してメーターユニツトをスムーズにかつズ
レることなく確実にチルト動作させることがで
き、しかも、衝突時にステアリングに軸方向の衝
撃力が作用したときには、ステアリングとメータ
ーユニツトとの連結が切り放されるので、ステア
リングの衝撃エネルギー吸収機能を発揮させるこ
とができるとともに、この切放しに起因するメー
ターユニツトの飛び出しを確実に防止でき、よつ
て安全性を十分に確保することができるもであ
る。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図な
いし第4図は第1実施例を示し、第1図はチルト
メーター装置の分解斜視図、第2図は自動車の車
室内前部を示す斜視図、第3図は第1図の連結部
材部分の拡大図、第4図は連結部材の結合状態を
示す縦断側面図である。第5図は第2実施例を示
す第3図相当図であり、第6図は係合手段の変形
例を示す斜視図である。 3……メーターユニツト、9……ステアリン
グ、10……ステアリングサポートフレーム、1
6……連結部材、18′a……ボルト挿通孔、2
0……ガイド孔、21……脆弱部、23……リテ
ーナ、25……ストツパ部。
いし第4図は第1実施例を示し、第1図はチルト
メーター装置の分解斜視図、第2図は自動車の車
室内前部を示す斜視図、第3図は第1図の連結部
材部分の拡大図、第4図は連結部材の結合状態を
示す縦断側面図である。第5図は第2実施例を示
す第3図相当図であり、第6図は係合手段の変形
例を示す斜視図である。 3……メーターユニツト、9……ステアリン
グ、10……ステアリングサポートフレーム、1
6……連結部材、18′a……ボルト挿通孔、2
0……ガイド孔、21……脆弱部、23……リテ
ーナ、25……ストツパ部。
Claims (1)
- 1 チルト操作可能に設けられたステアリング
と、該ステアリングに連結部材を介して一体的に
連結されたメーターユニツトと、上記ステアリン
グとメーターユニツトとの間に配置され、車体に
固定されたガイド部材とを備えており、上記ガイ
ド部材には、上記連結部材が貫通し、かつ上記メ
ーターユニツトがステアリングのチルト操作に連
動してチルト動作をする際に該連結部材の上下移
動をガイドするガイド孔が穿設されており、上記
連結部材には、ステアリングに軸方向の衝撃力が
作用したとき該ステアリングと上記メーターユニ
ツトとの連結を切り放す切放し手段と、該切放し
手段によりステアリングとの連結が切り放された
メーターユニツトを上記ガイド部材に係合保持す
る係合手段とが設けられていることを特徴とする
自動車のチルトメーター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59227488A JPS61105232A (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 | 自動車のチルトメ−タ−装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59227488A JPS61105232A (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 | 自動車のチルトメ−タ−装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61105232A JPS61105232A (ja) | 1986-05-23 |
JPH0360687B2 true JPH0360687B2 (ja) | 1991-09-17 |
Family
ID=16861667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59227488A Granted JPS61105232A (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 | 自動車のチルトメ−タ−装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61105232A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3737386B2 (ja) * | 2001-06-11 | 2006-01-18 | 本田技研工業株式会社 | インストルメントパネル取付部品の結合構造 |
JP5453803B2 (ja) * | 2008-12-25 | 2014-03-26 | 日産自動車株式会社 | コラム周辺部品離脱構造 |
-
1984
- 1984-10-29 JP JP59227488A patent/JPS61105232A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61105232A (ja) | 1986-05-23 |
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