JPH0360516A - 光電スイッチの受光回路 - Google Patents

光電スイッチの受光回路

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JPH0360516A
JPH0360516A JP19710489A JP19710489A JPH0360516A JP H0360516 A JPH0360516 A JP H0360516A JP 19710489 A JP19710489 A JP 19710489A JP 19710489 A JP19710489 A JP 19710489A JP H0360516 A JPH0360516 A JP H0360516A
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Toshibumi Fukuyama
福山 俊文
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ASUTETSUKUSU KK
Takenaka Electronic Ind Co Ltd
Astex Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、光電スイッチの受光素子によって生じた光電
流を検出信号として処理するための、信頼性・応答性の
高い受光回路の改良に関する。
〔従来の技術〕
−gに光電スイッチでは一定波長の光を受けた場合に受
光素子によって生じた光電流を増幅し、一定レベル以上
にある信号を検出信号として物体の存否を判定するが、
光源までの距離や光源自体の強弱とい、う原因によって
、電流の増幅方法を一定にした場合には不都合が生じる
。即ち、能動素子を用いた場合の増幅については、和動
増幅と、差動増幅の2つの手段があるが、光電流が弱い
場合には差動増幅は適さないし、反対に光電流が強い場
合にはより精度の高い差動増幅を採用するのが好ましい
。したがって、光電スイッチにおいては両増幅手段を適
宜切り替えることができるように回路構成をすることが
要求される。
本発明者はこれらの条件を考慮し、さらに集積回路化を
も図るべく、第10図に示すような受光回路を開発した
(特願昭63−273915号参照)。図において、1
は受光信号をある程度増幅した後に検出信号の電圧レベ
ルまで増幅するための差動増幅形の交流アンプ、2は増
幅後の検出信号出力である。また、aは受光回路と可変
抵抗VRとを接続する配線、b、cは電源ラインである
ここで、2分割されたフォトダイオードPDI、PO2
はそれぞれトランジスタq21 、q22による一対の
差動増幅回路に入力されているが、いま外部の可変抵抗
VRの電圧をOV、即ち可変抵抗VRの中点をGND側
に接続した場合にはトランジスタq23、q24、q2
5、Q21およびダイオードd1、d2は全てカットオ
フの状態となる。一方トランジスタq26とq27とは
カレントミラーを構成しているので、トランジスタq2
6にはトランジスタq27と同し大きさの電流が流れよ
うとするが、ここで抵抗r21〉r22の条件に設定す
れば、トランジスタq26には規定の定電流を流すこと
ができなくなるため、飽和してしまい、オンのときと同
じ状態になり、トランジスタq26のインピーダンスは
殆ど零になる。したがって、フォトダイオードPD1、
PO2で発生した光電流は、それぞれトランジスタQ2
1、q22で等分に増幅され、コレクタ電流は共にダイ
オードd3、d4で抵抗r21に集められるので、結果
として再出力を増幅した後に加算した値とする和動増幅
回路として機能する。
これに対し、可変抵抗VRを調整して配線aの印加電圧
を電源電圧まで上昇させてゆくと、トランジスタq23
の工a ツタ電位とトランジスタq21のコレクタ電位
は上昇し、トランジスタq21を通じてq26のカレン
トミラーに電流が供給されるため、トランジスタq21
とq22とは差動増幅回路として機能する。即ち、トラ
ンジスタq21のベースが正の入力側、トランジスタq
22のベースが負の入力端にあるので、トランジスタq
21のベースは抵抗r23を通して固定電位の2VFに
維持され、これが差動増幅回路のバイアス点になる。従
って配線aの電位が2VFになるまではフォトダイオー
ドPDI 。
PO2の出力を加算し、2VFを越えれば減算を行うと
いう構成である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の回路では電流増幅が本質的機能であるトラン
ジスタを用いているにもかかわらず、和動・差動の何れ
についても受光信号を電圧値として捉え、抵抗r21に
集められるという電圧合成によっている。従って、回路
上では第11図に示すように、不確定なインピーダンス
を無視することはできず、周波数特性においても f=1/(2πRL Co ) が成立するが、性能はインピーダンスRLに依存しなけ
ればならないため、応答性が極めて悪い。
即ち、受光回路の応答性が低いので、光電スイッチ自体
の受光タイミングを落とさなければならず、他の光電ス
イッチや外的要因によって誤動作を起こす危険性が高く
、信頼性を確保することができない。また、受光信号は
インピーダンスRLに依存するので、外乱光によってフ
ォトダイオードが飽和してしまうという問題もある。
本発明ではこのような従来の課題を解決しようとするも
ので、受光信号を電圧合成によらず、電流合成すること
によって応答性を向上させ、さらに信頼性を極めて高く
することができる光電スイッチの受光回路を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、第1の手段とし
て2つのPNP l−ランジスタQ1・Q2からなるカ
レントミラーの1次出力側に受光素子を接続すると共に
、上記カレントミラーの2次出力側を検知出力とし、上
記受光素子はPNからなるフォトダイオードにさらに薄
膜のPDを成長し、これら2つのPDを接地してN層か
ら出力を取り出すという手段を用いた。
また第2の手段として、一の受光素子PDIを1次出力
側に接続した第1のカレントミラーq4・q5と、他の
受光素子PD2を1次出力側に接続し、さらに2次出力
側を上記第1のカレントミラーのl吹出力側に接続した
第2のカレントミラーとからなり、上記2つの受光素子
PDI  ・PO2で発生する光電流の差動電流を上記
第1のカレントミラーの2次出力側から取り出すという
手段も用いている。
さらに、この第2の手段において、電源間に可変抵抗V
Rを設け、この可変抵抗の中点電位によって第2のカレ
ントミラーの1次出力と他の受光素子PD2との間に設
けたトランジスタq8を増幅可能とするという手段も用
いた。
〔作   用〕
第1の手段におけるPNPトランジスタで構成されたカ
レントミラーにおいては、1次出力と2次出力とは同じ
値の電流が流れるので、受光素子で発生した光電流と同
じ電流が検知出力として取り出されるという機能を行う
。一方、受光素子ではPN層にさらに薄膜のPDを成長
しているので、2つのPN接合が形成され、それぞれに
おいて光電流が発生するという作用を奏する。また、表
面のPDは薄膜であるから機能する波長が異なり、短波
長で作動することから、1つの受光素子として考えた場
合には幅の広い波長帯で作動する受光素子として機能す
る。
また、第2の手段においては、第1のカレントミラーの
1次出力と第2のカレントミラーの2次出力を接続し、
第2のカレントミラーの2次出力を他の受光素子に接続
しており、これによって第1のカレントミラーの2次出
力がら2つの受光素子で発生した光電流の差動電流を取
り出すという機能を行うものである。
さらに、第2の手段においては、可変抵抗VRの中点電
位を変化させることによって増幅回路の機能を変更して
いる。即ち、中点電位を低くすれば第1のカレントミラ
ーに対して2つの受光素子の光電流を加算した電流が流
れるという和動増幅の作用を行い、電位を上昇するにつ
れて第2のカレントミラーから受光素子に電流を供給し
て、別のカレントミラーに流れる電流を抑制するという
機能を行う。
また、中点電位をさらに上昇すると、一の受光素子に流
れる電流は他の受光素子に流れる増幅電流によって制限
され、その差電流が別のカレントミラーに流れるという
差動増幅作用を行う。
〔実 施 例〕
以下、本発明の受光回路の一実施例を添付した図面に従
ってさらに詳述する。
先ず、本発明の基本的内容は第1図に示す回路図で表現
される。ここで、Ql、Q2はPNP トランジスタで
、ベースを共通としたカレントミラーに構成され、光信
号を電流値の変化として捉えたものである。このように
回路を構成した場合には、フォトダイオードに入光がな
いときにはトランジスタQ1、Q2のベース電流が流れ
ないので、カレントミラーはカットオフの状態のままで
あり、出力されない。ところが、フォトダイオードが光
を受けて電流が流れると、トランジスタQ1およびQ2
のベースには同じ量の電流が流れるため、2つのトラン
ジスタのコレクタ電流は同じ値となることから、回路出
力はフォトダイオードの光電流に対応する電流値の変化
として捉えることができる。また、同回路の周波数特性
は、 f =1/  (2ycRo  Co  )で表され、
インピーダンスRLには依存しないことが明確である。
ここで、R8はバイアス抵抗、RDはトランジスタQ1
.02の接線抵抗であるが、この接線抵抗は第4図に示
すように非常に小さいものであるから、回路の応答性が
飛躍的に向上することが理解できる。C0はフォトダイ
オードのキャパシタンスである。なお、検知出力として
はトランジスタQ2のコレクタ電流によって抵抗RLに
電位を発生させるようにしているので、最終的には抵抗
RLに影響されることになるが、あくまでも電位を発生
させることのみを目的としているので、周波数特性に悪
影響を及ぼすものではない。
次に、第3図は第1図に示した本発明回路と、第11図
に示した従来回路との周波数特性を比較したグラフであ
る。ここにおいて、相対出カフ0%を実使用域とすれば
、従来回路では50KH2までしか応答することができ
ないのに対し、本発明回路では約5MH2まで応答する
ことが可能であり、2桁程度も周波数特性を改善するこ
とができる。
本発明回路では上述した第1図のように、トランジスタ
の本質的な機能である電流増幅に着目して、フォトダイ
オードで発生する光電流に対応する電流を取り出すこと
によって回路の応答性を向上したものである。この結果
、新たにシールド層を形成してフォトダイオードを静電
ノイズから保護すると共に、このシールド層によって発
生する光電流をも積極的に利用する構造を採用すること
を可能とする。即ち、本発明回路に利用するフォトダイ
オードの積層構造を第4図に示す。図は受光回路全体を
含めてエピタキシャル成長したICのフォトダイオード
部分の断面で、sub層であるPDの上にep層である
0層を成長し、さらにsp層であるPDを成長させて、
ep層からカソードを、sp層からアノードを取り出し
ている。なお、アノードはsub層と共に接地されてい
る。このように構成すればsp層がシールドとして機能
するため、外部からの静電ノイズなどによる影響を受け
ることはない。ところが、シールドを設けない場合には
光電流の発生はep−sub間のみであったものが、シ
ールドを設けたために5p−ep間でも光電流が発生す
るようになる。両者の関係は、層厚の差によって、ep
−sub間では長波長の光を受けて機能し、5p−ep
間では短波長を受けて機能するが、5p−ep間ではe
p−sub間に比べてキャパシタンスが非常に増大する
。従って、従来の電圧を検出要素とした回路構成ではシ
ールドによってノイズの影響を防止することができても
、回路全体の応答性を考慮して5p−ep間で発生する
光電流は利用していなかった。しかし、本発明回路では
電流を要素として検知信号出力を取り出しているので、
回路インピーダンスの影響を受けることがない。そこで
、従来は利用していなかった5p−ep間の光電流も用
いることとした。従って、フォトダイオード全体の出力
は、5p−ep間の光電流とep−sub間の光電流を
加算した値となるので、従来に比べて対応波長域が拡が
ると共に、出力を増加させることができる。
第5図は本発明回路で用いるフォトダイオードを回路図
として示したもので、第6図はこれらによって発生する
光電流を示したグラフである。
次に、上述した第1図の基本回路を応用して、2つのフ
ォトダイオードを用い、それぞれのフォトダイオードで
発生した光電流を合成して検知信号出力とする受光回路
を第7図に示す。ここにおいて、a、b、cはそれぞれ
配線を示し、aは可変抵抗VRの配線ライン、bScは
電源ラインである。また、この配線を境界として電源と
反対側をIC化することを予定している。
図中のトランジスタq1・q2、トランジスタq4・q
5、およびトランジスタq6・q7はそれぞれカレント
ミラーを構成している。受光素子であるフォトダイオー
ドはPDI  ・PO2の二分割としており、これらに
よって生じた光電流は台底されて交流アンプ1へ入力さ
れ、出力ライン2から検知信号として出力される。以下
、トランジスタq4・q5で構成されたカレントミラー
を第1のカレントミラーとし、トランジスタq6・q7
で構成されたカレントもラーを第2のカレントミラーと
する。
いまここで、可変抵抗VRの電位を基準として回路動作
を説明すると、先ず可変抵抗VRの中点電位を0即ちG
ND側に接続すれば、トランジスタq1・q2のベース
電位、トランジスタq6のエミッタ電位、およびトラン
ジスタq8のベース電位の関係でこれらには電流が流れ
ず、トランジスタq7もカットオフの状態となる。従っ
て、フォトダイオードPDI・PO2で発生した光電流
の合計(L+Ig)はトランジスタq4の工もツタ・ベ
ース間を流れることになる。ここで、第1のカレントミ
ラーにおいて、2次出力であるトランジスタq5のコレ
クタ電流は1次出力であるトランジスタq4のベース電
流と同じ値、即ち(It + b)となり、これによっ
て抵抗r3に電位が生じ、交流アンプ1を介して出力ラ
イン2から検知信号が出力されるという和動増幅回路と
して機能する。続いて可変抵抗VRの中点電位を徐々に
上げてゆくと、第2のカレントミラーであるトランジス
タq6・q7およびトランジスタq8に電流が流れ始め
るが、その分だけ第1のカレントミラーの1次出力であ
るトランジスタq4のベース電流は減少する。従って、
抵抗r3の電位は下がってゆき、第2のカレントミラー
の1次出力であるトランジスタq6およびトランジスタ
q8の増幅電流とフォトダイオードPDI  −PO2
の光電流が均衡したところで加算出力は0になる。
さらに続いて中点電位を上げてゆくと、カレントミラー
を構成しているトランジスタq1・q2のベース電流を
制限していた抵抗r1に打ち勝ってこれらにもベース電
流が流れ始めるので、トランジスタq3にもコレクタ電
流が流れ、第2のカレントミラーの1次出力であるトラ
ンジスタq6のコレクタ電流を吸収することになる。従
って、第1のカレントミラーの1次出力であるトランジ
スタq4のベースにはこれに相応した電流が流れる。一
方、ダイオードとして機能するトランジスタq9にはト
ランジスタq8のエミッタ電流が供給されることによっ
て逆バイアスがかかるのでカットオフとなることから、
トランジスタq4のベース電流はフォトダイオードPD
2の光電流には依存せず、専らフォトダイオードPDI
の光電流I、にのみ依存することになる。
さらにまた可変抵抗の中点電位を上げると、トランジス
タq8にはより多くの電流が流れようとするが、その分
だけフォトダイオードPD2に規制されてしまう。従っ
て、第2のカレントミラーの1次出力であるトランジス
タq6のコレクタ電流も制限をうけ、結果的に第1のカ
レントミラーの1次出力であるトランジスタq4のベー
ス電流も制限される。即ち、トランジスタq4のベース
に流れる電流は(x、=h)という差電流になり、差動
増幅回路として機能する。なお、和動増幅と差動増幅と
のバイアス点は可変抵抗VRの中点電位であるVD+。
/2付近になる。第8図は可変抵抗VRの電位と受光出
力の関係で、傾斜Aは和動増幅を示し、傾斜Bは差動増
幅を示している。ここにおいて、電位Van/2付近の
波線で囲まれた範囲は実使用時においては信頼性が低い
ため、使用しない。
またさらに、本発明回路では受光回路の次段にある交流
アンプ1のゲインを可変抵抗VRの変化によって調整す
ることも可能である。ここに、交流アンプ1の定電流源
であるトランジスタqloのエミンタ電位は抵抗r4を
通して配線aに接続されているので、配線aの電位がO
V、即ち可変抵抗VRの中点がGND側のときにトラン
ジスタqlOの定電流源には最大電流が流れ、約150
mVになればほとんど流れなくなる。また、交流アンプ
1の差動増幅回路の増幅率はトランジスタqlOの定電
流源に比例するので、外部の可変抵抗VRによって交流
アンプ1のゲインを変化させることが可能となる。
従って、この回路では配線aに印加する直流電圧によっ
てゲインが可変できるので、他の回路からの制御電圧に
よってゲインをコントロールしたり、遠方から直流電圧
を与えてリモートコントロールを行うことも可能である
いまここで、本発明回路を用いて光電スイッチをlアン
プのICとして構成することにすれば、配置1Jaの一
部でICの内部回路と外付は回路とに分割するだけで、
1端子で上述の機能を兼用できることになり、端子数の
大幅な削減が可能になる。
第9図に本発明回路を配線aで分割して集積回路を構成
する場合のブロック図を示す。図中、3は受光回路、4
は交流アンプ、CPMI〜CPM3はコンパレークで、
CPMIとCPM3によって安定レベルを判別して安定
出力信号として安定表示回路5に入力すると共に、CP
M2によって動作レベルを判別して検出信号とし、検出
回路6および出力回路7に入力する。なお、点線で囲ん
だ範囲はIIL回路として構成することができる部分で
ある。
〔発明の効果〕
本発明では、能動素子であるトランジスタの本質的な機
能としての電流増幅に着目し、カレントミラーの1次出
力に受光素子を、2次出力を検知出力としたので、受光
素子で発生した電流の変化がそのまま検知出力としてと
らえることができ、応答性を非常に向上させることが可
能となった。
また、電流を検出要素としたので、周波数特性は回路に
おけるインピーダンスに影響されることがなく、従来と
比較して飛躍的に応答性を向上することができた。即ち
、実使用においても投光・受光の同期に用いる周波数帯
が2桁程度向上するので、たとえば蛍光灯の点滅周期や
他の機器の影響を全く受けることがなく、これらが原因
となる誤動作を防止できる信頼性の高い受光回路とする
ことができる。また、受光周期を速めることによって、
光電スイッチの応答速度を上げることも可能となる。さ
らに、PM層からなるフォトダイオードの表面にさらに
PMを設け、これら2つのPDを接地したため、静電ノ
イズの影響を受けなくなると共に、出力も増大し、光電
スイッチとしての性能が大幅に向上する。
また、第2の手段においては、第1のカレントミラーの
1次出力と第2のカレントミラーの2次出力を接続し、
第2のカレントミラーの2次出力を他の受光素子に接続
するという回路構成としたので、2つの受光素子で発生
した電流の差動電流を第1のカレントミラーから取り出
すことができ、応答性のよい受光回路とすることができ
る。さらに、カレントミラーによって電流を要素として
扱っているので、電圧を要素とする場合に比較して抵抗
の数を削減することができ、抵抗が拾うノイズを減少さ
せることが可能となると共に、回路をIC化した場合に
は抵抗の数が少ないので実装面4゜ 積を小さくすることも可能となる。さらにまた、抵抗を
削減できることは回路内でフィードバックループの発生
を回避することになるので、予定外の応答をすることが
なく、確実なコントロールが可能になるなど、信頼性の
向上に資することができる。
また、可変抵抗によって電源電圧からOまでの電位によ
ってトランジスタを増幅し、これによって電流の経路を
適宜変更することができるようにし、電位が低いときは
和動電流を、電位が高いときには差動電流を取り出すよ
うにしたので、効率のよい、精度の高い検知出力を得る
ことができるなど、従来にはなかった数多くの効果を奏
することができる光電スイッチの受光回路を提供するこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的内容を示す回路図、第2図は受
光素子の接線抵抗を示すグラフ、第3図は本発明回路と
従来の周波数特性を比較したグラフ、第4図は本発明で
用いるフォトダイオードの積層構造を示した断面図、第
5図はその理論回路図、第6図はその出力特性グラフ、
第7図は本発明の受光回路図、第8図は可変抵抗の中点
電位と受光出力との関係を示すグラフ、第9図は本発明
回路を用いてフォトICを構成するときのブロック図、
第10図は従来例の回路図、第11図はその原理を示す
回路図である。 尚、図中PDI・PD2・・・フォトダイオード、a・
・・配線ライン、b−c・・・電源ライン、l・・・交
流アンプ、2・・・出力ライン。 以   上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2つのPNPトランジスタQ1・Q2からなるカレ
    ントミラーの1次出力側に受光素子を接続すると共に、
    上記カレントミラーの2次出力側を検知出力とし、上記
    受光素子はPNからなるフォトダイオードにさらに薄膜
    のP層を成長し、これら2つのP層を接地してN層から
    出力を取り出したことを特徴とする光電スイッチの受光
    回路。 2、一の受光素子PD1を1次出力側に接続した第1の
    カレントミラーq4・q5と、他の受光素子PD2を1
    次出力側に接続し、さらに2次出力側を上記第1のカレ
    ントミラーの1次出力側に接続した第2のカレントミラ
    ーとからなり、上記2つの受光素子PD1・PD2で発
    生する光電流の差動電流を上記第1のカレントミラーの
    2次出力側から取り出すことを特徴とする光電スイッチ
    の受光回路。 3、電源間に可変抵抗VRを設け、この可変抵抗の中点
    電位によって第2のカレントミラーの1次出力と他の受
    光素子PD2との間に設けたトランジスタq8を増幅可
    能とした請求項2記載の光電スイッチの受光回路。
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