JPH0359239B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0359239B2
JPH0359239B2 JP59033812A JP3381284A JPH0359239B2 JP H0359239 B2 JPH0359239 B2 JP H0359239B2 JP 59033812 A JP59033812 A JP 59033812A JP 3381284 A JP3381284 A JP 3381284A JP H0359239 B2 JPH0359239 B2 JP H0359239B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
seal
packing
tip
acts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59033812A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60175700A (ja
Inventor
Masaaki Ogawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tigers Polymer Corp
Original Assignee
Tigers Polymer Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tigers Polymer Corp filed Critical Tigers Polymer Corp
Priority to JP59033812A priority Critical patent/JPS60175700A/ja
Publication of JPS60175700A publication Critical patent/JPS60175700A/ja
Publication of JPH0359239B2 publication Critical patent/JPH0359239B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はシールパツキン、例えばトンネル工事
に使用されるシールド掘進機のリツプシールまた
はテールシールに関する。
従来技術 一般に、シールド工法によるトンネル工事に
は、第1図に示すように、先端に回転駆動可能な
カツタデイスク1を設けたシールド掘進機が使用
され、シールド本体3とカツタデイスク1の筒状
支持部2との間には間隙4から入りこむ泥水の機
内への侵入を防止するためにリツプシール5が介
在されている。
ところで、この種のリツプシールは泥水中とい
う最悪の環境化で使用され、かつシールド掘進機
はトンネルを開ける工期中地中に埋めた状態で使
用されるため、長期にわたつて摩耗が少なく耐久
性に優れたものが要求されている。しかし、現行
のリツプシールは3Kg/cm2程度の泥水圧にしか耐
えられず、現在では地表面下100m程度の深部を
掘進することが要求されているが、ここでの泥水
圧P10Kg/cm2程度に耐え得るリツプシールは現存
しない。
一方、リツプシールの耐久性は通常PV値で称
される。これは、リツプ先端に受ける面圧Pにリ
ツプ先端の周速Vを乗じた値である。PV値を低
い値で使用する程耐久性を有することとなるが、
地表面から深くなる程面圧Pが高くなり、現行の
リツプシールでは耐えきれないのである。周速V
を落とすことも考えられるが、これでは掘進期間
が大巾に延長されることとなり実際的ではない。
また、シールド掘進機のスキンプレート(シー
ルド本体)とセグメントの隙間をシールするテー
ルシールも同様に、泥水圧10Kg/cm2程度に耐え得
ることが要求されているが、この要求を満たすテ
ールシールは現存しない。
発明の目的 そこで、本発明は、たとえシール先端に作用す
る液圧が上昇してもシール先端に受ける面圧Pが
増加することがなく、耐圧特性に優れたシールパ
ツキンを提供することを目的とする。
発明の構成と効果 以上の目的を達成するため、本発明に係るシー
ルパツキンは、円形内周面を有する外筒体と、こ
の外筒体内に同軸上に設置された円形外周面を有
する内筒体との間に介在させるシールパツキンに
おいて、先端が外筒体の内周面に圧接する外側パ
ツキンと、先端が内筒体の外周面に圧接する内側
パツキンとを、液圧作用方向に向かつて傾斜して
起立させると共に、この両パツキン間に液圧の作
用で前記両パツキン先端の面圧を減少するように
作用する受圧面を備えた連結部を設けたことを特
徴とする。
即ち、本発明によれば、外側パツキン及び内側
パツキンに液圧が作用してパツキン先端に面圧P
が生じても、この面圧Pは前記連結部の受圧面に
作用する液圧にて減少され、結果的に面圧Pは低
く抑えられることとなり、その分、耐久性に優れ
たシールパツキンを得ることができる。
一方、リツプシールの場合、液圧が従来と同等
であれば、周速Vを上げても十分に使用に耐える
ことができる。
実施例 以下、本発明に係るシールパツキンをシールド
掘進機のリツプシールに適用した実施例を図面を
参照して説明する。
第2図において、リツプシール10は、環状の
シール基部11と、外側パツキン12と、内側パ
ツキン13と、連結部14とからなり、耐摩耗性
を有するゴム材にて形成したものである。外側パ
ツキン12及び内側パツキン13は背面部に剛性
補強用の凸部を有し、シール基部11から泥水圧
Pmが作用する方向に向かつて断面略V字形をな
すように傾斜して起立している。連結部14はパ
ツキン12,13の間を連結するもので、泥水圧
Pmが作用する前方に形成され、その背面には室
15が形成されている。
また、シール基部11には室15と機内とを連
通する空気孔16が形成されている。この空気孔
16は室15の室圧を抜いて連結部14が内方に
変形するのを助長するものである。
以上の構成からなるリツプシール10は、シー
ル基部11をシールド本体3の内周面に形成した
突設部17に固定され、外側パツキン12の先端
はシールド本体3の内周面に圧接し、内側パツキ
ン13の先端はカツタデイスクの筒状支持部2の
外周面に圧接している。
尚、シールド本体3の突設部17には、空気孔
16を介して室15と連通する孔18が穿設され
ている。
ここで、泥水圧Pmが作用すると、パツキン1
2,13の受圧面Aには面圧P1、連結部14の
受圧面Bには面圧P2がそれぞれ作用する。この
とき、面圧P1はパツキン12,13の先端をシ
ールド本体3の内周面及びカツタデイスクの筒状
支持部2の外周面に押付ける分力を生じ、面圧
P2はパツキン12,13を根元部19,20を
支点として互いに接近する方向に回転させる分力
を生じる。
従つて、パツキン12,13の先端に作用する
面圧P3は、 P3=P1×受圧面積−P2×受圧面積 なお、Pm=P1=P2 なる式で表わされる。
即ち、泥水圧Pmがそのままパツキン12,1
3の先端の面圧P3として作用することを、本発
明によつてP2×受圧面積分だけ低減し、PV値を
低い状態で使用できるようにしている。
そして、面圧P3は連結部14の形成位置を変
更することにより任意の値をとりうる。例えば、
連結部14を前方へ移動させれば、P1の受圧面
積が減少しP2の受圧面積が増加するので、面圧
P3は減少し、これとは逆に移動させれば面圧P3
は増加することとなる。
なお、リツプシール10はシール基部11をカ
ツタデイスクの筒状支持部2に固定するようにし
ても良いほか、シール基部を形成せずにパツキン
12,13を直接シールド本体に取付けるように
しても良い。
また、第3図は本発明に係るシールをシールド
掘進機のテールシールに使用した実施例を示し、
テールシール30は、環状のシール基部31と、
外側パツキン32と、内側パツキン33と、連結
部34とからなり、耐摩耗性を有するゴム材にて
形成したものである。外側パツキン32及び内側
パツキン33は背面部に剛性補強用の凸部を有
し、シール基部31から泥水圧Pmが作用する方
向に向かつて断面略V字形をなすように傾斜して
起立している。連結部34はパツキン32,33
の間を連結するもので、泥水圧Pmが作用する前
方に形成され、その背面には室35が形成されて
いる。また、シール基部31には室35と機内と
を連通する空気孔36が形成されている。この空
気孔36は室35の室圧を抜いて連結部34が内
方に変形するのを助長するものである。
以上の構成からなるテールシール30は、シー
ル基部31を円筒状のスキンプレート37の後端
部に固定し、外側パツキン32の先端は坑内地山
39に圧接し、内側パツキン33の先端はセグメ
ント40の外周面に圧接させている。
尚、スキンプレート37の後端部には、空気孔
36を介して室35と連通する孔38が穿設され
ている。
ここで、泥水圧や裏込め材の液圧Pmが作用す
ると、前記リツプシールの場合と同様の原理によ
り、パツキン32,33の先端に作用する面圧
P3は、 P3=P1×受圧面積−P2×受圧面積 なる式で表わされ、 従来は液圧Pmがそのままパツキン32,33
の先端の面圧P3として作用していたのが、本発
明によればP2×受圧面積だけ低減され、テール
シールとセグメントや坑内地山との間の摩擦を軽
減させることができ、テールシールの破損を防止
して耐久性の向上を期待できる。
また、面圧P3は連結部34の形成位置を変更
することにより任意の値をとりうることも、リツ
プシールの場合と全く同様である。
尚、本発明に係るシールパツキンは前記各実施
例に限定するものではなく、パツキンの剛性補強
用凸部は必須のものでないほか、その要旨の範囲
で種々に変更することができる。
さらに、用途もシールド掘進機のみでなく、通
常の機械装置のオイルシールとしても使用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はシールド掘進機に使用されている従来
のリツプシールの断面図である。第2図は本発明
に係るリツプシールの実施例の断面図、第3図は
本発明に係るテールシールの実施例の断面図であ
る。 10……リツプシール、12……外側パツキ
ン、13……内側パツキン、14……連結部、3
0……テールシール、32……外側パツキン、3
3……内側パツキン、34……連結部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 円形内周面を有する外筒体と、この外筒体内
    に同軸上に設置された円形外周面を有する内筒体
    との間に介在させるシールパツキンにおいて、先
    端が外筒体の内周面に圧接する外側パツキンと、
    先端が内筒体の外周面に圧接する内側パツキンと
    を、液圧作用方向に向かつて傾斜して起立させる
    と共に、この両パツキン間に液圧の作用で前記両
    パツキン先端の面圧を減少するように作用する受
    圧面とを備えた連結部を設けたことを特徴とする
    シールパツキン。
JP59033812A 1984-02-23 1984-02-23 シ−ルパッキン Granted JPS60175700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59033812A JPS60175700A (ja) 1984-02-23 1984-02-23 シ−ルパッキン

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JP59033812A JPS60175700A (ja) 1984-02-23 1984-02-23 シ−ルパッキン

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JPS60175700A JPS60175700A (ja) 1985-09-09
JPH0359239B2 true JPH0359239B2 (ja) 1991-09-09

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JP59033812A Granted JPS60175700A (ja) 1984-02-23 1984-02-23 シ−ルパッキン

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JP2004156702A (ja) 2002-11-06 2004-06-03 Toyota Industries Corp 軸封装置
JP5496868B2 (ja) * 2010-12-16 2014-05-21 バルチラジャパン株式会社 リップシール

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JPS60175700A (ja) 1985-09-09

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