JP2782686B2 - シールド掘削機 - Google Patents
シールド掘削機Info
- Publication number
- JP2782686B2 JP2782686B2 JP4095080A JP9508092A JP2782686B2 JP 2782686 B2 JP2782686 B2 JP 2782686B2 JP 4095080 A JP4095080 A JP 4095080A JP 9508092 A JP9508092 A JP 9508092A JP 2782686 B2 JP2782686 B2 JP 2782686B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield frame
- outer periphery
- reaction force
- frame
- sliding portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド工法に用いら
れるシールド掘削機に関する。
れるシールド掘削機に関する。
【０００２】
【従来の技術】掘進速度を向上させる目的で、掘進とセ
グメントの組立てとを同時に行うことができるシールド
掘削機が提案されている。（例えば特公平３ー２３７２
０号公報）
グメントの組立てとを同時に行うことができるシールド
掘削機が提案されている。（例えば特公平３ー２３７２
０号公報）
【０００３】その一例を図５について説明する。シール
ド掘削機は、前面にカッタディスク１を備えた前部シー
ルドフレーム２と、前部シールドフレーム２内に軸方向
に摺動自在に設けられた後部シールドフレーム３と、前
部シールドフレーム２と後部シールドフレーム３との間
に介装され前部シールドフレーム２を前進させる複数の
推進用ジャッキ４と、後部シールドフレーム３に設けら
れ既設セグメント６に反力を取り後部シールドフレーム
３を前進させる複数の反力受け用ジャッキ５とを備えて
いる。図中の符号７は後部シールドフレームの摺動部、
８は継目シール、９はテールシールである。
ド掘削機は、前面にカッタディスク１を備えた前部シー
ルドフレーム２と、前部シールドフレーム２内に軸方向
に摺動自在に設けられた後部シールドフレーム３と、前
部シールドフレーム２と後部シールドフレーム３との間
に介装され前部シールドフレーム２を前進させる複数の
推進用ジャッキ４と、後部シールドフレーム３に設けら
れ既設セグメント６に反力を取り後部シールドフレーム
３を前進させる複数の反力受け用ジャッキ５とを備えて
いる。図中の符号７は後部シールドフレームの摺動部、
８は継目シール、９はテールシールである。
【０００４】掘進に際し、推進用ジャッキ４を収縮し、
全ての反力受け用ジャッキ５を伸長した初期状態から、
推進用ジャッキ４の伸長で前部シールドフレーム２を前
進させカッタディスク１を回転して切羽を掘進しなが
ら、複数の反力受け用ジャッキ５の内の一部を収縮し
て、既設セグメント６との間に形成された間隙に図示し
ないエレクタにより新しいセグメントピースを組込み、
その組込んだピースに反力を取り、以下この手順を他の
反力受け用ジャッキ５に対して行ってセグメントをリン
グ状に組立てた後、推進用ジャッキ４と反力受け用ジャ
ッキ５とを連動させ、各ジャッキ４、５を初期状態に戻
すようにしている。
全ての反力受け用ジャッキ５を伸長した初期状態から、
推進用ジャッキ４の伸長で前部シールドフレーム２を前
進させカッタディスク１を回転して切羽を掘進しなが
ら、複数の反力受け用ジャッキ５の内の一部を収縮し
て、既設セグメント６との間に形成された間隙に図示し
ないエレクタにより新しいセグメントピースを組込み、
その組込んだピースに反力を取り、以下この手順を他の
反力受け用ジャッキ５に対して行ってセグメントをリン
グ状に組立てた後、推進用ジャッキ４と反力受け用ジャ
ッキ５とを連動させ、各ジャッキ４、５を初期状態に戻
すようにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記のシールド掘削機
は、前述のように、掘進とセグメントの組立てとを同時
に行うことができ、掘進速度を向上させるものである
が、掘削に際し推進用ジャッキ４の伸長時に、後部シー
ルドフレーム３の摺動部７の外周に周辺の土砂や裏込め
注入材等が侵入して堆積し、摺動性が損なわれるという
問題がある。
は、前述のように、掘進とセグメントの組立てとを同時
に行うことができ、掘進速度を向上させるものである
が、掘削に際し推進用ジャッキ４の伸長時に、後部シー
ルドフレーム３の摺動部７の外周に周辺の土砂や裏込め
注入材等が侵入して堆積し、摺動性が損なわれるという
問題がある。
【０００６】本発明は、後部シールドフレームの摺動部
の外周への土砂や裏込め注入材等の侵入、堆積を防止す
る（減少する）共に、その堆積を容易に除去することが
できるようにし、これにより、両シールドフレームの摺
動性を損なうという不都合を起こすことのないシールド
掘削機を提供することを目的としている。
の外周への土砂や裏込め注入材等の侵入、堆積を防止す
る（減少する）共に、その堆積を容易に除去することが
できるようにし、これにより、両シールドフレームの摺
動性を損なうという不都合を起こすことのないシールド
掘削機を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術とし
て記載した前記シールド掘削機を対象とするものであ
り、本発明によれば、前部シールドフレームの外周に、
後部シールドフレームの摺動部外周とカッタディスクの
後部チャンバとを連通する複数の連通管を設け、その後
部チャンバに、送泥水ポンプを備えた送泥水管と排泥水
ポンプを備えた排泥水管とを接続する。
て記載した前記シールド掘削機を対象とするものであ
り、本発明によれば、前部シールドフレームの外周に、
後部シールドフレームの摺動部外周とカッタディスクの
後部チャンバとを連通する複数の連通管を設け、その後
部チャンバに、送泥水ポンプを備えた送泥水管と排泥水
ポンプを備えた排泥水管とを接続する。
【０００８】
【作 用】前記のように構成されたシールド掘削機にお
いて、推進用ジャッキを伸長し前部シールドフレームを
前進させ、カッタディスクを回転して掘進する際には、
送泥水ポンプを作動し送泥水管から後部チャンバに送ら
れた加圧泥水は、連通管を通り後部シールドフレームの
摺動部外周に流れ、後部シールドフレームの摺動部外周
への土砂や裏込め注入材等の侵入、堆積を防止する（減
少する）。
いて、推進用ジャッキを伸長し前部シールドフレームを
前進させ、カッタディスクを回転して掘進する際には、
送泥水ポンプを作動し送泥水管から後部チャンバに送ら
れた加圧泥水は、連通管を通り後部シールドフレームの
摺動部外周に流れ、後部シールドフレームの摺動部外周
への土砂や裏込め注入材等の侵入、堆積を防止する（減
少する）。
【０００９】また、推進用ジャッキを収縮し、反力受け
用ジャッキを伸長し、後部シールドフレームを前部シー
ルドフレーム側に移動して初期状態に戻す際には、排泥
水ポンプを作動し、後部シールドフレームの摺動部外周
に堆積した土砂や裏込め注入材等を泥水と共に回収除去
する。
用ジャッキを伸長し、後部シールドフレームを前部シー
ルドフレーム側に移動して初期状態に戻す際には、排泥
水ポンプを作動し、後部シールドフレームの摺動部外周
に堆積した土砂や裏込め注入材等を泥水と共に回収除去
する。
【００１０】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、これ等の図面において図５に対応する部分
については、同じ符号を付して重複説明を省略する。図
１ないし図３において、前部シールドフレーム２０の外
周には、後部シールドフレーム１３の摺動部７の外周と
カッタディスク１の後部チャンバ２２とを連通する複
数、図示の例では６本の連通管２１が円周等配に設けら
れている。そして後部チャンバ２２には、送泥水ポンプ
２３を備えた送泥水管２４と排泥水ポンプ２５を備えた
排泥水管２６とが接続されている。
する。なお、これ等の図面において図５に対応する部分
については、同じ符号を付して重複説明を省略する。図
１ないし図３において、前部シールドフレーム２０の外
周には、後部シールドフレーム１３の摺動部７の外周と
カッタディスク１の後部チャンバ２２とを連通する複
数、図示の例では６本の連通管２１が円周等配に設けら
れている。そして後部チャンバ２２には、送泥水ポンプ
２３を備えた送泥水管２４と排泥水ポンプ２５を備えた
排泥水管２６とが接続されている。
【００１１】次に、作用について説明する。後部シール
ドフレーム１３の摺動部７の外周は、６本の連通管２１
により後部チャンバ２２と連通されているので、送泥水
管２４から後部チャンバ２２に送られた加圧泥水２７
は、連通管２１を通り後部シールドフレーム１３の摺動
部７の外周に流れ、また連通管２１を通り後部チャンバ
２２に還流する。
ドフレーム１３の摺動部７の外周は、６本の連通管２１
により後部チャンバ２２と連通されているので、送泥水
管２４から後部チャンバ２２に送られた加圧泥水２７
は、連通管２１を通り後部シールドフレーム１３の摺動
部７の外周に流れ、また連通管２１を通り後部チャンバ
２２に還流する。
【００１２】したがって、図１に示す推進用ジャッキ４
を伸長し前部シールドフレーム２０を前進させ、カッタ
ディスク１を回転して掘進する際には、送泥水ポンプ２
３を作動し送泥水管２４から後部チャンバ２２に送られ
た加圧泥水２７は、連通管２１を通り後部シールドフレ
ーム１３の摺動部７の外周に流れ、後部シールドフレー
ム１３の摺動部７の外周への土砂や裏込め注入材２８等
の侵入、堆積を防止する（減少する）。
を伸長し前部シールドフレーム２０を前進させ、カッタ
ディスク１を回転して掘進する際には、送泥水ポンプ２
３を作動し送泥水管２４から後部チャンバ２２に送られ
た加圧泥水２７は、連通管２１を通り後部シールドフレ
ーム１３の摺動部７の外周に流れ、後部シールドフレー
ム１３の摺動部７の外周への土砂や裏込め注入材２８等
の侵入、堆積を防止する（減少する）。
【００１３】また、推進用ジャッキ４を収縮し、反力受
け用ジャッキ５を伸長し、後部シールドフレーム１３を
前部シールドフレーム２０側に移動して初期状態に戻す
る際には、排泥水ポンプ２５を作動し、後部シールドフ
レーム１３の摺動部７の外周に堆積した土砂や裏込め注
入材２８等を泥水と共に回収除去する。これにより、両
シールドフレーム１３、２０の摺動性を損なうという不
都合を極力解消する。
け用ジャッキ５を伸長し、後部シールドフレーム１３を
前部シールドフレーム２０側に移動して初期状態に戻す
る際には、排泥水ポンプ２５を作動し、後部シールドフ
レーム１３の摺動部７の外周に堆積した土砂や裏込め注
入材２８等を泥水と共に回収除去する。これにより、両
シールドフレーム１３、２０の摺動性を損なうという不
都合を極力解消する。
【００１４】
【発明の効果】以上に説明した本願発明に係るシールド
掘削機は、掘進とセグメントの組立てとを同時に行うこ
とができて、掘進速度を向上させるという利点をそのま
ま生かし、かかるシールド掘削機の問題点であった後部
シールドフレームの摺動部外周への土砂や裏込め注入材
等の侵入、堆積を防止し（減少し）、かつ後部シールド
フレームの摺動部外周に堆積した土砂や裏込め注入材等
を容易に除去し、前部シールドフレームと後部シールド
フレームとの良好な摺動性を確保することができるもの
である。
掘削機は、掘進とセグメントの組立てとを同時に行うこ
とができて、掘進速度を向上させるという利点をそのま
ま生かし、かかるシールド掘削機の問題点であった後部
シールドフレームの摺動部外周への土砂や裏込め注入材
等の侵入、堆積を防止し（減少し）、かつ後部シールド
フレームの摺動部外周に堆積した土砂や裏込め注入材等
を容易に除去し、前部シールドフレームと後部シールド
フレームとの良好な摺動性を確保することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本願発明の一実施例のシールド掘削機の推進用
ジャッキ伸張時の側断面図。
ジャッキ伸張時の側断面図。
【図２】図１のＸーＸ線矢視断面図。
【図３】要部の拡大断面図。
【図４】本願発明の一実施例のシールド掘削機の推進用
ジャッキ収縮時の側断面図。
ジャッキ収縮時の側断面図。
【図５】従来のシールド掘削機の側断面図。
１・・・カッタディスク ２，２０・・・前部シールドフレーム ３，１３・・・後部シールドフレーム ４・・・推進用ジャッキ ５・・・反力受け用ジャッキ ６・・・既設セグメント ７・・・摺動部 ８・・・継目シール ９・・・テールシール ２１・・・連通管 ２２・・・後部チャンバ ２３・・・送泥水ポンプ ２４・・・送泥水管 ２５・・・排泥水ポンプ ２６・・・排泥水管 ２７・・・加圧泥水 ２８・・・裏込め注入材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 颯田 敏和 東京都港区元赤坂一丁目２番７号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−115032（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−93997（ＪＰ，Ａ) 特公 平３−23720（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】前面にカッタディスクを備えた前部シール
ドフレームと、該前部シールドフレーム内に軸方向に摺
動自在に設けられた後部シールドフレームと、該後部シ
ールドフレームに設けられ既設セグメントに反力を取り
後部シールドフレームを前進させる複数の反力受け用ジ
ャッキと、前記前部シールドフレームと後部シールドフ
レームとの間に介装され前部シールドフレームを前進さ
せる複数の推進用ジャッキとを備えたシールド掘削機に
おいて、前記前部シールドフレームの外周に、前記後部
シールドフレームの摺動部外周と前記カッタディスクの
後部チャンバとを連通する複数の連通管が設けられてお
り、該後部チャンバに、送泥水ポンプを備えた送泥水管
と排泥水ポンプを備えた排泥水管とが接続されているこ
とを特徴とするシールド掘削機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4095080A JP2782686B2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | シールド掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4095080A JP2782686B2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | シールド掘削機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05295983A JPH05295983A (ja) | 1993-11-09 |
| JP2782686B2 true JP2782686B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=14127979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4095080A Expired - Fee Related JP2782686B2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | シールド掘削機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2782686B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106907157A (zh) * | 2017-02-09 | 2017-06-30 | 广东水电二局股份有限公司 | 一种盾构机常压开舱作业施工方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51115032A (en) * | 1975-04-01 | 1976-10-09 | Kajima Corp | Method of backkfilling injection execution in method of shield construction |
| JP2725683B2 (ja) * | 1989-06-21 | 1998-03-11 | 富士通株式会社 | 可変長符号化及び復号化方式 |
| JPH0718315B2 (ja) * | 1989-09-04 | 1995-03-01 | 昭和土木株式会社 | 泥水加圧推進装置 |
-
1992
- 1992-04-15 JP JP4095080A patent/JP2782686B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106907157A (zh) * | 2017-02-09 | 2017-06-30 | 广东水电二局股份有限公司 | 一种盾构机常压开舱作业施工方法 |
| CN106907157B (zh) * | 2017-02-09 | 2019-01-04 | 广东水电二局股份有限公司 | 一种盾构机常压开舱作业施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05295983A (ja) | 1993-11-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |