JPH0358637B2 - - Google Patents

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JPH0358637B2
JPH0358637B2 JP14219287A JP14219287A JPH0358637B2 JP H0358637 B2 JPH0358637 B2 JP H0358637B2 JP 14219287 A JP14219287 A JP 14219287A JP 14219287 A JP14219287 A JP 14219287A JP H0358637 B2 JPH0358637 B2 JP H0358637B2
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Japan
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derrick
pipe
ore
bridge
hull
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JP14219287A
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JPS63308183A (ja
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Shigeru Kitajima
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、マンガン団塊等の海底資源を採鉱、
揚収する海底資源採鉱船に関し、詳しくは、船上
に格納した揚鉱管、フレキシブルホース、空気管
等長尺の管をデリツク部まで移送し、デリツク内
で組立て海中に下降させる採鉱船のハンドリング
システムのうち、各種管を格納、移送するための
装置における管搬出入装置に関するものである。
[従来の技術] 従来の海底資源採鉱船の管格納移送装置は第9
図〜第12図に示されている。
第12図中1は海底資源採鉱船、2は海底資源
採鉱船1の船体3上に設置した管格納移送装置、
4は船体3上で多数の揚鉱管を順次軸線方向へ接
続しながら船体3に設けたムーンプール5を通し
と海中に下降させたパイプストリング、6はパイ
プストリング4の先端に取付けられ海底7の鉱物
資源の採鉱を行う集鉱機である。
第12図は管格納移送装置2の詳細を第9図〜
第11図を参照して説明すると、8は船体3上に
設けられたジンバル軸受架台9にジンバル軸受を
介して船体3の前後方向及び幅方向に動揺自在に
設けられたデリツクである。該デリツク8にはデ
リツク側ラツキングアーム(図示せず)が設けて
あり、デリツク8の作業台では、ムーンプール5
を通して海中へ下降させるための揚鉱管Pを接続
し得るようになつている。
10はデリツク8の前方船体3上に設置した揚
鉱管格納装置であり、揚鉱管Pを格納するラツク
11及び横行トロリ19が横行し得る横行レール
12、横行トロリ19を抱えた走行装置18が走
行する走行レール13を備えている。
14は揚鉱管格納装置10の後方に設けた昇降
装置であり、エレベータガイドレール15の上部
に設けた昇降ウインチ16により昇降し得るよう
にしたエレベータ17、揚鉱管格納装置10の走
行レール13とエレベータ17との間を走行しエ
レベータ17に乗り得るようにした走行装置1
8、揚鉱管格納装置10の横行レール12と走行
装置18との間を横行し走行装置18に乗り得る
ようにした横行トロリ19を備えている。横行ト
ロリ19には、揚鉱管Pを把持する把持装置20
が設けてある。
エレベータ17及び走行装置18並びに横行ト
ロリ19は管移送能率をあげるため2組ずつ設け
られ、昇降装置14の上部には、横行トロリ19
が船体3幅方向中心部へ横行し得るようにした横
行レール32が設けられ、横行レール32の下部
には、揚鉱管Pを船体3前後方向へ移送するた
め、格納区画側搬送路としてベルトコンベア式の
移送コンベア21が設けられている。
22はデリツク8と昇降装置14との間に配設
された揚鉱管搬出入装置である。該揚鉱管搬出入
装置22はブリツジ23を備え該ブリツジ23は
昇降装置14のエレベータガイドレール15側及
びデリツク8側に設けたピン及び球面軸受から成
る軸受装置24,25により支持され、軸受装置
24,25の部分でブリツジ23は船体3の幅方
向へ動揺し得るようになつていると共に船体3の
前後方向にも多少動揺し得るようになつている。
又ブリツジ23の昇降装置14側には、一端を昇
降装置14側に連結され他端をブリツジ23に連
結された流体圧シリンダ等の固定装置26が配設
され、ブリツジ23のデリツク8側には、一端を
デリツク8側に連結され他端をブリツジ23に連
結された流体圧シリンダ等の固定装置27が配設
されている。
28はブリツジ23上のデリツク8側に設けた
支点29を基準として傾動シリンダ30により上
下へ回動し得るようにしたアームであり、該アー
ム28上には、デリツク区画側搬送路としてベル
トコンベア式の移送コンベア31が設けられてい
る。
昇降ウインチ16によりエレベータ17が所定
位置まで昇降すると、横行トロリ19を抱えた走
行装置18がエレベータ17から自走して揚鉱管
格納装置10内の走行レール13を走行し、船体
3前後方向へ2区画に分かれた揚鉱管格納装置1
0の何れかの区画に達する。そうすると、横行ト
ロリ19が走行装置18から横行レール12を自
走、横行してラツク11の所定位置に達し、停止
し、把持装置20を作動させて揚鉱管Pを把持す
る。又横行トロリ19は逆走して移送台車装置1
8に乗り移り、横行トロリ19を抱えた走行装置
18も逆走してエレベータ17に乗り移り、昇降
ウインチ16によつて、走行装置18、横行トロ
リ19を上架したエレベータ17が上限まで上昇
する。
エレベータ17が上限位置に達すると、横行ト
ロリ19が走行装置18から横行レール32へ乗
り移り、把持装置20が下降すると共に開かれて
揚鉱管Pは移送コンベア21に受渡され、揚鉱管
Pは移送コンベア21により移送され、移送コン
ベア31上へ受渡され、移送コンベア31により
移送されて該移送コンベア31上の所定位置で停
止する。この場合、昇降装置14側の固定装置2
6を作動し、ブリツジ23を固定装置26により
昇降装置14側に固定しておき、他端のデリツク
8側の固定装置26は固定を解除し、軸受装置2
5で動揺自在となるようにしておくと、ブリツジ
23はデリツク8に対して動揺自在となり、一方
船体3とは一体となるため、移送コンベア21か
らブリツジ23側の移送コンベア31への揚鉱管
Pの受渡しが船体動揺中においても移送コンベア
21,31の間での相対運動なしにスムーズに行
える。揚鉱管Pがブリツジ23側の移送コンベア
31上に完全に乗り移られたならば昇降装置14
側の固定装置26の固定を解除して軸受装置24
で動揺自在とし、同時にデリツク8側の固定装置
27でブリツジ23をデリツク8に固定する。こ
の場合ブリツジ23は昇降装置14と完全に切り
離され、デリツク8側に完全に固定され、デリツ
ク8と略同一の動きとなる。その状態で、傾動シ
リンダ30を作動してブリツジ23側のアーム2
8を移送コンベア31と一緒にデリツク8側に傾
動させ、アーム28及び移送コンベア31を垂直
に保ちその状態で移送コンベア31上の揚鉱管P
をデリツク8側ラツキングアーム(図示せず)に
受渡し、デリツク8内で順次揚鉱管Pを接続して
いく。
第12図のパイプストリング4を揚収し、揚鉱
管Pを取外し、格納する場合には上述と逆の順序
により行なえばよい。
しかしながら上述の装置にあつては、下記のよ
うな問題点がある。
(i) 揚鉱管搬出入装置22、昇降装置14、揚鉱
管格納装置10が船体3の前後方向へ配列され
ているため、船体3の上甲板上のスペースが大
きく必要で船舶の用船にこの要素が大きなウエ
ートを占める。
(ii) 揚鉱管格納装置10は船体3の前後方向へ2
区画設けてあるため、揚鉱管Pの移送距離が長
くなり、従つて揚鉱管Pの移送時のサイクルタ
イムの関係から、エレベータ17及び走行装置
18並に横行トロリ19が2系統必要となる。
(iii) (i)(ii)により船体3及び管格納移送装置2が大
きくなると同時にコスト高となり、経済性が良
くない。
(iv) 揚鉱管Pが両端部、中央部の3点支持の場合
は、揚鉱管Pは必らず1本の移送コンベアによ
り2点支持されているため移送コンベア21か
ら31への乗り移りはスムーズに行われるが、
各種管の中には2点支持状のものもあり、ベル
トコンベア方式では、移送コンベア21と31
の乗り移り部において、管端がその間に落込
み、移送不能となる。
そこで、上述の装置の諸問題点を解決するため
に、本件発明者等は第7図及び第8図に示すごと
き管格納移送装置を提案した。
第7図及び第8図においては揚鉱管格納装置4
1は、船体3の前後方向に対しては1区画であ
り、船体3幅方向へ所要の間隔で立設した門型の
フレーム42の支柱42a部内側には、船体3の
前後方向へ延びる支持部材43が上下へ所要の間
隔で多数突設され、支持部材43の先端には、船
体3の幅方向へ延びる、トロリレール兼用のラツ
ク支持台44が固着され、ラツク支持台44上に
は、揚鉱管P軸線を船体3の長手方向へ向けて横
置き格納するラツクがラツク支持台44に沿い、
固着されている。
揚鉱管格納装置41は船体3の幅方向に対して
は左右2区画となり、船体3幅方向中央部には後
述のエレベータ49が昇降するためのスペースが
設けてある。
フレーム42の上部には、船体3の前後方向へ
延び先端がデリツク8近傍に達するクレンガーダ
45が固着され、クレンガーダ45上には、船体
3の前後方向へ走行し得るようにした走行台車4
6が配設されている。
走行台車46には、前後2台の昇降ウインチ4
7を配設され、昇降ウインチ47により巻取り繰
出されるワイヤロープ48には、前記揚鉱管格納
装置41の船体3幅方向中央部のスペースを昇降
し得る昇降装置としてエレベータ49が吊下げら
れ、該エレベータ49には、エレベータ49とラ
ツク支持台44のトロリレール部を横行し得るよ
うにした横行トロリ50が乗り移り可能に配設さ
れている。
揚鉱管Pを横行トロリ装置50から揚鉱管搬出
入装置51へ受渡す際には固定装置54によりブ
リツジ52をフレーム42に固定し、揚鉱管格納
装置41とデリツク8との間には、揚鉱管搬出入
装置51が設けられている。該揚鉱管搬出入装置
51は船体3の前後方向及び幅方向へ動揺し得る
ブリツジ52、ブリツジ52上のデリツク8側上
端部に枢支され、上下へ回動し得るようにしたア
ーム53、ブリツジ52を揚鉱管格納装置41側
或いはデリツク8側へ選択的に固定し、動揺を補
償するため固定装置54,55を備え、アーム5
3は傾動シリンダ56により傾動させ得るように
なつている。
上記装置では、走行台車46が揚鉱管格納装置
41の上方で停止した状態で昇降ウインチ47を
起動して横行トロリ50を抱えたエレベータ49
をラツクの目的階まで昇降させ、エレベータ49
が目的階に到達したら、横行トロリ50は横行駆
動装置により目的階の目的番地までラツク支持台
44のレール部を横行し、目的番地で停止する。
次に、横行トロリ50では、図示してない把持装
置が下降すると共に開き、該把持装置により揚鉱
管Pが把持される。
横行トロリ50の把持装置が揚鉱管Pを把持し
たら、把持装置が上昇して揚鉱管Pがラツクより
持上げられ、横行トロリ50は逆走してエレベー
タ49の中央に乗り移り、昇降ウインチ47によ
りエレベータ49は上限まで上昇させられ、これ
によつて横行トロリ装置50及び揚鉱管Pも上限
位置まで上昇させられ、エレベータ49及び横行
トロリ50は走行台車46に上架される。
揚鉱管Pを把持した横行トロリ50が走行台車
46に上架されると、図示してない走行駆動装置
が駆動されて走行台車46はクレンガーダ45を
デリツク8側へ向けて走行し揚鉱管搬出入装置5
1のアーム53上で停止する。
そこで、移送台車装置46がアーム53上で停
止したら、固定装置54によりブリツジ52をフ
レーム42に固定し、固定装置55を解除して揚
鉱管搬出入装置51が船体3と一体的に動揺し得
るようにし、横行トロリ装置50の把持装置を下
降させると共に開き、アーム53の図示してない
把持装置を開閉することにより、揚鉱管Pをアー
ム52に受渡す。
アーム53上に揚鉱管Pが受渡されたら、固定
装置54を解除すると共に固定装置55によりブ
リツジ52をデリツク8に固定して船体3が動揺
してもデリツク8と一体となり、デリツク8と同
一動きをするようにし、傾動シリンダ56により
アーム52を上方へ垂直状態に立てることにより
揚鉱管Pをデリツク8内に縦向きに位置させ、デ
リツク8内の図示してない把持装置に揚鉱管Pを
受渡す。
このようにすることにより、船体3上甲板の設
置面積が小さくなり、コストの低減が図れると共
に揚鉱管格納装置41から揚鉱管搬出入装置51
までの揚鉱管Pの移送にベルトコンベア式の移送
装置を使用する必要がないので、移送装置の乗り
移り部で管端がその間に落込むといつたトラブル
を解消できる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上述の管格納移送装置では、揚
鉱管搬出入装置は第9図〜第11図に示す従来の
ものをそのまま使用することは、揚鉱管格納装置
や昇降装置の構造、配置上不可能であり、第7図
及び第8図の装置に適用できる管搬出入装置はま
だ実現されていない。
本発明は、上述の実情に鑑み、第7図及び第8
図に示す海底資源採鉱船の管格納移送装置に使用
できる管搬出入装置を提供することを目的として
なしたものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、船体の前後方向及び幅方向へ動揺し
得るデリツクと、該デリツクの前方若しくは後方
船体上に設けられ管を横置き格納する管格納装置
と、管格納装置の船体幅方向中央部に設けられ管
格納装置の間を横行トロリを抱えて昇降し得る昇
降装置と、横行トロリを抱えた昇降装置を上架し
て船体前後方向へ走行し得る走行台車と、前記走
行台車により移送されて来た管をデリツクへ受渡
す管搬出入装置を備えた海底資源採鉱船の管格納
移送装置において、前記管格納装置とデリツクと
の間に配設され船体前後方向及び船体幅方向へ回
動し得る支柱上に支持されたブリツジと、ブリツ
ジのデリツク側端部に上下へ回動し得るよう枢支
され走行台車から受渡された管を把持してデリツ
クへ受渡す把持装置を備えたアームと、前記ブリ
ツジを船体と一体的に動揺する構造体或いはデリ
ツクの何れかに選択的に固定する固定装置を設け
ている。
[作用] 管が走行台車から管搬出入装置のアーム上に移
載される際には、ブリツジは船体と一緒に動揺す
る構造体側に固定され、アームが上方へ回動して
管がアームからデリツクへ移載される際には、ブ
リツジはデリツクに固定される。このため、管搬
出入装置は作業時に動揺を補償され、安全に作業
を行い得る。
[実施例] 以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ
説明する。
第1図〜第6図は、本発明の一実施例の説明図
で、揚鉱管格納装置41側のフレーム42の支柱
42a及びデリツク8の内枠8aに支持ブラケツ
ト57,58を固着し、該支持ブラケツト57,
58に、軸線が船体3前後方向へ向いたピン5
9,60を介して船体3幅方向へ動揺し得る支持
ブラケツト61,62に軸線が船体3の幅方向へ
延びいるピン63,64を介して船体3の前後方
向へ動揺し得る支柱65,66を枢着し、支柱6
5,66の上端にピン63,64と平行なピン6
7,68を介してブリツジ52を枢着し、支柱4
2a及び内枠8aに枢支させた流体圧シリンダ式
の前後方向固定装置69,70を動揺補償装置と
して支柱65,66に連結し、ブリツジ52の船
体3前後方向への動きを規制し得るようにすると
共に、支柱42a及び内枠8aに枢支させた流体
圧シリンダ式の幅方向固定装置71,72を動揺
補償装置として支柱65,66に連結し、ブリツ
ジ52の船体3幅方向への動きを規制し得るよう
にする。
ブリツジ52のデリツク8側端部にピン68と
同軸線上になるようピン73を取付け、該ピン7
3に船体3の前後方向に対して傾動し得るように
したアーム53を枢着し、ブリツジ52に一端を
枢支した傾動シリンダ56の先端をアーム53に
連結し、アーム53に開閉シリンダ74により開
閉し得るようにした2組の把持装置75を取付
け、アーム53に揚鉱管Pの軸線方向位置を調整
する調整装置76を配設し、アーム53下降時の
ガイド板77をブリツジ52の揚鉱管格納装置4
1側端部に固着する。
図中78,79は航海時にブリツジ52を係留
する係留装置である。
揚鉱管Pを把持した横行トロリ50が走行台車
46に上架されると、走行台車46はクレンガー
ダ45上をデリツク8側へ向けて走行し、揚鉱管
搬出入装置51上で停止する。このとき、船体3
が波浪により動揺していても、デリツク8は前
後、左右へ揺れず、揚鉱管格納装置41側とデリ
ツク8側に相対運動が生じる。従つて、ブリツジ
52をデリツク8側に固定しておくと、船体3が
動揺して走行台車46や横行トロリ50も動揺す
るにも拘らず、ブリツジ52は動揺しないため、
揚鉱管Pを横行トロリ50からアーム53に下降
させることが難しい。そこで、この場合には、揚
鉱管搬出入装置51のブリツジ52を動揺補償す
る必要がある。すなわち、走行台車46が揚鉱管
搬出入装置51のアーム53上に到達した際に、
前後方向固定装置69及び幅方向固定装置71は
油圧バルブが開放されて伸縮自在になつており、
前後方向固定装置70及び幅方向固定装置72は
油圧バルブが閉止されて固定されているため、ブ
リツジ52はデリツク8に対して固定され、船体
3が動揺してもブリツジ52は動揺せずに所定の
姿勢を保持している。
そこで、走行台車46がアーム53上の所要位
置に到達したら、揚鉱管格納装置41側の前後方
向固定装置69及び幅方向固定装置71の油圧バ
ルブを閉じながら、支柱65をピン59に直角と
なるよう、又ブリツジ52を平面的に見て幅方向
中心線が船体3の幅方向中心線と合致するよう固
定し、デリツク8側の前後方向固定装置70及び
幅方向固定装置72の油圧バルブを徐々に開放
し、ブリツジ52をデリツク8側に固定し、支持
した状態から、揚鉱管格納装置41側に固定、支
持した状態にする。これにより、ブリツジ52及
びアーム53の両方とも、船体3側の揚鉱管格納
装置41と同一の揺れとなり、従つて、走行台車
46と揚鉱管搬出入装置51との間には相対的な
揺れはなくなる。そこで、走行台車46に抱えら
れた横行トロリ50の昇降機を作動させて揚鉱管
Pをアーム53に下降させ、調整装置76により
揚鉱管Pの軸線方向位置を調整すると共に開閉シ
リンダ74によりアーム53側の把持装置75を
作動させ、把持装置75により揚鉱管Pを把持さ
せ、横行トロリ50側の把持装置を解除し、昇降
機を上昇させる。更に走行台車46を揚鉱管格納
装置41上に退却させる。
一方、アーム53上に上架された揚鉱管Pはデ
リツク8側の作業進捗状況を待つてデリツク8内
に受渡される。この受渡しは先ず、先の揚鉱管格
納装置41側に固定され、船体3と一体的に動揺
中のブリツジ52をデリツク8側の幅方向固定装
置72の油圧バルブを閉止しながら、平面的に見
てブリツジ52の幅方向中心線がデリツク8の中
心線と合致するよう、デリツク8に固定すると共
に揚鉱管格納装置41側の幅方向固定装置71及
び前後幅方向固定装置69の油圧バルブを解除
し、更に前後方向固定装置70を作動させて第1
図に示すブリツジ52の支柱66の垂線とピン6
0の軸線とのなす角度αを90度となるよう調整
し、前後方向固定装置70の油圧バルブを閉止す
る。これにより、ブリツジ52は所定の状態でデ
リツク8に固定され、ブリツジ52及びアーム5
3はデリツク8と同一の動きとなる。
次に、ブリツジ52に一端を連結された傾動シ
リンダ56を作動させ、アーム53をピン73を
中心として上方へ回動させ、アーム53支持され
た揚鉱管Pの軸線がデリツク8の縦中心線と平行
になつた位置でアーム53の俯仰を停止させる。
デリツク8内には、図示してないが、ラツキン
グアームが設けてあり、このラツキングアームが
アーム53側へ昇降及び走行してアーム53に近
接し、把持装置75が開放されてアーム53から
揚鉱管Pを受取る。揚鉱管Pをラツキングアーム
に受渡したアーム53は傾動シリンダ56により
逆回転してブリツジ52上に下降し、次の指令を
待つ。
揚鉱管Pをデリツク8より受取り、揚鉱管格納
装置41へ格納する場合の移送は前述とは逆の手
順で行われる。
尚、本発明は上述の実施例に限定されるもので
はなく、管としては揚鉱管以外にも種々の管に適
用できること、その他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変更を加え得ること、等勿論であ
る。
[発明の効果] 本発明によれば、ベルトコンベア式の移送装置
を設置する必要のない管搬出入装置の実現が可能
となり、又長尺の管で3点或いは2点支持方式の
もの若しくは安定性の悪い形状の各種の管であつ
ても、スムーズに移送することができる。又支柱
とピンを直角(90゜)に固定しアームを起立させ
ることにより、デリツクが船体と別の動きをした
場合にもアームは常にデリツク中心と平行状態且
つ高さも一定を保つことになり、デリツク内に揚
鉱管を完全に動揺補償した状態で受渡すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の海底資源採鉱船の管格納移送
装置における管搬出入装置の一実施例の平面図、
第2図は第1図の方向矢視図、第3図は第1図
の方向矢視図、第4図は第1図の方向矢視
図、第5図は第1図の方向矢視図、第6図は第
1図の方向矢視図、第7図は第1図〜第6図に
示す管搬出入装置を使用した海底資源採鉱船の管
格納移送装置の正面図、第8図は第7図の平面
図、第9図は従来の海底資源採鉱船の管格納移送
装置の正面図、第10図は第9図の平面図、第1
1図は第9図のXI方向矢視図、第12図は海底資
源採鉱船の一般的な説明図である。 図中1は海底資源採鉱船、8はデリツク、41
は揚鉱管格納装置、51は揚鉱管搬出入装置、5
2はブリツジ、53はアーム、56は傾動シリン
ダ、65,66は支柱、69,70は前後方向固
定装置、71,72は幅方向固定装置、74は開
閉シリンダ、75は把持装置、76は調整装置を
示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 船体の前後方向及び幅方向へ動揺し得るデリ
    ツクと、該デリツクの前方若しくは後方船体上に
    設けられた管を横置き格納する管格納装置と、管
    格納装置の船体幅方向中央部に設けられ管格納装
    置の間を横行トロリを抱えて昇降し得る昇降装置
    と、横行トロリを抱えた昇降装置を上架して船体
    前後方向へ走行し得る走行台車と、前記走行台車
    により移送されて来た管をデリツクへ受渡す管搬
    出入装置を備えた海底資源採鉱船の管格納移送装
    置において、前記管格納装置とデリツクとの間に
    配設され船体前後方向及び船体幅方向へ回動し得
    る支柱上に支持されたブリツジと、ブリツジのデ
    リツク側端部に上下へ回動し得るよう枢支され走
    行台車から受渡された管を把持してデリツクへ受
    渡す把持装置を備えたアームと、前記ブリツジを
    船体と一体的に動揺する構造体或いはデリツクの
    何れかに選択的に固定する固定装置を設けたこと
    を特徴とする海底資源採鉱船の管格納装置におけ
    る管搬出入装置。
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