JPH0358034B2 - - Google Patents

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JPH0358034B2
JPH0358034B2 JP12376283A JP12376283A JPH0358034B2 JP H0358034 B2 JPH0358034 B2 JP H0358034B2 JP 12376283 A JP12376283 A JP 12376283A JP 12376283 A JP12376283 A JP 12376283A JP H0358034 B2 JPH0358034 B2 JP H0358034B2
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JP
Japan
Prior art keywords
spring
input shaft
annular flange
pinion
flange portion
Prior art date
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Expired
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JP12376283A
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English (en)
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JPS6016684A (ja
Inventor
Norio Myashita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6016684A publication Critical patent/JPS6016684A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は正規の操作以外の操作による逆転動を
防止するようにした逆転防止用メカニカルブレー
キの改良に関するものである。
車両のウインドレギユレータ機構によるウイン
ドのセツトやシートのリクライニング機構、昇降
機構によるセツトにおけるポジシヨンの保持とし
て、正規の操作荷重以外の荷重が働いた場合、そ
の逆転を防止するメカニカルブレーキが実用に供
されている。
かかるメカニカルブレーキの一般的な従来技術
としては、例えば入力軸の一部に欠円部を有する
環状部を設け、これとブレーキドラムとの間にコ
イルバネを介装し、環状部の欠部両端に該バネの
両端を遊合係止し、一方、入力軸に嵌合する出力
用ピニオンのベースに前記バネ両端間に臨み、環
状部の欠部に遊合する係止片を設ける。
以上の構成において、入力軸端を例えばウイン
ドレギユレータハンドルに連結し、出力用ピニオ
ンをウインドガラス昇降用リンクのラツクに噛合
し、ハンドルの操作に起因する入力軸の回転で前
記バネの一端を引つかけて強制的に該バネを縮径
し、ブレーキドラムとの間の摩擦係合を解除し、
又入力軸の回転でピニオンを駆動し、ラツクにこ
れを伝えてウインドガラスをリンクを介して昇降
動せしめる。一方、ウインドガラス側から荷重が
働いた場合、かかる荷重はピニオンに伝えられ、
これのベースに設けた係止片がバネのいずれか一
端に当つてこれを押圧し、この結果バネが拡径し
てドラム内周との摩擦が増大し、ピニオンに繋が
る入力軸の回転を阻止し、即ち逆転を阻止するメ
カニカルブレーキとして作用することとなる。
以上の従来技術では、入力軸、ブレーキドラム
間のブレーキ素子としてコイルバネが専ら用いら
れ、コイルバネは線径が細く、ブレーキドラムと
の間での摩擦制動用面積を稼ぐため複数巻、例え
ば4巻乃至6巻としたものが用いられている。か
かるコイルバネを用いた場合、これの縮径、即ち
制動解除動の場合には、入力軸の回転によつてバ
ネ一端に解除動が作用してからバネの一端をこれ
の径が縮小する方向に移動させ、複数の巻径を順
次縮径していく必要があり、ためにバネの係止部
とピニオン側の被動部との間に前記バネの複数巻
分の隙間が必要となり、これによりガタが発生す
る。
本発明はコイルバネを用いた従来の逆転防止用
メカニカルブレーキの以上を改善すべくなされた
もので、その目的とする処は、構成、機能を従来
のままとし、ブレーキ素子による遊び、ガタを大
幅に小さくし、作動の迅速、円滑と不正規な操作
時の動きの防止を一層確実化し、以上を従来の構
造を変更することなく簡素な構成で企図するよう
にした逆転防止用メカニカルブレーキを提供する
にある。
以上の目的を達成するため本発明は、前記ブレ
ーキ素子をバネ性を備え、軸方向長さを欠円弧状
の部材で構成したことをその要旨とする。
次に本発明の好適一実施例を添付図面に従つて
詳述する。
第1図は車両のウインドレギユレータ機構に本
発明を用いた実施例の説明図で、50は例えばフ
ロントドアで、ドア50にはウインドガラス51
が昇降動自在に内装され、ガラス51の下端部は
前後に離間して長孔52,52を設けたリフトガ
イド53で支持され、長孔52,52には交点を
ピン54で枢着したX型リンクプレート55,5
6の上端を係合支持せしめ、リンクプレートの一
方55の下端部をドア50に設けたホルダガイド
57の長孔58に係合支持せしめ、リンクプレー
トの他方56の下端部に弧状のラツク59を設
け、これを後述する出力用ピニオン2に噛合す
る。
以上において、車室内側から不図示のハンドル
を介してピニオン2を駆動し、これと噛合するラ
ツク59を揺動させ、リンクプレート55,56
をピン54を支点として開閉動させ、ガラス51
を昇降動させる。かかる昇降駆動用ピニオン2の
駆動操作系に逆転防止用メカニカルブレーキを設
ける。
第2図乃至第5図はメカニカルブレーキを含む
駆動操作系を示し、第2図は分解斜視図、第4図
は組立状態の縦断側面図、第5図は第4図5−5
線断面図である。
1は不図示のハンドルで回転駆動される入力軸
で、軸1の軸部101の基端部にはスプライン等
の係合部102が形成され、これにハンドルのボ
ス部を係合する。軸部101の中間部にはデイス
ク部103の外周に軸方向前方に突出せる環状の
フランジ部104を備えたインナケース105を
固設し、フランジ部104には所定角度に亘り切
欠106を設け、実施例ではデイスク部103の
切欠106を形成した部分の周辺部をも切欠し、
デイスク部103の中心部には軸部101に比し
て小径の支軸部107が軸方向に突設され、支軸
部107は軸部101と一体に形成され、インナ
ケース105はプレス成形等で別体に成形し、支
軸部107に嵌合してこれの基部と軸部との境界
段部に接合した。
かかる入力軸1の支軸部107にピニオン2を
これの内端面のボス部201に設けた支持穴20
2を介して嵌合し、ピニオン2のギヤ部203の
外端面には軸部204を突設し、ギヤ部203の
内端面にはデイスク部205をボス部201に嵌
合する如くして接合し、デイスク部205の円周
上の一部には軸方向内端方向に接合突出した係止
片206を設け、係止片206は前記フランジ部
104の切欠106よりも幅が小さく、且つデイ
スク部205はフランジ部104より小径でこれ
の内径内に遊合し、又係止片206は切欠106
に遊合する。
3はブレーキ素子をなすバネで、バネ3は正面
(背面)欠円弧状をなし、軸方向に長さを有し、
実施例ではバネ3をバネ鋼板で成形し、所定幅の
鋼板を第3図の如く波形に成形して複数、例えば
5個の山部301……を成形してこれを欠円弧状
に曲げ成形し、欠円部302の対向する両端を各
内径方向にL型に折曲して係止部303,304
を形成する。かかるバネ3の内径は入力軸1のイ
ンナケース105のフランジ部104外径よりも
大きく、バネ3をフランジ部104外周に臨ま
せ、これの係止部303,304の内側をフラン
ジ部104の切欠106の両端106−1,10
2−2に当接係止する。
4はブレーキドラムをなすアウタケースで、ケ
ース4はデイスク部401とこれの外周から軸方
向に延出された筒状のドラム部402とからな
り、ドラム部402の内径部にはローレツト等に
よる粗面を形成し、デイスク部401の中央部に
は孔403を備える。
以上において、既述の入力軸1の軸部101を
アウタケース4のデイスク部401に設けた孔4
03に通し、ドラム部402の内径部にバネ3を
縮径嵌装し、バネ3の係止部303,304を既
述の如く軸部101の中間部に設けたインナケー
ス105の切欠106の両端部106−1,10
6−2に遊合係止し、且つピニオン2の係止片2
06をバネ3の係止部303,304間に臨ませ
て遊合し、バネ3の係止部303,304の一方
に係止片206の一側縁が当接した状態で係止片
206の他側縁と係止部の他方との間に第5図の
如くクリアランスaが形成される。以上によりメ
カニカルブレーキを構成し、例えばアウタケース
4をドラム部402端面に形成した取付フランジ
部404を介してドアパネル5に取り付け、パネ
ル5に設けた膨出支持片501との間の空間にピ
ニオンのギヤ部203を臨ませるとともに、支持
片501に設けた支持孔502にピニオン2の軸
部204を嵌合支持せしめ、ピニオンのギヤ部2
03に既述のラツク59を噛合せしめる。
次にその作用、効果を詳述すると、入力軸1は
係合部102に係合装着せる不図示のハンドルで
回動され、入力軸1の回動でこれと一体のインナ
ケース105は回動し、切欠106の端縁106
−1,106−2の回動進行側のものがバネ3の
係止部303,304の一方に係合し、これを押
圧してバネ3を縮径し、バネ3はドラム部402
内径で自由にスリツプしつつインナケース105
と一体的に回動する。一方、バネ3の係止部30
3,304間にピニオン2の係止片206が臨
み、回動方向にある側のバネ係止部が係止片20
6の一側縁に当り、インナケース105の回動、
従つてバネ3の回動で係止片206は回動せしめ
られ、係止片206と一体のピニオン2のギヤ部
203は回動し、これと噛合するラツク59を回
動せしめることとなり、実施例に従えばリンクプ
レート55,56を開閉動させ、ガラス51を昇
降動せしめる。
一方、ガラス51をこの側から昇降動させよう
とした場合、これの力はリンクプレート55,5
6を介してラツク59に伝えられ、ピニオン2の
ギヤ部203を回動させようとする。ギヤ部20
3への回動力でこれと一体の係止片206は回動
しようとするが、バネ3の係合部303,304
の一方に係止片206の駆動側の側縁が当り、係
合部303,304への荷重はバネ3が拡径側で
あるためこれの外周の山部301……がドラム部
402の内径に摩擦係合し、アウタケース4が固
定側であることから係止片206の回動は阻止さ
れ、即ちピニオンの逆転動は阻止されることとな
る。かくしてメカニカルブレーキによる逆転動が
防止されることとなる。
ところでバネ3は従来の如くコイルバネの複数
巻のものでなく、バネ3は実施例では断面波形で
摩擦面積をある程度稼ぐようにした一枚の板材を
欠円弧状に成形したものであるため、インナケー
ス105の回動で切欠106の端縁106−1,
106−2の一方が係止部303,304の一方
に当接すれば全体が直ちに縮径し、コイルバネの
如く複数巻のコイルループ部が順次たわんで縮径
する如き縮径方向のストロークが必要なく、一巻
分以下の巻きバネの縮径に必要なクリアランスで
足り、従つて既述のクリアランスaは一巻分以下
の縮径に必要な最小で足りることとなる。かくし
てピニオン2側からの逆転動時の遊びaが少くな
り、ガタつきや微少な逆転方向への動きをなく
し、又正規の入力軸側からの駆動も遊びaが少な
いことから迅速に反応してガラスの昇降動がなさ
れることとなる。
以上実施例では板バネの波形成形したものを用
いたが、第6図の如くバネ130を欠円弧状で係
止部を有する如く線バネ131……で形成し、こ
れを複数溶接一体化して成形しても良く、又第7
図の如くフラツトな板バネ230を前記形状に成
形し、外表面に摩擦部231を形成しても良い。
尚実施例ではウインドガラスのレギユレータ機
構に用いたが、車両用シートのリクライニング機
構、昇降機構その他に用いることができ、実施の
対象は任意である。
以上詳述せる如く本発明に従えば、バネを前記
の如くしたため、バネの縮径解除用の隙間、ガタ
が従来に比し一巻分以下の縮径のために画期的に
小さくなり、不正規な逆転解除動時のガタつきが
可及的に防止でき、逆転解除動方向の動きを極少
とし、正確な逆転防止機能が得られ、機能的に優
れるとともに、正規の回動操作時にもガタが少な
いため敏感に反応し、迅速、円滑な操作をなし得
る他、以上をバネを変更するのみの簡素な構成で
企図することができる等多大の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はウインドレギユレータ機構の説明図、
第2図はメカニカルブレーキの分解斜視図、第3
図は第2図3−3線断面図、第4図は組立状態の
縦断面図、第5図は第4図5−5線断面図、第6
図はバネの変更実施例の断面図、第7図は異なる
変更実施例の斜視図である。 尚図面中1は入力軸、104は環状部、106
は欠部、106−1,106−2はこれの両端
部、2はピニオン、206は係止片、3はバネ、
303,304は係止部、4はブレーキドラムで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 a 一部に欠部を有する環状フランジ部を設
    けた入力軸、 b 前記環状フランジ部周に遊合し、入力軸を通
    す固定側のブレーキドラム、 c 環状フランジ部周とブレーキドラム内周間に
    介装され、入力軸の軸方向に長さを有し、欠円
    弧状で、欠部両端に前記環状フランジ部の欠部
    両端と係合する内径方向に折曲した係合部を備
    え、環状フランジ部全周を囲み、ブレーキドラ
    ム内周面に密着するバネ、 d 前記入力軸端に嵌合し、付設した係止片を前
    記バネの係合部間に遊合する出力用ピニオン、 以上の構成からなる逆転防止用メカニカルブレ
    ーキ。
JP12376283A 1983-07-06 1983-07-06 逆転防止用メカニカルブレ−キ Granted JPS6016684A (ja)

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JP12376283A JPS6016684A (ja) 1983-07-06 1983-07-06 逆転防止用メカニカルブレ−キ

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JPS6016684A JPS6016684A (ja) 1985-01-28
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JP12376283A Granted JPS6016684A (ja) 1983-07-06 1983-07-06 逆転防止用メカニカルブレ−キ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2580386Y2 (ja) * 1992-04-03 1998-09-10 株式会社パイオラックス 摩擦式ダンパー
US7954679B2 (en) 2004-07-20 2011-06-07 Honda Motor Company, Ltd. Retention system for a spare tire

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JPS6016684A (ja) 1985-01-28

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