JPH0357914B2 - - Google Patents

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JPH0357914B2
JPH0357914B2 JP57142392A JP14239282A JPH0357914B2 JP H0357914 B2 JPH0357914 B2 JP H0357914B2 JP 57142392 A JP57142392 A JP 57142392A JP 14239282 A JP14239282 A JP 14239282A JP H0357914 B2 JPH0357914 B2 JP H0357914B2
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JP
Japan
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group
compound
general formula
methyl
halogen atom
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JP57142392A
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Fumio Kimura
Takahiro Haga
Nobuyuki Sakashita
Kazuyuki Maeda
Hirohito Hayashi
Toshio Seki
Tsunekata Yoshida
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Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、置換アセトアニリド系化合物又はそ
れらを有効成分として含有する除草剤に関する。 更に詳しくは、本発明は一般式() (式中Xはハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
シ基、シアノ基又はトリフルオロメチル基であ
り、Yはアルキル基であり、nは1〜5の整数で
ある)で表わされる置換アセトアニリド系化合物
又はそれらを有効成分として含有する除草剤であ
る。 前記一般式()中のXで表わされるハロゲン
原子としては、弗素、塩素、臭素、沃素が挙げら
れ、X及びYで表わされるアルキル基或は、Xで
表わされるアルコキシ基のアルキル部分として
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、
tert−ブチルなどが挙げられる。 前記一般式()の本発明化合物は、例えば次
の様な方法によつて製造することができる。 上記反応〔1〕〜〔3〕で使用され、各一般式
で表わされる化合物に関し、一般式中のHALは
ハロゲン原子であり、Mは水素原子又はアルカリ
金属原子であり、Zは水酸基であり、X、Y及び
nは前述の通りである。 上記〔1〕〜〔3〕の各反応は必要に応じて溶
媒及び酸受容体の存在下で行なわれる。 溶媒としては、水:ベンゼン、トルエン、キシ
レン、クロロベンゼン、ピリジンなどの芳香族炭
化水素類:クロロホルム、四塩化炭素、塩化メチ
レン、ジクロロエタン、トリクロロエタン、ヘキ
サン、シクロヘキサンなどの環状又は非環状脂肪
族炭化水素類:ジエチルエーテル、メチルエチル
エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランなど
のエーテル類:アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトンなどのケトン類:アセト
ニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル
などのニトリル類:メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、などのアルコール類:ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチ
ルピロリドン、ジメチルアセトアミド、スルホラ
ンなどの非プロトン性極性溶媒などが挙げられ、
また、酸受容体としては、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムな
どのアルカリ金属水酸化物或は炭酸塩:ピリジ
ン、トリエチルアミンなどの第3級アミンなどが
挙げられる。 前記反応式〔1〕〜〔3〕中の一般式()、
()及び()で表わされる化合物は、例えば
次の様な方法で製造することができる。 一般式()又は()の化合物を製造する方法 2−ヒドロキシ−3−ニトロピリジンをハロゲ
ン化、チオール化して得られる2−メルカプト−
3−ニトロピリジンを還元する。次いで、これ
を、チオホスゲン或は二硫化炭素などを用いて環
化し、2−オキシ(又は2−メルカプト)チアゾ
ロ〔5,4,b〕ピリジンを得、更にこのものを
ハロゲン化する。 一般式()の化合物を製造する方法 前記方法で得られた一般式()の化合物とヒ
ドロキシ酢酸或はそのエステル、アミドなどの誘
導体とを反応させ、更に必要に応じて加水分解の
ような通常の方法によつて変換する。 次に本発明化合物の合成例を記載する。 合成例 (チアゾロ〔5,4,−b〕ピリジン−2−イ
ルオキシ)−アセト−N−メチル−m−クロアニ
リドの合成 ヒドロキシ酢酸N−メチル−m−クロロアニリ
ド0.64g、水酸化カリウム0.2g及びイソプロパ
ノール3mlを均一になるように混合溶解させ、そ
こへ2−メルカプトチアゾロ〔5,4−b〕ピリ
ジンを通常の塩素化反応で得た2−クロロチアゾ
ロ〔5,4−b〕ピリジン0.5gを溶解したイソ
プロパノール10ml溶液を撹拌下に滴下し4時間室
温で反応させた。反応終了後、生成物を水中に投
入し、塩化メチレンで抽出した。抽出層を水洗、
乾燥し、溶媒を留去した後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフイーで精製、分離して融点83〜87℃
の目的物0.35gを得た。 前述の一般的製造法及び前記合成例に準じて製
造した本発明の具体例を記載する。 化合物No.1:(チアゾロ〔5,4−b〕ピリジン
−2−イルオキシ)−アセト−N−メチル−m
−クロロアニリド m.p.83〜87℃ 化合物No.2:(チアゾロ〔5,4−b〕ピリジン
−2−イルオキシ)−アセト−N−メチル−0
−メチルアニリド m.p.109〜113℃ 化合物No.3:(チアゾロ〔5,4−b〕ピリジン
−2−イルオキシ)−アセト−N−メチル−3,
5−ジクロロアニリドm.p.109〜113℃ 化合物No.4:(チアゾロ〔5,4−b〕ピリジン
−2−イルオキシ)−アセト−N−メチル−0
−クロロアニリド m.p.154〜156℃ 化合物No.5:(チアゾロ〔5,4−b〕ピリジン
−2−イルオキシ)−アセト−N−メチル−m
−メチルアニリド m.p.113〜115℃ 化合物No.6:(チアゾロ〔5,4−b〕ピリジン
−2−イルオキシ)−アセト−N−メチル−p
−クロロアニリド m.p.127〜131℃ 化合物No.7:(チアゾロ〔5,4−b〕ピリジン
−2−イルオキシ)−アセト−N−メチル−m
−メトキシアニリド m.p.114〜118℃ 化合物No.8:(チアゾロ〔5,4−b〕ピリジン
−2−イルオキシ)−アセト−N−メチル−m
−シアノアニリド m.p.147〜149℃ 化合物No.9:(チアゾロ〔5,4−b〕ピリジン
−2−イルオキシ)−アセト−N−メチル−3
−クロロ−4−メチルアニリド m.p.156〜159
℃ 化合物No.10:(チアゾロ〔5,4−b〕ピリジン
−2−イルオキシ)−アセト−N−エチル−2,
4,6−トリフルオロアニリド m.p.116〜119
℃ 化合物No.11:(チアゾロ〔5,4−b〕ピリジン
−2−イルオキシ)−アセト−N−メチル−m
−トリフルオロメチルアニリド m.p.119〜121
℃ 化合物No.12:(チアゾロ〔5,4−b〕ピリジン
−2−イルオキシ)−アセト−N−メチル−m
−フルオロアニリド m.p.147〜149℃ 化合物No.13:(チアゾロ〔5,4−b〕ピリジン
−2−イルオキシ)−アセト−N−メチル−3,
4−ジクロロアニリド m.p.158〜161℃ 化合物No.14:(チアゾロ〔5,4−b〕ピリジン
−2−イルオキシ)アセト−N−メチル−2,
6−ジメチルアニリド m.p.129〜134℃ 本発明の置換アセトアニリド系化合物は、後記
試験例にみる通り、除草剤の有効成分として使用
した場合に優れた除草効果を示す。特に水田に繁
茂する有害雑草を、水稲に薬害を与えること無く
選択的に防除できる。また、それら有害雑草が、
比較的生育の進んだものであつても防除できるの
で、水田用除草剤として好適なものである。 更に、畑地においても有害雑草を防除できるの
で好ましいものである。本発明の除草剤の適用範
囲は、前述の農耕地以外に、果樹園、桑園、山
林、農道、グランド、工場敷地など多岐にわた
り、また適用方法も土壌処理、茎葉処理を適宜選
択できる。 本発明除草剤を施用する場合、通常は担体、必
要に応じて希釈剤、溶剤、乳化剤、展着剤、界面
活性剤などの各種補助剤と混合して、粒剤、水和
剤、乳剤、液剤などに製剤して使用する。有効成
分化合物と農薬用補助剤との適当な配合重量比
は、一般に1:99〜90:10、望ましくは、3:97
〜60:40である。有効成分化合物の使用適量は、
気象条件、土壌条件、薬剤の製剤形態、対象雑草
の種類、施用時期などの相違により一概に規定で
きないが、一般に1アール当りの施用有効成分量
としては、1〜100g、望ましくは5〜50gであ
る。 本発明除草剤は、他の農薬、肥料、土壌などと
混用或は併用することができ、この場合に一層優
れた効果を示すことがある。その混合相手除草剤
の有効成分としては、例えば次のようなものが挙
げられる。 トリアジン系 2−メチルチオ−4,6−ビスエチルアミノ−
1,3,5−トリアジン、 2−クロル−4,6−ビスエチルアミノ−1,
3,5−トリアジン、 2−メチルチオ−4−(1,2−ジメチルプロ
ピルアミノ)−6−(エチルアミノ)−s−トリア
ジン、 2−(2−クロル−4−エチルアミノ−s−ト
リアジン−6−イルアミノ)2−メチルプロピオ
ニトリル フエノキシ系 2,4−ジクロルフエノキシ酢酸及びそのメチ
ル、エチル、ブチルエステル、 4−クロル−2−メチルフエノキシ酢酸、 4−クロル−2−メチルフエノキシ酪酸エチル ジフエニルエーテル系 2,4,6−トリクロルフエニル−4′−ニトロ
フエニルエーテル、 2,4−ジクロルフエニル−3′−メトキシ−
4′−ニトロフエニルエーテル、 2,4−ジクロルフエニル−3′−メトキシカル
ボニル−4′−ニトロフエニルエーテル、 2−ニトロ−5−(2−クロロ−4−トリフル
オロメチルフエノキシ)安息香酸・ナトリウム塩 ウレア系 3−(3,4−ジクロルフエニル)−1−メトキ
シ−1−メチルウレア、 3−(3,4−ジクロルフエニル)−1,1−ジ
メチルウレア、 1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−(p−
トリル)ウレア、 1,1−ジメチル−3−(3−トリフルオロメ
チルフエニル)ウレア、 酸アニリド系 2−クロル−2′,6′−ジエチル−N−(ブトキ
シメチル)アセトアニリド、 2−クロル−2′,6′−ジエチル−N−(プロポ
キシエチル)アセトアニリド、 2−クロル−2′,6′−ジエチル−N−(メトキ
シメチル)アセトアニリド、 α−(β−ナフトキシ)プロピオンアニリド、 アミド系 N−(α,α−ジメチルベンジル)2−ブロム
3,3ジメチルブチルアミド、 N−(α−エチル,α−メチル4−クロルベン
ジル)2−クロルフエニルアセトアミド ピラゾール 4−(2,4−ジクロルベンゾイル)−1,3−
ジメチル−5−フエナシルオキシピラゾール、 4−(2,4−ジクロルベンゾイル)−1,3−
ジメチルピラゾール−5−イル−p−トルエンス
ルホネート その他 2−secブチル−4,6−ジニトロフエノール 次に本発明除草剤の試験例を記載する。 試験例 1 1/5000アールポツトに水田土壌を詰めて飽水さ
せた後、ヒエ種子を播種し、軽く覆土した。畑状
態で発芽させた後、水深約3cmの湛水状態とし、
そこへ各供試化合物の製剤品(後記製剤例2に準
じて製造した水和剤)の水分散液を、有効成分当
り所定量になるように滴下処理した。薬剤処理3
週間後に生育状態を肉眼で観察し、下記基準(1
〜5の5点法)に基づいて生育抑制程度を表わ
し、表1に掲載した。 生育抑制程度 5:完全な枯死状態〜1:無処理
区と同様の生育
【表】
【表】 試験例 2 前記試験例1において、ノビエが2葉期に達し
た時に、各供試化合物を処理することを除いて
は、同様にして試験を行ない、肉眼で観察し、判
定した結果を表2に掲載した。
【表】 試験例 3 1/5000アールポツトに土壌を詰め、湛水してホ
タルイの種子を播種して温室内で生育させた。ホ
タルイが発芽したときに水深約3cmとし、ホタル
イが2葉期に達した時に各供試化合物の製剤品
(後記製剤例2に準じて製剤した水和剤)の水分
散液を滴下処理した。薬剤処理3週間後に生育状
態を肉眼で観察し、試験例1の場合と同様の基準
で生育抑制程度を表わし、表3の結果を得た。
【表】 試験例 4 1/5000アールポツトに土壌を詰めて湛水し、そ
こへ2.5葉期の水稲(品種:日本晴)を2株(2
本/株)移植した。移植3日後に、供試化合物と
してNo.1、No.2、No.5、No.6、No.8、No.11及びNo
.
13を各々20g/a宛となるように製剤品(後記製
剤例1に準じて製剤した粒剤)を処理した。薬剤
処理3週間後に、薬害の程度を肉眼観察したが、
いずれの試験も、薬害は認められなかつた。 試験例 5 前期試験例4において、ノビエ及びホタルイ種
子を播種し、置換酢酸アニリド系化合物及び他の
除草性化合物を含有する製剤品を所定量施用する
ように、雑草が2葉期に達したときに処理した。
薬剤処理3週間後、雑草の生育状態を肉眼で観察
して表4の結果を得た。なお、いずれの試験区に
おいても水稲に対する薬害は認められなかつた。
試験結果は試験例1の場合に準じて表わした。
【表】 表中、A及びBは次記するものである。 A:2−メチルチオー4,6−ビスエチルアミノ
−1,3,5−トリアジン B:4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3
−ジメチル−5−フエナシルオキシピラゾール 次に、本発明除草剤の製剤例を記載する。 製剤例 1 (1) ベントナイト 58重量部 (2) ジークライト 30重量部 (3) リグニンスルホン酸ソーダ 5重量部 (4) 化合物No.1 7重量部 以上の各成分に適量の造粒所要水を加え、混
合、造粒して粒剤を得た。 製剤例 2 (1) ジークライト 78重量部 (2) ラベリンS(商品名:第一工業製薬製)
2重量部 (3) ソルポール5039(商品名:東邦化学工業製)
5重量部 (4) カープレツクス(商品名:塩野義製薬製)
15重量部 以上(1)〜(4)の成分の混合物と、化合物No.4とを
4:1の重量割合で混合して水和剤を得た。 製剤例 3 (1) キシレン 60重量部 (2) ソルポール2806B(商品名:東邦化学工業製)
20重量部 (3) 化合物No.5 20重量部 以上の各成分を均一に混合して乳剤を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中Xはハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
    シ基、シアノ基又はトリフルオロメチル基であ
    り、Yはアルキル基であり、nは1〜5の整数で
    ある)で表わされる置換アセトアニリド系化合
    物。 2 一般式 (式中Xはハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
    シ基、シアノ基又はトリフルオロメチル基であ
    り、Yはアルキル基であり、nは1〜5の整数で
    ある)で表わされる置換アセトアニリド系化合物
    を有効成分として含有することを特徴とする除草
    剤。 3 一般式 {式中R1はハロゲン原子又は基−OM(Mは水素
    原子又はアルカリ金属である)である}で表わさ
    れる化合物と、一般式 {式中Xはハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
    シ基、シアノ基又はトリフルオロメチル基であ
    り、Yはアルキル基であり、nは1〜5の整数で
    あり、R2はハロゲン原子又は基−OM(Mは前述
    の通りである)であり、但しR1がハロゲン原子
    のときR2は基−OMであり、R1が基−OMのとき
    R2はハロゲン原子である}で表わされる化合物
    とを反応させて一般式 (式中X、Y及びnは前述の通りである) で表わされる置換アセトアニリド系化合物を製造
    することを特徴とする置換アセトアニリド系化合
    物の製造方法。
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