JPH035785B2 - - Google Patents

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JPH035785B2
JPH035785B2 JP59205989A JP20598984A JPH035785B2 JP H035785 B2 JPH035785 B2 JP H035785B2 JP 59205989 A JP59205989 A JP 59205989A JP 20598984 A JP20598984 A JP 20598984A JP H035785 B2 JPH035785 B2 JP H035785B2
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JP59205989A
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JPS6185151A (ja
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Hironobu Honda
Tadashi Takigahira
Hideo Watanabe
Mitsutomo Toshida
Isao Suzuki
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NIPPON HAIGO SHIRYO KK
NIPPON YOHO HACHIMITSU KYOKAI
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NIPPON HAIGO SHIRYO KK
NIPPON YOHO HACHIMITSU KYOKAI
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/87Re-use of by-products of food processing for fodder production

Landscapes

  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Fodder In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
発明の背景 本発明は蜜蜂用飼料およびその製造法に関す
る。更に詳記すると、本発明に係る蜜蜂用飼料は
糖類を主成分とし、若干のタン白質原料および/
又はアミノ酸、および粘結剤を含み、12〜35重量
%の水分と0.60〜0.90の水分活性値を有する。 蜜蜂は常に一つの群を構成(蜂群)しており、
蜜蜂における単位になつている。蜜蜂は個々では
全く生活不能であり、生産的機能も有さない。一
つの蜂群には、一匹の王蜂(雌)、数万匹の働蜂
(生殖器不完全の雌)および数百匹の雄蜂により
構成されている。雄蜂は花の多い時期の繁殖期に
のみ存在し、この時期が過ぎると働蜂に通報され
る。働蜂はその蜂群の実際の運営を司り、産卵以
外の仕事例えば巣の清掃、育児、造巣、警戒、集
蜜等を行う。 開花時期には働蜂は花蜜および花粉を採集し、
それを食用にすると同時に貯蔵する。採集時の花
蜜は水分が多く、含有されている糖は殆んどが蔗
糖であるが、働蜂はこの花蜜を濃縮し、更に消化
液の作用により蔗蔵をブドウ糖と果糖に転化して
蜂蜜とする。花粉の採集と貯蔵も働蜂の重要な仕
事である。運ばれた花粉は緻密に巣房中に入れら
れ、若干の蜜と睡液腺の分泌物を混ぜ、蜂パンと
して貯蔵される。花粉は多量のタン白質を含有
し、幼虫の養育上不可欠である。このように貯蔵
された花蜜および花粉は、花が少なくなる時期あ
るいは花がない時期の食物として用いられるが、
養蜂家によつては人工飼料を給与する場合があ
る。 従来技術 人工飼料給与の目的は2つある。1つは花の少
ない越夏期等に行なわれる給餌で、貯蜜不足を補
つて餓死を防ぐためのものと、他の1つは初秋や
早春のまだ野外に殆ど花がない時に行なわれる給
餌で、蜂群に活気を与え、蜂王の産卵を刺激して
繁殖を盛んにする育児建勢を目的とするものであ
る。本発明もこの目的に沿うものであるが、建勢
用として使うことが第1義である。 蜜蜂飼育用の人工飼料は2つに分けることがで
き、1つは糖液又はシユガーキヤンデーであり、
もう1つは代用花紛である。前者では砂糖を等量
程度の湯に溶解して調製する糖液と、濃厚糖液を
水中に入れて固化させたシユガーキヤンデーであ
り、後者では各種穀粉、糖類、微量栄養素から成
るものであり、パテ型、粉状、液状のものがある
(例えば、米国特許第2895829号、オーストラリア
特許第141203号明細書参照)。また蜜蜂の飼育を
目的とした輪入砂糖の関税に対する優遇措置とし
て、砂糖を主原料とする飼料には食塩0.2%およ
びリジン0.1%を添加しなければならないことに
なつており、現在この種の人工飼料が市販されて
いる。 発明の要約 本発明に係る飼料は、湯や水を添加することな
く、そのまゝ蜜蜂に給与することができる軟質性
の蜜蜂用飼料である。 本飼料使用上の一態様によれば、例えば発泡ス
チロール性、木製等蜂が止まり易い材質のトレイ
に平板上に充填し、飼育箱の巣枠上に逆さにおく
が、その場合飼料は垂れ落ちることがない程度に
柔らかく、したがつて蜜蜂の採餌が良好であり、
かつ所定の水分活性をもたせてあるために、黴等
の有害菌の生成が比較的長期に抑制することがで
きる。 本発明で使用される糖類には、ブドウ糖、果
糖、マンノース、キシロース、蔗糖、麦芽糖、ト
レハロース、デキストリン等の単糖類、多糖類が
あり、2種以上を併用することも可能である。 粘結剤には澱粉、カルボキシメチルデンプン、
デンプンリン酸エステル等の澱粉系のもの、カル
ボキシメチルセルロース、メチルセルロース等の
セルロース系のもの、アラビアガム、ローカスト
ビーンガム、グアーガム等の植物粘質物系のも
の、寒天、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム
等海藻粘質物系のもの、その他キサンタンガム、
プルラン等も使用することができる。本発明の実
施例に示した配合割合を基本とした飼料に、α−
コーンスターチの代りに、下記の各種粘結剤を添
加し、30℃、60〜70℃相対湿度下に5日間放置し
てその乾燥状態を比較した。結果は次の通りであ
る。
【表】 は砂糖を用いた。
この結果より、本発明の主目的である防黴性が
あり、かつ乾燥防止性がある飼料にとつては、特
にα化澱粉、寒天、アルギン酸ナトリウムが望ま
しいことが分る。 本発明飼料の水分含量を12〜35重量%としたの
は、蜜蜂が採餌し易く、栄養分の摂取効率を良く
すると同時に、防腐・防黴効果を上げるためであ
る。12%以下の水分含量では油脂等の添加量が多
くなり、蜜蜂の嗜好に悪影響が出る。 一般に、蜜蜂が砂糖を吸い上げる効率が良いの
は、砂糖に対し水を50〜60重量%添加した時であ
るとされているが、そのまゝ給与できる飼料では
その水分含量が多過ぎると、腐敗を促進させるこ
とになるので、本発明飼料では水分含量の上限を
可能な限り低下させた。 糖類の添加量を25〜75重量%とした理由は、本
発明飼料は水分を多量に含むので、水分活性値が
高まり、微生物の増殖がしやすくなるが、多量の
糖類を添加して水分活性値を低下させることによ
り、この弊害をなくす。25%以下では蜜蜂の嗜好
性が悪く、75%以上では、タン白質および粘結剤
を添加しても本発明て意図する軟質飼料は得られ
ない。 水分活性を0.60〜0.90に限定した理由は、0.90
においても巣箱内(通常の温度は30〜35℃)で5
日間は黴の発生をみなかつた。本飼料は給与量に
もよるが、一般的な給与法の場合2〜4日で摂取
完了するためこの値を上限とした。また0.60以下
においては防黴の見地からは望ましいが、所定の
軟質飼料を得るには0.60が必要最低限である。 タン白質原料としては、一般に養蜂上代用花粉
として用いられる脱脂大豆粕、キナ粉、大豆タン
白質、脱脂粉乳、カゼイン、酵母等が使われる。 一般に蜜蜂は羽化直後数日間と、採餌行動を行
なう外勤蜂となる直前に花粉をよく摂取するとさ
れている。また働蜂や雄蜂の4日令以降の幼虫も
花粉と花蜜の混合物を与えられて育つ。更に3日
令までの幼虫や女王蜂の幼虫と成虫は、花粉を原
料に働蜂が合成、分泌する蜂乳が与えられる。蜂
乳を分泌する働蜂の花粉摂取量が少なくあるいは
減少傾向にあると、蜂乳の主分泌腺である下咽頭
腺の発達が抑制され、その結果幼虫の死亡率が増
加したり、女王蜂の産卵が低下、停止したりす
る。 養蜂においては特定地域内に蜂群が過密状態に
なり易く、花粉や花蜜が不足状態に陥ることもあ
る。また主流蜜期までに有効量の花粉の搬入がな
いと、流蜜期間の外勤蜂の量を充分に増加させる
ことができず、蜜源の有効利用ができない。 本飼料は主流蜜期の蜂量を最大限に増加させ、
蜜源を有効利用させる働きがある。 また近年では、果樹園、露地、施設園芸等にお
いて、数多くの果実や疏菜の花粉媒介に蜜蜂が利
用される。人工授粉の労力節減、結実率の増加、
奇形果防止等の有用性に加え、「蜜蜂交配による
果実」として、商品が区別化され、付加価値を産
み出している。 しかし、特に施設園芸内での蜂群の使用は、作
物によつては花粉や花蜜の利用度が低く、訪花回
数が増え、蜜蜂が疲弊し易く、栄養学的にも偏り
を生じ易い。 ロイヤルゼリー生産やこのような花粉媒介用の
蜂群に本飼料を投与することで疲弊を防ぎ、蜂群
の減耗を最小限に抑えることができる。 本発明品の加工法として、粉体部の混合および
粉体部と液体部の混練方法については特に限定し
ない。例えば、粉末部に天然由来の粘結剤を混合
した後、水、油脂等から成る液体部を添加し混練
するが、この生成物のコンシステンシイーは、ト
レイに適用して逆さにした時ゆつくり垂れ落ちる
程度であることが肝要である。 混練を終つた飼料は例えば第1図に示すような
形のトレイに充填し、平板状に成形する。トレイ
の材質は木材、紙材、樹脂材、鋼材等適当に選ぶ
ことができるが、飼料を食べつくした所に蜂がと
まり易い様に適度のザラツキ面であることが望ま
しい。 このようにして得られた飼料は、それを適用し
たトレイを逆さにして巣枠上におき、適度の柔か
さを長期に保ちかつ変質することがなく、蜜蜂が
採餌し易い特徴を有する。 実施例 砂糖45重量%、大豆タン白15重量%、キナ粉3
重量%、カゼイン2重量%、花粉5重量%、α化
コーンスターチ5重量%、ビタミン類、ミネラル
類およびアミノ酸類1重量%の合計76重量%の粉
末原料を、ダルトン社製のミキサー内で撹拌混合
した後、ミキサーの運転を一時止め、水24重量%
を加え、再びミキサー始動して、約5分間混練し
た。 下記に示すビタミン類等の添加量は飼料1Kgを
基準とするものである。 ビタミンA 5000IU D 1000IU E 10mg B1 2mg B2 5mg B6 5mg ニコチン酸 40mg パントテン酸 10mg コリン 800mg ビタミンB12 10μg ビオチン 0.2mg 葉 酸 2mg イノシトール 500mg ビタミンC 200mg Na 1g Cu 2g Zn 50mg Mn 50mg リジン 0.05% メチオニン 0.05% 上記生成物を発泡スチロール製のトレイに厚さ
1.5cmに平板状に成形した。こうして得られた飼
料は水分28%、水分活性値0.80であり、これを飼
育箱の巣枠上に逆さに伏せて給餌させたが、蜜蜂
は極めてよく採餌した。 参考例 1 実施例の飼料の蜂群での摂取速度(完全摂取
までの日数) 早春(2〜3月)3〜7日 夏季(6〜7月)3〜5日 摂取に必要な日数は環境(気温、花粉源等)
や蜂群の勢力により、バラツキがあるが、大体
同じような速度で摂餌した。 2 蜂群の春季建勢への効果 実施例の飼料を給与した群と給与しなかつた
対照群の建勢状況を比較した。
【表】 結果である。
上記の結果より、本発明品の給与が、春季建勢
期に蜂児量を約30%増加させることが分る。 3 下記に示す配合例により、発黴状態を比較し
た。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の飼料を充填成形するためのト
レイの平面図であり、第2図にその断面図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 糖類を25〜75重量%含み、若干のタン白質原
    料および/又はアミノ酸、および粘結剤を含み、
    水分含量12〜35重量%、水分活性値0.60〜0.90の
    範囲にあることを特徴とする、軟質性蜜蜂用飼
    料。 2 糖類はブドウ糖、果糖、マンノース、キシロ
    ース、蔗糖、麦芽糖、トレハロース、メリビオー
    ス、セロビオース、メレジトース、デキストリ
    ン、澱粉又はグリコーゲンから選択される、特許
    請求の範囲第1項記載の飼料。 3 タン白質原料は脱脂大豆粕、大豆加工品、脱
    脂粉乳又は酵母から選択される、特許請求の範囲
    第1項記載の飼料。 4 アミノ酸はリジン、メチオニン、トリプトフ
    アン、グルタミン酸等から選択される、特許請求
    の範囲第1項記載の飼料。 5 粘結剤はα化澱粉寒天、アルギン酸ナトリウ
    ムである、特許請求の範囲第1項記載の飼料。 6 α化澱粉はコーン、コウリヤン、米、キヤツ
    サバ又は馬鈴薯由来のものである、特許請求の範
    囲第5項記載の飼料。 7 水分含量12〜35%、水分活性値0.60〜0.90を
    有する蜜蜂用飼料の製造法において、糖類を主成
    分としたその他タン白質、粘結剤から成る混合物
    をよく撹拌し、ついで水を加え更に撹拌して成形
    することを特徴とする、上記方法。 8 プラスチツク製のトレイに平板状に成形し
    た、特許請求の範囲第7項記載の方法。
JP59205989A 1984-10-01 1984-10-01 蜜蜂用飼料およびその製造法 Granted JPS6185151A (ja)

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