JPH035781Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は下方吸込、上方吹出型の床置露出型空
調機において下部架台の脚部面を利用して該脚部
にリモートコントロールの受信部を有するコント
ロールスイツチ用表示板を付設した床置型空調機
に関するものである。

通常、此の種床置型空調機はその操作スイツチ
部分が空調機の機体の一部に取着けられている。
従つて子供達によるイタズラ、或は誤操作による
無謀運転等の懸念が頗ぶる大であつたのである。

また斯かる懸念を解決する方法としてリモート
コントロールによる遠隔操作が考えられるが、発
信機構の位置ならびに受信側の設定位置角度等に
よつては比較的設置スペースの隘狭な空調機に前
記受信機構等を設置することが非常に困難であ
り、殊に此れらの配線工事が複雑にて運転上支障
を生ぜしめることは必至であつた。

本考案は叙上の欠点を根本的に解決行なわしめ
んとするものであつて、下方に吸込口を上部に吹
出口を夫々開設してなる床置露出型空調機におい
て、機体下部架台を形成せる脚部の前部表面にリ
モートコントロールによる受信部を有するリモー
トコントロールスイツチ用表示板を付設せしめた
ことを特徴とする床置型空調機を提供しようとす
るものである。

以下、本考案の実施例を図面に付いて詳説す
る。

１は内部に送風機、熱交換コイル、ドレンパン
等の諸機構（図示省略）を夫々配置してなる空調
機機体であつて、下部に吸込口２を、また上部に
吹出口３を開設し、下方より室内空気を吸込し、
此れを機内にて適当な温度に冷・温化し吹出口３
より室内に冷暖風を供給しようとする。

４は機体１の下部架台を兼用する脚部にて左右
両脚部４，４中間部に吸込口２を形成すると共に
機体１の側部に取外し自在、或は一体的に固定さ
れている。

本考案は叙上の如く脚部４の何かの一方側の脚
部４の前部表面側にリモートコントロールよりの
受信部を有するリモートコントロールスイツチ用
表示板５を付設してなるものである。

第２図は前記表示板２の一例を示すもので、プ
レート面には強・中・弱風の風量点灯窓ａ、冷・
暖房の表示窓ｂ、設定温度によつて序々に色彩が
変化するようにした設定温度表示窓ｃ、運転制動
窓ｄ等の表示部分が各配列設けられている。

以上の如く、本考案に係る床置型空調機は機体
１下方の脚部４表面に受信部を有するリモートコ
ントロールスイツチ用表示板５を付設して成るも
ので、リモートコントロール（図示省略）よりの
発信信号を前記スイツチ用表示板５に向けて操作
して任意自在の空調作動を容易確実に求め得よう
とするものである。

殊に本考案においては架台の脚部４を利用して
リモートコントロールスイツチ用表示板５を取着
けするものであるから、比れらの表示板の設置用
としての器枠、スペース等を全く必要とすること
なく非常に経済的にて簡単に取付けられ、而も脚
部４に調整作動によつて種々の色彩に変化点灯す
る表示板５を取着けすることによつて従来、全く
見向きされなかつた空調機の脚部部分の意匠感を
斬新とし、一種独特の意匠感を室内に齎たらしめ
ることは必至である。

更に前記表示部分が脚部にて空気吸込口２側に
近接して取着けられているがために流通する温度
のキヤツチ作動が適確迅速であり、且つ配線工事
も簡単容易であると共にメンテ作業等においても
脚部毎に取外すことが可能である等種々の効果を
併せ有するものである。

付記：文中記載のリモートコントロールはワイ
ヤレスリモートコントロールによるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る床置型空調機の正面図。
第２図はリモートコントロール用表示板の一例を
示す表面図である。 符号の説明、１……機体、２……吸込口、４…
…脚部、５……リモートコントロールスイツチ用
表示板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 下方に吸込口２を上部に吹出口３を夫々開設し
   てなる床置露出型空調機において、機体１下部架
   台を形成せる脚部４の前部表面にリモートコント
   ロールによる受信部を有するリモートコントロー
   ルスイツチ用表示板５を付設せしめたことを特徴
   とする床置型空調機。