JPH035742B2 - - Google Patents

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JPH035742B2
JPH035742B2 JP3632984A JP3632984A JPH035742B2 JP H035742 B2 JPH035742 B2 JP H035742B2 JP 3632984 A JP3632984 A JP 3632984A JP 3632984 A JP3632984 A JP 3632984A JP H035742 B2 JPH035742 B2 JP H035742B2
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JP
Japan
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resin
recording
dielectric layer
electrostatic recording
dielectric
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JP3632984A
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Katsuhiko Sakata
Keiji Yamauchi
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New Oji Paper Co Ltd
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Oji Paper Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/0202Dielectric layers for electrography

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は静電記録体に関するものであり、特に
最近、フアクシミリやプリンターに使用され始め
た解像度の高い静電記録を行うのに適した記録体
を提供するものである。 (従来技術) 静電記録は記録速度、記録の保存性がすぐれ、
フアクシミリやプリンターの分野に広く使用され
ている。また最近、16dots/mmの高解像度の記録
電極が開発され、解像度の点でも感熱記録等の記
録方式より優れた特徴を有することになつた。ま
た一方、コンピユーターの発展により機械類、建
造物等の図面設計をコンピユーターに行なわせ、
その結果をペンプロツターに出力させるCAD
(Computer Aided Design)技術が発達してきた
が、ペンプロツターは複雑な図面では数分〜10数
分、またはそれ以上かかり、作業能率の点で問題
がある。またペン先の太さに問題があり0.1mm前
後の細線を描くことは困難であつた。 この問題を解決するため、上記高解像度の静電
記録電極をCAD作図に使用する取組みがなされ
てきたが、16dohs/mmの記録電極で作図する場
合、ドツトの再現性が問題となつている。すなわ
ち従来4〜8dots/mmの分解能を有する静電記録
で良好な記録の得られていた記録紙を16dots/mm
の記録電極で記録した場合、細線抜けが発生し、
線が切れる欠点があつた。これは従来、静電記録
の記録針の直径が60〜100μ又はそれ以上である
のに対し、16dots/mmの場合、記録針の直径が約
40μと細くなり、1本の電極と記録紙との接触面
積が減少したこと、および電圧の印加時間が従来
10数μ秒〜数100μ秒と長く、印加電圧も−600〜
−800Vと高かつたのに対し、16dots/mmの場合、
印加時間10μ秒と短かく、電圧も−560Vと低くな
つてきたことがともにマイナス要因となり、記録
針と記録紙表面の間で放電が確実に行なわれなく
なり、細線抜けが発生するものと考えられる。記
録針と誘電層表面の間で電荷の移動を確実にする
ためには適当なギヤツプを設ける必要があること
は公知(IBM Journal 192 April1962)であり、
直径40μの記録針により印加電圧−560V、10μ秒
以下のパルスで確実に記録するためには従来の4
〜8dots/mmで良好な記録品質の得られていた記
録紙よりも誘電層表面の突起の小さい記録紙を使
用することが考えられる。しかし、この場合、記
録の確実性は増し、細線抜けは改善されるが、逆
に異常放電によると考えられる巨大ドツトが発生
するとかドツトの濃度にバラツキが発生し、ベタ
記録の均一性が悪くなるという欠点が発生する。 (発明の目的) 本発明は上記の欠点を解消し、例えば16dots/
mmの記録電極による静電記録のような高解像度を
要求される静電記録においても、細線抜けや巨大
ドツトは発生せず、しかも記録の均一性が良好な
静電記録体の提供を目的としている。 (発明の構成) 本発明は、導電性支持体と、該導電性支持体上
に誘電層を設けてなる静電記録体において、該誘
電層が平均粒径2μ以下の顔料と、同一の溶剤に
溶解する誘電性樹脂から選ばれた少なくとも2種
類の誘電性樹脂からなることを特徴とする静電記
録体である。 (発明の具体的説明) 本発明は、2種類以上の誘電性樹脂と平均粒径
2μ以下の顔料を含む誘電層塗料を導電層の上に
塗工し、乾燥する過程でミクロな相分離を起こさ
せ、相分離による突起と顔料粒子による突起を有
する誘電層表面を形成することにより達成され
る。 本発明で得られる誘電層表面は、顔料と1種類
の誘電性樹脂を混合しただけでは得られない。す
なわち平均粒径の異なる各種の顔料と1種類の誘
電性樹脂を混合して得られた誘電層を有する静電
記録体では満足する記録は得られないが、平均粒
径2μ以下の顔料と2種類以上の誘電性樹脂を混
合して得られた誘電層を有する静電記録体では良
好な記録が得られる。誘電層樹脂は同一の溶剤で
溶解し、溶液状態で均一に混合するものであれば
使用できるが溶解しないものは使用できない。 以下、本発明の構成を例示した図面に基づいて
説明する。 第1図は本発明の静電記録体の断面図であり、
相分離による突起1と顔料粒子による突起2から
誘電層表面の突起が形成されている。 第2図は顔料と1種類の誘電性樹脂からなる従
来の静電記録体の断面図であり、誘電層表面には
顔料粒子による突起2a,2bしか存在しない。 第1図に示した誘電層表面を有する記録紙の場
合、比較的大きな突起1により誘電層表面と記録
電極とのギヤツプを約3〜10μの距離に保ち、こ
のギヤツプの間に多数の小さな突起2が存在する
ため、記録電極から突起2の表面に確実に放電が
行われることとなり、細線ヌケおよび巨大ドツト
の発生のない良好な記録が得られると考えられ
る。 第2図に示した誘電層表面の場合、顔料粒子の
比較的大径の粒子による突起2aにより記録層表
面と記録電極のギヤツプを保ち、このギヤツプ間
の小粒子による突起2bおよび平担な誘電層表面
に記録電極から放電が行われるが、放電の確率が
低く細線ヌケのある記録しか得られない。これは
小粒子による突起の数が少ないためと考えられ
る。 小粒子の数を増すため平均粒径の小さい顔料を
使用することが考えられるが、この場合、顔料中
の大粒子による突起も小さくなり記録電極の距離
を約3〜10μに保つことができなくなり、良好な
記録は得られない。 次に本発明に使用される材料について説明す
る。 支持体としては、紙、プラスチツクフイルム、
例えばポリステルフイルム、ポリプロピレンフイ
ルム、ポリエチレンフイルム、および合成紙な
ど、従来静電記録体の支持体として使用されて来
た各種の支持体を用いても、本発明は満足され
る。 導電剤としては、カチオン系導電性樹脂、例え
ばポリビニルペンジルトリメチルアンモニウムク
ロライド、ポリジメチルジアリルアンモニウムク
ロライド、スチレンアクリル酸トリメチルアミノ
エチルクロライドなどの第4級アンモニウム塩。 アニオン系導電性樹脂、例えばポリスチレンス
ルホン酸塩、ポリアクリル酸、ポリビニルホスホ
ネートなどの他に、金属酸化物半導体例えば酸化
亜鉛、金属微粉末、有機または無機の塩類、界面
活性剤などを単用または併用しても良い。 上記導電剤を単独で支持体上に塗布又は含浸す
るか、あるいは炭酸カルシウムクレー等の顔料お
よび水溶性又は水分散性の接着剤を混合して支持
体上に塗布又は含浸して形成された導電層は本発
明を満足するものである。 誘電性樹脂として酢酸ビニル樹脂、エチレン−
酢ビ共重合樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル、
酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニリデン樹脂、塩
化ビニル、塩化ビニリデン共重合樹脂、アクリル
酸エステル樹脂、メタクリル酸エステル樹脂、ブ
チラール樹脂、ポリエステル樹脂、フツ化ビニリ
デン樹脂、ニトロセルロース樹脂、スチレン樹
脂、スチレン、アクリル共重合樹脂等の樹脂が使
用できる。 体積抵抗が1012Ω・cm以上の樹脂であればほと
んどのものが使用できるが、これらの樹脂の中で
同一の溶剤に溶解可能で溶液状態で均一に混合し
うる誘電性樹脂から選ばれた少なくとも2種類の
誘電性樹脂を選択して使用することにより、本発
明は満足される。 例えば、酢酸ビニル樹脂/ニトロセルロース樹
脂、アクリル酸エステル樹脂/ニトロセルロース
樹脂、エチレン酢ビ共重合樹脂/ニトロセルロー
ス樹脂、塩化ビニル樹脂/エチレン酢ビ共重合樹
脂、アクリル酸エステル樹脂/酢酸ビニル樹脂、
アクリル酸エステル樹脂/塩化ビニル酢酸ビニル
共重合樹脂、アクリル酸エステル樹脂/スチレン
樹脂等の2種類の樹脂の混合系やスチレン樹脂/
メタクリル酸エステル樹脂/スチレンアクリル共
重合樹脂、フツ化ビニリデン樹脂/メタクリル酸
エステル樹脂/スチレンアクリル共重合樹脂等の
3種類の樹脂の混合系である。 顔料としては、炭酸カルシウム、クレー、焼成
クレー、タルク、酸化チタン、リトボン、硫酸バ
リウム、ケイ酸、酸化亜鉛、エポキシ樹脂粉末、
メラミン樹脂粉末、尿素樹脂粉末、ポリエチレン
樹脂粉末、ポリプロピレン樹脂粉末などのうち、
平均粒径2μ以下のものが使用できる。本発明に
おいて、平均粒径は水渡式比表面積測定器で測定
された粉末の比表面積から、式(1)に従つて計算し
た値により示されるが、平均粒径が約0.8μ以下に
なる場合は、透過型電子顕微鏡により測定した平
均粒径により示されている。 平均粒径=6/比重×比表面積 (1) 誘電性樹脂と顔料は40:60〜90:10の割合で混合
し、乾燥後の重量が3.0〜10.0g/m2となるように
塗布して誘電層が形成される。 以下実施例により本発明についてさらに具体的
に説明する。各例において、部は重量部を示して
いる。 実施例 1 坪量52.3g/m2の上質紙(商品名サンフラワー、
王子製紙製)の片面に導電性樹脂(ケミスタツト
6300、三洋化成製)を乾燥後の重量が3.0g/m2
なるように塗布した後、スーパーカレンダーで平
滑処理を行ないベツク平滑度200秒の導電性支持
体を得た。 次に示す配合割合の誘電層塗料をペイントコン
デイシヨナーで10分間分散し、乾燥後の重量が
6.0g/m2となるように導電層の上に塗布し静電記
録体を得た。 アクリル樹脂(LR349 三菱レーヨン製固形分
40%) 75部 塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂(LCS、鐘淵
化学製固形分36%) 83部 炭酸カルシウム(NS−600、日東粉化製平均粒
径1.5μ) 40部 トルエン 68部 酢酸エチル 68部 この静電記録体を25℃45%RHで4時間調湿し
た後、記録を行つた。記録は市販の16dots/mmの
同一面制御方式のマルチスタイラス電極のピン電
極に−280V5μ秒制御電極に+280V10μ秒のパル
ス電圧が印加できるよう調整した電極を使用し、
電圧印加後正帯電の液体トナーで現像して記録評
価を行つた。1本のピン電極に電圧を印加して細
線ヌケおよび巨大ドツトを評価し、全ての針電極
に電圧を印加して記録の均一性を評価した。結果
を第1表に示したが、細線ヌケ、巨大ドツト、均
一性とも良好であつた。また、この記録体表面を
走査型電子顕微鏡(以下SEMという)で観察し
たところ顔料粒子によると考えられる小さい突起
と、樹脂の相分離によると考えられる比較的大き
な突起が認められた。 実施例2 比較例1 実施例1の炭酸カルシウムの代りに平均粒径
1.1μの炭酸カルシウムを用いた場合…実施例2,
平均粒径2.6μの炭酸カルシウムを用いた場合…比
較例1、以外は実施例1と同様にして静電記録体
を作製し、記録テストを行つた。結果を第1表に
示した。 この結果より水渡式表面積測定器で測定した比
表面積から式(1)に従つて計算した平均粒径が2μ
以下の顔料を使用すると良好な記録品質が得られ
ることがわかる。 比較例 2 実施例1のアクリル樹脂75部と塩化ビニル・酢
酸ビニル樹脂83部を固形分量が同じになるように
塩化ビニル・酢酸ビニル樹脂で置き換えた以外は
実施例1と同様にして静電記録体を作製し、記録
テストを行つた。結果を第1表に示したが巨大ド
ツト均一性が不良であつた。記録体のSEM観察
では顔料によると考えられる突起しか認められな
かつた。 実施例 3 実施例1の炭酸カルシウムの代りに、平均粒径
0.03μの2酸化チタン(P25日本アエロジル製)を
使用した以外は実施例1と同様にして静電記録体
を作製し、記録テストを行つた。結果は第1表に
示す通り良好であつた。 実施例 4 市販の合成紙(ユボFPG90王子油化合成紙製)
の片面に導電性樹脂(C−670日本合成製)を乾
燥後の重量が3.0g/m2となるように塗布して導電
性支持体を得た。 次に示す誘電層塗料をペイントコンデイシヨナ
ーで10分間分散し、乾燥後の重量が5.0g/m2とな
るように導電層の上に塗布し静電記録体を得た。 スチレン樹脂(スタイロン475S旭ダウ製20%
トルエン溶液) 100部 アクリル樹脂(LR−188三菱レーヨン製固形分
40%) 112部 硫酸バリウム(#300堺化学製平均粒径0.8μ)
35部 トルエン 86部 この静電記録体を実施例1と同様にして記録テ
ストを行つた。結果は第1表に示す通り良好であ
つた。
【表】 × 不良
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば高解像度の静電記録電極による静電記録に適し
た細線ヌケ及び巨大ドツトの発生がなく、記録の
均一性に秀れた静電記録体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の静電記録体の略示断面図、第
2図は従来の静電記録体の略示断面図である。 1……樹脂の相分離による突起、2……2a,
2b顔料粒子による突起、3……誘電層、4……
導電層、5……支持体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 導電性支持体と、該導電性支持体上に誘電層
    を設けてなる静電記録体において、該誘電層が平
    均粒径2μ以下の顔料と、同一の溶剤に溶解する
    誘電性樹脂から選ばれた少なくとも2種類の誘電
    性樹脂からなることを特徴とする静電記録体。
JP3632984A 1984-02-29 1984-02-29 静電記録体 Granted JPS60181747A (ja)

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JP3632984A JPS60181747A (ja) 1984-02-29 1984-02-29 静電記録体

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JPS60181747A JPS60181747A (ja) 1985-09-17
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US5269030A (en) * 1991-11-13 1993-12-14 Ssi Medical Services, Inc. Apparatus and method for managing waste from patient care, maintenance, and treatment

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