JPH0356975B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は清浄剤及び同様の粒状材料用の容器に
関し、特に自動機械で中身を充填する容器に関す
る。

この型の容器は通常長方形箱状である。箱用加
工材はやや固いボール紙状材料板から打抜きさ
れ、側方パネルと端閉塞フラツプ折線を備え、閉
塞フラツプを切断して整合及び造形する。通常加
工材は長手方向パネル折線に沿つて折り曲げ、加
工材の両側のパネル部分を互いに接着し、清浄剤
製造者に開いた平坦状態で供給される。

製造者は機械に開いた箱を設置し、連続的に板
を立てて管状状態とし、底閉塞フラツプを閉じ、
清浄剤の必要量を満たし、次に上方閉塞フラツプ
を閉じる。

製造者の遭遇する問題の一つは閉塞フラツプ端
での詰つた材料のもれで、この問題を解決するた
めに長年にわたり相当な努力が費やされてきた。
この問題はしばしば小さくて柔らかく弱い中空球
状粒子であり、その一部は処理の際砕けて、より
小さい粒子となり、更には組合つた端閉塞フラツ
プの間の空間を通してふるい落ちる粉状粒子であ
るような清浄剤を詰める際に重要である。

この問題を解決するのに端閉塞フラツプを連合
し、相互作用させる方式で、多数の提案がなされ
ている。なかでも成功したのは米国特許第
3074163号明細書（発明者キユーポ）に記載され
た構造であり、添付の図面中第１図に示す先行技
術に例示されたカートンは、この「キユーポ」型
カートンと呼ばれるカートンである。

先行技術のキユーポ型カートンに於ては、端閉
塞フラツプに折曲げたタブを印刷されない側面フ
ラツプに折曲げたフラツプ中のスロツトを通して
下から挿入し、印刷されないフラツプの上面の上
に延長して、次に他の側方フラツプを三つの下側
にある組合つたフラツプに折り重ねられ、接着結
合される。

本発明の主な目的はキユーポ型先行技術の端閉
塞フラツプ構造の改良、特に端閉塞フラツプと印
刷されない側方フラツプの間の相互固定方法の改
良に関する。

本発明の他の目的は折り曲げ可能な前方及び後
方主要端閉塞フラツプを備え、主要フラツプと、
折り曲げ可能の端閉塞フラツプの一つは相対して
位置し、小端フラツプ上タブと新規な係合作用を
するようにした特殊な構造と配置をなした角度方
向に延長するスロツトを有する新規な容器構造を
提供する事である。

本発明の更に他の目的は、カートンに於て、折
り曲げ可能の主要側方閉塞フラツプと二つの折り
曲げ可能の小端閉塞フラツプの間の新規な組合せ
構造を提供することで、そこに於て主要フラツプ
は二つの間隔をおいたスロツトを有し、各スロツ
トはその主要フラツプの折線に角度関係にそれる
側縁に隣接し、折線に最も近い各スロツトの縁は
その折線に平行な線に対して小さな鋭角をなして
延長するほぼ真直な縁をなし、小端閉塞フラツプ
は各該スロツトの一つを介して下から挿入しうる
タブを含み、主要タブの折線に対して最も近くに
位置したタブの縁は真直であり、その折線に垂直
な線に対してほぼ同じ小さな鋭角をなして延長し
ている。

本発明の他の目的は容器用の新規な端閉塞構造
を提供することで、そこに於て折り曲げ可能の主
要フラツプは各側部に隣接し、折線に角度的に延
長するスロツトを有し、折線に最も近い各スロツ
トの縁は真直で、該折線に平行な線に小さな鋭角
をなしして延長し、且つ下から該スロツトに挿入
するタブを有する折り曲げ可能の小端フラツプを
備え、各挿入タブは結合スロツトの該一つの縁に
ほぼ平行な側縁を有する。

本発明の更に他の目的は前記目的のいずれかに
よる又スロツトつき主要フラツプに新規な補強ス
リツトを結合した新規なカートンを提供する事で
ある。この目的に即して、各補強スリツトはアー
チ状中央断面を含み、端部端面はスロツトの両端
縁と同じ方向に全体的に延長して、スリツトの端
部断面の少くとも一つは連合したスロツトの隣接
直線縁に平行に延長している。

本発明の他の目的は前記目的に従つてカートン
を形成するための折線、切断部及び小フラツプ縁
外形を備えた新規な一体打抜き加工体を提供する
事である。

本発明の更に他の新規な特徴と目的は添付の図
面を参照して、次の詳細な説明を通じて明らかに
なる。

先ず先行技術について説明する。

第１図は清浄剤粒子又は同様の小粒状又は粉状
材料を満たす長方形平行六面体の公知の構造の加
工体１１を示している。

加工体１１は折線１３及び１４により同様の端
パネル１５と１６にそれぞれ結合した後方ボツク
スパネル１２を含み、端パネル１６は折線１７に
よりパネル１２と同じ周囲寸法の正面パネル１８
に結合されている。

後方パネル１２と一平面内に延在する後方主要
端閉塞フラツプ１９が折線２１によりパネル１２
に連結されている。正面パネル１８と同空間の正
面主要端閉塞フラツプ２２が折線２３によりパネ
ル１８に結合される。一つの小端閉塞フラツプ２
４が折線２５によりパネル１５に結合され、又他
の小端閉塞フラツプ２６が折線２７によりパネル
１６に連結される。小フラツプ２４と２６の折線
は連合端パネルと同一平面内にある。折線２１，
２３，２５及び２７は加工体に端を接して並べら
れる。

端フラツプ２４は折線２５に直角に外側に延長
する側縁２８と、折線２５に平行に延長し、主要
フラツプ１９の手前に終端し、折線２５に垂直な
内側に延長する直線縁３１に結合する外端縁２９
を有する。縁３１は折線２５に平行な膝部３２の
他端は傾斜縁３３により折線１３，２１及び２５
の接合部３４に連結している。縁２９と３１によ
り形成されたフラツプコーナはタブ３０を備え、
その目的は明らかになる。

端フラツプ２６は図示の如くフラツプ２４のほ
ぼ対称をなし、同様な大きさと形をなして、タブ
３０と同様なフラツプコーナータブ３５を含んで
いる。

主要フラツプ１９は平行側縁が折線２１に垂直
な長方形で、両端に隣接して間隔をおいたアーチ
状スロツト３６と３７を含んでいる。スロツト３
６は折線２１に平行な一つの真直な端縁３８とス
リツト断部４５と折線２１に垂直な反対側真直な
端縁３９を有する。

同様にスロツト３７は折線２１に平行な一端縁
４１を有する。その対側端縁４２は折線２１に垂
直である。スロツト３６と３７は同じ形と大きさ
であり、フラツプ１９内に同様に位置している
が、両端に逆方向に屈曲している。

実際この先行技術の構成では、加工体１１は折
線１３，１４及び１７上長方形管状構造に折りた
たまれ、パネル１５はキユーポの米国特許第
3074613号明細書に示されるものと同様にパネル
１８の狭い屈曲縁延長部上に接着固定される。次
に小さいタブを互いにその折線周囲に折り曲げ、
一方主要フラツプ１９をその折線周囲に内側に曲
げ、コーナータブ３０と３５をスロツト３６と３
７に下から入れて三つのフラツプを組合わせる。
次に印刷したフラツプ２２の印刷してない面に接
着剤を塗布し、それを組合せたフラツプに対して
内側に曲げて平坦端閉塞を形成する。

上記フラツプの構成と組立て方法は前記米国特
許第3074613号明細書に記載されたものとほぼ同
じである。

公知の先行技術は又主要フラツプ１９に形成さ
れたＪ型安全スリツト４３と４４を含むが、これ
は前記米国特許明細書には示されていない。

スリツト４３はスロツト縁３８の直下にそれと
平行な直線部分と、スロツト３６の側方内側に設
けられた上方屈曲部分４６を含む。スリツト４４
がスロツト３７に対して同様に設けられている。
スリツト４３と４４は組立中スロツト域で主要フ
ラツプ１９の屈曲を可能にするように備えられ
る。

次に本発明の好ましい実施例について説明す
る。

本発明を先ず第２図により説明する。第２図は
第１図の先行技術と容易に比較するため平面に設
けられた一端の新規な組合せフラツプ構造を示す
レイアウトである。

第２図は清浄剤粒子又は同様の１粒子状又は粉
状材料を入れる長方形平行六面体としてのカート
ン５１を示している。

カートンは平行折線５３と５４を有する後方ボ
ツクスパネル５２を含む。折線５３によりパネル
５２を端パネル５５を結合する。折線５４は起立
カートン中パネル５２と対側端パネル５６に形成
されたコーナーにある。端パネル５６は折線５７
により前方パネル５８に結合される。

後方パネル５２と同空間にある後方主要閉塞フ
ラツプ５９が折線６１によりパネル５２に結合さ
れる。前記パネル５８と同空間前方主要閉塞フラ
ツプ６２はパネル５８に折線６３により結合され
る。一つの小端フラツプ６４が折線６５により端
パネル５５により結合され、他の小端フラツプ６
６は折線６７により端パネル５６に結合される。
端フラツプ６４とと６６の折線縁はそれぞれ連合
する端パネル５５と５６と共に延長している。折
線６１，６３，６５及び６７は加工体に端部と端
部を接して並んでいる。

上記の範囲まで本発明は前記米国特許明細書の
ものと同様のフラツプを構成する。主な区別は明
らかになる如く、スロツト、スリツト及び組合せ
小タブ構造及び構成にあり、それについてこれか
ら記載される。

主要フラツプ５９は印刷されない長方形フラツ
プであり、ほぼアーチ状の且つ折線６１に対して
同じ角度で反対方向の角度をなして傾斜した二つ
の切断スロツト７１と７２を含む。

スロツト７１は直線内方側縁７４に相対して屈
曲外方側縁７３を有する。側縁７４は折線２１に
対して約45゜をなして延長している。スロツト７
１の内端縁７５は真直で、縁７３の内端から縁７
４の内端へ、折線６１に平行な線に対し小さな鋭
角Ａをなして外側に傾斜している。スロツト７１
の外端縁７６は真直で、縁７３の外端から縁７４
の外端へ、折線６１に垂直な線に対して小さな鋭
角をなして傾斜しうる。縁部７５と７６の間のな
す角度は好ましくは約90゜である。縁７５と７６
は好ましくは等しい長さであり、又縁７３は好ま
しくは円形アーチである。

フラツプ５９が長さ９インチ（約23センチ）で
幅約３ 1/2のいわゆるキングサイズカートンを含
む本発明の一形式に於て、縁７３と７５の交点は
折線６１から約１ 1/8インチ（約2.85センチ）の
距離ｄとフラツプの側縁７７から約１ 11/16イン
チ（約4.26センチ）の距離ｅに位置している。縁
７３と７６の交点はフラツプ５９の隣接する側縁
７７から約２ 3/4インチ（約6.98センチ）の距離
ｆと、フラツプ５６の外縁７８から約22/32イン
チ（約1.72センチ）の距離ｇに位置している。端
縁７５と７６は好ましくは等しい長さである。

同様にスロツト７２は折線６１に対し45゜でス
ロツト縁７４と相対して延長する真直な内方側縁
７９を有する。スロツトの内端縁８２は真直で、
縁７９の内端から折線６１に平行な線に対し小さ
な鋭角Ａをなして外側に傾斜している。スロツト
７２の外端縁８３は真直で縁８１の外端から折線
６１に垂直な線に小さい鋭角をなして傾斜しう
る。スロツト縁８２と８３の間のなす角度は約
90゜でよい。縁８２と８３は好ましくは等しい長
さである。

本発明のキングサイズフラツプ形式に於て、ス
ロツト縁７９と８２の交点は折線６１から距離ｄ
で且つフラツプ１９の隣接する側縁８４から約１
11/16インチ（約4.26インチ）の距離e′に位置し
ており、縁７９と８３の交点はフラツプ縁７８か
ら距離ｇで、フラツプ縁８４から約２ 3/4インチ
（約6.98センチ）の距離f′に位置する。

従つて同じ大きさと外形でよいスロツト７１と
７２は好ましくは折線６１から同じ距離であつ
て、フラツプ５９の平行側縁から異なる距離にあ
る。

好ましい実施例では、角度Ａは各場合約12゜で
あり、或いは若干より小さい角度である。

フラツプ５９は各スロツトに隣接するＵ型補助
スリツト８５と８６を有する。スリツト８５はア
ーチ状中央部分８７を含み、隣接するスロツトに
全体的に延長する反対方向にそれる直線部分８８
と８９に終端する。部分８８はスロツト縁７５に
ほぼ平行である。スリツト８６はアーチ状中央部
分９１を有し、隣接するスロツトに対し全体延長
する反対方向にそれる直線部分９２と９３に終端
する。スリツト部分９２はスロツト縁８２にほぼ
平行である。従つて補助スリツトはその連合する
スロツトの端部を越えて内側又は外側には延長し
ない。好ましくは各スリツトの円形中央部分から
の半径は隣接するスロツトの連合した直線側部７
４，８１の直線縁にほぼ直角に交錯し、補助スリ
ツトは相対して傾斜した45゜軸上スロツトと共に
ほぼ中心化される。

端フラツプ６４は折線６１に対し垂直な直線側
縁１０１を有する。フラツプ６４の外端縁は縁１
０１から直角に延長する直線部分１０２と、折線
６１に平行な線に対し鋭角をなして延長する外側
傾斜部分１０３を有する。フラツプ６４の内方側
縁は部分１０３の端部から直角又はより小さい角
度で、又折線に垂直な線に対し角度Ａで延長する
傾斜部分１０４を含む。部分１０４の端部に直線
膝部分１０５が折線６１に平行に延長し、又傾斜
部分１０６が膝部１０５から折線５３，６１及び
６５の、共通の交点に延長する。作動可能な実施
例に於て、縁１０３と１０４の間のなす角度は約
80゜であり、角度Ａは約12゜又は若干少ない角度で
ある。

他の端フラツプ６６は折線６１に垂直な自由直
線側縁１０７を有する。フラツプ６６の外端縁は
縁１０７の端部から直角に延長する直線部分１０
８と、部分１０８から折線６１に平行な線に関し
て鋭角で延長する外側傾斜部分１０９を含む。フ
ラツプ６６の内方側縁は部分１０９の端部から直
角又は若干小さい角度で、又折線６７に垂直な線
に対して小さい鋭角で延長する傾斜部分１１１を
含む。部分１１１の端部に、直線膝部分１１２が
折線６１に平行に延長し、又傾斜部分１１３が膝
部分１１２の端部から折線５４，６１及び６７の
共通交点に延長する。

キングサイズカートン中の小端フラツプは第２
図に示すようにフラツプ６４の外縁１０２，１０
３が折線６５から、フラツプ６６の外縁１０８，
１０９が折線６７から離れている以上に離れてい
る以外は大体同じ形をしている。然しながら、側
縁１０７からフラツプ６６の傾斜側縁部分１１１
への距離は好ましくは側縁１０１とフラツプ６４
の傾斜側縁部分１０４の間の距離と等しい。従つ
て１００及び１１０で各々示されたコーナータブ
が起立加工体中相対して傾斜し、折線６１から異
なる距離に位置している。

起立カートンの組立てに於て、長手折線に沿つ
てパネルを折りたたみ、パネル５２の外縁上の小
側方フラツプ１１４を内側に折り、端パネル５６
に粘着させる。次に小端パネル６４と６６を互い
にむけて折り、一方印刷されてない主要パネル５
９をそれらの上に折りこんで、コーナータブ１０
０と１１０を下からスロツト７１と７２へ各挿入
して、スロツト領域に近接して位置させ、パネル
５９の上面上を滑かに突出させる。

小パネルの寸法は、この作動中、切断スロツト
７１，７２によつて中心位置に案内されるような
寸法になつており、これは、フラツプ６４の縁１
０４がスロツト７１の端縁７５に沿つて摺動し、
フラツプ６６の縁１１１がスロツト７２の端縁８
２に沿つて摺動することにより達成される。

上記の特殊なタブとスロツトの関係によりフラ
ツプを内側に曲げるのに使用される自動機械に存
在する問題を排除する。該キユーポ特許に示され
たようなこの型の機械はベルトコンベア上を移動
する端部を開放した充填済みのカートンに使用
し、端閉塞フラツプをその折線周囲に屈曲させる
バーとプローを使用する。

第１図に示すような従来のカートンの場合に
は、次のような問題があつた。すなわち、主要フ
ラツプ１９が内方に折り曲げられると、このフラ
ツプにかかる曲げ力は、本来はこのフラツプを折
線２１に沿つて折り曲げるように設計されている
でのあるが、しばしばこのフラツプ自体を折り曲
げたり、歪めたりするという場合がある。このよ
うな主要フラツプ１９の曲げや歪みは、人為的な
刻み目に生じたり、スロツト３６，３７の端縁３
８，４１に全体として並ぶようにして生じたり、
あるいは折線２１に平行なスリツト断部４５で生
じたりする。

前述したような傾斜したスロツト７１，７２と
これと共働する傾斜した補助スリツトを設けるこ
とにより、フラツプがスリツト縁やスリツトに沿
つて折れたり、曲がつたりする可能性を減少させ
ることができる。

更に、本発明の傾斜したスロツトと小端フラツ
プの傾斜したタブとの共働作用により、フラツプ
５９，６４，６６間には漏れ防止機能を備えた堅
固な結合が生じ、これらのフラツプは平坦な結合
構造を提供することができる。

前記米国特許明細書に於けるのと同様に、閉塞
は内側に接着剤を塗布した印刷主要フラツプを三
つの組合せフラツプ上に折る事により完成され、
組合せフラツプ構造にねじれが少ないので、より
良く滑らかな相互面間の結合が得られ、それによ
つて全体の閉塞が良くなる。

第３図はキングサイズより若干小さいいわゆる
ジヤイアントサイズのカートン用カートン加工体
を示している。これも又キングサイズ加工体のパ
ネルとフラツプの関係を示している。同じ符号が
対応する部材に用いられている。キングサイズと
ジヤイアントサイズカートンの間の唯一の実際の
差異は、キングサイズに於ては一つの主要フラツ
プスロツトが他のものより側縁から遠くに位置
し、相互作用する端フラツプがより長いのに対
し、ジヤイアントサイズに於てはスロツト７１，
７２は主要フラツプ側縁から同じ距離に位置し、
端フラツプが同じ大きさある事である。キングサ
イズ及びジヤイアントサイズの両カートン共、第
３図に示すように、端フラツプ構造は上方及及び
下方共対をなしている。

第４図を参照して、下方フラツプを閉じ、上端
を開放した起立カートンが示されている。第５図
は小端フラツプを内側に折る時、スロツトつき印
刷されていない主要フラツプを通して小端フラツ
プが突出した中間段階を示している。第６図は組
合せ結合の最終状態を示し、タブ縁１１１がスロ
ツト縁８２に沿つて密に接合し、タブ縁１０４が
スロツト縁７５に沿つて密に接合する事が注意さ
れる。

本発明はその精神又は本質的な特徴を逸脱する
事なく、他の特定の形式で具現される。従つて本
発明の実施例は全ての点で説明として考慮すべき
で、限定を意意味するものでなく、本発明の範囲
はこの説明よりも、特許請求の範囲に於ける記載
によるものでで、特許請求の範囲と同等の意味と
幅内にある全ての変更はその中に包含する事を意
図する。

【図面の簡単な説明】

第１図は公知技術のカートンをカートンの内側
から見て示した側面図で、全ての縦パネル上の端
閉塞フラツプの関係位置と大きさを示す図、第２
図は本発明によるカートンの第１図と同様の図
で、関連端閉塞フラツプ構造を有するカートンを
第１図と比較の目的で示す図、第３図は本発明の
好ましい構成による加工体を示す図、第４図は起
立カートン端フラツプ構造を示す全体斜視図、第
５図は端閉塞フラツプを折る順序を示し、端閉塞
フラツプを一部挿入して示した同じく全体斜視
図、第６図は本発明のカートン構成体を、印刷さ
れていない主要端フラツプが先に折り曲げた小端
フラツプに折り重ね、それに組合わした点で且つ
印刷された主要端フラツプが閉塞を完全にするた
めに折る前の地点で示した平面図である。 ５１：カートン、５２：後方パネル、５３，５
４：折線、５５，５６：端パネル、５７：折線、
５８：前方パネル、５９：後方主要閉塞フラツ
プ、６１，６３，６５，６７：折線、６２：前方
主要閉塞フラツプ、６４，６６：小端フラツプ、
７１，７２：スロツト、１００，１１０：コーナ
ータブ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 容器の側面を形成する複数のパネルと、折線
   によつて前記パネルにそれぞれ連結され、かつ前
   記容器の端面を形成する一連の閉塞フラツプと、
   を有する、容器を形成するカートン構造体におい
   て、前記閉塞フラツプは一つの主要閉塞フラツプ
   と二つの小端フラツプを含み、前記主要閉塞フラ
   ツプには二つの切断スロツトが互いに間隔をおい
   て形成され、前記各切断スロツトのいずれの縁も
   前記主要閉塞フラツプの前記折線に対して平行に
   延在することがないように、前記両切断スロツト
   は前記主要閉塞フラツプの前記折線に関して互い
   に逆方向に傾斜して設けられ、前記両小端フラツ
   プには、それぞれ、対応する隅部を切り落とされ
   たタブが設けられ、前記両タブの側縁には、それ
   ぞれ、前記小端フラツプの前記折線に関して所定
   角度をもつて傾斜した傾斜部分が形成され、そし
   て、前記両小端フラツプがそれぞれ前記容器の内
   側に折られると共に前記主要フラツプが前記容器
   の内側に折られて前記小端フラツプ上に折り重ね
   られた時、前記両小端フラツプの前記タブは、そ
   れぞれ、対応する前記切断スロツト内に下方から
   挿入され、前記タブは前記切断スロツトの開口部
   をぴつたりと塞ぐと共に前記主要フラツプの上面
   に滑らかに突出することを特徴とする、容器を形
   成するカートン構造体。 ２ 特許請求の範囲第１項記載のカートン構造体
   において、前記主要フラツプはその一対の側縁が
   前記主要フラツプの前記折線に対してそれぞれ直
   角をなすように構成された長方形をなし、前記切
   断スロツトは、それぞれ、隣接する前記側縁から
   異なる距離に位置し、前記小端フラツプのうち、
   前記側縁から遠い距離の前記切断スロツトに挿入
   される方の前記小端フラツプは、他方の前記小端
   フラツプよりも長く形成されている、前記カート
   ン構造体。 ３ 特許請求の範囲第１項記載のカートン構造体
   において、前記主要フラツプはその一対の側縁が
   前記主要フラツプの前記折線に対してそれぞれ直
   角をなすように構成された長方形をなし、前記切
   断スロツトは、それぞれ、隣接する前記側縁から
   同距離に位置し、前記小端フラツプは同じ大きさ
   である、前記カートン構造体。 ４ 特許請求の範囲第１項記載のカートン構造体
   において、前記切断スロツトは、それぞれ、上方
   及び下方に端縁を有すると共に内側に内方側縁を
   有し、該内方側縁は直線をなし、かつ前記主要フ
   ラツプの前記折線に平行な線に関して小さな鋭角
   をなして延在する、前記カートン構造体。 ５ 特許請求の範囲第４項記載のカートン構造体
   において、前記小端フラツプの各タブは傾斜した
   直線状の側縁を有し、該側縁は前記小端フラツプ
   の前記折線に直角な線に関して小さな鋭角をな
   す、前記カートン構造体。 ６ 特許請求の範囲第４項記載のカートン構造体
   において、前記両小端フラツプの前記各小さな鋭
   角はほぼ等しいように構成した、前記カートン構
   造体。 ７ 特許請求の範囲第６項記載のカートン構造体
   において、前記鋭角が約12゜である、前記カート
   ン構造体。 ８ 特許請求の範囲第４項記載のカートン構造体
   において、全体としてＵ字形状の補助スリツトが
   前記切断スロツトと協働するように前記主要フラ
   ツプに設けられ、前記各スリツトは弓状部分を有
   し、該弓状部分の端部は前記切断スロツトの方向
   に延在し、前記各弓状スリツはその隣接する前記
   切断スロツトの端縁よりも前記主要フラツプの前
   記折線に近接して位置することはない、前記カー
   トン構造体。 ９ 特許請求の範囲第８項記載のカートン構造体
   において、前記主要フラツプの前記折線の近傍に
   位置する前記補助スリツトの前記端部は、対応す
   る前記切断スロツトの隣接する端縁にほぼ平行に
   延在する、前記カートン構造体。