JPS5913383B2 - 折りたたみ容器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、厚紙、ボール紙、プラスチック或いはそれ
に類似のものでできている一つの部分から成る型で作ら
れた容器、特に折りたたみ箱で、２５長く延長して容器
の側壁部を形成する。

相対する二つの縦の辺の結合に工つてできた型から構成
された容器胴部と、容器の一端部に矩形の端面とを有し
、この端面から側壁部が容器の他の一端の狭い容器閉鎖
部に集まつており、端面のｎ 対角線上の二つの向い合
う角部からそれぞれ一っの主折曲辺が狭い容器閉鎖部の
叉点迄直線として延在し、他の二つの向い合う角部力・
らはそれぞれ副折曲辺が出ている容器に関する。この種
の公知の容器（ドイツ連邦共和国特許出３５願公開第２
５０９０５２号公報）では、二つの副折曲辺が端面のそ
れぞれ一つの角部から狭い容器閉鎖部の両端迄やはりそ
れぞれ直線状に行つている。

その工うに形成された容器は完全に平らな側面をもつて
いる。このことは、いくつかの容器を再生カートン或い
はそれに類似のものにたたみ込むのに有利である。何と
なればそｎらの容器は相互に接触するすべての面で相接
しているからで、従つて容器間に中空間が生じない。し
かし多くの場合包装するという目的で容器の内部空間を
使用するのには、側壁部が狭い容器閉鎖部の領域で完全
に平らな面として大ていは非常な鋭角を作ることは大し
て望ましくない。

何となればこれによつてこの容器端部で容器内部空間が
包装用には利用できないか或いは極く僅かしか利用する
ことができないからである。折りたたみ箱としての実施
態様でのこの種の容器の有利な利用領域はチユーブの包
装である。

し力・しチユーブは折りたたまれたその端部でも二つの
平らな面によっては限定されていないで、やや外側へ彎
曲している。その結果、チユーブは容器内部空間をその
全長にわたつては充たすことができな〈なる。チユーブ
は狭い容器閉鎖部から工り長く離れているか或いは余り
離れていない所で終らなければならない。チユーブを包
装するための類似の容器で、端面の一角部から出ている
それぞれ一っの単一の副折曲辺を既に容器長の始めの三
分の一で、別の折曲辺が狭い容器閉鎖部の各端部迄行か
ないで終らせることも知られている（ドイツ連邦共和国
特許出願公開第１８０７６７０号公報）。

この工うにして容器の長さの大部分にわたって側壁部の
不定彎曲形状ができ土り、この工うにしてい〈つもの容
器を折りたたむ際の外観、積重性とチユーブの形状への
容器内部空間の適合性が損われている。従つてこの発明
の課題は、初めに挙げた容器のいくつかの利点をでき礒
り維持して、特に狭い容器閉鎖部の領域での容器内部空
間の利用の改良を行なうことにある。この課題は本発明
によつて次の工うにして解決される。

即ち副折曲辺からこれらの副折曲辺に対して折曲げられ
た折曲辺がそれぞれ、狭い容器閉鎖部と主折曲辺との交
点迄延在していることＶｃ．よって解決される。以上に
工つて容器の寸法と従つて又容器内部空間も狭い容器閉
鎖部の領域で拡大され、従つてチユーブのような被包装
物体が工り良く容器内に収まり、その結果チユーブ或い
はそれに類似するものの包装をするのＶＣ．エリ短い容
器を選定することができる。たとえば粗大粒子のばら荷
を包装する場合にも容器をより良く利用することができ
る。何となれば、ばら荷の個々の粒子が更に狭い容器閉
鎖部迄前進することができるからである。このような対
策で、容器は細い部分の形状のために比較的長い長さＶ
ｃ．よって、実際より多量の内容物が入る工うに見える
という非難にも応えられる。実施例を示した図について
更に詳し〈説明する。

厚紙、カートン、ブラスチツク或いはそれに類似するも
のから成る、第１図に示した折りたたみ箱は四角形の端
面１と、側面２，３，４から成る胴部とを有し、図（第
１図だけでなく）ではそれぞれ前方の側面しか見えない
。端面１からは側面２，３，４が容器の他端の一つの狭
い容器閉鎖部５迄続いている。狭い容器閉鎖部５の二つ
の角部はそれぞれの主折曲辺８及び９とのそれぞれの交
点１０及び１１を形成する。

主折曲辺は端面１の対角線上で向い合う二つの角部６，
７から直線状に出ている。第２図に示した型の図から判
るように、主折曲辺の一つ９には接着接合部１２が枢着
している。接着接合部の接着面を第２図に斜線で不して
ある。この接着接合部１２は向い合う型縁部に結合され
るので、折りたたみ箱の胴部ができ上る。狭い容器閉鎖
部５にはやはり枢着された接着接合部１４があり、これ
が一端で容器の閉鎖部を形成する。容器の他端には、折
りたたみ箱では通常の仕方で開閉蓋を設けてある。この
開閉蓋は枢着された閉鎖フラツブ１５と側面フラツプ１
６，１７と、前記閉鎖フラツプ１５ＶＣ．ついている挿
接合部１８とから構成される。開閉蓋の代りに、四角の
端面１を形成する他の容器閉鎖部をも設けることができ
る。図示した実施例では四角の端面は正方形である。し
かし、矩形でも、平行四辺形でも、或いはその他の四角
形で工いのは無論である。第１〜３図に示した実施例の
場合には、端面１の対角線上で相互に向い合う二つの角
部１９から二つの直線状の副折曲辺２０，２１がそれぞ
れ出て卦り、この副折曲辺は容器閉鎖部５に届かないで
終つている。

副折曲辺２０，２１の延長は第１〜３図の場合、狭い容
器閉鎖部５の二つの交点１０，１１迄到らずに終ってい
る。副折曲辺２０，２１の端部からそれぞれ一つの折曲
辺２２，２３が主折曲辺８，９と狭い容器閉鎖部５との
隣接父点迄行つている。第４図は、第３図の矢印１Ｖの
方向から見た、狭い容器閉鎖部５の範囲の鈍化形状を示
す。

これは、第４図に鎖線で示した容器の長い辺の直線と比
較してある。第５図に示した実施例の場合Ｖｃ．は端面
１の角部１９から同様に二つの副折曲辺２０，２１がそ
れぞれ出ている。

これらの副折曲辺は外側に向つてそれぞれ交点１０，１
１に到る折曲辺２４，２５となつている。この場合にも
副折曲辺２０と２１の間の角度は、交点１０，１１に到
る線が直線の場合にできる角度エリ小さい。しかし折曲
辺２４，２５は第１−３図に示した実施例と比較して直
線ではなく、副折曲辺２０，２１から曲つていて、弧状
、たとえば円弧状になつて交点１０，１１に到る。第６
図に示した実施例の場合には、端面の角部１９から副折
曲辺２６がそれぞれ出ている。

これらの副折曲辺ほ容器のほぼ中央℃終つている。そこ
から折れ曲つた二本の折曲辺２７，２８が交点１０，１
１迄外側へ向つている。第７図に示した実施例の場合に
は、第５図の例の場合と同じ工うに角部１９から副折曲
辺２０，２１が出ている。

副折曲辺の両端部は容器端部で折合折曲辺２９ＶＣ．工
つて相互に且っ一っの狭い閉鎖フラツプ３０に結合され
ている。この工うにして生じた閉鎖フラツブ３０は、狭
い容器閉鎖面を形成するために、（図示してない）接着
フラツプＶｃ．工つて相互に、折曲可能に結合させるこ
とができる。副折曲辺２０，２１の端部からは三つの短
い折曲辺３１，３２，３３がそれぞれ出ている。

これらの折曲辺は間に折り込襠金形成している。この襠
は閉鎖フラツプ３０を隣接する容器側壁２と３に結合さ
せる。容器ｒ立てた状態では折曲辺３１と３３が相接し
ている。副折曲辺２０，２１から折れ曲った折曲辺３３
は主折曲辺８，９と容器閉鎖部５との父点１０，１１に
到つている。第ｒ図の例の場合に似て第８図の実施例の
場合にも角部１９から二つの副折曲辺２０と２１がそれ
ぞれ出て卦り、これらの副折曲辺は狭い容器閉鎖部５の
領域でフラツプ折曲辺２９ｆｆＣ．！Ｃつて相互に且つ
狭い閉鎖フラツプ３０に連結されている。

閉鎖フラツプは挿入フラツブ３５に折り曲げ可能に結合
されている。端面１の向い合う角部１９から出ている二
つの副折曲辺２０，２１のそれぞれの端部は折曲辺３６
を介して相互に結合されて卦り、副折曲辺には側面フラ
ツプ３７がそれぞれ枢着している。側面フラツプ３７と
閉鎖フラツブ３０は容器閉鎖部を形成する。第８図力・
ら判るように、側面フラツプ３７の方に向けられた、側
壁２と３の端部はそれぞれ折曲辺３８に工つて中断され
て卦り、折曲辺は容器をたてた状態で鈍化した角面３９
を形成する。この場合フラツプ折曲辺３６は副折曲辺か
ら折れ曲つた折曲辺を形成する。この折曲辺は主折曲辺
８，９と容器閉鎖部５との父点１０，１１に到つている
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、折りたたみ箱として作られた、この発明によ
る容器の斜視図、第２図は、第１図に示した容器を作る
ための型の図、第３図は、第２図に示した型から貼り合
せた容器胴部を横にした状態の側面図で、容器の端面側
端部の閉鎖フラツブはない図、第４図は、第３図の矢印
１Ｖの方向に見た部分図、第５図は、変形例の第３図と
同様の図、第６図は、更に異なる変形例の、第３図と同
様の図、第７図は、狭い容器閉鎖部が狭い閉鎖フラツプ
に工つて形成される実施例の第３図同様の図、第８図は
狭い容器閉鎖部が閉鎖フラツプに工つて形成される実施
例の、第３図同様の図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 厚紙、ボール紙、プラスチック或いはそれに類似の
   ものでできている一つの部分から或る型で作られた容器
   、特に折りたたみ箱で、長く延長して容器の側壁部２、
   ３、４を形成する、相対する二つの縦の辺の結合によつ
   てできた型から構成された容器胴部と容器の一端部に矩
   形の端面１とを有し、この端面から側壁部２、３、４が
   容器の他の一端の狭い容器閉鎖部に集まつており、端面
   １の対角線上の二つの向い合う角部６、７からそれぞれ
   一つの主折曲辺８、９が狭い容器閉鎖部５の交点１０、
   １１迄直線として延在し、他の二つの向い合う角度１９
   からはそれぞれ副折曲辺２０、２１、２６が出ている容
   器において、副折曲辺２０、２１、２６からこれらの副
   折曲辺に対して折曲げられた折曲辺２２、２３、２４、
   ２５、２７、２８、３３、３６がそれぞれ、狭い容器閉
   鎖部５と主折曲辺８、９との交点１０、１１迄延在して
   いることを特徴とする、容器。 ２ 端面１の対角線上の向い合う二つの角部１９からそ
   れぞれ二つの副折曲辺２０、２１が出ており、これらの
   副折曲辺は外側に向つて、狭い容器閉鎖部５を有する主
   折曲辺８、９の交点１０、１１迄延在する折曲辺２２、
   ２３、２４、２５、３３、３６になつてそれぞれ折れ曲
   つている、特許請求の範囲第１項に記載の容器。 ３ 容器閉鎖部５と主折曲辺８、９との交点１０、１１
   迄延在している折曲線２４、２５が彎曲している、特許
   請求の範囲第２項に記載の容器。 ４ 端面１の対角線上で向い合う二つの角部１９からそ
   れぞれ一つの副折曲辺２６が出ており、この副折曲辺の
   端部から二つの折曲辺２７、２８がそれぞれ分岐してお
   り、これらの折曲辺は、容器閉鎖部５と主折曲辺８、９
   との二つの交点迄延在している、特許請求の範囲第１項
   に記載の容器。