JPH0356821Y2 - - Google Patents

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JPH0356821Y2
JPH0356821Y2 JP9504986U JP9504986U JPH0356821Y2 JP H0356821 Y2 JPH0356821 Y2 JP H0356821Y2 JP 9504986 U JP9504986 U JP 9504986U JP 9504986 U JP9504986 U JP 9504986U JP H0356821 Y2 JPH0356821 Y2 JP H0356821Y2
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JP
Japan
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outdoor
casing
air
heat exchanger
fan
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JP9504986U
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JPS632019U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はセパレート形空調機における室外ユ
ニツトに関するものである。
(従来の技術) セパレート形空調機の室外ユニツトには、室外
熱交換器と室外フアンの他に、圧縮機やアキユー
ムレータ等の他の冷凍サイクル部品と、さらに電
磁開閉器や過電流継電器等が収納された電装品箱
等が収納されている。このような室外ユニツト
は、一般には床置式のトランク形として構成され
ており、その具体例として実開昭60−167981号公
報に開示された室外ユニツトを第3図に示してい
る。同図において、ケーシング31内には一方の
壁面側に沿つて室外熱交換器32が設置されてお
り、これに対向する他壁面側に室外フアン33が
配置されている。そしてこれらの配置壁面には、
それぞれ開口部が形成されており、上記室外フア
ン33を作動することによつて、図中矢印で示す
ように、室外熱交換器32側から外気が吸込ま
れ、この室外熱交換器32を通してケーシング3
1内に流入し、室外フアン33側から機外に流出
するように成されている。このように、室外熱交
換器32と室外フアン33とを対面する位置関係
で配置することによつて、室外熱交換器32を通
してケーシング31内に流入した空気は淀みなく
機外へ流出していくのである。そして、上記ケー
シング31内の流通空気流路とは干渉しない位置
に圧縮機34、アキユームレータ35等の冷凍サ
イクル部品や、電装部品が設置されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、近年はアパートやマンシヨン等のベ
ランダに空調機の室外ユニツトを据付ける場合も
多く、このような場合、床置形の従来の室外ユニ
ツトでは、ベランダの一画がこの室外ユニツトに
より占有されてしまうと共に、この室外ユニツト
から排出される温風(室内冷房運転時)、或いは
冷風(暖房時)によりベランダに立つ人に不快感
を与え、居住性を損ねることとなつていた。そこ
で、ベランダ天井に据付け可能なコンパクトな室
外ユニツト構造が要望されている。しかしなが
ら、従来の室外ユニツトにおいては、室外熱交換
器と室外フアンとを略対向して配置し、この間を
流通する内部空気流を略平行流とする通路を確保
した状態で、圧縮機や電装品箱等の他の機器は上
記流通路と干渉しない位置に配置しているため
に、形状が大きくなり、これを小型化することは
困難であつた。
この考案は、上記した従来の問題点を解消する
ためになされたものであつて、その目的は、ベラ
ンダの天井等に据付け可能な、コンパクトに構成
された空調機の天井吊下形室外ユニツトを提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案の空調機の天井吊下形室外ユニ
ツトは、天井に取着されるケーシング1の背部に
設けた開口部の臨ませて室外フアン2,2を取着
し、一方上記ケーシング1の前部側に設けた開口
部に臨ませて室外熱交換器4,4を配置すると共
に、上記室外フアン2,2と室外熱交換器4,4
との間に、圧縮機8等の所要機器を設置し、上記
ケーシング1内に正圧が生ずるべく上記室外フア
ン2,2を作動するものである。
(作用) 上記のように構成されたこの考案の空調機の天
井吊下形室外ユニツトにおいては、圧縮機8等の
所要機器を室外フアン2,2と室外熱交換器4,
4との間に配置しており、したがつて、従来の室
外ユニツトにおいては、室外フアンと室外熱交換
器との間の流通空気の流路と干渉しない位置に、
圧縮機等の所要機器を配置するためにスペースを
必要としていたが、この考案の室外ユニツトにお
いては、上記のような別スペースを必要としない
ので、コンパクトに構成することが可能である。
そして、従来の室外ユニツトで、外気をケーシン
グ内より排出する方向で室外フアンを作動してい
たのと異なり、室外フアン2,2を、外気がケー
シング1内に流入する方向で作動し、これによつ
てケーシング1内の圧力を大気圧よりもわずかに
大きい正圧状態とし、そしてケーシング1内より
室外熱交換器4,4を通して機外に流出していく
ようにしている。このことによつて、ケーシング
1内で室外熱交換器4,4と熱交換した空気は、
そのままケーシング1外へ流出することとなつ
て、ケーシング1の中央部分に配置された圧縮機
8等の所要機器に室外熱交換器4,4を通加した
熱風等が触れることがないので、圧縮機8等の機
器の性能を低下することなく、コンパクトに構成
できるのである。
(実施例) 次に、この考案の空調機の天井吊下形室外ユニ
ツトの具体的な実施例について、図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図はこの考案の一実施例の室外ユニツトの
平面模式図であり、同図は、背部側(図において
下側)に壁面等がない箇所において天板側(紙面
手前側)を天井に密着して取り付けた状態におけ
る機内配置を示している。
同図において、ケーシング1の背部側(図中下
側)には、底板に取着されているモータ14,1
4により回転作動されるプロペラフアンより成る
室外フアン2,2が2基並べて取付けられてお
り、これらの室外フアン2,2が対面するケーシ
ング1の背板3にはそれぞれ開口部が形成されて
いる。一方、ケーシング1の前面側には2基の室
外熱交換器4,4が配置されており、これらの室
外熱交換器4,4は略L字形状をなすものであつ
て、これらを左右対称位置に配置し、したがつて
全体略U字形状にケーシング1の前板5及び両側
板6,6に近接して配置されている。そして上記
ケーシング1の前板5及び両側板6,6には通風
用の開口部が形成されている。また、上記室外熱
交換器4,4の背部側端面と、室外フアン2,2
の取着面とを含む位置に、背部側と前部側とを区
画する中仕切り板10……10が立設されてお
り、背部側にフアン室11を、また前部側に熱交
換器室12をそれぞれ形成している。さらに、上
記フアン室11には、二基の室外フアン2,2そ
れぞれに対応して、個別のフアン室に区画するた
め中央仕切り板13が立設されている。そして、
上記熱交換器室12の略中央部領域にアキユーム
レータ7の付設された横置きの圧縮機8や、電装
品箱9等の他の所要機器が設置されているのであ
る。
上記のようにこの実施例の室外ユニツトは構成
されており、この空調機の運転時には、上記室外
フアン2,2は、図中矢印で示すようにフアン室
11側より空気を熱交換器室12内に流入させる
方向で回転作動されるのである。このとき、ケー
シング1内に流入した空気は、圧縮機8等が設置
されている中央部領域から室外熱交換器4,4を
通してケーシング1外へ流出していく流れとな
り、このことによつて、室外熱交換器4,4を通
過する際の熱交換によつて、例えば温められた空
気(室内冷房運転時)に圧縮機8や電装品箱9が
さらされるということはなく、したがつて、圧縮
機8の過熱や、電装品箱9内の電気部品の信頼性
低下などを生ずることなく、室外ユニツトとして
の機能が保たれるのである。また上記実施例のよ
うにケーシング1内には、室外フアン2,2の取
着された背部側以外の開口部には、空気流通抵抗
を有する室外熱交換器4,4が近接して配置され
ており、このことによつて、熱交換器室12内に
大気圧よりもやや圧力の高い正圧状態の圧力室が
形成され、室外フアン2,2によつて流入する空
気は、その流入方向の方向性が緩和される。そし
て、ケーシング1内外の圧力差によつて、開口部
から均一に流出される状態が形成されるので、上
記実施例のように、室外フアン2,2に対向する
前面側位置だけではなく、室外フアン2,2と直
交する面内位置に配置された側面側の室外熱交換
器4,4においても、空気の略均一な流通が得ら
れ、このことによつて、室外熱交換器を上記実施
例のようにU字状に構成することが可能であり、
熱交換面積を低下させることなく室外ユニツトを
薄く(例えば本実施例では、1馬力クラスの室外
ユニツトを高さ280mm、幅750mm、奥行430mmで構
成)コンパクトに構成することができるのであ
る。
上記実施例においては、さらに第1図に示すよ
うに側板の背面側に盲板15を取り付けている。
この盲板15は、室外フアン2,2によつて背部
側から流入した空気が、上記室外フアン2,2と
最も近距離の位置にある側板6の背部側開口から
容易に流出していくことのないように、これを調
整し得るように着脱自在に取付けられていると共
に、外気流入方向の切換機能を有している。
すなわち第2図は、第1図の室外ユニツトを背
面側を壁面に密着させて取付けた状態を示してい
る。このとき、上記盲板15を短尺のものと取換
えることによつて、フアン室11の側方部に空気
取入口が形成されることとなり、したがつて据付
箇所に合わせた取付が可能となる。
(考案の効果) 以上の説明のように、この考案の空調機の天井
吊下形室外ユニツトにおいては、ケーシング内に
おいて室外フアンと室外熱交換器との間に圧縮機
等の所要機器を配置する構成とし、かつ室外フア
ンを、上記ケーシング内に正圧が生ずるべく作動
することとしているので、室外熱交換器通過時に
熱交換により温度変化した空気は、そのままケー
ス外へ流出して、上記圧縮機等に悪影響を及ぼす
ことはなく、したがつて室外ユニツトとしての作
用を損なうことなくコンパクトな形状で構成する
ことができるので、天井吊下形の室外ユニツトと
して好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の平面模式図、第
2図は、第1図の室外ユニツトの他の取付状態を
示す平面模式図、第3図は従来の室外ユニツトの
断面模式図である。 1……ケーシング、2……室外フアン、4……
室外熱交換器、8……圧縮機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天井に取着されるケーシング1の背部に設けた
    開口部に臨ませて室外フアン2,2を取着し、一
    方上記ケーシング1の前部側に設けた開口部に臨
    ませて室外熱交換器4,4を配置すると共に、上
    記室外フアン2,2と室外熱交換器4,4との間
    に、圧縮機8等の所要機器を設置し、上記ケーシ
    ング1内に正圧が生ずるべく上記室外フアン2,
    2を作動することを特徴とする空調機の天井吊下
    形室外ユニツト。
JP9504986U 1986-06-20 1986-06-20 Expired JPH0356821Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9504986U JPH0356821Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

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JP9504986U JPH0356821Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS632019U JPS632019U (ja) 1988-01-08
JPH0356821Y2 true JPH0356821Y2 (ja) 1991-12-24

Family

ID=30959130

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