JPH0356820A - 周波数検出表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、入力信号の周波数を検出して表示する周波数
検出表示装置に関する。

背景技術 従来、受信機やオーディオ再生装置に操作者の取扱いの
便宜を図るべく再生信号等の周波数を可視的に表示する
周波数表示機能を備えたものがある。このような周波数
測定装置はカウンタや帯域通過フィルタ等によって入力
信号の周波数を検出する周波数検出部と、該検出結果を
表示する表示部とが別々に構成されている。このため、
周波数測定装置は比較的に高価なものとなり、例えば特
に低価格が要求される普及型の受信機やオーディオ装置
等には採用されていない。

発明の概要 よって、本発明の目的は安価な周波数検出表示装置を提
供することである。

上記目的を達成するため、所定電圧の印加により発光す
る発光層とこれを挟持する複数対の平面電極によって形
成されるコンデンサ及び上記複数のコンデンサの各々に
直列な複数の抵抗からなる複数の時定数回路と、入力信
号の周波数に応じた幅であって前記所定電圧を越える振
幅の矩形波信号を発生し、これを上記時定数回路の各々
に供給する波形変換手段とを含み、上記時定数回路各々
の時定数を異なる値に設定してなることを特徴とする。

実施例 以下、本発明の実施例について第１図を参照しつつ説明
する。

第１図において、周波数の測定されるべき人力信号は波
形変換回路１により、入力信号の周波数及び極性に応じ
たパルス幅ｔｙ，及び振幅±ｖｏの交流パルス信号に変
換される。このような波形変換は、例えばウィンドウコ
ンバレータとシュミット回路を用いることにより容易に
実現される。波形変換回路１の矩形波出力は、半固定抵
抗Ｒ１〜Ｒ６の各一端に供給される。半固定抵抗Ｒ１〜
Ｒ６各々の他端は夫々エレクトロルミネセンス（以下、
ＥＬと称する）２〜７各々の背面電極（図示せず）に接
続される。この背面電極に発光体を挟んで対向している
ＥＬ２〜７各々の透明電極（図示せず）は互いに共通に
接続されて接地される。

ＥＬ２〜７はＥＬバネル８を構成する。ＥＬとこれに直
列な半固定抵抗は時定数回路を構成する。

第２図は、ＥＬバネル８の構造例（断面図）を示してお
り、絶縁層８２、発光層８３及び絶縁層８４が積層され
てなる発光部材を、背面電極８１ａ〜８１ｃと、ガラス
等の透明基板８６上に形或された透明電極８５とによっ
て挟持した構造となっている。発光層８３は、例えばＺ
ｎＳ等のｎ−■属の化合物半導体からなる母材に、この
数％の発光中心物質を含めたものである。ＥＬの発光色
は母材と発光中心物質との組合せにより定まる。

例えばＺｎＳの母材に、発光中心物質ｓＩｍ（サマリウ
ム）を混合したときは赤、Ｍｎ　（マンガン）を混合し
たときは黄、Ｔｂ　　（テルビウム）を混合したときは
緑、Ｔｉ　　（ツリウム）を混合したときは青となる。

背面電極８　１　ａ　＋　８　１．　ｂ　＋　８　１　
ｃ・・・は互いに独立して形成されており、これによっ
て同一基板上に配列されたＥＬ２〜７からなる表示用Ｅ
Ｌバネル８が構戊される。各ＥＬは、絶縁層を挟んで対
向する平面電極によって形成されるので、電気的特性と
してはコンデンサと等価である。

次に装置の動作について第３図を参照しつつ説明する。

第３図は、コの時定数回路を等価的に示していおり、波
形変換回路１は入力信号の周波数に応じたパルス幅の矩
形波を発生し、これを半固定抵抗（抵抗値Ｒ）及びＥＬ
（容量Ｃ）が互いに直列に接続されてなる時定数回路に
供給する。

かかる時定数回路に第４図（　Ａ．　）の如きステップ
電圧Ｖｏが印加されると、コンデンサＣの両端電圧Ｖは
充電電流により指数関数的に上昇する。

この電圧Ｖは、Ｖ−Ｖｏ　ｅｘｐ　（　−　ｔ／ＣＲ）
と表わされる。ここに、ＣＲは時定数である。コンデン
サＣの両端電圧Ｖが徐々に増加して立上り時間Ｔｈを経
過したときにＥＬの発光電圧ｖｔｈを越えると、第４図
（Ｂ）の如く初めてＥＬが点灯する。

このように、ＥＬはそのコンデンサ構造により発光電圧
ｖｔｈを越える電圧が印加されても立ちには点灯しない
。

ＥＬが点灯するためには、印加電圧Ｖｏが第５図（Ａ）
に示されるように、時定数ＣＲによって定まる立上り時
間Ｔｈよりも長い時間ｔｗの間中印加されることが必要
である。第５図（Ｂ）の如く印加電圧の継続時間ｔｗが
立上り時間Ｔｈよりも短い場合にはＥＬへの印加電圧Ｖ
はＶｔｈを越えるに至らず点灯しない。

こうして、入力信号を波形変換して得られる矩形波信号
のパルス幅ｔｗが立上り時間Ｔｈよりも狭いか広いかを
ＥＬの点灯により判別することが出来る。別言すれば、
人力信号の周波数が時定数に対応する設定周波数よりも
大きい場合にはＥＬが消灯し、小さい場合にはＥＬが点
灯するので、これによって周波数の大小を知ることが出
来る。

このような、表示器を兼ねるコンデンサ（Ｅ　１）を含
む時定数回路を複数設け、各時定数回路の時定数を異な
らしめて第１図の如く装置は構成される。

第６図は、半固定抵抗Ｒ１〜Ｒ７の値を順次大に設定し
た場合の入力信号周波数に対する各ＥＬの点灯状態を示
しており、例えば入力信号の周波数が１　０　［Ｈｚ］
以下のときＥＬ，〜ＥＬ８は全部点灯し、これより人力
信号の周波数が高くなるとＥＬ６〜ＥＬ＋が段階的に消
灯して行き、複数のＥＬの表示状態により入力信号の大
略周波数が表示される。

なお、実施例では半固定抵抗Ｒ１〜Ｒ７により時定数を
調整しているが、例えば、ＥＬに並列にあるいは直列に
容量を接続し、これにより時定数を調整することも可能
である。

発明の効果 以上説明したように本発明の周波数検出表示装置におい
ては、容量性発光素子と抵抗とからなる時定数回路を複
数設けてこれ等に人力信号の周波数に応じた矩形波を与
え、各時定数回路の時定数を異ならしめて、各発光素子
の点灯あるいは消灯状態により入力信号の大略周波数を
可視的に表示する構成としたので、極めて簡単かつ安価
な構或により周波数を検出してこれを表示する周波数検
出表示装置を得ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例を示すブロック図、第２図は
、ＥＬバネル８の構造を説明するための断面図、第３図
は、時定数回路の等価回路を示す図、第４図は、等価回
路を説明するための図、第５図（Ａ）及び（Ｂ）は、Ｅ
Ｌの点灯周波数を説明するための図、第６図は、入力信
号周波数に対するＥＬの点灯状態を説明するための図で
ある。 主要部分の符号の説明 １・・・波形変換回路 ２〜７・・・エレクトロルミネセンス ８・・・ＥＬバネル

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定電圧の印加により発光する発光層とこれを挟
   持する複数対の平面電極によって形成されるコンデンサ
   及び前記複数のコンデンサの各々に直列な複数の抵抗か
   らなる複数の時定数回路と、入力信号の周波数に応じた
   幅であって前記所定電圧を越える振幅の矩形波信号を発
   生し、これを前記時定数回路の各々に供給する波形変換
   手段とを含み、 前記時定数回路各々の時定数を異なる値に設定してなる
   ことを特徴とする周波数検出表示装置。
2. （２）前記時定数回路各々の前記抵抗の値を互いに異な
   らしめたことを特徴とする請求項１記載の周波数検出表
   示装置。