JPH0356743Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0356743Y2
JPH0356743Y2 JP1987101456U JP10145687U JPH0356743Y2 JP H0356743 Y2 JPH0356743 Y2 JP H0356743Y2 JP 1987101456 U JP1987101456 U JP 1987101456U JP 10145687 U JP10145687 U JP 10145687U JP H0356743 Y2 JPH0356743 Y2 JP H0356743Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
fluidized bed
crusher
bed combustion
fine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987101456U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS648029U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987101456U priority Critical patent/JPH0356743Y2/ja
Publication of JPS648029U publication Critical patent/JPS648029U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0356743Y2 publication Critical patent/JPH0356743Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は流動床燃焼装置へ石炭等の燃料を破砕
して供給するための燃料供給装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 流動床燃焼装置においては、例えば粒径50mmア
ンダー程度の塊状石炭を燃料の原料とし、これを
6mmアンダー程度に破砕して燃焼装置内に供給す
るようにしている。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の燃料供給装置では、原料の段階ですでに
6mmアンダーになつている粒子も破砕機に導入さ
れて破砕される。そのため、燃料が過粉砕となり
燃料中に占める微細粒子の割合が増大し、次のよ
うな問題が生じていた。
(イ) 微細粒子は流動床内において十分に燃焼しな
いうちに吹き飛ばされてしまう。そのため、燃
料中の細粒分が多くなることにより流動床燃焼
装置での未燃分が増え、燃焼効率が低下する。
(ロ) 過粉砕となる分だけ破砕機の動力消費が無駄
となり、動力コストが嵩むと共に、破砕機の寿
命も短くなる。
[問題点を解決するための手段] 本考案の流動床燃焼装置への燃料供給装置は、
破砕機の前段に分級装置を設け、所定粒径以下の
細粒燃料は該破砕機を迂回して流動床燃焼装置に
供給し、所定粒径以上の燃料を破砕機に導入して
破砕した後流動床燃焼装置へ供給する流動床燃焼
装置への燃料供給装置であつて、該分級装置は、
上部に燃料投入口が設けられ、下部に粗粒排出口
を備えたケーシングと、該燃料投入口に対峙して
傾斜配置されたバースクリーンと、該バースクリ
ーンを挟んで前記燃料投入口と反対側に設けられ
た細粒排出口と、該バースクリーンのスリツト状
開口に挿入された姿勢と該スリツトから前記燃料
投入口と反対側へ退避した退避姿勢とをとりうる
ように回動自在に設けられたスクリーン目詰り除
去用プレートと、を有してなるものである。
[作用] 本考案の燃料供給装置においては、原料中の例
えば6mmアンダーの粒子はそのまま流動床燃焼装
置に供給され、例えば6mm以上の大きな粒子のみ
が破砕機にて破砕されてから流動床燃焼装置に供
給される。従つて、流動床燃焼装置に供給される
燃料中に占める微細粒子の割合が減少し、未燃分
が減少して燃焼効率が向上される。また、破砕機
の負荷が低減され、消費動力の低減、破砕機寿命
の延長が図れる。
本考案においては採用された分級装置は、バー
スクリーンのスリツト状開口に粒子が詰まつた場
合には、プレートを該スリツト状開口に挿入し、
詰まつた粒子を取り除くことができるようにした
ものであり、分級効率が良く、保守管理も容易で
ある。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図及び第2図は本考案の実施例に係る流動床
燃焼装置への燃料供給装置の系統図である。符号
1は原料を一時的に貯蔵しておくためのホツパー
であり、該ホツパー1内の原料はフイーダ2によ
り切り出されてエアロツクバルブ3を経てドライ
ヤ4に投入される。該ドライヤ4内にて乾燥され
た原料は分級装置5に導入され、所定粒径以下の
細粒原料はバイパス経路6を経て供給機8に導入
される。一方、所定粒径以上の燃料は破砕機7に
供給され、所定粒径以下に破砕された後供給機8
に導入される。所定粒径以下となつた燃料は供給
機8から流動床燃焼炉内に導入される。
なお、第2図は分級効果の向上を図るために分
級機5を多段(図示の実施例では2段)に設けた
実施例を示す。
このように構成された燃料供給装置において
は、分級装置5が設置されており、破砕機7には
所定粒径以上の大きな粒子のみが投入される。従
つて、粒径の小さな燃料が破砕機7でさらに粉砕
されて微粉分となることが防止され、流動床燃焼
装置に供給される燃料中に占める微細粒子の割合
が減少する。また、破砕機7の負荷が低減され
る。
第3図は石炭の粒子径の終末速度とガス流速と
の関係を示すグラフである。なお、条件はガス温
度950℃、流動媒体密度1500Kg/m3である。第3
図のように、流動床内のガス流速を2.2m/sと
した場合、終末速度が2.2m/s以下の粒子径0.33
mm以下のものは後流に吹き飛ばされる。本考案で
は、この後流に吹き飛ばされる微細粒子分が少な
くなるので、未燃分が減少し燃焼効率が向上す
る。
第4図は本実施例で用いられている分級装置の
拡大断面図、第5図は背面図である。なお、第4
図は第5図の−線断面を示す。
符号10はケーシングであり、上部に燃料の投
入口11を備え、下部に粗粒排出口12を備えて
いる。ケーシング10内は傾斜した仕切板13と
スクリーン14とにより細粒室15と粗粒室16
に仕切られており、スクリーン14は投入口11
に対峙して設置されている。
このスクリーン14は、第6図(正面図)及び
第7図(第6図の−線に沿う断面図)に示す
ように、上下の支持部材14a,14b間に多数
のバー14cを平行に配設したものであり、バー
14c同志の間がスリツト状に開口し、細粒のみ
を通過させる構成となつている。
細粒室15内には該スクリーン14の目詰まり
除去装置17が設けられている。第8図にも示す
如く、この目詰まり除去装置17はシヤフト17
aに多数の細幅プレート17bを平行に取り付け
た構成となつており、シヤフト17aの両端はケ
ーシング10に枢支されると共にシヤフト17a
の端部に固着されたレバー17cを手動又は駆動
装置にて駆動することによりプレート17bがバ
ー14c間に入り込み、スクリーン14に詰まつ
た粒子を粗粒室16側に押し出す構成となつてい
る。なお、符号17dはプレート17bの長手方
向と直交する方向に配設されたバツクアツププレ
ートを示す。
符号18は細粒室15の下部に設けられた細粒
排出口である。
この分級装置5においては、投入口11から投
入された燃料はスクリーン14に衝突し、この際
細粒分はスクリーン14を通過して細粒室15を
経て細粒排出口18から排出される。一方、粗粒
はスクリーン14を通過せず粗粒室16を経て粗
粒排出口12から排出される。
なお、本実施例ではスクリーン14へ燃料を衝
突させることにより分級するタイプの分級装置が
示されているが、本考案においては分級装置はこ
れに限定されるものではなく、流動化速度の差を
利用することにより粗粒と細粒を分級する装置、
傾斜したスクリーン上を燃料を転がすことにより
粗粒と細粒とを分級する装置、あるいは傾斜した
スクリーンを振動させることにより粗粒と細粒と
を分級する装置等各種の分級装置を採用すること
ができる。
[効果] 以上の通り、本考案の燃料供給装置によれば、流
動床燃焼装置に供給される燃料中に占める微細粒
子の割合が減少し、該流動床燃焼装置における未
燃分が減少し、燃焼効率の向上が図れる。また、
破砕機の負荷が低減され、破砕動力の低下、破砕
機寿命の延長が図れる。
本考案の流動床燃焼装置への燃料供給装置は、
分級装置の目詰り除去が容易であり、分級効率が
良く、保守管理も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例装置の系統
図、第3図は石炭粒子径の終末速度とガス流速と
の関係を示すグラフ、第4図は分級装置の拡大断
面図、第5図は同背面図、第6図はスクリーンの
正面図、第7図は第6図の−線に沿う断面
図、第8図は目詰まり除去装置の正面図である。 1……ホツパー、2……フイーダー、3……エ
アロツクバルブ、4……ドライヤ、5……分級装
置、7……破砕機。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 破砕機の前段に分級装置を設け、所定粒径以
    下の細粒燃料は該破砕機を迂回して流動床燃焼
    装置に供給し、所定粒径以上の燃料を破砕機に
    導入して破砕した後流動床燃焼装置へ供給する
    流動床燃焼装置への燃料供給装置であつて、該
    分級装置は、 上部に燃料投入口が設けられ、下部に粗粒排
    出口を備えたケーシングと、 該燃料投入口に対峙して傾斜配置されたバー
    スクリーンと、 該バースクリーンを挟んで前記燃料投入口と
    反対側に設けられた細粒排出口と、 該バースクリーンのスリツト状開口に挿入さ
    れた姿勢と該スリツトから前記燃料投入口と反
    対側へ退避した退避姿勢とをとりうるように回
    動自在に設けられたスクリーン目詰り除去用プ
    レートと、 を有してなる流動床燃焼装置への燃料供給装
    置。 (2) 前記分級装置が多段に設置されており、上流
    側の分級装置から排出される粗粒を下流側の分
    級装置に導入するようにしたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の流動床
    燃料装置への燃料供給装置。
JP1987101456U 1987-07-01 1987-07-01 Expired JPH0356743Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987101456U JPH0356743Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987101456U JPH0356743Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS648029U JPS648029U (ja) 1989-01-17
JPH0356743Y2 true JPH0356743Y2 (ja) 1991-12-20

Family

ID=31330468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987101456U Expired JPH0356743Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0356743Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009275975A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 流動床式熱分解炉の運転方法
JP2014163634A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Kobe Steel Ltd 副生炭の燃焼方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5656508A (en) * 1979-10-15 1981-05-18 Babcock Hitachi Kk Fuel supplying method of fluid layer boiler
JPS5975991A (ja) * 1982-10-22 1984-04-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 固形燃料の前処理方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5656508A (en) * 1979-10-15 1981-05-18 Babcock Hitachi Kk Fuel supplying method of fluid layer boiler
JPS5975991A (ja) * 1982-10-22 1984-04-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 固形燃料の前処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS648029U (ja) 1989-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3613474B2 (ja) 粒状原料の分級機と、それを組み込んだ粉砕システム
US7300007B2 (en) Circulating grinding plant comprising a mill and a sifter
JP2996963B1 (ja) 流動層乾燥・分級装置
US7712611B2 (en) Apparatus for controlling the separation of particulate material
US4369926A (en) Method and apparatus for grinding granular materials
WO2000025944A1 (fr) Classificateur a lit fluidise du type a plusieurs chambres
JPH0117744B2 (ja)
JPS59112851A (ja) 一次分級器装置
JP5497443B2 (ja) 物質の粒度選択および/または乾燥装置
CA1183113A (en) Apparatus for reducing friable materials into course and fine fractions
JPH0356743Y2 (ja)
JP2010510468A5 (ja)
JP2002500948A (ja) ローラプレス破砕プラント
JP2556414B2 (ja) 竪形ローラミル
JP3089243B1 (ja) セメントクリンカの粉砕装置
CN209849053U (zh) 一种干式多级粉磨机及粉磨生产系统
GB2196875A (en) Jet air flow crusher
JPH07256129A (ja) 空気分離機構を備えた減容装置
US2729397A (en) Weston
JPH01317555A (ja) 気流式粉砕分級装置
CN220304105U (zh) 闪蒸干燥机及其加料器
JPH06226207A (ja) 乾式分級機
JPH01111457A (ja) 粉砕装置
JP2000296343A (ja) 石炭乾燥装置
JPS6242753A (ja) 微細粉末製造方法及び装置