JP2000296343A - 石炭乾燥装置 - Google Patents
石炭乾燥装置Info
- Publication number
- JP2000296343A JP2000296343A JP11104512A JP10451299A JP2000296343A JP 2000296343 A JP2000296343 A JP 2000296343A JP 11104512 A JP11104512 A JP 11104512A JP 10451299 A JP10451299 A JP 10451299A JP 2000296343 A JP2000296343 A JP 2000296343A
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- bed dryer
- dryer
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- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 完全に乾燥炭と微粒子炭とを分離すること
のできる石炭流動床乾燥機の提供。 【解決手段】原料炭をコークス炉に装入する前に原料炭
を流動床により乾燥する石炭流動床乾燥機において、石
炭流動床乾燥機の上部に、微粒子炭を含有する排ガスを
石炭流動床乾燥機外へ排出して処理する固気分離装置を
接続し、流動床の乾燥炭の排出部７側に乾燥炭と微粒子
炭とを分離する粉砕手段を設けたことを特徴とする。
のできる石炭流動床乾燥機の提供。 【解決手段】原料炭をコークス炉に装入する前に原料炭
を流動床により乾燥する石炭流動床乾燥機において、石
炭流動床乾燥機の上部に、微粒子炭を含有する排ガスを
石炭流動床乾燥機外へ排出して処理する固気分離装置を
接続し、流動床の乾燥炭の排出部７側に乾燥炭と微粒子
炭とを分離する粉砕手段を設けたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コークスの製造に
おいて、原料炭をコークス炉に装入する前に乾燥処理す
る石炭流動床乾燥機に関する。
おいて、原料炭をコークス炉に装入する前に乾燥処理す
る石炭流動床乾燥機に関する。
【０００２】
【従来の技術】コークスの製造において、原料炭をコー
クス炉に装入する前に原料炭を乾燥させて調湿すること
により、コークス品質が向上することが知られている。
原料炭を乾燥させる方法として、例えば、特開平８−２
１９６５５号公報には、熱風を石炭流動化用ガスとして
石炭流動床乾燥機に吹き込んで石炭を流動化させて乾燥
させ、排出側流動部から排出する方法が記載されてい
る。石炭は、水分低下に伴い多量の発塵が起こり、作業
環境の悪化を招くが、前記公報記載の石炭の乾燥分級装
置では、発塵の原因となる微粉成分を流動層にて風力分
級することにより確実に分級して除去することを提案し
ている。
クス炉に装入する前に原料炭を乾燥させて調湿すること
により、コークス品質が向上することが知られている。
原料炭を乾燥させる方法として、例えば、特開平８−２
１９６５５号公報には、熱風を石炭流動化用ガスとして
石炭流動床乾燥機に吹き込んで石炭を流動化させて乾燥
させ、排出側流動部から排出する方法が記載されてい
る。石炭は、水分低下に伴い多量の発塵が起こり、作業
環境の悪化を招くが、前記公報記載の石炭の乾燥分級装
置では、発塵の原因となる微粉成分を流動層にて風力分
級することにより確実に分級して除去することを提案し
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、風力分
級のみでは、微粒子炭を完全に除去することは不可能で
あり、高価な環境対策設備が必要となる。
級のみでは、微粒子炭を完全に除去することは不可能で
あり、高価な環境対策設備が必要となる。
【０００４】本発明は、完全に乾燥炭と微粒子炭とを分
離することのできる石炭流動床乾燥機を提供するもので
ある。
離することのできる石炭流動床乾燥機を提供するもので
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、原料炭をコー
クス炉に装入する前に原料炭を流動床により乾燥する石
炭流動床乾燥機において、石炭流動床乾燥機の上部に、
微粒子炭を含有する排ガスを石炭流動床乾燥機外へ排出
し、微粒子炭と排ガスとを分離する固気分離装置を接続
し、流動床の乾燥炭の排出部側に微粒子炭と乾燥炭とを
分離する粉砕手段を設けたことを特徴とする。
クス炉に装入する前に原料炭を流動床により乾燥する石
炭流動床乾燥機において、石炭流動床乾燥機の上部に、
微粒子炭を含有する排ガスを石炭流動床乾燥機外へ排出
し、微粒子炭と排ガスとを分離する固気分離装置を接続
し、流動床の乾燥炭の排出部側に微粒子炭と乾燥炭とを
分離する粉砕手段を設けたことを特徴とする。
【０００６】前記構成において、粉砕機が回転軸の円周
に間隔をおいて配置された複数の叩き棒あるいは叩き板
で構成することができ、粉砕機は一つあるいは複数設置
することができる。
に間隔をおいて配置された複数の叩き棒あるいは叩き板
で構成することができ、粉砕機は一つあるいは複数設置
することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】流動床から排出された乾燥した石
炭は、乾燥させても２％程度の水分を含有しており、石
炭表面の水分がバインダーとして作用して疑似粒子を形
成しており、この疑似粒子が発塵の原因となっていた。
炭は、乾燥させても２％程度の水分を含有しており、石
炭表面の水分がバインダーとして作用して疑似粒子を形
成しており、この疑似粒子が発塵の原因となっていた。
【０００８】そこで、本発明の石炭流動床乾燥機では、
流動床から乾燥した石炭を排出する排出部側で乾燥炭を
粉砕して乾燥炭から微粒子炭を分離し、分離した微粒子
炭を固気分離装置へ導入して微粒子炭を排ガスから分離
して処理するようにし、発塵を防止するものである。
流動床から乾燥した石炭を排出する排出部側で乾燥炭を
粉砕して乾燥炭から微粒子炭を分離し、分離した微粒子
炭を固気分離装置へ導入して微粒子炭を排ガスから分離
して処理するようにし、発塵を防止するものである。
【０００９】
【実施例】実施例１ 図１は本発明の石炭流動床乾燥機の１実施例を示す概略
図であり、石炭流動床乾燥機は、石炭の移送方向に向か
って第１の流動化用ガス導入口１と第２の流動化用ガス
導入口２とが連続して連設されている。第１の流動化用
ガス導入口１及び第２の流動化用ガス導入口２の下部か
らは、２００℃程度の熱風が石炭流動化用ガス３として
吹き込まれる。流動化室４には、側部に原料炭装入口５
が設けられ、流動化室４の天井には、排ガス及び微粒子
炭を排出する排ガス配管６が設けられ、排ガスと微粒子
炭とを分離する固気分離装置に接続されている。
図であり、石炭流動床乾燥機は、石炭の移送方向に向か
って第１の流動化用ガス導入口１と第２の流動化用ガス
導入口２とが連続して連設されている。第１の流動化用
ガス導入口１及び第２の流動化用ガス導入口２の下部か
らは、２００℃程度の熱風が石炭流動化用ガス３として
吹き込まれる。流動化室４には、側部に原料炭装入口５
が設けられ、流動化室４の天井には、排ガス及び微粒子
炭を排出する排ガス配管６が設けられ、排ガスと微粒子
炭とを分離する固気分離装置に接続されている。
【００１０】第２の第２の流動化用ガス導入口２上部
の、乾燥石炭を排出する排出部７には、乾燥石炭を粉砕
する粉砕機が配置されている。
の、乾燥石炭を排出する排出部７には、乾燥石炭を粉砕
する粉砕機が配置されている。
【００１１】図２は粉砕機の一例を示す図で、粉砕機８
の回転軸９が回転自在に流動層鉄皮１０に軸支されてい
る。回転軸９の円周には、間隔をおいて複数の叩き棒１
１が回転軸９に固定されている。なお、叩き棒に代え
て、図２（Ｃ）に示すように、回転軸９の円周に、間隔
をおいて回転軸９の軸方向に延びる複数の叩き板１２を
回転軸９に固定してもよい。
の回転軸９が回転自在に流動層鉄皮１０に軸支されてい
る。回転軸９の円周には、間隔をおいて複数の叩き棒１
１が回転軸９に固定されている。なお、叩き棒に代え
て、図２（Ｃ）に示すように、回転軸９の円周に、間隔
をおいて回転軸９の軸方向に延びる複数の叩き板１２を
回転軸９に固定してもよい。
【００１２】上記の構成において、原料炭装入口５から
挿入された原料炭は、流動層を形成し、第１の流動化用
ガス導入口１の上部から第２の流動化用ガス導入口２の
上部へ石炭流動化用ガス３で乾燥されながら移動してい
く。第２の流動化用ガス導入口２の排出部７では、粉砕
機８の回転軸９が回転し、叩き棒１１あるいは叩き板１
２が乾燥炭を叩いて、乾燥炭と微粒子炭とを分離し、微
粒子炭が分離された乾燥炭は排出部から排出され、コー
クス炉へ搬送される。一方、分離した微粒子炭は、石炭
流動化用ガスにより上昇し、排ガス配管６より排出さ
れ、固気分離装置にて排ガスと微粒子炭とが分離され
る。
挿入された原料炭は、流動層を形成し、第１の流動化用
ガス導入口１の上部から第２の流動化用ガス導入口２の
上部へ石炭流動化用ガス３で乾燥されながら移動してい
く。第２の流動化用ガス導入口２の排出部７では、粉砕
機８の回転軸９が回転し、叩き棒１１あるいは叩き板１
２が乾燥炭を叩いて、乾燥炭と微粒子炭とを分離し、微
粒子炭が分離された乾燥炭は排出部から排出され、コー
クス炉へ搬送される。一方、分離した微粒子炭は、石炭
流動化用ガスにより上昇し、排ガス配管６より排出さ
れ、固気分離装置にて排ガスと微粒子炭とが分離され
る。
【００１３】このように、微粒子炭と乾燥炭とを分離
し、分離した微粒子炭を排ガス処理装置へ吸引すること
により、発塵を防止することができる。
し、分離した微粒子炭を排ガス処理装置へ吸引すること
により、発塵を防止することができる。
【００１４】実施例２ 図３は本発明の石炭流動床乾燥機の別実施例を示す概略
図であり、図１に示す石炭流動床乾燥機と同一部材には
同一符号を付し、その説明は省略する。
図であり、図１に示す石炭流動床乾燥機と同一部材には
同一符号を付し、その説明は省略する。
【００１５】本実施例では、乾燥石炭を排出する排出部
に、乾燥石炭を粉砕する粉砕機を複数配置したものであ
る。図２に示す粉砕機８を上下２段にそれぞれ２基設
け、各粉砕機８が回転し、叩き棒１１あるいは叩き板１
２が干渉しないように配置されている。粉砕機を複数配
置することにより、大量の乾燥炭から微粒子炭を分離す
ることができる。
に、乾燥石炭を粉砕する粉砕機を複数配置したものであ
る。図２に示す粉砕機８を上下２段にそれぞれ２基設
け、各粉砕機８が回転し、叩き棒１１あるいは叩き板１
２が干渉しないように配置されている。粉砕機を複数配
置することにより、大量の乾燥炭から微粒子炭を分離す
ることができる。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、乾燥炭と微粒子炭とを
粉砕機により分離し、分離した微粒子端を排ガス処理装
置に吸引することにより、微粒子炭を乾燥炭から除去す
ることができるので、発塵を防止することが可能とな
り、その結果、高価な環境対策設備を必要としなくな
る。
粉砕機により分離し、分離した微粒子端を排ガス処理装
置に吸引することにより、微粒子炭を乾燥炭から除去す
ることができるので、発塵を防止することが可能とな
り、その結果、高価な環境対策設備を必要としなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の石炭流動床乾燥機の１実施例を示す概
略図である。
略図である。
【図２】粉砕機の一例を示す図である。
【図３】本発明の石炭流動床乾燥機の別実施例を示す概
略図である。
略図である。
１：第１の流動化用ガス導入口 ２：第２の流動化用ガス導入口 ３：石炭流動化用ガス ４：流動化室 ５：原料炭装入口 ６：排ガス配管 ７：排出部 ８：粉砕機 ９：回転軸 １０：流動層鉄皮 １１：叩き棒 １２：叩き板
Claims (4)
- 【請求項１】 原料炭をコークス炉に装入する前に原料
炭を流動床により乾燥する石炭流動床乾燥機において、
石炭流動床乾燥機の上部に、微粒子炭を含有する排ガス
を石炭流動床乾燥機外へ排出し、微粒子炭と排ガスとを
分離する固気分離装置を接続し、流動床の乾燥炭の排出
部側に微粒子炭と乾燥炭とを分離する粉砕手段を設けた
ことを特徴とする石炭乾燥装置。 - 【請求項２】 粉砕機が回転軸の円周に間隔をおいて配
置された複数の叩き棒を有することを特徴とする請求項
１記載の石炭乾燥装置。 - 【請求項３】 粉砕機が回転軸の円周に間隔をおいて配
置された複数の叩き板を有することを特徴とする請求項
１記載の石炭乾燥装置。 - 【請求項４】 粉砕機が複数設置されていることを特徴
とする請求項１、２又は３記載の石炭乾燥装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11104512A JP2000296343A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 石炭乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11104512A JP2000296343A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 石炭乾燥装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000296343A true JP2000296343A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14382559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11104512A Withdrawn JP2000296343A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 石炭乾燥装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000296343A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101178894B1 (ko) | 2009-09-28 | 2012-09-03 | 한국전력공사 | 고수분탄 처리용 유동층 반응기를 구비한 유동층 보일러와 고수분탄의 처리방법 |
| WO2012147752A1 (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-01 | 三菱重工業株式会社 | 流動層乾燥設備及び石炭を用いたガス化複合発電システム |
| KR101759329B1 (ko) * | 2015-12-23 | 2017-07-18 | 주식회사 포스코 | 코크스 오븐 가스의 증량시스템 및 그 증량방법 |
-
1999
- 1999-04-12 JP JP11104512A patent/JP2000296343A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101178894B1 (ko) | 2009-09-28 | 2012-09-03 | 한국전력공사 | 고수분탄 처리용 유동층 반응기를 구비한 유동층 보일러와 고수분탄의 처리방법 |
| WO2012147752A1 (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-01 | 三菱重工業株式会社 | 流動層乾燥設備及び石炭を用いたガス化複合発電システム |
| AU2012248415B2 (en) * | 2011-04-28 | 2015-06-18 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Fluidized bed drying apparatus and integrated coal gasification combined cycle system |
| KR101759329B1 (ko) * | 2015-12-23 | 2017-07-18 | 주식회사 포스코 | 코크스 오븐 가스의 증량시스템 및 그 증량방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060704 |