JPH0356661A - 金属酸化物被覆プラスチック - Google Patents

金属酸化物被覆プラスチック

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JPH0356661A
JPH0356661A JP3314590A JP3314590A JPH0356661A JP H0356661 A JPH0356661 A JP H0356661A JP 3314590 A JP3314590 A JP 3314590A JP 3314590 A JP3314590 A JP 3314590A JP H0356661 A JPH0356661 A JP H0356661A
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JP
Japan
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layer
metal oxide
plastic
evaporation
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP3314590A
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English (en)
Inventor
Takeshi Uehara
剛 上原
Yoshiyuki Fukumoto
福本 義行
Tomoshige Tsutao
友重 蔦尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は金属酸化物層が被覆されたプラスチックに関す
る。
(従来の技術) 酸化ジルコニウム(ZrCh)!膜は、酸化アルミニウ
ム(Ah○,)や二酸化ケイ素(Sin,)などと積層
することによって、反射防止膜として利用されている(
例えば、特開昭62−43601号公報、特開昭61−
251801号公報、特開昭60−189430号公報
、特開昭60− 151602号公報)。
上記文献では、光の屈折率を調整する目的で所定厚さの
金属酸化物薄膜を積層しており、ZrO.は高屈折率物
質として用いられている。
ブラスチンク基仮と反射防止膜との間には、それらの密
着力を上げるために有機バインダー層や金属蒸着膜層が
施されており、ジルコニウムの酸化物膜はプラスチック
と膜の密着力とは何ら関係していない.更に、プラスチ
ック上に直接ジルコニウムの酸化?1層を設けている反
射防止膜は現在のところ無い. また、プラスチック上への二酸化ケイ素(S iO.)
のコーティングにおいては、バインダー層としてシリコ
ン系有機塗料の塗布や一酸化ケイ素(S iO)の蒸着
膜が用いられている (例えば、特公昭60−1260
1号公報).シかし、SiO蒸着膜は耐湿性に劣り、そ
の上にStow層を設けても高温高湿の雰囲気中に放置
した場合、プラスチンクとSiO層との界面において剥
離が生じやすい。
上記のように、SiOfiiをプラスチックと金属酸化
物被覆層との接着層として用いた場合、高温高湿下でプ
ラスチックとSlO層との密着力に間題を有している. (発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、プラスチック上に第1層目としてジル
コニウムの酸化物層を設けることにより、さらにその上
に設けた金属酸化物層膜の高温高湿下での耐久性を向上
させることにある.(課題を解決するための手段〉 本発明で使用される基材はプラスチックであり、たとえ
ばボリカーボネート、ジエチレングリコールビスアリル
カーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリ塩化ビニル等があげられる。
本発明においてはプラスチック基材の一面にジルコニウ
ム酸化物を主成分とする層が積層されている。
この層の最小膜厚は、ジルコニウムの酸化物膜が連続膜
となる膜厚以上であればよく、好ましくは150人以上
である。最大膜厚は、好ましくは1μ鵬以下がよい.1
μ一以上だとクラックが入りやすくなる. 形威されたジルコニウム酸化物の膜組成は、ZrOzを
主成分とし、残部はMg,Ca,Ti,Cr,Mn,F
e,Zn,AI,St,Sr,Mo,  In, Sn
, Ba, Hf, Ta, W, Pbなどの金属ま
たは金属酸化物の1種以上が含まれていてもよい.Zr
O!成分は、好ましくは80w t%以上である. 又、ジルコニウム酸化物を主威分とする層の上には、さ
らに金属酸化物層が一層以上積層されている.この層を
形成する金属酸化物は特に限定されることはなく、たと
えばSiO、SiO!,A1zOi 、MgO、TiO
,、ZnO等があげられる。また、金属酸化物は上記の
ような単一成分でもよいし、これらの混合物を用いても
よい。膜構或および蒸発原料は、用途によって適宜決め
ればよい。例えば、耐摩耗性が要求されるようであれば
最上層としてA1.03層が好ましい。
これら金属酸化物層の膜厚は用途によって適宜決定され
ればよいが、一般に1〜30μ個である。
又、プラスチック基板の熱変形温度以上で積層すれば、
膜にクラックや剥離が生じやすくなるので、基板の熱変
形温度以下で積層されるのが好ましい. 次に、金属酸化物層を積層する方法を図面を参照して説
明する.第1図は、本発明の真空蒸着装置の一例を示す
模式図である。図中1は真空槽であり、排気口8に直結
される排気装置(図示せず)によって高真空に排気され
るようになっている.真空槽l内には、蒸発物質5、5
l、52が供給された冷却装置付きの銅ハース6、6l
、62と電子銃フィラメント7が配置されている.なお
、銅ハース6、61と62は任意に位置の交換が可能で
ある.w4ハース6の上方には、所望膜厚で蒸発物を遮
るためのシャッター4が設置されている.また、シャッ
ター4の上方には、プラスチック基板3を固定するため
の基板取付治具2が設けられている.なお、9は膜厚モ
ニター、lOは酸素ガス導入口である. 蒸着するには、真空槽l内のガス圧を5X10−’To
rr以下に減圧させ、銅ハース6に蒸発物質5として酸
化ジルコニウムを供給し、蒸発物質5を電子銃フィラメ
ント7によって加熱溶解させ酸化ジルコニウムを蒸発さ
せて、プラスチック上に厚さ250〜2500人程度の
膜を形戒する。次に、蒸発物質51として、例えば二酸
化ケイ素が供給された銅ハース61と銅ハース6の位置
を交代させ、銅ハース61の二酸化ケイ素を加熱蒸発さ
せ、酸化ジルコニウム層上に二酸化ケイ素膜を形成する
。さらに、3層目を形成するときには、例えば蒸発物′
R52として酸化アル累ニウムが供給された銅ハース6
2と銅ハース6lの位置を交代させ、電子ビーム加熱に
より酸化アルミニウムを蒸発させ、二酸化ケイ素層上に
酸化アルξニウム層を形戒する。
真空を破ると蒸着膜表面に水の吸着やゴミの付着が起こ
り易くなるため、減圧状態を維持しながら連続して第2
層や第3層目を形成するのが好ましい。
上記作製方法は、電子ビーム加熱方式による真空蒸着法
を示したが、作製方法としては、スパンタリング、イオ
ンブレーティング、真空蒸着法などの物理蒸着法を用い
ることができるが、好ましくはイオンプレーティングま
たは真空蒸着法である。
(実施例) 次に本発明の実施例を説明する。
実施例1 プラスチック基板は、60aa X 70mn X 2
 cmのポリカーボネート (商品名:レキサン(旭硝
子■))を用いた.金属酸化物層の形或は、第1図に示
す真空蒸着装置を用いて行った.蒸発物質の加熱は電子
ビーム加熱弐であり、電子銃は日電アネルバ■製の2 
kW3連E型電子銃(型名i  980−7104)で
ある。
作製手順は、まず基仮3を蒸発物質5から上方30C1
1の位置に取り付けた後、3 XIO−’T o r 
r以下に排気し、電子ビーム加熱により蒸発物質5を加
熱して、第1表に示した条件でジルコニウムの酸化物膜
を形威した。さらに、真空を破ることなく続いてSiO
t層を形威した.蒸発原料は第2表に示したように、ジ
ルコニウム酸化物層の蒸発原料は高純度二酸化ジルコニ
ウムの蒸着用ペレ・ノトを、Slot層の蒸発原料には
特級の二酸化ケイ素をそれぞれ用いた。
実施例2〜4.7 ジルコニウム酸化物層の蒸発原料として分析用二酸化ジ
ルコニウムを使用した以外は、無機化合物層の蒸発原料
、使用した装置、プラスチック基板および作製手順は実
施例1と同じである.実施例5 実施例2と同様にして作製した 酸化ジルコニウムJi
/二酸化ケイ素層 の上に最上層としてAltOs層を
1μs蒸着した,AlzOsJIの蒸発原料は、第2表
に示すように99.9%酸化アルミニウムの粒を用いた
実施例6 装置およびプラスチック基板は、実施例lと同じである
. 作製手順は、まず基板3を蒸発物質5から上方30C1
1の位置に取り付けた後、3 XIO−’T o r 
r以下に排気し、電子ビーム加熱により蒸発物質5を加
熱して、第1表に示した条件でジルコニウムの酸化物膜
を形威した。さらに、真空を破ることなく続いてMgO
層およびSin.層を順に形威した.蒸発原料は第2表
に示したように、ジルコニウム酸化物層の蒸発原料とし
て分析用二酸化ジルコニウムを、MgO層の蒸発原料と
して99.9%酸化マグネシウムの蒸着用ペレントを、
Stow層の蒸発原料には特級の二酸化ケイ素をそれぞ
れ用いた。
比較例l 使用した装置およびプラスチック基板は実施例lと同じ
である。作製手順は、真空槽内を3×10−’T o 
r r以下に排気し、電子ビーム加熱により蒸発物f4
を加熱して第1表に示した条件で基板上に直接二酸化ケ
イ素(SiOz)を3μm蒸着した.Sing層の蒸発
原料は、第2表に示したように特級の二酸化ケイ素を用
いた. 比較例2 使用した装置及びプラスチック基板は実施例と同じであ
る.作製手順は、真空槽内を3X10−’Torr以下
に排気した後、酸素ガスを真空槽内に導入してガス圧を
2 XIO−’T o r rにし、酸素ガスを導入し
ながら電子ビーム加熱により第1表に示した条件で一酸
化ケイ素(Si○)を1500人蒸着した.その後、酸
素ガスの導入をやめ、再び3 XIO−’T o r 
r以下に排気して、二酸化ケイ素(Sin!)を3μ鴎
蒸着した.蒸発原料は、第2表に示したように高純度一
酸化ケイ素と特級の二酸化ケイ素を用いた. プラスチックと蒸着層との密着性は、次に述べる方法で
評価した. ■温水浸漬 60、80, 100″Cの温水中に試料を浸漬して9
0分間保持する.温水から取り出した後、表面の水分を
自然乾燥させ、JIS D−0202に準じてクロスヵ
ットテープ試験を行った.すなわち、剃刀刃を用い蒸着
膜表面にlm間隔に切り目を入れ、lm”の枡目を10
0個形威させる.次に、その上にセロファン粘着テープ
を強く押し付けた後、表面から9o゜C方向へ引っ張り
剥離した後、蒸着膜の残ってぃる枡目の数をもって密着
性の指標とした。
■恒温・恒湿槽内装置 60”C、96゜CRHの恒温恒湿槽内に7日間放置し
た後、温水浸漬と同様にクロスカットテープ試験を行っ
た. 膜の耐擦傷性の評価は、次の方法で評価した。
■スチールウールテスト #0のスチールウールを無機化合物で被覆されたプラス
チック試料表面にある圧力で押し当てた状態で、試料を
20回転させる.その後の膜の表面状態を目視で観察し
、膜表面に傷が付かないときの最大圧力をもって耐擦傷
性の指標とした。
以上の評価結果を第4表に示した。
( 以下余白 ) 第1表 W42表 1) ’rAMAIIAKA&η1α關朋ゴ四L和.電
子ビーム蒸着用ペレットつキシダ{n■ 鉄鋼イオウ分
析用 3)キシダイV杓一 4)il@itイヒ字1斤yロか脅鴫  500μ一の
粒励フルウチ{lJf− 電子ビーム蒸着用ベレット6
) QSAKA TITANIIJM■..LTD.第
3表 注) ICP発光分光分析装置により定量 第4表 (発明の効果) プラスチック上に第一層目としてジルコニウムの酸化物
を主成分とする層を設けることによって、さらにその上
に設けた金属酸化物層とプラスチンクとの密着力が優れ
、膜厚の自由度が大きい金属酸化物被覆プラスチックを
えることができる。また、用途に応じた金属酸化物の膜
構成を選択することにより、広範囲で利用することがで
きる,
【図面の簡単な説明】
第1図は真空蒸着装置の一例を示す模式図である。 1−・真空槽、2一基板取付治具、3・一基板、5蒸発
物質、6一銅ハース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.プラスチック基板の一面に、ジルコニウム酸化物を
    主成分とする層が積層され、さらにその上に金属酸化物
    が一層以上積層されていることを特徴とする金属酸化物
    被覆プラスチック。
JP3314590A 1989-04-10 1990-02-13 金属酸化物被覆プラスチック Pending JPH0356661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3314590A JPH0356661A (ja) 1989-04-10 1990-02-13 金属酸化物被覆プラスチック

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9115789 1989-04-10
JP1-91157 1989-04-10
JP3314590A JPH0356661A (ja) 1989-04-10 1990-02-13 金属酸化物被覆プラスチック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0356661A true JPH0356661A (ja) 1991-03-12

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ID=26371784

Family Applications (1)

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JP3314590A Pending JPH0356661A (ja) 1989-04-10 1990-02-13 金属酸化物被覆プラスチック

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