JPH0356556Y2 - - Google Patents

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JPH0356556Y2
JPH0356556Y2 JP14775888U JP14775888U JPH0356556Y2 JP H0356556 Y2 JPH0356556 Y2 JP H0356556Y2 JP 14775888 U JP14775888 U JP 14775888U JP 14775888 U JP14775888 U JP 14775888U JP H0356556 Y2 JPH0356556 Y2 JP H0356556Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、コンテナを上下に積み重ねる際に
使用されるコンテナ連結装置において、コンテナ
の係合孔と容易に嵌入することのできるコーンに
関するものである。
(従来の技術) 従来のコンテナ連結装置としては、特公昭58−
48432号公報に示されるように、軸杆に斜溝を形
成するとともに、本体内面と軸杆との間に円環を
介挿させ、この円環から内方に突起を、外方に係
止杆をそれぞれ突出させ、突起を斜溝に係合さ
せ、係止杆をコンテナの係合孔周縁部に係合させ
るように構成したものが知られている。
(考案が解決しようとする課題) このようなコンテナ連結装置にあつては、軸杆
円周面に溝を形成しなければならない他、操作レ
バーとは別に係止杆が必要となり、製造が難しい
上に係止杆が破損し易いという問題がある。しか
も、下側の係合部をコンテナの係合孔と相重なる
位置に予め回動させなければならず、作業が煩雑
となる欠点がある。また、この相重なる位置への
操作が不完全のまま係合部がコンテナの係合孔に
触突すると、係合部は係合孔に係合した状態で接
触することとなり、コンテナの係合孔に嵌入でき
ないという問題があつた。
本考案は上記の点に対応してなされたもので、
係合部を予めコンテナの係合孔と相重なる位置に
操作することなく係合部を係合孔に触突させて嵌
入させることのできるコンテナ連結装置における
コーンを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、相対する位置に係合孔をそれぞれ有
する上側コンテナと下側コンテナとを連結し、連
結装置本体と、該連結装置本体に回動自在に軸支
され、その上下に係合部を一体に固着した軸杆と
を有するコンテナ連結装置において、前記少なく
とも一方の係合部は、コンテナの係合孔に対応し
た平面形状を有するとともに、一方の対角位置よ
り頂点にかけて一対の稜線もしくは該稜線を含む
傾斜面が形成され、一方、他方の対角位置より頂
点にかけて前記稜線もしくは傾斜面の勾配と異な
る勾配を有する一対の回転案内稜線もしくは該回
転案内稜線を含む回転案内面が前記軸杆の回転軸
に点対称に形成されてなり、一方の係合部が係合
孔と係合する交差位置で係合孔に触突した際、前
記回転案内稜線もしくは回転案内面に沿つて係合
部を回転させる偶力が生じるように構成したもの
である。
(作用) 一方の係合部をコンテナの係合孔と交差する位
置で係合孔に触突させると、係合部に点対称に形
成された回転案内稜線もしくは回転案内面に沿つ
て押付力の分力が作用し、この分力は大きさが同
じで方向が逆向きの偶力となることから、当該偶
力によつて係合部は回転力を与えられる。係合部
が係合孔に案内されて所定角度、すなわち、係合
孔に合致する位置まで回動すると、係合部は係合
孔に完全に嵌入することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、本考案に係るコーンを備えたコンテナ連結
装置が第1図および第2図に示されている。この
コンテナ連結装置1は第7図に示すように、コン
テナ2,3を上下に積み重ねる際に、上側コンテ
ナ2と下側コンテナ3の間に介在させて、両コン
テナ2,3を連結固縛するもので、連結装置本体
4と、上下に上側係合部5および下側係合部6を
一体に有する軸杆7とが回転可能に組み合わされ
て構成されており、上記下側係合部6が本考案の
コーンである。
連結装置本体4には上側嵌合部8と下側嵌合部
9が上下にそれぞれ設けられている。上側嵌合部
8は上側コンテナ2の係合孔10に嵌合し、連結
装置本体4の上側コンテナ2に対する位置決め作
用をなす一方、下側嵌合部9は下側コンテナ3の
係合孔11に嵌合し、連結装置本体4の下側コン
テナ3に対する位置決め作用をなすもので、それ
ぞれ係合孔10,11に対応した平面形状および
高さを有している。連結装置本体4には、軸杆7
が上記両嵌合部8,9の中央部分を上下方向へ貫
通して回転可能に軸止されている。
上側係合部5は上側コンテナ2の係合孔10に
係合するもので、上側嵌合部8に対応した平面形
状、つまり係合孔10に対応した平面形状を有す
るとともに、軸杆7の回転に伴つて上側嵌合部8
の上面を摺動回転するように設けられている。さ
らに、上側係合部5は、軸杆7が第1回転位置A
(第8図の位置)と第2回転位置B(第10図の位
置)の中間回転位置C(第9図の位置)にあると
き、上側嵌合部8と合致して上側コンテナ2の係
合孔10と離脱自在で係合せず、一方、軸杆7が
第1回転位置Aもしくは第2回転位置Bにあると
き、係合孔10と係合するものである。
下側係合部(コーン)6は下側コンテナ3の係
合孔11に係合するもので、下側嵌合部9に対応
した平面形状、つまり係合孔11に対応した平面
形状を有するとともに、軸杆7の回転に伴つて下
側嵌合部9の下面を摺動回転するように設けられ
ている。さらに、コーン6は、軸杆7が第1回転
位置A(第8図の位置)もしくは第3回転位置D
(第11図の位置)にあるとき、下側嵌合部9と
合致して下側コンテナ3の係合孔11と離脱自在
で係合せず、一方、軸杆7が第2回転位置B(第
10図の位置)にあるとき、係合孔11と係合す
るものである。
また、コーン6は上記係合孔11に嵌入される
に際し、その嵌入が円滑に行われるとともに、コ
ーン6に回転力が付与される形状に形成されてい
る。すなわち、コーン6は第3図ないし第5図に
示すように、係合孔11に案内される2本の回転
案内稜線12,13を有し、これらはそれぞれ2
つの傾斜面14a,14bおよび15a,15b
から形成されている。傾斜面14a,15aは前
後両側面が基端16から先端17に向けて先細と
なる先細傾斜面に形成されている。傾斜面14b
はコーン6の前部略半部分に設けられ、右側両基
端部18から左側面先端19にかけて傾斜する左
下がり傾斜面に形成されている。また、傾斜面1
5bはコーン6の後部略半部分に設けられ、上記
傾斜面14bと逆に、左側両基端部20から右側
両先端21にかけて傾斜する右下り傾斜面に形成
されている。これにより、傾斜面14a,14b
の交線、つまり稜線が回転案内稜線12とされる
一方、傾斜面15a,15bの稜線が回転案内稜
線13とされ、これら両回転案内稜線12,13
は軸杆7の回転軸について点対称の位置にある。
そして、軸杆7が第2回転位置Bにある状態で
コーン6を係合孔11に上方から触突させて押圧
すると、コーン6は係合孔11に対して交差した
状態、すなわち、上記第2回転位置Bに対応した
位置B′(第5図参照)で接触される(紙面に対し
て手前方向)。この状態においては、回転案内稜
線12,13に沿つて押圧力(コンテナ重量)の
分力Faが作用し、この分力Faは大きさが同じで
方向が逆向きの偶力となることから、この偶力に
よつて第5図において反時計回り方向の回転力を
コーン6を与えることになる。この結果、コーン
6は係合孔11の縁部11aに摺接しながら案内
され、矢符X方向へ位置D′まで回動して係合孔
11に合致すると、コーン6と一体の軸杆7は第
3回転位置Dに回動するようになつている。この
第3回転位置Dは第1回転位置Aに対して180°回
転した位置にある。
なお、上記回転案内稜線12,13の傾斜方向
および傾斜角度は、傾斜面14a,14b,15
a,15bの傾斜角度を調整することにより最適
値に設定され、この最適値は係合孔11との兼ね
合い、および回転させるべき軸杆7の回転角度な
どを考慮して決定される。さらに、この回転案内
稜線12,13は使用によつて磨耗し、面取りさ
れることから、予め傾斜面と先細傾斜面とを円滑
に接続する回転案内面に形成してもよい。いずれ
にしても、押圧力(コンテナ重量)によつてコー
ン6を回転させる偶力を生じる稜線もしくは該稜
線を含む面であればよいものである。
ところで、連結装置本体4の内部には第6図に
示すように、軸杆7と直交する挿通孔22と、軸
杆7を取り巻く摺動部23とが形成されている。
挿通孔22には、駆動軸杆24が軸杆7の回転
軸と直交する回転軸回りに回転可能に軸支され、
その先端部24aが連結装置本体4の外部へ突出
し、これに操作レバー25が一体に固着されてい
る。この操作レバー25は第2図に示すように、
解除位置Eと係合位置Fとの間を回動可能であ
る。なお、これらの位置規則は連結装置本体4に
設けられたストツパピン26と、軸杆7の係止ピ
ン27(後述)により行われる。
軸杆7と駆動軸杆24との間には回転伝達手段
28が設けられている。該回転伝達手段28は、
駆動軸杆24に設けられた駆動歯車29と、軸杆
7に設けられた従動歯車30とからなり、これら
の歯車29,30としては、はす歯歯車が用いら
れている。駆動歯車29は一部に歯のない部分2
9aを有し、操作レバー25が係合位置Fにある
ときは、従動歯車30と噛み合わず、軸杆7が自
由に回るようにされている。また、上記歯のない
部分29aの端部には係止突起31が設けられる
一方、従動歯車30の一部には該係止突起31に
対応した歯のない部分30aが設けられている上
記軸杆7の自由回転可能な範囲が規制されてい
る。
すなわち、軸杆7が第2回転位置Bにあると
き、上記歯のない部分30aの一端32が係止突
起31に係合し、これ以上Y方向へ自由回転しな
いようにされている。なお、操作レバー25を解
除位置Eから係合位置Fまで回転させることによ
り、軸杆7が第1回転させることにより、軸杆7
が第1回転位置Aから第2回転位置Bまで回転さ
れる。
摺動部23には、バネ手段としての圧縮スプリ
ング33が摺動自在に設けられ、該圧縮スプリン
グ33は、先端33aが軸杆7と一体の係止ピン
27に係止して、軸杆7を矢符Y方向へ弾発付勢
するようにされている。なお、上記係止ピン27
は軸杆7が第1回転位置Aにあるとき、駆動軸杆
24に当接係止するように設けられている。
次に、上記コンテナ連結装置1によつてコンテ
ナ2,3を連結するときの操作手順を説明する。
コンテナ連結装置1の操作レバー25を解除
位置Eと係合位置Fとの中間位置G(第2図参
照)に操作して軸杆7を中間回転位置Cにする
(第9図参照)。このとき上側係合部5は上側嵌
合部8と相重なる位置にある。
この状態で、上側係合部5を上側コンテナ2
の係合孔10内に嵌入し、操作レバー25を係
合位置Fまで回動操作すると、軸杆7は第2回
転位置Bまで回転され、上側係合部5が係合孔
10に係合する(第10図参照)。このとき、
従動歯車30と駆動歯車29との噛み合いが外
れ、軸杆7は矢符X方向へ自由回転可能とな
る。
上側コンテナ2を下側コンテナ3上に載置さ
せると、コーン6は下側コンテナ3の係合孔1
1に触突され、このとき、コーン6にはコンテ
ナ2の重量によりその回転案内稜線12,13
に沿つて分力が作用し、この分力は大きさが同
じで方向が逆向きの偶力となることから、この
偶力によつて係合孔11に案内されながらコー
ン6、すなわち、軸杆7は圧縮スプリング33
の弾発力に抗して矢符X方向(第10図参照)
へ回転させられる。
上記動作により、コーン6が係合孔11内に
嵌入されると、軸杆7は第3回転位置Dまで回
動し(第11図参照)、完全に嵌入されるとコ
ーン6は係合孔11による案内状態を解除さ
れ、自由回動可能な状態となる。つまり、軸杆
7は第3回転位置Dまで回動した後、圧縮スプ
リング33の復元力によつて逆方向(矢符Y方
向)へ回転され、第2回転位置Bまで回転復帰
してコーン6は係合孔11に係合する。
上記連結固縛状態を解除するには、操作棒
(図示省略)により操作レバー25を係合位置
Fから解除位置Eまで回動させる。すると、軸
杆7は矢符Y方向へ回転して第1回転位置Aに
復帰し、コーン6は下側コンテナ3の係合孔1
1と離脱自在となる。
なお、上記実施例においては、コーン6が矢
符X方向に回動するように構成されているが、
適用するコンテナ連結装置1に対応して矢符Y
方向へ回動するようにしてもよい。この場合、
傾斜面14b,15bの傾斜方向を逆にする。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、一方のコンテナ
にコンテナ連結装置を係合させたまま他方のコン
テナの係合孔に載置すると、コーンに形成された
回転案内稜線もしくは回転案内面に生じる偶力に
よつてコーンが回動されることから、コンテナの
係合孔に対する係合部の係合操作が自動的に行わ
れ、作業が容易となる。
また、上記コーンの回転案内稜線もしくは回転
案内面は2つの傾斜面により形成されているか
ら、その形状が単純で製造が容易であり、しか
も、出来上がり精度がきわめて高い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を例示するもので、第1
図は本考案に係るコーンを備えたコンテナ連結装
置を下から見た斜視図、第2図はその正面図、第
3図はコーンの正面図、第4図は同側面図、第5
図は同底面図、第6図は第1図における−線
断面図、第8図ないし第11図は動作を説明する
ための要部断面図である。 1……コンテナ連結装置、2,3……コンテ
ナ、6……コーン(下側係合部)、7……軸杆
(主軸杆)、10,11……係合孔、12,13…
…回転案内稜線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 相対する位置に係合孔をそれぞれ有する上
    側コンテナと下側コンテナとを連結し、連結装
    置本体と、該連結装置本体に回動自在に軸支さ
    れ、その上下に係合部を一体に固着した軸杆と
    を有するコンテナ連結装置において、前記少な
    くとも一方の係合部は、コンテナの係合孔に対
    応した平面形状を有するとともに、一方の対角
    位置より頂点にかけて一対の稜線もしくは該稜
    線を含む傾斜面が形成され、一方、他方の対角
    位置より頂点にかけて前記稜線もしくは傾斜面
    の勾配と異なる勾配を有する一対の回転案内稜
    線もしくは該回転案内稜線を含む回転案内面が
    前記軸杆の回転軸に点対称に形成されてなり、
    一方の係合部が係合孔と係合する交差位置で係
    合孔に触突した際、前記回転案内稜線もしくは
    回転案内面に沿つて係合部を回転させる偶力が
    生じるように構成したことを特徴とする、コン
    テナ連結装置におけるコーン。 2 前記軸杆はバネ手段を介して一方の係合部が
    コンテナの係合孔と係合する方向に付勢されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載のコン
    テナ連結装置におけるコーン。
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