JPH0356335Y2 - - Google Patents

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JPH0356335Y2
JPH0356335Y2 JP12204287U JP12204287U JPH0356335Y2 JP H0356335 Y2 JPH0356335 Y2 JP H0356335Y2 JP 12204287 U JP12204287 U JP 12204287U JP 12204287 U JP12204287 U JP 12204287U JP H0356335 Y2 JPH0356335 Y2 JP H0356335Y2
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platen
vacuum
pressure vessel
vacuum piping
connection port
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、真空プレス装置の圧力容器内に成形
材料を搬入して所定状態で支持するための搬送支
持装置に関するもので、特に、真空配管の接続機
構を備えた搬送支持装置に関するものである。
(従来の技術) 例えば多層プリント配線基板は、プリント配線
板、プリプレグ、銅貼り樹脂板などの成形材料を
積み重ね、加熱加圧してプリプレグを溶融させ、
更に熱硬化させることにより、多層積層板として
成形される。このような積層板の成形には、真空
プレスが用いられることが多い。
この真空プレスは、プラテン上に積み重ねられ
た成形材料をバツギングシートによつて気密に覆
い、その内部を真空化するとともに、バツギング
シートの周囲に高温高圧のガスを導入して、成形
材料を全周から加熱加圧するというものである。
したがつて、真空プレスを行うときには、プラテ
ン上に積み重ねられ、バツギングシートによつて
覆われた成形材料を、圧力容器内に搬入して、所
定の状態で正しく保持されるようにする必要があ
る。
そこで、このような成形材料の搬送支持装置と
して、プラテンを複数段、上下に間隔を置いて載
置し得るラツク部を備えた搬送台車が用いられて
いる。その搬送台車は、扉によつて開閉される圧
力容器の開口側から、その内部に延びるレールに
沿つて移動させることにより、圧力容器内の所定
位置に搬入されるようになつている。
ところで、真空プレスを行うときには、このよ
うにして圧力容器内に成形材料を搬入した後、そ
の周囲を真空化するようにする。そのために、各
プラテンには、バツギングシートによつて覆われ
た空間と連通する真空配管接続口が設けられてい
る。そして、その接続口と圧力容器に設けられた
真空配管とを接続することにより、その真空配管
に接続された圧力容器外部の真空ポンプによつて
真空吸引が行われるようになつている。
このように各プラテンの真空配管接続口を圧力
容器内の真空配管とを接続する場合、従来は、そ
の接続作業を、それぞれ個々に手作業によつて行
うようにしていた。
しかしながら、搬送台車には、通常、1台につ
き5段程度のプラテンが積載されるようになつて
いる。しかも、各プラテンに2個の真空配管接続
口が設けられることが多い。したがつて、このよ
うな接続口が多数存在することになり、その接続
作業を個別に行うときには、多大な手間がかかる
ことになる。しかも、その接続作業は、狭い圧力
容器の内部で行わなければならないので、極めて
煩雑となる。また、圧力容器内の真空配管は、通
常、可撓性を有するホースとされているので、そ
の真空配管が搬送台車の搬入の際に邪魔になると
いう問題もある。
このようなことから、特開昭62−87328号公報
に示されているように、圧力容器の内部にジヨイ
ント支持部材を設置し、その支持部材に、真空配
管の先端に取り付けられた接続ジヨイントを複数
個、各プラテンの真空配管接続口に対向するよう
に配設して、その支持部材をプラテンに向かつて
移動させることにより、各真空配管接続口に接続
ジヨイントを嵌合させるようにしたものが提案さ
れている。そのジヨイント支持部材は、搬送台車
の移動方向に対して側方に設けられており、搬送
台車を圧力容器内に搬入して所定の位置に位置決
めした後、圧力容器の外部に設けられた移動機構
によつて搬送台車側に移動されるようになつてい
る。
このような真空配管接続装置によれば、ジヨイ
ント支持部材の一動作によつて、多数の真空配管
を各プラテンに一斉に接続することができる。し
たがつて、その接続作業の自動化を図ることも可
能となる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような真空配管接続装置の
場合には、搬送台車の搬入とジヨイント支持部材
の移動とを別個に行うことが必要となる。そし
て、そのジヨイント支持部材の移動ストローク
は、搬送台車に横方向の荷重がかかつて倒れた
り、各接続ジヨイントの嵌合が不完全となつたり
することのないように、正確に設定されなければ
ならない。
また、このような真空配管接続装置において
は、ジヨイント支持部材の移動機構を、圧力容器
の壁面を貫通するように設けなければならない。
そのために、その貫通部のシール等が必要とな
り、構造が複雑となつてしまう。
更に、各プラテンは、その上面に成形材料やバ
ツギングシート等が容易にセツトされるようにす
るために、搬送台車のラツク部に固定されたもの
とすることはできない。一方、各プラテンは、そ
の真空配管接続口がすべて所定位置に位置決めさ
れ、ジヨイント支持部材によつて押圧されたとき
にも移動することのないようにしてラツク部に支
持される必要がある。そのために、これらプラテ
ン及びラツク部を精密に形成することが必要とな
り、プラテンの載置が手間のかかるものとなる。
本考案は、このような問題に鑑みてなされたも
のであつて、その目的は、プラテンの真空配管接
続口と圧力容器内の真空配管との接続が、圧力容
器の内部に可動部を設けることなく、簡単な構造
で、容易に行われるようにすることである。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するために、本考案では、各プ
ラテンを、搬送台車のラツク部に設けられたガイ
ドレールにより摺動自在に支持するとともに、そ
の摺動方向前端面に真空配管接続口を設け、その
接続口に対向するラツク部の対向位置に、プラテ
ンを所定位置に移動させたときその接続口に嵌合
する接続ジヨイントを設けるようにしている。ま
た、搬送台車の搬入方向前端面に、ラツク部に設
けられた各接続ジヨイントにそれぞれ連通する集
中接続口を設けるようにしている。圧力容器内に
は、その集中接続口に対向する位置に、搬送台車
を所定位置に搬入したときその集中接続口に嵌合
する真空配管集中接続ジヨイントが設けられてい
る。
(作用) このように構成することにより、圧力容器の外
部において、搬送台車のラツク部からプラテンを
引き出し、そのプラテンの上面に成形材料を積み
重ねてバツギングシートにより気密に覆つた後、
プラテンをガイドレールに沿つて所定の位置まで
摺動させれば、各成形材料が所定の状態で搬送台
車に積載されるとともに、各プラテンに設けられ
た真空配管接続口がラツク部に設けられた接続ジ
ヨイントに嵌合して、その間が接続されるように
なる。したがつて、各成形材料の周囲の空間と搬
送台車の集中接続口とが連通する。
そして、その状態で、搬送台車を圧力容器内の
所定位置まで移動させれば、各成形材料が圧力容
器内に搬入され、所定の状態で支持されるととも
に、搬送台車の集中接続口が圧力容器の真空配管
集中接続ジヨイントに嵌合して、その間が接続さ
れる。したがつて、その集中接続ジヨイントに接
続された真空配管を介して真空吸引すれば、各成
形材料の周囲が真空化されるようになる。
このようにして、各プラテンを所定の状態にセ
ツトし、搬送台車を所定の位置まで搬入する、と
いう通常の搬入作業のみによつて、自動的に真空
配管の接続が行われるようになる。
(実施例) 以下、図面を用いて本考案の実施例を説明す
る。
図は、本考案による成形材料搬送支持装置の一
実施例を示すもので、第1図はその搬送支持装置
を圧力容器の内部に搬入した状態を示す縦断側面
図であり、第2図はその水平断面図である。
これらの図から明らかなように、真空プレス装
置1は、扉2によつて開閉される開口3を有し、
内部が隔壁4によつて成形室5と機器室6とに区
画された、耐圧構造の円筒状圧力容器7から構成
されている。機器室6には、外部に設置された高
圧ガス源から導入される高圧の窒素ガスあるいは
炭酸ガス等の不活性ガスを、隔壁4に形成された
開口8を通して成形室5との間で循環させるフア
ン及びそのガスを加熱するヒータ(いずれも図示
せず)が設けられている。また、隔壁4の開口8
部分には、そのガスを冷却するクーラ9が取り付
けられている。
成形室5内には、成形材料を搬送する搬送支持
装置10が収容されるようになつている。この搬
送支持装置10の搬入のために、成形室5には、
開口3側から内部に向かつて延びるレール11が
設けられている。搬送支持装置10は、このレー
ル11に沿つて移動させることのできる搬送台車
12と、その台車12の上部に設けられたラツク
部13に積載される複数段、例えば5段のプラテ
ン14,14,…とからなるもので、そのラツク
部13には、台車12の移動方向と直交する方向
に延びる水平なガイドレール15が複数対、上下
に間隔を置いて設けられている。各プラテン1
4,14,…は、このガイドレール15,15,
…によつて摺動自在に支持されている。ラツク部
13には、対向する一対のガイドレール15,1
5間をその一端において連結するフレーム16が
設けられている。
こうして、各プラテン14は、ラツク部13か
ら第2図で下方に引き出された引き出し位置と第
2図に示された所定位置との間でガイドレール1
5,15に沿つて摺動されるようになつている。
第2図に示されているように、プラテン14の
摺動方向前端面、すなわちラツク部13のフレー
ム16に対向する端面には、2個のジヨイント部
材17が取り付けられている。第3,4図に示さ
れているように、このジヨイント部材17は、大
径の嵌合口を有する真空配管接続口18とその両
側に取り付けられた円筒状のガイドピン19,1
9とからなる雌形のもので、その接続口18は、
プラテン14の内部に形成された通路20を介し
て、プラテン14の上面に形成された真空吸引口
21と連通するものとされている。
一方、ラツク部13のフレーム16には、プラ
テン14に取り付けられた雌側ジヨイント部材1
7に対向する位置に、雄側のジヨイント部材22
が取り付けられている。このジヨイント部材22
は、フレーム16に固定された矩形枠状のブラケ
ツト23に真空配管接続ジヨイント24と一対の
ガイドピン25,25とを取り付けたもので、そ
の接続ジヨイント24及びガイドピン25,25
は、プラテン14側の接続口18及びガイドピン
19,19にそれぞれ嵌合し得るものとされてい
る。
こうして、プラテン14を引き出し位置から所
定位置まで摺動させることによつて、プラテン1
4に取り付けられた雌側のジヨイント部材17が
ラツク部13に取り付けられた雄側のジヨイント
部材22に嵌合し、真空配管接続口18と接続ジ
ヨイント24とが連通するようになつている。そ
の場合、ガイドピン19,25が先に嵌合して、
真空配管接続口18と接続ジヨイント24との位
置決めが行われるようにされている。
各接続ジヨイント24には、可撓性を有するホ
ースからなる真空配管26が接続されている。こ
の真空配管26は、ラツク部13のフレーム16
及び支柱に沿い、搬送台車12の搬入方向前端
面、すなわち第1,2図で右側の端面の下部まで
延びている。
搬送台車12の搬入方向前端面下部には、雄側
のジヨイント部材27が設けられている。第5,
6図に示されているように、このジヨイント部材
27には、平板状の支持ブラケツト28に、例え
ば10個の短い小径パイプ状の接続口29,29,
……を集中的に配設し、更に2本のガイドピン3
0,30を取り付けたもので、その支持ブラケツ
ト28は、ガイド軸31に沿つて上下動自在に支
持されている。このガイド軸31は、台車12に
固定された断面コの字状の固定ブラケツト32に
取り付けられており、そのガイド軸31の上下部
にはスプリング33,33が装着されている。し
たがつて、支持ブラケツト28は、これらのスプ
リング33,33によつて所定の位置に保持され
るとともに、多少の移動が許容されるようになつ
ている。集中接続口29,29,…には、ラツク
部13の各フレーム16,16,…に2個ずつ設
けられている接続ジヨイント24,24,…に接
続された真空配管26,26,…がそれぞれ接続
されている。
一方、圧力容器7の隔壁4の中央下部には、搬
送台車12に取り付けられた雄側ジヨイント部材
27に対向する位置に、雌側のジヨイント部材3
4が取り付けられている。第7図に示されている
ように、このジヨイント部材34は、平板状のジ
ヨイント取付ブラケツト35に、大径の嵌合口を
有する10個の接続ジヨイント36,36,…を集
中的に配設し、更に2本の円筒状のガイドピン3
7,37を取り付けたもので、これら集中接続ジ
ヨイント36,36,…及びガイドピン37,3
7には、搬送台車12側の集中接続口29,2
9,…及びガイドピン30,30がそれぞれ嵌合
するようにされている。
こうして、搬送台車12を圧力容器7内に搬入
して所定位置まで移動させることにより、台車1
2に取り付けられた雄側のジヨイント部材27が
圧力容器7内に設けられた雌側のジヨイント部材
34に嵌合し、真空配管集中接続口29,29,
…と集中接続ジヨイント36,36,…とが連通
するようになつている。その場合、ガイドピン3
0,37が先に嵌合して、集中接続口29,2
9,…と集中接続ジヨイント36,36,…との
位置決めが行われるようにされている。
集中接続ジヨイント36,36,…には、それ
ぞれ真空配管38,38,…が接続されている。
第2図に示されているように、この真空配管38
は、圧力容器7の壁面を貫通するものとされ、外
部に設置された真空ポンプ(図示せず)に接続さ
れるようになつている。
次に、このように構成された成形材料搬送支持
装置10の作用について説明する。
成形材料を真空プレス成形するときには、ま
ず、圧力容器7の外部において、搬送台車12の
ラツク部13からプラテン14を引き出し、その
プラテン14の上面に、第4図に示されているよ
うにデイスパージヨンプレート39を載置する。
そして、そのデイスパージヨンプレート39上
に、間に適宜鏡面板や離型フイルム等を挟んで複
数組の積層成形材料40を積み重ねる。次いで、
この成形材料40を、通気性及びクツシヨン性を
有するブリーザシート41によつて覆い、更にそ
の上に、柔軟性及び気密性を有するバツギングシ
ート42をかぶせる。そして、そのバツギングシ
ート42の全周を、シールテープ等によつてプラ
テン14の上面に気密に接着する。
このようにして成形材料40をプラテン14上
にセツトした後、そのプラテン14をガイドレー
ル15に沿つて押し込み、ラツク部13の所定位
置まで移動させる。すると、まず、そのプラテン
14の摺動方向前端面に取り付けられたガイドピ
ン19に、ラツク部13の対向位置に設けられた
ガイドピン25が嵌合し、ラツク部13に対して
プラテン14が位置決めされる。そして、プラテ
ン14側の真空配管接続口18がラツク部13側
の真空配管接続ジヨイント24に嵌合し、その間
が接続される。したがつて、プラテン14の上面
に形成された真空吸引口21と搬送台車12に取
り付けられた真空配管26とが連通する。
同様にして、すべてのプラテン14上に成形材
料40を積載し、各プラテン14,14,…をラ
ツク部13の所定位置にセツトした後、その搬送
支持装置10を圧力容器7の成形室5内に搬入す
る。その場合には、圧力容器7の扉2を開き、そ
の開口3からレール11に沿つて搬送台車12を
押し込めばよい。搬送台車12が所定位置に達す
ると、その搬入方向前端面に設けられたジヨイン
ト部材27が圧力容器7内に設けられたジヨイン
ト部材34に当接して、その移動が停止される。
そして、このように雄側のジヨイント部材27
が雌側のジヨイント部材34に当接すると、ま
ず、ガイドピン30,37が嵌合して、支持フラ
ンジ28に取り付けられた集中接続口29,2
9,…が集中接続ジヨイント36,36,…に対
して位置決めされ、これらが嵌合する。したがつ
て、これら集中接続口29,29,…と集中接続
ジヨイント36,36,…との間が接続され、搬
送台車12側の真空配管26,26,…と圧力容
器7側の真空配管38,38,…とが互いに連通
する。
このようにして、成形材料40をセツトしたプ
ラテン14をガイドレール15に沿つて押し込
み、そのプラテン14を積載した搬送台車12を
圧力容器7内に搬入するだけで、各成形材料40
の周囲と圧力容器7内に設けられた真空配管38
とが連通するようになる。そして、そのように搬
送台車12を搬入することによつて、各成形材料
40は所定の状態で支持されることになる。
そこで、圧力容器7の扉2を閉じ、真空ポンプ
により真空配管38を通して真空吸引する。する
と、バツギングシート42によつて囲まれた気密
空間内の空気が排出され、成形材料40の周囲が
真空化される。
この状態で、圧力容器7内に高圧の不活性ガス
を導入し、そのガスを加熱すれば、成形材料40
は周囲から加熱加圧され、多層積層板が成形され
る。
成形が完了すれば、圧力容器7内のガスをクー
ラ9によつて冷却し、そのガスを排出する。そし
て、扉2を開いて開口3から搬送台車12を引き
出せば、台車12に取り付けられたジヨイント部
材27が圧力容器7に取り付けられたジヨイント
部材34から外れる。また、プラテン14をラツ
ク部13から引き出せば、プラテン14側のジヨ
イント部材17がラツク部13側のジヨイント部
材22から外れる。したがつて、成形された製品
を容易に取り出すことができる。
なお、上記実施例においては、プラテン14に
設けられる真空配管接続口18を雌側、ラツク部
13に設けられる接続ジヨイント24を雄側と
し、また、搬送台車12に設けられる集中接続口
29,29,…を雄側、圧力容器7に設けられる
集中接続ジヨイント36,36,…を雌側をする
ものとしているが、これら雌雄を逆さとすること
もできる。
また、接続口18,29とそれに嵌合する接続
ジヨイント24,36とをテーパ状に形成し、そ
れら自体に位置決め機能を持たせるようにすれ
ば、ガイドピン19,25,30,37を省くこ
ともできる。
更に、集中接続ジヨイント36,36,…に接
続される真空配管38は、1本にまとめるように
してもよい。
プラテン14を摺動自在に支持するガイドレー
ル15は、上記実施例のように搬送台車12の移
動方向に直交するように配設すれば、搬送台車1
2の移動時にプラテン14がずれることが防止さ
れるようになるが、場合によつては、そのガイド
レール15を搬送台車12の移動方向に平行に配
設するようにしてもよい。
また、プラテン14の上面の真空吸引口21と
真空配管接続口18とを連通させる通路20は、
プラテン14の下面に取り付けられるパイプによ
つて形成することもできる。その場合には、その
パイプの先端をプラテン14の摺動方向前端面上
に位置させ、そのパイプの先端によつて接続口1
8を形成するようにすればよい。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、搬送台車のラツク部に設けられたガイドレー
ルによつてプラテンを摺動自在に支持するように
し、そのプラテンの摺動方向前端面に真空配管接
続口を設けるとともに、その接続口に対向するラ
ツク部の対向位置に、その接続口に嵌合し得る接
続ジヨイントを設けるようにしているので、プラ
テンをラツク部から引き出すことによつて成形材
料を容易に積載することができるようになり、し
かも、そのプラテンを所定の位置にセツトするだ
けで、プラテン側の真空吸引口と搬送台車側の真
空配管とが連通するようになる。
そして、搬送台車の搬入方向前端面に、ラツク
部に設けられた接続ジヨイントと連通する集中接
続口を設け、その集中接続口に対向する圧力容器
内の対向部位に、その集中接続口に嵌合し得る集
中接続ジヨイントを設けるようにしているので、
搬送台車を圧力容器内の所定位置まで搬入するだ
けで、搬送台車側の真空配管と圧力容器側の真空
配管とが互いに接続されるようになる。
したがつて、成形材料を搬送支持装置上にセツ
トし、その搬送支持装置を圧力容器内に搬入すれ
ば、その成形材料の周囲の空間が、圧力容器に設
けられた真空配管に自動的に接続されるようにな
り、その接続作業を別個に行う必要がなくなる。
また、圧力容器内には、真空配管集中接続ジヨ
イントを固定して設けておけばよく、可動部を設
ける必要がないので、構造も簡単なものとするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による成形材料搬送支持装置
の一実施例を、真空プレス装置にセツトした状態
で示す縦断側面図、第2図は、その搬送支持装置
をセツトした真空プレス装置の要部を示す水平断
面図、第3図は、その搬送支持装置におけるプラ
テンとラツク部との接続機構を示す切り欠き平面
図、第4図は、そのプラテンとラツク部との接続
機構の接続状態を示す、第3図の−線に対応
する切断面による縦断面図、第5図は、搬送台車
に取り付けられたジヨイント部材を示す切り欠き
平面図、第6図は、そのジヨイント部材の正面
図、第7図は、圧力容器に取り付けられたジヨイ
ント部材を示す切り欠き平面図である。 1……真空プレス装置、2……扉、3……開
口、7……圧力容器、10……搬送支持装置、1
1……レール、12……搬送台車、13……ラツ
ク部、14……プラテン、15……ガイドレー
ル、18……真空配管接続口、21……真空吸引
口、24……集中配管接続ジヨイント、26……
真空配管、29……真空配管集中接続口、36…
…真空配管集中接続ジヨイント、38……真空配
管、40……成形材料。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 扉によつて開閉される開口側から内部に延びる
    レールを有する圧力容器内に、そのレールに沿つ
    て移動されることにより搬入される、上部にラツ
    ク部を備えた搬送台車と、 その搬送台車のラツク部に上下に間隔を置いて
    設けられた複数本のガイドレールによりそれぞれ
    摺動自在に支持され、上面に成形材料が積み重ね
    られる複数段のプラテンとを備え; 前記各プラテンの摺動方向前端面に、そのプラ
    テンの上面に設けられた真空吸引口と連通する真
    空配管接続口が設けられているとともに、 その真空配管接続口に対向する前記ラツク部の
    対向位置に、前記プラテンを前記ガイドレールに
    沿つて所定位置に摺動させたとき前記真空配管接
    続口に嵌合してその間を連通させる接続ジヨイン
    トが設けられており、 前記搬送台車の搬入方向前端面に、前記各接続
    ジヨイントにそれぞれ連通し、その搬送台車を前
    記圧力容器内の所定位置に搬入したとき、その圧
    力容器に設けられた真空配管集中接続ジヨイント
    に嵌合してその間を連通させる集中接続口が設け
    られている、 真空プレス装置における成形材料の搬送支持装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWM538875U (zh) * 2016-08-05 2017-04-01 星領貿易有限公司 碳纖維製品成型裝置

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