JPH0356157B2 - - Google Patents

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JPH0356157B2
JPH0356157B2 JP62044190A JP4419087A JPH0356157B2 JP H0356157 B2 JPH0356157 B2 JP H0356157B2 JP 62044190 A JP62044190 A JP 62044190A JP 4419087 A JP4419087 A JP 4419087A JP H0356157 B2 JPH0356157 B2 JP H0356157B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/005Control arrangements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この発明は、医薬等の錠剤を製造する打錠機等
の粉末圧縮成形機の成形品の重量制御における設
定器の設定方法に関するものであり、更に詳しく
言えば、成形品重量を成形時の圧縮荷重の変化に
置換えて制御する重量制御において、制御レベル
を決定する設定器の設定値を自動的に設定する方
法に関するものである。 (従来の技術) 一般に、錠剤等の成形品は重量変化の少ない均
質なものが要求されるのであるが、粉末の物性等
により均質な成形品を連続的に作り出すことは困
難である。 そこで、従来、成形品重量と成形時の圧縮荷重
とが一定の比例関係を生ずることに着目し、その
圧縮荷重の変化より成形品の重量を自動的に調節
するものとして、特公昭45−16085号公報(特願
昭41−37865号)に開示される技術がある。 これは圧縮成形時に於ける圧縮ロール又はポン
チに掛る荷重の変化を電気的歪計によつて電気量
の変化に変換し、該電気量の限界以上の変化によ
つてリレー及び原動機が作動するようにし、該原
動機の作動によつて重量レールが上下に昇降する
ようにし、この重量レールの昇降によつてこの上
の下杵の高さを変化させて下杵の高さによつて決
定される臼の容積を増減させ、これによつて粉末
の臼への供給量を調整するようにした粉末圧縮成
形機に於ける成形品の重量自動調整方法がある。 また、特公昭57−48319号公報(特開昭48−
57889号)および特公昭58−54920号公報(特開昭
57−165200号)に開示されるごとく、圧縮成形時
の圧縮力を電気的信号に変換し、予め制御限界が
定められた多段の設定器に入力して比較し、各設
定器の制御限界に基づいて臼への粉末供給量を調
節し、また、上記特公昭58−54920号公報のもの
は、それらに加えて、秤量器によりサンプリング
した成形品の重量を基準重量と比較して、設定器
に入力する電気信号レベルを変化させる等の粉末
圧縮成形機における成形品の重量調節方法があ
る。 (発明が解決しようとする問題点) このように、近時の成形品の重量調節において
は、粉末成形における圧縮荷重の変化を電気信号
に変換し、その電気信号を予め定められた設定器
の制御限界である設定値と比較して調節を行うも
のであるが、その調節を行うか否かを決定する設
定値は非常に重要なものである。 従来、この設定値の設定は、試験的に圧縮成形
した成形品の厚みと重量より良品とみなされた時
の圧縮荷重の電気信号値から経験的に基準値を決
定して、その基準値より算出した設定値を手動に
より各段の設定器に入力しており、設定に時間を
要するばかりでなく、操作者の熟練した技術を要
する等の問題点があつた。 即ち、圧縮成形機における成形圧力は、成形金
型の全長公差や粉末充填機構の特性等による固定
的なばらつき要因があると共に原料である粉末材
料の物性によつて各々固有のばらつき要因を有し
ており、これらのばらつきを粉末充填調節機構に
よる制御により改善することは不可能であり、し
かるに従来のものは、これらの成形圧力のばらつ
きを分析する機能が無つたために、操作者が熟練
した技術により複雑な設定手順を踏んで設定され
ていたものである。 また、粉末圧縮成形機は、室温の変化や連続稼
動による発熱あるいは圧縮成形時の発熱等によつ
て、杵や圧縮ロール等の機器が膨張又は収縮し、
これによつて圧縮ロール間隔すなわち上杵と下杵
との圧縮間隔が変化するので、成形品の重量が適
正であるにもかかわらず成形による荷重電気信号
は変化する。 即ち、従来のものは、成形品の重量変化(粉末
充填量の変化)および成形時の圧縮荷重の変化の
発生要因は、原料である粉末の密度、水分、粒度
および粒子組成等の粉末の物性によるものと理解
され、種々改良されたものであり、温度変化の影
響が考慮されておらず、重量制御の精度が悪いと
いう問題点があつた。 例えば、上記従来技術における特公昭58−
54920号公報のものは、成形品の重量を測定して
その偏差重量にもとづき比較し、許容偏差域を越
える場合には設定器に入力する荷重電気信号レベ
ルを変化させるものであり、一見精度の高い重量
調節ができるように思われるが、しかしながら、
その比較において、温度変化による杵や圧縮ロー
ル等の膨張や収縮による荷重電気信号の変化は考
慮されておらず、それを基にした偏差重量の変化
と荷重電気信号の変化との比較は比例することが
なく、実際には精密な重量調節はできないという
問題点があつた。 以下に錠剤製造機における温度変化が圧縮圧力
(圧縮荷重)等におよぼす影響を実験値により説
明すれば、次の通りである。
【表】 表1は、杵径8mm、β乳糖98%、ステアリンサ
ンマグネシウム1%、タルク1%から成る粉末に
より、隅角平面状の錠剤を製造する場合に、粉末
充填深さ5.45mmとしたものを回数1とし、回数2
以後を0.05mmずつ順次下杵を上昇させて回数10が
5.00mmとし、その1回から10回までの各回毎に
50T(Tは錠剤数)を取り出し、その中のものを
10Tずつ3回測定して、それの1T当りの重量と
打錠圧力(圧縮成形圧力)との関係を示したもの
であり、これによると圧縮比2(充填量体積と成
形錠剤体積の比率)を回数1とした時の打錠圧力
が1340Kgであつた。
【表】
【表】 表3の説明 上ロールの下面と下ロールの上面の間を270mm
に固定する。 上杵と下杵の合計は266.7mmで上記270mmとの差
3.3mmは、圧縮成形後取り出した錠剤が膨張する
寸法を見込した値である。 熱膨張による圧縮圧力の変化を例示的に見る
と、H1=上杵の寸法差、H2=下杵の寸法差、H3
=上下ロール間の寸法差、h=1回分の充填深
さ、Kg=1回分の圧力差、圧縮比を2とした場
合、 圧力差=2Kg(H1+H2+H3)/h−Kg・H2/h=2
×50×(0.023+0.03+0.025)/0.05−50×0.03/0.05
=126Kg 表1においてたとえば、打錠圧力1030Kg、平均
重量202mgの時熱膨張にて上記126Kgの圧力増加と
なり、この圧力増加分を重量が増加したものとし
て重量調整の修正をしたとすると、197mgの重量
の錠剤となり、真の錠剤重量に変化がないにもか
かわらず、5mg不足の錠剤を作ることとなる。 (問題点を解決するための手段) このような問題点を解決するために、この発明
によれば、粉末成形における圧縮荷重の変化を荷
重電気信号に変換し、該電気信号を適宜適数回サ
ンプリングをおこなつて荷重標準偏差を算出し、
該標準偏差に基づき演算して多段の設定器の基準
値とし、該算出された基準値に基づき多段の設定
器のそれぞれの設定値を演算決定することにより
設定し、その後の成形による荷重電気信号を各設
定値と比較することにより充填粉末量等を自動制
御する粉末圧縮成形機の成形品の重量制御におけ
る設定器の設定方法において、成形品を秤量して
重量変化を重量電気信号に変換し、適正品の重量
電気信号の上下重量限界を任意に決定し、適正品
の荷重標準偏差における上下荷重限界を任意に決
定し、サンプリングされた荷重標準偏差が荷重限
界値外であつて重量電気信号が重量限界値内の場
合には基準値の修正をし、サンプリングされた荷
重標準偏差が荷重限界値外であつて重量電気信号
が重量限界値外の場合には充填粉末量を修正した
後に再度荷重標準差をサンプリングして荷重限界
値外の時にのみ基準値の修正をするようにしたこ
とを特徴とする粉末圧縮成形機の成形品の重量制
御における設定器の設定方法が提供される。 上記構成において、変換された荷重電気信号
が、圧縮荷重の変化の波高値のピークを捕らえた
ものとすることができる。 また上記構成において、設定器の設定値は、成
形による荷重電気信号が設定器の上下制御限界を
同方向に複数回連続して越えた時にサンプリング
されることにより自動的に決定することができ
る。 このようにした場合は、荷重電気信号の変化が
大きくなつてきた場合に設定値の見通しができ、
より精度の高い重量制御ができる。 また上記構成において、設定器の設定値は、所
定時間毎にサンプリングされることにより自動的
に決定することができる。 このようにした場合には、長時間の連続的な成
形による粉末の物性変化や温度変化にも、定期的
に設定値の見直しができ、より精密な重量調節が
長時間維持できる。 更に上記構成において、設定器の設定値は、所
望時任意にサンプリングされることにより決定す
ることができる。 このようにした場合は、成形条件が変化した場
合等にも、直ちに設定値の見通しができる。 また更に上記構成において、設定器の設定値
が、算出された基準値に予め任意に決められた係
数を掛けることにより決定することができる。 このようにした場合は、粉末の物性や成形機の
種類等によつて任意な係数を選択することによ
り、容易に精密な設定値が設定できる。 更にまた上記構成において、設定器は、その設
定値に対して成形による荷重電気信号が超えた場
合に音声またはランプ等により知らせる外部出力
信号を発することができる。 このようにした場合は、容易に成形品の不良状
態等が確認できる。 また上記構成において、設定器は、成形による
荷重電気信号を記憶して出力することができる。 このようにした場合は、成形品の圧縮状態を確
認することができる。 更に上記構成において、設定器は、成形による
荷重電気信号を成形に要した成形金型別に記憶し
て出力することができる。 このようにした場合は、成形金型別の成形品の
圧縮状態を確認することができ、成形金型の不具
合等を容易に判別できる。 また更に上記構成において、設定器は、その設
定値に対して成形による荷重電気信号が超えた場
合に直ちに機械停止信号を発するものと、一定回
数以内ならその超えた成形品のみの排除信号を発
し所定回数以上超えた時に機械停止信号を発する
ものとにすることができる。 このようにした場合は、実際の不良品発生状況
に応じた制御ができ、不要な機械停止を防止して
稼動効率が向上できる。 更にまた、上記構成において、設定器における
最上と最下の限界域を決定する設定器は、その設
定値に対して成形による荷重電気信号が所定の条
件のもとで所定回数越えた場合に、直ちに機械停
止信号を発するものとすることができる。 このようにした場合は、突発的な停電や電圧降
下あるいはノイズ等により自動運転が停止するこ
となく、安全に無人稼動ができる。 また上記構成において、設定器における最上と
最下の限界域を決定する設定器は、その設定値に
対して成形による荷重電気信号が所定の条件のも
とで所定回数越えた場合に、一旦機械停止信号を
発し、その後、所定時間または所定の条件を確認
し場合に再度機械を運転することができる。 このようにした場合は、突発的な停電や電圧降
下あるいはノイズ等により自動運転を停止するこ
とがないと共に、もし停止しなければならない場
合にも、再度安全に機械を自動運転することがで
きる。 また更に、上記構成において、設定器の設定値
は、朝または昼休み等の稼動開始前に自動的にサ
ンプリングされることにより決定することができ
る。 このようにした場合は、稼動停止等の温度低下
による機器の収縮による影響即ち、成形品重量が
重くなる(成形による荷重電気信号は低く表れ
る)ことによる不良を時前に防止することができ
る。 (作用) 上記の技術的手段は、次の様に作用する。 本発明は、粉末成形における成形圧力の波高値
(ピーク)一本一本を電気信号(デジタル信号)
に変換して標準偏差を求め、これを成形圧力のば
らつきの一定の目安とし、その値に一定の係数を
掛ける等の演算をして各設定器の設定値とするも
のであり、例えば、粉末成形における成形圧力は
第3図のように現れるのであるが、この波高値の
ピークPiをデジタル変換し、n個(成形金型の配
設数以上が望ましい)サンプリングを行い、 を求める。 こうして求められた標準偏差(±σ)は、サン
プリングした母集団の68%を含む範囲となること
は統計学的にも認められており、これら母集団に
おける圧力波高値データーの分散要因は、前記機
械側の固定的なばらつき要因、粉末物性固有のば
らつき要因、そして温度変化の影響によるばらつ
き要因から生じたものであるから、この標準偏差
をばらつき要因の数値的評価の基準として考える
事ができるものである。 次に、成形品を秤量し、適正品の重量電気信号
を基に任意に上下重量限界値を決定することによ
り、成形品の重量の過不足及び粉末充填量の調節
が必要か必要でないかが所望の精度で判断でき
る。 そして、適正品の荷重標準偏差を基に任意に上
下荷重限界を決定することにより、例えば、その
荷重限界値を通常おこり得る粉末の物性より生じ
る変動幅あるいはその変動幅に係数を掛ける等に
より決定すれば、成形品の重量の過不足がない場
合の異状な荷重の変化が判断できる。 そこで、上記それぞれの判断を総合的に比較判
断すれば、上下荷重限界値と圧縮荷重(サンプリ
ングされた荷重標準偏差)との比較においては、
粉末充填量の過不足と粉末の物性の変化の有無は
結局成形品の重量の過不足となつて表われるもの
であり、即ち、圧縮荷重が荷重限界値を越えた場
合であつて成形品重量(重量電気信号)が重量限
界値内の場合には、必ず温度変化による圧縮荷重
の変化があつたことがわかり、その判断に基づい
て基準値の修正をすれば、その基準値に基づいて
各段の設定器の設定値が自動的に算出設定され、
その後の成形は重量の過不足が発生することなく
成形できることは勿論、その後の圧縮荷重の変化
は温度変化による変動の要因が無く、真の粉末の
物性等から発生する荷重変動により成形品の重量
制御ができる。 また、総合的に比較判断して、圧縮荷重が荷重
限界値を越える場合であつて成形品重量が重量限
界値外の場合には、圧縮荷重の変動要因が温度変
化によるものか又は粉末の物性等によるものかが
わからないので、まず粉末の物性等による要因か
ら発生する成形品重量を修正すべく粉末充填量を
調節し、その物性等の要因を取除いた後に再度圧
縮荷重の変動を見れば、もしまだ圧縮荷重が荷重
限界を越えていればその限界値を越えた値が温度
変化による変動要因より発生したものとして基準
値を修正すればよく、上記同様真の粉末の物性等
から発生する荷重変動により成形品の重量制御が
できる。 勿論、圧縮荷重および成形品重量が共に限界内
の場合は基準値を修正して新たな設定値を設定す
る必要はなく、また、圧縮荷重が限界内であつて
成形品重量が限界外の場合は、従来と同じく粉末
物性等の要因による粉末充填量の過不足があると
して、基準値を修正すればよい。 (実施例) この発明の実施例を図面について説明すれば、
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示すもの
であり、第1図は説明図、第2図は演算処理装置
の演算の演算方法を示す説明図である。 4は成形金型である臼3が配設される臼取付盤
(回転式粉末圧縮成形機においては回転盤)であ
り、この臼3内に下杵5の上部が挿入されてお
り、この臼3内に粉末材料を充填し、上杵2と上
記下杵5とを上ロール1と下ロール6との加圧機
構にて上下に加圧し、臼3内の粉末を圧縮成形す
るようになつている。 7はロードセル等の荷重電気変換器であり、該
荷重電気変換器は、上ロール1あるいは下ロール
6のいずれか例えば上ロール1の支持体に接して
設けられており、その出力端は、増幅器等から成
る信号処理装置8に接続されて、粉末成形におけ
る圧縮荷重の変化を荷重電気信号に変換する。 この信号処理装置8の出力端は、各段の設定器
10,11,12,13,14,15にそれぞれ
接続されていると共に、演算処理装置9に接続さ
れている。 21は圧縮成形された成形品の重量を測る秤量
器であり、該秤量器21は、上記演算処理装置9
に接続されており、成形品の重量変化を重量電気
信号に変換してその処理装置9に入力される。 この演算処理装置9は、任意又は定期あるいは
室内または成形機に配設された温度センサーによ
る温度変化に連動して、成形による荷重電気信号
を取込み標準偏差を算出(サンプリングされた成
形圧力の波高値の最大値を演算処理する)すると
共に、その時の成形品の重量電気信号を取込み標
準偏差を算出し、予め決定された適正な成形品に
おける重量電気信号の上下重量限界値及び荷重電
気信号の上下荷重限界値と総合的に比較演算処理
される。 そして、もし基準値の修正が必要(第2図にお
けるAE,CE)と判断した時は、修正値を算出
(上記比較演算処理の時に同時にできる)し、そ
の修正値に基づき新たな基準値が算出され、その
新たな基準値に基づいて各段の設定器10,1
1,12,13,14,15の制御レベルである
それぞれの設定値を演算して決定する。 また、成形品の重量の修正が必要(第2図にお
けるBD,BF)と判断した時は、充填時の下杵5
の高さを変える等の重量制御系に出力し、更に、
重量の修正と再サンプリングが必要(第2図にお
けるAD,CD,AF,CFと判断した時は、同じく
重量制御系に出力した後に再びサンプリングを行
い同様に演算処理し、再び上下荷重限界をその荷
重標準偏差が越えた時に基準値を修正するように
なつている。 そして、演算処理装置9と各段の設定器10,
11,12,13,14,15とはそれぞSET
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)として接続されており、
上記決定されたそれぞれの設定値は自動的に各段
の設定器10,11,12,13,14,15に
入力される。 各段の設定器を説明すれば、設定器10は、制
御限界域上限を設定するものであり、演算処理装
置9よりSET(1)として出力された設定値と信号
処理装置8からの成形による荷重電気信号である
出力Pとを比較し、この出力Pが上記設定値を超
えた場合にOUT(1)を出力するものである。 設定器11は、上限排除レベルを設定するもの
であり、上記同様SET(2)として出力された設定
値と出力Pとを比較し、出力Pが上記設定値を超
えた場合にOUT(2)を出力し、この超えた場合が
別に定めた回数以上連続した場合にOUT3を出力
するものである。 設定器12は、上限側の制御開始を設定するも
のであり、上記同様SET(3)として出力された設
定値と出力Pとを比較し、出力Pが上記設定値を
超えて別に定めた回数連続した場合にOUT4を出
力するものである。 設定器13は、下限側の制御開始を設定するも
のであり、演算処理装置9よりSET(4)として出
力された設定値と信号処理装置からの成形による
電気信号である出力Pとを比較し、この出力Pが
上記設定値を越えて別に定めた回数連続した場合
にOUT(5)を出力するものである。 設定器14は、下限排除レベルを設定するもの
であり、上記同様SET(5)として出力された設定
値と出力Pとを比較し、出力Pが上記設定値を超
えた場合にOUT(6)を出力し、この超えた場合が
別に定めた回数以上連続した場合にOUT(7)を出
力するものである。 設定器15は、制御限界域下限を設定するもの
であり、上記同様SET(6)として出力された設定
値と出力Pとを比較し、この出力Pが上記設定値
を超えた場合にはOUT(8)を出力するものである。 上記OUT(1)及びOUT(8)は、それぞれ機械停止
理由をメツセージ(表示)として出力すると共
に、機械を停止すべく機械制御系に出力するもの
である。 上記OUT(3)及びOUT(7)は、それぞれ機械停止
理由をメツセージ(表示)として出力すると共
に、機械を停止すべく機械制御系に出力するもの
である。 上記OUT(2)及びOUT(6)は、それぞれ成形品
(製品)排除理由をメツセージ(表示)として出
力すると共に、成形品を排除すべく機械制御系に
出力するものである。 上記OUT(4)及びOUT(5)は、それぞれ充填量調
節理由をメツセージ(表示)として出力すると共
に、臼3内に充填される粉末量を調節すべく下杵
5の高さを決める重量レール等の重量調整機構を
制御する充填量調節系に出力するものである。 上記演算処理装置9は、製品品種切換時等の稼
動前に任意にサンプリングを行うことは勿論、定
時間毎または定成形回数毎あるいは外部の任意な
信号等により、稼動中である成形圧縮中に逐次サ
ンプリングを行い、新たな状態の標準偏差を算出
して各段の設定器の設定値を自動的に設定し直す
ことできると共に、所定回数(回転式の場合は1
回転中の臼3の数)の平均荷重値16、最大荷重
値17、最小荷重値18、標準偏差19、変動係
数20等をデイスプレー表示あるいは記録して出
力できるものである。 なお、26は下ロール6の昇降装置であり、該
装置26は、モータ22、ウオーム23、ウオー
ムギヤー24、ねじ棒25から形成されており、
そのモータ22の回動により下ロール6を上下
し、上杵2と下杵5との圧縮間隔を変えるもので
あり、上記演算処理装置9によつて温度変化の要
因があるとして基準値の修正が必要と判断した場
合に、その基準値を修正するかわりにモータ22
の回動を制御して、その修正値に対応する下ロー
ル6の高さ(杵の圧縮間隔)を修正してもよく、
この場合は成形品の厚みも管理できるので望まし
い。 第4図は本発明の他の実施例を示すものであ
り、演算処理装置の演算方法を示す説明図であ
る。 これは、上下荷重限界値を理想値(中心値)よ
り2分割してそれぞれ上限側限界bと下限側限界
cとし、また、上下重量限界値をその理想値(中
心値)より2分割してそれぞれ上限側限界fと下
限側限界gとして、比較演算においてより高精度
な判断ができるものである。 温度変化による圧縮荷重と成形品の重量との変
化は反比例する。即ち、温度変化が上昇した場合
は、圧縮荷重は上昇するので、従来であれば設定
器による制御限界の作用により重量過多であると
判断して粉末充填量を下げる方向に制御し、重量
が正常であるにもかかわらず重量を減じてしま
い、これが進行すれば更に充填量を下げて重量不
足の成形品を作つてしまう。 また逆に、温度変化が降下した場合は、圧縮荷
重は下降するので、従来であれば設定器による制
御限界の作用により重量不足であると判断して粉
末充填量を多くする方向に制御し、重量が正常で
あるにもかかわらず重量を増加させてしまい、こ
れが進行すれば更に充填量を多くして重量過多の
成形品を作つてしまう。 よつて第4図のように、荷重限界値と重量限界
値とをそれぞれ上下に区分して、例えば、荷重が
上限側限界内bで重量が上限側限界内fの場合に
は、その荷重が上昇している要因は重量が上昇し
ていることであると判断することができ、常に成
形品の重量を理想的な重量(中心重量)に管理す
ることができる。 本発明は、上記実施例に限定されるものではな
く、例えば、サンプリングにより自動設定された
各段の設定値を管理余裕を持たせるために手動修
正可能としたり、各段の設定値に粉末の比重係数
を掛け例えば上記実施例の設定器13の設定範囲
を−σ×Aとしてもよく任意であり、また、荷
重限界値及び重量限界値は、任意に決定できると
共に、幅の有る数値とし、その数値内に測定値が
入つた時をそれぞれの限界値外であるとしてもよ
い。 (発明の効果) 以上に説明したように、本発明は、従来操作者
等の熟練した技術によるばらつき要因の評価を、
標準偏差を基準として行うものであり、操作者の
負担を軽減すると共に、温度変化により生じる圧
縮荷重のばらつき要因を排除し確実な評価に基づ
く設定が極めて単時間に且つ自動的に行うことが
できるものである。 また、本発明は、稼動中においても逐次サンプ
リングが可能であり、しかも従来物性等の変化に
伴う制御レベルの変更を圧縮荷重→電気信号の入
力レベルによつて修正していたものに対して、各
段の設定値を直接に修正でき、次回サンプリング
の評価を妨げることなく逐次各段の設定値を自動
的に設定することができる。 更に、本発明は、ロール昇降装置等のように杵
の間隔を調整する機械的な構成を必要とすること
なく、熱による影響を排除した精密な成形品の重
量制御ができるものであり、そのようなロール間
隔を調整する昇降装置の無い既製(使用中)の成
形機においても容易に実施できる等の効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明における粉末圧縮成形機の成形
品の重量制御における設定器の設定方法の実施例
を示すものであり、第1図は本発明の一実施例を
示す説明図、第2図は同じく演算処理装置の説明
図、第3図は同じく圧縮荷重の波形を示す説明図
であり、第4図は本発明の他の実施例を示す説明
図である。 図面において、1は上ロール、2は上杵、3は
臼、4は臼取付盤、5は下杵、6は下ロール、7
は荷重電気変換器、8は信号処理装置、9は演算
処理装置、10,11,12,13,14,15
は設定器、16は平均荷重値、17は最大荷重
値、18は最小荷重値、19は標準偏差、20は
変動係数、21は秤量器を示すものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粉末成形における圧縮荷重の変化を荷重電気
    信号に変換し、該電気信号を適宜適数回サンプリ
    ングをおこなつて荷重標準偏差を算出し、該標準
    偏差に基づき演算して多段の設定器の基準値と
    し、該算出された基準値に基づき多段の設定器の
    それぞれの設定値を演算決定することにより設定
    し、その後の成形による荷重電気信号を各設定値
    と比較することにより充填粉末量等を自動制御す
    る粉末圧縮成形機の成形品の重量制御における設
    定器の設定方法において、成形品を秤量して重量
    変化を重量電気信号に変換し、適正品の重量電気
    信号の上下重量限界を任意に決定し、適正品の荷
    重標準偏差における上下荷重限界を任意に決定
    し、サンプリングされた荷重標準偏差が荷重限界
    値外であつて重量電気信号が重量限界値内の場合
    には基準値の修正をし、サンプリングされた荷重
    標準偏差が荷重限界値外であつて重量電気信号が
    重量限界値外の場合には充填粉末量を修正した後
    に再度荷重標準偏差をサンプリングして荷重限界
    値外の時にのみ基準値の修正をするようにしたこ
    とを特徴とする粉末圧縮成形機の成形品の重量制
    御における設定器の設定方法。 2 変換された荷重電気信号が、圧縮荷重の変化
    の波高値のピークを捕えたものであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の粉末圧縮成形
    機の成形品の重量制御における設定器の設定方
    法。 3 設定器の設定値が、成形による荷重電気信号
    が設定器の上下制御限界を同方向に複数回連続し
    て越えた時にサンプリングされることにより自動
    的に決定されるものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項または第2項記載の粉末圧縮成
    形機の成形品の重量制御における設定器の設定方
    法。 4 設定器の設定値が、所定時間毎にサンプリン
    グされることにより自動的に決定されるものであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の粉末圧縮成形機の成形品の重量制御
    における設定器の設定方法。 5 設定器の設定値が、所望時任意にサンプリン
    グされることにより決定されるものであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記
    載の粉末圧縮成形機の成形品の重量制御における
    設定器の設定方法。 6 設定器の設定値が、算出された基準値に予め
    任意に決められた係数を掛けることにより決定さ
    れるものであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項ないし第5項のいずれかに記載の粉末圧縮
    成形機の成形品の重量制御における設定器の設定
    方法。 7 設定器が、その設定値に対して成形による荷
    重電気信号が超えた場合に音声またはランプ等に
    より知らせる外部出力信号を発するものであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第6
    項のいずれかに記載の粉末圧縮成形機の成形品の
    重量制御における設定器の設定方法。 8 設定器が、成形による荷重電気信号を記憶し
    て出力できるものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載の
    粉末圧縮成形機の成形品の重量制御における設定
    器の設定方法。 9 設定器が、成形による荷重電気信号を成形に
    要した成形金型別に記憶して出力できるものであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
    第7項のいずれかに記載の粉末圧縮成形機の成形
    品の重量制御における設定器の設定方法。 10 設定器が、その設定値に対して成形による
    荷重電気信号が超えた場合に直ちに機械停止信号
    を発するものと、一定回数以内ならその超えた成
    形品のみの排除信号を発し所定回数以上超えた時
    に機械停止信号を発するものとからなるものであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
    第9項のいずれかに記載の粉末圧縮成形機の成形
    品の重量制御における設定器の設定方法。
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