JPS6227920B2 - - Google Patents
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- JPS6227920B2 JPS6227920B2 JP11874784A JP11874784A JPS6227920B2 JP S6227920 B2 JPS6227920 B2 JP S6227920B2 JP 11874784 A JP11874784 A JP 11874784A JP 11874784 A JP11874784 A JP 11874784A JP S6227920 B2 JPS6227920 B2 JP S6227920B2
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- powder
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/30—Feeding material to presses
- B30B15/302—Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses
- B30B15/304—Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses by using feed frames or shoes with relative movement with regard to the mould or moulds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B11/00—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
- B30B11/005—Control arrangements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
この発明は、室温の変化や成形機の発熱によつ
て杵や圧縮ロール等の機器が膨脹又は収縮するこ
とにより発生する圧縮圧力の変化に影響されるこ
とがない回転式錠剤製造機等の回転式粉末圧縮成
形機における成形品の重量自動調整方法に関する
ものである。 一般に、成形品の重量は、ホツパ内にある粉末
の密度やホツパよりフイードシユに供給される粉
末の量及び粉末の大小によつて変化するものであ
り、その重量を一定に保つために、粉末が圧縮成
形される時の圧縮力を計測し、重量レールの高さ
を変えて下杵を昇降させることにより臼孔への粉
末量を自動的に調整することは、特許出願公告
昭45―16085号公報により公知である。 しかしながら、成形機の長時間の運転による機
械の発熱や粉末の圧縮成形時の発熱等により、上
杵、下杵、圧縮ロール等が熱膨脹し、そのために
圧縮圧力は変化する。 この温度による圧縮圧力の変化により、上記圧
縮力を測定することによりおこなう重量自動調整
は、実際の成形品の重量が変化していないのにか
かわらず臼孔への粉末量を変化させてしまう結果
成形品の重量誤差が発生するものであつた。 本発明は、そのような欠点を除く目的のために
なされたものであり、その構成を説明すれば、次
の通りである。 この発明は、圧縮成形時における圧縮ロールに
掛かる荷重の変化を電気的歪計によつて電気量の
変化に変換し、該電気量の限界以上の変化によつ
てリレー及び原動機が作動するようにし、該原動
機の作動によつて重量レールが上下に昇降するよ
うにし、この重量レールの昇降によつてこの上の
下杵高さを変化させて下杵の高さによつて決定さ
れる臼孔の容積を増減させ、これによつて粉末の
臼孔への供給量を調整するようにした成形品の重
量を自動調整できる回転式粉末圧縮成形機におい
て、成形品の連続駆動や粉末圧縮成形時等に発生
する発熱による温度変化を温度センサー等によつ
て電気量の変化に変換し、該温度による電気量の
変化にもとづいて上記荷重による電気的歪計の電
気量の変化を修正するようにしたことを特徴とす
る回転式粉末圧縮成形機における成形品の重量自
動調整方法である。 この発明の回転式粉末圧縮成形機における成形
品の重量自動調整方法の一実施例を、図面につい
て説明すれば次の通りである。 図面はこの発明を錠剤製造機に実施した場合
の、その作動状態を示すために、杵を配列した円
周面を縦断してこれを平面に展開した説明図であ
り、回転盤1と上杵保持盤2および下杵保持盤3
とは一体に形成されていて、錠剤製造機の回転軸
の回りに回転するようにされている。 この回転盤1の一定の円周面上には等間隔に多
数の(図面では3個)段付孔が設けられ、この段
付孔に臼孔5を有する臼4が嵌着されており、そ
の臼孔5の底は後述する下杵9の上端によつて得
られることによつて成形室が形成される。 上記上杵保持盤2および下杵保持盤3には、上
記回転盤1の臼4と対応する位置にそれぞれ上杵
用孔6および下杵用孔7が形成されており、この
上杵用孔6には上杵8、下杵用孔7には下杵9が
それぞれ摺動自在に挿嵌されている。 上杵8は、上杵保持盤2の上方に配置されてい
る上杵案内レール10によつてその頭部を吊り下
げることにより、定められた高さで図面の右方向
に移動することができるようにされている。 一方下杵9は、下杵保持盤3の下方に配置され
ている下杵案内レール11、重量レール12、重
量レール12の端にピンによつて回動自在に支え
られて取着された案内レール13等の面上を移動
することによつて定められた高さで図面の右方向
に移動することができる。 成形しようとする粉末はホツパ14の中に入れ
られており、フイードシユ15はこのホツパ14
から落下する粉末を少しずつ回転盤1の面上に供
給するために回転盤1の上方に配置されている。 16は成形品である錠剤を取り卸すためのシユ
ートである。 図面中aは臼孔5に供給される粉末量の調整位
置、bは圧縮成形位置、cは錠剤取卸位置であ
り、aの位置において、重量レール12の下端に
はネジ棒17が取着され、このネジ棒17は、原
動機26のシヤフトに取着されたウオーム25に
噛合わされたウオームギヤー18に螺嵌されてい
る。 bの位置において、上杵8および下杵9の上方
又は下方にはそれぞれ上ロール19および下ロー
ル20が配置され、その下ロール20の下方には
ロードセル27が配置されている。 またこのロードセル27は増幅器28に接続
し、その増幅器28はリレー29に接続し、その
リレー29が上記原動機26に接続されている。 21は温度センサーであり、回転盤1の回転に
より下杵9が通過する所の近傍に配設されてお
り、この温度センサー21は温度センサー用増幅
器22に接続し、この温度センサー用増幅器22
は上記増幅器28に接続されている。 24は成形された錠剤であり、23はその成形
品である錠剤24が重量の上下限界を越えて成形
された場合即ち重量不良の錠剤を良品とは別に取
り出すためのダンパーである。 次にこの錠剤製造機の操作について説明すれ
ば、回転盤1の回転によつて上杵保持盤2および
下杵保持盤3も共に回転するから、上杵8および
下杵9は平面上を回転運動する(図面においては
右方向へ移動する)。 そしてこの運動と共に上杵8は上杵案内レール
10によつて上杵保持盤2の上杵用孔6の中を上
下方向に運動し、下杵9は下杵案内レール11、
重量レール12、案内レール13によつて下杵保
持盤3の下杵用孔7の中を上下方向に運動する。 今ホツパ14から落下する粉末は、回転盤1の
回転につれてaより左側の位置においてフイード
シユ15によつて臼孔5の中に供給され、臼孔5
がaの位置にくると、下杵9が重量レール12の
面上に載ることにより、臼孔5に供給される粉末
の体積又は重量はこの重量レール12の高さによ
つて決定される。即ち重量レール12の高さは下
杵9の高さを決定し、この下杵9の高さは臼孔5
の深さそして臼孔5の容積を決定するからであ
る。 回転盤1が更に回転して、上杵8および下杵9
がそれぞれ上杵案内レール10や案内レール13
によつてそれらの高さを変えながらbの位置にく
ると、上杵8はその頭部を上ロール19によつて
押圧されこれと同時に下杵9は下ロール20によ
つて押圧されるから、臼孔5の中の粉末は圧縮成
形される。 続いて上杵8および下杵9はcの位置まで移動
し、回転盤1の面上に押し上げられた錠剤24は
シユート16によつて取り卸される。 このように上記上杵8および下杵9がa,b,
cの位置を順に経過してこれを繰り返す間に、粉
末が圧縮成形されて錠剤24が製造されるのであ
るが、上記bの位置における粉末の圧縮成形時に
おいて、下ロール20に掛かる荷重がロードセル
27に圧力の変化として検出されると共に電気量
の変化に変換され、これが増幅器28によつて増
幅されてその電気量が限界以上に変化した場合に
リレー29が働いて原動機26が作動し、これに
よつてウオーム25とそれに噛合つたウオームギ
ヤー18が回動し、これに螺嵌されているネジ棒
17が重量レール12を昇降させ、臼孔5の中の
粉末の体積を増減させることにより、その後圧縮
成形される錠剤の重量が直ちに調整されるもので
ある。 このように圧縮成形を繰り返す成形機の長時間
運転時には原動機等の機械の発熱や圧縮成形時等
による発熱のために、上杵8、下杵9、上下の圧
縮ロール19,20等が熱膨脹し、そのことによ
り固定されている上ロール19と下ロール20と
の間を上杵8と下杵9が通過して粉末を圧縮成形
する時の圧縮圧力は高くなり、粉末重量の変化が
無いにもかかわらずロードセル27は、重量を減
じる方向に重量レール12を作動する如き圧力信
号を出し、成形された錠剤は真の錠剤重量とはな
らず重量不足のものとなる。 そこで、前述した回転盤1の下部にその回転盤
1の回転により下杵9が通過する位置の近傍に配
設された温度センサー21が回転盤1と下杵9部
分の温度変化を検出し、これを温度センサー用増
幅器22により増幅して電気量の変化に変換し、
その温度上昇あるいは温度下降即ち温度変化に対
応した電気量が、前記増幅器28において、粉末
重量の変化が無いにもかかわらずロードセル27
が検出した荷重による電気量の変化を相殺するが
ごとく補正することができるようにする。 尚電気量の限界以上の変化や上下限界を越える
電気量の変化によつてリレーを作動させる等のこ
とは、通常的には公知公用の技術であるから、そ
の説明を省略する。 また上記粉末は、広い意味での粉末であり、微
粒子及び粒子顆粒を含むものである。 本発明は、上記実施例に限定されるものではな
く、たとえば、温度センサーが検出した電気量の
変化によつてロードセルが検出した圧力の変化即
ち荷重による電気量の変化を補正することは、ロ
ードセル、増幅器、リレー、原動機のいずれの位
置においても可能であり、その温度センサーとの
接続位置は任意である。 また、温度センサーを複数個配設することや、
その温度センサーとロードセルからの検出信号を
コンピユーターに入力することによつて、温度変
化によるロードセルの圧力変化を補正し、重量調
整をコンピユーター制御してもよい。 以下に錠剤製造機における温度変化が圧縮圧力
(圧縮荷重)等におよぼす影響を実験値により説
明すれば、次の通りである。
て杵や圧縮ロール等の機器が膨脹又は収縮するこ
とにより発生する圧縮圧力の変化に影響されるこ
とがない回転式錠剤製造機等の回転式粉末圧縮成
形機における成形品の重量自動調整方法に関する
ものである。 一般に、成形品の重量は、ホツパ内にある粉末
の密度やホツパよりフイードシユに供給される粉
末の量及び粉末の大小によつて変化するものであ
り、その重量を一定に保つために、粉末が圧縮成
形される時の圧縮力を計測し、重量レールの高さ
を変えて下杵を昇降させることにより臼孔への粉
末量を自動的に調整することは、特許出願公告
昭45―16085号公報により公知である。 しかしながら、成形機の長時間の運転による機
械の発熱や粉末の圧縮成形時の発熱等により、上
杵、下杵、圧縮ロール等が熱膨脹し、そのために
圧縮圧力は変化する。 この温度による圧縮圧力の変化により、上記圧
縮力を測定することによりおこなう重量自動調整
は、実際の成形品の重量が変化していないのにか
かわらず臼孔への粉末量を変化させてしまう結果
成形品の重量誤差が発生するものであつた。 本発明は、そのような欠点を除く目的のために
なされたものであり、その構成を説明すれば、次
の通りである。 この発明は、圧縮成形時における圧縮ロールに
掛かる荷重の変化を電気的歪計によつて電気量の
変化に変換し、該電気量の限界以上の変化によつ
てリレー及び原動機が作動するようにし、該原動
機の作動によつて重量レールが上下に昇降するよ
うにし、この重量レールの昇降によつてこの上の
下杵高さを変化させて下杵の高さによつて決定さ
れる臼孔の容積を増減させ、これによつて粉末の
臼孔への供給量を調整するようにした成形品の重
量を自動調整できる回転式粉末圧縮成形機におい
て、成形品の連続駆動や粉末圧縮成形時等に発生
する発熱による温度変化を温度センサー等によつ
て電気量の変化に変換し、該温度による電気量の
変化にもとづいて上記荷重による電気的歪計の電
気量の変化を修正するようにしたことを特徴とす
る回転式粉末圧縮成形機における成形品の重量自
動調整方法である。 この発明の回転式粉末圧縮成形機における成形
品の重量自動調整方法の一実施例を、図面につい
て説明すれば次の通りである。 図面はこの発明を錠剤製造機に実施した場合
の、その作動状態を示すために、杵を配列した円
周面を縦断してこれを平面に展開した説明図であ
り、回転盤1と上杵保持盤2および下杵保持盤3
とは一体に形成されていて、錠剤製造機の回転軸
の回りに回転するようにされている。 この回転盤1の一定の円周面上には等間隔に多
数の(図面では3個)段付孔が設けられ、この段
付孔に臼孔5を有する臼4が嵌着されており、そ
の臼孔5の底は後述する下杵9の上端によつて得
られることによつて成形室が形成される。 上記上杵保持盤2および下杵保持盤3には、上
記回転盤1の臼4と対応する位置にそれぞれ上杵
用孔6および下杵用孔7が形成されており、この
上杵用孔6には上杵8、下杵用孔7には下杵9が
それぞれ摺動自在に挿嵌されている。 上杵8は、上杵保持盤2の上方に配置されてい
る上杵案内レール10によつてその頭部を吊り下
げることにより、定められた高さで図面の右方向
に移動することができるようにされている。 一方下杵9は、下杵保持盤3の下方に配置され
ている下杵案内レール11、重量レール12、重
量レール12の端にピンによつて回動自在に支え
られて取着された案内レール13等の面上を移動
することによつて定められた高さで図面の右方向
に移動することができる。 成形しようとする粉末はホツパ14の中に入れ
られており、フイードシユ15はこのホツパ14
から落下する粉末を少しずつ回転盤1の面上に供
給するために回転盤1の上方に配置されている。 16は成形品である錠剤を取り卸すためのシユ
ートである。 図面中aは臼孔5に供給される粉末量の調整位
置、bは圧縮成形位置、cは錠剤取卸位置であ
り、aの位置において、重量レール12の下端に
はネジ棒17が取着され、このネジ棒17は、原
動機26のシヤフトに取着されたウオーム25に
噛合わされたウオームギヤー18に螺嵌されてい
る。 bの位置において、上杵8および下杵9の上方
又は下方にはそれぞれ上ロール19および下ロー
ル20が配置され、その下ロール20の下方には
ロードセル27が配置されている。 またこのロードセル27は増幅器28に接続
し、その増幅器28はリレー29に接続し、その
リレー29が上記原動機26に接続されている。 21は温度センサーであり、回転盤1の回転に
より下杵9が通過する所の近傍に配設されてお
り、この温度センサー21は温度センサー用増幅
器22に接続し、この温度センサー用増幅器22
は上記増幅器28に接続されている。 24は成形された錠剤であり、23はその成形
品である錠剤24が重量の上下限界を越えて成形
された場合即ち重量不良の錠剤を良品とは別に取
り出すためのダンパーである。 次にこの錠剤製造機の操作について説明すれ
ば、回転盤1の回転によつて上杵保持盤2および
下杵保持盤3も共に回転するから、上杵8および
下杵9は平面上を回転運動する(図面においては
右方向へ移動する)。 そしてこの運動と共に上杵8は上杵案内レール
10によつて上杵保持盤2の上杵用孔6の中を上
下方向に運動し、下杵9は下杵案内レール11、
重量レール12、案内レール13によつて下杵保
持盤3の下杵用孔7の中を上下方向に運動する。 今ホツパ14から落下する粉末は、回転盤1の
回転につれてaより左側の位置においてフイード
シユ15によつて臼孔5の中に供給され、臼孔5
がaの位置にくると、下杵9が重量レール12の
面上に載ることにより、臼孔5に供給される粉末
の体積又は重量はこの重量レール12の高さによ
つて決定される。即ち重量レール12の高さは下
杵9の高さを決定し、この下杵9の高さは臼孔5
の深さそして臼孔5の容積を決定するからであ
る。 回転盤1が更に回転して、上杵8および下杵9
がそれぞれ上杵案内レール10や案内レール13
によつてそれらの高さを変えながらbの位置にく
ると、上杵8はその頭部を上ロール19によつて
押圧されこれと同時に下杵9は下ロール20によ
つて押圧されるから、臼孔5の中の粉末は圧縮成
形される。 続いて上杵8および下杵9はcの位置まで移動
し、回転盤1の面上に押し上げられた錠剤24は
シユート16によつて取り卸される。 このように上記上杵8および下杵9がa,b,
cの位置を順に経過してこれを繰り返す間に、粉
末が圧縮成形されて錠剤24が製造されるのであ
るが、上記bの位置における粉末の圧縮成形時に
おいて、下ロール20に掛かる荷重がロードセル
27に圧力の変化として検出されると共に電気量
の変化に変換され、これが増幅器28によつて増
幅されてその電気量が限界以上に変化した場合に
リレー29が働いて原動機26が作動し、これに
よつてウオーム25とそれに噛合つたウオームギ
ヤー18が回動し、これに螺嵌されているネジ棒
17が重量レール12を昇降させ、臼孔5の中の
粉末の体積を増減させることにより、その後圧縮
成形される錠剤の重量が直ちに調整されるもので
ある。 このように圧縮成形を繰り返す成形機の長時間
運転時には原動機等の機械の発熱や圧縮成形時等
による発熱のために、上杵8、下杵9、上下の圧
縮ロール19,20等が熱膨脹し、そのことによ
り固定されている上ロール19と下ロール20と
の間を上杵8と下杵9が通過して粉末を圧縮成形
する時の圧縮圧力は高くなり、粉末重量の変化が
無いにもかかわらずロードセル27は、重量を減
じる方向に重量レール12を作動する如き圧力信
号を出し、成形された錠剤は真の錠剤重量とはな
らず重量不足のものとなる。 そこで、前述した回転盤1の下部にその回転盤
1の回転により下杵9が通過する位置の近傍に配
設された温度センサー21が回転盤1と下杵9部
分の温度変化を検出し、これを温度センサー用増
幅器22により増幅して電気量の変化に変換し、
その温度上昇あるいは温度下降即ち温度変化に対
応した電気量が、前記増幅器28において、粉末
重量の変化が無いにもかかわらずロードセル27
が検出した荷重による電気量の変化を相殺するが
ごとく補正することができるようにする。 尚電気量の限界以上の変化や上下限界を越える
電気量の変化によつてリレーを作動させる等のこ
とは、通常的には公知公用の技術であるから、そ
の説明を省略する。 また上記粉末は、広い意味での粉末であり、微
粒子及び粒子顆粒を含むものである。 本発明は、上記実施例に限定されるものではな
く、たとえば、温度センサーが検出した電気量の
変化によつてロードセルが検出した圧力の変化即
ち荷重による電気量の変化を補正することは、ロ
ードセル、増幅器、リレー、原動機のいずれの位
置においても可能であり、その温度センサーとの
接続位置は任意である。 また、温度センサーを複数個配設することや、
その温度センサーとロードセルからの検出信号を
コンピユーターに入力することによつて、温度変
化によるロードセルの圧力変化を補正し、重量調
整をコンピユーター制御してもよい。 以下に錠剤製造機における温度変化が圧縮圧力
(圧縮荷重)等におよぼす影響を実験値により説
明すれば、次の通りである。
【表】
【表】
表1の説明
表1は、杵径8mm、β乳糖98%、ステアリンサ
ンマグネシウム1%、タルク1%から成る粉末に
より、隅角平面状の錠剤を製造する場合に、粉末
充填深さ5.45mmとしたものを回数1とし、回数2
以後を0.05mmずつ順次下杵を上昇させて回数10が
5.00mmとし、その1回から10回までの各回毎に
50T(Tは錠剤数)を取り出し、その中のものを
10Tずつ3回測定して、それの1T当りの重量と
打錠圧力(圧縮成形圧力)との関係を示したもの
であり、これによると圧縮比2(充填量体積と成
形錠剤体積の比率)を回数1とした時の打錠圧力
が1340Kgであつた。
ンマグネシウム1%、タルク1%から成る粉末に
より、隅角平面状の錠剤を製造する場合に、粉末
充填深さ5.45mmとしたものを回数1とし、回数2
以後を0.05mmずつ順次下杵を上昇させて回数10が
5.00mmとし、その1回から10回までの各回毎に
50T(Tは錠剤数)を取り出し、その中のものを
10Tずつ3回測定して、それの1T当りの重量と
打錠圧力(圧縮成形圧力)との関係を示したもの
であり、これによると圧縮比2(充填量体積と成
形錠剤体積の比率)を回数1とした時の打錠圧力
が1340Kgであつた。
【表】
【表】
表3の説明
上ロールの下面と下ロールの上面の間を270mm
に固定する。 上杵と下杵の合計は266.7mmで上記270mmとの差
3.3mmは、圧縮成形後取り出した錠剤が膨脹する
寸法を見込した値である。 熱膨脹による圧縮圧力の変化を例示的に見る
と、H1=上杵の寸法差、H2=下杵の寸法差、H3
=上下ロール間の寸法差、h=1回分の充填深
さ、Kg=1回分の圧力差、圧縮比を2とした場
合、 圧力差=2Kg(H1+H2+H3)/h−Kg・H2/
h =2×50×(0.023+0.03+0.025)/
0.05−50×0.03/0.05 =126Kg 表1においてたとえば、打錠圧力1030Kg、平均
重量202mgの時熱膨脹にて上記126Kgの圧力増加と
なり、この圧力増加分を重量が増加したものとし
て重量調整の修正をしたとすると、197mgの重量
の錠剤となり、真の錠剤重量に変化がないにもか
かわらず、5mg不足の錠剤を作ることとなる。 以上に説明したように、本発明は、厳しい重量
管理が要求される錠剤製造機等において、室温や
機械温度に全く影響されることがないので、室温
や機械温度が低下して機器が収縮している場合即
ち始業時等においても温度変化に対応するための
重量測定や重量調整をする必要がないと共に、室
温や機械の温度管理上の設備等も必要なく、成形
された錠剤重量を測定検査することなく長時間の
打錠運転が可能であり、生産能力および品質を著
しく向上させることができる等の効果を有するも
のである。
に固定する。 上杵と下杵の合計は266.7mmで上記270mmとの差
3.3mmは、圧縮成形後取り出した錠剤が膨脹する
寸法を見込した値である。 熱膨脹による圧縮圧力の変化を例示的に見る
と、H1=上杵の寸法差、H2=下杵の寸法差、H3
=上下ロール間の寸法差、h=1回分の充填深
さ、Kg=1回分の圧力差、圧縮比を2とした場
合、 圧力差=2Kg(H1+H2+H3)/h−Kg・H2/
h =2×50×(0.023+0.03+0.025)/
0.05−50×0.03/0.05 =126Kg 表1においてたとえば、打錠圧力1030Kg、平均
重量202mgの時熱膨脹にて上記126Kgの圧力増加と
なり、この圧力増加分を重量が増加したものとし
て重量調整の修正をしたとすると、197mgの重量
の錠剤となり、真の錠剤重量に変化がないにもか
かわらず、5mg不足の錠剤を作ることとなる。 以上に説明したように、本発明は、厳しい重量
管理が要求される錠剤製造機等において、室温や
機械温度に全く影響されることがないので、室温
や機械温度が低下して機器が収縮している場合即
ち始業時等においても温度変化に対応するための
重量測定や重量調整をする必要がないと共に、室
温や機械の温度管理上の設備等も必要なく、成形
された錠剤重量を測定検査することなく長時間の
打錠運転が可能であり、生産能力および品質を著
しく向上させることができる等の効果を有するも
のである。
図面はこの発明による回転式粉末圧縮成形機に
おける成形品の重量自動調整方法を、錠剤製造機
に応用した場合の一実施例であり、その作動状態
を示すために杵を配列した円周面を縦断してこれ
を平面に展開した説明図である。 図面において、1は回転盤、2は上杵保持盤、
3は下杵保持盤、4は臼、5は臼孔、6は上杵用
孔、7は下杵用孔、8は上杵、9は下杵、10は
上杵案内レール、11は下杵案内レール、12は
重量レール、13は案内レール、14はホツパ、
15はフイードシユ、16はシユート、17はネ
ジ棒、18は重量調節用ウオームギヤー、19は
上ロール、20は下ロール、21は温度センサ
ー、22は温度センサー用増幅器、23は取り出
しダンパー、24は錠剤、25はウオーム、26
は原動機、27はロードセル、28は増幅器、2
9はリレーを示すものである。
おける成形品の重量自動調整方法を、錠剤製造機
に応用した場合の一実施例であり、その作動状態
を示すために杵を配列した円周面を縦断してこれ
を平面に展開した説明図である。 図面において、1は回転盤、2は上杵保持盤、
3は下杵保持盤、4は臼、5は臼孔、6は上杵用
孔、7は下杵用孔、8は上杵、9は下杵、10は
上杵案内レール、11は下杵案内レール、12は
重量レール、13は案内レール、14はホツパ、
15はフイードシユ、16はシユート、17はネ
ジ棒、18は重量調節用ウオームギヤー、19は
上ロール、20は下ロール、21は温度センサ
ー、22は温度センサー用増幅器、23は取り出
しダンパー、24は錠剤、25はウオーム、26
は原動機、27はロードセル、28は増幅器、2
9はリレーを示すものである。
Claims (1)
- 1 圧縮成形時における圧縮ロールに掛かる荷重
の変化を電気的歪計によつて電気量の変化に変換
し、該電気量の限界以上の変化によつてリレー及
び原動機が作動するようにし、該原動機の作動に
よつて重量レールが上下に昇降するようにし、こ
の重量レールの昇降によつてこの上の下杵高さを
変化させて下杵の高さによつて決定される臼孔の
容積を増減させ、これによつて粉末の臼孔への供
給量を調整するようにした成形品の重量を自動調
整できる回転式粉末圧縮成形機において、成形品
の連続駆動や粉末圧縮成形時等に発生する発熱に
よる温度変化を温度センサー等によつて電気量の
変化に変換し、該温度による電気量の変化にもと
づいて上記荷重による電気的歪計の電気量の変化
を修正するようにしたことを特徴とする回転式粉
末圧縮成形機における成形品の重量自動調整方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11874784A JPS60261697A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 回転式粉末圧縮成形機における成形品の重量自動調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11874784A JPS60261697A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 回転式粉末圧縮成形機における成形品の重量自動調整方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60261697A JPS60261697A (ja) | 1985-12-24 |
JPS6227920B2 true JPS6227920B2 (ja) | 1987-06-17 |
Family
ID=14744051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11874784A Granted JPS60261697A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 回転式粉末圧縮成形機における成形品の重量自動調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60261697A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6355242A (ja) * | 1986-08-25 | 1988-03-09 | 東陶機器株式会社 | 建築物の内装材 |
JPH01114725U (ja) * | 1988-01-27 | 1989-08-02 | ||
JPH01114726U (ja) * | 1988-01-27 | 1989-08-02 | ||
JPH02113623U (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-11 | ||
JPH0623118Y2 (ja) * | 1988-01-25 | 1994-06-15 | 日本特殊陶業株式会社 | 超音波センサー |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3628757A1 (de) * | 1986-08-23 | 1988-03-03 | Fette Wilhelm Gmbh | Verfahren zur qualitaetssicherung bei der herstellung von tabletten |
JPS63252700A (ja) * | 1987-04-07 | 1988-10-19 | Kikusui Seisakusho:Kk | 回転式粉末圧縮成形機における成形品の重量調節方法 |
-
1984
- 1984-06-08 JP JP11874784A patent/JPS60261697A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6355242A (ja) * | 1986-08-25 | 1988-03-09 | 東陶機器株式会社 | 建築物の内装材 |
JPH0623118Y2 (ja) * | 1988-01-25 | 1994-06-15 | 日本特殊陶業株式会社 | 超音波センサー |
JPH01114725U (ja) * | 1988-01-27 | 1989-08-02 | ||
JPH01114726U (ja) * | 1988-01-27 | 1989-08-02 | ||
JPH02113623U (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60261697A (ja) | 1985-12-24 |
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