JPH0356109B2 - - Google Patents

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JPH0356109B2
JPH0356109B2 JP15923384A JP15923384A JPH0356109B2 JP H0356109 B2 JPH0356109 B2 JP H0356109B2 JP 15923384 A JP15923384 A JP 15923384A JP 15923384 A JP15923384 A JP 15923384A JP H0356109 B2 JPH0356109 B2 JP H0356109B2
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irradiated
light irradiation
lamps
outer diameter
lighting
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【発明の詳細な説明】 本発明は光照射方法に関し、更には断面が円形
をなす長尺の被照射物を効率よく照射できる光照
射方法に関するものである。
被塗装物に塗布された塗料の乾燥手段として、
ヒーター等よりなる加熱炉内で乾燥することが従
来より行われているが、最近では乾燥処理の高速
化を図るため、被照射物に光硬化性塗料を塗布
し、その塗膜に光を照射して乾燥硬化せしめるこ
とが行われている。そして、例えば金属パイプの
表面に塗布された防錆処理用の塗膜を乾燥硬化さ
せる場合のように、被照射物が長尺で断面が円形
であるときは、多数のランプを全体が筒状ないし
円環状となるように配置し、これにより形成され
る光照射部内を通過させながら処理される。この
乾燥硬化工程は一連の工程の中の一つであり、前
工程よりコンベヤによつて搬入され、連続的に処
理されて後工程へと搬出されるので被照射物のパ
スラインのレベルは一定である。一方、光照射炉
内のランプの位置も固定的なものである。従つ
て、もし被照射物はその外径が一定のもののみで
あるならば、ランプの位置は被照射物がその中心
を通過するようにすると均一に処理することがで
きるが、実際には種々の外径のものが乾燥硬化さ
れる。第6図はこの従来例の説明図であり、軸線
に対する直交面を模式的に図示したものである。
ここでLは筒状に配列されたランプの内接円であ
り、被照射物WがパスラインP上を搬送される
が、LとPのレベルがそれぞれ一定であるため
に、被照射物Wの外径が異るとLとWの中心が偏
心する。従つてLからWまでの距離が不同とな
り、被照射物の表面によつて、必要以上に強く照
射される部分と、逆に照射不足であり乾燥不良の
部分とが生じる。そこで、この不具合を少しでも
解消するために、各ランプの照射光を中心に集光
させず、ミラーの角度を少しずつ変えて各方向に
照射し、光照射部内の照度をできるだけ均一にす
ることが試みられているが、これも限界があつて
十分な成果をあげていない。更にこの方法では、
全てのランプを点灯することによつて光照射部内
の照度を均一に近づけるものであるため、表面積
が小さくて照射量の少なくてよい小径の被照射物
の場合でも全てのランプが点灯されており、非常
に不経済であつた。
そこで本発明はこれらの事情にかんがみてなさ
れたものであり、種々外径の異る長尺の被照射物
の表面を均一に、かつ効率よく照射できる光照射
方法を提供することを目的とする。そしてこの目
的は、炉体内の複数のランプとミラーの組みが内
方に向けて円環状ないし筒状に配置され、これに
より形成される光照射部の内部に一定のレベルの
パスライン上に搬送される長尺の光照射物を通過
させ、これを照射する光照射方法であつて、これ
らのランプを全点灯と離間点灯とが可能な電源に
よつて駆動し、更に離間点灯されるランプとミラ
ーの組みを覆う箱状の反射板を径方向にスライド
可能とし、照射に際しては、被照射物の外径に応
じて炉体を上下動させることにより被照射物と光
照射部との軸心を一致させ、かつ、被照射物の外
径が小さい場合は離間点灯により点灯間隔を大き
くするとともに該反射板をスライドさせてその開
口を被照射物に接近させることを特徴とする光照
射方法により達成される。
以下に図面にもとずいて本発明の実施例を具体
的に説明する。
第1図と第2図は本発明の実施例に使用される
光照射炉を示すが、装置箱1の両側壁には丸孔1
aが開口され、この両丸孔1a,1aを表面に光
硬化性塗料が塗布された金属パイプである被照射
物Wがローラーコンベヤー2により搬送されて通
過する。このローラーコンベヤー2のレベルは一
定であり、従つて被照射物WのパスラインPのレ
ベルが一定である。装置箱1の下方にはモータが
内蔵された駆動台3が配置され、その上方には円
筒状の炉体4が送りねじ棒31により支持されて
おり、炉体4は所定の範囲だけ上下方向にねじ送
り可能となつている。炉体4内には、第3図に示
すように、多数のランプ5とミラー6の組が内方
に向けて配置されている。本実施例では、ランプ
5は出力16KW、発光長1mの直管型であり、こ
れらが直径500mmの円筒状に配置され、これによ
つて光照射部7が形成されている。もつとも、ラ
ンプ5は球形の点光源であつてもよく、このとき
は円環状に配置される。そして、各ミラー6は、
照射光がほゞ平行光線であつて光照射部7の軸心
Cに集光されるように配置されているが、必ずし
も軸心Cに集光させる必要はなく、要は光照射部
7を均一に照射するようにすればよい。そして、
ランプ5とミラー6を覆う箱状の反射板8が、一
つずつ間隔をあけて配置されており、これらの反
射板8は径方向にスライド可能となつている。
次に、各ランプ5は、第4図に示すように隣接
する2本が1組となつており、各組、…が並
列で電源に接続されているが各組内でランプ5は
反射板8で覆われていないランプ5aと、反射板
8で覆われたランプ5bの順に並んでおり、ラン
プ5aが消灯されてランプ5bのみが点灯する離
間点灯が可能となつている。もつとも、離間点灯
の方法はこれに限られるものではなく、被照射物
Wの外径の範囲が大きくて、ランプ5の配列数が
多いにもかかわらず小径の被照射物Wも処理する
場合は、4本のランプ5を1組にしてこれらを5
a,5b,5a,5cの順に配列し、まず、ラン
プ5aが消灯されてランプ5bと5cが等間隔で
点灯され、更にはランプ5bも消灯されて第2段
の離間点灯を行うようにしてもよく、必要であれ
ば第3段、第4段などの多数の離間点灯が行わ
れ、それに応じて反射板8がスライドして前進す
る。
なお、図示はしていないが、本光照射炉には送
風装置と排風装置が接続され、ランプ5が冷却さ
れる。そして、丸孔1a部にはシヤツターなどが
取付けられ、ランプ5の光が外部に漏洩しないよ
うになつている。
次に、上記構成の光照射炉を使用して照射する
方法を説明する。光硬化性塗料が塗布された金属
製パイプの被照射物Wがローラーコンベヤー2に
よつて前工程より搬送されて光照射部7内を通過
するが、これに先きだつて被照射物Wの外径が測
定などによつて識別されている。そして、パスラ
インPが一定のレベルであるので、第5図に示す
ように、被照射物Wの外径が異なるとその軸心の
レベルが変化するが、その外径に応じて炉体4が
上下動される。即ち、外径が小さいときは軸心の
レベルが低いため、炉体4が下降し、逆に外径が
大きいときは上昇して外径の相異にかかわらず被
照射物Wの軸心と光照射部7の軸心Cとが一致す
る。従つて、各ランプ5から被照射物Wの表面ま
での距離が常に一定となるので部位による照射ム
ラは生じない。
ところで、被照射物Wの外径が異るとその表面
積も異なり、乾燥硬化に必要とされる照射総量も
異なつてくる。即ち、外径が大きいときは必要と
される照射総量が大きいために、第4図Aに示す
ようにランプ5は全数点灯される。一方、外径が
小さくなると必要量が少なくなるため、第4図B
に示すようにランプ5bのみが点灯され、かつ、
反射板8がスライドして前進し、その開口が被照
射物Wに接近する。従つて、被照射物Wの外径が
変化しても、常にその外径に適した炉体4内で軸
心を一致させて照射するのと同様の効果を得るこ
とができるので、最適な電力消費で均一に照射す
ることが可能となる。
この様に本発明は、被照射物の外径に応じて炉
体を上下動させることにより被照射物と光照射部
との軸心を一致させ、かつ、被照射物の外径が小
さい場合は離間点灯により点灯間隔を大きくする
とともに点灯されるランプとミラーの組みを覆う
反射板をスライドさせてその開口を被照射物に接
近させるので、被照射物はその外径の相互にかか
わらず表面が均一に照射され、必要以上に強く照
射される部分や逆に照射不足であつて硬化不良と
なる部分が生じることがなく良好に乾燥硬化され
る。そして、外径が小さいときにも無駄に点灯し
て電力を浪費することがなく、過剰照射にもなら
ない。よつて本発明に従えば、外径の異る長尺の
被照射物の表面を均一に、かつ効率よく照射でき
る光照射方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に使用される装置の側
面図、第2図は同じく正面断面図、第3図はミラ
ーとランプの模式的説明図、第4図A,Bは離間
点灯の説明図、第5図は被照射物とランプのレベ
ルの説明図、第6図は従来例の被照射物とランプ
のレベルの説明図である。 1……装置箱、2……ローラーコンベヤー、3
……駆動台、31……送りねじ棒、4……炉体、
5……ランプ、6……ミラー、7……光照射部、
8……反射板、W……被照射物、P……パスライ
ン、L……ランプ群の内接円、C……軸心。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 炉体内に複数のランプとミラーの組みが内方
    に向けて円環状ないし筒状に配置され、これによ
    り形成される光照射部の内部に一定レベルのパス
    ライン上を搬送される長尺の被照射物を通過さ
    せ、これを照射する光照射方法であつて、これら
    のランプを全点灯と離間点灯とが可能な電源によ
    つて駆動し、更に離間点灯されるランプとミラー
    の組みを覆う箱状の反射板を径方向にスライド可
    能とし、照射に際しては、被照射物の外径に応じ
    て炉体を上下動させることにより被照射物と光照
    射部との軸心を一致させ、かつ、被照射物の外径
    が小さい場合は離間点灯により点灯間隔を大きく
    するとともに該反射板をスライドさせてその開口
    を被照射物に接近させることを特徴とする光照射
    方法。
JP15923384A 1984-07-31 1984-07-31 光照射方法 Granted JPS6138664A (ja)

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JP15923384A JPS6138664A (ja) 1984-07-31 1984-07-31 光照射方法

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JP15923384A JPS6138664A (ja) 1984-07-31 1984-07-31 光照射方法

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Publication Number Publication Date
JPS6138664A JPS6138664A (ja) 1986-02-24
JPH0356109B2 true JPH0356109B2 (ja) 1991-08-27

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JP4773851B2 (ja) * 2006-03-14 2011-09-14 株式会社オーク製作所 紫外線硬化装置

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JPS6138664A (ja) 1986-02-24

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