JPH035595Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH035595Y2 JPH035595Y2 JP1985192069U JP19206985U JPH035595Y2 JP H035595 Y2 JPH035595 Y2 JP H035595Y2 JP 1985192069 U JP1985192069 U JP 1985192069U JP 19206985 U JP19206985 U JP 19206985U JP H035595 Y2 JPH035595 Y2 JP H035595Y2
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- JP
- Japan
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- furnace
- valve
- powder
- flow rate
- opening
- Prior art date
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- 239000008187 granular material Substances 0.000 claims description 18
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 24
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 3
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
- Blast Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、岩石、石炭等の粉粒体をホツパーか
ら排出する際に、その排出流量を調節する流量調
節弁に関する。
ら排出する際に、その排出流量を調節する流量調
節弁に関する。
たとえば、最近の高炉操業において、原料を高
炉内に装入する場合に自由度が大きいという利点
から、ベルレス型炉頂装入装置が多用される傾向
にある。
炉内に装入する場合に自由度が大きいという利点
から、ベルレス型炉頂装入装置が多用される傾向
にある。
この一例として、第3図に示されている構造の
ベルレス炉頂装入装置が、特開昭58−58211号公
報で記載されている。該ベルレス型炉頂装入装置
において、装入ベルトコンベア1によつて炉頂へ
運ばれた装入原料は、ヘツドプーリー2から旋回
シユート3を経由して上部固定ホツパー4に装入
される。次いで、下部ゲート弁5及び下部シール
弁6を閉状態に維持したまま、上部ゲート弁7及
び上部シール弁8を開状態とすることにより、上
部固定ホツパー4内の原料9を下部固定ホツパー
10内に投入する。この原料装入が終了すると、
上部シール弁8を閉とし、下部固定ホツパー10
内に高炉ガスまたは窒素ガスを充満させ、その内
圧を大気圧よりも高い高炉の炉頂圧力に等しい圧
力となるように昇圧する。昇圧終了後、下部シー
ル弁6を全開にして、原料9を下部固定ホツパー
10から垂直シユート11を介してシヤフト炉1
2の炉頂部に装入する。このとき、原料の流量は
下部ゲート弁5により調整され、且つ炉内反応を
円滑に進めるに最適な状態で原料が炉内に分布す
るように、炉内シユート13を連続的に傾動旋回
させる。
ベルレス炉頂装入装置が、特開昭58−58211号公
報で記載されている。該ベルレス型炉頂装入装置
において、装入ベルトコンベア1によつて炉頂へ
運ばれた装入原料は、ヘツドプーリー2から旋回
シユート3を経由して上部固定ホツパー4に装入
される。次いで、下部ゲート弁5及び下部シール
弁6を閉状態に維持したまま、上部ゲート弁7及
び上部シール弁8を開状態とすることにより、上
部固定ホツパー4内の原料9を下部固定ホツパー
10内に投入する。この原料装入が終了すると、
上部シール弁8を閉とし、下部固定ホツパー10
内に高炉ガスまたは窒素ガスを充満させ、その内
圧を大気圧よりも高い高炉の炉頂圧力に等しい圧
力となるように昇圧する。昇圧終了後、下部シー
ル弁6を全開にして、原料9を下部固定ホツパー
10から垂直シユート11を介してシヤフト炉1
2の炉頂部に装入する。このとき、原料の流量は
下部ゲート弁5により調整され、且つ炉内反応を
円滑に進めるに最適な状態で原料が炉内に分布す
るように、炉内シユート13を連続的に傾動旋回
させる。
このようなベルレス型炉頂装入装置において、
下部ゲート弁5は、原料を炉の中心線に沿つて一
定速度で切り出す機能をもつことが要求される。
一定速度で切り出す機能は、通常のホツパーから
の粉粒体を切り出すときに使用されるゲート弁に
対しても要求される機能である。たとえば、第3
図における上部ゲート弁7も備えていなければな
らない機能であり、その他種々の弁においても然
りである。他方、原料を炉の中心線に沿つて切り
出す機能は、炉内に原料を装入するにあたり、下
部ゲート弁5が最終弁として働くものであるとい
う特殊な使用条件から要求されるものである。
下部ゲート弁5は、原料を炉の中心線に沿つて一
定速度で切り出す機能をもつことが要求される。
一定速度で切り出す機能は、通常のホツパーから
の粉粒体を切り出すときに使用されるゲート弁に
対しても要求される機能である。たとえば、第3
図における上部ゲート弁7も備えていなければな
らない機能であり、その他種々の弁においても然
りである。他方、原料を炉の中心線に沿つて切り
出す機能は、炉内に原料を装入するにあたり、下
部ゲート弁5が最終弁として働くものであるとい
う特殊な使用条件から要求されるものである。
ところが、従来の下部ゲート弁においては、こ
の機能を満足に有するものがなく、そのため原料
を所期の分布状態で炉内に装入する作業を困難な
ものとしていた。
の機能を満足に有するものがなく、そのため原料
を所期の分布状態で炉内に装入する作業を困難な
ものとしていた。
ここで、その原料を炉の中心線に沿つて切り出
す機能の重要性について説明する。
す機能の重要性について説明する。
下部ゲート弁5から排出される原料の落下軌跡
が炉の中心線Cから外れた場合に発生する現象
を、第4図を用いて説明する。
が炉の中心線Cから外れた場合に発生する現象
を、第4図を用いて説明する。
下部ゲート弁5からの排出原料が炉の中心から
距離xだけずれて落下する場合、第4図a及びb
にそれぞれ示したように、炉内シユート13の方
向如何に応じて炉内シユート13上を原料9が流
れる距離yに相違が生じる。原料9が炉内シユー
ト13上を流れるとき、原料9と炉内シユート1
3との動摩擦係数及び炉内シユート13の傾斜角
度θに影響されて、原料9の流速は微妙に増速或
いは減速される。したがつて、原料9が炉の中心
線Cから距離xだけずれて排出される場合、炉内
シユート13の傾斜角度θが同一であつても、炉
の半径方向における炉内シユート13の先端から
原料が炉壁に衝突する個所までの原料の落下距離
zが変化することになる。このため、原料を炉内
に均一に分布させることが不可能となり、炉内反
応の制御が極めて困難となる。
距離xだけずれて落下する場合、第4図a及びb
にそれぞれ示したように、炉内シユート13の方
向如何に応じて炉内シユート13上を原料9が流
れる距離yに相違が生じる。原料9が炉内シユー
ト13上を流れるとき、原料9と炉内シユート1
3との動摩擦係数及び炉内シユート13の傾斜角
度θに影響されて、原料9の流速は微妙に増速或
いは減速される。したがつて、原料9が炉の中心
線Cから距離xだけずれて排出される場合、炉内
シユート13の傾斜角度θが同一であつても、炉
の半径方向における炉内シユート13の先端から
原料が炉壁に衝突する個所までの原料の落下距離
zが変化することになる。このため、原料を炉内
に均一に分布させることが不可能となり、炉内反
応の制御が極めて困難となる。
このような不均一分布を解消すべく、これまで
も種々の考案が提案されている。その一例とし
て、第5図a及びbに示した構造の流量調節弁が
実願昭56−985号(実開昭57−114698号)で提案
されている。
も種々の考案が提案されている。その一例とし
て、第5図a及びbに示した構造の流量調節弁が
実願昭56−985号(実開昭57−114698号)で提案
されている。
この提案された流量調節弁は、弁板を相重なる
2枚の球面状の弁板14a及び14bで構成する
と共に、それぞれの球面板の一部を炉の中心線c
を一点とする近似三角形状または近似半円形状に
切欠き、これら切欠き弁板を相反する方向に作動
させるようにしている。これら切欠き弁板で形成
される開口は、常にその中心が同一個所となる。
その結果、炉の中心線cと開口の中心とを一致さ
せることができる下部ゲート弁が得られる。
2枚の球面状の弁板14a及び14bで構成する
と共に、それぞれの球面板の一部を炉の中心線c
を一点とする近似三角形状または近似半円形状に
切欠き、これら切欠き弁板を相反する方向に作動
させるようにしている。これら切欠き弁板で形成
される開口は、常にその中心が同一個所となる。
その結果、炉の中心線cと開口の中心とを一致さ
せることができる下部ゲート弁が得られる。
しかしながら、この流量調節弁は、次のような
欠陥を有する。すなわち、粉粒体を取扱う装置に
おいては、粉粒体に対する摩耗対策が一般に極め
て重要である。この摩耗対策のため、ゲート弁の
弁板を、耐摩耗性に優れ且つ厚肉の板材で作成す
ることが多い。このことから、第5図に示された
ゲート弁構造ではゲート弁の開口部を炉の中心線
に一致させることは可能ではあるものの、ゲート
弁の弁板14a,14bの段差が無視できないも
のとなる。すなわち、第5図cに示すように、開
口の右側及び左側から排出される原料9は、弁板
14a,14b間の段差に影響されて、一様な排
出流とならない。
欠陥を有する。すなわち、粉粒体を取扱う装置に
おいては、粉粒体に対する摩耗対策が一般に極め
て重要である。この摩耗対策のため、ゲート弁の
弁板を、耐摩耗性に優れ且つ厚肉の板材で作成す
ることが多い。このことから、第5図に示された
ゲート弁構造ではゲート弁の開口部を炉の中心線
に一致させることは可能ではあるものの、ゲート
弁の弁板14a,14bの段差が無視できないも
のとなる。すなわち、第5図cに示すように、開
口の右側及び左側から排出される原料9は、弁板
14a,14b間の段差に影響されて、一様な排
出流とならない。
そこで、本考案の流量調節弁は、このような従
来技術の問題点に鑑み、シヤフト炉の炉内に原料
を装入するときのように、容器から別の容器に粉
粒体を移す場合、第2の容器における分布状態を
均一とすべく、粉粒体を炉の中心線に沿つて切り
出す機能を持たせることを目的として、開発され
たものである。
来技術の問題点に鑑み、シヤフト炉の炉内に原料
を装入するときのように、容器から別の容器に粉
粒体を移す場合、第2の容器における分布状態を
均一とすべく、粉粒体を炉の中心線に沿つて切り
出す機能を持たせることを目的として、開発され
たものである。
本考案の流量調節弁は、その目的を達成すべ
く、ホツパー出口等の垂直シユート内を流下する
粉粒体の流量を調整する粉粒体流量調節弁におい
て、弁板の閉方向作動端で垂直シユートの中心部
に流量調整範囲の下限により決定される開口部が
形成され、且つ、相互に段差のない複数の上部弁
板と、前記開口部を閉塞するサイズに形成され、
且つ、上部弁板が開作動する前に、前記開口部を
開くよう作動する駆動手段を備えた下部弁板とか
らなることを特徴とする。
く、ホツパー出口等の垂直シユート内を流下する
粉粒体の流量を調整する粉粒体流量調節弁におい
て、弁板の閉方向作動端で垂直シユートの中心部
に流量調整範囲の下限により決定される開口部が
形成され、且つ、相互に段差のない複数の上部弁
板と、前記開口部を閉塞するサイズに形成され、
且つ、上部弁板が開作動する前に、前記開口部を
開くよう作動する駆動手段を備えた下部弁板とか
らなることを特徴とする。
次いで、第1図及び第2図に示した実施例によ
り、本考案を具体的に説明する。
り、本考案を具体的に説明する。
この実施例は、第3図に示したシヤフト炉の炉
頂装入装置の下部ゲート弁5に本考案を適用した
例である。第1図は本実施例の流量調節弁を横か
ら見た断面図であり、第2図はそれを下から見た
図である。
頂装入装置の下部ゲート弁5に本考案を適用した
例である。第1図は本実施例の流量調節弁を横か
ら見た断面図であり、第2図はそれを下から見た
図である。
本実施例の流量調節弁は、下部固定ホツパー1
0の最下部に設置される。該流量調節弁は、2枚
の上部弁板15a,15b,1枚の下部弁板16
及びそれぞれの弁板を支持するアーム17a,1
7b,17cを備えている。なお、第1図におい
ては、アーム17a,17b,17cを一個の軸
18に全て枢着しているが、それぞれを別個の軸
に取り付けても同様な機能が得られる。このよう
な構成の流量調節弁において、粉粒体と接触する
上部弁板15a,15bの表面は、段差がないよ
うに設計されている。これらの上部弁板15a,
15bは、最大限絞り込んでも粉粒体が流出する
最小開口部が形成されるような相対的位置関係を
もつて、互いに組み合わせられている。すなわ
ち、この最大限絞込みの状態にあつても、上部弁
板15a,15bの表面に段差がないため、第5
図cで掲げたような排出流に乱れを生ずることの
ない最小流量が確保できる。そして、前記最小開
口部を下部弁板16で閉塞することにより、流量
調節弁の開閉が行われる。
0の最下部に設置される。該流量調節弁は、2枚
の上部弁板15a,15b,1枚の下部弁板16
及びそれぞれの弁板を支持するアーム17a,1
7b,17cを備えている。なお、第1図におい
ては、アーム17a,17b,17cを一個の軸
18に全て枢着しているが、それぞれを別個の軸
に取り付けても同様な機能が得られる。このよう
な構成の流量調節弁において、粉粒体と接触する
上部弁板15a,15bの表面は、段差がないよ
うに設計されている。これらの上部弁板15a,
15bは、最大限絞り込んでも粉粒体が流出する
最小開口部が形成されるような相対的位置関係を
もつて、互いに組み合わせられている。すなわ
ち、この最大限絞込みの状態にあつても、上部弁
板15a,15bの表面に段差がないため、第5
図cで掲げたような排出流に乱れを生ずることの
ない最小流量が確保できる。そして、前記最小開
口部を下部弁板16で閉塞することにより、流量
調節弁の開閉が行われる。
したがつて、粉粒体を最小流量で流量調節弁か
ら切出す場合には、上部弁板15a,15bをア
ーム17a,17bを介して移動させ、上部弁板
15aと15bとの間に前記最小開口部を画成す
る。そして、流量を増加させる場合には、下部弁
板16を開状態に維持したまま、アーム17a,
17bによつて開口部が大となる方向に上部弁板
15a,15bを移動させる。このとき、その開
口部の中心をシヤフト炉の中心線cに一致するよ
うに、アーム17a,17bの作動を制御するこ
とにより上部弁板15a,15bを連動させる。
これにより、粉粒体は常にシヤフト炉の中心線c
上を落下することになり、第5図cを用いて説明
した問題が解消される。
ら切出す場合には、上部弁板15a,15bをア
ーム17a,17bを介して移動させ、上部弁板
15aと15bとの間に前記最小開口部を画成す
る。そして、流量を増加させる場合には、下部弁
板16を開状態に維持したまま、アーム17a,
17bによつて開口部が大となる方向に上部弁板
15a,15bを移動させる。このとき、その開
口部の中心をシヤフト炉の中心線cに一致するよ
うに、アーム17a,17bの作動を制御するこ
とにより上部弁板15a,15bを連動させる。
これにより、粉粒体は常にシヤフト炉の中心線c
上を落下することになり、第5図cを用いて説明
した問題が解消される。
次いで、下部弁板16の果たす役割について説
明する。本考案に対する疑問として、予め上部弁
板を閉塞可能に設計しておけば、下部弁板の設置
は不要となり、更にそのような構成の流量調節弁
は通常のゲート弁によく見られるものであるとい
うことであろう。このような疑問を解消するた
め、第6図a〜cでゲート弁における問題を説明
し、併せて本考案の流量調節弁における下部弁板
16の役割を明らかにする。第6図aに示す通常
のゲート弁では、その開口部は第6図bに示した
ような細長い帯形状となる。この細長い帯状の開
口部のため、粉粒体の少量切出しを行なう場合、
第6図cに示すように粉粒体独特の棚つり現象が
生じやすい。つまり、通常の粉粒体を取り扱う場
合、第6図b及びcのような開口形状の粉粒体切
出し部では、開口部の間隙pと粉粒体の粒径dpと
の間に次式(1)の関係を持たせることが、棚吊り現
象を発生させないために経験上要求されている。
明する。本考案に対する疑問として、予め上部弁
板を閉塞可能に設計しておけば、下部弁板の設置
は不要となり、更にそのような構成の流量調節弁
は通常のゲート弁によく見られるものであるとい
うことであろう。このような疑問を解消するた
め、第6図a〜cでゲート弁における問題を説明
し、併せて本考案の流量調節弁における下部弁板
16の役割を明らかにする。第6図aに示す通常
のゲート弁では、その開口部は第6図bに示した
ような細長い帯形状となる。この細長い帯状の開
口部のため、粉粒体の少量切出しを行なう場合、
第6図cに示すように粉粒体独特の棚つり現象が
生じやすい。つまり、通常の粉粒体を取り扱う場
合、第6図b及びcのような開口形状の粉粒体切
出し部では、開口部の間隙pと粉粒体の粒径dpと
の間に次式(1)の関係を持たせることが、棚吊り現
象を発生させないために経験上要求されている。
p>5×dp …(1)
したがつて、第6図b又はcの粉粒体切出し部
における棚吊りを生じない最小開口部面積Snio
は、次式(2)で定められることになる。
における棚吊りを生じない最小開口部面積Snio
は、次式(2)で定められることになる。
Snio>5×dp×q …(2)
但し、q:開口部の幅
ところが、このようにして決まる最小開口部面
積Snioは、最小流量を確保するのに必要な開口部
面積をはるかに越えるものである。このような状
態に至ると、ゲート弁は、流量調節弁としての機
能を果たすことができなくなる。
積Snioは、最小流量を確保するのに必要な開口部
面積をはるかに越えるものである。このような状
態に至ると、ゲート弁は、流量調節弁としての機
能を果たすことができなくなる。
この点、本実施例の流量調節弁にあつては、下
部弁板を設けたことにより、最小開口部形状を自
由に選択することが可能となつた。つまり、次式
(3)の関係を満足する限り、棚吊りのない最小開口
部面積を、第6図bの調節弁の場合に比較しては
るかに小さな値に設定することができる。
部弁板を設けたことにより、最小開口部形状を自
由に選択することが可能となつた。つまり、次式
(3)の関係を満足する限り、棚吊りのない最小開口
部面積を、第6図bの調節弁の場合に比較しては
るかに小さな値に設定することができる。
p1 or p2>5×dp …(3)
但し、p1及びp2は第2図bに示す各部のサイズ
したがつて、棚吊りを生じることなく、最小流量
を安定して確保することが可能となる。なお、流
量を零にするときは、下部弁板で上部弁板の開口
を閉塞すれば良い。以上のように、上部弁板に段
差がないため、第1図及び第2図で示したように
排出流に乱れを生じることなく、最小流量を確保
する開口部を容易に設定することができる。
したがつて、棚吊りを生じることなく、最小流量
を安定して確保することが可能となる。なお、流
量を零にするときは、下部弁板で上部弁板の開口
を閉塞すれば良い。以上のように、上部弁板に段
差がないため、第1図及び第2図で示したように
排出流に乱れを生じることなく、最小流量を確保
する開口部を容易に設定することができる。
なお、以上の実施例においては、上部弁板が曲
面状に成形されている。このため、弁板、支持ア
ーム等を同心円状に動作させることが可能とな
り、機械設計上優れた仕様といえる。しかし、こ
れに限らず、スライド式の構造として上部弁板及
び下部弁板を組み合わせてもよいことは勿論であ
る。
面状に成形されている。このため、弁板、支持ア
ーム等を同心円状に動作させることが可能とな
り、機械設計上優れた仕様といえる。しかし、こ
れに限らず、スライド式の構造として上部弁板及
び下部弁板を組み合わせてもよいことは勿論であ
る。
以上に説明したように、本考案の流量調節弁に
よるとき、偏り、乱れ等を生じることのない均質
な排出流として、粉粒体を容器の中心線に沿つて
排出することができる。したがつて、これを竪型
炉の炉頂装入設備における下部ゲート弁として用
いるとき、炉内に装入された原料の分布状態は均
一なものとなるので、炉内の通気性は全域にわた
つて均質化され、操業効率の改善が図られる。ま
た、このような装入された粉粒体の分布状態が均
一であるということは、竪型炉以外の種々の分野
においても有益なことである。
よるとき、偏り、乱れ等を生じることのない均質
な排出流として、粉粒体を容器の中心線に沿つて
排出することができる。したがつて、これを竪型
炉の炉頂装入設備における下部ゲート弁として用
いるとき、炉内に装入された原料の分布状態は均
一なものとなるので、炉内の通気性は全域にわた
つて均質化され、操業効率の改善が図られる。ま
た、このような装入された粉粒体の分布状態が均
一であるということは、竪型炉以外の種々の分野
においても有益なことである。
第1図は本考案実施例の流量調節弁を示し、第
2図はそれを下から見た図である。また、第3図
は竪型炉の炉頂装入設備の全体構成を示し、第4
図及び第5図は従来の下部ゲート弁が持つ問題を
説明するものであり、第6図は通常のゲート弁に
おける問題を説明するものである。
2図はそれを下から見た図である。また、第3図
は竪型炉の炉頂装入設備の全体構成を示し、第4
図及び第5図は従来の下部ゲート弁が持つ問題を
説明するものであり、第6図は通常のゲート弁に
おける問題を説明するものである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ホツパー出口等の垂直シユート内を流下する粉
粒体の流量を調整する粉粒体流量調節弁におい
て、 弁板の閉方向作動端で垂直シユートの中心部に
流量調整範囲の下限により決定される開口部が形
成され、且つ、相互に段差のない複数の上部弁板
と、 前記開口部を閉塞するサイズに形成され、且つ
上部弁板が開作動する前に、前記開口部を開くよ
う作動する駆動手段を備えた下部弁板とからなる
粉粒体均一切出し用流量調節弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985192069U JPH035595Y2 (ja) | 1985-12-12 | 1985-12-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985192069U JPH035595Y2 (ja) | 1985-12-12 | 1985-12-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6299596U JPS6299596U (ja) | 1987-06-25 |
JPH035595Y2 true JPH035595Y2 (ja) | 1991-02-13 |
Family
ID=31146802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985192069U Expired JPH035595Y2 (ja) | 1985-12-12 | 1985-12-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH035595Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007022761A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Koko Res Kk | 粒体計量器 |
JP7154101B2 (ja) * | 2018-10-19 | 2022-10-17 | 株式会社Ihiポールワース | 炉頂装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5632286A (en) * | 1979-08-22 | 1981-04-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Bucket type pulverulent and granular body control valve |
JPS57125191A (en) * | 1981-01-27 | 1982-08-04 | Nippon Steel Corp | Cut gate |
-
1985
- 1985-12-12 JP JP1985192069U patent/JPH035595Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5632286A (en) * | 1979-08-22 | 1981-04-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Bucket type pulverulent and granular body control valve |
JPS57125191A (en) * | 1981-01-27 | 1982-08-04 | Nippon Steel Corp | Cut gate |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6299596U (ja) | 1987-06-25 |
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