JPH0355863Y2 - - Google Patents

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JPH0355863Y2
JPH0355863Y2 JP1984181909U JP18190984U JPH0355863Y2 JP H0355863 Y2 JPH0355863 Y2 JP H0355863Y2 JP 1984181909 U JP1984181909 U JP 1984181909U JP 18190984 U JP18190984 U JP 18190984U JP H0355863 Y2 JPH0355863 Y2 JP H0355863Y2
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measuring tube
conductive layer
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tube
ceramic
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、セラミツクス製測定管を用いた電磁
流量計検出器に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕 セラミツクス製測定管を用いた電磁流量計検出
器の従来例を第5図a,bに示す。図中、1は外
筒、2はセラミツクス製測定管、3は磁束発生装
置、4は磁極、5はコイル、6は電極、7はパツ
キング、8は導線、9は相手配管、10は相手フ
ランジ、11は相手フランジの取付ボルト穴であ
る。
良く知られているように、電磁流量計検出器に
は、被測定流体を接地するための接液電極(アー
スリングとも言う)が必ず必要である。第5図
a,bの場合は、検出器の上・下流側に接続され
る相手配管9を接液電極として用い、検出器の外
筒1と相手フランジ10とを導線8で接続し、相
手配管9を外筒1を介して接地している。
この場合、相手配管が鋼管とか、ステンレス管
のような導電性材料で作られたものであれば問題
ないが、化学プラントなどで良く用いられる塩化
ビニル管あるいはテフロンチユーブ等の配管には
適用できなかつた。
相手配管が接液電極として用いられない場合
は、ステンレス鋼などの材料を用いた穴明き円板
状の接液電極を用意し、パツキングを介して電磁
流量計検出器の測定管の両端と相手フランジとの
間に挟み込むようにしていた。
〔考案の目的〕
本考案は、セラミツクス製測定管自体に接液電
極としての機能を持たせることにより、相手配管
が絶縁性であつた場合でも別体の接液電極を用い
る必要のない電磁流量計検出器を提供することを
目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、流体を通すセラミツクス製測定管
と、この測定管にその管軸と直交する一直線上に
位置して配置された一対の電極と、この一対の電
極を結ぶ線および前記測定管の管軸にそれぞれ直
交する磁束を発生する磁束発生部とを具備してな
る電磁流量計検出器において、前記セラミツクス
製測定管の少なくとも両端面に導電層が形成さ
れ、この導電層を接液電極としたことを特徴とす
る電磁流量計検出器を実現して所期の目的を達成
した。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
本考案一実施例の電磁流量計検出器を第1図
a,bに示す。第1図aに示すものは口径6mm程
度の薬品用電磁流量計検出器で、セラミツクス製
測定管22の両端部が外筐21から突出している
構造である。そして、突出した測定管22の端部
にテフロンなどのプラスチツクチユーブ27を配
管して使用する。
測定管22は、第1図bに示すように、アルミ
ナセラミツクスのパイプからなり、その両端面に
導電層からなる接液電極23a,23bが形成さ
れると共に、導電層23a,23bから測定管2
2の表面に所要長さ長手方向へ延在する帯状の導
電層からなる引出導体24a,24bが形成され
ている。
導電層は、未焼成のアルミナセラミツクスパイ
プに白金粉を有機溶剤に混合してペースト状にし
た白金ペーストを塗布し、千数百度の温度で焼
成・焼付することにより形成される。白金ペース
トとしては、白金を30%以上含有させると薄く塗
布するだけで焼成後導通を持たせることができ
る。
接液電極23a,23bおよび引出導体24
a,24bが形成されたセラミツクス製測定管2
2には、その長手方向中央に白金棒からなる一対
の電極25が管軸と直交する一直線上に位置して
取り付けられている。また、引出導体24a,2
4bにはそれぞれ、接液電極23a,23bを外
筐に接地するためのリード線26a,26bがハ
ンダ付け等により接続されている。
このように構成されたセラミツクス製測定管2
2は、第1図aに示すように外筐21に組込ま
れ、図示しいないが磁束発生部を取り付けられ
る。磁束発生部は、一対の電極25を結ぶ線およ
び測定管の管軸にそれぞれ直交する磁束を発生す
る。また、リード線26a,26bは外筐21に
接地される。
上記のように構成された本考案一実施例の電磁
流量計検出器においては、セラミツクス製測定管
22の端面に形成された導電層が接液電極23
a,23bとして機能するので、従来のパツキン
グを介して測定管の両端に取り付けられた穴明き
円板状の接液電極と異なり、測定管と一体であ
り、パツキングの不具合等により液漏れを起すこ
ともなく、また、パツキングによつて耐食性のグ
レードが下がるという問題もない。さらに、セラ
ミツクス製測定管22へのプラスチツクチユーブ
27の接続も、接液電極23a,23bおよび引
出導体24a,24bがセラミツクス製測定管の
表面に薄く焼付けられている導電層からなつてい
るため、容易に接続でき、且つパツキング等を用
いないでも被測定流体の漏れを起こすことがな
い。
次に、本考案による電磁流量計検出器の別の実
施例を第2図に示す。この実施例のものは第1図
a,bに示したものよりも大きい口径のものに用
いられる構造で、外筐31がフランジを有し、相
手配管のフランジとフランジ同志の結合で接続さ
れるタイプである。図中、32はセラミツクス製
測定管、33a,33bは導電層からなる接液電
極、34a,34bは導電層からなる引出導体、
35は一対の電極で、これらは第1図bと同様な
構造である。また、36は一対の鞍形コイルより
なる磁束発生部、37はそれぞれセラミツクス製
測定管32の両端近傍外面と外筐31のフランジ
内面との間に配置されたオーリングで、被測定流
体や外部からの湿気が検出器内部に入るのを防止
している。この場合も、セラミツクス製測定管3
2の引出導体34a,34bが薄く焼付けられた
導電層でできているため、オーリング36によつ
て容易に気密シールが可能となる。引出導体34
a,34bにはリード線37a,37bが接続さ
れ外筐31に接地される。この実施例の電磁流量
計検出器も第1図a,bのものと同様な効果が得
られる。
次に、本考案の変形例を第3図および第4図に
示す。これらはいずれもセラミツクス製測定管4
2の両端面に導電層からなる接液電極43a,4
3bを形成した上、電極45取付け部位の近傍を
除いた測定管外面全体に導電層44を形成したも
ので、この導電層44は静電シールドと引出導体
の両機能を果す。
このようなセラミツクス製測定管42を組込ん
だ第1図aまたは第2図のようなタイプの電磁流
量計検出器においては、ノイズの多い設置環境に
おいても、接液電極43a,43bにより検出器
に入る前の被測定流体中のノイズが除去されると
ともに、検出器部分で流体に入り込もうとするノ
イズが、測定管外面に広く形成されている導電層
44の静電シールド機能により阻止される。検出
器部分で流体中に入つたノイズは、特に流体のの
電気伝導度が低い場合に大きく影響するが、この
ような場合、上述のようにセラミツクス製測定管
の外面に広く形成された導電層による静電シール
ド機能を備えた本考案変形例の電磁流量計検出器
は有用である。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案によれば、セラミツ
クス製測定管を用いた電磁流量計検出器におい
て、セラミツクス製測定管の少なくとも両端面に
例えば白金粉などの金属粉ペーストの塗布、焼
成、焼付によつて形成された導電層からなる接液
電極を形成するようにしたことにより、従来のパ
ツキングを介して測定管の両端に取り付けられた
穴明き円板状の接液電極と異なり、セラミツクス
製測定管と一体であり、パツキングの不具合等に
より液漏れを起こすことがなく、また、腐食性流
体を測定対象とする場合に、パツキングによつて
耐食性のグレードが下がるという問題も解消され
る。さらに、セラミツクス製測定管の両端面と電
極取付け部位近傍を除いた測定管外面全体に導電
層を形成するようにすれば、接液電極としての機
能を果す上に静電シールドとしての機能を果し、
上記の効果に合わせて、外部ノイズが検出器部分
から被測定流体に入つて悪影響を及ぼすことが防
止されるという効果が得られる。また、導電層
は、金属粉を30%以上含む金属ペーストを焼成前
のセラミツクス製測定管に塗布し、千数百度の温
度で焼成・焼付することにより形成されるので、
低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案一実施例の電磁流量計検
出器を示し、第1図aは外観を示す斜視図、第1
図bはセラミツクス製測定管の構成を示す斜視
図、第2図は本考案による電磁流量計検出器の別
の実施例を示す縦断面図、第3図および第4図は
それぞれ本考案による電磁流量計検出器に用いら
れるセラミツクス製測定管の変形例を示す斜視
図、第5図a,bはそれぞれセラミツクス製測定
管を用いた電磁流量計検出器の従来例を示す縦断
面図および正面図である。 21……外筐、22……セラミツクス製測定
管、23a,23b……導電層からなる接液電
極、24a,24b……導電層からなる引出導
体、25……電極、31……外筐、32……セラ
ミツクス製測定管、33a,33b……導電層か
らなる接液電極、34a,34b……導電層から
なる引出導体、35……電極、36……磁束発生
部、42……セラミツクス製測定管、43a,4
3b……導電層からなる接液電極、44……導電
層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 流体を通すセラミツクス製測定管と、この測
    定管にその管軸と直交する一直線上に位置して
    配置された一対の電極と、この一対の電極を結
    ぶ線および前記測定管の管軸にそれぞれ直交す
    る磁束を発生する磁束発生部とを具備してなる
    電磁流量計検出器において、前記セラミツクス
    製測定管の少なくとも両端面に導電層が形成さ
    れ、この導電層を接液電極としたことを特徴と
    する電磁流量計検出器。 (2) セラミツクス製測定管の材質がアルミナセラ
    ミツクスであり、導電層が未焼成のセラミツク
    ス製測定管に白金粉を混合したペーストを塗布
    した後に焼成することにより形成されたもので
    あることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の電磁流量計検出器。 (3) 導電層がセラミツクス製測定管の両端面およ
    び電極取付け部位近傍を除いた外面全体に形成
    され、この導電層を接液電極および外部ノイズ
    に対する静電シールドとしたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の電磁流量
    計検出器。
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JP2010054328A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Toray Eng Co Ltd 本質安全防爆型流体センサおよびそれを用いた空検知制御方法

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