JPH0355609Y2 - - Google Patents

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JPH0355609Y2
JPH0355609Y2 JP11281987U JP11281987U JPH0355609Y2 JP H0355609 Y2 JPH0355609 Y2 JP H0355609Y2 JP 11281987 U JP11281987 U JP 11281987U JP 11281987 U JP11281987 U JP 11281987U JP H0355609 Y2 JPH0355609 Y2 JP H0355609Y2
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bridge
roof
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、歩道橋に係り、特に主構造をI形断
面形状とした歩道橋に関する。
(従来の技術) 歩道橋を屋根付きの歩道橋とする場合、歩道面
より上位に橋としての構造材が位置する橋におい
ては、橋軸方向両側に配設される橋としての構造
材の上端間を横桁で結合してこれに屋根材を張設
して屋根とすることが考えられ、また、歩道面よ
り下位に橋としての構造材が位置する橋において
は、その構造材とは別に橋軸方向両側に柱材を配
し、左右の柱材の上端間を横桁で結合してこれに
屋根材を張設して屋根とすることが考えられる。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに前者の構造によると、橋軸方向両側に
橋としての構造材が存在しているため歩行者の眺
望の邪魔になり、観光地等に設置する場合、大き
な障害となる。
また、後者の構造によると、前者と同様に柱材
の存在が歩行者の眺望を妨げることはもちろん、
橋としての構造材のほかに柱材や横桁等を要する
ため材料を多く必要とし、構造ならびに施工が複
雑となつて高価になる等の問題がある。
本考案はこれに鑑み、屋根構造および床構造部
材を柱材とともに橋構造材とする構成として主構
造をI形断面形状とすることにより主構造部材を
屋根構造および床構造として有効に利用し、構造
が簡単で経済的、かつ、歩道の中央にのみ柱材を
有し両側方向が開放されて眺望を妨げることのな
い歩道橋を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案においては、
橋体を構成する主構造を、屋根構造、柱材、床構
造からなるI型断面形状とし、柱材と上弦材、下
弦材とは剛結構造とするとともに、上弦材、上横
桁および上縦桁で屋根構造を構成してこれに屋根
を設け、下弦材、下横桁および下縦桁で床構造を
構成してこれに歩道を設けることを特徴とするも
のである。
(作用) 本考案によれば、歩道橋の橋体を構成する主構
造をI形断面形状とし、屋根構造および床構造を
主構造の一部とする構造であるため、橋としての
構造材により屋根および床が構成され、これによ
り構造が簡単で経済的であり、眺望に対して開放
的な歩道橋となる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説
明する。
第1図は本考案の一実施例を示す正面図であ
り、第2図は本考案の一実施例の構造を示す斜視
図である。
第1図,第2図に示すように、主構造は屋根構
造および床構造部材を柱材1とともに橋構造材と
したI形断面形状で、箱断面の柱材1と箱断面の
上弦材2および下弦材3とは剛結構造とされると
ともに、上弦材2から橋軸方向に直角に張り出さ
れた上横桁4と、この上横桁4の張り出し先端部
においてこれに直角に橋軸方向に設けられる上縦
桁6と、上弦材2,上縦桁6との相互を上斜材1
1あるいは板材で結合することにより屋根構造が
形成され、これに屋根材を張設して屋根8とされ
る。
一方、下弦材3から橋軸方向に直角に張り出さ
れた下横桁5と、この下横桁5の張り出し先端部
においてこれに直角に橋軸方向に設けられる下縦
桁7と、下弦材3,下縦桁7との相互を下斜材1
2あるいは板材で結合することにより床構造が形
成され、これに床版9を張設し、歩道面とすると
ともに床版9の橋軸方向両側部に手すり10が立
設されている。
このように形成される歩道橋は、端柱材1Aの
下部において橋軸方向に直角に張り出された端下
横桁5Aによつて橋台13あるいは橋脚に支承さ
れる。
なお、歩道橋の幅員の広い場合、あるいは格間
長の長い場合には、上縦桁6と下縦桁7との間に
適宜側柱14を設けることにより屋根8を支持す
るようにすることができる。
第3図は、本考案の他の実施例を示す正面図、
第4図は第3図の一部を断面表示した部分側面図
である。本実施例は、柱材1,上弦材2および下
弦材3にH断面の鋼材を用い、これらを前記実施
例と同様に剛結構造とするとともに、上横桁4の
部材にパイプを使用して屋根構造を形成し、これ
に屋根材を張設して屋根8とされたものであり、
床版9は折版9Aとその上に敷設されるコンクリ
ート9Bとで形成されている。このように上横桁
にパイプを使用することにより軽量で剛性の高い
屋根構造とすることができる。
第5図および第6図は床構造の他の実施例を示
す正面図である。第5図は、下弦材3,下横桁
5,下縦桁7および鋼板15で一体に床構造を構
成する鋼床版とした場合を示し、第6図は、下弦
材3,下横桁5,下縦桁7および鋼板15とコン
クリート16で一体に床構造を構成する合成床版
とした場合を示すものである。
第7図,第8図,および第9図は、本考案の一
実施例の全体を示す図で、第7図は側面図、第8
図は第7図の屋根の一部を切除して示す上面図、
第9図は第7図の正面図である。図示の例は格長
間の長い場合で、床版9の左右両側部に所要数の
張り出し先端部9C,9c…を設けて、上縦桁6
と下縦桁7との間に側柱14を設けることにより
屋根8を支持させるようになされている。
第10図はスパンが長い場合に適用して好適な
実施例を示す模式側面図で、P.C鋼材、ケーブル
ワイヤ等の高張力線材17の中間部所要長さ範囲
を下弦材3に挿通もしくはこれに添着して配設
し、線材17の端部をそれぞれ端柱材1Aと上弦
材2との結合部に向け斜め上方に斜設して当該結
合部に結着されており、この線材17により下弦
材3を吊持する構造とされている。なお、線材1
7が斜めに走る部位の柱材1,上弦材2,および
下弦材3で囲まれた部分は、化粧用壁材18を張
設して線材17が露呈しないように隠蔽される。
この実施例によれば、線材17が下弦材3を吊
持する構造となるので、この下弦材3をはじめ、
他の構造材に低強度のものを選択することがで
き、これにより鋼材重量の軽減、柱材の高さの低
減を図ることが可能となり、安価に得ることがで
きる。
本考案は上記のように構成されているので、歩
道橋の橋体を構成する柱材1の両側下部が歩道面
となり、柱材1が歩道の中央にのみ設置されるの
で歩道面を歩く際に橋の両側が開放され、眺望を
妨げることがなく、しかも上弦材2、上横桁4等
により歩道面の上方を覆う屋根として機能させる
ことができ、独特な形態の歩道橋となる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、橋体を構成する
主構造を、屋根構造、柱材、床構造からなるI型
断面形状とし、柱材と上弦材、下弦材とは剛結構
造するとともに、上弦材、上横桁および上縦桁で
屋根構造を構成してこれに屋根を設け、下弦材、
下横桁および下縦桁で床構造を構成してこれに歩
道を設けるようにしたことにより、屋根付き歩道
橋に要する材料が少なくてすみ、構造ならびに施
工が簡単となつて安価に得られ、かつ、歩道の中
央にのみ柱材が存在する構成となるので両側方向
が開放されて眺望を妨げる問題を生ずることがな
いとともに、歩道路面の構成も路面中間部で拡幅
できるなど歩道橋のデザインの自由度を増すこと
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は第1図における構造材を示す斜視図、第3図
は本考案の他の実施例を示す正面図、第4図は第
3図の一部を切除して示す部分側面図、第5図お
よび第6図は床構造の実施例を示す正面図、第7
図,第8図および第9図は本考案の一実施例の全
体を示す図で、第7図は側面図、第8図は第7図
の屋根を一部切除した上面図、第9図は第7図の
正面図、第10図はさらに他の実施例を示す模式
側面図である。 1……柱材、2……上弦材、3……下弦材、4
……上横桁、5……下横桁、6……上縦桁、7…
…下縦桁、8……屋根、9……床版、14……側
柱、17……線材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 橋体を構成する主構造を、屋根構造、柱材、床
    構造からなるI型断面形状とし、柱材と上弦材、
    下弦材とは剛結構造するとともに、上弦材、上横
    桁および上縦桁で屋根構造を構成してこれに屋根
    を設け、下弦材、下横桁および下縦桁で床構造を
    構成してこれに歩道を設けたことを特徴とする歩
    道橋。
JP11281987U 1987-07-23 1987-07-23 Expired JPH0355609Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11281987U JPH0355609Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

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JP11281987U JPH0355609Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

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Publication Number Publication Date
JPS6419612U JPS6419612U (ja) 1989-01-31
JPH0355609Y2 true JPH0355609Y2 (ja) 1991-12-11

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JP2004225519A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Hideyuki Hirasawa 横桁を斜めに配置した橋梁構造

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JPS6419612U (ja) 1989-01-31

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