JPH0355467Y2 - - Google Patents

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JPH0355467Y2
JPH0355467Y2 JP1985198112U JP19811285U JPH0355467Y2 JP H0355467 Y2 JPH0355467 Y2 JP H0355467Y2 JP 1985198112 U JP1985198112 U JP 1985198112U JP 19811285 U JP19811285 U JP 19811285U JP H0355467 Y2 JPH0355467 Y2 JP H0355467Y2
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door
signal
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vehicle
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車用パツシブシートベルト装置の
制御装置に関するものである。
従来の技術 ドアの開閉を検知して作動するドアスイツチを
設け、該ドアスイツチのドア開の信号によつてシ
ートベルトを乗員の身体より離れた締結解除位置
に作動させて乗員が自由に乗降できるようにする
と共に、ドア閉の信号によつてシートベルトを着
座している乗員の身体にフイツトした締結位置に
作動させ乗員の身体を拘束した状態とする電動モ
ータ及びシートベルト案内機能とからなるシート
ベルト駆動手段を設けた自動車用パツシブシート
ベルト装置において、衝突事故時の衝撃に基づく
ドアの勝手な開作動によつて上記ドアスイツチが
ドア開信号を発しシートベルトが締結解除位置に
移動し乗員が車外へ放出されると言う事故を防止
する為に、自動車の衝突を検出する衝撃センサ
(即ちGセンサ)を設け、該衝撃センサの信号に
よつて上記電動モータの回路を遮断してシートベ
ルトの作動を停止させると共に、そのシートベル
トの作動停止状態を衝撃センサの信号が停止して
から後所定時間保持させるタイマ回路を設けたも
のが従来より開発され、特公昭59−20498号公報
にて公開されている。
考案が解決しようとする問題点 上記のようなパツシブシートベルト装置におい
て、衝撃センサは当然比較的軽い衝突からかなり
大きな衝突に至る範囲の車体の加速度によつて作
動し的確に信号を発するよう構成されなければな
らないので、荒地走行時や急停車時或は急な坂路
での急加減速等、衝突事故以外で所定値以上の加
速度が車体に作用した場合にも上記衝撃センサが
作動して信号を発する。このような場合衝撃セン
サが信号を発しシートベルト駆動用電動モータの
電源回路を遮断しても走行中である限りは全く問
題はないが、衝突事故以外で衝撃センサが信号を
発した直後に停車しドアを開いて急いで降車しよ
うとしたような場合、シートベルト駆動用モータ
の電源回路遮断状態はタイマ回路によつて所定時
間保持されるので、その所定時間を経過するまで
はシートベルトが乗員の身体を拘束し続け、ドア
を開いてもすぐには降車できないと言う問題を有
しているばかりか、このようにドアを開いたにも
かかわらずシートベルトが解除作動をしない状態
において乗員が予期しないときに突然シートベル
トが解除方向に移動し始めることがあり甚だ危険
である。
本考案はパツシブシートベルト装置の上記のよ
うな従来の問題に対処することを主目的とするも
のである。
問題点を解決するための手段 本考案は、ドアの開閉に応じて電動モータが
正、逆転駆動してシートベルトを乗員の身体より
離れた解除位置及び乗員の身体を拘束した締結位
置に移動させるようにした自動車用パツシブシー
トベルト装置において、衝突等によつて生じる車
体の所定値以上の加速度を検知して信号を発する
Gセンサの該信号と、ドアの開閉に応じて切換作
動するドアスイツチのドア開信号が同時にインプ
ツトされたとき電動モータの駆動回路を断として
電動モータが回転駆動しない状態に保持すると共
に、上記電動モータの駆動回路断状態の保持を上
記ドアスイツチのドア閉信号のインプツトにて解
除する制御回路を設けたことを特徴とするもので
ある。
作 用 上記により、衝突時その衝撃でドアが開いてし
まつたときはGセンサの信号とドア開信号とが同
時に制御回路にインプツトされ、ドアが開いたに
もかかわらず電動モータが回転せずシートベルト
は締結状態のままに保持される。衝突等の事故以
外で衝突相当の加速度が車体に作用しGセンサが
信号を発してもそのときドアが同時に開かれない
限り電動モータの駆動回路は断となることはなく
停車してドアを開くとすぐにシートベルトが解除
位置に移動し降車をさまたげられるようなことは
ほとんどない。
又衝突等の事故以外で衝突相当の加速度が車体
に作用しGセンサが信号を発している状態でドア
を開くと制御回路が電動モータの駆動回路を断と
しシートベルトは締結状態を保持し降車できない
が、このときは一旦ドアを閉めドア閉信号にて制
御回路の上記電動モータの駆動回路断状態の保持
を解除した後ドアを再び開くことによつて電動モ
ータが回転しシートベルトが解除位置に移動し降
車可能状態となるものである。
実施例 以下本考案の実施例を附図を参照して説明す
る。
第1図において、1は図示しないシートベルト
を締結位置及び締結解除位置に作動させる電動モ
ータ、2はドア開閉に応じて切換作動するドアス
イツチであり、第1図示のようにドアが閉の状態
からドアを開くとドアスイツチ2は開側に切換わ
り電源B、モータ駆動回路3、一方のリレー41
のコイル41a、前部リミツトスイツチ51から
ドアスイツチ2を通つてアースに至る回路が閉成
してリレー41の接点41bがオンとなり、実線
矢印の如く電動モータ1に電流が流れて該電動モ
ータ1は正転し、シートベルトのドア側端部を自
動車車体のサイドレール等に設けたガイド部材に
沿つて前方に移動させ最前端の解除位置に至つた
ところで前部リミツトスイツチ51がオフとなつ
てコイル41aへの通電が断たれ接点41bがオ
フとなつて電動モータ1が停止し、上記のシート
ベルトのドア側端部が前方に移動しはじめると後
部リミツトスイツチ52がオンとなつているの
で、上記のシートベルトの解除作動が完了した後
に再びドアを閉めると、ドアスイツチ2が閉側に
切換わつて電源B、モータ駆動回路3、他方のリ
レー42のコイル42a、後部リミツトスイツチ
52からドアスイツチ2を通つてアースに至る回
路が閉成しリレー42の接点42bがオンとな
り、点線矢印の如く電動モータ1に電流が流れて
該電動モータ1が逆転し、シートベルトのドア側
端部を後方に移動させ最後端の締結位置に至つた
ところで後部リミツトスイツチ52がオフとなつ
てリレー42の接点42bはオフとなり(このシ
ートベルト端の後方移動がはじまるとすぐに前部
リミツトスイツチ51はオンとなる)、電動モー
タ1が停止し、第1図示の状態に戻るようになつ
ており、このようにしてドア開閉に応じてシート
ベルトの締結解除及び締結が自動的に行われるも
のである。
6は衝突等により車体に所定値以上の加速度が
生じたとき作動して信号aを発するGセンサ、7
は制御回路であり、該制御回路7は上記Gセンサ
6の信号aとドアスイツチのドア開信号bが共に
インプツトされたときモータ駆動回路3に出力信
号cを発して該モータ駆動回路3の電源回路を遮
断し、リレー41,42の接点41b,42bを
共にオフ状態のままに保持し電動モータ1が回転
駆動しない状態に保持し、この状態はドアスイツ
チ2のドア閉信号dが制御回路7にインプツトさ
れるまで保持し続けるよう構成されている。
上記Gセンサ6及び制御回路7の一具体例を第
2図に示す。
即ち、第2図に示すようにGセンサ6は例えば
発光素子61と受光素子62と振り子状の遮光部
材63とからなり、通常時は発光素子61の光を
受光素子62が受けて出力HIを出しているが衝
突等によつて車体に所定値以上の加速度Gが発生
すると振り子状の遮光部材63が動いて発光素子
61から受光素子62に至る光を遮断し受光素子
62の出力がLOW(即ち信号a)に切換わるよう
になつている。
制御回路7は、上記受光素子62の出力とドア
スイツチ2の信号が共にLOWであつた場合にHI
の出力を発するナンド回路71と、該ナンド回路
71のHIの出力が入力端子Sよりインプツトさ
れると出力端子Qより出力信号cを発すると共に
ドアスイツチ2からLOWの出力がクリア端子CL
にインプツトされるまで上記出力信号cを発し続
けるスイツチング回路72とから構成される。
上記制御回路7のスイツチング回路72の出力
信号cはモータ駆動回路3に設けたスイツチング
素子31を非導通とし、モータ駆動回路3の電源
回路を断とし、前記のように電動モータ1が回転
駆動しない状態に保持するものである。
このようなモータ駆動回路3の電源回路を断と
した状態において、ドアを閉めるとドアスイツチ
2は第2図のように閉側に切換わり、スイツチン
グ回路72のクリア端子CLはアースに接続され
LOWレベルとなり、それがクリア信号dとなつ
てスイツチング回路72の出力信号cは停止しス
イツチング素子31は導通状態に切換わり、電動
モータ1はドアスイツチ2により正、逆転制御さ
れ得る正常状態に復帰する。
上記において、衝突時との衝撃によりドアが開
いてしまつた場合は、Gセンサ6から信号aが発
せられると共にドアスイツチ2のドア開信号bが
発せられ、その両信号aとbとにより制御回路7
が出力信号cを発してモータ駆動回路3の電源回
路を断とし、電動モータ1を回転しない状態に保
持するので、前記のようにドアが開いてもシート
ベルトは依然として乗員の身体を拘束した締結状
態を保持し、衝突時ドアが開いて車外に乗員が投
げ出されると言う危険を防止することができる。
尚このような事故時は衝撃がおさまつた時点でシ
ートベルト緊急解除機構(例えばバツクル等)の
手動操作によりシートベルトをはずして外部に脱
出できるようになつている。
衝突等の事故以外で車体に衝突相当の加速度が
作用しGセンサ6が信号aを発しても、走行中で
あればドアは当然閉じているのでドア開信号bは
発せられず、制御回路7は出力信号cを発するこ
とはない。又停車直前にGセンサ6が信号aを発
しても、停車時自動車車体にGセンサ6が信号a
を発し続ける程の加速度が作用し続けているよう
なケースはほとんど考えられず、一般的にはいか
に急停車しても停車してドアを開くまでにはGセ
ンサ6の信号aは停止するものと考えられ、従つ
てドアを開いて降車しようとしたときシートベル
トが締結状態を保つていてすぐには降車できない
と言う問題はほとんど生じることがない。
仮りに停車してドアを開いたとき車体に所定値
以上の加速度が作用し続けているような場合があ
つたとして、その場合はGセンサ6の信号aとド
ア開信号bとが共に発せられ制御回路7は出力信
号cを発してモータ駆動回路3の電源回路は断と
なり、シートベルトは締結状態のままに保持さ
れ、当然降車はできないが、このような場合はド
アを一旦閉めドア閉信号dにてモータ駆動回路3
の電源回路を導通状態に戻しておいてから再びド
アを開くことにより(このときには当然Gセンサ
の信号aは停止している)、電動モータ1が回転
してシートベルトが解除方向に移動し乗員が降車
できる状態とすることができ、従来装置のように
乗員が予期しないときに突然シートベルトが動き
出すと言う問題は全く生じることがない。
尚本考案におけるGセンサ、制御回路及びモー
タ駆動回路等は図示の実施例のもの以外本考案の
目的の範囲内において任意の構成のものを採用で
き、又本考案は電動モータの正、逆転駆動にてシ
ートベルトを締結位置及び締結解除位置に移動さ
せるようにした任意構成のパツシブシートベルト
装置に適用可能である。
考案の効果 以上のように本考案によれば、ドアの開閉に応
じて電動モータが正、逆転駆動してシートベルト
を乗員の身体より離れた解除位置及び乗員の身体
を拘束した締結位置に移動させるようにした自動
車のパツシブシートベルト装置において、衝突事
故等によつて生じる車体の所定値以上の加速度を
検知して信号を発するGセンサの該信号と、ドア
の開閉に応じて切換作動するドア開信号とが共に
インプツトされたとき出力信号を発して上記電動
モータが回転駆動しない状態に保持すると共に、
ドアスイツチのドア閉信号のインプツトによつて
上記電動モータが回転駆動しない状態の保持を解
除する制御回路を設けたことにより、衝突事故時
その衝撃でドアが開いてしまつたような場合シー
トベルトは締結位置を保持し乗員が外部に投げ出
されるようなことがなく乗員の安全性向上をはか
り得ると共に、停車直前に衝突相当の加速度が発
生しGセンサが信号を発したとしてもそのときド
アが開いていない限り制御回路が出力信号を発す
ることがなく停車後ドアを開けば電動モータが正
常通り回転駆動してシートベルトを解除位置に移
動させすぐに降車することができ、又衝突以外の
何らかの原因によりGセンサの信号とドア開信号
が同時に制御回路にインプツトされ制御回路が出
力信号を発してしまつた場合は一旦ドアを閉めド
ア閉信号にて上記制御回路の出力信号を停止させ
た後再びドアを開くことにより電動モータが正常
に回転駆動しシートベルトを解除位置に作動させ
簡単に降車できる状態とすることができるもの
で、衝突以外で衝突相当の加速度が車体に作用し
たとき、シートベルトの作動にほとんど影響を与
えることがなく極めて安全であり、衝突事故時の
安全性と衝突事故以外のときの使い勝手の向上と
を双方共満足し得る点、実用上多大の効果をもた
らし得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2
図は第1図のGセンサ及び制御回路の一具体例を
示す説明図である。 1……電動モータ、2……ドアスイツチ、3…
…モ−タ駆動回路、41,42……リレー、5
1,52……リミツトスイツチ、6……Gセン
サ、7……制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアの開閉に応じて電動モータが正、逆転駆動
    してシートベルトを乗員の身体より離れた解除位
    置及び乗員の身体を拘束した締結位置に移動させ
    るようにした自動車用パツシブシートベルト装置
    において、衝突等によつて生じる車体の所定値以
    上の加速度を検知して信号を発するGセンサの該
    信号と、ドアの開閉に応じて切換作動するドアス
    イツチのドア開信号が同時にインプツトされたと
    き電動モータの駆動回路を断として電動モータが
    回転駆動しない状態に保持すると共に、上記電動
    モータの駆動回路断状態の保持を上記ドアスイツ
    チのドア閉信号のインプツトにて解除する制御回
    路を設けたことを特徴とする自動車用パツシブシ
    ートベルト装置の制御装置。
JP1985198112U 1985-12-23 1985-12-23 Expired JPH0355467Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985198112U JPH0355467Y2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23

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JPS62105050U JPS62105050U (ja) 1987-07-04
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5671643A (en) * 1979-11-15 1981-06-15 Mazda Motor Corp Passive seat belt device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5671643A (en) * 1979-11-15 1981-06-15 Mazda Motor Corp Passive seat belt device

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JPS62105050U (ja) 1987-07-04

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