JPH0355444Y2 - - Google Patents

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JPH0355444Y2
JPH0355444Y2 JP15228984U JP15228984U JPH0355444Y2 JP H0355444 Y2 JPH0355444 Y2 JP H0355444Y2 JP 15228984 U JP15228984 U JP 15228984U JP 15228984 U JP15228984 U JP 15228984U JP H0355444 Y2 JPH0355444 Y2 JP H0355444Y2
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JP
Japan
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horizontal pin
supported
bracket
lateral rod
axle case
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JP15228984U
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JPS6167206U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はリンク式懸架機構におけるロールセン
タ調整装置に関するものである。
[従来の技術] 後輪駆動車両の後輪懸架に適用されるリンク式
懸架機構には、例えば実開昭56−39310号公報に
開示されるものがある。この従来技術はリンク機
構に錘を設けることによつて終減速機からアクス
ルケースを経て車体に伝達される振動モビリテイ
を減じるようにしたものである。この種のリンク
式懸架機構には第2図に示すように駆動輪25を
支持するアクスルケース6に水平ピン10をもつ
てラテラルロツド10の一端が連結される一方、
ラテラルロツド14の他端は水平ピン10をもつ
て車体21に支持される。アクスルケース6はこ
の中央の膨出部26終減速機を備えており、この
終減速機から左右に延びる車軸の端部に駆動輪2
5が回転結合される。
アクスルケース6の両端部は、例えば懸架ばね
をもつて車体に支持されるが、アクスルケース6
に対する車体21の左右の運動を抑制するため
に、ラテラルロツド14がアクスルケース6と車
体21との間に連結される。この連結部はラテラ
ルロツド14の端部に形成した目玉にゴムブツシ
ユを介してアクスルケース6および車体に水平ピ
ン10により連結される。
ところで、このようなリンク式懸架機構はこの
ロールセンタRすなわち車幅中心とラテラルロツ
ドとの交差する高さと車体の重心Gによつてロー
ル特性が決まり、これが車両の運動性能に大きく
影響する。ラテラルロツド14が右上向きに傾く
と、ロールセンタR1が高くなり、重心Gに近付
くために舵取操作に対して後輪側が横滑りし易
く、ロールセンタRの場合に比べてオーバステア
傾向となる。逆に、ラテラルロツド14が右下向
きに傾くと、ロールセンタR2が低くなり、重心
Gから遠ざかるために車体のロール剛性が大きく
なり後輪が路面にグリツプするように働き、アン
ダステア傾向となる。
そこで、本考案の目的は運転者が好みに応じて
ラテラルロツドの傾きを変更することによつてロ
ール特性を調整し得るリンク式懸架機構における
ロールセンタ調整装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成はア
クスルケースと車体の少なくとも一方に取付けた
箱形のブラケツトに長穴を設け、この長穴に沿つ
て上下移動可能の水平ピンを支持し、該水平ピン
を横切るねじ穴に螺合した調整ボルトを前記ブラ
ケツトの壁部に軸方向移動不能に支持し、前記水
平ピンにラテラルロツドの端部を支持したもので
ある。
[作用] アクスルケース6に固定される箱形のブラケツ
トに対して、長穴28に沿つて上下移動可能に水
平ピン10が支持され、この水平ピン10のねじ
穴23に螺合した調整ボルト22がブラケツト1
8に軸方向移動不能に支持される。調整ボルト2
2を回転するとアクスルケース6に対する水平ピ
ン10の高さが変化し、この水平ピン16によつ
て支持されるラテラルロツド14の傾きが調整さ
れ、運転者の好みにあつたロールセンタRが求め
られる。
[考案の実施例] 本考案を実施例に基づいて説明する。第1図に
示すように、断面コ字形に曲げられた板材からな
るアウタブラケツト8aとインナブラケツト8b
とをこの両端側を互いに重合せたうえアクスルケ
ース6の側方に溶接により固定して、箱形のブラ
ケツト8が構成される。このブラケツト8の内部
にアクスルケース6の軸方向と直角方向に延びる
水平ピン10が上下移動可能に挿通支持される。
実際には、第3図に示すように、ブラケツトの両
側壁に円弧状の長穴28が設けられ、これに水平
ピン10の両端部が挿通される。水平ピン10の
中央部に上下方向に延びるねじ穴23が設けら
れ、これに調整ボルト22が螺合される。この調
整ボルト22の端部はブラケツト8の下壁部に貫
通支持され、かつ軸方向に移動しないように支持
され、かつ所望の位置にロツクナツト12をもつ
て固定される。水平ピン10の右端部はブラケツ
ト8bの側壁を貫通し、螺板30を外挿され、ね
じ軸部16にナツト15を螺合して座板30がブ
ラケツト8bの側壁に押付けられる。一方、水平
ピン10の左端部はブラケツト8aの側壁を貫通
し、この部分にゴムブツシユ20を介してラテラ
ルロツド14の端部に形成した軸穴が嵌合支持さ
れる。このゴムブツシユ20はブラケツト8aの
側壁と座板17によつて挟まれる。座板17は水
平ピン10の左端部に形成したねじ軸部19にナ
ツト13を螺合して支持される。
本考案は上述のように、ラテラルロツド14の
端部がゴムブツシユ20および水平ピン10をも
つてアクスルケース6に固定した箱形のブラケツ
ト8に支持される。水平ピン10は第3図に示す
ブラケツト8の長穴28に挿通支持されているの
で、調整ボルト22を回転すると、水平ピン10
が長穴28に沿つて上下移動し、ラテラルロツド
14の傾きおよび高さが変化し(第2図参照)、
これによつてロールセンタRが調整される。
第4図に示す実施例では、ブラケツト8に支持
した水平ピン10に対して調整ボルト22が螺合
され、この両端部は軸方向に移動できないように
ブラケツト8に支持され、かつソレノイドまたは
ステツプモータ4,7により回転駆動されるよう
にしたものである。他の構成については第1図に
示した実施例と同様であり、同様の構成部材に共
通の符号を付して説明を省略する。
この実施例では、切換スイツチ3を一方側へ閉
じると電源バツテリ2からステツプモータ4また
は7に通電され、調整ボルト22が回転されて水
平ピン10がブラケツト8に対して上方または下
方へ移動し、所望の高さを得ることができ、これ
によつてラテラルロツド14のロールセンタRを
調整することができる。1個のステツプモータだ
けで調整ボルト22を正・逆転させるようにして
もよい。
なお、上述した各実施例では、ラテラルロツド
14のアクスルケース6に対する位置を調整する
機構について説明したが、ラテラルロツド14を
車体に支持する水平ピン10にも同様の機構を設
けてもよいし、またラテラルロツド14の両端部
に設ければ調整範囲を広くできる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、アクスルケース6また
は車体21のブラケツト8に対してラテラルロツ
ド14の端部を支持する水平ピン10を上下移動
するために、水平ピン10に螺合した調整ボルト
22をブラケツト8に対して軸方向移動不能に支
持したものであるから、構成が簡単でありなが
ら、ラテラルロツド14の傾きおよびアクスルケ
ース6と車体21との間隔を前記調整ボルト22
の回転によつて簡単に調節することができ、これ
によつてロールセンタが変化するので、運転者の
好みにあつた車両の運動特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るリンク式懸架機構におけ
るロールセンタ調整装置の側面断面図、第2図は
リンク式懸架機構の概略構成を示す正面図、第3
図は同ロールセンタ調整装置におけるブラケツト
と水平ピンとの関係を示す正面断面図、第4図は
本考案の第2実施例に係るリンク式懸架機構にお
けるロールセンタ調整装置の要部構造を示す側面
断面図である。 6……アクスルケース、8……ブラケツト、1
0……水平ピン、12……ロツクナツト、14…
…ラテラルロツド、20……ゴムブツシユ、21
……車体、22……調整ボルト、23……ねじ
穴、25……駆動輪、28……長穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アクスルケースと車体の少なくとも一方に取付
    けた箱形のブラケツトに長穴を設け、この長穴に
    沿つて上下移動可能の水平ピンを支持し、該水平
    ピンを横切るねじ穴に螺合した調整ボルトを前記
    ブラケツトの壁部に軸方向移動不能に支持し、前
    記水平ピンにラテラルロツドの端部を支持したこ
    とを特徴とするリンク式懸架機構におけるロール
    センタ調整装置。
JP15228984U 1984-10-11 1984-10-11 Expired JPH0355444Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15228984U JPH0355444Y2 (ja) 1984-10-11 1984-10-11

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JP15228984U JPH0355444Y2 (ja) 1984-10-11 1984-10-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6167206U JPS6167206U (ja) 1986-05-08
JPH0355444Y2 true JPH0355444Y2 (ja) 1991-12-10

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JP15228984U Expired JPH0355444Y2 (ja) 1984-10-11 1984-10-11

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JPS6167206U (ja) 1986-05-08

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