JPH0355325A - 湯張り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、浴槽への湯張つを制御する湯張り装置に関す
るものであり、特に独身寮の浴室のように、給水、給湯
管理を行いにくい場所に好適な湯張り装置に関する。

［従来の技術コ 浴槽への湯張り（給湯）方法を大別すると、次の二種類
がある。その第１は、給湯用カランを手動で開栓し、適
量になったら手動にて閉栓するものである。その第２は
、フロートスイッチを利用して自動水位調整を行い、浴
槽の水位を常に予め設定した水位に保持するものである
。

しかし、前記湯張り方法は、何れも下記のような問題点
を有している。

［発明が解決しようとする課題］ 即ち、前記第１の方法は湯張り状態、換言すれば水位を
監視し、適量になったと判断した時点で手動により閉栓
する必要がある。このため、監視を怠ったり、或は閉栓
を忘れたりすると、湯が浴槽からあふれてしまい、折角
沸かして給扁した湯を無駄に消費する、という問題があ
る。そして、前記した湯の無駄は、浴槽に新規に給湯す
る場合と、入浴者が入浴後に開栓を忘れる等の場合にお
いて発生し、これを防止するためには人手を必要とする
。特に、独身寮の浴室の如く、管理者が肌理細かい管理
を行いにくい場所で、前記問題が発生しやすい。

一方、前記第２の方法については、入浴者による湯量、
湯温の調整が自由にならず、例えば入浴者が少数であっ
ても予め設定された水位の給湯が行われるので、結果と
して必要以上に湯を消費することになり、省エネルギー
の面から見て好ましくない。

本発明は、前記実状に鑑みてなされたものであり、その
目的は湯張り時の省力化と湯の無駄使いの防止とを行い
得る湯張り装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段コ 本発明に係る前記目的は、浴槽に自動湯張りを行う場合
は、前記浴槽の大きさ、給湯量等を勘案して時間設定さ
れた第１のタイマーを駆動して給湯制御を行い、湯張り
完了にともなって入浴する場合は、前記第１のタイマー
よりも駆動時間が短く設定された第２のタイマーを必要
に応じて駆動して給湯制御を行うとともに、前記第２の
タイマ一動作時に給湯停止を制御スイッチにより強制的
に行うことによって達威される。

［作用コ 前記のように構或された堝張り装置によれば、浴槽に新
規に湯張りする場合は、第１のタイマーの設定時間に対
応して全く自動的に行われる。

又、入浴時においては、第２のタイマーの設定時間に対
応して、言わば小量の給湯が自動的に行われるとともに
、制御スイッチにより給湯を強制停止できる。従って、
湯張り時、入浴時の何れであっても、適量の給湯が自動
的に行われる一方、不要な場合は強制的に給湯停止を行
い得るので、湯の無駄使いがなくなる。更に、給湯管理
に人手を省くことができ、省力化、省エネルギー化を図
ることができる。

［実施例コ 以下、図面を参照して本発明を適用した湯張り装置の一
実施例を説明する。

先ず、全体の構或について説明すると、浴室Ａ内には浴
槽Ｂが設置されている。そして、浴槽Ｂへの給湯及び給
湯停止が、浴室Ａ内に設けられたスイッチｌから吐出管
１２に至る湯張り装置によって制御される。

浴槽Ｂの湯張りを自動的に行う場合は、湯張り・入浴切
り換えスイッチ４を損作し、本発明でいう第１のタイマ
ーに相当する湯張り時用タイマー２を選択する。そして
、制御スイッチ１のうちタイマー駆動スイッチＳ１をオ
ン状態になし、リレー５を介して湯張り時用タイマー２
を駆動する。

なお、湯張り時用タイマー２の駆動時間の設定は、浴槽
Ｂの大きさ、吐出管１２の吐出量等を勘案して行われる
。

スイッチＳ１によりタイマー２が駆動開始になると、そ
の時点からリレー６を介して給水管７の管路に設けた電
磁弁８、給湯管９の管路に設けた電磁弁１０が開状態に
制御される。この結果、水及び湯がミキシングバルブ１
ｌに供給され、混合により適温になされた渦が吐出管１
２から浴槽Ｂに給湯される。

そして、・タイマー２の設定時間が経過すると、電磁弁
８、１０が閉状態に制御され、吐出管１２から浴槽Ｂへ
の給湯が停止になる。しかし、タイマー２の設定時間が
、前記のように浴槽Ｂの大きさ、湯の吐出量を勘案した
ものであるから、給湯停止時には浴槽Ｂの湯張りは適量
になされている。

前記のようにして湯張りが完了した時点で、湯張り・入
浴切り換えスイッチ４を揉作し、本発明でいう第２のタ
イマーに相当する入浴時用タイマー３を選択する。

次ぎに、入浴時の制御について説明する。

入浴を続けていると、浴槽Ｂ内の湯が減少する。

入浴者が給湯しようとする場合は、スイッチＳ１を操作
し入浴時用タイマー３を駆動する。この結果、電磁弁８
、１０が開状態に制御され、湯張り時と同様に適温に混
合された湯が吐出管１２から浴槽Ｂに吐出、即ち給湯さ
れる。

そして、湯が適量になったと判断した場合は、入浴者が
スイッチＳ２を駆動し、タイマー３の設定時間に関わり
なく電磁弁８、１０を閉状態に制御し給湯停止になす。

一方、入浴者がスイッチＳ２の駆動を忘れた場合、手動
による給湯停止は行われない。しかし、予め設定された
時間、但し前記第ｌのタイマー２の設定時間より短時間
に設定された時間が経過すると、タイマー３により電磁
弁８、１０が閉状態に自動制御され、入浴者に代わって
給湯停止を行う。従って、浴槽Ｂに新規に湯張りを行う
場合、更に入浴者が給湯停止を忘れた場合の何れであっ
ても、湯が浴槽Ｂから溢れ出て流される等の無駄がなく
なる。

以上に本発明の実施例を説明したが、本発明は前記に限
定されるものではない。例えば、制御する対称は浴槽に
限定されるものではなく、メッキ工場における水洗槽等
であってよく、特に限定されるものではない。従って、
制御する対称も湯に限定されず、水、薬品等の供給制御
に利用することができる。

［発明の効果コ 以上に説明したように、本発明に係る湯張り装置は、浴
槽への湯張りは第１のタイマーの設定時間によって完全
に自動的に行うことができ、入浴時の給湯は自動及び手
動で制御することができる。

従って、湯が無駄になるような給湯が行われず、人手を
省いて給湯管理を行うことができるので、給湯管理の省
力化、省エネルギー化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す湯張り装置の構或図で
ある。 図中の符号 １：制御スイッチ ２．３＝タイマー ４：湯張り・入浴切り換えスイッチ ３．１０：電磁弁 １２：吐出管 Ａ：浴室 Ｂ：浴槽。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 浴槽の自動湯張りと入浴時給湯とを選択する切り換えス
   イッチと、前記切り換えスイッチによる自動湯張り選択
   時に、前記浴槽への所望時間にわたる給湯を制御する第
   １のタイマーと、前記切り換えスイッチによる入浴時給
   湯選択時に、前記浴槽に所定時間給湯を行う第２のタイ
   マーと、前記第１及び第２のタイマーの駆動開始を制御
   し且つ前記第２のタイマーの動作時に前記浴槽への給湯
   を停止制御する制御スイッチとを備えた湯張り装置。