JPH0355006B2 - - Google Patents
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- JPH0355006B2 JPH0355006B2 JP59175245A JP17524584A JPH0355006B2 JP H0355006 B2 JPH0355006 B2 JP H0355006B2 JP 59175245 A JP59175245 A JP 59175245A JP 17524584 A JP17524584 A JP 17524584A JP H0355006 B2 JPH0355006 B2 JP H0355006B2
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- icing
- wire
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- ice
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Links
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Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は架空送電線または架空地線の着氷を
少なくし、同時に着氷の減少に伴なうギヤロツピ
ング等の振動現象の発生を防止し得る架空電線に
関する。
少なくし、同時に着氷の減少に伴なうギヤロツピ
ング等の振動現象の発生を防止し得る架空電線に
関する。
(従来の技術)
一般に裸電線例えばACSR等は多数本の素線を
撚り合わせた線が用いられ、あるカテナリー曲線
を以て架設されている。
撚り合わせた線が用いられ、あるカテナリー曲線
を以て架設されている。
(改良すべき問題点)
このような電線に雪氷の氷結に基づく着氷があ
つた場合架線張力が増大し、時には断線の発生原
因となる。また着氷発達はギヤロツピングの如き
異常振動の発生原因ともなる。
つた場合架線張力が増大し、時には断線の発生原
因となる。また着氷発達はギヤロツピングの如き
異常振動の発生原因ともなる。
(問題点を解決する手段)
本発明は上記の如き実情に鑑みて鋭意検討の結
果なされたもので、電線の表面を陽極酸化により
粗面化して、その表面に水素結合力の小なる着氷
防止塗料の塗布層を設けた架空電線である。
果なされたもので、電線の表面を陽極酸化により
粗面化して、その表面に水素結合力の小なる着氷
防止塗料の塗布層を設けた架空電線である。
(作用)
電線表面をブラスト処理、シヨツトピーニング
処理によつて粗面化したり、アルミ電線では陽極
酸化処理により表面を多孔質とすることにより粗
面化することができるが、前者は表面積が増大
し、後者はポーラスな構造をとるので、その表面
の着氷防止塗料の付着を充分強固なものとし、こ
れにより着氷を発達し難くするとともにギヤロツ
ピング等の振動現象の抑制も可能ならしめるもの
である。
処理によつて粗面化したり、アルミ電線では陽極
酸化処理により表面を多孔質とすることにより粗
面化することができるが、前者は表面積が増大
し、後者はポーラスな構造をとるので、その表面
の着氷防止塗料の付着を充分強固なものとし、こ
れにより着氷を発達し難くするとともにギヤロツ
ピング等の振動現象の抑制も可能ならしめるもの
である。
いま第2図によりこれを説明すれば同図イの如
く一般に電線11の表面に着氷12は着氷付着力
=Wとなつた時点で脱落し、又、同図ロの如く矢
印方向の風がある場合着氷の自重Wと風圧モーメ
ントPのベクトル和によつて剥氷する。この場合
本発明のように着氷力が低下していれば最大着氷
重量が小さくなり、かつギヤロツピング等の振動
現象の抑制も可能となる。
く一般に電線11の表面に着氷12は着氷付着力
=Wとなつた時点で脱落し、又、同図ロの如く矢
印方向の風がある場合着氷の自重Wと風圧モーメ
ントPのベクトル和によつて剥氷する。この場合
本発明のように着氷力が低下していれば最大着氷
重量が小さくなり、かつギヤロツピング等の振動
現象の抑制も可能となる。
(実施例)
本発明による電線の一例を第1図により説明す
れば、イは鋼より線1上にアルミニウム線2(含
合金線以下同じ)をより合わされたACSR電線の
場合、最外部のアルミニウム線2として素線2の
表面に陽極酸化による粗面3を形成し、その表面
に着氷防止塗料の塗布層4を設けたものをより合
わせてもよいし、又、第1図ロのようにより合わ
されているACSR電線の最外部のアルミニウム線
2の表面部分のみに陽極酸化による粗面3とその
上の着氷防止塗料の塗布層4を設けたものでもよ
い。
れば、イは鋼より線1上にアルミニウム線2(含
合金線以下同じ)をより合わされたACSR電線の
場合、最外部のアルミニウム線2として素線2の
表面に陽極酸化による粗面3を形成し、その表面
に着氷防止塗料の塗布層4を設けたものをより合
わせてもよいし、又、第1図ロのようにより合わ
されているACSR電線の最外部のアルミニウム線
2の表面部分のみに陽極酸化による粗面3とその
上の着氷防止塗料の塗布層4を設けたものでもよ
い。
本発明で用いられる着氷防止塗料は、例えばオ
ルガノポリシロキサン樹脂をベースとして、その
マトリツクス中にアルカリ金属化合物を均一に溶
解または分散した材料が知られており、これを物
体表面に塗布したときに、シリコーン樹脂とアル
カリ金属化合物のそれぞれの有する氷結防止作用
の相乗効果により水の結氷時の物体表面への強い
付着を防止することが可能である。
ルガノポリシロキサン樹脂をベースとして、その
マトリツクス中にアルカリ金属化合物を均一に溶
解または分散した材料が知られており、これを物
体表面に塗布したときに、シリコーン樹脂とアル
カリ金属化合物のそれぞれの有する氷結防止作用
の相乗効果により水の結氷時の物体表面への強い
付着を防止することが可能である。
すなわちオルガノポリシロキサン樹脂の剛性は
小さく、しかもそのガラス転移温度が低いために
極低温、例えばマイナス30℃の条件下でもその分
子運動が凍結されず、極めて低い剛性を示すため
氷結の際に水素結合の標的になり難い。
小さく、しかもそのガラス転移温度が低いために
極低温、例えばマイナス30℃の条件下でもその分
子運動が凍結されず、極めて低い剛性を示すため
氷結の際に水素結合の標的になり難い。
又、水分子は氷結1結晶を成長するとき、水分
子の結合角は<HOH=104.3°から109.5゜に開き、
そのため体積が膨張するが、この着氷防止塗料の
膜中のある金属イオンはそのまわりに強く水分子
を吸着しているために、まわりの水が氷結
(109.5゜)しても界面の水は104.3゜の形態を保ち外
側の氷との間にエネルギー的立体的ギヤツプを生
じ氷を接着しない。
子の結合角は<HOH=104.3°から109.5゜に開き、
そのため体積が膨張するが、この着氷防止塗料の
膜中のある金属イオンはそのまわりに強く水分子
を吸着しているために、まわりの水が氷結
(109.5゜)しても界面の水は104.3゜の形態を保ち外
側の氷との間にエネルギー的立体的ギヤツプを生
じ氷を接着しない。
なお、本発明では電線表面が陽極酸化により、
多孔質状体の粗面を形成しているので、実質的に
表面積を増大し、氷結防止塗料が多孔質の内部ま
で含浸され、投錨効果により、一層効果的に付着
した塗膜を形成する。
多孔質状体の粗面を形成しているので、実質的に
表面積を増大し、氷結防止塗料が多孔質の内部ま
で含浸され、投錨効果により、一層効果的に付着
した塗膜を形成する。
(発明の効果)
以上の如く本発明によれば電線表面に氷結が発
生し難く、また着氷発達を抑制することができ、
またこれによつてギアロツピングの如き異常振動
の発生を抑制することができる。
生し難く、また着氷発達を抑制することができ、
またこれによつてギアロツピングの如き異常振動
の発生を抑制することができる。
第1図は本発明の実施例の断面図、第2図は電
線と着氷との関係を示す説明図。 1……鋼心、2……アルミ線、3……陽極酸化
による粗面、4……着氷防止塗料の塗布層。
線と着氷との関係を示す説明図。 1……鋼心、2……アルミ線、3……陽極酸化
による粗面、4……着氷防止塗料の塗布層。
Claims (1)
- 1 電線の表面が陽極酸化により粗面化され、そ
の上に水素結合力小なる着氷防止塗料の塗布層が
設けられていることを特徴とする難着氷架空電
線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17524584A JPS6154109A (ja) | 1984-08-24 | 1984-08-24 | 難着氷架空電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17524584A JPS6154109A (ja) | 1984-08-24 | 1984-08-24 | 難着氷架空電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6154109A JPS6154109A (ja) | 1986-03-18 |
JPH0355006B2 true JPH0355006B2 (ja) | 1991-08-22 |
Family
ID=15992795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17524584A Granted JPS6154109A (ja) | 1984-08-24 | 1984-08-24 | 難着氷架空電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6154109A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4313272C1 (de) * | 1993-04-23 | 1994-05-05 | Degussa | Oberflächen gehärtete Gegenstände aus Platin- und Palladiumlegierungen und Verfahren zu deren Herstellung |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5155967A (en) * | 1974-11-11 | 1976-05-17 | Hokkaido Electric Power | Kakudensenno chakuhyoboshihoho |
JPS57180808A (en) * | 1981-05-01 | 1982-11-08 | Sumitomo Electric Industries | Aerial transmission wire |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58186510U (ja) * | 1983-02-21 | 1983-12-12 | 株式会社フジクラ | アルミニウム送電線 |
-
1984
- 1984-08-24 JP JP17524584A patent/JPS6154109A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5155967A (en) * | 1974-11-11 | 1976-05-17 | Hokkaido Electric Power | Kakudensenno chakuhyoboshihoho |
JPS57180808A (en) * | 1981-05-01 | 1982-11-08 | Sumitomo Electric Industries | Aerial transmission wire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6154109A (ja) | 1986-03-18 |
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