JPH0354635Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0354635Y2 JPH0354635Y2 JP1988083038U JP8303888U JPH0354635Y2 JP H0354635 Y2 JPH0354635 Y2 JP H0354635Y2 JP 1988083038 U JP1988083038 U JP 1988083038U JP 8303888 U JP8303888 U JP 8303888U JP H0354635 Y2 JPH0354635 Y2 JP H0354635Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- cleaning agent
- soluble
- sheet material
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Detergent Compositions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は清浄剤、さらに詳しくは排便後の肛門
などの清拭に用いる清浄剤に関するものである。
などの清拭に用いる清浄剤に関するものである。
[従来の技術]
排便後の肛門の清拭、清浄には一般にトイレツ
トペーパーやちり紙が用いられている。
トペーパーやちり紙が用いられている。
[考案が解決しようとする課題]
ところが、肛門周辺部の皮膚には細かいひだ、
しわ、毛があるため、便がこれらの微細部分に入
り込み、完全に除去することは困難である。
しわ、毛があるため、便がこれらの微細部分に入
り込み、完全に除去することは困難である。
肛門周辺部を清潔に保つには排便後、湯で洗浄
するのが最も良い方法であるが、温水洗浄器の普
及率はまだ低い。
するのが最も良い方法であるが、温水洗浄器の普
及率はまだ低い。
清浄綿、すなわち綿に水と殺菌剤を含浸させた
もので肛門を清拭することも有効であるが、上記
のものは水洗トイレに流すことが出来ないため処
理後の廃棄の点で大変不便である。
もので肛門を清拭することも有効であるが、上記
のものは水洗トイレに流すことが出来ないため処
理後の廃棄の点で大変不便である。
一方、近年所謂肛門清浄剤として色々の形態の
ものが発売されている。すなわち液状のもの、エ
アゾール状のもの、さらに乾式のオイルテイツシ
ユなどである。
ものが発売されている。すなわち液状のもの、エ
アゾール状のもの、さらに乾式のオイルテイツシ
ユなどである。
液状のものおよびエアゾール状のものは水をベ
ースとするもの、オイルをベースとするもの各々
あるが、いずれも使用時にトイレツトペーパー等
に浸み込ませて使用するものである。上記のもの
は過剰にスプレーするとトイレツトペーパーから
浸み出し、手を汚す。また場合によつてはトイレ
ツトペーパーが破れるおそれもある。さらに携帯
にも不便である。
ースとするもの、オイルをベースとするもの各々
あるが、いずれも使用時にトイレツトペーパー等
に浸み込ませて使用するものである。上記のもの
は過剰にスプレーするとトイレツトペーパーから
浸み出し、手を汚す。また場合によつてはトイレ
ツトペーパーが破れるおそれもある。さらに携帯
にも不便である。
乾式オイルテイツシユは簡便な点はよいが、乾
式のため汚れ落ちが前記の湿式よりも劣る。また
爽快感もあまりない。
式のため汚れ落ちが前記の湿式よりも劣る。また
爽快感もあまりない。
本考案はこれら既存の肛門清浄剤の欠点を改良
し、簡便で汚れ落ちがよく、使用後はトイレに流
せしかも携帯に便利な肛門などの清浄剤の提供を
目的とする。
し、簡便で汚れ落ちがよく、使用後はトイレに流
せしかも携帯に便利な肛門などの清浄剤の提供を
目的とする。
[課題を解決するための手段]
本考案は、水溶性のシート状物に清浄液を含浸
してなることを特徴とする清浄剤である。また水
溶性のシート状物に、水溶性の紙を重ね合わせる
ことができる。
してなることを特徴とする清浄剤である。また水
溶性のシート状物に、水溶性の紙を重ね合わせる
ことができる。
[作用]
清浄液がシート状物にしみこませてあるため、
肛門周辺部の皮膚のひだ、しわなどの微細部分に
入り込んだ便も完全に除去することが出来、かつ
爽快感がある。
肛門周辺部の皮膚のひだ、しわなどの微細部分に
入り込んだ便も完全に除去することが出来、かつ
爽快感がある。
またシート状物が水溶性であるので、直接水洗
トイレに流すことが出来る。
トイレに流すことが出来る。
[実施例]
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
る。
なお、本考案の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ることは勿論である。
て種々変更を加え得ることは勿論である。
実施例 1
第1図及び第2図に示すように、水溶性のシー
ト状物1は例えばカルボキシメチルエーテルのナ
トリウム塩化したセルロース(ベンリーゼ
SABC)の不織布を所定の大きさに切断したもの
で、容易に破れない強度を有するものである。前
記シート状物1に清浄液を所定量含浸させた後、
適宜包装する。
ト状物1は例えばカルボキシメチルエーテルのナ
トリウム塩化したセルロース(ベンリーゼ
SABC)の不織布を所定の大きさに切断したもの
で、容易に破れない強度を有するものである。前
記シート状物1に清浄液を所定量含浸させた後、
適宜包装する。
上記シート状物1は、臭および味のないもの
で、エタノール、エーテル、クロロホルムまたは
ベンゼンに殆ど溶けない。しかし、水を吸収して
ゲル化し、多量の水には分散する。
で、エタノール、エーテル、クロロホルムまたは
ベンゼンに殆ど溶けない。しかし、水を吸収して
ゲル化し、多量の水には分散する。
清浄液の主成分は流動パラフイン、スクワラ
ン、プリスタン、ワセリンなどの炭化水素類、ア
マニ油、ヒマワリ油、綿実油、大豆油、ゴマ油、
オリーブ油、ヒマシ油、およびツバキ油などの植
物性油脂類、ラノリン、ミツロウなどの動物性油
脂類、高級脂肪酸、高級アルコール、およびエス
テルその他シリコンオイルなどから選ばれる1種
または2種以上のものが用いられる。
ン、プリスタン、ワセリンなどの炭化水素類、ア
マニ油、ヒマワリ油、綿実油、大豆油、ゴマ油、
オリーブ油、ヒマシ油、およびツバキ油などの植
物性油脂類、ラノリン、ミツロウなどの動物性油
脂類、高級脂肪酸、高級アルコール、およびエス
テルその他シリコンオイルなどから選ばれる1種
または2種以上のものが用いられる。
添加物としては、アズレン、ビザボロールおよ
びグリチルリチンなどの消炎剤、メントールなど
の清涼化剤、パラオキシ安息香酸エステルなどの
防腐剤、その他殺菌剤、湿潤剤などを用いること
もできる。
びグリチルリチンなどの消炎剤、メントールなど
の清涼化剤、パラオキシ安息香酸エステルなどの
防腐剤、その他殺菌剤、湿潤剤などを用いること
もできる。
上記清浄剤は、排便後肛門をトイレツトペーパ
ーやちり紙で清拭した後、包装袋より取り出し、
直接またはトイレツトペーパーの上にのせて、肛
門を清拭する。これによつて肛門周辺から完全に
便を除去することが出来、かつ爽快感も得られ
る。なお清拭後の上記シート状物1は水溶性なの
でそのまま水洗トイレなどに流すことが出来る。
ーやちり紙で清拭した後、包装袋より取り出し、
直接またはトイレツトペーパーの上にのせて、肛
門を清拭する。これによつて肛門周辺から完全に
便を除去することが出来、かつ爽快感も得られ
る。なお清拭後の上記シート状物1は水溶性なの
でそのまま水洗トイレなどに流すことが出来る。
実施例 2
第3図乃至第5図に示すように、前記実施例1
と略同様の構成において、所定の大きさに切断し
た吸水紙、テイツシユペーパー或いはトイレツト
ペーパーなどの水溶性の紙2を前記シート状物1
で包むように重ね両端を熱圧着して袋状にしたも
のである。かかる袋状のものに、前記清浄液を所
定量含浸させた後、例えばアルミニウム箔と合成
樹脂シートを貼り合わせて液を通さないようにし
た包装材の袋3に封入する。
と略同様の構成において、所定の大きさに切断し
た吸水紙、テイツシユペーパー或いはトイレツト
ペーパーなどの水溶性の紙2を前記シート状物1
で包むように重ね両端を熱圧着して袋状にしたも
のである。かかる袋状のものに、前記清浄液を所
定量含浸させた後、例えばアルミニウム箔と合成
樹脂シートを貼り合わせて液を通さないようにし
た包装材の袋3に封入する。
実施例 3
(素材) 水溶性シート状物 100.0%
1個当り重量2.0g
(清浄液) スクワラン 99.8%
グリチルリチン 0.2%
計 100.0%
1個当り重量 3.0g
実施例 4
(素材)
水溶性シート状物 45.0%
吸水紙 55.0%
計 100.0%
1個当り重量 1.6g
(清浄液)
流動パラフイン 99.63%
ビザボロール 0.10%
パラオキシ安息香酸エチル 0.02%
パラオキシ安息香酸ブチル 0.05%
イソプロパノール 0.20%
計 100.0%
1個当り重量 2.0g
[考案の効果]
本考案の清浄剤は前記のような構成となつてい
るため下記に列挙するような種々の優れた効果を
有する。
るため下記に列挙するような種々の優れた効果を
有する。
ウエツトタイプなので、汚れおちがよく、感
触がよい、使用後に爽快感がある。
触がよい、使用後に爽快感がある。
水溶性なので使用後、そのまま水洗トイレに
流すことが出来る。従来の清浄綿はこの点が不
可能であつた。
流すことが出来る。従来の清浄綿はこの点が不
可能であつた。
予め液を含浸させたものを用いるので、トイ
レツトペーパーに浸み込ませる手間が不要で過
剰スプレーの問題がない。
レツトペーパーに浸み込ませる手間が不要で過
剰スプレーの問題がない。
水溶性シート状物はある程度強度があり、破
れにくい。
れにくい。
袋に包装した場合、袋から取り出してすぐに
使用出来る。なお、清浄剤をトイレツトペーパ
ーの上に載せて使用すれば、手にオイル分が付
着せず、また両面使用可能となる。
使用出来る。なお、清浄剤をトイレツトペーパ
ーの上に載せて使用すれば、手にオイル分が付
着せず、また両面使用可能となる。
袋に包装すれば、袋に入れたまま携帯出来る
ので、便利である。
ので、便利である。
以上のとおり、本考案の清浄剤は従来の肛門清
浄剤の有利な点をすべて持ち合わせ、なおかつ従
来のものの不便な点を改善した新規な清浄剤であ
る。
浄剤の有利な点をすべて持ち合わせ、なおかつ従
来のものの不便な点を改善した新規な清浄剤であ
る。
第1図は本考案の清浄剤の第1実施例の説明
図、第2図は第1図の−方向矢視図、第3図
は本考案の清浄剤の第2実施例の説明図、第4図
は第3図の−方向矢視図、第5図は第3図に
示した清浄剤を包装したものの部分破断説明図で
ある。 1はシート状物、2は水溶性の紙、3は袋を示
す。
図、第2図は第1図の−方向矢視図、第3図
は本考案の清浄剤の第2実施例の説明図、第4図
は第3図の−方向矢視図、第5図は第3図に
示した清浄剤を包装したものの部分破断説明図で
ある。 1はシート状物、2は水溶性の紙、3は袋を示
す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 水溶性のシート状物に清浄剤液を含浸してな
ることを特徴とする清浄剤。 2 水溶性のシート状物と水溶性の紙を重ね合わ
せた請求項1記載の清浄剤。 3 水溶性シート状物が容易に破れない強度を有
する請求項1または2記載の清浄剤。 4 清浄剤が炭化水素類、植物性油脂類、動物性
油脂類、高級脂肪酸、高級アルコール、エステ
ルの一種または二種以上である請求項1又は2
記載の清浄剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988083038U JPH0354635Y2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988083038U JPH0354635Y2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH024490U JPH024490U (ja) | 1990-01-11 |
| JPH0354635Y2 true JPH0354635Y2 (ja) | 1991-12-03 |
Family
ID=31307768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988083038U Expired JPH0354635Y2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0354635Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07114761B2 (ja) * | 1991-08-29 | 1995-12-13 | ジェクス株式会社 | 皮膚清拭用品 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4112167A (en) * | 1977-01-07 | 1978-09-05 | The Procter & Gamble Company | Skin cleansing product having low density wiping zone treated with a lipophilic cleansing emollient |
| JPS55104422U (ja) * | 1979-01-19 | 1980-07-21 | ||
| JPS59144426A (ja) * | 1983-02-04 | 1984-08-18 | ピジヨン株式会社 | 水洗性清拭紙 |
| JPH041614A (ja) * | 1990-04-18 | 1992-01-07 | Mitsubishi Electric Corp | 光増幅装置 |
-
1988
- 1988-06-23 JP JP1988083038U patent/JPH0354635Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH024490U (ja) | 1990-01-11 |
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