JPH0354626Y2 - - Google Patents

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JPH0354626Y2
JPH0354626Y2 JP8006287U JP8006287U JPH0354626Y2 JP H0354626 Y2 JPH0354626 Y2 JP H0354626Y2 JP 8006287 U JP8006287 U JP 8006287U JP 8006287 U JP8006287 U JP 8006287U JP H0354626 Y2 JPH0354626 Y2 JP H0354626Y2
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spring
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JP8006287U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、枠骨がアルミニユウムやプラスチツ
ク等の押出形材である欄間用の額縁に関する。
(従来技術) 従来、この種額縁においては、縦横枠骨を連結
する場合に、枠骨の両端を、縦横で突き合わせ可
能に45度の角度で切断し、L字形の連結金具を縦
横枠骨に挿入し固定していた。そのため、枠骨に
は連結金具を挿入するための蟻溝が設けられてお
り、また、固定手段としては一般にねじを用い、
ねじを連結金具のねじ孔に螺入して先端を蟻溝の
底壁に押し付け、その反作用で連結金具を蟻溝の
開口部突縁片に押し付けるようにして縦横枠骨を
連結していた。
そして、枠骨の枠内周側面には欄間板の装着溝
を設け、装着溝に嵌まるパツキンを介して欄間板
を固定していた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、このような額縁の構成であると、欄間
板を取り付けるときや、取り替えるときに既に枠
組みされている額縁を少なくとも一本の枠骨の取
り外しにより解放し、欄間板を組み込んで再度組
み立てる必要がある。しかも、この場合、ねじの
外し操作や締め付け操作が伴うので、非常に手間
が掛かつてしまうという問題があつた。
本考案は、上記のような実情に鑑みて、少なく
とも左右一対の枠骨については、欄間板を止めて
いる部分を開閉できるために、枠組みを解放する
ことなく欄間板の取り付け取り換えができる額縁
を提供することを目的とした。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案は、矩形
に枠組みされた枠骨のうち、少なくとも左右一対
の枠骨については、欄間への取付け基部となる座
脚片の側部受片を突設した主部材と、主部材の側
部受片と共に欄間板を挟み得るように開閉可能に
主部材に対して軸支された押縁部材とから構成さ
れ、主部材の側部受片の側面にパツキンを固着
し、前記パツキンには、押縁部材側に突出する底
部片を形成し、該底部片の突出先端部と押縁部材
の先端部との間に、欄間板の側面に当たるように
彎曲した円弧形断面の軟質プラスチツク製の押縁
ばねを圧縮して介在させるとともに、該押縁ばね
を前記底部片と押縁部材とに連結して欄間用の額
縁を構成した。
(作用) 欄間用の額縁を上記のように構成したので、枠
骨の押縁部材を開閉するだけの操作により欄間板
を組み込み組み外しができ、押縁部材が軟質プラ
スチツク製であつて、欄間板の弾力的に接するよ
うに彎曲した円弧形断面形状であるので、パツキ
ンと共に欄間板を挟んで両者にがたつきを生じな
いように安定して保持できる。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
図面は一実施例を示したもので、額縁Gは、左
右縦枠骨1,1と上下枠骨2,2とから枠組み構
成され、その枠組みの中に欄間板3が組み込まれ
る。
左右縦枠骨1,1は、主部材5と、押縁部材6
とからなり、両方がパツキン7と、ひれ状片8と
を介して連結される。
主部材5は、座脚片9の見込巾の略中央部に欄
間板3の側面を受ける側部受片10を突設し、や
やそれよりも内側よりに突条11aを突設し、側
部受片10の上端に突条11aに向かつて反転す
る鉤形突縁片11bを突設することにより、パツ
キン7の固着溝11を構成する。また、座脚片9
は、逆チヤンネル形の台状に形成するとともに内
側端部に低い段部12を設け、内部に上下枠骨
2,2と連結するためのビスポケツト13を設け
る。
押縁部材6は、断面L字形に押出成形された硬
質プラスチツク部材で、先端に主部材5の突縁片
11bに向くように屈折した突縁片6bを有し、
軟質のひれ状片8と一体に成形される。
パツキン7は側部受片10の内側に張設され、
該片10と同じ高さに形成される。また、下端に
段部12に掛かる底部片15を突設し、さらに、
底部片15には突条15aを突設する。
ひれ状片8は、軟質プラスチツク製であつて、
第3図に示すように、パツキン7の底部片15の
内側面に対する固着片8aを基部とする。そし
て、固着片8aの一端に軸支片8bを突設し、他
端に内側への反転部8dと三日月形断面の押縁ば
ね8cとを連設し、軸支片8bの先端を押縁部材
6の基端部に連結し、押縁ばね8cの先端を押縁
部材6の突縁片6bの先端部内面に連結する。そ
して、押縁ばね8cは弾性変形され外側へ彎曲す
る。
また、ひれ状片8には、軸支片8bの基端に第
一ヒンジ部17aを、押縁ばね8cの基端に第二
ヒンジ部17bを、その先端に第三ヒンジ部17
cをそれぞれ形成する。
上下枠骨2,2は、座脚片20に内外起立片2
1,22を突設し、両起立片21,22の先端に
相対抗して突縁片21a,22aを突設すること
により欄間板3の嵌着溝23を形成する。
縦枠骨1と上下枠骨2との連結について説明す
ると、上下枠骨2は、その端に両起立片21,2
2を切欠いて切欠部25を設け、該切欠部25に
縦枠骨1の座脚片20を当て、座脚片20に貫通
したビスをビスポケツトに螺入する。この連結の
仕方から、押縁部材6および押縁ばね8cの長さ
は、上下枠骨2,2の起立片21,21間に挟ま
れる程度の寸法とする。
上下枠骨2,2の嵌着溝23,23にはパツキ
ン26,27が内装される。その上下パツキン2
6,27は、両突縁片21a,22a間に向けて
開口するΩ形であつて、その開口部で欄間板3を
強力に挟み得るように、両側に起立片21,22
に押し当てられる突片28,28を設ける。
また、下部パツキン27には、欄間板受け台2
9を起立して突設する。
次に、押縁部材6の開閉について説明すると、
押縁ばね8cは弾性変形して彎曲されているた
め、第二ヒンジ部17bから第三ヒンジ部17c
に向けて押縁部材6の先端を常時附勢している。
押縁部材6は基端の軸支片8b基端の第一ヒンジ
部17aを中心に揺動可能であるから、第一ヒン
ジ部17aと第二ヒンジ部17bとを通る線Pを
境に、第三ヒンジ部17cをその線Pの内側にあ
るときには内側へ、外側にあるときには外側へそ
れぞれ押縁部材6を反転させるように押縁ばね8
cが作用する。つまりPはデツドポイントの位置
を示す線である。
そこで、押縁部材6を開くと開いた状態に保持
されるから、両縦枠骨1,1の押縁部材6,6を
開いて(第4図)、その間からパツキン7に当た
るまで欄間板3を入れることができる。このと
き、上下枠骨2,2に対しては、欄間板3を上の
枠骨2のパツキン26に先に差し入れてから下の
枠骨2のパツキン27に落し込む、所謂けんどん
方式により入れる(第7図参照)。
このようにして欄間板3を入れてから、両押縁
部材6,6を閉じるが、第一ヒンジ部17aが第
二ヒンジ部17bよりも引き下がつた箇所にある
ため、第三ヒンジ部17cが線Pを通過時に最も
弾性変形し彎曲する(第5図)。そして、閉じた
状態では、第三ヒンジ部17cが線Pを外側へ通
過しているので、押縁ばね8cで押縁部材6がそ
の側に附勢され閉じた状態に保持される(第6
図)。また、このように押縁ばね8cは線Pの通
過時に最も彎曲程度が多いが、線Pと欄間板3と
の距離は比較的少ないので、閉じた状態でも彎曲
程度は余り変わらなく、押縁ばね8cは彎曲状態
で欄間板3に接合する。
このように、第一、第二、第三各ヒンジ部17
a,17b,17cの位置関係、押縁ばね8cや
押縁部材6の形状等によつて、押縁部材6と押縁
ばね8cとの両方を欄間板3に接触させ得るし、
その何れかだけを接触させ得る。
しかし、特に押縁部材6が軽金属製であるとき
は、がたつきを防止する見地から、軟質な押縁ば
ね8cの接触状態にあることが望ましい。
なお、欄間板3を取り外すときには、丁度逆の
操作をすれば良い。
また、本実施例では、パツキン7,26,27
や押縁ばね8cが外からは見えないので、非常に
体裁が良好である。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように、主部材の側部受
片の側面に欄間板を直接受けるパツキンを固着
し、パツキンの底部片の突出先端部と押縁部材の
先端部との間に欄間板の側面に当たるように彎曲
した円弧形断面の軟質プラスチツク製の押縁ばね
を圧縮して介在させるとともに、デツドポイント
を境に押縁部材が開閉いずれにも附勢されるよう
にその押縁ばねを前記底部片と押縁部材とに連結
したので、枠骨の押縁部材を開閉するだけの操作
により欄間板を組み込み組み外しができ、その際
に、ねじを回転するような面倒な操作が不必要で
あつて、殊に販売店においては、額縁を解放する
ことなく施工主の好みの欄間板を即座に入れるこ
とができるため、非常に好都合であり、また、押
縁部材が軟質プラスチツク製であつて、欄間板に
弾力的に接するように彎曲した円弧形断面形状で
あるので、パツキンと共に欄間板を挟んでがたつ
かないようにそれを安定して保持できるという優
れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
図面は一実施例を示し、第1図は正面図、第2
図は破断した一部斜視図、第3図は要部を示す断
面図、第4図ないし第6図は押縁部材の操作手順
を示す説明図、第7図は第1図A−A線矢視拡大
断面図である。 G……額縁、P……デツドポイントの位置を示
す線、1……縦枠骨、2……上下枠骨、3……欄
間板、5……主部材、6……押縁部材、7……パ
ツキン、8c……押縁ばね、9……座脚片、10
……側部受片、15……底部片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 矩形に枠組みされた枠骨のうち、少なくとも左
    右一対の枠骨1,1については、欄間への取付け
    基部となる座脚片9の側部受片10を突設した主
    部材5と、主部材の側部受片と共に欄間板3を挟
    み得るように開閉可能に主部材に対して軸支され
    た押縁部材6とから構成され、主部材の側部受片
    の側面にパツキン7を固着し、前記パツキン7に
    は、押縁部材側に突出する底部片15を形成し、
    該底部片15の突出先端部と押縁部材6の先端部
    との間に、欄間板3の側面に当たるように彎曲し
    た円弧形断面の軟質プラスチツク製の押縁ばね8
    cを圧縮して介在させるとともに、該押縁ばね8
    cを前記底部片15と押縁部材6とに連結して、
    押縁部材6を開閉可能に設けたことを特徴とする
    欄間用の額縁。
JP8006287U 1987-05-27 1987-05-27 Expired JPH0354626Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8006287U JPH0354626Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27

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JP8006287U JPH0354626Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27

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JPS63187962U JPS63187962U (ja) 1988-12-01
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JP2552497Y2 (ja) * 1990-07-27 1997-10-29 日本軽工株式会社 ポスター掲示板等用の緑枠
JP4591857B1 (ja) * 2010-01-18 2010-12-01 株式会社カイダー技研 点検口の開閉構造

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