JPH03543Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH03543Y2 JPH03543Y2 JP1985116924U JP11692485U JPH03543Y2 JP H03543 Y2 JPH03543 Y2 JP H03543Y2 JP 1985116924 U JP1985116924 U JP 1985116924U JP 11692485 U JP11692485 U JP 11692485U JP H03543 Y2 JPH03543 Y2 JP H03543Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin groove
- discharge port
- port
- slope
- depth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
（産業上の利用分野）
本考案は内燃機関の潤滑用等に利用できるイン
ターナル式オイルポンプに関するものである。
ターナル式オイルポンプに関するものである。
（従来の技術）
従来インターナル式オイルポンプとしてインボ
リユートギヤ式が用いられて来たが、近年小型で
安価なトロコイドギヤ式が内燃機関用として採用
されて来ている。しかしトロコイドギヤ式はイン
ボリユートギヤ式に比べて脈動が大きいため、大
きな騒音が発生する欠点があつた。またこの欠点
を解消するため、吐出ポートにアキユムレータを
設けることが考えられた。アキユムレータは圧力
変動低下の効果があることは一般に知られている
が、この場合にはアキユムレータをポンプ本体に
組付けねばならず、しかも高価で、かつスペース
をとるなどの問題があつた。
リユートギヤ式が用いられて来たが、近年小型で
安価なトロコイドギヤ式が内燃機関用として採用
されて来ている。しかしトロコイドギヤ式はイン
ボリユートギヤ式に比べて脈動が大きいため、大
きな騒音が発生する欠点があつた。またこの欠点
を解消するため、吐出ポートにアキユムレータを
設けることが考えられた。アキユムレータは圧力
変動低下の効果があることは一般に知られている
が、この場合にはアキユムレータをポンプ本体に
組付けねばならず、しかも高価で、かつスペース
をとるなどの問題があつた。
また圧力変動を吸収するために、吐出ポート内
に油ダンパー室を設けて対策することも考えられ
たが、この場合はポンプ本体が大きくなり、小型
化を目的とするトロコイドギヤ式ポンプとしては
不適当であつた。
に油ダンパー室を設けて対策することも考えられ
たが、この場合はポンプ本体が大きくなり、小型
化を目的とするトロコイドギヤ式ポンプとしては
不適当であつた。
（考案が解決しようとする問題点）
本考案は、従来のトロコイドギヤ式オイルポン
プにおける高騒音、体積の増大などの問題点を解
決しようとするものである。
プにおける高騒音、体積の増大などの問題点を解
決しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段）
このため本考案は、インナロータにトロコイド
歯形を採用したオイルポンプにおいて、ポンプポ
ート室の閉切部にうす溝を設けると共に、該うす
溝から吐出ポートに至るボデー部にポート深さが
該うす溝の深さから始まつて漸増するスロープを
設けてなるもので、これを問題点解決のための手
段とするものである。
歯形を採用したオイルポンプにおいて、ポンプポ
ート室の閉切部にうす溝を設けると共に、該うす
溝から吐出ポートに至るボデー部にポート深さが
該うす溝の深さから始まつて漸増するスロープを
設けてなるもので、これを問題点解決のための手
段とするものである。
（作用）
以上の構成において、閉切部内への吐出圧力の
伝達は、先ずスロープを通り、更にうす溝へと
徐々に絞られるため、吐出圧が閉切部内へ直接伝
達されることはなく、低い圧力のみが閉切部にか
かる。従つて吸込ポートから吐出ポートへ至るポ
ンプ圧は、急激でなく徐々に上昇するため、圧力
変動は極力抑えられ、大きな騒音は発生しない。
またオイルは歯形の噛合部からスロープ内に急激
に吐出されるようなことはないので、脈動低減効
果が得られる。
伝達は、先ずスロープを通り、更にうす溝へと
徐々に絞られるため、吐出圧が閉切部内へ直接伝
達されることはなく、低い圧力のみが閉切部にか
かる。従つて吸込ポートから吐出ポートへ至るポ
ンプ圧は、急激でなく徐々に上昇するため、圧力
変動は極力抑えられ、大きな騒音は発生しない。
またオイルは歯形の噛合部からスロープ内に急激
に吐出されるようなことはないので、脈動低減効
果が得られる。
（実施例）
以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第１図〜第３図は本考案のオイルポンプの１
実施例を示す。図においてボデー１には吸込口
６、吸込ポート７、吐出ポート８、吐出口９が形
成され、吸込ポート７と吐出ポート８間のボデー
１には、閉切部１０が設けられている。またボデ
ー１内には、インナロータ（ドライブロータ）４
と、これと噛合うアウタロータ（ドリブンロー
タ）５が回転可能に装着されており、両ロータ
４，５の一側面はカバー２で塞がれ、該カバー２
は皿ネジ３にてボデー１に締結されている。
と、第１図〜第３図は本考案のオイルポンプの１
実施例を示す。図においてボデー１には吸込口
６、吸込ポート７、吐出ポート８、吐出口９が形
成され、吸込ポート７と吐出ポート８間のボデー
１には、閉切部１０が設けられている。またボデ
ー１内には、インナロータ（ドライブロータ）４
と、これと噛合うアウタロータ（ドリブンロー
タ）５が回転可能に装着されており、両ロータ
４，５の一側面はカバー２で塞がれ、該カバー２
は皿ネジ３にてボデー１に締結されている。
閉切部１０の吐出ポート８側にはうす溝１ａが
形成されており、該うす溝１ａから吐出ポート８
に至るボデー１部には、ポート深さが該うす溝の
深さから始まつて漸増するスロープ１ｂが形成さ
れている。
形成されており、該うす溝１ａから吐出ポート８
に至るボデー１部には、ポート深さが該うす溝の
深さから始まつて漸増するスロープ１ｂが形成さ
れている。
さて吸入口６より矢印の如く入るオイルは、イ
ンナロータ４とアウタロータ５が矢印の方向に回
転すると、吐出ポート７、両ロータ４，５の歯形
の空間１１、閉切部１０、うす溝１ａを経てスロ
ープ１ｂ部に圧送され、吐出ポート８より吐出口
９に流出する。
ンナロータ４とアウタロータ５が矢印の方向に回
転すると、吐出ポート７、両ロータ４，５の歯形
の空間１１、閉切部１０、うす溝１ａを経てスロ
ープ１ｂ部に圧送され、吐出ポート８より吐出口
９に流出する。
以上詳細に説明した如く本考案は、ポンプポー
トの閉切部にうす溝を設けると共に、該うす溝か
ら吐出ポートに至るボデー部にポート深さが該う
す溝の深さから始まつて漸増するスロープを設け
たので、閉切部から吐出ポートに至る通路は徐々
に拡大され、閉切部にかかる吐出圧力は低い圧力
のみかかるため、低い圧力変動に抑えられ、オイ
ルが歯形の噛合部から急激にスロープ内に吐出さ
れるようなことはないので、脈動低減効果が得ら
れ、高い騒音の発生を防止できる。また従来のよ
うにアキユレータや油ダンパー室を設けるもので
はないので、小型でコンパクトに形成でき、安価
に提供できる。
トの閉切部にうす溝を設けると共に、該うす溝か
ら吐出ポートに至るボデー部にポート深さが該う
す溝の深さから始まつて漸増するスロープを設け
たので、閉切部から吐出ポートに至る通路は徐々
に拡大され、閉切部にかかる吐出圧力は低い圧力
のみかかるため、低い圧力変動に抑えられ、オイ
ルが歯形の噛合部から急激にスロープ内に吐出さ
れるようなことはないので、脈動低減効果が得ら
れ、高い騒音の発生を防止できる。また従来のよ
うにアキユレータや油ダンパー室を設けるもので
はないので、小型でコンパクトに形成でき、安価
に提供できる。
第１図は本考案の実施例を示すオイルポンプの
一部切截正面図、第２図は第１図のＡ〜Ａ断面
図、第３図は第１図のＢ〜Ｂ断面図である。 図の主要部分の説明、１……ボデー、１ａ……
うす溝、１ｂ……スロープ、４……インナロー
タ、５……アウタロータ、７……吸込ポート、８
……吐出ポート、１０……閉切部。
一部切截正面図、第２図は第１図のＡ〜Ａ断面
図、第３図は第１図のＢ〜Ｂ断面図である。 図の主要部分の説明、１……ボデー、１ａ……
うす溝、１ｂ……スロープ、４……インナロー
タ、５……アウタロータ、７……吸込ポート、８
……吐出ポート、１０……閉切部。
Claims (1)
- インナロータにトロコイド歯形を採用したオイ
ルポンプにおいて、ポンプポート室の閉切部にう
す溝を設けると共に、該うす溝から吐出ポートに
至るボデー部に、ポート深さが該うす溝の深さか
ら始まつて漸増するスロープを設けたことを特徴
とするインターナル式オイルポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985116924U JPH03543Y2 (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985116924U JPH03543Y2 (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6226589U JPS6226589U (ja) | 1987-02-18 |
| JPH03543Y2 true JPH03543Y2 (ja) | 1991-01-10 |
Family
ID=31001966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985116924U Expired JPH03543Y2 (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03543Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2380783A (en) * | 1941-04-07 | 1945-07-31 | Gerotor May Company | Pump structure |
-
1985
- 1985-07-30 JP JP1985116924U patent/JPH03543Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2380783A (en) * | 1941-04-07 | 1945-07-31 | Gerotor May Company | Pump structure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6226589U (ja) | 1987-02-18 |
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