JPH0245513Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0245513Y2 JPH0245513Y2 JP1984132872U JP13287284U JPH0245513Y2 JP H0245513 Y2 JPH0245513 Y2 JP H0245513Y2 JP 1984132872 U JP1984132872 U JP 1984132872U JP 13287284 U JP13287284 U JP 13287284U JP H0245513 Y2 JPH0245513 Y2 JP H0245513Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- rotor
- lubricating oil
- intermediate member
- cavity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 21
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 11
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はエンジンの潤滑油トロコイドポンプに
関する。
関する。
この種ポンプは、第2図及び第3図に一例を示
す如く、ポンプボデー21とポンプカバー22と
によつて区画形成された円筒状密閉室内に、トロ
コイド噛み合いする一組の内歯アウターローター
4と外歯インナーローター5とを納め、これらロ
ーターの端面に臨んで弓形の吸入ポート26と吐
出ポート27とを開口させている。アウターロー
ター4とインナーローター5とは、トロコイド噛
み合いによつて常に全ての歯が噛み合つており、
これが通常の内接歯車ポンプと異なる点である。
インナーローター5は駆動軸8と連結されてお
り、インナーローター5の回転によつて、これと
噛み合うアウターローターを回転させ、両ロータ
ーの歯によつて区画される歯間室容積の変化によ
つて吸入ポート26から潤滑油を吸入し、吐出ポ
ート27から潤滑油を吐出するものである。しか
し、この種ポンプは、ローター4,5端面とポン
プボデー21又はポンプカバー22との隙間、即
ちサイドクリアランスを通して、高圧側から低圧
側へ潤滑油が漏れることがある。そのために、サ
イドクリアランスを小さくすることが望まれる
が、これは製造コストを高めるばかりでなく、サ
イドクリアランスが小さすぎると回転不良を起こ
す要因にもなる。
す如く、ポンプボデー21とポンプカバー22と
によつて区画形成された円筒状密閉室内に、トロ
コイド噛み合いする一組の内歯アウターローター
4と外歯インナーローター5とを納め、これらロ
ーターの端面に臨んで弓形の吸入ポート26と吐
出ポート27とを開口させている。アウターロー
ター4とインナーローター5とは、トロコイド噛
み合いによつて常に全ての歯が噛み合つており、
これが通常の内接歯車ポンプと異なる点である。
インナーローター5は駆動軸8と連結されてお
り、インナーローター5の回転によつて、これと
噛み合うアウターローターを回転させ、両ロータ
ーの歯によつて区画される歯間室容積の変化によ
つて吸入ポート26から潤滑油を吸入し、吐出ポ
ート27から潤滑油を吐出するものである。しか
し、この種ポンプは、ローター4,5端面とポン
プボデー21又はポンプカバー22との隙間、即
ちサイドクリアランスを通して、高圧側から低圧
側へ潤滑油が漏れることがある。そのために、サ
イドクリアランスを小さくすることが望まれる
が、これは製造コストを高めるばかりでなく、サ
イドクリアランスが小さすぎると回転不良を起こ
す要因にもなる。
又、ローター端面に側板をバネによつて弾発さ
せると共に、その側板の背後に吐出側の潤滑油を
流入させ、ローター端面に圧し着けて、サイドク
リアランスを調整している潤滑油ポンプ(実公昭
35−2952号公報)があるが、これにあつてはポン
プ高回転時に吐出される潤滑油の圧力が高圧にな
ると、側板がこの圧力により、ローター端面に過
大な力で圧し着けられて、ローターの回転作動が
重くなり、駆動トルクが増大し、圧着面部が発熱
し、摩耗が大きくなる等の不都合がある。
せると共に、その側板の背後に吐出側の潤滑油を
流入させ、ローター端面に圧し着けて、サイドク
リアランスを調整している潤滑油ポンプ(実公昭
35−2952号公報)があるが、これにあつてはポン
プ高回転時に吐出される潤滑油の圧力が高圧にな
ると、側板がこの圧力により、ローター端面に過
大な力で圧し着けられて、ローターの回転作動が
重くなり、駆動トルクが増大し、圧着面部が発熱
し、摩耗が大きくなる等の不都合がある。
本考案はこれらの点に鑑みなされたもので、潤
滑油トロコイドポンプにおいて、従来技術の前記
問題点を解消することを目的とする。
滑油トロコイドポンプにおいて、従来技術の前記
問題点を解消することを目的とする。
次に添付図面に基づいて実施例を説明する。
第1図は本考案一実施例を示す潤滑油ポンプの
縦断面図である。図面において、ポンプボデー1
とポンプカバー2とによつて形成された円筒状密
閉室3内に、トロコイド噛み合いする一組の内歯
アウターローター4と外歯インナーローター5と
が納められている。インナーローター5はエンジ
ン動力によつて回転される駆動軸8に固着されて
おり、その回転によつてアウターローター4を回
転させる。これらローター4,5が回転するとト
ロコイド噛み合いする両ローター4,5の歯によ
つて区画される歯間室容積の変化によつて、吸入
ポート6よりオイルを吸入し、吐出ポート7より
吐出して、オイルを所定の潤滑箇所へ圧送する。
そして、円筒状密閉室3のローター4,5端面に
摺動自在な中間部材9を設け、この中間部材9の
背後に空洞10を設けて、この空洞10にバネ手
段12を有するリリーフ弁11を設け、このバネ
手段12によつて弁体13を介して中間部材9を
ローター端面に圧接する。そしてこの中間部材9
には、ポンプボデー1に形成した吐出孔16に連
通する吐出ポート7と、吐出ポート7から伸びて
空洞10に連通するバイパス油路15と、空洞1
0から伸びてローター端面の吸入側に連通するド
レン油路14とが設けてある。上記の如くである
から、リリーフ弁11のバネ手段12によつて中
間部材9がローター4,5端面に圧接されるの
で、サイドクリアランスは常に小さく保たれ、潤
滑油の漏れを防止することが出来る。そして、ロ
ーター4,5端面の高圧側となる部分に圧接する
中間部材9の端面に吐出ポート7が設けてあるの
で、中間部材9の端面に掛る潤滑油の圧力が小さ
くなるので、中間部材9がほとんど後退すること
がない。又、吐出側の圧力が高圧となり、バイパ
ス油路15から空洞10へ流入した潤滑油が、バ
ネ手段12に抗して弁体13を後退させた場合
は、弁体13が後退した空洞10内が高圧とな
り、その圧力によつて中間部材9をローター4,
5端面に圧接するので、サイドクリアランスが大
きくなることがない。そして、弁体13が後退し
てドレン油路14より排出した潤滑油は、ロータ
ー4,5端面の吸入側へ戻しているが、このドレ
ン油路14はポンプ外部の潤滑油タンク等に連通
させても良い。したがつて、サイドクリアランス
は常に小さく保たれるために、潤滑油がサイドク
リアランスを通つて高圧側から低圧側へ漏れるこ
とがなく、しかもローター4,5端面に中間部材
9を圧接する力が小さくてすむので、円滑な回転
を得ることが出来る。
縦断面図である。図面において、ポンプボデー1
とポンプカバー2とによつて形成された円筒状密
閉室3内に、トロコイド噛み合いする一組の内歯
アウターローター4と外歯インナーローター5と
が納められている。インナーローター5はエンジ
ン動力によつて回転される駆動軸8に固着されて
おり、その回転によつてアウターローター4を回
転させる。これらローター4,5が回転するとト
ロコイド噛み合いする両ローター4,5の歯によ
つて区画される歯間室容積の変化によつて、吸入
ポート6よりオイルを吸入し、吐出ポート7より
吐出して、オイルを所定の潤滑箇所へ圧送する。
そして、円筒状密閉室3のローター4,5端面に
摺動自在な中間部材9を設け、この中間部材9の
背後に空洞10を設けて、この空洞10にバネ手
段12を有するリリーフ弁11を設け、このバネ
手段12によつて弁体13を介して中間部材9を
ローター端面に圧接する。そしてこの中間部材9
には、ポンプボデー1に形成した吐出孔16に連
通する吐出ポート7と、吐出ポート7から伸びて
空洞10に連通するバイパス油路15と、空洞1
0から伸びてローター端面の吸入側に連通するド
レン油路14とが設けてある。上記の如くである
から、リリーフ弁11のバネ手段12によつて中
間部材9がローター4,5端面に圧接されるの
で、サイドクリアランスは常に小さく保たれ、潤
滑油の漏れを防止することが出来る。そして、ロ
ーター4,5端面の高圧側となる部分に圧接する
中間部材9の端面に吐出ポート7が設けてあるの
で、中間部材9の端面に掛る潤滑油の圧力が小さ
くなるので、中間部材9がほとんど後退すること
がない。又、吐出側の圧力が高圧となり、バイパ
ス油路15から空洞10へ流入した潤滑油が、バ
ネ手段12に抗して弁体13を後退させた場合
は、弁体13が後退した空洞10内が高圧とな
り、その圧力によつて中間部材9をローター4,
5端面に圧接するので、サイドクリアランスが大
きくなることがない。そして、弁体13が後退し
てドレン油路14より排出した潤滑油は、ロータ
ー4,5端面の吸入側へ戻しているが、このドレ
ン油路14はポンプ外部の潤滑油タンク等に連通
させても良い。したがつて、サイドクリアランス
は常に小さく保たれるために、潤滑油がサイドク
リアランスを通つて高圧側から低圧側へ漏れるこ
とがなく、しかもローター4,5端面に中間部材
9を圧接する力が小さくてすむので、円滑な回転
を得ることが出来る。
そして、本考案のリリーフ弁は、吐出圧の制御
弁として用いることは無論可能であり、そのこと
により別に吐出圧制御弁を設ける必要がない。
弁として用いることは無論可能であり、そのこと
により別に吐出圧制御弁を設ける必要がない。
本考案は前述の如くであるから、潤滑油トロコ
イドポンプにおいて、圧接荷重を適宜押圧力によ
つて良好に維持することが出来、しかも中間部材
が後退や傾斜することがほとんどなくローター端
面に良好に圧接しているので、潤滑油の漏れを防
止することが出来、中間部材を、常に適宜押圧力
でローター端面に押圧することで、異状摩耗や駆
動トルクの増加を防止することが出来る等の効果
を有する。
イドポンプにおいて、圧接荷重を適宜押圧力によ
つて良好に維持することが出来、しかも中間部材
が後退や傾斜することがほとんどなくローター端
面に良好に圧接しているので、潤滑油の漏れを防
止することが出来、中間部材を、常に適宜押圧力
でローター端面に押圧することで、異状摩耗や駆
動トルクの増加を防止することが出来る等の効果
を有する。
第1図は本考案実施例を示す潤滑油ポンプの縦
断面図、第2図は従来例を示す潤滑油ポンプの縦
断面図、第3図は従来例のポンプカバーを取り去
つた側面図である。 符号の説明、1……ポンプボデー、2……ポン
プカバー、4……アウターローター、5……イン
ナーローター、6……吸入ポート、7……吐出ポ
ート、8……駆動軸、9……中間部材、10……
空洞、11……リリーフ弁、12……バネ手段、
13……弁体、14……ドレン油路、15……バ
イパス油路。
断面図、第2図は従来例を示す潤滑油ポンプの縦
断面図、第3図は従来例のポンプカバーを取り去
つた側面図である。 符号の説明、1……ポンプボデー、2……ポン
プカバー、4……アウターローター、5……イン
ナーローター、6……吸入ポート、7……吐出ポ
ート、8……駆動軸、9……中間部材、10……
空洞、11……リリーフ弁、12……バネ手段、
13……弁体、14……ドレン油路、15……バ
イパス油路。
Claims (1)
- ポンプボデー1とポンプカバー2とで区画され
た円筒状密閉室3に収納された外歯インナーロー
ター5と内歯アウターローター4とが噛み合つて
潤滑油を圧送する潤滑油トロコイドポンプにおい
て、前記ローター4,5端面に摺動自在な中間部
材9を設け、該中間部材9の背後に空洞10を設
け該空洞10にバネ手段12を有するリリーフ弁
11を設け、前記リリーフ弁11のバネ手段12
によつて中間部材9をローター4,5端面に圧接
すると共に、前記中間部材9にポンプボデー1に
形成した吐出孔16に連通する吐出ポート7を前
記ローターとの圧接面に開口して設け、該吐出ポ
ート7から伸び前記空洞10に連通するバイパス
油路15と、前記空洞10から伸びポンプ外部又
はポンプの吸入側に連通するドレン油路14とを
設けたことを特徴とする潤滑油トロコイドポン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13287284U JPS6147494U (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 潤滑油トロコイドポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13287284U JPS6147494U (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 潤滑油トロコイドポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6147494U JPS6147494U (ja) | 1986-03-29 |
JPH0245513Y2 true JPH0245513Y2 (ja) | 1990-12-03 |
Family
ID=30691429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13287284U Granted JPS6147494U (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 潤滑油トロコイドポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6147494U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0768946B2 (ja) * | 1986-07-11 | 1995-07-26 | 松下電器産業株式会社 | ロ−タリ−ポンプ |
JP2006348750A (ja) * | 2003-07-25 | 2006-12-28 | Mikuni Corp | オイルポンプ |
-
1984
- 1984-08-31 JP JP13287284U patent/JPS6147494U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6147494U (ja) | 1986-03-29 |
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