JPH035432A - n―ブタンによるアルコールの脱水方法 - Google Patents
n―ブタンによるアルコールの脱水方法Info
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- JPH035432A JPH035432A JP13923789A JP13923789A JPH035432A JP H035432 A JPH035432 A JP H035432A JP 13923789 A JP13923789 A JP 13923789A JP 13923789 A JP13923789 A JP 13923789A JP H035432 A JPH035432 A JP H035432A
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Landscapes
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はアルコールの′a縮精精製方法関し、合成アル
コール、使用済アルコール水溶液及び発酵アルコール等
から高純度のアルコールを省エネルギー的に濃縮精製す
るのに適した方法に関する、 〔従来の技術〕 甘しょ、さつまいも、とうもろこし等の炭水化物を原料
とする発酵アルコールは飲料用及び工業用として重要な
出発原料であるが、発酵法及び合成法で得られるアルコ
ール水溶液のアルコール濃度は10〜20−1%と低い
ため、約95〜100 wL%まで濃縮する必要がある
。
コール、使用済アルコール水溶液及び発酵アルコール等
から高純度のアルコールを省エネルギー的に濃縮精製す
るのに適した方法に関する、 〔従来の技術〕 甘しょ、さつまいも、とうもろこし等の炭水化物を原料
とする発酵アルコールは飲料用及び工業用として重要な
出発原料であるが、発酵法及び合成法で得られるアルコ
ール水溶液のアルコール濃度は10〜20−1%と低い
ため、約95〜100 wL%まで濃縮する必要がある
。
従来、この濃縮法として蒸留法が用いられてきたが、主
成分アルコール及び水の蒸発潜熱の回収が困難で経済的
に不利であり、これに替わる省エネルギー型の−afi
法の開発が望まれている。
成分アルコール及び水の蒸発潜熱の回収が困難で経済的
に不利であり、これに替わる省エネルギー型の−afi
法の開発が望まれている。
通常の蒸留法では10wL%から95%IIL%にアル
コールをfIA縮するのに約3,000 kca!/
kg −7ルツールを要している。又、95wt%から
99.2wL%以上の無水アルコールに蒸留にて濃縮す
るには、ジエチルエーテル、ベンゼン、シクロヘキサン
などを用いた共沸蒸留が行なわれており、約1000〜
20QOkcal/ kg−アルコールのエネルギーを
要し省エネルギーが望まれている。
コールをfIA縮するのに約3,000 kca!/
kg −7ルツールを要している。又、95wt%から
99.2wL%以上の無水アルコールに蒸留にて濃縮す
るには、ジエチルエーテル、ベンゼン、シクロヘキサン
などを用いた共沸蒸留が行なわれており、約1000〜
20QOkcal/ kg−アルコールのエネルギーを
要し省エネルギーが望まれている。
一方、省エネル・ギー型の濃縮法として超臨界状態又は
擬臨界状態の炭酸ガスを用いてアルコールを水より抽出
・分離してta縮する方法が提案されている。(特開昭
56−56201及び同59−141528号公報) しかしながら、炭酸ガスを溶剤として用いた場合、比較
的多量の溶剤を必要とし、又、アルコールの選択的抽出
には限界があり、最大:a11度は約91−1%が限界
であり、これ以上に611することは不可脂であること
が最近報告されている。
擬臨界状態の炭酸ガスを用いてアルコールを水より抽出
・分離してta縮する方法が提案されている。(特開昭
56−56201及び同59−141528号公報) しかしながら、炭酸ガスを溶剤として用いた場合、比較
的多量の溶剤を必要とし、又、アルコールの選択的抽出
には限界があり、最大:a11度は約91−1%が限界
であり、これ以上に611することは不可脂であること
が最近報告されている。
本発明は、既存の蒸留法に較べて大幅に少ないエネルギ
ーで、アルコールa 度99 、2w 1%(無水アル
コール濃度)以上に濃縮する方法を提供しようとするも
のである。
ーで、アルコールa 度99 、2w 1%(無水アル
コール濃度)以上に濃縮する方法を提供しようとするも
のである。
本発明者らは産業上有用な価値を有する純度99.2w
t9fi以上の無水エタノールを省エネルギー的に!!
l造する方法について鋭意検討した結果、原料のアルコ
ール水溶液に、n−ブタン溶剤を抽出溶剤として添加j
−て加圧抽出蒸留を行なうことにより、容易に無水アル
コールが得られること及び又、加圧抽出蒸留塔塔頂n−
ブタンガスを再圧縮v8環する際に発生する圧縮熱で加
圧抽出蒸留塔の熱源の大部分を補え、既存の蒸留法に較
べて大幅にエネルギーが節約できることを見出し、本発
明を完成するに至った。
t9fi以上の無水エタノールを省エネルギー的に!!
l造する方法について鋭意検討した結果、原料のアルコ
ール水溶液に、n−ブタン溶剤を抽出溶剤として添加j
−て加圧抽出蒸留を行なうことにより、容易に無水アル
コールが得られること及び又、加圧抽出蒸留塔塔頂n−
ブタンガスを再圧縮v8環する際に発生する圧縮熱で加
圧抽出蒸留塔の熱源の大部分を補え、既存の蒸留法に較
べて大幅にエネルギーが節約できることを見出し、本発
明を完成するに至った。
、即ち、本発明はエタノール及び水を主成分とする原料
を第1蒸留塔の中部に供給し、第1M留塔の上部よりn
−ブタン溶剤を供給し、該第1蒸留塔内でn−ブタンの
液体と気体が同時に存在する温度、圧力に保持し、該第
1蒸留塔の下部より実質的に水分を含まないエタノール
と液体n−ブタンを、又該第17%留塔上部より実質的
にエタノールを含まない水分と蒸気n−ブタンを取り出
すことを特徴とする無水アルコール製造方法である。
を第1蒸留塔の中部に供給し、第1M留塔の上部よりn
−ブタン溶剤を供給し、該第1蒸留塔内でn−ブタンの
液体と気体が同時に存在する温度、圧力に保持し、該第
1蒸留塔の下部より実質的に水分を含まないエタノール
と液体n−ブタンを、又該第17%留塔上部より実質的
にエタノールを含まない水分と蒸気n−ブタンを取り出
すことを特徴とする無水アルコール製造方法である。
そして、上記方法において、第1蒸留塔上部のガス相を
加圧し、その圧縮熱を第1蒸留塔リボイラーの熱源とし
た後、第1蒸留塔上部へ還流すること、及び第1蒸留塔
下部の無水エタノール及びn−ブタン混合液を第2N留
塔に導入し、n−ブタン溶剤をストリッピングするに際
し、第2蒸留塔上部ガス相を加圧してその圧縮熱を第2
蒸留塔の熱源に用いた後、第2蒸留塔及び第1蒸留塔上
部へ還流することを好ましい態様とするものである。
加圧し、その圧縮熱を第1蒸留塔リボイラーの熱源とし
た後、第1蒸留塔上部へ還流すること、及び第1蒸留塔
下部の無水エタノール及びn−ブタン混合液を第2N留
塔に導入し、n−ブタン溶剤をストリッピングするに際
し、第2蒸留塔上部ガス相を加圧してその圧縮熱を第2
蒸留塔の熱源に用いた後、第2蒸留塔及び第1蒸留塔上
部へ還流することを好ましい態様とするものである。
以下、本発明の一実a;態様を第1図に従って詳述し、
その作用を明らかにする。
その作用を明らかにする。
第1図において、供給ライン2よりの原料アルコール水
溶液は、製品無水アルコールと熱交換器37で熱交換さ
れて予熱され、充填塔、多孔板塔、ルイ型塔などの加圧
抽出蒸留塔!の中部に供給される。原料アルコール濃度
は限定されないが、含水アルコール(アルコール濃度9
5νo1%)、を原料とする場合、本発明は最も効率的
となる。
溶液は、製品無水アルコールと熱交換器37で熱交換さ
れて予熱され、充填塔、多孔板塔、ルイ型塔などの加圧
抽出蒸留塔!の中部に供給される。原料アルコール濃度
は限定されないが、含水アルコール(アルコール濃度9
5νo1%)、を原料とする場合、本発明は最も効率的
となる。
該加圧抽出蒸留塔lの気液接触部分は通常の蒸留に用い
られる各種充填物、多孔板、各種トレイなどを用いるこ
とができる。
られる各種充填物、多孔板、各種トレイなどを用いるこ
とができる。
n−ブタン溶剤はライン15.16より加圧抽出蒸留塔
lの上部に供給される。n−ブタンのガスと液が共存す
る条件下にアルコール水溶液をおいた場合、アルコール
は選択的に液体n−ブタンに抽出され、更にアルコール
に対して比較的液体n−ブタンが多Vにある条件下では
、水分はn−一プタン/アルコール混合液体中へは殆ど
/8解せず、n−ブタンガス相中の水分濃度が水の飽和
濃度以下になるような条件を設定すると、水分はn−ブ
タンガス相側へ選択的に移行させることができる。かく
してアルコールと水との分離ができ、無水アルコールが
得られる。
lの上部に供給される。n−ブタンのガスと液が共存す
る条件下にアルコール水溶液をおいた場合、アルコール
は選択的に液体n−ブタンに抽出され、更にアルコール
に対して比較的液体n−ブタンが多Vにある条件下では
、水分はn−一プタン/アルコール混合液体中へは殆ど
/8解せず、n−ブタンガス相中の水分濃度が水の飽和
濃度以下になるような条件を設定すると、水分はn−ブ
タンガス相側へ選択的に移行させることができる。かく
してアルコールと水との分離ができ、無水アルコールが
得られる。
このように加圧抽出蒸留塔1内でn−ブタンのガスと液
の両相が共存する条件とするためには、温度はn−ブタ
ンの臨界温度Tc= 132.2°C以下で、圧力はこ
の温度における液相組成に対応した飽和蒸気圧(最大値
はn−ブタンの臨界圧力Pc= 37.5at、鳳)に
すべきである。またn−フ゛タンのガスと液の比率は原
料アルコール濃度及び製品無水アルコール濃度により変
えるべきで、これはn−ブタンの還流量、加圧抽出蒸留
塔lの段数及びリボイラー6.7への熱量の与え方によ
って調整することができる。
の両相が共存する条件とするためには、温度はn−ブタ
ンの臨界温度Tc= 132.2°C以下で、圧力はこ
の温度における液相組成に対応した飽和蒸気圧(最大値
はn−ブタンの臨界圧力Pc= 37.5at、鳳)に
すべきである。またn−フ゛タンのガスと液の比率は原
料アルコール濃度及び製品無水アルコール濃度により変
えるべきで、これはn−ブタンの還流量、加圧抽出蒸留
塔lの段数及びリボイラー6.7への熱量の与え方によ
って調整することができる。
加圧抽出蒸留塔lの塔頂ガス(n−ブタンガスと水から
なり、実質的にアルコールは存在しない)はうイン3よ
り取出し、圧縮機4で再圧縮された後、ライン5を経て
リボイラー6に導きf1圧縮によって発生する圧縮熱を
該リボイラー6の熱源として用いるのがよい、加圧抽出
蒸留塔lの塔頂と塔底の温度差は10°C以下にしても
1築業することができるので、圧縮機4での僅かな圧縮
、すなわち僅かな動力、で塔頂ガス温度を塔底温度以上
に断熱圧縮により昇温することができ、塔頂ガスの凝縮
潜熱をリボイラー6の熱源として十分利用することが可
能となり、既存の藩留法に較べて大幅にエネルギーの節
約ができる。
なり、実質的にアルコールは存在しない)はうイン3よ
り取出し、圧縮機4で再圧縮された後、ライン5を経て
リボイラー6に導きf1圧縮によって発生する圧縮熱を
該リボイラー6の熱源として用いるのがよい、加圧抽出
蒸留塔lの塔頂と塔底の温度差は10°C以下にしても
1築業することができるので、圧縮機4での僅かな圧縮
、すなわち僅かな動力、で塔頂ガス温度を塔底温度以上
に断熱圧縮により昇温することができ、塔頂ガスの凝縮
潜熱をリボイラー6の熱源として十分利用することが可
能となり、既存の藩留法に較べて大幅にエネルギーの節
約ができる。
リボイラー6で熱交換されたrl−ブタンと水O)混合
物はライン10を経て水のデカンタ−11に導入されて
水分とn−ブタンに重力沈降分離される。水はライン1
2より抜き出され、n−ブタンはライン13より減圧弁
14を経てライン15より加圧抽出蒸留塔1へ還流され
る。
物はライン10を経て水のデカンタ−11に導入されて
水分とn−ブタンに重力沈降分離される。水はライン1
2より抜き出され、n−ブタンはライン13より減圧弁
14を経てライン15より加圧抽出蒸留塔1へ還流され
る。
次に、加圧抽出蒸留塔lの塔底液抜出しライン8からは
、実質的に水を含まない無水アルコールとn−ブタンの
混合物が抜出され、該混合物は加圧抽出蒸留塔lの塔底
レベル制御弁9を備えたラインI7を経て熱交換器1日
に導かれ、ここで昇温され、更にライン19を経て熱交
換器20に導かれて更に昇温された後、ライン21を経
てストリッパー22の中部に導入される。このスト’J
ンパー22は加圧蒸留塔であり、気液接触部分は各種
充填物、多孔板、各種トレイなどを用いることができる
。このストリッパー22の圧力は加圧抽出蒸留塔、lと
の圧力差ができるだけ小さ(なるようにするのが好まし
い。
、実質的に水を含まない無水アルコールとn−ブタンの
混合物が抜出され、該混合物は加圧抽出蒸留塔lの塔底
レベル制御弁9を備えたラインI7を経て熱交換器1日
に導かれ、ここで昇温され、更にライン19を経て熱交
換器20に導かれて更に昇温された後、ライン21を経
てストリッパー22の中部に導入される。このスト’J
ンパー22は加圧蒸留塔であり、気液接触部分は各種
充填物、多孔板、各種トレイなどを用いることができる
。このストリッパー22の圧力は加圧抽出蒸留塔、lと
の圧力差ができるだけ小さ(なるようにするのが好まし
い。
ストリッパー22の塔頂ガス(実質的にアルコールを含
まないn−ブタンガス)はうイン23より取出され、前
記ライン17の流体(無水アルコールとn−ブタンの混
合物)温度より5〜10°C以上高温になるように圧縮
1a24で僅かに断熱圧縮され、ライン25を経て前記
熱交換318に導かれ、ここでライン25のロープタン
ガスの凝wJ潜熱の大部分と顕然の一部を前記ライン1
7の流体に与える。かくすることによってストリッパー
22の熱源の大部分を補うことができる。熱交換器18
で昇温された流体はライン19を経て更に熱交換器20
により昇温され、ライン21を経てストリッパー22の
中部に供給される。
まないn−ブタンガス)はうイン23より取出され、前
記ライン17の流体(無水アルコールとn−ブタンの混
合物)温度より5〜10°C以上高温になるように圧縮
1a24で僅かに断熱圧縮され、ライン25を経て前記
熱交換318に導かれ、ここでライン25のロープタン
ガスの凝wJ潜熱の大部分と顕然の一部を前記ライン1
7の流体に与える。かくすることによってストリッパー
22の熱源の大部分を補うことができる。熱交換器18
で昇温された流体はライン19を経て更に熱交換器20
により昇温され、ライン21を経てストリッパー22の
中部に供給される。
一方、熱交換器18でライン17の流体に熱を与えて降
温したライン26のn−ブタンはデカンタ−27に導入
され、水はライン28より抜出され、実質的に水を含ま
ないn−ブタンはうイン29より取出され、ここでライ
ン30とライン31に分流され、ライン30に分流され
たn−ブタンは減圧弁39を経て前記の加圧抽出蒸留塔
1の上部にライン16を介して循環され、ライン31に
分流されたn−ブタンは減圧弁38を経てライン32を
介してストリッパー22の、■一部に還流される。
温したライン26のn−ブタンはデカンタ−27に導入
され、水はライン28より抜出され、実質的に水を含ま
ないn−ブタンはうイン29より取出され、ここでライ
ン30とライン31に分流され、ライン30に分流され
たn−ブタンは減圧弁39を経て前記の加圧抽出蒸留塔
1の上部にライン16を介して循環され、ライン31に
分流されたn−ブタンは減圧弁38を経てライン32を
介してストリッパー22の、■一部に還流される。
一方、ストリッパー22の塔底からは実質的にn−ブタ
ンを含まない無水アルコール(エタノール99.2wL
%以上)がライン33より抜出される。
ンを含まない無水アルコール(エタノール99.2wL
%以上)がライン33より抜出される。
ライン33から抜出された無水アルコールの温度は、加
圧下のアルコールの沸点であり、約80°C以上である
ため、ライン35を経て熱交換器20に導かれ、ここで
前記ライン19の流体の昇温に利用され、更に熱交換器
37に導かれ、ここでライン2の原料アルコールの予熱
に利用されて熱回収され、常温の無水アルコールとなっ
てライン36より製品として取出される。
圧下のアルコールの沸点であり、約80°C以上である
ため、ライン35を経て熱交換器20に導かれ、ここで
前記ライン19の流体の昇温に利用され、更に熱交換器
37に導かれ、ここでライン2の原料アルコールの予熱
に利用されて熱回収され、常温の無水アルコールとなっ
てライン36より製品として取出される。
なお34はストリッパー22のリボイラーであって、ラ
イン33より抜出されたストリッパー22の塔底液の一
部が該リボイラー34を経由してストリッパー22に還
流されるようになっている。
イン33より抜出されたストリッパー22の塔底液の一
部が該リボイラー34を経由してストリッパー22に還
流されるようになっている。
以下、本発明の実施例をあげて本発明の詳細な説明する
。
。
(実施例1)
内径1001v 、高さ4mの充填塔式加圧抽出蒸留塔
において、原料〔エタノール95−t%、水5−L%〕
を100g/hで中部より供給し、n−ブタン液体を5
.000 g、/hで上部より供給し、圧力1.0kg
/ cm”Gの条件下で加圧抽出蒸留を行なった。こ
の結果、塔底は温度24゛C1塔頂は温度20°Cとな
り温度差は僅かに4°Cにすることができた。
において、原料〔エタノール95−t%、水5−L%〕
を100g/hで中部より供給し、n−ブタン液体を5
.000 g、/hで上部より供給し、圧力1.0kg
/ cm”Gの条件下で加圧抽出蒸留を行なった。こ
の結果、塔底は温度24゛C1塔頂は温度20°Cとな
り温度差は僅かに4°Cにすることができた。
又、塔底及び塔頂からの抜出し量は次のとおりであった
。
。
塔底液は、n−ブタンを容易に分離でき、その結果、専
売法及びJIS規格を満たす純度の無水エタノールが得
られた。
売法及びJIS規格を満たす純度の無水エタノールが得
られた。
(実施例2)
実施例1の結果をもとに、第1図に示すプロセスの最適
化を行ない、所要エネルギーを求めた。
化を行ない、所要エネルギーを求めた。
0) 操作条件
加圧抽出蒸留塔1
圧 力 1 kg / c@zG温 度
20°C(塔頂) 原 料 n−ブタン 24°C(塔底) 100g / h(95wL%エタノール)5000
g/h (ライン15と 16の合計) ・ストリッパー22 圧 力 1kg/cm”G 温 度 20°C(塔頂) 97℃(塔底) 還流比 0.5(ライン29に対するライン31流量
比) ・圧縮機4 人口3 温 度 圧 力 出口5 温 度 圧 力 ・圧縮機24 人口23 温 度 圧 力 出口2S ffl 度 圧 力 20℃ 1 kg / cm”G 34°C 2kg / cm”G 20°C 1kg/cm宜G 55℃ 3.5 kg / cs”G (2] 無水エタノールl kgを製造するに必要な
エネルギーは、 となり、既存の蒸留法の約115〜L/1(lの所要エ
ネルギーであった。
20°C(塔頂) 原 料 n−ブタン 24°C(塔底) 100g / h(95wL%エタノール)5000
g/h (ライン15と 16の合計) ・ストリッパー22 圧 力 1kg/cm”G 温 度 20°C(塔頂) 97℃(塔底) 還流比 0.5(ライン29に対するライン31流量
比) ・圧縮機4 人口3 温 度 圧 力 出口5 温 度 圧 力 ・圧縮機24 人口23 温 度 圧 力 出口2S ffl 度 圧 力 20℃ 1 kg / cm”G 34°C 2kg / cm”G 20°C 1kg/cm宜G 55℃ 3.5 kg / cs”G (2] 無水エタノールl kgを製造するに必要な
エネルギーは、 となり、既存の蒸留法の約115〜L/1(lの所要エ
ネルギーであった。
(実施例3)
実施例1において、圧力を種々変化させたテストを行な
い以下の結果を得た。
い以下の結果を得た。
第1図は本発明を実施すのためのプロセスフローである
。 いずれの条件下でも、塔頂と塔底の温度差は小さく、か
つ専売法及びJIS規格の濃度99.2111L%を満
たす無水エタノールが得られた。 〔発明の効果〕 本発明は、以、ヒ詳記したようにアルコール水?8液か
ら水分を分用して無水アルコールを!2造するに際し、
n−ブタン溶剤を用いた加圧抽出蒸留を行うことにより
容易に専売法及びJIS規格を満たす純度99.2wL
%以上の無水エタノールが得られ、かつ既存の蒸留法に
較べてn−ブタン溶剤の圧縮熱を利用したヒートポンプ
システムにより大幅な省エネルギーができるという効果
を奏する。
。 いずれの条件下でも、塔頂と塔底の温度差は小さく、か
つ専売法及びJIS規格の濃度99.2111L%を満
たす無水エタノールが得られた。 〔発明の効果〕 本発明は、以、ヒ詳記したようにアルコール水?8液か
ら水分を分用して無水アルコールを!2造するに際し、
n−ブタン溶剤を用いた加圧抽出蒸留を行うことにより
容易に専売法及びJIS規格を満たす純度99.2wL
%以上の無水エタノールが得られ、かつ既存の蒸留法に
較べてn−ブタン溶剤の圧縮熱を利用したヒートポンプ
システムにより大幅な省エネルギーができるという効果
を奏する。
Claims (3)
- (1)エタノール及び水を主成分とする原料を第1蒸留
塔の中部に供給し、第1蒸留塔の上部よりn−ブタン溶
剤を供給し、該第1蒸留塔内でn−ブタンの液体と気体
が同時に存在する温度、圧力に保持し、該第1蒸留塔の
下部より実質的に水分を含まないエタノールと液体n−
ブタンを、又該第1蒸留塔上部より実質的にエタノール
を含まない水分と蒸気n−ブタンを取り出すことを特徴
とするn−ブタンによるアルコールの脱水方法。 - (2)第1蒸留塔上部のガス相を加圧し、その圧縮熱を
第1蒸留塔リボイラーの熱源とした後、第1蒸留塔上部
へ還流する特許請求範囲第(1)項に記載の方法。 - (3)第1蒸留塔下部の無水エタノール及びn−ブタン
混合液を第2蒸留塔に導入し、n−ブタン溶剤をストリ
ッピングするに際し、第2蒸留塔上部ガス相を加圧して
その圧縮熱を第2蒸留塔の熱源に用いた後、第2蒸留塔
及び第1蒸留塔上部へ還流する特許請求範囲第(1)項
記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13923789A JPH035432A (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | n―ブタンによるアルコールの脱水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13923789A JPH035432A (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | n―ブタンによるアルコールの脱水方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH035432A true JPH035432A (ja) | 1991-01-11 |
Family
ID=15240666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13923789A Pending JPH035432A (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | n―ブタンによるアルコールの脱水方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH035432A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5294304A (en) * | 1989-11-14 | 1994-03-15 | Ministry Of International Trade And Industry | Process for the recovery of absolute ethanol by vapor compression extractive distillation |
JP2013537850A (ja) * | 2010-09-22 | 2013-10-07 | オアシス ウォーター,インコーポレーテッド | 浸透圧駆動膜プロセス及びシステム、並びに引出溶質回収方法 |
JP2015134321A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 東洋エンジニアリング株式会社 | 蒸留塔 |
US10315936B2 (en) | 2009-10-28 | 2019-06-11 | Oasys Water LLC | Forward osmosis separation processes |
JP2020522376A (ja) * | 2017-06-08 | 2020-07-30 | エルジー・ケム・リミテッド | 蒸留装置および蒸留方法 |
-
1989
- 1989-06-02 JP JP13923789A patent/JPH035432A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5294304A (en) * | 1989-11-14 | 1994-03-15 | Ministry Of International Trade And Industry | Process for the recovery of absolute ethanol by vapor compression extractive distillation |
US10315936B2 (en) | 2009-10-28 | 2019-06-11 | Oasys Water LLC | Forward osmosis separation processes |
JP2013537850A (ja) * | 2010-09-22 | 2013-10-07 | オアシス ウォーター,インコーポレーテッド | 浸透圧駆動膜プロセス及びシステム、並びに引出溶質回収方法 |
JP2015134321A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 東洋エンジニアリング株式会社 | 蒸留塔 |
JP2020522376A (ja) * | 2017-06-08 | 2020-07-30 | エルジー・ケム・リミテッド | 蒸留装置および蒸留方法 |
US11103803B2 (en) | 2017-06-08 | 2021-08-31 | Lg Chem, Ltd. | Distillation device and distillation method |
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