JPH0354225B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0354225B2
JPH0354225B2 JP58094111A JP9411183A JPH0354225B2 JP H0354225 B2 JPH0354225 B2 JP H0354225B2 JP 58094111 A JP58094111 A JP 58094111A JP 9411183 A JP9411183 A JP 9411183A JP H0354225 B2 JPH0354225 B2 JP H0354225B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
sound insulation
specific gravity
insulating
sound insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58094111A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59220542A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP58094111A priority Critical patent/JPS59220542A/ja
Publication of JPS59220542A publication Critical patent/JPS59220542A/ja
Publication of JPH0354225B2 publication Critical patent/JPH0354225B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は家屋における壁面特に内装用壁材とし
て用いられる遮音性の向上された遮音板に関す
る。
(従来技術と本発明の目的、構成) 一般に家屋における遮音対策としては、窓を2
重に設けたりまたカーテンを併用する。
また、壁面特に内装用壁材としては合板(合板
を下貼りした後その表面に化粧シートを貼着した
りまたは予じめ化粧シートを貼着された、あるい
は柄模様を印刷された化粧板など)が主に用いら
れている。
しかし使用される3〜12mm厚の合板では面密度
1.5〜6Kg/m2であり、それ自体の遮音性が低く、
遮音効果という点では満足できるものではなかつ
た。
一方遮音効果を高める方法として材料の面密度
を大きくする方法が考えられ、そのため材料の面
密度を大きくする方法として、合板と面密度の大
きい鉛シートとを貼着された複数合板、または鉛
または鉛合金粉末あるいはチツプを混入した接着
剤で木単板を接着した遮音板が用いられている。
しかし鉛シート、鉛または鉛合金粉末自体の価格
が高く、複合合板は遮音板として高価なものとな
り、複合合板においては一般家屋には使用され
ず、遮音効果というよりも放射線遮蔽効果を必要
とする病院などのレントゲン室の壁材として一部
使用されているにすぎない。
遮音板においては価格が高価であるばかりでな
く周知のように、鉛又鉛合金粉の人体に及ぼす毒
性等の問題があり、実用性のあるものではない。
本発明はこのような従来の遮音板の問題点を解
決することを目的とする。すなわち、本発明の遮
音板は以下述べるように、基板1の表面に比重1
以上の無機質粉末を混合したシーラーを塗布した
後、その表面に表面を酸化した鉄粉および比重1
以上の無機質粉末を混入した遮音塗料を塗布した
ものである。本発明は上記のようにシーラーに比
重1以上の無機質粉末を、遮音塗料に比重1以上
の無機質粉末および表面を酸化した鉄粉を混合す
ることにより、錆の発生しない、しかも、面密度
を小さくすることのない、かつ厚塗りのできる遮
音効果の高い遮音板を提供しようとするものであ
る。
以下本発明の実施例について説明する。
(実施例の説明) 1は板状基板であり木板、合板、繊維板、パ
ーテイクルボード、石膏板、セメント板、硅カ
ル板、石綿板などである。
板状基板1はその表面に任意化粧を施された
ものでよい。
板状基板1の表面、少なくとも片面に(表面
に任意化粧を施されたものについてはその裏面
に)合成樹脂あるいはラテツクスまたは瀝青質
材料と比重1以上の無機質粉末を骨材として合
成されたシーラーを塗布し、下塗り層2を形成
する。
合成樹脂あるいはラテツクスまたは瀝青質材
料としてはアクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂、アルキツド樹脂、ゴムラテツクス、
MBR、SBR、NBR、アスフアルト、タール
などを用い、好ましくはエマルジヨン型を用い
る。
無機質粉末としてはセメント、スラグ、石
膏、炭カル、タルク、クレーなどを用いる。無
機質粉末は、比重1以上のものを用いることに
より遮音板とした場合、その比重を下げること
なく下塗り層2が形成される。
合成樹脂あるいはラテツクスまたは遮青質材
料または無機質粉末などはそれら各々において
単独であるいは複数を併用して用いる。
下塗り層2を形成することによつて板状基板
1の表面を平滑にするとともに後に塗布される
遮音塗料の密着を良くし、また板状基板からの
水分などによるアワなどの抽出成分の流出抑制
を行なう。
下塗り層2の表面に表面を酸化された鉄粉
と、比重1以上の無機質粉末を混合された合成
樹脂あるいはラテツクスまたは瀝青質材料から
なる遮音塗料を塗布し、遮音性塗層3を形成す
る。
遮音塗料に使用される表面を酸化された鉄粉
のかわりに単なる鉄粉を使用することも考えら
れるが、面密度は大きくなされるが遮音性塗層
とした後、水分などにより錆が発生し、壁面を
汚染する。また酸化鉄を使用することにより錆
の発生の問題は解決されるものの、その面密度
は鉄粉の場合に比して小さくなり遮音性が低下
する。
(鉄比重7.8、酸化鉄比重5.7) 本発明は表面を酸化された鉄粉を用いること
によつて遮音性塗層の面密度を小さくすること
なく、しかも水分などによる錆の発生を防止さ
れたものである。
表面を酸化された鉄粉はその粒径を2mm以下
のものを用いる。粒径が2mm以上であると合成
樹脂あるいはラテツクスまたは瀝青質材料との
混合時の均一撹拌がむずかしい。
また遮音性塗層3の剛性が高くなり、コイン
シデンス効果が低周波側に移行するため低周波
に対する遮音効果が低下する。
合成樹脂あるいはラテツクスまたは瀝青質材
料としてはアクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂、アルキツド樹脂、ゴムラテツクス、
MBR、SBR、NBR、アスフアルト、タール
などを用いる。好ましくはエマルジヨン型を用
いる。
無機質粉末としてはセメント、スラグ、石
膏、炭カル、タルク、クレーなどを用いる。
無機質粉末は比重1以上のものを用いること
により遮音板とした場合、その比重を下げるこ
となく遮音性塗層3が形成される。
合成樹脂あるいはラテツクスまたは瀝青質材
料または無機質粉末などはそれら各々において
単独あるいは複数を併用して用いる。
無機質粉末は遮音塗料の構造粘性を調整し、
板状基板の下塗り層2面への転移性を向上す
る。
特にロールコーター、スプレツダーなどによ
る塗布の場合、その塗布ロール面からの転移性
が良くなり、遮音塗料の厚塗りが行なえる。
遮音塗料には合成樹脂あるいはラテツクスま
たは瀝青質材料が用いられ、下塗り層2を形成
する合成樹脂あるいはラテツクスまたは瀝青質
材料との分子間引力作用によつて強固に固着一
体化される。
遮音性塗層3は板状基板の両面に形成しても
よく、またはその塗層3の表面は平滑に形成し
てもあるいは必要に応じて凹凸面としてもよ
い。
表面に任意化粧を施された板状基板の裏面に
遮音性塗層を形成する場合、また板状基板に遮
音性塗層を形成し、施工後クロス貼り、化粧紙
貼りなどを粘着する下地板として用いる場合に
はその遮音性塗層の表面を平滑面とすることが
好ましく、また施工後その表面にセメントモル
タル、しつくいなどの塗り壁、タイル貼りを施
す下地板として用いる場合にはその遮音性塗層
の表面を凹凸面とすることが好ましい。
このようにして下塗り層と、遮音性塗層の形
成された遮音板が得られる。
以上得られた遮音板は家屋の内外塗壁材、床
材、天井材などいずれの場合にも用いられる。
(本発明の作用効果) a:遮音塗料に表面のみを酸化した鉄粉を混入し
たので、遮音性塗層3の面密度を小さくするこ
となく、しかも剛性が低下され、質量則に基づ
く遮音性が向上する。また、錆びも発生しない
ので長期の使用に耐える。
b:下塗り塗層2と、遮音性塗層3の合成樹脂、
ラテツクス、瀝青質材料は互いに分子間引力を
生じ、遮音性塗装3の面密度が高くても、剥離
することが無い。
c:下塗り層を形成するシーラー及び遮音性塗層
を形成する遮音塗料に比重1以上の無機質粉末
を混合することにより、各塗材の比重を下げる
ことなく構造粘性を調整することができる。こ
のためロールコーター、スプレツダーなどによ
る塗布の場合、その塗布ロール面からの転移性
が良好となり、シーラーの板状基板面への塗着
性能及び遮音塗料の下塗り層面への塗着性能が
良くなるため、必要に応じ各塗材の厚塗りが可
能となり、優れた遮音性能を有する遮音板とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図:基板1の両面に遮音塗料3を塗布した
本発明遮音板の断面図、第2図:基板1の片面に
凹凸状の遮音塗料3を塗布した本発明遮音板の断
面図、 1……基板、2……下塗り層、3……遮音塗料
または遮音性塗層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 板状基板1の少なくとも片面に 合成樹脂あるいはラテツクスまたは瀝青質材料
    及び比重1以上の無機質粉末を混合してなるシー
    ラーを塗布し下塗り層2を形成し、 更にその表面に表面を酸化された鉄粉と合成樹
    脂あるいはラテツクスまたは瀝青質材料及び比重
    1以上の無機質粉末を混合した遮音塗料3を塗布
    し遮音性塗層を形成した、 ことを特徴とする遮音板。 2 表面を酸化された鉄粉として粒径が2mm以下
    のものを用いた特許請求の範囲第1項記載の遮音
    板。
JP58094111A 1983-05-30 1983-05-30 遮音板 Granted JPS59220542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58094111A JPS59220542A (ja) 1983-05-30 1983-05-30 遮音板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58094111A JPS59220542A (ja) 1983-05-30 1983-05-30 遮音板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59220542A JPS59220542A (ja) 1984-12-12
JPH0354225B2 true JPH0354225B2 (ja) 1991-08-19

Family

ID=14101318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58094111A Granted JPS59220542A (ja) 1983-05-30 1983-05-30 遮音板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59220542A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02256098A (ja) * 1988-12-19 1990-10-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 防音材

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5080345A (ja) * 1973-11-21 1975-06-30
JPS5092983A (ja) * 1973-12-24 1975-07-24

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5080345A (ja) * 1973-11-21 1975-06-30
JPS5092983A (ja) * 1973-12-24 1975-07-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59220542A (ja) 1984-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0131556B2 (ja)
JPH0354225B2 (ja)
JPS61242252A (ja) 建物外装仕上工法
JPH0543506B2 (ja)
JPS59224742A (ja) 遮音板
EP2154306A2 (en) Building panel
JPS60164534A (ja) 遮音下地板及び該下地板を用いた遮音壁面の施工方法
CN216787695U (zh) 直贴阻燃柔性木饰面及安装结构
US1850787A (en) Building construction
JPH0243955Y2 (ja)
JPH0242444Y2 (ja)
JPH0316192B2 (ja)
JPS639692Y2 (ja)
JPS6020538B2 (ja) 石こうボ−ド面の仕上げ方法
JPS609319Y2 (ja) 建築用下地パネル
JPH0242958B2 (ja)
JPS62187150A (ja) 建築用モルタル下地材
JPS5818510Y2 (ja) 建築用下地材
JPS60109445A (ja) 壁外断熱構築法
JPS5846184Y2 (ja) 建築下地材
JPH04201446A (ja) 装飾用内装材の製造方法
JPS601144Y2 (ja) 建築用の壁下地材
JPS6294648A (ja) 建築用下地材及びその製造方法
JPS5846183Y2 (ja) 建築用下地材
JPH0412183Y2 (ja)